録画中継

令和6年9月定例会
9月9日(月) 本会議 代表質問
おかやま創政会
小林 寿雄 議員
1 これからのまちづくりについて
 (1) 第六次総合計画(後期中期計画)の振り返りとさらなる高みに向けての取組について
 (2) アリーナ整備とまちづくりについて
 (3) 公共交通網の整備について
 (4) 市有未利用地の活用について
 (5) 文学創造都市おかやまについて
2 犬島振興について
3 地域の「困り感」への寄り添いについて
4 観光振興について
 (1) 2025瀬戸内国際芸術祭への対応
 (2) それぞれの地域の「光」を「観」てもらうために
 (3) 観光地の市有施設へのフリーWi-Fi整備について
5 放課後児童クラブの待機児童解消について
6 学校教育の充実について
 (1) 特別支援教育と不登校対策の充実について
 (2) 岡山型一貫教育の充実について
 次は,順序に従いましておかやま創政会の代表質問を行います。小林議員。
     〔36番小林寿雄議員登壇,拍手〕
◆36番(小林寿雄 議員)  おかやま創政会の小林寿雄です。
 早速でありますが,会派を代表しての質問に入らせていただきます。
 大きな1番,これからのまちづくりについて。
 (1)第六次総合計画後期中期計画の振り返りとさらなる高みに向けての取組について。
 本市は第六次総合計画後期中期計画──この項以下計画と言わせていただきます。この下,活力と躍動感あふれるまち,市民が自信を持って魅力の発信ができるまち,人が輝くまち,安全・安心で住みやすさに磨きがかかったまちを目指し,まちづくりを進めてきました。その計画年度も来年度1年を残すのみとなり,総仕上げの段階に来ています。また,来年度は計画最終年度と同時に,未来をしっかり見据えさらなる高みに向けてのステップアップの1年として非常に重要な意味を持つものと考えます。
 まずは,計画に沿ってこれまでの岡山のまちづくりを振り返り,その成果と次なる課題を明確にしていかなければならないと考えます。
 ア,現在,計画の振り返りを進めておられると思います。現時点での取組の状況と今後の予定についてお示しください。
 イ,本市のまちづくりを振り返ると,岡山は動いているという言葉に象徴されるように,高いポテンシャルを持つまちから,高いポテンシャルを発揮するまちへと変貌しつつあると我が会派では捉えております。そして,それは中心部における大規模なハード整備事業(ハレノワや路面電車の駅前乗り入れなど)の人目を引く事業だけではなく,福祉や子ども・子育てに関わるソフト事業を含めてあらゆる分野で岡山は動いていると評価しているところです。市民の方には,岡山のまちづくりについてぜひそうした視点についても見ていただきたいと思うところです。
 しかしながら,大規模事業を矢継ぎ早に進める財源があるのであれば,もっと福祉や子ども・子育て,苦しい市民生活を支えるところに使うべきだという市民の声が根強くあるのも残念ながら事実であります。そうした声に対し,正しく理解していただくための工夫が必要ではないかと思います。また,先ほど述べたことに加え,中心部ばかりに力を入れて周辺部を切り捨てているという中心部と周辺地域の対比による議論,批判も残念ながらよく耳にするところであります。こうした声に対して,大規模ハード整備事業が地域経済の活性化をもたらし,その果実が市全体に波及していること,またそこで生まれた財政的な体力が福祉や子ども・子育てなどのソフト分野を支えている人への投資につながっているということ,それぞれが二律背反の関係にあるのではなく,それぞれが関係し合って岡山市全体のまちづくり,魅力ある,誇りの持てる,住み続けられるそうしたまちづくりが進んでいること,こうしたことを正しく理解していただくための工夫が必要ではないかと思います。
 長々と申し上げましたが,計画の振り返りを行うに当たって,特に留意すべき点について申し上げました。御所見をお伺いいたします。
 ウ,計画の振り返りと次のまちづくりの展望などを整理していくに当たり,まちづくりについての研究を行っている大学の学科やゼミ生などに参画してもらうことはできないでしょうか。学生にとっても,政令市や我がまちのこれからのまちづくりに参画できるのはわくわくする話でしょうし,本市にとっても思わぬアイデアや視点が得られるのではないかと思います。何よりも,これからのまちの主人公は今の若者であります。ぜひお考えいただきたいと思いますが,いかがでしょうか。
 (2)アリーナ整備とまちづくりについて。
