録画中継

令和6年2月定例会
2月27日(火) 本会議 代表質問
おかやま創政会
太田 栄司 議員
1 岡山市のさらなる高みへの飛躍のために
2 南海トラフ巨大地震に対する防災・減災について(能登半島地震の教訓を生かす)
3 健康寿命の延伸について
4 すこやか住宅リフォーム助成制度について
5 岡山市SDGs推進パートナーズについて
6 保育施設の待機児童について
7 給料があがる地域経済について
8 岡山城主要部跡地整備について
9 学校教育の充実について
10 図書館について
11 市民にやさしい住環境整備について
12 自転車先進都市の推進について
13 六番川水の公園について
 次は,順序に従いましておかやま創政会の代表質問を行います。太田議員。
     〔23番太田栄司議員登壇,拍手〕
◆23番(太田栄司 議員)  皆様こんにちは。おかやま創政会の太田栄司でございます。
 まずは,本日はお忙しい中,傍聴にお越しいただいた皆様,ありがとうございます。それでは早速時間もありませんので,会派を代表して通告に従いまして質問に入らせていただきます。
 1,岡山市のさらなる高みへの飛躍のために。
 (1)第六次総合計画の総仕上げと次期計画について。
 第六次総合計画は,計画最終年度が令和7年度となっており,いよいよ総仕上げの段階を迎えており,また次期計画を見据えた取組を進めるべき局面に来ています。
 これまでの議論で,令和6年度中に成果と課題などを洗い出し,それらを基に次の取組の方向性の詳細を固めていく予定だと認識しております。
 ア,改めて,総合計画の総括と次期計画の策定についての今後の取組について,タイムスケジュールを含めお示しください。また,来年2月議会までには,第六次総合計画の大まかなまとめと次期計画の方向性・重点課題などをまとめるべきと考えます。その点についての御所見もあわせてお示しください。
 イ,岡山市は動いているという内外の評価は,確かなものであると思っております。そうしたこの間の動きをさらに高めていく視点が,第六次総合計画の総括と次期計画策定に生かされなければならないと思います。この点についてはどのようにお考えでしょうか。
 ウ,中心市街地においては,岡山駅前広場への路面電車乗り入れ,城下エリアのにぎわい創出,ハレノワを核とした文化芸術の創造,発信とにぎわいの創出,新庁舎整備などがなされています。また,ハレまち通りの1車線化や路面電車環状化に向けた取組など,回遊性向上を目指しての動きも形になってきています。
 それぞれの取組をブラッシュアップしていくことは当然のこととして,それぞれの事業が相乗効果を最大化できるよう,足し算ではなく,言わば掛け算にしていく発想が必要だと思います。この点についての御所見をお伺いします。
 (2)区の取組の充実について。
 中心部は大きく動いている中で,それ以外の地域や各区においてなかなか具体的な展望を持ち切れない状況があることもまた事実です。そうしたことの裏返しで,区ごとの予算をつけるべきとか,区づくり推進事業の強化をという声が上がっているように思います。
 第六次総合計画の区別計画を見てみると,区ごとの将来目標と取組の視点について,それぞれ定められています。問題は,それぞれの視点に基づいての事業が明確に取り組まれているのか,目標に力強く迫れているのかという点です。私たちは,疑問符がつくと強く思っています。
 それぞれの区で事業をやろうとしても,元課の事業計画との整合が取りにくく,なかなか事業化できない状況があると思います。
 区ごとの取組の視点に基づいての具体的な事業が展開できる,できやすくする仕組みを確立する必要があると強く考えています。この問題についての課題意識と所見についてお伺いします。
 2,南海トラフ巨大地震に対する防災・減災について,能登半島地震の教訓を生かして。
 元日に起こった能登半島地震,報道を見るたびに胸が締めつけられる思いがします。一日も早い復旧・復興,展望が持てる状況になるようお祈りするばかりです。
 (1)南海トラフ巨大地震に関して。
 能登半島で起こったことをそのまま南海トラフ巨大地震後の岡山市に当てはめるのは妥当ではないと思いますし,能登半島地震の総括をするには,まだまだその段階ではないと思っております。しかし,災害は待ってくれません。今回の能登半島地震から得られる教訓をできるだけ本市の南海トラフ巨大地震の防災・減災対策にフィードバックさせることは重要だと思います。
 現時点でどういった点を教訓とし,本市の防災・減災対策に生かすべきか,お考えをお示しください。また,今後注視すべき点があれば示しください。
 (2)一般住宅の耐震診断・改修について。
