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令和6年2月定例会 2月29日(木) 本会議 一般質問
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内容
会議録
令和6年2月定例会
2月29日(木) 本会議 一般質問
日本共産党岡山市議団
林 潤 議員
*一問一答方式
1 新しいアリーナについて
2 放課後児童クラブについて
3 防災について
4 市営高島団地の建て替えについて
次は,順序に従いまして林潤議員。
〔33番林潤議員登壇,拍手〕
◆33番(林潤 議員) 皆さんおはようございます。日本共産党岡山市議団の林潤です。
それでは,通告に従いまして質問に入ります。
大きい1,新しいアリーナについて。
岡山県は,市が考えているアリーナにお金を出すことは否定的だと思います。県民の利用を理由にしています。その点についてはもっともじゃないかなと思っています。
(1)収支と運営について。
プロスポーツの応援として,新しいアリーナを市が建ててから民間の収支見通しが甘いということになっては大問題です。プロ用の施設として造って運営の赤字を市が補填することにはなりません。採算のためにコンサートでの利用を考えているようですが,競合先が広域になります。関西や中四国に先行する整備予定がある中で岡山市が造る施設が立ち行くのか,近隣の動向を見る必要があります。がらがらの施設にならないか危惧します。
そこで質問です。
ア,近隣で既設のものや計画が先行しているアリーナの影響をどう考えますか。収支計画への影響をお示しください。コンサート利用で香川県高松市や兵庫県神戸市のアリーナとの利用者の取り合いをどう考えていますか。
イ,関西や中四国でほかに負けないものを造ろうとさらに大きな施設になることはありませんか。それこそ無駄遣いだと考えます。
ウ,現在の予定地で1万席の施設は可能ですか。基本計画を策定する際に,席数はどんなパターンを検討しましたか。
エ,ジップアリーナは利用目的によって優先順位を定めています。新しいアリーナでの定めはどうなりますか。
オ,見通しだけでなく,実績もお尋ねします。
岡山市で行われたVリーグ,Tリーグ,Bリーグの1日当たりの平均の観客数をお示しください。コロナの前後で構いません。
カ,プロチームがホームアリーナを変更した場合,市がアリーナの維持管理の負担を負うことになりませんか。
キ,市が指定管理料を出した場合も民営と言えますが,建設だけでなく運営にも税金を投入すべきではありません。指定管理料の支払いはどうなりますか。
(2)市の公共施設の在り方について。
2023年3月改定の岡山市公共施設等総合管理計画では,プール,体育館,武道場等が29施設,3万6,488平方メートルです。1万3,300平方メートルのアリーナが加わると4万9,788平方メートル,1.36倍になります。人口減少時代に新しくアリーナを造ることは将来の負担になりかねません。
そこで質問です。
公共施設等総合管理計画にはどのように位置づけられることになりますか。保育園のさらなる統廃合の圧力になりませんか。
大きい2,放課後児童クラブについて。
(1)受入れの拡大について。
代表質問で保育園による受入れについて取り上げました。子どもたちにとってなじみがあり,施設側にとっては利用者の確保になります。支援員の数,施設の面積等の放課後児童クラブの基準を満たすものであれば待機児解消の方策として有用だと考えます。
1月25日に開かれた第5回子ども・子育て会議の放課後児童クラブ部会で,待機児童解消の今後の取組として,2024年度は特別教室のタイムシェアと専用施設の建設,2025年度は専用施設の建設が示されました。
そこで質問です。
ア,市立クラブの入所保留児童の状況で,施設はあっても支援員等が足りないことにより受入れができていないクラブの数と入所保留児童数はどうなっていますか。
イ,施設確保策に特別教室のタイムシェアが挙げられています。学校との協議状況をお示しください。
ウ,保育所等での受入れと民間学童クラブでの受入れは,それぞれ何人を想定していますか。
エ,新しく保育園での受入れをする場合には,民間学童クラブと同じ補助額を受けられるのですか。
(2)支援員の確保について。
受入れを進めるには,支援員の確保と定着も欠かせません。また,異動は放課後児童クラブの平準化のために意味があります。しかし,残念ながら異動後に退職してしまった例を聞いています。