 ア,先般アリーナ整備検討会議が発足し,精力的な協議検討が加速されることになります。そのことに期待しつつ,アリーナ整備の検討を進めるに当たり,まちづくりの視点での検討も不可欠だと思います。アリーナがない岡山として,これまでどのような損失や足らない,あるいは惜しいという点があったと思われるのか,例えばコンサートは県外に行かなくてはいけなかったとか,そういう視点での振り返り,総括が必要ではないかと思います。また,アリーナを整備することにより,経済波及効果をはじめ岡山のまちづくりにどういった好影響や好循環,新たな展望を生み出すことになるのか,そういった点も明確にしていく必要があると思います。いずれにしても,アリーナ整備についてはこれからの岡山のまちづくりに明確に位置づけることが不可欠だと思います。いかがお考えでしょうか。
 イ,アリーナ整備に当たり若者の意見を聞くことが重要だとの指摘があり,若者に対してアンケート等を実施する予定と聞いております。それに加え,先ほども申し上げたまちづくりを研究されているゼミや学生にアリーナ整備に関わっての提言を求めることも意味があるのではないかと思います。自由闊達に大学生がアリーナ整備と岡山のまちづくりについて研究し議論していく,そしてそこから生まれてくる提言を岡山市として可能であれば受け入れていく,仮に直接アリーナ整備そのものに生かせなくても,今後のまちづくりにとって新たな展望,アリーナを生かしたエリアのまちづくりなどが見えてくるのではないかと思います。いかがお考えになりますか。
 (3)公共交通網の整備について。
 岡山市は中心部だけに力を入れてコンパクトシティ化に邁進しているという声を残念ながら聞くことがあります。これに対しては,岡山市はコンパクトでネットワーク化されたまちづくりを進めているんですよ,ネットワーク化というのは持続可能な公共交通網をもう一度造り直して中心部と周辺部をしっかりつないでいこうとしているんですよと申し上げているところであります。合併で市域と人口を増やし政令市となった岡山市にとっては,ネットワーク化がまちづくりの生命線であり,しかし実にハードルの高い懸案の課題でありました。
 しかし,関係者の御努力により地域公共交通利便増進実施計画の策定にこぎ着けることができ,現在第1弾としてバス路線の再編,利用環境の改善,運転手の確保の事業が進められています。今後の取組に期待しているところですし,必ずや成果を上げていただけると確信しているところでもあります。
 ア,まずは地域公共交通利便増進実施計画に関わる取組の意義と決意について,改めてにはなりますがお聞かせいただきたいと思います。
 イは割愛します。
 ウ,運転手不足が大変深刻な状況にあったわけですが,運転手の確保に関してはどのような状況でしょうか。展望が持てる状況にあるのでしょうか。
 エ,利便増進実施計画が着実に進んでも,公共交通網の空白地域は残ります。そこはデマンド型乗合タクシーを導入ということになるのかもしれませんが,ふれあい号を活用してのエリア一括協定運行事業を導入することも視野に入れるべきではないかと思います。この点について,交通政策の側ではどうお考えでしょうか。
 オ,ふれあい号を活用してのエリア一括協定運行事業導入が将来的に視野に入るのであれば,交通担当とふれあい号の担当でどのタイミングでどのような準備をそれぞれする必要があるのかということについて,協議や確認をする必要があるのではないかと思います。せめて準備だけでも進めていきませんか。いかがでしょうか。
 カ,あわせてふれあいセンターの利便性向上に向けてのふれあい号のルートや停留所設置場所の改善についてバックデータとして整理を始めておきませんか。
 続いて,(4)市有未利用地の活用について。
 このことについては本市の懸案でありますが,とりわけ閉校となった学校跡地の活用策がなかなか見いだせていません。それぞれの地域としては,地域の振興が期待できる活用を強く望んでおられる状況だと思いますが,地域による暫定活用が続いている状況です。そもそも閉校となった学校跡地は調整区域内の立地が多く,民間事業者としては非常に使いにくい,活用の提案ができにくいのが実情です。活用について,現状の仕組みの中では教育委員会が地元と協議しながら活用案を模索するということになっていますが,いささか荷が重過ぎるのではないかと思います。結果,先ほど述べた状況となっているわけです。
