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令和6年9月定例会 9月9日(月) 本会議 代表質問
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内容
会議録
令和6年9月定例会
9月9日(月) 本会議 代表質問
日本共産党岡山市議団
東 毅 議員
再質問・再答弁
〔21番東毅議員登壇〕
◆21番(東毅 議員) 御答弁ありがとうございます。あと皆さんも,お時間取らせましてありがとうございます。
それでは,代表質問の再質問をさせていただきます。
まず,アリーナ建設についてです。
アリーナについては,議会で説明してきたということで御答弁いただいたのではあるんですが,やっぱり市民の中での理解がどれだけ広がっているのかということについては,これ異論も数多くあるんじゃないかということを感じているところです。市民生活に関わることではいろんな負担増がある中で,アリーナに税金投入でということで紹介させていただきました。日本共産党岡山市議団としても,アリーナについての市民の方のアンケートというのを多少は集めているんですけども,例えば最近の岡山のスポーツは大変盛り上がっていてうれしいです,でもアリーナに多額の税金をかけるのは反対といった意見などアリーナについてはいろいろ御意見もある中で,やっぱり税金を投入してでも造れという意見はまずお見かけしないという状況です。異論が出るのは残念ながらという受け止めをするよりも,やはり市の姿勢と市民の思いが乖離しているのかどうか見直す機会にしなくてはならないと思っています。議会に説明しているからということではあったんだけれども,議会に説明したらもうそれで事が足るのか,市民に対しても予算のかけ方についてきちんとお伝えして,その上で判断を仰いでいくということがなぜできないのかということについてお尋ねいたします。
あと市街地再開発事業についてお尋ねします。
再開発事業に限らず,市内に建った大規模マンションが何十年後かに管理不全で朽ちていくということが起これば,これはまちづくりにとって大変足かせになりかねないということを感じているところです。その上では,目先の人口増よりも長期的な発展のために大規模マンション抑制に動いた他市の研究というのは進めていただきたいです。
最初の質問のときにはゴーストマンションが出る懸念がないかという質問に対して,再開発事業に限ったことだけで御答弁いただいたんですが,やっぱり全市的にどうなのかということ,また中心部についてどうなのかということを考えていく,見ていくという立場が要るかなと思います。岡山市の住生活基本計画の中では,マンションの老朽化の危惧についていろいろ聞き取りがあったことが書かれています。本当にそのとおりだなと思いながら聞きました。だけども,対策は管理適正化ぐらいなんです。供給の管理,どれだけの量を供給していくかというところをどう管理していくか,まずは市街地再開発のマンションからという視点でも政策を持っていただきたい,検討の上で例えば住生活基本計画などにつなげていただきたいと思っているので,そのことについてお尋ねします。
あと国保料についてですけれども,均等割の負担に合理性があるとかという話は随分冷たいなという印象を持ちました。子育てをしっかり応援するという立場で,個々の制度も見直していただきたいと思っています。その上で,先ほど国保への子ども予算を理由にした負担増,社会保険の理念でということで道理があるんだというお話をされましたけども,どう考えてもこれ無理筋な話だと思います。社会保険じゃなくて社会保障だろうと私は思っているんですが,社会保険という縛りで言っても加入者でない方のお金を持つわけです。今年度,あと来年度も後期高齢者の医療制度の保険料の値上げやられましたけども,これも出産育児一時金の負担のためでした。国は国の実質負担増なしと言っているんだけども,かえってどこから取ってもいいという免罪符になりかねないことだと思っています。子育て世代と高齢者の世代間対立をあおりかねないものにもなると思っています。国保会計の国庫負担を増やせというのは,岡山市も以前から言ってきたことです。今回の負担が増える分も上乗せして,きちんと要求するということがやれないか,お尋ねします。
あと紙の保険証の廃止の周知についてです。
どういう角度で周知するかということが大事だと思います。紙の保険証は廃止で使えませんというんじゃなくて,マイナ保険証がなくても資格証明書で今までと変わりませんという角度で不安を呼ばない形できちんと周知されるのか,お尋ねします。