 本市においては,助成制度を拡充するとともに,啓発活動についても取組を強化されてきました。今回の能登半島地震で耐震補強未実施の多くの住宅が圧壊している映像が繰り返し報道される中,一般住宅の耐震改修の機運が高まってくるのではないかと思われます。
 本市としても,一般住宅の耐震改修について,一層進めていくことが重要だと思います。このことについてどのようにお考えでしょうか。
 (3)学校特別教室空調設備整備事業について。
 学校の特別教室のエアコン設置が始まります。供用開始は令和7年度夏前と伺っておりますが,整備が終われば,特に配慮や支援が必要な方々の避難場所としての使用が十分期待できると思います。
 学校の特別教室のエアコン整備により避難所の活用に好影響が期待できるのか,また避難所運営はどう変わっていくのかについてお示しください。
 (4)福祉避難所の体制について。
 能登半島地震では,障害のある方や高齢者などの配慮が必要な人たちを災害時に受け入れる福祉避難所の開設が想定の2割にとどまっていることが分かっています。施設そのものが破損,断水などで機能しないことや,施設の職員の方が被災されるなどにより人手が確保できないことが主な要因となっています。
 2016年の熊本地震においても,被災した熊本市でも開設は想定の半数程度だった経緯もあり,福祉避難所の開設の難しさが改めて浮き彫りとなっています。避難生活の長期化に伴う災害関連死は救えたはずの命であり,本市においても災害時の災害弱者への対応の備えについて再点検が必要であると考えます。
 そこでお伺いします。
 ア,本市における福祉避難所の協定を締結している社会福祉施設の現状について御説明ください。
 イ,能登半島地震における上記のような課題を踏まえて,どのような対策が必要とお考えか,御所見をお聞かせください。
 3,健康寿命の延伸について。
 本市では,平成26年から課題であった健康寿命の延伸を目指して各種健康ポイント事業を進めてまいりました。昨年8月からは,社会参加にスポットを当てた新たな健康ポイント事業であるOKAYAMAハレ活プロジェクトがスタートしました。個人の頑張りを促すだけでなく,利用者に楽しく使い続けてもらえる仕組みを取り入れている点が,この事業の大きな特徴だと理解しております。
 (1)事業開始から半年が経過していますが,ここまでの成果と課題などについてお聞かせください。
 (2)平成26年に健康ポイント事業を始めて以降,本市における健康寿命の推移についても,あわせてお伺いします。
 4,すこやか住宅リフォーム助成制度について。
 すこやか住宅リフォーム助成制度は,日常生活に介助を要する高齢者及び障害者が自宅において暮らしやすい生活ができるよう住宅を改造しようとする場合に,その費用の一部を助成する制度です。
 お伺いします。
 (1)助成額について。
 介護保険を利用される方は40万円が限度ということになっていますが,原材料価格の高騰,エネルギーも含めた全面的な物価高騰で,今までできていた改修が難しくなることは想像に難くありません。進展する高齢化や現状の物価高騰の状況も十分ににらみながら補助額の増額を検討すべきと考えますが,御所見をお聞かせください。
 (2)人員体制について。
 同事業における訪問調査や工事内容の確認などに当たる職員の方,そして最終的な査定をして助成額を決める職員の方,それぞれの人員体制について御説明ください。
 5,岡山市SDGs推進パートナーズについて。
 経済,社会,環境の調和した持続可能な社会を目指すSDGsの取組を行う事業者を岡山市SDGs推進パートナーズとして登録する事業が今年度から実施されています。今年度は,登録事業者を対象にSDGs経営について学ぶ研修会や登録事業者同士の連携,交流の機会となるマッチング会を開催する予定と認識していましたが,それぞれの開催状況や事業における成果と課題についてお聞かせください。また,来年度の募集や事業の展望などについて,あわせて御所見をお聞かせください。
 6,保育施設の待機児童について。
 令和6年4月の認可保育園などの入園申込みの第1次募集について,入園が決まらなかった児童数は1,126人になったと聞いています。昨年度と比較して1次申込みの年齢ごとの状況,1次未入園児童数など特徴的な要因についてお聞かせください。
 また,最終的に待機児童を出さないための対策等についてもお聞かせください。
 7,給料が上がる地域経済について。
 1990年代半ばまで世界のトップクラスだった日本の賃金は,その後ほとんど上昇することなく,物価変動を加味した実質賃金は下がり続けています。一方で,主要国は着実に経済成長,賃金上昇が実現していることから,世界における賃金水準の相対的地位は低下し続けています。
