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令和7年2月定例会 2月26日(水) 本会議 一般質問
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内容
会議録
令和7年2月定例会
2月26日(水) 本会議 一般質問
自由民主党岡山市議会
花岡 栄太郎 議員
1 使用済みの乾電池等の捨て方について
2 リチウムイオン電池による発火対策について
3 放課後児童クラブにおける作業療法士を活用した取組みについて
4 避難行動要支援者名簿について
5 都市計画道路平井神崎線について
次は,順序に従いまして花岡議員。
〔8番花岡栄太郎議員登壇,拍手〕
◆8番(花岡栄太郎 議員) 皆さんおはようございます。自由民主党岡山市議団の花岡栄太郎でございます。本日は皆さんどうぞよろしくお願いいたします。
それでは,早速でございますが,通告に従い質問を始めさせていただきます。
1番,使用済みの乾電池等の捨て方について。
令和6年3月から可燃ごみとして捨てられていたプラスチックをプラスチック資源として回収する,分別回収が始まりました。また,ごみの捨て方を紹介している,ごみ・減量リサイクルガイド「ど~すりゃ~ええ?」も,プラスチック資源の分別回収の開始に伴い,令和6年3月に改定されています。
市民の方にとって毎日の生活に欠かせないごみの分別,出し方は関心が高いものだと思います。しかし,市民の方から様々なごみの分別の仕方や回収場所について,分からない,困っているなどのお声を聞くことがあります。
そこでお尋ねいたします。
(1)リサイクルガイドで,廃乾電池等と記載がありますが,具体的に何を指すのかお聞かせください。
(2)それらの回収場所は,十分に確保されているのでしょうか。場所と箇所数をお聞かせください。
2番,リチウムイオン電池による発火対策について。
モバイルバッテリー,電子たばこ,充電式の電子機器のバッテリーなどリチウムイオン電池を含む電子機器がほかのごみや資源化物に混入し,処理施設で発火のトラブルが近年増加しているようです。
乾電池やそのほかの電池,特にリチウムイオン電池は,中に燃えやすい液体が入っていることもあり,発火のリスクが高いと言われています。
本年1月3日には,埼玉県川口市で,ごみ焼却施設において火災が発生し,ごみ収集ができない状況で,ステーションにあふれたごみが全国ニュースでも流れていました。これは,可燃ごみと一緒に捨てられたリチウムイオン電池が原因と推測されており,焼却施設の電気系統やごみを運ぶクレーンが被害を受け,復旧には数か月かかる見通しとのことで,市民生活に多大な影響を与えています。
そこでお尋ねいたします。
(1)令和3年度から令和5年度の市有ごみ処理施設における発火件数と被害額,主な発火場所についてお聞かせください。また,そのうちリチウムイオン電池による発火はどの程度かお聞かせください。
(2)廃乾電池,特にリチウムイオン電池が発火の原因となる記事をよく目にしますが,なぜリチウムイオン電池がごみ処理施設で発火してしまうのか,その関係をお聞かせください。
(3)発火を起こさないために,収集時や施設内の処理で現在行っている対策の内容をお聞かせください。
(4)今後,発火の防止に対し,さらなる対応を考えておられるのであれば,今後の意気込みも含めてお聞かせください。
3番,放課後児童クラブにおける作業療法士を活用した取組について。
保護者が仕事などで昼間家庭にいない小学校に就学している児童に対して,適切な遊びや生活の場を与えて,その健全な育成を図る目的で開設,運営している放課後児童クラブは,令和6年5月1日時点で,市立67クラブ,運営委員会18クラブ,保育所等5クラブ,届出済み民間5クラブの合計95クラブがあり,9,900人を超える子どもたちが利用しています。放課後児童クラブへの入所児童数は年々増加傾向にあり,しばらくはこの状況が続くのではないかと考えています。本市では,市立,運営委員会クラブの施設整備や人員確保とあわせて,放課後児童クラブ待機児童対策のため,民間事業者による放課後児童クラブの設置,運営を促進し,待機児童解消を図るため,市内において新たに放課後児童健全育成事業を実施,または放課後児童健全育成事業を実施している場合にあっては,利用定員を増加する事業者に対し,経費の一部を補助するなど,民間事業者支援の活用による受皿確保を進め,令和9年5月1日時点での待機児童ゼロを目指しています。こうした中で,発達障害等,特別な支援が必要な児童も増加してくるものと考えられます。それに伴い,保護者や現場の支援員等の負担を軽減し,より安心して子どもを預けれるよう,さらなる環境づくりが必要だと考えます。
