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令和6年11月定例会 12月6日(金) 本会議 一般質問
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内容
会議録
令和6年11月定例会
12月6日(金) 本会議 一般質問
自由民主党岡山市議団
松本 好厚 議員
*一問一答方式
1 浸水対策の推進について
2 オーガニック給食について
3 公園整備について
次は,順序に従いまして松本議員。
〔18番松本好厚議員登壇,拍手〕
◆18番(松本好厚 議員) おはようございます。自民党市議団,松本好厚でございます。
先ほど,前島議員からもありましたけど,明日サッカーの試合がございます。今朝,同僚議員と話していたんですけども,同僚議員の友人,仙台の方ですけども,今日の夕方から岡山へお越しになるということで,しかしながらチケットがないと。にもかかわらず来られるということで,すごい盛り上がりかなということで,仙台からもかなり来るんじゃないかなと思っております。あしたの夜はぜひともめでたい結果になっていただきたいと思っております。
それでは,通告に従いまして質問を進めます。
1,浸水対策の推進について。
本市では,浸水対策を効率的かつ効果的に進めるために,岡山市浸水対策の推進に関する条例を平成29年4月に施行いたしました。条例に基づき岡山市浸水対策基本計画2017を策定し,浸水対策の実効性を高めるために岡山市浸水対策行動計画2018を策定いたしました。平成30年7月豪雨災害後には基本計画,行動計画も一部を改定しながら現在に至っています。
先月,大森市長は国土交通省へ旭川中上流ダム再生事業の早期事業実施による治水安全度向上について要望活動をされておられます。私は,平成30年7月豪雨の翌年に旭川中上流ダム再生事業の説明会に参加いたしましたが,それ以降具体的な進展がないように思います。
そこでお尋ねします。
(1)要望活動の内容をお示しください。
(2)旭川の放水路である百間川の改修工事は令和元年に完成していますが,昨今の降水量の増大等を踏まえれば,浸水被害を軽減するためには旭川中上流ダム再生事業が欠かせないと考えます。御所見をお示しください。
2,オーガニック給食について。
令和3年からスタートしたみどりの食料戦略を実行するためにも,有機農業の拡大に向けて生産から消費まで一貫した取組を地域ぐるみで進めるオーガニックビレッジの体制づくりが必要です。
農水省の調査では,令和4年度末時点では全国で193の市町村が学校給食に有機食品を使用しており,前年度と比較して56の市町村が増加しています。また,オーガニックビレッジを取り組む市町村のうち9割以上が学校給食に有機食品を取り入れています。
有機農業の推進は,行政に加えJAとの連携が重要です。気候変動が激しい中,土づくりを基本とした環境に負荷をかけない有機農業の実践拡大は持続可能な農業を進める上で欠かせません。行政とJA,地域住民が一体となって学校給食を変える必要があります。
本市においてもぜひとも推進すべきと考えますが,有機農産物には生産量が安定しないことや価格が高いなどの大きな課題があると考えます。
そこでお尋ねいたします。
(1)本市のオーガニックビレッジ実施及びオーガニック給食の導入の考えをお示しください。
(2)オーガニック給食モデル事業の導入についてお考えをお示しください。
3,公園整備について。
市内の多くの公園では,キャッチボール等の球技が禁止されています。公園利用者や近隣の迷惑になっていることが大きな理由と考えます。また,禁止されていない公園では公園周辺住宅に対してボールによる破損事案も発生しております。
また,公園周辺には用水路が張り巡らされているところもあり,用水路に落下したボールを拾うために用水路に入る児童も散見されます。出水期になれば水深も深くなっており,事故の可能性が高いと考えます。
そこでお尋ねいたします。
(1)本市の公園での球技の取扱いはどのようになっているか,お示しください。
(2)本市の公園での防球フェンスの設置基準をお示しください。
(3)公園利用について,児童・生徒等に対して学校ではどのような指導を実施しているか,お示しください。
(4)子どもたちが安心してスポーツができる公園整備が必要だと考えます。御所見をお示しください。
以上で1回目の質問を終わります。