あとマイナ保険証お持ちの方で,これ1枚じゃ用が足らずに資格情報のお知らせというのは要る場合もあります。これも周知されるかどうか,お尋ねします。
あと虐待への対応です。
職員の充実について,しっかり考えていただきたいと思っています。一時保護所のユニットは,国は6名以下ということで言われています。岡山市が25名だったら,その数だけでいえば4ユニット以上つくれる,つくらなきゃならないような状況であります。たちまち建て替えが無理でも,例えばうまく運用でユニット扱いができるようにとか研究できないでしょうかということや,そのことも見越して正規職員増が図れないか,長期的な目標を持っていただきたいと思っております。御答弁お願いします。
あと学童保育についてです。
支援員の確保についてなんですが,かつては主婦の方が務めることもあったんですけども,これ市立化の前の流れです。今でしたら扶養の範囲で働くというのがそもそも難しくなっている状況だと思いますが,どうでしょうか。あとやはりそうであれば,プロとして確保する可能性があると思っております。専門性と勤務時間を伸ばして増やしてほしいと思っています。初任給月15万円台という状況,引き上げたといっても職業として選べるのかどうか,あと不足を派遣で賄っているコスト面から見て,そっちのほうも高くつくわけですから,それだったら正規を上げるということも適切ではないかということでお尋ねします。
あと民間の学童保育の補助事業についてです。
結構差があるということで,お話されました。そのことについて,差をなくしていく,高いところに合わせていくということについてお尋ねしたいと思います。
あと,国保についてなんですけれども,国保料について渋川市等のやり方,赤字補填のやり方というのとは違うやり方です。このようなやり方についても可能かどうかということ,検討していただきたいので御意見お尋ねします。
学校給食費については,未納の率が数字でいえば15倍ぐらいですけども,原因として考えられることや滞納対策を丁寧にやっていただきたいんですが,どうかということでお尋ねします。
あと国民保護計画についてお尋ねします。
もうこれ外交や軍事について国の専権事項だということでされているんだけれども,やはり国のモデル計画の中でも自発的な協力という言葉で整理されていたりするところもありまして,そのまま使うという文言の在り方でいいのか,住民との関わりについて認識をお尋ねします。
以上です。
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
◎嶋村真二 危機管理監 住民との関わりについてということなんですけれども,国民の安全に重大な影響を及ぼす事態となったときには──その事態とは災害対策基本法や新型インフル特措法において,国が役割を果たすこととされている事態に比肩する程度の被害が生じる事態を示すものでございまして,住民の動員とかということではなくて,そのおそれのある事態の規模や態様等に照らして判断されるものであるとされております。武力攻撃事態等への対応については,事態対処法制において対応されるものでございますので,その中で住民には影響がないと考えるところでございます。
以上です。
◎岩田修 市民生活局長 アリーナに関して,市民に対して税金投入を含めてしっかり説明しないのかということの質問だったと思います。
基本計画で145億円,公設民営でということでお示しさせてもらっています。今追加調査していますので,規模感を含めて金額が変動するかもしれませんが,そこを含めてアンケート等も実施しますので,若い方々の意見等を通じて引き続き丁寧に説明して御理解いただけたらと思います。
以上です。
◎後河正浩 保健福祉局長 最後の御質問でございます。国民健康保険に関しまして,負担に関するお尋ねだったと思います。
実際子育て世代を支援するということについては,おっしゃられる意味を理解はいたしますけれども,他都市のやり方について,それをどうこう所見を述べる立場にはございませんけれども,基本的にその現状重視で制度の隙間を縫うような形で実施されているとは捉えてはいるんですが,子育て世代を将来にわたって持続可能なものにしていくという上ではやっぱりそういう将来に向けての考え方というのも十分必要だと思っていますし,国のほうでもそういう視点で今例えば都道府県単位化とか,そういったものもマイルストーンとして今実施していると認識しております。そうした中で,やはり独自施策として疑義が生じるようなこととか,そういったことというのは我々としては考えてはございませんけれども,ただ一方で今回の支援金につきましても国に対してはしっかり確実に財政措置してもらうよう指定都市ともしっかり要望を行っているという状況でございますので,その点は御理解いただければと思います。
