岡山市議会
会議録検索サイトへ
文字サイズの変更
標準
大
録画中継
トップ
/
会派名でさがす
/
おかやま創政会
/
令和6年11月定例会 12月5日(木) 本会議 一般質問
会議名でさがす
議員名でさがす
会派名でさがす
操作方法について
※用語の検索は会議名、議員名、会派名、発言通告(質問項目)を対象としています。
1倍速
1.2倍速
1.5倍速
2倍速
内容
会議録
令和6年11月定例会
12月5日(木) 本会議 一般質問
おかやま創政会
太田 栄司 議員
1 岡山西バイパスほかの道路整備について
2 脱炭素社会の実現について
次は,順序に従いまして太田議員。
〔23番太田栄司議員登壇,拍手〕
◆23番(太田栄司 議員) 皆様こんにちは。おかやま創政会の太田栄司でございます。
まずは,本日はお忙しい中,傍聴にお越しいただいた皆様,本当にありがとうございます。もう簡単に今日は,もうすっと済ませたいなとは思っております。
今回も本当市民の皆様からいろいろ問合せがあったこととか気になっていること,こういうことを聞いてほしいということで,そういったところをちょっとまとめて質問にさせていただいております。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは,通告に従いまして,質問に入らせていただきます。
1,岡山西バイパスほかの道路整備について。
岡山西バイパスは,高規格道路岡山環状道路の一部を構成する一般国道2号線岡山バイパスから180号に至る5.6キロメートルのバイパスであります。岡山市中心部の,特に朝夕の通勤時間帯の流出入する交通による慢性的な渋滞を緩和することを目的として整備しているところです。また,岡山市内に多くある渋滞箇所の抜本的な渋滞緩和の取組として3環状道路構想の一つであり,岡山環状道路は外環状線の位置づけとなっております。この役割としては,都心,都市拠点,地域拠点,隣接都市の連絡機能強化や高速道路の持つ機能と役割の有効活用,救急活動や緊急搬送などが円滑かつ確実に実施する災害に備えた防災機能の強化などが挙げられております。現在のところ,2011年に岡山西バイパスの側道部が全線開通,2016年に総社・一宮バイパスのうち岡山環状道路を構成する区間が開通,そして2022年には市道藤田・浦安南町線1.6キロメートルが暫定2車線で開通しております。岡山市内では着実に工事が進められていっているなと思っておりますが,そこでちょっとお聞きします。
(1)岡山西バイパス工事の進捗状況はいかがでしょうか。
(2)改めて岡山西バイパスの工事完了による効果,周辺に与える影響についてお示しください。
(3)吉備スマートインターチェンジでは,24時間大型車も通行可能なインターチェンジに変更するため周辺道路を含めた改修工事が進行しております。進捗状況にあわせて完成予定をお示しください。
(4)岡山環状道路網計画によると,180号総社・一宮バイパスと原・藤原線が接続される計画となっておりますが,現状をお示しください。
大きな2番,脱炭素社会の実現について。
岡山市は第2次岡山市環境基本計画及び岡山市地球温暖化対策実行計画を2016年に計画し,2021年6月には中間見直しを行い,目標年次は2025年度としております。その中で,岡山市が目指す豊かな自然環境と調和した持続可能なまちおかやまの実現に向けて,環境像をより具体的な方向として4つの環境目標を掲げて頑張っておられます。
環境目標1,市民協働による環境づくりと快適な都市環境が実現しているまち,環境目標2,豊かな自然環境の保全と共生が実現しているまち,次に環境目標3,賢い選択による低炭素化と地球にやさしい活動が実現しているまち,環境目標4,安全な生活環境と循環型社会が実現しているまちとなっております。SDGsの視点を踏まえ,持続可能な社会の実現や経済と社会の好循環の構築をお願いしたいところであります。
そこでお伺いします。
(1)ゼロカーボン研究会について。
ア,令和6年度の活動状況と活動内容をお示しください。
イ,活動による効果,成果をお示しください。あわせて参加者の意見や感想をお聞かせください。
ウ,ゼロカーボン研究会はいつまで開催するのでしょうか。どの時点をゴールとして考えておられるのでしょうか。
(2)岡山市脱炭素ロードマップについて。
ア,将来ビジョンとして市民・事業者の行動変容,再生可能エネルギー,省エネルギー,スマートムーブ,地域連携と記載されております。それぞれの活動内容や達成状況,今後の課題についてお示しください。
イ,岡山市の再生可能エネルギー導入目標で,累積値を掲げられております。この目標値に対しての現状と今後の達成に向けた取組をお示しください。
(3)岡山市スマートエネルギー導入促進補助事業について。
ア,岡山市事業所用スマートエネルギー導入促進補助事業と岡山市住宅用スマートエネルギー導入促進補助事業の今年度の実績にあわせて予算の執行状況についてもお示しください。
