録画中継

令和6年9月定例会
9月12日(木) 本会議 一般質問
自由民主党岡山市議団
岡崎 隆 議員
*一問一答方式
1 防災・減災及び災害時の窓口対応について
2 小中学生の熱中症対策について
3 地域協働学校について
      午前10時0分開議
○森田卓司 副議長  皆さんおはようございます。
 これより9月定例市議会第6日目の本会議を開きます。
 ただいまの御出席は44名であります。
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○森田卓司 副議長  会議録署名議員に則武議員,三木議員のお二人を指名いたします。
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○森田卓司 副議長  本日の議事日程は,一般質問並びに甲第141号議案から甲第174号議案までの34件の議案についてであります。
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△日程第1
 一般質問
 甲第141号議案~甲第174号議案
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○森田卓司 副議長  日程に入ります。
 日程第1は,一般質問並びに甲第141号議案令和6年度岡山市一般会計補正予算(第3号)について以下34件の議案についてであります。
 これらを一括上程し,一般質問を行います。
 それでは,順序に従いまして岡崎議員。
     〔16番岡崎隆議員登壇,拍手〕
◆16番(岡崎隆 議員)  皆さんおはようございます。
 今日はランドセルを議場へ持ち込ませていただきまして,先ほどほかの議員から小学校からもう一回行くんかと言われましたが,こども園のほうがええんかなと私自身思っております。
 それでは,質問に入らせていただきます。
 1,防災・減災及び災害時の窓口対応について。
 西日本豪雨災害から6年が経過しました。岡山市もこの間,豪雨災害で直面した課題と真摯に向き合い,ハード面,ソフト面での対策を行ってきました。私もこの間,議会において河川の改修や排水機場の整備,災害時の子どもの居場所,防災ボランティアの人員確保,防災重点農業用ため池の管理等々を取り上げてまいりました。また,先般行われました6月定例市議会では,ドローンを使った孤立集落を想定した訓練の必要性や,災害時に大変重要な役割を果たすボランティアセンターの設置訓練が必要ではないか等提案させていただきました。
 そこでお尋ねします。
 (1)西日本豪雨災害以降,岡山市として取り組んできた防災・減災の取組と現状の評価及び問題点,また今後重点的に取り組んでいく施策をお示しください。
 (2)この間,自主防災組織等を中心に各地で防災訓練が活発に行われてきております。過去5年間の防災訓練及び防災講座の開催数や参加人数はどのように推移しているのか,また市としてこの参加人数や取組内容をどのように評価しているか,御所見をお聞かせください。
 (3)自然災害の被災者に対し減免措置が講じられるものとして,個人市県民税,介護保険料,市営住宅の家賃等々があります。また,家屋の被害程度を証明する罹災証明書,自動車などの被害を証明する被災届出証明書等の手続があります。災害時には被災者の混乱を避けるためにも窓口を一本化していく必要があると思いますが,岡山市としてどのようにお考えですか。現状と課題をお示しください。
 2,小・中学生の熱中症対策について。
 気象庁は,今年の夏は統計開始以来最も暑く,平年に比べ1.76度上がり,去年と同様に異常気象であるとの見解を出されました。本当に暑いです。岡山市の8月の気温を調べますと,本年8月1日の37.6度に始まり,8月29日以外は全て30度以上で,最高に高かった8月3日は38.1度となっています。猛暑日と呼ばれている35度を下回る日は僅か5日しかありませんでした。
 そこでお尋ねします。
 (1)8月は夏休み中であり,学童の子どもたちは朝から学童へ行っています。子どもたちの暑さ対策はどのように行われているか,教えてください。また,昨年も提案しましたが,小・中学校に学校指定医制度があるように,学童にも指定医制度のようなものが夏季のみでも必要ではないでしょうか,再度お聞きします。
 (2)小・中学校も2学期が始まりました。9月も猛暑がまだまだ続いています。岡山市の周辺地域では,一部スクールバスを利用して登校している子どもたちがいます。現在,小・中学生のスクールバスの利用ができる距離は,おおむね小学生が4キロ,中学生が6キロとなっています。この基準は,少なくとも50年間は変わっていません。スクールバス利用可能距離の見直しが必要な時期がもう来ていると私は強く思っております。御所見をお聞かせください。あわせて,スクールバス利用の現状をお聞かせください。