あともう一点,紙の保険証あるいはマイナ保険証,資格書とのいろいろなパターンがあると思いますので,おっしゃられた角度といいますか,要するに利用者目線で分かりやすく丁寧に啓発周知を図っていきたいと考えております。
以上です。
◎榎並義忠 岡山っ子育成局長 まず,一時保護所のユニット化についてお答えします。
ユニット化については,将来的な課題としては考えております。
ただ,築浅の施設でございますので,たちまち今増築で4ユニット化というのは施設的には難しいと考えております。今できることは,運用面でユニットの考えを踏まえた運用面でできることはやっていきたいと考えております。
それから,正規の職員につきましては,増員していただいておりまして夜間の体制も非常に充実してきているところですので,今後も人員体制については関係部局としっかり協議してまいりたいと考えております。
次に,児童クラブにつきまして勤務時間とか処遇の関係でございます。
まず,勤務時間については,先ほど御答弁したとおり様々な経緯で30時間ということになっております。一方で処遇につきましては,令和4年に3%の大きな処遇改善しております。その後もベースアップを続けておりまして,処遇については大分頑張らせていただいているとは思っております。あと派遣との関係についてですが,派遣はあくまでこちらの職員が支援員等が採用できない場合に臨時的に足りないときに入れていただいているという形でございますので,それはそれで御理解いただきたいと思っております。
次に,児童クラブの関係で2つの補助金の差があることにつきましてですが,これにつきましては数字については今後考えさせていただきたいと思っております。
以上です。
◎三宅泰司 教育長 学校給食費の関係で滞納対策についてお尋ねがありました。
現在年間10期に分けて支払う中の1期目の督促をやっておりますが,丁寧に行っていく予定でございます。
以上です。
◎鈴木豪 都市整備局都市・公園担当局長 市街地再開発事業に関して,マンション供給の管理の視点で再開発の抑制を検討すべきではないかと再質問いただきました。
中心市街地ひいては市全体の持続的な発展に向けては,老朽建物の更新とともに既存ストックの活用,適正管理が重要だと認識しております。マンションの適正管理の推進とともに施策の一つとして都市課題の状況や社会情勢に即した再開発事業を進めるとともに,公共交通の利便性向上や歩いて楽しい町なかづくりといった施策を進めてまいります。
以上でございます。
〔21番東毅議員登壇〕
◆21番(東毅 議員) アリーナです。
アンケートで伺うということなんですが,お金の出どころとか,あとはそもそも是非についてきちんと聞くということが必要だと思います。公設民営という規模とか示さずに,ただ造ることを前提にしたアンケートであっては,やっぱりきちんと聞いたことにならないと思います。いかがでしょうか。
あと自主防災会,規約に入っていないんです。その中で,協力求めて問題にならないのか,お尋ねします。
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
◎嶋村真二 危機管理監 規約を求めるということがちょっと勉強不足なんですけれども,ここで言うところの住民の協力,自主防災組織の協力というのは避難所の運営の協力のことでございます。
以上です。
◎岩田修 市民生活局長 再度のお尋ねで,アンケートについて是非について問わないのかということで,先ほど御答弁したとおり是非については問う考えはございません。
金額につきましても,145億円という基本計画で数字は示させてもらっていますが,その内訳,財源となる細かい数字に関してはまだ国との協議もできていませんで,細かい数字はちょっとお示しすることができません。基本的には145億円,公設民営でという範囲で御説明させていただいております。
以上です。
○田口裕士 議長 以上で日本共産党岡山市議団の代表質問は終了いたしました。(拍手)
以上で代表質問を終わります。
本日はこれをもって打ち切り,次の本会議は明日午前10時に開き,一般質問を行います。
本日はこれをもって散会いたします。
大変御苦労さまでございました。
午後6時22分散会
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