そこで質問です。
ア,市立への移行後に支援員の異動が何クラブ,何人あったかお示しください。
イ,異動後の定着状況はどうなっていますか。半年以内,1年以内に辞めてしまった支援員は何人ですか。異動に当たり留意していることがあればお示しください。
ウ,異動先で駐車場代が必要になると,実質的な手取りの減少になります。そうした不利益が生じないようにすべきですが,どのような手だてを取っていますか。
エ,根本的には,放課後児童支援員の確保には,処遇の向上が最重要です。これまでも扶養の範囲内ではなく,自立できる処遇を求めてきました。放課後の子どもが帰ってきてからの仕事という在り方を改めて,市の子育て支援業務のスタッフとして,また受入れ準備からの1日8時間勤務の仕事にしませんか。
大きい3,防災について。
(1)避難所の在り方について。
障害のある方,介護度の高い方の避難については代表質問でお尋ねしましたが,避難者全ての環境の引上げが必要です。
能登半島地震災害に際しても,国際的な基準としてスフィア基準が注目されています。トイレは20人に1つ,女性用のトイレは男性用の3倍,避難所における1人当たりの面積は3.5平方メートルといった数値が注目されていますが,日本語版で458ページあるハンドブックの内容は,単に確保すべき施設や物品の羅列ではありません。人道がキーワードで,紛争や災害の被害者が尊厳のある生活を送ることを目的としています。
スフィア基準は,人道憲章と人道対応に関する最低基準であり,スフィアハンドブックに次のように書かれています。「人道支援の質と説明責任の向上を目的としている。スフィアの原理は2つの基本理念に基づいている。災害や紛争の影響を受けた人びとには,尊厳ある生活を営む権利があり,従って,支援を受ける権利がある。災害や紛争による苦痛を軽減するために,実行可能なあらゆる手段が尽くされなくてはならない。人道憲章及び最低基準はこの2つの基本理念を実践へと導くものである。」と書かれています。
そこで質問です。
ア,岡山市の防災計画,避難所計画でスフィア基準はどのように位置づけられていますか。
イ,避難所の運営や環境整備に当たり,担当職員がスフィア基準を学ぶことについて御所見をお聞かせください。
(2)寒さ対策について。
能登半島地震災害でも避難所の環境の厳しさが指摘されています。冬場の災害では低体温症のリスクが指摘されます。岡山市でも冬場の体育館は冷え込みます。PTAがスポットクーラーやファンヒーターといった冷暖房機器を保有しているところがあると聞きます。それ以外でも状況を把握し,使えるものは使わせていただくとよいと思います。
岡山市備蓄計画(令和5年9月)の6 調達物資について,「本市では,流通業界等の業者と協定を締結し,災害時に,必要な物資を調達することとしていますが,このような,業者から調達する物資を「調達物資」としています。今後も協定の締結を推進し,調達物資がいざというときに有効に機能する体制としていきます。」としています。冷暖房機器は市の保有ではなく業者との協定で確保することとされています。
そこで質問です。
ア,避難所での防寒,低体温症対策はどのような備えをしていますか。
イ,ホームセンターと冷暖房機器の調達の協定を結んでいますが,流通備蓄は時期により確保できる数量が変わります。暖房機器の調達可能な数量は把握していますか。
ウ,調達できた暖房機器の運搬はどのように行いますか。それも協定を結んでいる企業等へのお願いですか。
エ,電源が必要な暖房機器と不要な暖房機器を分けて把握する必要があると考えますが,どうなっていますか。
オ,PTAやその他の団体が保有している機器の活用については検討していますか。
市備蓄計画には,「今後岡山市が脱炭素先行地域に移行するまでの暫定措置として,エンジン発電機を各区に1台ずつ備蓄します。」との記載があります。
そこで質問です。
カ,蓄電池等の電源確保は見通しが立っていますか。
キ,今後の避難所でのエネルギーは脱炭素になっていくのですか。
(3)避難者の食事について。
能登半島地震では,2次避難所への避難が推奨される一方で,施設によっては食事が提供されないという事例が報道されています。
そこで質問です。
岡山市で2次避難所を利用することになった場合,食事が提供されるべきだと考えます。対応をお示しください。
(4)トイレの衛生については,既に議論がありましたので割愛します。
(5)通行の確保について。