 (3)小学生は,現在自宅から水筒を持って登校しています。そういう子が多いですね。学校での水分補給はどのようになっているか,教えてください。
 3,地域協働学校について。
 学校を核とした地域づくりを目指し,地域と学校が相互にパートナーとして連携,協働して行う地域学校協働活動に大きな期待をしています。教育委員会,学校,地域の皆さんの奮闘には頭が下がる思いであります。
 そこでお尋ねします。
 地域学校協働本部の設置数と学校支援ボランティアの人数の過去5年の推移を教えてください。
 (2)地域学校協働本部の活動を行うことでどのような変化が学校や子どもたち,地域でありましたか。また,現在どのような取組がなされているか,具体例を出して教えてください。
 (3)現在,協働本部への委託料は,1学校・園3万円,中学校区2万円となっています。この活動の大半は地域のボランティアで成り立っていますが,やはり必要な経費はかかります。委託料の見直しを考えていただければと思いますが,御所見をお聞かせください。
 以上で1回目の質問を終わります。
 御清聴ありがとうございます。(拍手)
○森田卓司 副議長  当局の答弁を求めます。
     〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長  皆さんおはようございます。
 ランドセルを何に使うのかなと。
 私は,岡崎議員の質問にお答えしますが,防災・減災で西日本豪雨災害以降の取組,現状の評価等々についてお話を申し上げたいと思います。
 今回も多くの皆さん方がその防災対策について御質問されました。やはり我々としては,基本が平成30年の7月豪雨のことをベースに議論させていただきます。市民の皆さん方も,当時必死で復旧・復興作業に従事したというのを思い出されるところであります。
 市全体で当時,7月豪雨では床上浸水が2,230戸ありました。床上浸水をなくそうと今やっているところであります。今回も今保,白石の話,それから高梁川の水位調整の話,浦安の雨水管の話,それから旭川のダムの話,いろいろと言わせていただきましたが,東区の関係ってあまりその説明をしていなかったので,岡崎議員が東区ということもあって,少しその話をさせていただきたいと思います。
 7月豪雨ですが,2,230戸の床上浸水が出たということですが,砂川の決壊で約1,200戸の被害が発生いたしました。決壊した砂川の沼地区は速やかに復旧し,またその下流部,山下橋から砂川の合同堰までの約7.2キロ区間を,川幅が狭いところでは約10メーター広げました。また,堤防道路も拡幅するなど,改良復旧工事をおおむね完了したところであります。平成30年7月豪雨と同等の雨にも,これは対応できる状況になっております。
 そのほか,砂川に架かる芳野橋や坂本橋などの橋梁についてはあわせて架け替えを実施中であり,また瀬戸雨水ポンプ場はポンプを増設したところであります。
 このように東区の対策は充実させていっているところでありますが,自主防災組織の結成も同じように,これは全体でありますけども,令和6年3月時点で94.3%ということになっております。
 今回は,能登半島の地震が元旦に起こり,また南海トラフの地震臨時情報なども出てきたということで,南海トラフも何か現実みを帯びてきているところであり,地震対策等々にもさらに力を入れていきたいと思います。
 以上です。
◎嶋村真二 危機管理監  同じ項,市長答弁以外についてお答えします。
 初めに,(2)防災訓練及び防災講座の開催数や参加人数の推移,評価についてです。
 職員が参加した防災訓練及び防災講座の開催状況は,令和元年度,158回開催で6,456人の参加,令和2年度,74回開催で3,049人の参加,令和3年度,88回開催で4,692人の参加,令和4年度,112回開催で4,297人の参加,令和5年度,127回開催で9,138人の参加となっています。
 令和2年度から令和4年度の開催では,コロナ禍の影響もあり,1回当たりの参加人数が少なかった時期もありましたが,市民の皆様の防災意識向上に伴い,昨年度からは1回当たりの参加人数が増加傾向にあります。防災への関心が高まる中,市としましても,引き続き自主防災組織の活動を後押ししていくように努めてまいります。
 次に,(3)災害時の窓口の一本化についての考え方と現状と課題についてです。
