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令和5年6月定例会 6月26日(月) 本会議 一般質問
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内容
会議録
令和5年6月定例会
6月26日(月) 本会議 一般質問
自由民主党岡山市議団
山田 正幸 議員
1 防災対策について
2 帯状疱疹ワクチンについて
3 マイナンバーカードについて
4 部活動指導員について
次は,順序に従いまして山田議員。
〔20番山田正幸議員登壇,拍手〕
◆20番(山田正幸 議員) 皆様おはようございます。私は,自由民主党岡山市議団の山田正幸でございます。
インターネット中継やoniビジョンで見てくださっている皆様,ありがとうございます。心よりお礼を申し上げます。
それでは,通告に従いまして質問に入らせていただきます。
1,防災対策について。
現在,毎日のように地震発生というニュースがあります。テレビをつけていると,地震があったというテロップがよく流れます。そのたびにそれほどでなくてよかった,大きい地震のようだけど,どんな様子なんだろうと気になります。
私の地元は海に近く,田んぼが多くて用水路も多いです。台風などの大雨のときは用水路があふれないか,高潮の心配はないか,非常に心配になります。
私は安全・安心なまちづくりを目指しています。東区は,私の地元に限らず海や川に近いところが多く,高潮や洪水の心配があります。
東区の住民の気がかりなことに防災,通勤時の道路の渋滞があります。防災については,私は一人の被害者も出さないということが付随すべきだと思っています。大雨,洪水などの災害は避けられないこともあります。対策が必要です。
予報が出されますので,避難対策を取れます。私の家の周りは田んぼが多いです。避難するのが夜になることもあります。停電になって防犯灯がついていないところを避難に向かうこともあります。田んぼには用水路が付き物です。街灯が消えて道路と用水路の区別がつかないときにはどうしたらいいのかと思います。
稲づくりのために用水路に防護柵は不必要なこともあると思いますが,登下校時の小・中・高校生の用水路への転落の危険もあります。
(1)防護柵の取り外しができるようなものが考えられないでしょうか。御所見をお示しください。
東区には高層ビルがあまりなく,災害時の避難場所に困ります。
(2)小・中学校が避難先に考えられていますが,建てられてから年数がたち,地元住民から建て替えの要望が出ている上南公民館の建て替えを考えてもらえませんでしょうか。耐震構造で高潮に対応できる高層ビルであれば住民の高潮対策になります。本市の本件に対する御所見はいかがでしょうか,お示しください。
2,帯状疱疹ワクチンについて。
帯状疱疹は,水膨れを伴う発疹が皮膚に分布している神経に沿って帯状に出現する疾患です。水疱が見られる二,三日前からかゆみや痛みを感じるようになり,1週間ほどたつと水疱の多発や発熱,頭痛といった症状が見られることもあります。通常は2週間から4週間で皮膚症状が治まります。
子どもの頃に水痘(水ぼうそう)にかかると水痘・帯状疱疹ウイルスが体の中で長期間潜伏感染し,加齢や疲労によって免疫が低下した際などに帯状疱疹として発症します。
また,皮膚症状が治った後も長い間痛みが残る帯状疱疹後神経痛(PHN)になる可能性があります。これは神経の損傷により皮膚症状が治った後も3か月以上痛みが続いている状態のことです。
帯状疱疹は,誰もが発症する可能性のある病気なのです。特に50歳を過ぎると発症が増えて,80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症すると言われています。また,増殖したウイルスが皮膚へと移動する際に通り道である神経を傷つける場合があり,このとき目や耳などの神経が損傷を受けると視力の低下,難聴などが起こったり,運動神経が損傷を受けると腕が上がらない,麻痺,排尿障害などの原因となったりするおそれがあります。このような後遺症は痛みが続くことがあります。
帯状疱疹の治療が長引いたり,皮膚症状が治った後も痛みが長期間残ってしまう要因の一つとして治療の遅れが考えられます。特に背中など気づきにくいところに帯状疱疹が発生した場合など,帯状疱疹だと気づかずに治療が遅れる場合があります。
帯状疱疹はワクチンで予防できます。帯状疱疹の発症率は50歳以上で増加していき,50代,60代,70代と加齢に伴ってさらに増加します。