御答弁のほどどうかよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○森田卓司 副議長 当局の答弁を求めます。
〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長 それでは,松本議員の質問にお答えいたします。
明日は本当に楽しみであります。ベガルタ仙台には今期も2勝しているところでありまして,仙台市長は郡さんという女性の方なんですけど,私に岡山には弱いんだよねとおっしゃっておりました。あしたもそれでいきたいと思っております。
私は,浸水対策の推進ということであります。お話を申し上げたいと思いますが。
平成30年7月豪雨,岡山市は床上浸水約2,230戸発生しました。もう床上浸水は発生させないようにしようと,平成30年7月同等の豪雨があったとしても床上浸水はさせないということが我々の当面の目標だったわけであります。
そして,今保,白石のポンプ場,これは令和5年に供用いたしました。そして,令和6年には砂川の改良復旧工事がおおむね完了し,これまでに約7割の床上浸水が解消するということになります。現在,津島・津高地区においてポンプ施設の整備に取り組んでいるところであります。
しかしながら,旭川中上流地域である御津地区などの約270戸の床上浸水解消にはどうしても旭川中上流ダムの再生事業が不可欠であります。当事業を含む河川整備が完了すればあの平成30年7月同程度の豪雨,また降雨量が少々増加したとしても旭川流域の床上浸水のおそれもおおむね解消するという見込みと聞いております。したがって,松本議員御指摘のように大きなポイントの一つだろうという認識であるわけであります。
国においては,現在当事業を含めた旭川水系河川整備計画の変更を検討しているということでありますが,これには財務省との折衝も必要だという話を伺っているところであります。我々としては一日も早く当事業が目に見える形で前に進むということを望んでいる次第であります。
今年度は7月の中国治水期成同盟会連合会の意見交換会,8月の財務省,国交省への要望,10月の中国地方治水大会など私も参加させていただき,要望活動を行ったところであります。
特に,先月は加藤勝信財務大臣に直接面会し,地域の実情と当事業の必要性など,しっかりと伝えることができたと思っております。私の感触としては大臣もよく御理解をいただいたと思っているところであります。引き続き,旭川中上流ダムの再生事業が早期に実現されるよう,様々な機会を捉えて要望活動を行ってまいりたいと思います。
以上です。
◎小山直人 産業観光局長 大きい2番,オーガニック給食について。
(1)本市のオーガニックビレッジ実施の考え方についてお答えいたします。
みどりの食料システム戦略が示されたことを受け,JA,農業者,町内会等の意見交換会への参加,有機農業者,消費者,事業者等へのアンケートの実施などを行ってまいりました。
有機農業者へのアンケートでは,行政に望むことへの問いに消費者,需要者への理解促進を求める回答が多かったことから,来年2月に恵泉女学園大学副学長の藤田智先生をお招きし,「農家も市民も有機野菜で元気作り!」と題したセミナーやワークショップなどを行うファーマーズフェスティバルを実施することとし,現在参加者を募っているところです。
オーガニックビレッジ実施に向けては農業者や消費者などの理解や関心の高まりが必要なことから,今後も有機農業や環境に優しい農業の取組などを周知する事業を展開してまいりたいと考えております。
以上でございます。
◎三宅泰司 教育長 同じ項,オーガニック給食導入の考えとオーガニック給食モデル事業の導入についてのお尋ねです。
議員御指摘のとおり,学校給食への有機農産物の使用には安定的に一定量確保することの難しさや価格面での課題があり,現状ではオーガニック給食の導入は困難であると考えております。
また,例えば小規模校を対象としてモデル的にオーガニック給食を導入することにつきましても,公会計化により全市統一単価で給食費を保護者に御負担いただいているため難しいのではと考えております。しかし,このような状況の中ですが,今後もどのような手法が可能なのか,引き続き検討してまいります。
続いて,公園整備についての項,公園利用について学校はどう指導しているのかとのお尋ねです。