そこでお尋ねいたします。
(1)クラブでの発達障害児への対応について,市立,運営委員会,民間事業者でのそれぞれの現状をお聞かせください。
(2)クラブでの発達障害児への対応について,指導員に対する専門的な研修や支援体制についてお聞かせください。
(3)発達障害や学習の遅れがある子どもに対し,遊びや日常生活動作を通じた成長支援を行うとともに,支援員等からの相談への対応や助言などを行う作業療法士をクラブに配置や巡回訪問するようにできないか御所見をお聞かせください。
4番,避難行動要支援者名簿について。
東日本大震災の教訓として,障害者,高齢者,外国人,妊産婦等の方々について,情報提供,避難,避難生活等,様々な場面で対応が不十分な場面があったことを受け,こうした方々に係る名簿の整備,活用を促進することが必要とされたことから,平成25年の災害対策基本法の改正により,災害時に自ら避難することが困難な高齢者や障害者等の避難行動要支援者について,避難行動要支援者名簿を作成することが市町村の義務とされました。
そこでお尋ねいたします。
(1)現在,避難行動要支援者名簿の作成状況はどのようになっているのか,対象者数についてお聞かせください。
(2)避難行動要支援者名簿はどのような基準で支援対象者を選定しているのかお聞かせください。
(3)要支援者の状況は時間とともに変化する可能性がありますが,定期的に名簿を見直し,最新の情報を維持する必要がありますが,名簿の更新頻度や更新についてお聞かせください。
(4)平時において,避難行動要支援者名簿はどのように活用されているのかお聞かせください。
(5)過去の防災訓練や実際の避難所開設時に名簿を活用した事例があれば,お聞かせください。
(6)実際に災害が発生した場合,避難行動要支援者名簿がどのように活用されるのか,個別避難計画作成済みの方との違いをお聞かせください。
(7)避難行動要支援者名簿には個人情報が含まれるため,取扱いには十分な注意が必要です。不適切な取扱いがあれば,信頼を損ねる可能性があります。名簿情報の漏えい防止対策についてお聞かせください。
(8)これまでの避難行動要支援者名簿活用においての課題をお聞かせください。
5番,都市計画道路平井・神崎線について。
中環状線の一部である都市計画道路下中野・平井線は,現在,2020年度代の完成を目指して旭川工区の整備が行われています。また,主要地方道岡山・牛窓線3工区は,都心と西大寺地域を結ぶ都市計画道路平井・神崎線の一部として中区山崎から中区海吉間の整備を進めており,現在約98%の用地を取得し,事業費ベースの進捗状況は,昨年度末で約84%となっているとお聞きしています。さて,都市計画道路下中野・平井線と主要地方道岡山・牛窓線3工区間の都市計画道路平井・神崎線はいまだ事業化されていません。この区間が開通すれば,主要地方道岡山・牛窓線の渋滞の軽減や地域住民の生活利便性の向上にも期待できるものと考えられます。都市計画道路平井・神崎線の今後の整備の考え方をお聞かせください。
以上で1回目の質問を終わります。(拍手)
○森田卓司 副議長 当局の答弁を求めます。
〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長 それでは,花岡議員の質問にお答えします。
私は,避難行動要支援者名簿の活用の話であります。災害時に避難する際に支援が必要な状態であるにもかかわらず,地域住民など支援者へ情報提供するための同意書が市に提供されないため,名簿に掲載されず,把握されないケースがあります。そのような方に,この制度の意義を理解していただくために,案内文書や同意書の様式を分かりやすく見直しているところであります。