 未利用地の活用,とりわけ規模の大きい学校跡地の活用に当たっては,岡山市全体のまちづくりを踏まえた上でそれぞれの地域のまちづくりや地域の振興を展望し,地元と共にどういう施設や施設機能を誘導する必要があるのかを協議検討すべきと考えます。学校跡地の活用については教育委員会から切り離し,検討するにふさわしいセクション──財活の財政局がいいのか,まちづくりの政策局がいいのか,はたまた不動産部をつくるがいいのかということがありますが──そこにその役割を移してはどうかと考えます。いかがお考えになりますか。
 (5)文学創造都市おかやまについて。
 ユネスコ創造都市ネットワークへの加盟,ポルトガル・ブラガにおける年次総会での市長スピーチを経て,文学創造都市おかやまに向けて大きな一歩が踏み出せたように思いますし,岡山のまちづくりを支える柱がさらに確立されたように思います。関係者の皆様の御努力に敬意を表したいと思います。今後の取組としては,文学分野の国際会議の開催,海外のネットワーク都市との連携,市民が国内外の文学,文化,芸術に触れる機会の創出を行っていくということが市長提案理由説明の中で述べられたところです。
 ア,市長は,ポルトガルでのユネスコ創造都市ネットワークの年次総会へ出席されスピーチを行われました。かなりの手応えをお感じになったのではないかと思います。そして,文学創造都市おかやまの取組に関して,思いや決意を新たにされたのではないかと思いますが,その一端をお話しいただければと思います。
 イ,おかやま文学フェスティバル2024秋-2025春が計画されていますが,海外のネットワーク都市との連携,市民が国内外の文学,文化,芸術に触れる機会の創出の視点から新たに拡充される企画はあるのでしょうか。
 ウ,今後の取組を進めるに当たっては,文学創造都市おかやま推進会議を軸として進めていくことになると思いますが,それぞれの事業を展開するに当たっての推進体制はどうお考えでしょうか,御説明ください。
 大きな2番,犬島振興について。
 犬島の振興については,犬島地域振興計画に沿って取組が進められているところですが,計画の前提が揺らいでおり計画そのものが成り立たなくなる危機に直面しつつあると言えます。島の高齢者の方は,医療や介護が日常的に必要になった場合には島で暮らし続けることを諦めざるを得ず,本土に生活拠点を移されます。そうした方が今後続くことが目の前に来ています。一方で,若者の移住・定住もあるわけですが,島で生活の糧を得るのはなかなか難しいのが実情です。また,自然の家やキャンプ場の運営も,黄色信号がついた状態となっています。というのも,それぞれの運営に欠かせない環境整備の仕事をこれまで島の方にお願いしてきたわけですが,高齢化によりままならなくなってきている。新たに本土から人材を確保すればということですが,駐車場代や渡船代をかけて本土から仕事に来てもらうには賃金が見合わないということもあり,そう簡単にはいきません。さらに海水浴場が閉鎖される中,ビーチへプレジャーボートなどで乗りつけバーベキューなどのごみを放置していかれることも頻発しているようですが,こうしたことへの対応も高齢化の中でできにくくなっています。こうした状況にあっては,計画に関わる事業課それぞれが粛々と取組を進めていけば振興が図れるということにはなりませんし,島民の困り感に寄り添うこともできないように思います。では,どうするか。
 (1)まずは,関係課がそれぞれの事業推進に当たっての現状と課題を改めて把握する。その上で,それを基に必要に応じて連携会議を持ち課題を共有し対応策を協議していく必要があると思います。いかがお考えになりますか。
 (2)先ほど申し上げた作業を進めるに当たり,また今後犬島地域振興計画を推進するに当たり,政策局からの積極的な一歩踏み込んでの助言や事業のコーディネートが絶対に必要だと考えます。この点についてのお考えをお聞かせください。
 (3)来年は瀬戸芸の開催年。犬島にも多くの観光客が訪れるはずですし,そうしなければなりません。大変景観のいい映えスポットでもあるビーチに多くの方が来られると思います。先ほど申し上げたようなごみが散乱している状況でいいのかと心配します。このことについては,どのように対処するおつもりでしょうか。あわせて観光客に対してのおもてなしとしての環境整備についてはどのようにお考えでしょうか。
 大きな3番,地域の困り感への寄り添いについて。
