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前島 慶太 議員
令和6年9月定例会 9月12日(木) 本会議 一般質問
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内容
会議録
令和6年9月定例会
9月12日(木) 本会議 一般質問
みらいえ
前島 慶太 議員
1 子どもの「夢」を後押しする教育について
2 健康寿命を伸ばす取組について
3 本町・西川緑道公園筋周辺の治安改善について
次は,順序に従いまして前島議員。
〔3番前島慶太議員登壇,拍手〕
◆3番(前島慶太 議員) 皆様こんにちは。会派みらいえの前島慶太です。
では,通告に従いまして質問に入ります。
大項目1番,子どもの夢を後押しする教育について。
先日開催された4年に1度の祭典,パリオリンピック,パリパラリンピックからインスピレーションを受け,質問にしました。
オリンピックで私は陸上競技に注目していました。ケニア,エチオピア出身の黒人選手が圧倒的に強いと言われる陸上長距離女子5,000メートルでは,序盤から果敢に飛び出し,予選突破を狙う日本人選手がいました。男子1,600メートルリレーの日本人選手は,個人種目の男子400メートル敗者復活ラウンドを欠場し,1,600メートルリレーに専念。アジア新記録で6位入賞を果たしました。体型や遺伝子の違いをもろともせず,予選突破のために戦略的に攻める姿勢,個人種目から戦略的に撤退しチーム競技に尽くす姿勢に刺激を受けました。メダルといった分かりやすい結果には残らなくても,確実に我々一人一人の心に残った選手がたくさんいらっしゃいます。改めて感動をありがとう。
以下質問です。
(1)令和6年度アクションプランには,子どもの夢を後押しするための取組はどのように位置づけ,記載され,どのような取組をされていらっしゃいますか。
(2)今年の初めに行われた岡山市中高生世代の意識に関するアンケート調査によれば,自分の将来について明るい希望を持っているかとの質問に対し,希望がある,どちらかといえば希望があると答えた割合が約76%となっています。
また,今年の4月に行われた令和6年度全国学力・学習状況調査では,将来の夢や目標を持っていると答えた割合は,小学6年生80.2%。中学3年生63.4%となっています。
ア,この数値を教育委員会としてはどのように捉えていらっしゃいますでしょうか。
イ,全国的に見ても,小学生と比べ中学生のほうが夢や目標を持っている割合が低いですが,これにはどのような理由があるとお考えでしょうか。
ウ,中学生に夢を持ってもらうために学校教育として取り組まれていることをお示しください。
(3)小・中学生の子どもたちがスポーツ選手とお話ししたり,競技のアドバイスをもらえるなど,学校教育の中でスポーツ選手と触れ合える機会はどのようなものがありますでしょうか。
(4)日本FP協会が行った2023年小学生将来なりたい職業ランキングを見てみますと,男子児童のトップ10には医師,ユーチューバー,建築士,鉄道の運転士,ゲーム制作関連などが。女子児童のトップ10には医師,パティシエール,イラストレーター,獣医,漫画家などが出てきます。
そこで質問です。
学校教育の中で,岡山市の小学生がこのような憧れの職業をなりわいとする大人たちと交流できる機会はどのようなものがありますでしょうか。
(5)岡山県庁では,県庁☆子ども参観日という県庁に勤める保護者等の働く姿を見たり仕事を体験できるイベントが開催されています。今年度は75名のお子さんが参加したとのことです。保護者を敬う心を持つこと,将来自分が働く姿を想像することで日々の活動に精進するきっかけにつながると思います。岡山市役所でも子ども参観日を開催しませんか。
(6)厳しい家庭の事情などを理由に夢を持つことが難しい,夢を持てなんて簡単に言ってほしくないという子ども,御家庭もいらっしゃるでしょう。昨年6月議会で子どもの習い事助成をしませんかという質問をいたしました。局長の御答弁としては,令和5年度に生活実態調査を行うので,その結果を見て,低所得の子どもたちに効果のある施策を行っていくという旨でした。
昨年度行われた岡山市子どもの生活実態調査結果を御覧になって,低所得の子ども向けの施策の変更点,新たに行う施策はございますでしょうか。