(4)岡山市環境基本計画及び岡山市地球温暖化対策実行計画について。
目標年次2025年度,令和7年度が岡山市環境基本計画及び岡山市地球温暖化対策実行計画の最終年度となっております。
ア,来年度が計画最終年度となる中,計画に対する目標達成状況はいかがでしょうか。特に達成できていないものは,どういったものがあるのでしょうか。
イ,次の計画を策定するに当たって,現状に対する評価と課題についてお聞かせください。
ウ,新たな計画策定までのスケジュールをお示しください。
以上,1回目の質問を終わります。
御答弁よろしくお願いいたします。(拍手)
○森田卓司 副議長 当局の答弁を求めます。
〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長 太田議員の質問にお答えいたします。
私は岡山西バイパスほかの道路整備についてということですが,岡山西バイパスの工事完了による効果,周辺に与える影響,吉備スマートインターチェンジの24時間化,大型車対応の進捗状況,完成予定ということであります。
現在整備を進めている国道180号総社・一宮バイパスや吉備スマートインターチェンジの24時間化,大型車対応,岡山環状南道路とともに国道180号岡山西バイパスの本線高架化が完成すると,岡山港周辺の産業・物流施設から山陽自動車道まで,これまで中心部を走行して約53分かかっていたわけでありますが,それが所要時間約21分に短縮されます。約32分間短縮されるということであります。そして,高速道路と外環状線が接続し市内の道路ネットワークとの連携強化が図られると,交通の分散による市中心部の渋滞緩和,物流活動や災害時における救命救急活動の円滑化などの効果も期待できます。また,企業誘致にも有効であり,雇用の創出にもつながるものと期待しております。
なお,吉備スマートインターチェンジについては,国道180号総社・一宮バイパスの整備と同時に24時間化,大型車対応とするため,現在国やNEXCO西日本と連携してインターチェンジのアクセス道路の新設工事や周辺の生活道路の拡幅工事などを進めているところであり,令和7年度中の供用を目指しております。
以上です。
◎今井洋孫 都市整備局長 1,岡山西バイパスほかの道路整備について,市長がお答えしたもの以外について順次お答えします。
まず,岡山西バイパス工事の進捗状況についてです。
国道180号岡山西バイパスについては,国が令和2年度に岡山市北区西長瀬から岡山市北区楢津間の高架化による本線整備を事業化し,令和5年度には本線高架事業の起工式を行ったところです。現在国において橋梁下部工事等を進めていると伺っており,今後も一層の事業推進を国に要望してまいります。
続きまして,総社・一宮バイパスと原・藤原線との接続計画の現状についてです。
外環状線については,平成6年に地域高規格道路,岡山環状道路として国の指定を受け,それに基づき国と市で連携しながら順次整備を進めているところです。この中で,国道180号総社・一宮バイパスから県道原・藤原線までの区間については現在構想段階であり,具体のルートなどは決まっていない状況です。岡山環状道路については,まずは国とも連携しながら現在事業実施中である主要地方道岡山・赤穂線などの整備を着実に進めてまいりたいと考えております。
以上です。
◎見平孝行 環境局長 2番,脱炭素社会の実現について順次お答えします。
まず,ゼロカーボン研究会の活動状況についてです。
今年度は3回の研究会を開催しており,5月の第1回研究会では脱炭素化に向けた技術動向をテーマに蓄電池やゼロカーボンビルについて,9月の第2回研究会ではデコ活の推進をテーマにデコ活の概要やサステナブルファッションの推進について,11月の第3回研究会ではCO2の吸収源及び回収・固定化技術をテーマにブルーカーボンやCO2を回収し地中などに貯留する技術について事例研究を行いました。また,各回で参加者の関心が高かった内容については分科会を開催しており,7月の第1回の分科会では玉野市にある株式会社パワーエックスの蓄電池工場を現地視察したほか,残り2回の分科会についても今後の開催に向け準備を進めているところです。
次に,ゼロカーボン研究会の効果等についてです。
岡山市では,市有施設へのPPAによる太陽光発電設備の導入や関係機関との連携によるZEHやうちエコ診断,リペア文化の普及啓発事業などの成果につながっています。また,他の参加自治体や企業においても企業同士が連携して新たにPPA事業を開始した事例をはじめ,EVの導入やシェアリングの実施など,本研究会をきっかけに具体的な取組につながったというお話をお聞きしております。参加者アンケートによると,約7割が満足したと回答され,参考になったという趣旨の御感想や今後取り扱ってほしいテーマについての御意見などいただいております。