 昨年の春闘では約30年ぶりとなる高水準の賃上げが実現したものの,小規模事業者も対象とした毎月勤労統計調査における実質賃金は前年度比マイナスが続いており,労働者全体では賃上げが物価上昇に全く追いついていません。政府は,先月22日に経団連,連合と政労使会議を官邸で開催し,中小企業の賃上げに向け,人件費の一部である労務費や原材料費の上昇分を価格転嫁できていない22の重点業種を公表しました。政労使が一致し価格転嫁がなかなか進まない日本社会の風習を正し,中小の賃上げを進める重要性を確認した意義は極めて大きいものです。
 本市では,これまで行ってきたまちづくりの施策に活発な民間再開発の動きが重なり,経済が力強い動きを見せています。また,市内総生産は,政令指定都市の中でも高い伸び率を示しており,北区本町市役所筋の路線価の対前年変動率は,令和5年1月1日時点で全国県庁所在地の最高路線価の中でトップの9.3%となるなど,本市の躍動感が数値として現れてきています。
 今の岡山市の経済成長が働く人たちに持続的に反映されるようにするためには,この春の春闘において歴史的な物価高を上回る賃上げが中小事業者に波及するかどうかが大きな焦点となります。
 本市では,省エネ化設備の設置,更新に対する補助事業のほか,様々な物価,エネルギー価格高騰対策に取り組んできたところですが,今後のさらなる経済界との連携やコミュニケーションの中で,賃上げへの機運の上昇,価格転嫁の円滑化などによる一層の取引の適正化などについて,より力強く後押ししていただきたいと考えますが,御所見をお聞かせください。
 8,岡山城主要部跡地整備について。
 令和4年11月,岡山市のシンボルであり都市形成のルーツである岡山城は,令和の大改修が完了し,リニューアルオープンしました。また,令和5年9月には,文化・芸術の拠点となる岡山芸術創造劇場ハレノワが千日前にグランドオープンするなど,宇喜多家による城下町整備の始まりから450年の時を経た旧城下町エリアのまちづくりは新たな時代を迎えています。
 こうした中,暫定活用している旧内山下小学校跡地及び旧NHK岡山放送会館跡地,そして令和6年3月に閉館となる岡山市民会館,岡山城の城郭内に位置する3か所の市有地の活用について,令和4年3月に岡山城主要部跡地整備の方向性を公表し,市民などを対象としたワークショップや民間事業者へのサウンディング型市場調査を実施するなど検討を進めてきました。
 整備方針は,岡山城主要部跡地の旧城下町エリア,ひいては中心市街地のまちづくりに資する活用に向けて,岡山城主要部跡地整備の方向性を踏まえ,市民や事業者からのアイデアなども参考としながら策定するものです。
 商業・業務・集客施設などが集積するJR岡山駅周辺エリアと歴史・文化資産が集積する旧城下町エリアの2つの核の両エリアをつなぐ魅力ある都市空間づくりに取り組みながら,町なか全体の魅力とにぎわい,回遊性の向上を図ることや,近くにある美しい景観を有した旭川河畔の活用を踏まえた取組が必要であります。
 歴史をいかす,新たな文化をつくる,回遊性を高める考え方から,伝統文化と新たな文化が融合し,にぎわいとゆとりの感じられる魅力的なエリアを創出し,また地域への誇りを高め,国内外から多くの人が訪れ,交流するまちづくりが必要とされています。そこから防災機能を備えた歴史・文化をいかした憩いと賑わいの拠点となるオープンスペース(公園)を整備する考え方に方針を決定しております。これには大いに期待するところです。
 私は,現在推進しております宇喜多家を大河ドラマに誘致しようとしていることから,もし大河ドラマの誘致に成功したならば,やはり岡山城の近くに大河ドラマ館を建設する必要が出てくると思いますし,岡山城主要部跡地とするならば,この跡地から岡山城が鑑賞できるようにすべきではないかと思っております。
 また,以前,桃のボートが導入され,水辺からの岡山城の眺望もすばらしいと感じております。旭川河畔の整備にあわせて河川敷の空間も活用し,魅力あるものにしていただきたいと思っております。
 そこでお尋ねしますが,岡山城主要部跡地の整備の進捗状況についてお聞かせください。
 あわせて,旭川河畔を含めた一体的な水辺の整備について御所見をお願いいたします。
 9,学校教育の充実について。
 (1)子どもたちの学力に関して,全国学力・学習状況調査(以下,全国学調)の偏差値50という目標はクリアし,次の段階に入っていると認識しております。これ以上,全国順位や偏差値にこだわる必要は全くないと思いますが,こと子どもたちの学力の保障について言えば,これで満足するわけにはいかないと思います。それぞれの子どもたちに必要な学力がついているのか,粘り強く課題に対して取り組んでいく力はついているのかという視点では,なお一層の取組が必要だと思います。
