令和6年6月定例会
6月17日(月) 本会議 一般質問
自由民主党岡山市議団
大月 晴一 議員
1 岡山市の観光振興について
2 集落維持について
3 防災対応について
4 周辺地域の道路維持(倒木)について
5 開発許可制度50戸連たんの廃止後について
午前10時0分開議
○田口裕士 議長 皆さんおはようございます。
これより6月定例市議会第3日目の本会議を開きます。
ただいまの御出席は44名であります。
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○田口裕士 議長 会議録署名議員に柳迫議員,福吉議員のお二人を指名いたします。
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○田口裕士 議長 本日の議事日程は,一般質問並びに甲第101号議案から承第3号までの38件の議案についてであります。
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△日程第1
一般質問
甲第101号議案~甲第137号議案,承第3号
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○田口裕士 議長 日程に入ります。
日程第1は,一般質問並びに甲第101号議案令和6年度岡山市一般会計補正予算(第2号)について以下38件の議案についてであります。
これらを一括上程し,一般質問を行います。
それでは,順序に従いまして大月議員。
〔6番大月晴一議員登壇,拍手〕
◆6番(大月晴一 議員) 皆さんおはようございます。自民党岡山市議団大月晴一です。
本日も傍聴にお越しいただいたたくさんの支援者の方々,また御自宅でoniビジョン,インターネット中継を通じて御視聴いただいている方々大変ありがとうございます。
一般質問を始めさせていただきます。
1,岡山市の観光振興について
北政所ねね没後400年の年となり,本年は産業観光局の御協力で陣屋町足守,足守まちなみ館のリニューアルが行われます。
足守の有名な歴史資料には,平安時代末期1169年頃,足守の様子が描かれた足守荘園図があります。神社2つ,寺7か所が描かれています。仏教が普及し,たくさんの人々の生活もうかがえます。その後,室町,安土桃山時代を経て,戦国時代に入ると,木下藤吉郎が勢力を伸ばし,羽柴,豊臣の姓を名のるようになり,岡山では宇喜多直家公が勢力を伸ばし,岡山石山に岡山城を造り,その次男,秀家公は秀吉の養女豪姫を妻に迎え,豊臣の五大老になります。
今年も清水宗治公の442回忌が行われましたが,毛利家と織田勢の争いが大きくなり,高松城水攻めが起こりました。そして,1600年,関ヶ原の戦いが起こります。東軍が勝ち,小早川秀秋公が岡山城主となり,その父,木下家定公が足守藩2万5,000石に移封されました。
この頃の豊臣秀吉,宇喜多家,足守藩木下家,小早川家と北政所ねねとの関係を足守まちなみ館で表現いただく,そこに訪れた方々はきっと歴史ロマンのとりこになると思います。岡山の精神文化の基本もこのあたりにあるようにも思います。
そこでお尋ねします。
(1)北政所ねねと足守藩,宇喜多家岡山城,高松城の水攻め,そしてそれが江戸時代後期の文学者,白樺派木下利玄に,長崎,江戸で遊学し大阪で適塾を起こした医学者緒方洪庵にとつながった歴史ロマンを足守まちなみ館で,戦国時代のエピソードからそれぞれの人物の人間像と人間関係,また地域との関わりを表現するのはいかがでしょうか。
(2)造山古墳,浦間茶臼山古墳で古墳時代を表現する,陣屋町足守,高松城址,岡山城で戦国時代を,VRとまではいかなくても,視覚でその地で何が起こったか分かるように表現し,それを岡山市各所で行い,互いに誘導し合えるような観光政策を進めることはできませんか。
(3)夏の歴史周遊バスは予定されていますが,岡山シティミュージアム,北政所ねねの9月の企画展,また10月18日から11月24日で緒方洪庵の特別展も岡山県立博物館で行われます。それらとも連携し,歴史ロマンに誘導する秋の周遊バスを追加する,秋の紅葉と歴史探訪の企画も検討できませんか。
2,集落維持について。
平成23年から令和3年までの地区別の人口,世帯数について調べてみました。
岡山西商工会のエリアでの人口統計です。吉備地区は,2万4,392人が2万7,256人でプラス2,864人,11.7%増,高松地区1万7,822人が1万7,445人でマイナス377人,2.1%減,足守地区は7,165人が6,103人でマイナス1,062人,14.8%減,西管内では1,425人増,プラス2.9%となりました。