 災害時における罹災証明や各種減免措置の申請窓口の一本化,いわゆるワンストップ窓口の設置については,本市では西日本豪雨災害の際にも被災地に近いショッピングセンターなどで開設しており,被災者の負担軽減のためにも考えなければならないと思います。
 一方で,災害時における被災状況には地域差もあり,窓口の開設場所や設置数をどうするのか,また窓口で提供できる支援メニューの早期の決定について,関係部局との調整及び他都市からの応援も含めた人員体制の構築などの課題があると認識しております。
 以上です。
◎榎並義忠 岡山っ子育成局長  2番,小・中学生の熱中症対策についての項,学童の子どもたちの暑さ対策は,指定医制度のようなものが夏季のみでも必要ではについてお答えします。
 放課後児童クラブの暑さ対策としては,各クラブにおいて熱中症暑さ指数計の設置や屋外活動時の帽子着用,小まめな水分補給や体調確認などの対策を行っており,市としても今年7月から8月にかけて各クラブを回り,適切な温度管理について助言等を行ったところです。加えて,夏休み期間中は,学校の協力を得てエアコンのある教室を借り,密にならないように工夫しております。また,全てのクラブで安全管理マニュアルを策定しており,その中で保護者や地域の医療機関への連絡,119番通報の緊急対応などを定め,クラブ内で共有しております。
 議員御指摘の点も踏まえ,今後熱中症対策としてどのようなことができるか考えてまいりたいと思います。
 以上です。
◎三宅泰司 教育長  同じ項,スクールバス利用可能距離の見直し,利用の現状についてです。
 スクールバス利用の現状は,御津地区でバス4台を運行し130人,瀬戸地区でバスなど4台運行し49人,建部地区でタクシー1台を運行し4人,足守地区でバス3台を運行し43人,山南地区でバス4台を運行し117人の児童・生徒が利用しております。
 現在運行しているスクールバスを利用する基準は,法令で示されている通学距離を考慮し,小学生はおおむね4キロメートル以上,中学生はおおむね6キロメートル以上としておりますが,一律に基準で線引きするのではなく,地域や各学校の状況により柔軟な対応,運用をしております。
 次に,学校での水分補給についてのお尋ねです。
 熱中症予防の観点から,学校では児童・生徒の体調等を確認しながら,授業中においても小まめな水分補給を促しております。また,水分は十分に持参するよう指導しておりますが,水筒の飲料が足りなくなった場合には学校の水道水を補充するなどしております。なお,学校の水道水については,専門機関による水質検査で安全を確認しております。
 この項は以上です。
 続きまして,3,地域協働学校についての項,順次お答えします。
 まず,地域学校協働本部の設置数と学校支援ボランティアの人数の過去5年の推移についてです。
 地域学校協働本部の設置数の推移は,令和元年度が15,令和2年度が17,令和3年度が17,令和4年度が17,令和5年度が21です。
 学校支援ボランティアの登録者数は,令和元年度が7,008人,令和2年度が6,647人,令和3年度が6,533人,令和4年度が6,986人,令和5年度が6,923人となっています。
 次に,地域学校協働本部の活動による変化と取組についてです。
 地域学校協働本部では,地域のボランティアの皆さんの協力を得て,学校・園と連携,協働した活動を行っており,読み聞かせや登下校の見守り,校外フィールドワークの引率,農業体験活動の補助など,地域や保護者の方々に無理のない範囲で取り組んでいただいているところです。活動を始めてまだ日が浅い本部からは,地域と児童・生徒との交流の機会が増えた,教職員の負担が軽減された。取組の長い本部からは,子どもたちの地域への愛着が育ってきた,地域の様々な方からの協力が得やすくなった,積極的に学校・園と関わろうとする地域の方が増えたとの報告を受けています。
 この項最後に,委託料の見直しについてです。
 それぞれの地域学校協働本部においては,市からの委託料の範囲内で事業計画を作成し,事業を実施していただいております。今後,協働本部の取組をさらに広げていくため,本部から活動状況についての聞き取りやアンケートを実施するほか,他都市の取組なども収集することにより,どのような効果的な支援ができるか研究してまいりたいと考えております。
 以上です。
     〔16番岡崎隆議員登壇〕
◆16番(岡崎隆 議員)  答弁ありがとうございました。市長,ありがとうございました。東区のことをしっかり,こういうことができているということで課題等もお示しくださいまして,ありがとうございます。
 それでは,再質問に入らせていただきます。一問一答方式でいきます。
 防災・減災及び災害時の窓口対応のところですが,最初に地域防災組織等に行う訓練,非常に活発に行っています。どのような支援を今行っていますか。