(7)大阪市では,市内在住の全ての小学校5年生から中学校3年生の子どもを対象に,学習塾や文化・スポーツ教室など学校外教育活動へ使える月額1万円のクーポンを配付しています。制限なしで全世帯というのは難しいかもしれませんが,例えば福岡市では,市内在住の生活保護や児童扶養手当を受給している世帯などを対象に習い事助成を行っており,子ども1人当たり年額12万円のクーポンを配っています。福岡市の事例では,約45%の御家庭がこの事業をきっかけに習い事を始めることができたとのことです。岡山市でも習い事助成を行いませんか。
(8)「教育長がきょうもいく」で子どもたちが憧れそうな子どもたちと年齢の近い人物,例えば体操の岡慎之助選手,大学駅伝で活躍中の黒田朝日選手などに小・中学校時代の様子と小・中学校時代の学びがどう今につながっているかをインタビューするのはいかがでしょうか。
大項目2,健康寿命を延ばす取組について。
岡山市の健康寿命は,令和元年時点で男性が72.20歳,女性が75.03歳です。平均寿命と健康寿命の差は,男性9.83年,女性13.21年と,全国平均より長くなっています。
ここでは健康寿命を延ばす取組について質問いたします。
スマートフォンで手軽に健康づくりに取り組めるOKAYAMAハレ活プロジェクトが昨年8月から始まり,1年が経過しました。私もアプリリリース直後から取り組んでおります。健康につながる行動メニューを自分で3つ設定し,その目標を達成することで,また歩いて歩数を稼ぐことで,さらには日々の体重を記録することでポイントをためています。たまったポイントで抽せん会に応募できるのがモチベーションになっています。
前身のケンコー大作戦は3年ほどの期間で参加者が約1万4,000人でしたが,今回のハレ活プロジェクトは事業開始から約1年がたった本年7月末時点で既に約1万6,000人が参加されています。
(1)ハレ活プロジェクト開始後,市民の健康状態が改善されたという調査結果が既にあればお示しください。
(2)ハレ活プロジェクト参加者の男女比は,男性約36%,女性約64%です。前身のケンコー大作戦の参加者の男女比は,男性約40%,女性約60%と,こちらも女性のほうが割合が高かったです。
ア,ハレ活プロジェクトにて男性参加者を増やすために工夫されている点,これからの工夫点をお示しください。
イ,ほかの健康増進施策も男性のほうが参加率が低いです。これにはどのような理由があるとお考えですか。男性参加者を増やすために工夫されていることはありますでしょうか。
(3)ハレ活プロジェクトは,令和7年度末までに3万人の方に参加していただくのが目標と伺っております。この目標参加者数を達成するための工夫点をお示しください。特に会社単位,営業所単位で参加してくださる方を増やすための工夫点もお示しください。
(4)健康市民おかやま21(第3次)を見ていますと,平成29年から令和3年の間に肝臓がんで亡くなる方の割合が全国平均と比べ男女ともに高かったです。この理由はどのようにお考えでしょうか。
(5)しっかりと休養,睡眠を取ることが健康につながると考えます。休養,睡眠に関しての普及啓発はどのようなものをされていますか。
(6)本年12月2日から現行の健康保険証が新規発行されなくなり,健康保険証はマイナンバーカードを基本とするマイナ保険証へと移行します。マイナ保険証になることで過去の健診結果をマイナポータルで見ることができる,お薬の情報をいつでも確認できるなどのメリットがあり,ひいては健康寿命の延伸につながると考えています。
医療機関,市民へはマイナ保険証についてどのような周知をされていますでしょうか。
(7)先日からベジ・ファーストOKAYAMAプロジェクトが開始されました。私もしっかりと野菜を取っていきたいと思います。
さて,健康に生きるために,野菜の摂取と並んで大切なのが食塩を取り過ぎないように意識することだと思います。先頃発表された令和4年国民健康・栄養調査結果によれば,1日の食塩摂取量の全国平均は,男性10.5グラム,女性9.0グラムと,世界保健機関WHOの推奨している1日5グラム未満という指標の約2倍を摂取しています。子どもの頃から食塩を取り過ぎない習慣を身につけることが大切だと考えます。岡山市の小・中学生に減塩の大切さを伝える取組をされてはいかがでしょうか。
大項目3,本町,西川緑道公園筋周辺の治安改善について。