同じエリアで世帯数です。吉備地区はプラス2,131世帯,22.3%増,高松地区,プラス673世帯,10.2%増,足守地区はマイナス34世帯,1.2%減,管内でプラス2,770人で14.6%増でした。
この管内では,人口,世帯数は現状維持というところですが,足守地区では世帯数はやや減少ですが人口減少は14.8%減と大きく,今後この地域の人口の動きを注視しようと思います。
ここでお尋ねします。
(1)3地区のゼロ歳から14歳までの年少人口及び65歳以上の高齢者人口の平成23年から令和3年までの推移はいかがでしょうか。
(2)高齢者の世帯が増えていくと思います。吉備,高松,足守の3地区での85歳以上の一人住まいの世帯及び夫婦のみの世帯の推移をお示しください。
(3)集落維持のため20戸連檐制度が6月1日より開始しました。地域の人口維持,商業振興のために空き家を農家レストランとして用途変更し,それに伴って移住が起こるのも期待できます。また,住環境豊かな地域で子育てをするため,空き家を賃貸住宅として活用する用途変更も勧めたく思います。
20戸連檐制度で対象区域における空き家の増加問題を地域で対応することはできないかと町内会に聞くと,町内会で空き家を把握,建物保全の協力もできるとの意見もあります。有効活用のため空き家を確認し,用途変更の希望を町内会と市で把握し,不動産業者と市と町内会が連携して利活用できる仕組みの設計はできませんか。
(4)空き家の家財等を処分する家財等処分費補助金を使うための条件はありますか。
3,防災対応について。
6月となり,豪雨災害,また南海地震の発生が危惧されています。熊本地震,能登半島地震の被害を見聞きするに,被災して生活するために当初3日間は食料と水の備蓄,その後避難生活をするための避難所の運営方法の構築,そして公共インフラ,電気,上下水道の復旧と続きます。災害リスクを少しでも少なくするために,事前準備を進める必要があると思います。岡山市自主防災組織の結成率は90%以上で地区ごとに防災訓練を行っていますが,活動助成金の申請率は20%未満と低いのが気になります。
(1)自助。各自宅での避難備蓄用品の準備状況はどのくらいできているのでしょうか。データをお示しください。
(2)避難所を運営するために日頃からの訓練がポイントと考えます。避難所によっては,全ての災害の種類では使えないところもありますね。人口に対して避難所の数が限られているので,何人受入れができるのか心配です。そこで,足守,高松,中山の3中学校区での災害種別ごとの避難想定人数,避難者受入れ可能数の状況をお示しください。
4,周辺地域の道路維持,倒木について。
倒木等の処理は土木農林分室の対応でうまく進んでおります。ありがとうございます。また,水利土木員さんにも頑張っていただき,維持管理ができています。ただ,強風が吹いた後には道路にたくさんの倒木が発生し,道路の通行止めも起こります。倒木処理は結構地域で行いますが,林業従事者の高齢化で維持も難しいようです。
岡山県植樹祭の中で,山の樹木をきちんと管理すると災害も防止でき,海が豊かになるという高校生の劇がありました。山を維持するために林業の方がおられます。林業後継者減少対策のため,林業発展の一助として林業の方の仕事としても道路の維持の仕事も役に立てたく思います。
そこでお尋ねします。
(1)写真を御覧ください。昨年10月27日,私が遭遇した地元真星町内地域の倒木の事案です。これは,LINEで送らせていただきまして,すぐに対応いただきました。
この写真は,倒れそうな木の写真になります。強風で枝が折れそうなものになります。
山間部の倒木は事前に予測できます。倒木しそうな樹木で多いのは枯れた松です。提案として,倒木の多い地域は土木員さんを経由して1町内会当たり年間20万円から30万円程度の予算をつけてもらい,事前に対応するのはどうでしょう。事前に対応すれば,通行止めも減少する。倒木に車両や人が衝突すると,市も補償問題になり事後処理も大変です。御所見をお願いします。
(2)LINEでも倒れかかっている木や竹の通報も受け付けませんか。地図も添付でき,便利です。
5,開発許可制度50戸連檐の廃止後について。
岡山市で50戸連檐の廃止が決定し,猶予2年間となりました。ウクライナ侵攻,半導体不足もあり,建築価格の上昇の時期に廃止を決定したことによる影響は市場に大きな影響を与え,住宅展示場の来場者も激減の様子です。
現在,売り地情報として広い住宅が建っていた宅地が数区画の分譲地として再販売されるのが目につくようです。住宅販売価格は,建物が値上がりし,調整区域の割安の土地もだんだん少なくなり,一般建物価格は6,000万円から7,000万円必要となり,住宅ローンは年収の8倍までが借入れ可能額ですので,購入者の世帯年収は700万円から1,000万円と上がっているので,若い世帯の方が検討するのも難しくなっています。