◎嶋村真二 危機管理監  支援について再質問いただきましたが,市が主催している防災に関する地域説明会とかを開催したりして,皆さんに寄っていただくようにしております。それから,自主防災組織に対して補助金を出したりするような支援活動をしております。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  ありがとうございます。
 訓練が,地域のほうへ僕らもいろいろなところへ入っていくわけですが,何か新しい訓練に取り組みたいという地域もたくさんあって,どんなんができるかなという相談をよう受けるんですけど,訓練の内容をまとめたものをつくって各地域防災組織に配付して,今後の訓練に活用していただいて,お互いいろいろな訓練をやることで様々なことに対応できる地域づくりをしていきたいと思いますが,そのような取組をやってみる気はありますか。
◎嶋村真二 危機管理監  我々のほうで各地域で実施されている防災訓練の内容をまとめた資料をおつくりしまして,次に訓練を実施しようとされている地域に対して紹介させていただいております。地域の方にいろんな訓練内容の事例を取り入れていただくことで訓練の幅を広げていただいて,地域の防災活動の活性化につながるようにしていただきたいと考えております。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  ぜひよろしくお願いします。
 それから,大事なところなんだけど,災害があったときに,とにかく平成30年のときも非常に混乱したのが窓口の業務でした。被災された方に特設窓口をつくりますよね。どのようなことが今そこで一括してできるでしょうか。
◎嶋村真二 危機管理監  窓口としてどんな業務かということでございますけれども,まず災害が発生した場合に初めの業務というのが罹災証明の受付や発行手続になろうかと思います。時間の経過とともにいろいろ申請業務とかも変わってくると思うんですけれども,そのほかには,平成30年7月豪雨のときもそうだったんですけれども,市税や料金などの減免の申請でありますとか,住宅被害があれば住宅の応急修理とか,壊れたりするとその家屋の解体とか撤去,それから土砂とかが入ってきて,土砂混じりの瓦礫類の撤去とか,そういう相談も窓口として出てくると思います。あと,被災者への支援金とか援護の資金,それから融資に関する相談や手続などの業務が想定されています。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  これ,平成30年の豪雨災害を受けて,これじゃいかんなと。この間6年あったわけで,これとこれは一括でできんかなとか,いろいろなことで被災者の方が非常に混乱した事実があるわけですよね。それに対して,地域の皆さんには防災訓練をしましょう,しましょうということで約1万人の方が参加されて,毎年もう地域の方はいろいろな行事を調整しながら本当に一生懸命やってくれています。行政のほうでのそういう訓練,とにかく平成30年の豪雨災害から変わった点を教えてください。
◎後河正浩 保健福祉局長  変わった点ということについてなんですけれども,実際その平成30年の豪雨の際には,罹災証明書を発行する際に,同時に先ほど話のあった税とか各種料金の統一的な減免の申請書を返信封筒と一緒にお渡しするというようなことで負担軽減を図ったところでございます。当然,今後不幸にしてそういう災害が発生したときには,そういう対応がさらに迅速にできるように,危機管理室ほか関係課と一緒になって取り組む必要があるなと考えておりますし,実際それ以降も各地でいろんな災害が起きていますので,そういう他の事例も参考にさせていただいて,災害時の申請手続の在り方についても関係課と一緒に研究していかなければいけないかなと思っております。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  やっぱりこの手続も実際訓練してみんと職員さんのところも分からんと思うんです。この前から僕は訓練のことばあ言うんですが,やっぱり訓練に勝る防災なしというぐらい訓練はいろいろな部分で,地域も当然大事じゃけれど,職員さんのところでも大事じゃと思うんですが,窓口開設訓練はどうですか。
◎嶋村真二 危機管理監  罹災証明の発行の窓口というのは,災害が起こって緊急的に開設することになるんですけれども,そういった業務は職員のほうもあまり経験したことがないと思いますので,窓口開設の訓練を実施することは有効だと思います。初めはデータ入力の作業とかが主な作業となりますので,システムの操作訓練など,できることから関係各課と連携して考えてまいりたいと思います。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  ありがとうございました。よろしくお願いします。