岡山市北区本町,西川緑道公園筋周辺の居酒屋,相席居酒屋等の客引きが気になります。ここ七,八年で一気に増えたと聞きます。本町周辺は学習塾が多くあり,高校生もよく通りますが,その高校生がおびえている,キャッチとトラブルにならないように道の端を通って帰る,わざわざ迂回して帰るという声も聞きます。特に桃太郎大通りから1本入った通りは,子どもを連れた親から,もう子どもを連れて歩くのが怖いという声を聞いています。女性もおびえています。私としても,数メートル移動すればすぐに声をかけられて面倒なので,迂回できるときは迂回するようにしています。先日歩いてみますと,夜18時前にはもう客引きが出てきており,24時を過ぎても四,五人の客引きがいました。
本町は,新幹線を降りてすぐの岡山の玄関口です。一度岡山に行ったけど,駅前に客引きがうじゃうじゃいて気持ち悪かったわ,もう二度と行かないわとなったら,大損失です。
(1)市の考える客引きの定義を教えてください。本町,西川緑道公園筋に立って店へ勧誘している人々は客引きという認識で合っておりますでしょうか。
(2)本町,西川緑道公園筋周辺の客引きについて,岡山市へ苦情は年間何件ほど寄せられていますか。苦情への対応のため,地域,警察とはどのように連携されていますでしょうか。
(3)市は,本町,西川緑道公園筋周辺のパトロールを定期的にされていると伺いました。パトロールされる中で,この地区へどのような感想をお持ちでしょうか。夜間に歩いていても怖くないまちになっていますでしょうか。
(4)スクリーンを御覧ください。
すいません,ITが得意だと思ったんですけど。はい,ということで映りました。よかったです。
これが先週の金曜日の20時前の本町の様子です。自転車が歩道と車道にはみ出て置かれております。条例違反の置き方です。これらの自転車を撤去しませんか。撤去まではいかなくとも,せっかく桃太郎大通りに駐輪場があるので,そちらへ駐輪してもらえるよう誘導するような施策を打ちませんか。
(5)市は,令和3年度に客引き行為等実態調査を行っておられます。その結果は,現状では,付きまといを伴うような客引き行為が横行している状況ではないという結果でした。当時はコロナ禍でしたが,現在は行動制限などは完全に解けました。コロナ禍後,市民や観光客が困惑するような客引き,声かけは増えていませんでしょうか。
以上で1回目の質問を終わります。(拍手)
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
◎榎並義忠 岡山っ子育成局長 1番,子どもの夢を後押しする教育についての項,低所得の子ども向けの施策の変更点や新たな施策はと習い事助成を行わないかについて一括してお答えします。
岡山市子どもの生活実態調査によると,学習塾などの利用を経済的な理由からしていないと回答した割合は,世帯全体では7.8%,低所得世帯では32.9%,また勉強以外の習い事を経済的な理由からしていないと回答した割合は,世帯全体では7.3%,低所得世帯では23.6%となり,低所得世帯の割合が高いことが分かりました。
本市では,低所得世帯の子どもを対象とした学習や社会体験活動の支援事業を,市内15か所の会場で行う通所型と家庭訪問とオンラインを組み合わせて行うハイブリッド型で実施しております。
また,子ども食堂や学習支援などを実施する子どもの居場所づくりにも補助しており,子どもの居場所の数は令和2年度の36か所から現在58か所に増えております。
また,令和2年度から高校生を対象に給付型奨学金を開始し,令和6年度から新たに模擬試験等の受験料補助を始めたところでございます。
このような様々な学習支援などを行っているところであり,今後のさらなる施策については,勉強以外の習い事なども含め研究してまいります。
以上です。
◎三宅泰司 教育長 同じ項に順次お答えします。
まず,令和6年度アクションプランにおける子どもの夢を後押しする取組の位置づけ,記載,実施についてです。
子どもが夢や目標を持てるよう,教育委員会では令和5年度から継続して,子どもの好奇心を膨らませ,学びの原動力となるやる気につなげる取組を重点施策に位置づけています。具体的には,子ども同士が豊かに関わり,主体的に学ぶことができる授業づくりや社会教育施設等で自然や文化に触れられる体験活動の充実などを進めております。