避難するにも救助救援にも,その後の支援と復興にも道路が通れるようになっていることが重要です。
そこで質問です。
ア,道路啓開計画の策定状況はどうなっていますか。
イ,道路自体の液状化対策が計画に入っていますか。
ウ,危険度判定ⅣとⅢの橋梁の改修の進捗をお示しください。
大きい4,市営高島団地の建て替えについて。
今年度は,高島市営住宅再生事業基本構想作成業務委託が行われ,年度末が納品の期日と聞いています。2024年度の予算案には高島市営住宅建て替えに関する費目は計上されていないとのことです。
そこで質問です。
ア,高島市営住宅再生事業基本構想についての地域住民への説明と要望の聞き取りは,都市整備局の人件費予算の範囲内で行えると考えます。2024年度は建て替えに向けて何を進める計画ですか。
イ,高島市営住宅再生事業基本構想について,説明会を開く計画をお示しください。
ウ,住民が利用する集会所には市がエアコンを整備しますか。
エ,エレベーターは電動車椅子やストレッチャーと介助者が余裕を持って乗れるサイズになりますか。
以上,お尋ねいたしまして1回目の質問とします。御答弁よろしくお願いします。(拍手)
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
◎岩田康裕 財政局長 1,新しいアリーナについての項,公共施設の在り方についてのお尋ねです。
公共施設等総合管理計画におけるアリーナの位置づけにつきましては,現時点では一般論ということになりますが,スポーツ,レクリエーション,観光施設の項目に分類されるのではないかと考えます。
同計画は,市全体の公共施設マネジメントの基本方針を示すもので,保育園をはじめ個別施設の在り方については,この方針に基づいて各施設所管部局において適切に判断されるべきものと考えております。
以上です。
◎中原貴美 市民生活局長 同じ項,収支と運営について順次お答えします。
まず,近隣のアリーナ整備による影響についてです。
本施設の整備計画は,岡山シーガルズ,トライフープ岡山,岡山リベッツといった岡山市をホームタウンとする複数の屋内競技のプロスポーツチームが,上位リーグで活動するために必要な設備要件を満たしたアリーナを整備することを大きな目的としております。また,スポーツの全国規模の大会やコンサート,その他イベント等での利用も想定されており,アリーナを整備することでスポーツの振興や都市としての魅力アップにつながると考えております。
なお,他都市においてもそれぞれの実情に合わせた施設整備が行われているものと考えております。
次に,座席数の検討についてです。
現在策定中の基本計画では,5,000席,8,000席の検討は行いましたが,1万席の検討は行っておりません。
次に,施設の優先利用についてです。
プロスポーツ利用のほか国際大会,全国大会などの大規模大会で準備等に期間を要するものについては,優先順位を高くすることを考えております。
なお,詳細につきましては,他都市の状況や運営事業者の意見なども参考に今後検討していくことになります。
次に,Vリーグ,Tリーグ,Bリーグの平均観客数についてです。
コロナ禍前の2019年シーズンの実績では,岡山シーガルズの試合は平均約2,500人,トライフープ岡山の試合は平均約1,200人,岡山リベッツの試合は平均約1,000人です。
次に,維持管理費の負担についてです。
岡山シーガルズなどのプロチームがホームアリーナを変更することは想定しておりませんが,仮にプロチームの試合が少なくなった場合でも,他のイベント等が開催できることから,大幅に利用料収入が減少するものとは考えておりません。
この項最後,指定管理料についてです。
指定管理料については,自民党市議団を代表されての難波議員に市長が御答弁したとおりです。
以上です。
◎遠藤千里 岡山っ子育成局長 大きな2番,放課後児童クラブについて順次お答えしてまいります。
まず,受入れの拡大についてです。
市立児童クラブで施設があっても支援員等の不足により受入れができていないクラブの数とその人数です。
令和6年1月末の市立児童クラブの1次募集入所決定時には,入所保留児童が25クラブで404人発生いたしました。そのうち,施設のめどはついているが人員の配置ができていないため入所保留になった数は17クラブで計329人です。
次に,特別教室のタイムシェアの学校との協議状況です。