 この点について,来年度の学力の保障の取組について,どのようにお考えかお示しください。また,全国学調や学力アセスなどの数値で言えば,どこに着目しての取組となるのかについても,あわせてお示しください。
 (2)全ての子どもたちに必要な学力を保障するという観点からも,不登校対策や特別支援教育の在り方について一層の充実が図られるべきと考えます。このことについては,我が会派から繰り返し指摘させていただいているところであります。
 不登校対策や特別支援教育の充実について,来年度の方針と具体的な取組の一端をお示しください。
 (3)小・中学校の校舎整備について。
 少子・高齢化と言われておりますが,学校によってはプレハブ校舎をいまだ使用している学校もあります。プレハブ校舎がある学校はどのくらいあるのでしょうか。お聞かせください。
 また,プレハブ校舎がある学校のうち,今後5年間でプレハブ校舎が必要なくなる学校数についてお聞かせください。さらに,プレハブ校舎が必要な学校の今後の校舎整備についてお考えをお聞かせください。
 (4)GIGAスクール構想について。
 GIGAスクール構想でICTのさらなる活用を進めるため運用支援や人的支援が必要と考えます。来年度,デジタルAIドリルや授業支援ソフトの導入を検討されているとお聞きしています。
 デジタルAIドリル,授業支援ソフトとはどのようなものなのか,またどんな効果を期待しているのかお聞かせください。
 一方,ICTを活用していくと通信負荷が大きくなります。その対策についてもお聞かせください。
 (5)不登校対策について。
 近年,不登校の児童・生徒が増加傾向であり,対策が求められています。学年ごとに解析し,その対応を実施する必要があると考えます。学年,地域ごとに見ると特記すべき内容についてお聞かせください。
 それにあわせて不登校になった要因も重要です。要因についてもお聞かせください。先ほどの要因を考慮した対策についてもお聞かせください。
 10,図書館について。
 近年,電子書籍を導入する市立図書館が増えています。24時間いつでも貸し出すことができるため,これまで開館時間に来館できなかった現役世代の利用や1人1台端末が配備された学校現場での活用が期待できます。
 電子書籍は,一般の蔵書と同様,貸出し中はそのほかの人が閲覧できないが,学校現場での活用が想定されるものは同時に複数の端末で読めるようになります。また,障害の有無に関わらず誰でも活用できるよう,音読機能を備えた本も導入するケースもあり,多様化してきています。電子書籍に関しての所見をお聞かせください。
 11,市民に優しい住環境整備について。
 (1)周辺地域の集落活性化について。
 本会議において,岡山市開発行為の許可基準等に関する条例を廃止する条例の制定について議案が提出されています。これは,市街化調整区域における都市計画法第34条第11号の開発行為の許可基準を廃止するための提案であります。
 概要は,1つ目は50戸連檐制度の廃止,2つ目は人口減少が著しい区域に限定して集落活性化に資する新たな開発許可制度,いわゆる20戸連檐制度の新設と既存建築物を活用した地域再生のための空き家の用途変更の緩和となっております。これについては,空き家などが増加したり高齢化が進んでいる市街化調整区域の大規模住宅団地に住む皆様にはありがたいことと感じております。
 一方,時代が変わり,中心市街地や地域拠点などへ移り住んだりマンション住まいが強まる傾向の中で,市街化調整区域のまま取り残された大規模住宅団地が存在しております。このような住宅団地にお住まいの方からすると,今以上に過疎化や地域のコミュニティー維持どころではなくなります。
 この住宅団地に住んでいただく,選んでいただくための魅力アップ,近くで買物ができるショップや住民が集い,憩えるカフェなどの場所の建設が必要と考えます。住民の了承を得た上で,周辺市街地環境を害するおそれがないこと,また公益上やむを得ないことで市街化調整区域の開発許可の緩和はできないものでしょうか。
 さらなる高齢化社会を迎えるに当たり,さらに様々な市民のニーズを把握するとともに,現在の地域,住居に住み続けていただくには,何か手だてを打つ必要があると感じております。この状況の御認識と御所見をお示しください。
 (2)コンパクトでネットワーク化されたまちづくりの推進について。
 岡山市では,少子・高齢化や人口減少社会を見据えて,将来にわたって持続的に発展,成長していくため,都心や地域の拠点に都市機能を集約し,各地域が公共交通を中心とした交通ネットワークで結ばれたコンパクトでネットワーク化されたまちづくりを進めています。