 それから,次は大きい2番の小・中学生の熱中症対策で,まず学童のところですが,学童を利用しておる子どもたち,外の気温が31度を超えたら室内にずっとおらんといけんということになっております。日によってはずっと一日室内にいることがあります。夏休みの期間中,暑さで一日も外へ出なんだ日がどのくらいあったのか,分かれば教えてください。
◎榎並義忠 岡山っ子育成局長  暑さで一日も外に出なかったような日が幾らあるかということですが,全ての調査はできていないんですが,幾らかの児童クラブから聞いているところによりますと,ほとんど部屋の中におられたクラブもあるし,日陰などを利用して時間帯によっては外に出る場合,それからあと涼しい午前中とか出る場合,様々な場合があると聞いております。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  これもばらばらということですね。子どもたちにストレスとか,健康状態に問題はありませんか。
◎榎並義忠 岡山っ子育成局長  子どもたちのストレスとかについてでございますが,健康管理は支援員がしっかりしていくとともに,室内で行える,例えばカード遊びであるとか,工作であるとか,ブロック遊びであるとか,いろんな遊びを提供してストレスがたまらないように努めているところでございます。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  子どもたちの水分補給の状況をもう少し詳しく教えてください。
◎榎並義忠 岡山っ子育成局長  子どもたちの水分補給についてという御質問です。
 水分補給につきましては,児童が適宜取れるようにしておりますし,支援員のほうが定期的に取りましょうと合図をして,15分置きとか1時間置きとかしっかり定期的に取るようなこともさせていただいております。水分自体については,水筒を持ってこられているところもございますが,クラブとしてもペットボトルとか,ウオーターサーバーとか,お茶を作っておくとか,そういったことで水分を常備しております。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  ありがとうございます。
 現在,学童の教室のエアコンの設定温度ですが,先ほど答弁でもありましたけれど,調べてもらったと,この夏の間ね。18度から27度ぐらいじゃったとお聞きしておるんですが,エアコンを使いながら窓を開けている教室もあるとお聞きしますが,これはコロナ対策なんですかね。窓を開けておる学童と開けてない学童があって,だから18度から27度までエアコンの設定温度が違うんですわ。これの理由を教えてください。
◎榎並義忠 岡山っ子育成局長  今年度,各クラブを回ってみたところ,確かにおっしゃるとおり,窓を結構開けているクラブと開けてないクラブ,かなり違いがございました。これは恐らくですけれども,コロナのときの換気の癖がついているのではないかなと思っておりますが,室温との兼ね合いで換気も適切にするように指導してきているところでございます。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  こういうところに僕は問題がある思うんじゃわ。恐らくとかね,いやいや,例えばふれあい公社に移行しておるところはせめて一緒じゃとかというようなものが何でないんかなと。さっきの31度を超えたら出れんところが何ぼありますかといったところも,僕はこういうのを聞きますからという話をしておったんですが,なかなか実態というのはこうです,こうですということははっきりとはおっしゃられん。特に子どものための学童じゃないですか。そこが恐らくこういうようなことじゃないんかなというような,ばらばらでええんですか,この暑さ対策が。
◎榎並義忠 岡山っ子育成局長  暑さ対策がこのままでいいのかという御質問です。
 クラブのほうには,国から熱中症対策の予防の通知が来ておりまして,それを添付した上で熱中症対策をしてくださいということで市からも通知しております。その中で,先ほど言われたように,暑さ指数でこのようになったら外出は控えるとかという目安も示させていただいているところでございますが,確かに換気にしても,もう少し明確にその目安というのをやっぱりつくっていくべきだろうと思っておりますので,その辺今後させていただきたいと思っております。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  ぜひともある程度の統一をしていってください。