案内文書を依頼するだけでなく,地元町内会の会議,また出前講座や地域向け防災説明会などの場において説明し,名簿掲載人数の増加に努めたいと思います。
これについては,各議員,ぜひ地元でもお話をいただいて,避難者名簿,非常に重要でありますんで,よろしくお願いしたいと思います。
以上です。
◎見平孝行 環境局長 1番,使用済みの乾電池等の捨て方についての項,まず廃乾電池等とは具体的に何を指すのかについてです。
リサイクルガイドに記載している廃乾電池等とは,乾電池やボタン電池,リチウムイオン電池のほか,バッテリーを取り外すことのできない電子たばこや電気シェーバーなどがあります。
次に,廃乾電池等の回収場所についてです。
廃乾電池等は,市内約3,800か所の資源化物ステーションで収集を行うとともに,市内3か所の資源回収所においても回収を行っております。
続いて2番,リチウムイオン電池による発火対策についての項,まず市有ごみ処理施設における発火件数と被害額等についてです。
本市のごみ処理施設における発火件数は,令和3年度290件,令和4年度291件,令和5年度317件で,そのうち約8割がリチウムイオン電池に起因するものと考えています。
現在までのところ,発火直後に消火ができており,被害は生じておりません。
主な発火場所は,リサイクル施設の破砕処理後のベルトコンベヤー上ですが,焼却施設のピット内でも確認されています。
次に,なぜリチウムイオン電池がごみ処理施設で発火するのかについてです。
環境省の啓発チラシによると,リチウムイオン電池は,強い衝撃が加わると発火のおそれがあると言われています。ごみ処理施設においては,不燃ごみ等に混入したリチウムイオン電池が破砕機で砕かれるときに強い衝撃を受け,発火するものです。
次に,収集時や施設内の処理で現在行っている対策についてです。
リチウムイオン電池は発火のおそれがあるため,可燃ごみや不燃ごみとは別に,資源化物の廃乾電池等として分別し排出していただくこととしています。しかし,現状では不燃ごみ等に少なからず混入しているため,処理工程でリチウムイオン電池を含む不適物を作業員が手作業で取り除いています。さらに,取り残したリチウムイオン電池等による発火をいち早く発見できるよう,紫外線による火炎検知器に加え,温度感知による発火監視システムを設置しています。
この項最後に,発火防止に対し,さらなる対策とその意気込みについてです。
リチウムイオン電池の発火を防止するためには,分別を徹底していただく必要があると考えており,黄色いごみ袋には絶対に入れないということを,様々な媒体を活用し,周知してまいります。
以上です。
◎榎並義忠 岡山っ子育成局長 3番,放課後児童クラブにおける作業療法士を活用した取組についての項に順次お答えします。
まず,発達障害児への対応についてです。
市立,運営委員会のクラブでは,専門研修を受けた支援員等が加配できる国庫補助事業を活用しながら受入れを推進しております。
また,民間事業者のクラブでは,令和7年度から障害児受入れのための補助を創設し,市立等と同様の対応ができるようにしたいと考えております。
次に,発達障害児への対応について,支援員に対する研修や支援体制についてです。
市では,毎年,全児童クラブを対象に発達障害児対応専門研修を開催しており,今年度は連続講座6回を様々な専門機関より講師を招き,実施しております。
また,市立クラブでは,校長経験者3名を配置し,定期的にクラブを巡回しながら,支援が必要な児童への対応などの相談や助言を行うとともに,必要に応じ小学校との連携を図っております。
この項最後,作業療法士を配置,巡回するようにできないかについてです。
作業療法士の巡回訪問については,令和6年度に19の市立クラブが岡山県作業療法士会に派遣を依頼し,各クラブにおいて児童への対応について専門的なアドバイスをいただいております。こうした取組により,現場の支援員からは,児童が落ち着いて生活できる環境整備に一定の効果があったと聞いております。