建設会社の受注も3分の2に減って,販売活動も大変なようです。経済の波及効果が高い建築業界です。この売上減は,岡山市の繁栄には水を差します。また,建設に携わる技術者の後継者が減少し,他業種に移るのも心配です。
ここでお尋ねします。
(1)住宅産業の回復のための支援策として,申請業務でまず困るのが境界立会です。現状の岡山市で1か月当たり,各区の申請件数と申請後の立会日までの日数は何日でしょうか。
(2)開発許可の申請,また相談件数は増えたと思われますが,開発許可の申請は今年1月からどのように変化していますか。令和6年1月から5月末日までの申請件数と前年比を回答ください。
(3)岡山市は,住宅会社等が行うZEH普及を支援するため,岡山市スマートエネルギー導入促進補助金において,一定区画における5戸以上のZEH化に対し,1戸当たり50万円の補助を行っています。最近は,複数社による開発のケースも多いので,この補助金は複数社による開発に対しても交付されるものでしょうか。
以上で1回目の質問を終わります。
ありがとうございました。(拍手)
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長 皆さんおはようございます。
それでは,大月議員の質問にお答えします。
私は,最初の足守まちなみ館で緒方洪庵,木下利玄の人物像等々を表現してはというところをお話ししたいと思います。
この場でもお話ししたことがありますけれども,足守という地域,岡山の中でも独特の地域といいますか,そういう雰囲気を持った地域ではないかなと思っています。その原因というのは,御指摘のあったように,徳川300藩の中で豊臣,木下という系列というのは,この足守藩と豊後の日出藩の2つだけであります。2万5,000石という小さな藩で,徳川260年間生き抜いた藩というところが独特な雰囲気を醸し出しているんではないかなと思っております。忍従の時代が結構長く続いたんではないか。その中でも教示を忘れずに,新たな人材をどう育成していくか,そういったことに意を払い,結果として緒方洪庵とか木下利玄を生んだんではないかなと思っております。
したがって,司馬遼太郎さんが子どもたち用に書いた本,これは2冊しかないんですが,その1冊が「洪庵のたいまつ」という,緒方洪庵を主人公に書いたものでありました。
そして,こういう緒方洪庵,木下利玄を足守地域は誇りと思って30年以上作文コンクールなどを続けている。昨年大盛トークで行かせていただきましたけれども,地域の誇りという感じはいたしました。
足守まちなみ館で,そういった様々な表現を考えてみてはという御提案でありますが打合せのときに関係者一同,よし,本格的にやってみようという気になりましたんで,地域の方々と一緒になっていいものにしていきたいと思いますんで,よろしくお願いいたします。
◎木内啓子 産業観光局観光・MICE担当局長 1番,観光振興についての項,市長答弁以外について順次お答えします。
史跡を視覚的に分かるよう表現し,誘導し合えるような観光政策を進めることはできないかについてです。
本市では,令和4年度から備中高松城の水攻めなど市内各地に残る6つのテーマをそれぞれストーリー化し,歴史観光ウェブサイトおかやまレキタビで魅力を発信しているところです。
昨年度は現地を訪れていただく仕掛けとして,このうち2本のストーリーでAR技術により当時の風景を現実世界に重ね合わせるなどしたコンテンツを造成するとともに,それを活用した謎解きイベントを実施しました。今年度は,足守地域に関するストーリーなどを新たに追加し,計8本のストーリーと4本のARに拡充して展開することとしています。
これらのストーリーを関連づけて紹介するなど,観光客が様々なスポットを訪れたくなるような工夫をすることで,さらなる周遊を促してまいります。
次に,周遊バスを秋も実施してはについてです。
吉備ロマン無料循環バスは,昨年度までの3年間,JR西日本などと共同開催したデスティネーションキャンペーンの関連事業として実施し,今年度は県のおかやまハレいろキャンペーンの関連事業として,親子で参加しやすい夏休み期間中の8月10日からシルバーウイークの9月23日にかけて運行する予定です。
10月,11月の循環バス運行は予定しておりませんが,足守を紹介する観光パンフレットをシティミュージアムに設置するなど,ねねや洪庵の企画展を御覧になった方に,現地にも足を運んでいただけるよう工夫してまいります。
以上です。
◎吉田元紀 政策局長 2番,集落維持についての項のうち,まず3地区の年少人口及び高齢者人口の推移についてお答えします。