 現在66棟あるプレハブのほうで,今後新設していくんは木造ということで,かなりプレハブと木造だったら多分プレハブのほうが断熱的には非常に暑くなるということだと思うんですが,今ある66棟のプレハブ教室の断熱対策というのは今後考えていかんといけんと思うんじゃが,どう思いますか。
◎榎並義忠 岡山っ子育成局長  今現状でプレハブ,おっしゃるとおり66棟ございますが,その中で室温がうまく保てているところは問題ないと思います。例えばエアコンが利きにくいところについては,断熱というと相当な工事になると思いますが,エアコンの取替えといいますか,そういったところも今後検討していきたいと思っております。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  それでは,次のスクールバスのほうですが,今日この議場へ持ち込んだランドセルですが,これに水筒を持って,それからいろいろ,今頃ピアニカというんかね──僕らのときは鍵盤ハーモニカと言ようたんですが──そういうのを持っていきますと,この前調べてもらったら高学年はフル装備で7.8キロ。それに日傘を差して猛暑の中をてくてくと子どもたちが歩いて帰ってきょうるわけですが,教育長,これは大丈夫ですか。何かタブレットも持って帰るようになっとんかね。もう本当大変ですわ,どうですか。
◎三宅泰司 教育長  以前もお尋ねがあって,文科省からも必要ないものはもう学校に置いておくという通知が出て数年たっております。さらに,先日答弁しましたが,3年生以上は毎日タブレットを持ち帰っております。そういうタブレットを持ち帰る以前に学校にもう一度通知しまして,家で宿題などで使わない教科書等もできるだけ学校へ置くように指示しているところなんです。今言われた鍵盤ハーモニカ等も,もう家で使わないんであれば学校の棚へ置いているという工夫もしておりますので,確かに重いとは思うんですが──特に1年生なんか思うんで──タブレットについてはできるだけ荷物がないように1,2年生はもう持ち帰らないことにしています。
 それから,あと週末によく,金曜日に荷物をいっぱい持って帰ることがあるんです。月曜日にいっぱい持ってくる。できるだけその平準化というか,週末にたくさん持って帰らない工夫を学校にもお願いしているところです。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  教育長が子どもたちの苦しみを少しでも分かってくださっとって安心しました。僕も通学路を歩いてみたんだけれど,どんなもんじゃろうかいなと。いろいろな御意見を聞くわけですけれど,自分が歩いてみな始まらんなと思いまして歩いてみたら,そりゃ本当にしんどいです。子どものとき,そこまで思わなんだ。大人になったほうが楽なんかなと思いましたけど,このランドセルの子どもは5年生,27キロの子どもです。そしたら,3分の1ぐらいの重さをフル装備でつけて,日傘を今頃差して行かれたりしょうるような現状があって,本当に危ないし,しんどいじゃろうな。お母さんらに聞いたら,とにかく暑い日は当番を決めて迎えに行きょうるらしいです。じゃないと,本当にその学校から1キロとか2キロぐらいだったらまだあれなんですけど,それこそ4キロぎりぎりのところの子は本当にこれは苦行ですよ,苦行。
 ということで,これはスクールバス,柔軟に見直してということを教育長がおっしゃられたと思うんですが,これを見直す手順というんがあれば教えてください。
◎三宅泰司 教育長  まず,学校の実態がありますんで,保護者の方から要望をいただいて,学校や地域で調整を行った後,教育委員会に御相談いただいて決定しているという手順です。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  そしたら,また要望書みたいなのを出していきますんで,よろしく検討のほうをお願いします。
 それから,学校の中の給水機がなくなった時期と理由って分かれば教えてください。
◎三宅泰司 教育長  御指摘があったのは冷水機,ウオータークーラーというものが大体水道の近くに何台かあったと思うんですが,あの中のタンクが土日使わないと細菌が発生したり,カビができたり,維持管理の面で非常に学校が苦慮された実態があって,今撤去されている状況と把握しております。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  これ,かなり前に今教育長がおっしゃられたような理由で全国からなくなっていったんだと思うんですが,もうやっぱり要りますわ,冷水機。僕らのときもあったんじゃが,今こそ要ると。ほで,我が国の技術力があればそういう細菌の問題も多分解決すると思うんです。のうなったときよりは非常にようなっておるじゃろうし,コストも安く,いいのがあると思うんですが,導入のほうを考えていきませんか。