次に,ゼロカーボン研究会をいつまで開催するのかについてです。
これまでの研究会の開催により,各参加主体において具体的な取組の創出や検討が行われるなど脱炭素に向けた機運は高まりつつあると感じておりますが,脱炭素社会の実現に向けては,今後事業者等の行動変容をより一層促すことが必要と考えております。そのため,ゼロカーボン研究会については,今後形を変えていく可能性はありますが,引き続き開催してまいりたいと考えております。
次に,脱炭素ロードマップについてのうち,それぞれの活動内容や達成状況,今後の課題についてです。
それぞれの項目においては市民,事業者への啓発活動,太陽光発電設備や省エネ性能の高い機器,EV等次世代自動車の導入促進,再生可能エネルギーの地産地消の推進等に取り組んでいるところです。現在の岡山市の温室効果ガス排出量は,2021年度時点で2013年度比マイナス19.1%と目標値に向かって順調に推移している状況です。しかし,ゼロカーボンシティの実現に向けては今後より一層効果的に取組を進めていく必要があり,そのための市民,事業者の行動変容の促進とそれを牽引する市の率先行動が最も重要な課題であると考えております。
次に,脱炭素ロードマップについてのうち,再生可能エネルギーの導入目標等についてです。
岡山市域の再生可能エネルギーの導入目標として2030年度に約483メガワット,2050年度に約1,071メガワットの数値を掲げていますが,資源エネルギー庁が公表している市域の再生可能エネルギーの発電容量は2023年度末時点で約375メガワットとなっております。今後も引き続き導入拡大に向けた普及啓発や補助事業に取り組むとともに,2050年度の目標達成に向けては革新的技術の実装が不可欠であることから,ペロブスカイト太陽電池などの先進技術の開発動向を注視していくとともに,実用化後は率先して導入を検討してまいりたいと考えております。
次に,岡山市スマートエネルギー導入促進補助事業の今年度の実績等についてです。
令和6年11月末時点のスマートエネルギー導入促進補助事業の申請件数は,住宅用が810件,事業所用が69件で,予算額2億9,000万円に対して現在の執行率は40.3%となっております。
次に,岡山市環境基本計画及び岡山市地球温暖化対策実行計画の目標達成状況についてです。
環境基本計画については,73の成果指標のうち,令和5年度の実績値で目標値を既に達成している指標や達成の見込みのある指標が54あります。達成できていないものの主なものについては,環境パートナーシップ事業に参加する市民の割合や工場,事業場への立入検査実施率などがあります。
また,地球温暖化対策実行計画については,先ほど脱炭素ロードマップの項で御答弁したとおりです。
なお,成果指標のうち,公用車における電気自動車の台数,環境パートナーシップ事業登録事業所数が特に達成していない項目となっております。
次に,環境基本計画及び地球温暖化対策実行計画の次期計画策定に当たっての評価と課題についてです。
現行の環境基本計画は平成23年度に策定していますが,環境分野を取り巻く社会の変化は早く,新しい環境課題に対応できていない状況となっています。このため,次期計画の策定に当たっては,計画期間中に大きな変化が予測される環境情勢に柔軟に対応できるよう適宜見直しを図ることが可能な構成となるように検討しています。
なお,地球温暖化対策実行計画については,先ほど脱炭素ロードマップの項で御答弁したとおりです。
この項最後に,環境基本計画及び地球温暖化対策実行計画の新たな計画の策定スケジュールについてです。
令和6年度から環境基本計画の策定に着手し,市民や事業者の意見や要望を収集するため自然環境に関するアンケートやワークショップを実施しています。令和7年度には地球温暖化対策実行計画の策定にも着手し,2つの計画についてパブリックコメント等による市民の御意見や審議会,市議会等の御意見を踏まえて令和7年度末までに作成したいと考えております。
以上です。
〔23番太田栄司議員登壇〕
◆23番(太田栄司 議員) 答弁ありがとうございました。市長のほうからも,道路のほうこういった状況というところでお話をいただきましたので,ありがとうございます。着実にいろいろと進んでいっているんだろうなとは感じているところであります。
ただ,ちょっと今順序によって進めているということで,着実に進めているということでありますけど,岡山環状道路の外環状線の計画内で実際に今次々と道路の整備しておりますけど,実際どの箇所が渋滞していてとか,このあたりがとか,何か所かあるのかもしれませんけど,渋滞しているところはどこなんでしょうか。しっかりと優先順位をつけて計画的に進めてほしいなと思っているんですけど,その点いかがでしょうか。