 中心部においては,ハレまち通りやハレノワの整備,路面電車の岡山駅前広場への乗り入れなど様々な取組が進められており,都市の発展の原動力となる都市の活性化に向けて確実に前進しています。
 一方,市全体において活力あるまちづくりを進めるためには,都心の活性化だけでなく,周辺部においても活力ある拠点が形成され,都心,地域の拠点,地域生活圏内の各エリアが公共交通ネットワークでつながっていくことが大変重要であり,この点について現在の取組状況をお尋ねします。
 ア,持続可能な公共交通ネットワークの構築について。
 去る2月2日に開催された第11回公共交通網形成協議会で提示された地域公共交通利便増進実施計画(案)には,10方面のバス路線の再編や新たな市の支援策などが位置づけられており,今後本市の公共交通ネットワーク,特に周辺部の公共交通の利便性が大きく改善していくのではないかと期待を寄せております。これまでなかなか協議が進まなかったこの間の経過を見ると,よくぞここまでこぎ着けることができたという思いがします。市長をはじめ当局の皆様や関係者の御尽力に改めて敬意を表したいと思います。
 お尋ねします。
 (ア)コンパクトでネットワーク化されたまちの今後の展望などについて,当局の御所見をお伺いします。
 (イ)実施計画に位置づけられたバス路線再編成の施策が実現した場合,市民の暮らしや利便性はどのように改善されるのでしょうか。
 (ウ)既に取り組んでいる生活交通との連携を含めて,周辺部における移動手段はどのように維持,拡充されていくのでしょうか。
 イ,立地適正化計画と公共交通計画の関係について。
 岡山市が目指すコンパクトでネットワーク化されたまちづくりに向けて,立地適正化計画と今回の地域交通計画及び地域公共交通利便増進実施計画は整合が図られているのでしょうか。
 12,自転車先進都市の推進について。
 自転車は,私たちの日々の生活や余暇の活動などに幅広く活用されるほか,健康づくりや環境負荷軽減などの様々なメリットのある,私たちの暮らしに欠かすことのできない,身近で便利な移動手段です。
 岡山市では,平成24年8月に自転車先進都市おかやま実行戦略を策定し,誰もが自転車を安全で便利に楽しく使うことのできる都市を目指して,走る,停める,使う,楽しむ,学ぶの5つの分野に係る施策を相互連携の下に実施してきました。この実行戦略に引き続き,自転車を取り巻く環境の変化などを踏まえ,自転車の活用を推進するため岡山市自転車活用推進計画を策定しております。
 (1)自転車通行空間の整備として実行戦略から整備を進めてきた自転車通行空間ネットワークの整備率についてお聞かせください。
 (2)通勤で自転車を利用している人は,自家用車の次に多い状況です。中心部の整備は進んでおりますが,整備が進んでいない中心部以外から通学,通勤で利用している人も多い状況です。中心部以外の自転車通行空間の整備についての考えをお聞かせください。
 13,六番川水の公園について。
 六番川水の公園は,百間川の河口に隣接した六番川遊水池に囲まれており,運動,休憩,散策などを目的に利用していただける開放感のある施設です。体育館のほかテニスコート,多目的広場や憩いの広場などが整備されており,近年では岡山市消防出初め式なども開催されております。
 同公園の駐車場は,多くの人が利用されておりますが,通常の利用や安全管理に必須の区画線が長らく整備されておらず,極めて危険な状況になっております。我が会派からも,この間,現状をお伝えし,改善を求めておりますが,全く対応されていないままの状況が続いていると思っております。
 そこでお伺いします。
 (1)この点について東区長の御認識をお伺いします。
 (2)また,なぜ整備に時間がかかっているのでしょうか。今後の整備の予定についてお聞かせください。
 以上,1回目の質問を終わります。
 御答弁よろしくお願いいたします。(拍手)
○田口裕士 議長  質問の途中でありますが,しばらく休憩いたします。
      午後2時38分休憩
ご利用について
  • この議会中継は岡山市議会の公式記録ではありません。
  • 録画中継は、会議の翌日から起算して、おおむね3日後(土、日、祝日を除く)からご覧いただけます。ただし、編集の都合上、配信が遅れる場合があります。
  • 映像配信を多数の方が同時にご覧になった際に、映像が正しく表示されない場合があります。
  • 「岡山市議会インターネット議会中継」に掲載されている個々の情報(文字、写真、映像等)は著作権の対象となります。岡山市の許可なく複製、転用等を行うことは禁止されています。