年齢別のデータは中学校区単位となりますが,平成23年から令和3年までの10年間において,3地区の15歳未満人口は,吉備地区で4,986人から5,370人へ7.7%増,高松地区で2,571人から2,254人へ12.3%減,足守地区で757人から576人へ23.9%減,3地区合計では8,314人から8,200人へ1.4%減となっています。
また,65歳以上人口は,吉備地区で5,462人から7,533人へ37.9%増,高松地区で4,444人から5,420人へ22%増,足守地区で2,363人から2,548人へ7.8%増,3地区合計では1万2,269人から1万5,501人へ26.3%増となっています。
次に,岡山市全体の85歳以上の一人住まい世帯及び夫婦のみの世帯の数の推移についてです。
平成22年から令和2年までの10年間において,岡山市全体の85歳以上の単独世帯数は3,496世帯から7,505世帯へ114.7%増,世帯主が85歳以上の夫婦のみの世帯数は1,790世帯から3,900世帯へ117.9%増となっています。
以上です。
◎今井洋孫 都市整備局長 同じ項,空き家の利活用の仕組みについてお答えします。
まず,空き家の管理や活用に当たっては,民法,建築基準法などの専門知識が必要となるため,令和5年12月の空家特措法の改正施行により,これらの専門知識を有したNPO法人,社団法人等を空家等管理活用支援法人に指定できることとなりました。
本市においても,空き家の利活用を促進していく上で,空家等管理活用支援法人をしていくことは有効と考えており,現在その指定条件等について検討を行っているところです。
空家等管理活用支援法人が指定されれば,町内会と連携することで20戸連檐の対象区域も含めた空き家の用途変更による利活用が促進されるものと考えております。
続いて,空き家の家財等処分費補助金についてお答えします。
空き家の家財等処分費補助金は,空き家もしくは空き家となる予定の建物について,家財道具等の処分や運搬に係る費用の2分の1を,20万円を上限に補助する制度で,空き家情報バンクへの登録が必須条件です。
なお,売却,賃貸に至らない場合でも,継続して2年以上空き家情報バンクへ登録することが条件となっています。
以上です。
◎嶋村真二 危機管理監 大きな3番,防災対応についての項,順次お答えします。
まず,各自宅での避難備蓄用品の準備状況についてです。
現状における市民の皆様の各自宅での避難備蓄用品の準備状況は把握しておりませんが,令和3年度の岡山市市民意識調査によると,37.9%の方が自宅に食料などを備蓄していると回答されております。
次に,災害種別ごとの避難想定人数と避難者受入れ可能数の状況についてです。
各中学校区における避難想定人数ですが,洪水災害では中山中学校区のみ1,402人の避難が必要と想定しております。土砂災害では,足守,高松,中山中学校区の順に1,609人,776人,1,469人,地震・津波災害では13人,286人,267人となっております。
また,避難所の避難者受入れ可能数は,災害種別によっては使用できなくなる避難所を考慮しましても,足守で約6,200人,高松で約8,500人,中山で約1万900人となり,被害想定人数(後刻,「避難想定人数」と訂正)に対しまして避難者の受入れは十分可能な状況でございます。
以上です。
◎今井洋孫 都市整備局長 大きな4番,周辺地域の道路維持,倒木についてお答えします。
倒木しそうな樹木の事前対応,またLINEでの通報について,一括してお答えします。
市が管理する道路において,倒木の危険性がある樹木によって道路の通行に著しく支障があり,安全確保のため緊急性を要する場合は,所有者の同意なしに道路管理者が伐採や剪定等の対応を行う場合がありますが,原則として民地にある樹木については所有者が適切に維持管理を行っていただくものと考えております。
倒木の危険性がある樹木について御相談いただいた場合は,現地を確認した上で,必要に応じて所有者に対し,伐採や剪定等の適切な対応をお願いしていきたいと考えております。
なお,公式LINEを活用した道路の損傷等の通報では,道路に倒れそうな樹木の通報についても受け付けております。
以上です。
◎見平孝行 環境局長 5番,開発許可制度50戸連檐の廃止後についての項,ZEH化に対する補助金についてです。
当該補助金は,住宅メーカー等が5戸以上のZEHの導入を予定している段階で補助対象地域として認定を受けることが条件となっており,複数社による開発の場合でも共同で補助対象地域の認定を受ければ補助事業の対象となります。
以上です。
◎今井洋孫 都市整備局長 同じ項,まず境界立会の1か月当たりの申請件数等についてお答えします。