 高齢化や地域への市民意識の変化などにより,これまで何とか取り組むことができていた様々な地域での活動ができにくくなってきている現実があります。こうした現状を直視し,これからの地域での様々な活動をどう持続可能なものにしていくのか,新たな仕組みづくりについて検討がなされているところです。このことについては,本年2月定例会で市長提案理由説明でも令和7年度の事業化を目指して検討を進めると示されたところでもあります。
 (1)この取組について,どこに着目して,また力点を置いて考えておられるのか,検討の進捗状況とあわせてお示しください。
 (2)地域の実情,困り感は実に様々です。したがって,一度に全てを解決しようとせず,長いスパンで取組を構築していくことが重要だと考えます。そして,来年度の事業化については,先を見据えた上での第一歩となるようにする必要があると考えます。この点については,いかがお考えでしょうか。
 (3)先ほど申し上げたように,地域の実情や困り感は様々です。したがって,まずはそれに寄り添ってのアドバイスや取組のコーディネートをする機能が必要ではないかと考えます。以前にも申し上げましたが,公民館に配置している地域担当職員の役割の強化,充実を図っていくことが必要ではないかと思います。このことについて,真剣に具体的に進めていきませんか。
 大きな4番,観光振興について。
 (1)2025瀬戸内国際芸術祭への対応。
 来年は瀬戸芸の開催年です。また,大阪万博が開催され,多くの方が大阪を訪れるわけであります。そうした観光客の方をいかに岡山に呼び込むか,大きな課題です。犬島には精錬所美術館があり,瀬戸芸期間中はインバウンドを含め多くの観光客が訪れます。
 ア,犬島へのアクセスの確保については大変重要な課題です。どのように具体的にお考えでしょうか。
 イ,秋には岡山芸術交流も開催予定です。犬島の精錬所美術館を通して,瀬戸芸との連携を図っていくことは大変有意義ではないかと考えます。この点については,いかがお考えでしょうか。
 (2)それぞれの地域の光を観てもらうために。
 観光とはその地域の光を観てもらうこと,市長は常々そう言われております。先ほどもそうした議論があったところであります。観光振興については,豊かな歴史により残された文化財を観光資源として紡いでいく作業をこの間重ねてきており,ポテンシャルは高いが捉えどころがない岡山の観光資源が明確になってきたように思います。そうした動きに触発され,それぞれの地域での光を観てもらうことを軸に活性化を図っていこうとの動きが顕在化してきているように思いますし,実に歓迎すべき状況だと思います。
 しかしながら,そうした活動を具体化しようとするとき,市のどこに話を持ち込めば事業化されるのか,市の関与が得られるのかがはっきりしません。地域の声や要望をどこが受け調整を図るのか,事業化していくのか,明確にすべきと考えます。いかがでしょうか。
 (3)観光地の市有施設へのフリーWi-Fi整備について。
 観光地にある,また観光地として認知されている市有施設のフリーWi-Fi設置については,どのような方針になっているのでしょうか。それぞれの所管課任せではなかなか進んでいかないのではないかと思います。整備についての明確な方針が必要だと考えますが,いかがでしょうか。
 大きな5番,放課後児童クラブの待機児童解消について。
 このことについては子ども医療費助成の大幅拡充,保育園等の待機児童解消に続く子育て支援策の第3の矢として全力で取り組まれております。しかしながら,受皿を大きく増やしたものの,それを上回るニーズにより待機児童解消実現目標を2年後ろへ倒さざるを得なくなりました。保育園等の待機児童解消の際もそうでしたが,受皿を増やすことが新たな需要を掘り起こすため待機児童の解消は本当に難しい問題です。しかし,実現に向けて着実に進んでいけるものと確信しているところです。
 そもそも放課後児童クラブの受皿については,保育園の園児数と同等程度確保する必要があると思います。特に小学校1年生についてはそうだと思います。そう考えると,放課後児童クラブの待機児童解消のための受皿づくりは大変な作業だということを痛感するところです。そうした中にあって気になるのは,ふだんはあまり必要としないが夏休みだけは利用したいという児童(家庭)が通年で利用要望を出されているケースが相当数あるのではないかということです。特に学年が上がるにつれ,その傾向が強くなっているのではないかと思われます。そうであるならば,夏休みだけの利用ができるような仕組みをつくれば,待機児童解消のための受皿づくりが少し楽になるのではないかと思います。言うはやすしで,夏休みだけの指導員を確保する必要が出てくるため,その人材確保ができるのかという問題もあります。しかし,これは何とか知恵を絞れば可能性はあるのではないかと思います。