現在,学校との協議調整により,14クラブで図工室等の特別教室でのタイムシェアのめどがついており,さらに4クラブについて協議を行っているところです。
次に,保育園等と届出済み民間児童クラブの受入れはそれぞれ何人かとのお尋ねです。
市立児童クラブの1次募集入所決定と同時期における令和6年度4月の在籍児童数の見込みを聞き取ったところ,保育所等の児童クラブで268人,届出済み民間児童クラブで626人でした。
次に,新しく保育園で受入れする場合,届出済み民間児童クラブと同じ補助額を受けられるのかとのお尋ねです。
令和4年度に創設した待機児童対策にかかる岡山市放課後児童健全育成事業費補助金は,幅広い事業者を対象としており,保育園事業者の方が放課後児童健全育成事業に新規参入した場合,一定の要件を満たせば,申請,審査を経て交付されます。
続いて,支援員の確保についてでございます。
まず,市立移行後,支援員の異動は何クラブで何人か,また異動後の定着状況,半年以内,1年以内に辞めた支援員は何人か,さらに異動に当たり留意していることについて一括して御答弁いたします。
市立児童クラブの正規職員の異動につきましては,岡山市ふれあい公社で行っており,市立移行後の令和2年度から令和5年度当初までの間に8クラブで10人と聞いております。
この異動した職員で半年以内もしくは1年以内に退職した職員はいないとも聞いております。
また,ふれあい公社が毎年度,支援員に個別の面談を行い,意向等を聴取し,適材適所の配置に努めていると聞いているところです。
次に,異動先の駐車場代に対する手だてです。
市立児童クラブでは,基本給や時給のほかに通勤距離に応じて手当や割増し賃金を支給しております。車で通勤される方の駐車場は,基本的に各自で確保いただいており,市で専用の駐車場を確保することは考えておりません。
この項最後に,1日8時間勤務にしてはどうかとのお尋ねです。
正規職員の勤務時間は,市立化の制度設計に当たり,平日に児童を預かる時間や土曜日における支援単位の集約化の実態,クラブ側の要請により事務負担を大きく軽減したこと等を勘案し週30時間に設定したものであり,現在のところ変更は考えておりません。
なお,夏休みなどの長期休業期間中は週38.75時間の勤務も選択できるようにしております。
以上です。
◎荒木昭彦 危機管理監 3,防災についての項に順次お答えいたします。
まず,避難所の在り方についてのうち,スフィア基準についてです。
本市の地域防災計画や避難所運営マニュアルでは,スフィア基準は考慮しておりません。
なお,この基準は内閣府の避難所運営ガイドラインで参考として紹介されており,これから勉強してまいりたいと考えております。
次に,寒さ対策についてのうち,まず避難所の防寒対策についてです。
避難所における防寒対策用品としては,毛布のほか一定の効果が期待できる簡易ベッドや屋根つきのパーティションを備蓄しております。
次に,暖房機器の調達についてです。
暖房機器の調達については,現在卸売業者やレンタル業者7者との協定を行っているところですが,災害発生時に調達可能な機器の種類や数量については,その時点での在庫によることから把握できておりません。
また,機器の運搬は,原則受注した業者に行っていただくこととなっております。
次に,PTAなどが保有している機器の活用についてです。
災害時の寒さ対策として,PTAやその他団体が保有している機器を活用することは現在想定しておりません。
次に,電源についてです。
本市では現在,コスト及び性能を考慮して発電機を配備していますが,国の防災基本計画では,避難所における再生可能エネルギーの活用を含めた非常用発電設備等の整備に努めるとされていることから,今後どういった対応が可能か関係部局とも連携して研究してまいりたいと考えております。
次に,2次避難所の食事についてです。
2次避難所と言われる本市と協定を締結しているホテルや旅館では,市が要請すれば食事を提供いただけることとなっております。
以上です。
◎平澤重之 都市整備局長 同じ項,通行の確保についてのうち,道路啓開計画の策定状況と液状化対策についてです。
南海トラフ地震などの大規模災害による甚大な被害は,市境を越える広域的な範囲で発生することが予想されます。このため,岡山市における道路啓開については,国,県,市等で構成される中国地方道路啓開等協議会岡山県部会において,令和元年に策定された中国地方道路啓開計画岡山県計画の中で位置づけられております。