それから次に,脱炭素社会の実現のほうで繰り返しの質問になるかもしれませんけど,いろいろと環境局長のほうおっしゃられました,いろいろと達成できているもの,できていないもの,そういったところがございますけど,何か聞いていたら市民や事業者への協力というか,何かこれやってくれというようなふうにしか聞こえない部分も結構多々あるように思えて,それも重要なんですが,さっき御答弁の中で岡山市の率先行動が重要と言われたと思うんですけど,先導役として何か行動に移すべきと本当に思います。率先行動を起こさないといけないんじゃないかなと思うんですけど,何か取り組んでいるものが具体的にあればお示しいただけたらと,例えばどっかの企業とマッチングして事業を進めているという,何かそういうものがあればお示しください。
それから,脱炭素の社会の実現には,先ほどもいろいろと企業が事業をやっているよというようなお話がありました。企業の取組が本当に大きく,脱炭素には大きく影響があるんだろうなと思います。企業の取組にはどのような働きかけしているのか,タイアップしているのか,その辺をお伺いできたらなと思いますし,またどのような取組をしているのか,その辺何かもう少し把握しているものがあれば,把握している範囲で構いませんのでお示しいただけたらなと思います。
それから,岡山市単独で進めることが難しいのであればというか,なかなか難しい部分,進んでいない部分もあると先ほどおっしゃられたと思うんですけど,そういったところであれば県や近隣の市と進めるというのもありじゃないかなと思っております。
例えば水島地区では,水素利用で脱炭素をやっていこうというようなことがあります。こういったことに連携して,どういうんか,率先して入っていくとか,そういう中へ入っていってどんどん進めていけないのかなと思うんですけど,県全体で考えていくということも重要ですから,そういったところどうお考えか,ちょっと御所見をお聞かせいただけたらなと思います。
よろしくお願いします。
○森田卓司 副議長 当局の答弁を求めます。
◎見平孝行 環境局長 幾つか再質問いただきました。
まず1点目,市の率先行動についてです。
岡山市の率先行動としましては,市有施設への太陽光発電設備や省エネルギー設備等の導入,公用車の電気自動車への転換等に積極的に取り組んだところです。議員おっしゃっております企業とのマッチング等については,今現在検討しているところです。
次に,2点目が企業への働きかけや連携についてということだと思います。
企業による脱炭素の取組に向けては,ゼロカーボン研究会を開催し取組好事例を共有しているほか,参加者同士の交流や連携を促しているところです。また,岡山市環境パートナーシップ事業のグリーンカンパニー活動に取り組む企業に対し脱炭素に関する情報提供や補助金等の支援を行っており,積極的な取組については岡山市地球温暖化対策ポータルサイトに掲載し,その他の企業に参考としていただくように紹介しております。
それから最後,県全体でということで,例えば水素の利活用についてだと思います。
この水素の利活用に関しましては,水素社会に向けた県内企業の取組を推進するために岡山県が令和6年2月に産学官連携のおかやま水素関連技術コンソーシアムを設立しており,本市も参加しているところです。当コンソーシアムでは,現在57の企業等が会員となっており,今後水素社会の構築に向け必要な連携を図ってまいりたいと考えております。
以上です。
◎今井洋孫 都市整備局長 外環状線について,どういったところが混雑しているのか,また優先順位をつけて整備という御質問だったと思います。
まず,外環状線未供用区間については,現在市においては岡山・赤穂線の事業を進めておりますので,これをまずは着実に進めていくことが最優先かなと思っております。
一方,現在供用中の外環状線のうちでも,県道岡山・玉野線の岡南大橋あたりから東の江並南交差点,この区間については少し慢性的な渋滞が発生しているような状況を我々も認識しております。この要因としましては,この区間の車線数が交通量に対して不足していることが考えられるということから,今年度からこの区間を対象に車線数を増やす設計に着手しているところです。この設計終わりましたら,順次工事を進めるようなことになるかと思いますが,ここでこの区間車線数が増加すれば現在発生している慢性的な渋滞の緩和には大きく寄与するものではないのかなと考えております。
以上です。
○森田卓司 副議長 以上で太田議員の質問は終わりました。(拍手)
ご利用について
この議会中継は岡山市議会の公式記録ではありません。
録画中継は、会議の翌日から起算して、おおむね3日後(土、日、祝日を除く)からご覧いただけます。ただし、編集の都合上、配信が遅れる場合があります。
映像配信を多数の方が同時にご覧になった際に、映像が正しく表示されない場合があります。
「岡山市議会インターネット議会中継」に掲載されている個々の情報(文字、写真、映像等)は著作権の対象となります。岡山市の許可なく複製、転用等を行うことは禁止されています。
戻る