また,帯状疱疹後神経痛への移行リスクも加齢とともに高くなると言われています。帯状疱疹のワクチン接種の対象は50歳以上の方です。帯状疱疹の発症率も50歳以上で増加します。私も妻も帯状疱疹にかかったことがあります。症状や後遺症のことを考えると,50歳以上の人でワクチン接種を希望する人も多いです。帯状疱疹ワクチンの接種費の個人負担軽減のため,帯状疱疹ワクチンの接種費を助成する補助事業を実施している自治体があるそうです。
そこでお尋ねします。
岡山市はどうでしょうか。
(1)助成金についてはどのようなお考えなのでしょうか,お示しください。
(2)先日の公明党を代表されての則武議員の質問に対して,国においては定期接種化について議論されていると答弁されましたが,国においてはどういった議論がされているのでしょうか。議論の概要をお示しください。
3,マイナンバーカードについて。
マイナンバーカードは,平成28年1月から交付が開始されています。令和5年4月末の岡山市のマイナンバーカード交付状況は,69.3%まで上昇しました。
マイナンバー制度は行政を効率化し,国民の利便性を高め,公平公正な社会を実現する社会基盤であり,デジタル社会のパスポートとして今後の利活用の拡大に大いに期待しています。
しかし,カードの取得などでポイントがつくマイナポイントが誤って他人に付与された事案が131の自治体で172件確認されるなど,マイナンバーカードをめぐるトラブルが相次いで発生しており,カードを取得した市民の皆さんは不安な思いをされていることと思います。
それを受けて,国はマイナンバーに関連するデータやシステムについて総点検する予定であり,より安全な制度になっていくものと思っております。
また,国は現在使われている健康保険証を廃止してマイナンバーカードへ一体化した形に切り替えると発表しました。それにより,健康,医療に関するデータに基づくよりよい医療が受けられるなど,私たちにとって大きな効果があります。それまでに全ての人がマイナンバーカードを取得し,保険証として利用できるよう登録する必要があるため,マイナンバーカード交付率はアップするでしょう。
一方,今年の2月にはマイナポイントの対象となるマイナンバーカードの申請等で全国で多くの方が自治体の支援窓口に殺到し,大変混雑いたしました。9月はマイナポイントの申請期限であり,2月と同じように多くの市民の方が市の支援窓口に訪れるのではないかと推測します。
そこでお尋ねします。
岡山市では支援窓口の混雑を防止するための対策はお考えでしょうか,お示しください。
4,部活動指導員について。
スポーツ庁の調査「運動部活動の現状について」によると,平成27年度に運動部活動において部活動指導員をはじめとする外部の人材を活用した中学校の割合は約74%でした。全国の運動部の数に占める外部指導員の割合は中学校約25%,高校約11%でした。この数字から,コーチやOB,OGなど外部の人材による部活指導は一般的になっていますが,外部指導員の配置はまだまだ進んでいないと言えるでしょう。また,中学校と高校を比較すると,中学校のほうが外部指導員の普及は進んでいる状況です。
文部科学省は,2019年度予算(案)主要事項で2018年度の2倍となる10億円の予算を中学校における部活動指導員の配置事業に計上しています。部活動指導員数を9,000人に増やし,全国の公立中学校の約3割に当たる3,000校に行き渡らせる計画でした。
部活動は,生徒の自主的,自発的な参加により行われ,学習意欲の向上や責任感,連帯感を育むものであり,学校教育の一環として学習指導要領に位置づけられた活動であります。
一方,部活動の設置運営は教師の献身的な勤務によって支えられており,長時間勤務の要因でもあり,学校における働き方改革も必要となっています。
文部科学省は2017年,学校における働き方改革の一環として部活動指導員を制度化しました。その後,2020年に2023年度から休日の部活動の段階的な地域移行が行われることが示されました。
そこでお伺いします。
(1)岡山市の部活動指導員の人数等,現状と課題についてお示しください。
(2)また,部活動指導員の職務内容についてお示しください。
御清聴いただきましてありがとうございました。
以上で第1回目の質問を終わらせていただきます。
御答弁をお願いいたします。(拍手)
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
◎小山直人 産業観光局産業政策担当局長 大きい1番,防災対策について,(1)取り外しができる防護柵の設置についてお答えいたします。