次に,調査の結果をどのように捉えているか,そして中学生に夢を持ってもらうための取組はとのお尋ねです。
岡山市中高生世代の意識に関するアンケート調査及び全国学力・学習状況調査において,夢や将来のことについて肯定的な回答があまり高くないということにつきましては,本市の課題として捉えております。子どもたちが夢や目標,また将来への希望を持つことができるよう,引き続きやる気につながる好奇心を重点に据えた授業づくりを進めていくとともに,学ぶことと自己の将来とのつながりをより一層意識していくことができるよう,特別活動や総合的な学習の時間等を中心としたキャリア教育の充実に努めてまいりたいと考えております。
次に,全国的に小学生よりも中学生のほうが夢や目標を持っている割合が低い,その理由をどう考えるかとのお尋ねです。
中学生という発達段階は,自意識と客観的事実との違いに悩み,様々な葛藤の中で自らの生き方を模索し始める時期であると言われています。客観的に自分を捉え,自分自身の将来の在り方を考えていく中で,今まで抱いていた夢や目標を見直す時期であるということが,岡山市を含め全国的に割合が低くなる一因なのではないかと考えております。
次に,子どもたちがスポーツ選手と触れ合える機会についてです。
教育委員会では,国や市民生活局スポーツ振興課によるアスリート派遣事業等を活用し,アスリートやプロスポーツチームの学校訪問を実施しております。
次に,小学生が憧れの職業をなりわいとする大人と交流する機会についてです。
小学校では,社会科において身近な職業やこの国の産業について学習したり,道徳科において働くことの充実感や意義について学習したりしています。また,これらの学習と関連づけながら,特別活動や総合的な学習の時間において外部講師をお招きし,様々な職業やそこに携わる方々の生き方について直接学ぶ機会を設けている学校もあります。
次に,子ども参観日を開催しないかとのお尋ねです。
子ども参観日は,子どもが保護者の仕事を見学することで職業観を育むことや家族の触れ合いを目的に実施されていると聞いております。学校では,より多くの子どもが様々な職業観や生き方に触れることができるよう,外部講師を招いたり,職場体験活動を実施したりしております。
この項最後に,広報動画で著名スポーツ選手等にインタビューする内容にしてはどうかとのお尋ねです。
「教育長がきょうもいく」は,教育委員会や学校の取組を広く市民の皆様に知っていただき,さらには共感,協力,応援していただくことを目的として配信しております。内容につきましては,その時々の目的に照らして,何をどのように取り上げるのが効果的であるか検討してまいります。
以上です。
◎後河正浩 保健福祉局長 2番,健康寿命を延ばす取組についての項を順次お答えいたします。
まず,ハレ活プロジェクトの開始後,参加者の健康状態はということでございます。
暫定的な評価となりますけれども,参加者の令和5年8月から12月の1日当たりの平均歩数は,事業開始前の令和4年の同期間と比べて936歩増加しております。また,昨年10月と本年1月に実施しましたアンケート結果によりますと,比較可能な回答者2,016人のうち69人が肥満あるいは痩せの状態から適正体重に変化しております。
次に,男性参加者を増やすための工夫についてです。
これまでの健康ポイント事業でも,女性に比べ男性の参加者が少ない傾向が見られておりました。こうした点を踏まえまして,本事業では職場単位で事業に参加いただくことで男性参加者の増加を図ることといたしました。具体的には,職場での取組にポイントを付与したり,ハレ活プロジェクト参加事業所であることをPRできるステッカーを配付するなど,商工会議所や協会けんぽさんにも御協力をいただきながら,ハレ活プロジェクトへの参加を呼びかけております。
次に,他の健康増進策でも男性の参加者が低い理由,また増やす工夫ということでございます。
これまでにも健康教室など,健康増進に関する様々な事業を地域で実施しておりますけれども,年齢や性別を問わず広く参加は呼びかけてきております。統計等はございませんけれども,参加者の男女比は女性のほうが多いという印象を受けておりますので,男性の方にも参加していただけるよう,地域のヘルスボランティアの皆さんの御意見も参考にしてまいりたいと考えております。
それから,参加者の目標を達成するための工夫,特に会社単位で参加者を増やす工夫はということでございます。