市道や法定外公共物などに関する境界立会の1か月当たりの件数は,開発行為に関するもの以外も含め,令和5年度で北区が52件,中区が29件,東区が24件,南区が36件,合計で平均1,407件(後刻,「140件」と訂正)となっております。
また,境界立会の申請から立会までの期間は,申請時の受付件数により異なりますが,2週間から2か月程度となっております。
続きまして,開発許可の申請件数と前年比についてです。
令和6年1月から5月末までの50戸連檐制度を活用した開発許可の申請件数は172件であり,昨年の同期間に比べて2割弱の増加となっております。
以上です。
〔6番大月晴一議員登壇〕
◆6番(大月晴一 議員) 市長,すいません,いろいろありがとうございます。また,当局の皆さんの御答弁ありがとうございます。
3点お尋ねします。
1,集落維持についてのうち,高齢者世帯について。
一人住まいの高齢者の方からの相談や支援にはどのように取り組んでおられますか。
2,防災対応の避難備蓄品について。
私の周りの方にも聞いてみると,災害の備えを家庭で実践している人は少ない印象でまだまだだと思いますが,岡山市はどのように準備の重要性について周知しておられますか。
3,50戸連檐廃止後において,受付件数が20%増えたので境界立会からの日にちが,大体1か月とも聞いとったんですが,少し長いようですけど,頑張って対応しておられると思われますが,どのようにして対応できるように今取り組んでおられるか,お聞かせください。
お願いします。
以上です。
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
◎嶋村真二 危機管理監 避難備蓄用品の準備の重要性をどのように周知しているかという再質問でございますが,今年1月に発生しました能登半島地震のこともありまして,地元から防災訓練や講座への参加依頼件数も増えておりまして,防災意識が高まっていると感じているところです。
こうした機会を捉えながら,各区で開催予定の町内会とか地域の皆様を対象とした防災説明会などの場におきましても,備蓄用品の準備の重要性を周知していきたいと考えております。
また,申し訳ございません,先ほどの最初の答弁のときに,避難想定人数に対して避難者の受入れは十分可能な状況であると本来答えなければいけないところ,私が被害想定人数と言ってしまったみたいなんです。すいません。避難想定人数に訂正をお願いいたします。
以上です。
◎後河正浩 保健福祉局長 再度の御質問でございます。
一人住まいの高齢者の方の相談支援にどのような取組をということでございますけれども,地域包括支援センターの職員が高齢者宅を訪問いたしまして,必要なサービスの導入とか関係機関につなぐといったような形でニーズに応じた支援を行っているところでございます。また,町内会や民生委員の方などの地域の方々の御協力,連携で,住民同士による見守り活動といった支え合い活動,こういったものの促進も図っているところでございます。
以上です。
◎今井洋孫 都市整備局長 まず初めに,すいません,先ほどの答弁の修正をさせていただきたいと思います。
境界立会の各区の1か月当たりの申請件数,合計を1,407件と申したかもしれませんが,140件の間違いです。修正させていただきます。失礼しました。
それから,改めて再質問で,立会いの期間が長いのではないか,どのように取り組むかという御質問であったと思います。
各区あるいは申請の状況によって,立会いまでの期間というものがまちまちになっているような状況です。あまり長い期間を要するということは御迷惑をかけることになりますから,2班体制で行うとか,そういった形で各区で工夫しながら進めていきたいと考えております。
以上です。
〔6番大月晴一議員登壇〕
◆6番(大月晴一 議員) ありがとうございます。
最後に,避難備蓄用品の準備状況について,今年度足守地区の各地区で避難訓練が予定されているんですけど,そこの中で各町内としては何件ぐらいしているかを聞いてみたいと思うんですけど,どう思われますでしょうか。
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
◎嶋村真二 危機管理監 再々度の質問にお答えします。
自助,共助の観点から,地域でそういった取組をしていただくことは非常によいことだと思います。調査の結果,家庭内の備えが十分ではないことが明らかになりましたら,防災意識をさらに高めていただくいい機会になると思います。市が準備する備蓄用品にも限りがありますので,市民の皆様には自助,共助の取組の推進を引き続きお願いしてまいりたいと考えております。
以上です。
○田口裕士 議長 以上で大月議員の質問は終わりました。(拍手)