なお,この計画については,災害直後から被災地域へ人員や物資,燃料の輸送が迅速かつ円滑に行われるよう通行を確保すべき道路を定めたものであり液状化対策は位置づけておりません。
次に,Ⅲ判定,Ⅳ判定橋梁の補修の進捗についてです。
橋梁補修の進捗については,Ⅲ判定と診断された703橋,Ⅳ判定と診断された8橋について,令和4年度末までにⅢ判定の114橋,Ⅳ判定の3橋の補修工事を完了し,今年度はⅢ判定の65橋,Ⅳ判定の1橋の補修工事を行っているところです。
次に,4の市営高島団地の建て替えについての項,2024年度は建て替えに向けて何を進めるかについてと,高島市営住宅再生事業についての説明会を開く計画についてです。
高島市営住宅の建て替えについては,現在高島市営住宅再生事業基本構想を作成しているところであり,基本構想がまとまった後,来年度適切なタイミングで市営住宅の入居者や近隣住民の方々の意見を伺う機会を設けてまいりたいと考えております。
その後,次のステップとして,基本計画策定や民間活力導入の可能性についての調査等に向けて準備を進めてまいりたいと考えております。
次に,集会所のエアコンとエレベーターについてです。
新設する市営住宅の集会所のエアコンについては,市が設置する予定です。
また,市営住宅の高層化に伴いエレベーターの設置が想定される中,どのような規格のものを設置するかなどについては,今後検討してまいります。
以上です。
〔33番林潤議員登壇〕
◆33番(林潤 議員) 御答弁ありがとうございました。
それでは,久しぶりに一問一答で再質問したいと思います。
1つ目は,アリーナのところで利用実績聞きました。5,000席に対しては,一番大きいVリーグでも半分程度ということなんですけれども,経済波及効果をアンケートとかで出されていますが,この実績を踏まえてビッグデータとか修正してやっているんでしょうか。収支はどういう出し方をしているのか見通しを改めてお聞かせください。
◎中原貴美 市民生活局長 詳しい数字の補正については,手元に資料がなくてお答えできないんですが,先ほど申し上げた数字については,実際にジップアリーナの土日が埋まっていて借りれないということも結構ございまして,平日開催も含めた数字なので,若干低めの数字が出ているということは確認しております。
例えば,過去の数字ではありますが,最大の集客としてはシーガルズで約4,000人,トライフープで2,500人,リベッツで1,500人,そういった土曜日,日曜日の数字は記録していると聞かせてもらっています。
以上です。
◆33番(林潤 議員) 今後,市として運営は民間を想定している中で,そこが立ち行くのかどうか。路面電車のときは民間が出した数字だからということでやってきたんですが,今度は市のほうが先に出しているわけだと思うんです。先ほど指定管理のこともありましたが,それも含めてどう考えていて,民間がどれだけ負担というか,ちゃんとお金を確保するのかというところはどの程度中身を聞いているんでしょうか。
◎中原貴美 市民生活局長 そもそも公設民営というのは,経済界からの提案で始まっております。基礎調査の中でも,スポーツ以外のイベント興行等をすれば,ある一定の日数が確保できれば黒字になるという調査結果もありますので,具体的には事業者の提案によることになると思いますが,決して無理な構想ではないと考えております。
以上です。
◆33番(林潤 議員) 構想,まだもちろん推測の部分があるわけですけども,今までもむしろこれを望む立場からも,もっと大きなものをみたいな話もあったわけで,8,000席などという話も検討はされたと。あとは技術的な問題にもなるかと思うんですが,例えば1万席は可能なのかどうなのか,そういった技術的な部分含めて検討はしないんでしょうか。
◎中原貴美 市民生活局長 今,基本計画の素案をお示ししている段階で,3月末までには計画自体の成果品が委託業者から提出されるとは聞いております。その中で,検討する過程の中で8,000席ということは市も承知しております。それで,5,000席程度で1万3,300平米,8,000席になると2万平米程度の建物になろうかと聞いておりまして,大きい敷地と,それに付随する小さい敷地で,両方合わせて1.6ヘクタール,1万6,000平米ということで,現状から見ると,1万席というのはなかなか厳しい数字ではないかなと思っておりまして,現在の基本計画の中では具体的に検討は行っていない,そういう状況でございます。
