録画中継

令和7年9月定例会
9月5日(金) 本会議 一般質問
おかやま未来プロジェクト
中島 純 議員
*一問一答方式
1 多子世帯における保育施設利用者負担額の軽減について
 (1) 児童数のカウント方法に対する認識
 (2) 児童数のカウント方法を見直した場合の予算見込み
 (3) 児童数のカウント方法の見直し提案(要件撤廃)
2 手ぶら登園(おむつのサブスク)について
 (1) 検討状況の確認
3 公園内における手持ち花火の使用について
 (1) 公園で手持ち花火の使用が事実上禁止とされている経緯・根拠
 (2) 通報時の対応状況
 (3) 他都市の事例の把握と認識
 次は,順序に従いまして中島議員。
     〔4番中島純議員登壇,拍手〕
◆4番(中島純 議員)  皆様こんにちは。おかやま未来プロジェクトの中島です。
 早速ですが,通告に従いまして質問させていただきます。
 1,多子世帯における保育施設利用者負担額の軽減について。
 現在,岡山市において多子世帯への負担軽減策として,保育施設の利用料について,同一世帯において小学校就学前の子どもが2人以上同時に保育施設等を利用する場合,第2子については半額,第3子以降については無料とする利用額を軽減する制度が導入されております。しかしながら,小学校就学前の子どものみを児童数としてカウントする運用としているため,実際には2人以上の子どもを育てていたとしても,上の子,第1子が小学校に進学したタイミングで,下の子は本来第2子であるにもかかわらず第1子として扱われるため,支援の対象外となるケースが発生しております。子育て世帯の立場からすれば,同じように2人,3人以上の子どもを育てているにもかかわらず,生まれたタイミングが違うというだけで支援の有無が異なる不公平な制度設計となっております。
 全国の政令市の状況について照会をかけたところ,児童数のカウント方法について,国の基準ではなく市独自で上の子の年齢要件や同時入所要件を撤廃している自治体が12市あることが判明いたしました。不公平感の解消と子育て支援の充実,経済的負担の軽減を目的に各種要件を撤廃し,全ての児童をカウントする方式へと制度改正を行っているようです。岡山市においても,多子世帯における児童数のカウント方法や支援の拡充についてしっかりと議論すべき時期が来ているのではないかと思料します。
 以下,質問です。
 (1)子どもの生まれるタイミングによって支援の有無が異なる現行制度について,岡山市としてはどのように捉えているのか,御所見をお示しください。
 (2)第2子以降のカウント方法について,年齢要件を撤廃した場合,年間どの程度の追加予算が必要となる見込みでしょうか,お示しください。
 (3)不公平感の解消と子育て支援の充実,経済的負担の軽減のため,岡山市においても他政令市と同様に児童数のカウント方法について見直しを行うべきではないでしょうか,御所見をお示しください。
 2,手ぶら登園,おむつのサブスクについて。
 令和5年6月及び9月議会において,手ぶら登園,おむつのサブスクの導入提案をさせていただきました。今回,約2年ぶりに再び一般質問に上げさせていただきました。
 おむつのサブスクを導入している自治体について,政令市においてもかなり増加傾向にあります。令和7年4月から広島市,堺市,川崎市,7月から新潟市が導入,11月から千葉市において導入予定とのニュースを拝見しました。本年度だけで政令市5自治体で導入されており,恐らくさらに広がりを見せていくのではないかと思料します。
 そこで,現状を確認するため,広島市,堺市等を含め5か所ほど視察に行ってまいりました。保育士さんにも直接お話をお伺いしましたが,どの自治体においてもかなり負担が軽減されたとのことです。物理的負担,おむつの個別管理,在庫管理はもちろんのこと,精神的負担,はかせ間違え,在庫がなくなる不安,保護者さんへの連絡等もかなり軽減できたとのことでした。導入前までは,本当に一部の保護者さんの話にはなるんですけれども,適切な頻度のおむつ交換をしていたとしても,なぜおむつの減りがこんなにも早いのか,おむつ替えの頻度が多過ぎるのではないか等のクレームや,おむつ補充を保護者さんにお願いしてもなかなか持参いただけない,児童ごとにおむつの在庫状況を常に確認しなければならない等,精神的負担もあったようです。今回の視察を通して,改めて保護者さんの負担軽減,かつ保育士さんの負担軽減,働き方改革にもつながる両者がウィン・ウィンになる制度であると確信しました。
 以下,質問です。
 (1)前回の一般質問から現時点までにどのような調査検討が行われたのでしょうか,お示しください。
 3,公園内における手持ち花火の使用について。
 現在,岡山市内の公園において手持ち花火の使用を明確に禁止する規定や条例はないものの,使用は遠慮してほしいという言わばグレーな運用となっております。安全面や騒音,使用後のごみ問題等,課題は確かにありますが,そもそもルールが存在せず,判断が現場や担当者に委ねられている現状のほうがかえって危ないのではないかと思料します。