学校は,児童・生徒に対して自分たちが住む地域の一員として公園等の公共施設を利用する際にはルールやマナーを守らなければならないことを指導しています。また,長期休業前にも休業中における留意事項を配付するなど,機会を捉えて児童・生徒や保護者に対して啓発を行っております。
以上です。
◎鈴木豪 都市整備局都市・公園担当局長 同じ項,順次お答えします。
公園における球技の扱いについてでございます。
本市では,岡山市公園条例等において,公園を損傷する行為などについて禁止しておりますが,球技を禁止する規定はございません。しかし,実際の運用については球技に限らず利用者間の安全確保が必要な場合や近隣住民に被害が発生し,地域からも対応を求められた場合に球技を含め公園利用に係るマナーやルールの注意喚起を図る看板を設置することもございます。
続きまして,(2)公園の防球フェンスの設置基準についてでございます。
本市において,防球フェンスの設置を判断するための基準は設けておりません。防球フェンスの設置については地域からの設置要望とともに,球技をはじめとする利用状況や公園周辺の土地利用などを調査し,近隣のボール被害の程度も考慮した上で総合的に判断することとしてございます。
最後に,(4)子どもたちが安心してスポーツができる公園整備につきまして,公園は子どもたちにとって身近な遊び場であるとともに,誰もが安全で快適に利用できる必要があると考えております。子どもたちが公園でスポーツを楽しむためには安全の確保が必要であるとともに,他の公園利用者や近隣住民等の御理解を得ることも重要だと考えております。
市内には大小様々な公園がありますけれども,今後は公園の立地や大きさといった条件や防球フェンスの有無等の安全性も踏まえ,地域の皆様の御協力も得ながら球技も含めスポーツができる環境を備えた公園の確保に努めてまいりたいと考えます。
以上でございます。
〔18番松本好厚議員登壇〕
◆18番(松本好厚 議員) 御答弁ありがとうございました。
市長,御答弁ありがとうございます。
先ほど言いましたけど,平成30年豪雨の翌年説明会へ行ったときに旭川ダムの改修というような話も出たわけですけども,莫大なお金がかかると言われておりました。百間川につきましては一の荒手とか改修して大きな被害がなかったと捉えているわけでございますが,一の荒手が1メートル下がることによって百間川にかなりの水が流入したという経緯がありますので,ぜひとも旭川中上流ダムの再生事業,これは要望が第一だと思いますので,ぜひともよろしくお願いしたいと思います。
それでは,オーガニック給食でございます。
オーガニック給食,有機栽培については大変だというのは私も一度やったことがあるんですけども,かなり食害というんですか,害虫にやられてなかなかできないということで,大変だというのも重々分かっております。
そういった中で,例えば農業従事者にオーガニック,有機野菜を作ってくださいといっても私の周りには高齢者の方しかいらっしゃらないので,もう今から有機野菜なんかつくれるかというような声がほとんどでございます。そういったところで若手の農業従事者の方々にぜひともそういった支援も含めたことはできないのか,いかがでしょうか。
◎小山直人 産業観光局長 有機農業は,私も有機農業を推進されている部会,みどりの会の会長さんとお話ししたときに,松本議員おっしゃられるように大体慣行農法に比べて4倍ぐらいの労力がかかるんだというようなお話をされておりました。
積極的に若手の農業者を受け入れて,いろんな研修とかもして,徐々にはニーズも増えてきているような状況もありますが,なかなか定着しないというような,しんどさに比べて収益がなかなか上がらないというようなこともおっしゃられて定着しないんだというようなお話もありました。いきなり有機農業というのはかなりハードルが高いと思いますので,今我々がやっているのは環境に優しい農業ということで有機農業へつなげていけるような,導入のような,そんなところの支援というのはしておりますので,今後も農業を目指してこられる方々にこういった制度があるということは周知してまいりたいと思います。
以上です。
◆18番(松本好厚 議員) それで,スーパーに有機野菜コーナーというのが以前からあるんですけども,大分コーナーが増えてきているんですけども,どうしても有機野菜の販路,なかなか共選で出荷というのが難しく個選になってくると思うんですけど,そういった販路について行政のほうから何らかの手当とかはできないんでしょうか。