 (1)夏休みなどの長期休業中だけの利用を望む児童(家庭)はどのくらいあるのかをはじめ,できるだけ精緻なニーズ調査と分析が必要なのではないでしょうか。保護者へのアンケート調査では不十分ではないかと思います。予算をかけてでも行う必要があるのではないかと考えますが,いかがでしょうか。
 (2)夏休み中の指導員の確保について,学校へ来ていただいている様々な支援員さんにお願いすることはできないかということをこれまで申し上げてきました。これについては任命権者の問題,年収の壁の問題など一筋縄ではいかない問題があるようです。しかし,粘り強く検討する価値はあるのではないかと思いますし,発想を柔らかくして引き続き研究していただきたいと考えますが,いかがでしょうか。
 最後,大きな6番,学校教育の充実について。
 (1)特別支援教育と不登校対策の充実について。
 このことについては,本市の学校教育の喫緊の課題の一つです。何としても,それぞれの取組の充実への道筋を明確につけていかなければなりません。また,この問題に対しては,これまでも繰り返し本会議や委員会などで申し上げてきたところであります。特別支援教育や不登校対策に当たっては,子どもそれぞれの特性を十分捉え支援や指導を行っていくことが重要と言われます。まさにそのとおりなんですが,いざ実際に目の前の子どもに当てはめるとどうなのかということになると,なかなか難しい問題となります。こうした状況にあっては,スーパーバイザーに入ってもらってのケース会議が実に有効なのではないかと考えます。このことについては現在幾つかの学校において実践があるようですが,拡充していく必要があるのではないかと思います。
 ア,スーパーバイザーを活用しての取組について,現状どのようにされていますか。また,来年度この取組を拡充,確立していく必要があると考えますが,いかがお考えでしょうか。
 イ,特別支援教育や不登校対策において,保護者と共有しての支援計画を策定することが重要です。それぞれの支援計画が有効に使われているのでしょうか。また,保護者との共有はできているのでしょうか。現状と課題についてお示しください。
 ウ,それぞれの支援計画について,その様式や活用について改善の余地があるのではないかと思いますし,しかるべきタイミングで改善すべきと考えます。いかがお考えでしょうか。
 エ,発達障害,学習障害,特別支援教育,不登校対策,当事者の子どもや保護者にとっては非常にネガティブに響いている。そのために,そうしたところに足がなかなか向かないというのも現実です。行政内部ではともかく,子どもや保護者の相談窓口など直接の接点ではネーミングを変える必要もあるのではないかと思います。いかがお考えになりますか。
 (2)岡山型一貫教育の充実について。
 本市において岡山型一貫教育が提唱され,その充実に向けての取組が進められてきました。小学校と中学校の接続の課題は,かなりクリアできつつあると思っているところです。一方で,就学前と小学校の接続については,なお多くの課題があるように思います。
 ある幼稚園の園長先生から,幼稚園の子どもたちが小学校に上がって何を楽しみにしていると思うと聞かれたことがあります。給食ですかと答えると,違う,お勉強と言われました。そのときあわせて,でも3か月もたつとねえとも言われました。
 ア,就学前と小学校の接続について,岡山っ子育成局と教育委員会はそれぞれどのような課題意識を持たれていますか。お示しいただきたいと思います。
 イ,本市においては,小学校低学年で学力を含め様々なアセスメントを行っています。どのようなアセスメントが行われ,どのように活用されているのでしょうか。
 ウ,そうしたアセスメントの活用について,学校内での次年度への引継ぎについてはどうでしょうか。次の学年でもしっかり活用できているのでしょうか。現状と課題,今後の取組についてお考えをお示しください。
 エ,またアセスメントの分析を踏まえての就学前に対しての提言はできているのでしょうか。現状と課題,今後の取組についてお考えをお示しください。
 以上,よろしくお願いします。(拍手)
○田口裕士 議長  質問の途中でありますが,午後1時10分まで休憩いたします。
      午後0時7分休憩
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