◎三宅泰司 教育長  私もこの質問を受けた後調べましたが,確かに自動で衛生的に管理できるようなものは出ているようです。この件につきましては,学校の実態もいま一度把握して,他の都市も同じような状況があると思いますんで,他の都市の状況も踏まえて研究してまいりたいと思います。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  他の都市も含めていろいろ研究してみるということで,研究してもらったらええんだけど,僕は晴れの国おかやまというこの岡山は,観光とかでは非常に晴れておる日が多いというのは有利だと思うし,農作物を作るときでもいいと思う。ただ,何でも光と影があるように,晴れの国おかやまの弱点はこの暑さ。対策はこれからなってくると思う。ほんなら,やっぱり高齢者だとか子どもというのは本当に大変ですよ。だから,よその自治体がというよりは,まず岡山,晴れの国おかやまが暑さ対策の先頭を切っていくというような気持ち,教育長,ありませんか,子どもたちのために。
◎三宅泰司 教育長  確かに晴れの日が多く,気温も高いと思うんですが,私としては今熱中症対応のマニュアルをつくって,部活動とか学校の中での心配ばかりしていたんですが,今回この御質問を受けて,昨年,川本議員からも御指摘があったんですが,登下校の熱中症についてかなり心配があるなという認識を持ちました。私も以前答弁したんですが,学校におるときは朝校門のところにいると,本当に汗びしょになって子どもたちが来るわけです。校門で一回お茶を飲んで,またやっと教室に入れる状態なんですが,そのあたり,いま一度学校の実態も調べながら,どんな対応ができるか考えていきたいと思います。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  よろしくお願いします。暑さ対策をこれからもしっかりやっていただけたらと思いますんで。
 次,地域協働学校,最後のところなんですが,これは推進員さんの果たす役割が非常に大きいと思います。推進員の研修が行われていれば,その内容を教えていただけたらと思います。
◎三宅泰司 教育長  推進員さんについては,研修というより,各地区の推進員の方が集まって情報交換会をすることで,各地区の活動内容,そして新たな活動をしようかというきっかけになっていると思いますが,今年度も11月に開催する予定となっています。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  それから,現在協働本部への委託料なんですが,1園,1校3万円となっています。この金額は今のまんま僕は定額でええと思うんですが,活動の中核の小・中学校の児童数を勘案した委託料に見直すべきと考えますが,いかがでしょうか。
◎三宅泰司 教育長  議員御指摘のとおり,今学校規模関係なく一律に設定しております。大体委託料については,消耗品を買うことが多くなっております。そのボランティアの方の人数によるかもしれないので,そのあたり学校規模というよりは,実態を把握して検討していく必要があるかなと思っています。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  最後になりますけれど,小学校区単位での協働本部が結構あると思うんです。でも,岡山市の目指すのは中学校単位。暫定的に小学校単位で今やっておる。これ,小学校区を中学校区単位へつなげていったいい事例とか,こういうことがポイントになってくるというようなこと,教育長自身はどのように考えていますか。
 はい,以上です。
◎三宅泰司 教育長  議員御指摘のとおり,中学校区でスタートからできている校区もあるんですが,大体やっぱり単位としては小学校が多くて,活動しやすいんだと思うんです。それは,各中学校区で校・園長の情報交換会が毎月多分大体行われていると思いますので,小学校でやっているところがどんどん中学校区によさを広めていっていただいて増やしていくのがいいかなと思っています。本当にこの地域学校協働本部というのはいいシステムだと思うんで,これからどんどん増やしていこうと考えております。
 以上です。
○森田卓司 副議長  以上で岡崎議員の質問は終わりました。(拍手)
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