各クラブへの作業療法士の配置については,財源や人材確保等に課題があることから困難と考えておりますが,今後他都市の状況も調査しながら,作業療法士の活用について検討してまいりたいと考えております。
以上です。
◎嶋村真二 危機管理監 4番,避難行動要支援者名簿についての項,市長答弁以外について順次お答えします。
初めに,対象者数についてです。
令和7年2月現在,名簿登録対象者1万981名,そのうち平常時情報提供同意者数6,632名となっています。
次に,支援対象者の選定基準についてです。
名簿に登録されるのは,介護保険の要介護認定3以上の方や,身体障害者手帳1,2級の方など,所定の要件に該当する方で,災害時に避難する際,支援が必要となる方が対象になっております。
また,要件には該当しなくても,避難に支援が必要な方で,名簿への掲載を希望された方も対象になります。
次に,更新についてです。
名簿の更新は毎年行っており,10月1日現在の情報を基に作成しております。また,毎月1回,住民記録情報により死亡や転出などの情報を反映させております。
次に,平時の活用についてです。
平時においては,地域での日頃の見守り活動や個別避難計画の作成に活用されております。
次に,過去の活用事例についてです。
避難所開設時の活用事例については把握しておりませんが,地域主催の防災訓練で名簿に掲載されている方に参加していただき,避難訓練を行った事例はございます。
次に,災害時の活用についてです。
災害時には,安否確認や救助支援の際に対象者を把握するために活用されます。一方で,個別避難計画を作成済みの方については,その計画に基づき円滑な避難支援が行われることが期待できます。
次に,この項最後になります。情報漏えい防止対策についてです。
名簿情報の取扱いについては,細心の注意が必要であり,避難を支援していただく関係者に名簿をお渡しする際には,個人情報取扱いに関する覚書を締結した上でお渡しするようにしております。
以上です。
◎今井洋孫 都市整備局長 5番,都市計画道路平井・神崎線について,今後の整備についてお答えします。
平井・神崎線は,岡山市中区平井一丁目から東区神崎町までの延長約12.8キロメートルの都市計画道路であり,慢性的な交通渋滞が発生している主要地方道岡山・牛窓線のバイパス道路として重要な路線であると考えています。
現在,平井・神崎線は,中区山崎から中区海吉までの約1キロメートルと,東区松新町から東区西大寺中野までの約1.8キロメートルで整備を進めているところであり,まずはこれらの事業中区間の早期完成を目指すとともに,事業中区間の進捗や事業効果の発現状況を踏まえながら,残りの未着手区間の事業化を検討してまいりたいと考えています。
以上です。
〔8番花岡栄太郎議員登壇〕
◆8番(花岡栄太郎 議員) 御答弁ありがとうございました。市長,御答弁ありがとうございました。
放課後児童クラブにおける作業療法士を活用した取組についてですけども,やはり質の向上を図る上では,さらなる環境づくりは必要だと考えております。引き続き御検討をよろしくお願いしたいと思います。
それでは,再質問を始めさせていただきたいと思います。
使用済みの乾電池等の捨て方についてのところですが,回収場所は約3,800か所との御答弁が先ほどありましたが,これだけの回収場所がありながら,捨て方が市民に十分に伝わっていないと考えますが,御所見をお聞かせください。
以上で再質問を終わります。
○森田卓司 副議長 当局の答弁を求めます。
◎見平孝行 環境局長 使用済み乾電池の捨て方について十分に伝わっていないんではないかという御質問です。
廃乾電池等は,可燃ごみや不燃ごみにまだまだ多く混入しているため,議員御指摘のとおり,捨て方の周知が十分ではないと考えております。
現在,正しい分別方法等を分かりやすく記載した,ごみ分別一覧表を作成しているところであり,できるだけ早期に配布し,周知に努めてまいりたいと思います。
以上です。
○森田卓司 副議長 以上で花岡議員の質問は終わりました。(拍手)
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