 近年,全国の自治体では,夏の季節感や市民の憩いの場を尊重しつつ,安全やマナーを確保した上で公園内での手持ち花火を条件付で解禁する動きがかなり広がっています。危ないからやめるではなく,ルールを守って安全に楽しめる環境を整備するという方向性が確実に広がってきているのではないかと思料します。これが行政の本来の役割だと思います。
 岡山市の地域の子どもたちや家族の夏の思い出づくりのためにも,使用期間や時間帯,場所,利用時の注意事項等を明確に定めた上で,公園内での手持ち花火の使用を可能とする余地はあるのではないかと思料します。
 以下,質問です。
 (1)明文化された禁止規定がないにもかかわらず,公園で手持ち花火の使用が事実上禁止とされている経緯,根拠についてお示しください。
 (2)市民の方から公園内で花火をしている等の通報があった場合,市はどのような対応を行っているのか,お示しください。
 (3)条件付で手持ち花火の使用を解禁している他自治体の動きを把握していますでしょうか。また,把握しているのであれば,その事例や効果,課題等をどのように捉えているのか,お示しください。
 以上で1回目の質問を終わります。
 御答弁のほどよろしくお願いいたします。(拍手)
○田口裕士 議長  当局の答弁を求めます。
◎榎並義忠 岡山っ子育成局長  1番,多子世帯における保育施設の利用者負担額の軽減について,児童数のカウント方法に対する認識,カウント方法を見直した場合の予算見込み,カウント方法の見直し提案への所見について一括してお答えします。
 現行制度は,きょうだいを同時に保育園等に通わせることに伴う経済的負担を軽減するために行っているものです。一方で,一部の保護者からは,きょうだいが同時に通っていなくても同じように軽減してほしいとの声を聞いているところです。第2子以降の年齢要件を見直した場合の年間予算額は,約2億5,000万円として試算しております。カウント方法の見直しについては,全国で統一的な制度が望ましいと考えており,指定都市市長会を通じて国に対して制度の再構築や支援の拡充を要望しているところです。
 次に,2番,手ぶら登園,おむつのサブスクについて,どのような調査検討が行われたかについてお答えします。
 おむつのサブスクについては,政令市にヒアリングを実施し,公立園への導入状況や対象年齢,利用率,料金などの調査を行ったところです。今後,その内容について研究してまいりたいと考えております。
 以上です。
◎鈴木豪 都市整備局都市・公園担当局長  3の項,公園内における手持ち花火について順次お答えします。
 まず,事実上禁止とされている経緯と根拠,通報時の対応状況についてお答えします。
 手持ち花火については,岡山市公園条例に定める禁止行為のうち,公園を損傷しまたは汚損することに抵触するおそれがあり,これまでに火気による施設の損傷や燃えかすの放置,騒音等の苦情もあることから,相談等があった際には使用を控えていただく運用となっています。
 花火使用の通報を受けた際には,施設の損傷や汚損,近隣住民の迷惑となる行為がないか調査を行い,改善されない場合は,町内会等と協議の上,禁止看板を掲示することがあります。
 次に,他都市の事例の把握と認識についてです。
 今年度より一定の条件の下,公園での手持ち花火の使用を可能としたつくば市や試行実施した東京都大田区などの事例があるものと承知しております。こうした他都市の取組成果や課題について情報収集してまいりたいと考えております。
 以上です。
     〔4番中島純議員登壇〕
◆4番(中島純 議員)  御答弁いただきありがとうございました。
 早速再質問に入ります。
 まずは,多子世帯の保育料についてです。
 一応国基準でやっていますと,国にも要望を出していますとはいうものの,現に他の12の政令市については独自に要件を撤廃しておる状況です。この件については,特にその優先度が高いと判断されているからこそ半数以上の政令市が独自に要件を撤廃している状況なんかなと思っています。岡山市が要件の撤廃に踏み切れない合理的理由というか,その優先度があまり高くないというのは何かしら理由があるんでしょうか。
◎榎並義忠 岡山っ子育成局長  独自の軽減につきましては,財源面の課題もございます。ほかの施策とのバランスなど,全体の中で考えていく必要があると思っております。
 以上です。
◆4番(中島純 議員)  ありがとうございました。
 この多子世帯の支援については,少子化の時代でもありますので,かなり優先度が高い問題であると捉えています。まずは他都市の事例をしっかりと調査研究していただいて,予算の面等,課題はあるかとは思いますが,岡山市においてもどのような対応,対策が取れるのか,ぜひ御検討いただければと思います。
 この全国的な流れを見るに,まずこの本件,児童数のカウント方法の見直し,その後には第2子,第1子無償化というふうな順番で自治体独自でどんどん進んでいっているのが現状かなと思います。今後,政令市20市のうち岡山市だけが国の基準でやっていますよみたいな状態にならんようにだけよろしくお願いいたします。
