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令和5年2月定例会 2月24日(金) 本会議 個人質問
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内容
会議録
令和5年2月定例会
2月24日(金) 本会議 個人質問
公明党岡山市議団
松田 安義 議員
1 海ごみ地域対策推進事業について
2 岡山中央中学校区公民館(仮称)建設事業の跡地の活用
について
3 GIGAスクール構想によるICT活用支援事業につい
て
次は,順序に従いまして松田安義議員。
〔23番松田安義議員登壇,拍手〕
◆23番(松田安義 議員) 皆様こんにちは。公明党岡山市議団の松田安義でございます。
本日2人目の個人質問に臨ませていただきます。
1,海ごみ地域対策推進事業について。
瀬戸内海へ流入する海ごみの約7割が陸から流入しています。この事業の中で,海洋プラスチックごみ対策アクションプランに基づき,瀬戸内海の海洋・水質保全のため,関係各局と有識者,活動家が意見交換するとあります。このメンバーの中には,ペットボトルやプラスチック製品の生産者も入っていらっしゃるのか,お知らせください。
先進技術を用いた河川等のホットスポット調査を行い,衛星画像や航空写真のAI解析などを行っていく,また市民ボランティア支援やジョギングしながらごみ拾いをするプロギングや海ごみ問題を周知啓発するグッズを作成するようになっています。河川や海面は国や県の管理も多く,事業を進めるに当たり国や県との連携が必要だと思いますが,どのように連携していくお考えなのか,お示しください。
川に捨てられているペットボトルや食品トレーなどのプラごみについて,私も用水路の樋門にたまったごみを環境にお願いし清掃していただいたことが何度かございます。用水路であれば,決まった場所の定期的な清掃ができれば下流へのごみの流出はある程度防ぐことができると思います。
これらのごみは,劣化して微細化してしまうと回収はほぼ困難になるため,海へ流出する前に川での早めの回収が求められます。河川の樋門付近やごみがよくたまる場所について,岡山市として一定の整理をし,特定された場所については海ごみ・川ごみ対策班などを新たに設けて,常時監視,回収する体制をつくってはいかがでしょうか。お考えをお示しください。
2,岡山中央中学校区公民館(仮称)建設事業の跡地の活用について。
旭公民館が老朽化し,耐震診断の結果,耐震基準を満たしていないため,令和7年度の開館予定で岡山中央中学校武道場との複合化による鉄骨造り3階建ての新たな公民館を整備するものです。
現在の公民館跡地について,地元町内会長さんから公園整備を望む御要望をいただいております。現在の旭公民館周辺は,自動車の通行ができず,自転車か歩くしかない狭い道路が多く存在し,地域住民にとって近隣地域での公園整備は長年にわたる望みでございました。
この場所につきましては,歴史的に見ても軍の施設として利用され,敷地内には樹齢100年を超える樹木もあり,一歩入れば閑静な自然環境に包まれた場所でございます。かつては広瀬荘という名を冠し,国家公務員の福利厚生施設として利用されておりました。地域住民にとって,このような場所が仮にマンション建設などになると,狭い道路にあふれる自動車により環境が一気に悪くなります。新たな公民館建設後,この跡地についてどのようにお考えなのか,お示しください。
3,GIGAスクール構想によるICT活用支援事業について。
この事業において,1人1台端末等の活用を促進するためのICT環境の充実の中で,ネットワーク環境の改善,強化を実施するとあります。
現在,教育現場の先生たちからのお話をお伺いしますと,クロームブックを使用しての授業はWi-Fiが使えない,すぐに落ちてしまい電波が切れるばかりするので授業にならない,学年全生徒での授業では全く使用できないので授業の時間をずらしながら対応しているとのことでした。
現在,学年8クラスの大規模校においては,学年一斉のオンライン学習を行うのは無理で,時間割を大幅に変更して最低でも2グループ,時には3グループに分けての授業が行われています。
本来ならば,2学年が一斉に活用できる環境があれば行事,学習の幅が大いに広がるはずです。もちろん全校一斉に活用できる環境が一番望まれるところです。これらの現場の声は,今回の支援事業によって改善されるのですか。お考えをお示しください。
以上で1回目の質問を終わります。
御答弁のほどよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○和氣健 議長 当局の答弁を求めます。
◎國米哲司 環境局長 1番,海ごみ地域対策推進事業についての項,順次お答えします。
まず,意見交換のメンバーにペットボトルなどの生産者は入っているのかについてです。
海洋プラスチックごみ対策アクションプランの実効性を高めるため,令和4年度から有識者や市民団体,市の関係部署で構成する推進会議を開催していますが,構成員にペットボトルやプラスチック製品の生産者は含まれていません。今後,生産者や販売者の方々にも推進会議に参加していただく機会を設け,意見交換等を行っていきたいと考えています。