◆33番(林潤 議員) 大きいものを造ると初期費用もかかるし,今後の維持費用もかかってくるわけです。だから,そもそも造るべきでもないし,造るにしても本当に必要なものなのか,そこの検討が必要だと思っています。
ただ,これ公設ということになると,もし造った後,大規模修繕はやっぱりこれは市が行うことになるんですかね。
◎中原貴美 市民生活局長 公の施設ということで市の施設であります。そういったことが前提になるかとは思います。
以上です。
◆33番(林潤 議員) 結局,長い目で見ると,やっぱり市の負担が今後も出てくるということで,これについて民間がふるさと納税とか寄附とか言っているけど実際の額は分からないし,118億円のうちどれだけ賄えるか,少なくともそれが賄えるような数字は出てきていない中で,市が前のめりで進めるべきではないと考えます。そのことを申し上げて次へ移ります。
放課後児童クラブなんですけれども,人の確保,ちゃんと経験積みながら人がやっていくことは本当に大事だと思いますが,先ほどの異動については,令和5年度当初までということでした。私は来年度に向けての話も聞いていて,市のほうで新年度どうなるか,その辺のことの把握はまだされていないんでしょうか。
◎遠藤千里 岡山っ子育成局長 現在の状況は,現在の申請者数に対して支援員が幾ら必要かということを勘案いたしまして新年度予算の支援員確保策に反映しているところです。
◆33番(林潤 議員) その受入れと,もう一つは異動後の定着について,さっきの話が令和5年度当初までではなかったということなんですけど,令和6年度に向けての異動の中ではそういった問題は起きていないんでしょうか。把握はされていますか。
◎遠藤千里 岡山っ子育成局長 令和5年度の詳細については承知しておりません。ただ,おっしゃるように定着を図るために先ほども申しました新規の事業を計画しているところです。
以上です。
◆33番(林潤 議員) 66クラブ,580人近い支援員の中で,また8クラブ,10人というと,異動を命じるほうも,するほうもまだ経験が浅い話なので,ここは丁寧に今後やっていっていただきたいと思います。
駐車場について,専用は考えていないというのは前も似たような話だったんですが,別に専用に限らず,手取りが減少にならないような抜本的な手当の拡充とか,そういったことも含めて検討していただきたいんですけど,どうでしょうか。
◎遠藤千里 岡山っ子育成局長 現在のところ確保及び手当については検討する考えはございません。
以上です。
◆33番(林潤 議員) そうはいっても車社会の岡山市で実際の障壁になっているので,ここは本当にしっかりやっていただきたいということを申し上げておきます。
避難所のことで,暖房については,毛布と段ボールベッド……本人の体温で頑張ってくれみたいな話で,市として熱源確保すべきで,自民党さんの中でもプロパンガスのことなんかあったと思います。市として発熱するもの,何か考えないんですか。検討していただきたいと思います。
◎荒木昭彦 危機管理監 以前にも御答弁させていただいたかもしれませんが,冬に起こった災害への対応,まだこれからになっておりますので,これから検討してまいりたいと考えております。
以上です。
◆33番(林潤 議員) 実際には体育館とか倉庫とか想定した1時間に灯油を3リットルも4リットルも使うようなものも商品としてあるわけですから,ちょっと研究していただきたいと思います。どうでしょうか。
◎荒木昭彦 危機管理監 検討してまいりたいと考えております。
◆33番(林潤 議員) それから,道路啓開計画で国,県,市だったんですけど,防災計画にも位置づけて書いてあって,そこの整理はどんなふうに行っていくんでしょうか。
◎荒木昭彦 危機管理監 地域防災計画には大まかな方針を書いておりまして,道路啓開計画のほうでは今度具体の路線とかどうするかという形を書いていく計画になっているかと思います。
以上です。
◆33番(林潤 議員) 地域防災計画の2章10節にあったんでどうなんかなと思ったんです。
ただ,具体の人員確保とか業者との協定とかは都市整備局がされているんでしょうか。
以上です。
◎平澤重之 都市整備局長 今の実際の動きの話ですけども,協力事業者等との協定により,災害発生時に市からの協力要請を受けて業者が対応していくことになります。
○田口裕士 議長 以上で林潤議員の質問は終わりました。(拍手)
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