 続いて,手ぶら登園について再質問に入ります。
 提案から既に2年が経過しております。導入の検討に当たって,今後保護者さんのニーズ調査や保育現場へのヒアリング等,そろそろもう一歩踏み込んだ検討というのを行っていただきたいと思うんですけれども,御所見をお願いします。
◎榎並義忠 岡山っ子育成局長  今年度に入りまして,議員おっしゃるとおり,政令市の導入事例が増えてきましたので,先日そういった調査をしっかりさせていただいたところでございます。その結果を踏まえまして今後研究を深めていきたいと思っておりますが,そうした中で必要に応じ現場の意見を聞いたり,いろんなニーズ調査など,検討してまいりたいと考えております。
◆4番(中島純 議員)  ありがとうございます。
 この項最後に,視察先の園長先生の話では,このおむつのサブスクというのは本当に未知の制度だったと。そもそもこれ何,うまくいくの,そもそも我々保育士は何するのみたいな,よく分からないものに対する不安がかなり大きかったようです。特に保育士さん側としては,実際にやってみなければこの制度のよさは分からないとも言われていました。広島市においては,導入の見送りというのも視野に含めた上で,複数の保育施設においておむつのサブスクの実証実験を行ったとのことです。先ほど提案した保護者さんのニーズ調査や保育現場へのヒアリングの結果にもよるかなとは思うんですけれども,導入ありきの実証実験ではなく,保護者さん,保育士さんの負担軽減に本当につながるのかどうかといった観点を中心に据えて,岡山市においても実証実験というのを行うことはできないでしょうか。
◎榎並義忠 岡山っ子育成局長  研究させていただいて,そうさせていただいた後に,そういったことも考えてまいりたいと考えております。
◆4番(中島純 議員)  ありがとうございます。
 この件についても,先ほど同様に政令市でもどんどん導入事例が増えていますので,岡山市だけが導入がまだですよみたいな状況にならんように,どうぞぜひ御検討いただければと思います。
 最後に,手持ち花火の使用について再質問に入ります。
 これは公式のルールがないまま現場判断となると,主に各区や担当者によって対応が異なるおそれがあります。市民の方も混乱しますし,言わば勝手にやっている市民の方は花火ができて,わざわざ電話で役所に確認までしてくださった市民の方に対してはやらないでほしいと伝える。そしたら,ちょっと不公平感が生じてしまうと思うんですけれども,ここら辺の御所見をお願いします。
◎鈴木豪 都市整備局都市・公園担当局長  手持ち花火に関する統一したルールに関する御所見ということかと思います。
 公園につきましては,立地や規模,機能,利用形態,様々でございます。これまでの管理運営の中でそれぞれ地域の皆様とルールを定めたりして運用しているところですけれども,周辺環境とかあるいは社会情勢の変化等に鑑みて運用を改めて検討すべきということもあろうかとは思っております。
 以上です。
◆4番(中島純 議員)  ありがとうございます。
 これ,そもそもルールを明文化したほうが,むしろ苦情だったり通報というのが減るんじゃないんかなと思料するんですが,そこら辺の御所見をお願いします。
◎鈴木豪 都市整備局都市・公園担当局長  明文化したほうがかえって苦情等が少ないんではないかというような御意見かと思いますが,確たるデータ等があるわけでありませんので,少し感覚めいたところはあろうかと思うんですが,ルールを定める,すなわち禁止行為を文字で記載していくということになりますので,できる条件というのを狭く書かざるを得ないというところからすると,苦情が減る方向に行くのかどうかというのはなかなか見通せないんではないかなと考えております。
 以上です。
◆4番(中島純 議員)  この項最後になりますが,まず全市的な導入というのがちょっと難しいというのであれば,モデル公園だったり,期間限定での実証実験から始めたら,課題も検証しやすく,安全面も確保できるんじゃないかなと思料しています。実証実験の結果,あまり考えたくはないですけど,あまりにもマナーが悪過ぎましたと,岡山市ではどうやっても導入は難しいですよという判断をされるんであれば,あくまでも実証実験なので,導入を見送るという判断もできるんかなと思います。まずは来年度に実証実験から始めるということはできないでしょうか,御所見をお願いいたします。
◎鈴木豪 都市整備局都市・公園担当局長  手持ち花火に係る実証実験についてですけれども,実証実験のやり方等にもよるかとは思うんですが,実証実験の対象となるところ,ならないところ,ではならないところはどうなのかとか,課題等があるかと思います。まずは先行して取り組まれている他都市がございますので,こちらの状況も参考にしてまいりたいと思います。
 以上です。
○田口裕士 議長  以上で中島議員の質問は終わりました。(拍手)
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