次に,国や県との連携についてです。
国や県と連携を図ることは海ごみ問題を解決するために重要であり,推進会議には環境省や岡山県の職員にもオブザーバーとして参加していただいています。また,来年度からは清掃ボランティア団体が国や県管理の河川等で回収したごみの処理について市が支援することとしています。今後も国や県としっかり連携し,海ごみ対策に取り組んでまいります。
この項最後に,河川の樋門付近などでごみを回収する新たな体制についてです。
海ごみの多くは陸域から用水路,河川を経由して海へ流れ出ていると言われています。海ごみをより効率的,効果的に減らしていくためには,各管理者が個別に対応するのではなく,連携することが重要であると考えています。今後,推進会議の場で用水路や河川の管理者を交え,議員御提案の件も含めどのようなことができるか協議したいと考えています。
以上です。
◎三宅泰司 教育長 2,岡山中央中学校区公民館(仮称)建設事業の跡地の活用についてお答えいたします。
旭公民館の跡地につきましては,現段階で他部局から活用の申出等はございませんが,今後の手続として,岡山市公共施設等総合管理計画に基づき,庁内活用の希望の有無を確認することとしております。その上で,議員御紹介の地域住民の皆さんからの御要望も踏まえ,関係する部局と協議を行ってまいりたいと考えております。
続きまして,3,GIGAスクール構想によるICT活用支援事業についてのお尋ねです。
GIGAスクール構想を推進する上で,ネットワーク環境の改善は重要な課題と捉えており,本事業においてインターネット回線の強化やネットワーク機器の入替えなど,児童・生徒が支障なくICTの活用ができる環境整備を行ってまいります。
以上でございます。
〔23番松田安義議員登壇〕
◆23番(松田安義 議員) 御答弁ありがとうございました。
まず,海ごみについてですけれども,この問題を解決するには国と県,市の連携が不可欠であると思っています。岡山市においては,関係各局の連携が最も大事なところだと思っているんですけれども,今環境局からは御答弁いただきましたけれども,廃棄物の処理及び清掃に関する法律によりますと,何人も公園,広場,キャンプ場,スキー場,海水浴場,道路,河川,港湾その他の公共の場所を汚さないようにしなければならない,そして前項に規定する場所の管理者は,当該管理する場所の清潔を保つように努めなければならないとあります。環境局に関しては積極的で前向きなお考えであるということはよく分かりましたけれども,ここで言う管理者に当たる河川の管理者である下水道河川局,それから用水路の管理者に当たる農村整備ですか,そちらのほうからどんなお考えなのかというのをお聞かせいただきたいなあと思います。
それから,旭公民館の跡地ですけれども,ありがとうございます。これから庁内活用を考えるというふうなお話もありました。これから計画していくということですので,どうしていくのか,これから考えていくという中で,決定する前に一回,地域住民,地元の皆さんとか利用者に対してヒアリングしていただければありがたいなあと思うんですけれども,いかがでしょうか。
それから,GIGAスクールですけれども,学年一斉のオンライン授業が早く行われるように,早い整備をよろしくお願いしたいと思います。これは要望でよろしいです。
以上です。
○和氣健 議長 当局の答弁を求めます。
◎小川祥子 産業観光局長 用水路のごみの収集といいますか対応ということの御質問にお答えいたします。
用水路の管理者といたしまして,ごみの監視,回収の体制があるのかということで,現在必要な箇所へ除じん機を設置してごみや藻等の除去も行っておりますが,通報等があった場合,水利関係者,市の職員,業者委託によりごみの撤去を行っております。
先ほど環境局長も御答弁いたしましたが,今後は連携して一緒に考えてまいりたいと思います。
以上です。
◎三宅泰司 教育長 旭公民館跡地の活用について再質問いただきました。
跡地活用の計画策定のプロセスの中で,地域住民の皆さんの声をお伺いする機会をぜひ設けたいと考えております。
以上です。
◎番場伸幸 下水道河川局長 ごみを回収することについて,下水道河川局としてどういったことをしているのかという御質問だと思います。
下水道河川局としましては,河川のしゅんせつであるとか,あるいは伐採,そういった河川維持等で出てきた際のごみについて,あるいは大雨時にポンプを回してスクリューにかかったりしたごみについては適切な処理をしているところでございますけれども,今後どういったことができるかということについては,推進会議に参加しまして,その中で各施設管理者と一緒になって議論してまいりたいと思います。
以上です。
○和氣健 議長 以上で松田安義議員の質問は終わりました。(拍手)
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