用水路等への転落防止対策として,これまでに約2,500の危険箇所において集中的に対策を行ってまいりました。転落防止対策には防護柵の設置が最も有効ですが,取り外しの可能な防護柵は強度や構造上の理由から設置は困難と考えます。設置合意が取れず防護柵を設置できない場合,安全対策として視線誘導標やラバーポールの設置を行っております。
なお,農作業などに配慮し,取り外しのできるチェーンを部分的に設けることで防護柵の設置合意ができた箇所もございます。
今後も地域の方々と相談しながら対策に努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
◎三宅泰司 教育長 同じ項,上南公民館の建て替えについてのお尋ねです。
公民館の施設整備は,岡山市公共施設等総合管理計画に基づいた個別施設計画において耐震基準を満たしている館の目標耐用年数を設定し,予防保全の観点から長寿命化を図っているところです。
上南公民館につきましては,耐震基準を満たしているとともに平成29年に大規模な長寿命化改修工事を終えており,当面耐用年数までは現施設を使用する予定ですが,以降は施設の状況などを勘案しながら検討するものと考えております。
以上です。
◎宮地千登世 保健福祉局感染症対策担当局長 大きい2番,帯状疱疹ワクチンについて,助成金についてはどのような考えか,国における定期接種化に向けた検討状況はに一括してお答えいたします。
助成金につきましては,公明党を代表されての則武議員に御答弁したとおりです。
次に,国における検討状況ですが,昨年8月に開催された厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会のワクチン評価に関する小委員会では,定期接種化を検討中のワクチンが6種類あり,全てを同時に進めるのは難しいことから,接種の目的,蔓延状況と重症度,国民の免疫保有状況,費用対効果といった観点から各ワクチンの議論の方向性について整理されました。
その中で,帯状疱疹ワクチンについては期待される効果や導入年齢に関して検討を要するとされており,本市としましては引き続き国の議論を注視してまいりたいと考えております。
以上です。
◎福井貴弘 総務局長 3番目,マイナンバーカードについての項,9月に向けた窓口の混雑防止対策についてです。
窓口利用の平準化を図るため,本年5月から早めのカード受け取り手続をお願いするリーフレットを交付通知書に同封するとともに,ホームページや広報紙等で周知しております。
また,利用者が増える土日については駅地下臨時交付センターの交付予約枠を増設しているところです。
以上です。
◎三宅泰司 教育長 部活動指導員についての項,部活動指導員の人数等の現状と課題,職務内容についてのお尋ねです。
部活動指導員については,現時点で岡山後楽館高等学校を含めて37校に運動部73名,文化部21名の延べ94名を配置し,実技指導のほか学校外活動の引率,活動中の生徒指導に係る対応等を行っています。
課題としては,部活動指導員を希望する人数が学校のニーズよりも少ないことや,種目や時間帯などの条件が合わないことで学校の希望に添う十分な人数を確保することができていないことがあります。
以上です。
〔20番山田正幸議員登壇〕
◆20番(山田正幸 議員) 御答弁をいただきましてありがとうございます。
再質問させていただきます。
1,防災対策について。
洪水が起きると用水路と道路の境目が分からなくなって危険ですので,一人の犠牲者も出さないように今後もさらなる対策を進めていただきますよう要望いたします。よろしくお願いいたします。
4,部活動指導員について。
部活動指導員にはどのような人材を求めていますか,お示しください。
以上で再質問を終わります。
御清聴いただきましてありがとうございました。
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
◎三宅泰司 教育長 部活動指導員にどのような人材を求めているのかという御質問です。
部活動指導員は,部活動の充実と教職員の負担軽減を目的として配置しているため,専門的な知識や技能を生かした指導はもちろんのこと,学校が目指す指導方針に沿って生徒個々の成長を共に育むことのできる人材を求めております。
以上です。
○田口裕士 議長 以上で山田議員の質問は終わりました。(拍手)
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