◎小山直人 産業観光局長 有機野菜の農家の方々とお話しするときに,一番ネックになるというのは販路の拡大だということのお話は聞いております。ただ,行政としてじゃあこういった販路がどうでしょうかという話をするというよりは,それぞれの有機農家の方々のお考えもありまして,例えば個人に対してインターネットで販売されているような方々もいらっしゃいますし,また有機野菜のコーナーのようなところに委託販売のようなことをされている方もいらっしゃいます。我々としてできるのは,有機農業を行われている方々にこういった販売方法を取られている方々もいらっしゃるよというような情報提供のほうはしていくことができるんですが,直接的に販路をというのはなかなか難しいと考えてございます。
以上でございます。
◆18番(松本好厚 議員) 給食のほうなんですけども,今回の議会でも給食の無償化の問題が当然あるわけでございます。オーガニック給食の問題もありますが,教育長として給食の無償化,それからオーガニック給食の導入,どちらを優先されますか。
◎三宅泰司 教育長 無償化については昨日も答弁いたしましたが,無償化は国の責任で行っていただきたいという立場で要望も,そして政令市20市の教育長協議会でも要望を上げているところです。
オーガニック給食についてですが,答弁でもいたしましたが,価格と量の問題が課題となると思います。ただ,小規模生産者と食育推進者の制度をつくっておりますので,その中で価格や量が折り合えばいけるのかなというところもあるので,今後また検討したいと思います。
以上です。
◆18番(松本好厚 議員) 続きまして,公園整備についてでございます。
球技の扱いということで地域地域で町内会長であるとか,PTAも含めて様々な取決めで運用されていると思います。
今回,中心部での球技,周りに用水路等は少ないんですけども,周辺に行きますと周りに用水路が多いということで,先ほども言いましたけれども,安全柵であるとか,防球ネットもそれなりに整備されているわけなんですけども,どうしても子どもたちはボールが川に落ちましたら拾いに行く,フェンスを,防護柵を乗り越えて川に入っていくわけですけども,ただ今の渇水期の時期はいいんですけども,出水期の時期は大変危険だというのはもう当たり前のことですけども,そういったところで周りから見た大人がどうしてもそれは学校でどんな教育しとんならというのをよく言われるわけなんですよね。
用水路もずっとオープンなところだったらいいんですけども,途中が暗渠になって,もしそれに吸い込まれたら必ず大きな事故につながるというようなことがございます。その辺で,いろいろ区役所もやっていただいているんですけども,ただの啓発じゃなくて何らかの対策が必要じゃないかなと思っております。
特に,大人がいればそんな危険なことはしないんですけども,大人がいないときに危険なことをどうしても子どもたちはします。そういったところで改めてその啓発活動についてチラシを作るなり,看板ももっと分かりやすい看板を作るとか,そういったことを検討していただきたいんですけど,いかがでしょうか。
◎鈴木豪 都市整備局都市・公園担当局長 公園は大小様々ございますし,また立地環境も様々かと思います。議員御指摘のとおり用水路に面しているというケースもございますし,あるいは幹線道路に面しているなど,例えばボールが飛び出して追いかけてしまった際に事故に遭う危険性があるといったことは,交通量の多い少ない関わらずそれはございますので,教育も含めて啓発は重要だと考えてございます。
その点において,また看板でのマナーとかルールということで私先ほど答弁させていただきましたけれども,こういったようなものの記載も含めて今後見直し等を検討してまいりたいと思います。
以上でございます。
◆18番(松本好厚 議員) それから,これから新しく公園を整備する場合もあると思うんですけど,そのときには必ずそういった防球ネット等,大体が後づけが多いんですけども,新設のときには最初からつけるようなことはいかがでしょうか。
◎鈴木豪 都市整備局都市・公園担当局長 公園の新設の際ということでございますけれども,防球ネットの必要性についてはその公園の規模であるとか,周辺の状況に応じて適切に検討したいと思います。
以上でございます。
○森田卓司 副議長 以上で松本議員の質問は終わりました。(拍手)
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