参加者の拡大や継続的な利用を促す上で職場単位で参加いただくことが有効であると考えておりまして,これまでに幾つかの事業所でヒアリングを行っております。その中で,会社としてハレ活に取り組んでいることを社員に示せるものがあるとよいと,そういった声をいただきましたので,ステッカーを作成し配付したところでございます。また,職場の総務担当者の方の負担が増えないように,ハレ活の説明資料を作成し配付しております。会社単位で御参加いただけるよう引き続き取り組んでまいります。
次に,肝がんで亡くなる方が全国より多い点についてでございますけれども,肝がんの主な原因はB型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスに感染することによるものとされてございます。これらの肝炎ウイルスは血液によって感染いたしますが,かつての予防接種における注射器の連続使用などが感染経路の一つとされており,国内では本市に限らず,西日本が高い傾向にあるものと認識しております。
次に,休養,睡眠に関する啓発,普及でございます。
休養や睡眠につきましては,特にメンタルヘルスの面で重要になりますけれども,啓発資材を各保健センターの窓口で配布したり,自殺予防週間の図書館展示,あるいは公民館等で実施している健康教育や事業所向けの健康出前講座等の機会を通じて普及啓発を行っております。
次に,医療機関,市民にマイナ保険証についてどのような周知をということでございます。
医療機関等に対しましては,主に国が周知を行ってございますけれども,本市でも岡山市医師会等を通じてオンライン資格確認の導入に関する情報提供等を行っております。
本市の国民健康保険や後期高齢者医療保険制度の被保険者に対しましては,市ホームページや保険証更新時に同封するリーフレット等で,薬剤情報や健診結果を閲覧することでよりよい医療を受けることができることなどのマイナ保険証のメリットについて記載して,周知を図ってございます。今後も市広報紙やLINEなどのSNSも活用した広報を予定しておりまして,さらなる周知に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
◎三宅泰司 教育長 同じ項,小・中学生に減塩の大切さを伝える取組についてです。
食事における食塩の取り方につきましては,小学校6年生の保健の授業で病気を予防するためのよりよい生活習慣について学習する中で,糖分,脂肪分,塩分などを取り過ぎる偏った食事や間食を避けたりすることを理解できるように指導しております。
以上です。
◎岩田修 市民生活局長 大きい3番,本町,西川緑道公園筋周辺の治安改善について順次お答えいたします。
まず,客引きの定義と現状の認識についてです。
客引き行為の定義については,警察庁の通達によれば,不特定の人の中から相手方を特定し,営業所の客となるよう積極的な言動で勧めることとされており,営業所の名称を通行人に告げず,単に何々どうですか等の声をかけながら相手の反応を待っている段階では客引きには当たらないとなっております。
また,岡山県迷惑行為防止条例では,業種を問わず悪質な客引き行為のほか,特定の業種による客引きに至らない誘引行為も規制しているものと承知しておりますが,本市で確認する限りでは,本町,西川緑道公園筋周辺の状況はこれら規制対象行為には至らないものと認識しております。
続いて,苦情件数と地域や警察との連携は,それからパトロールの中で地区への感想,それから客引き,声かけは増えていないかについて一括してお答えします。
本町地区等の客引きに関する本市への苦情件数は,本年度8月末現在,2件の情報が寄せられており,その都度警察に情報提供し,指導を仰いでおります。また,市の独自調査では客引き行為は見受けられませんでしたが,声かけ等は1調査当たり,令和4年度約9件,令和5年度約10件と,件数に大きな変化は見られませんでした。
引き続き,地元関係者との意見交換や職員による独自調査を実施するとともに,地区住民と警察が毎月実施する夜間パトロールに参加してまいります。ちなみに明日,13日実施される予定と聞いております。市の職員も参加する予定としております。
これまでの市の独自調査や夜間パトロールの結果では,付きまとい等を伴う悪質な客引き行為は確認できておりませんが,警察からは各種法令に基づいて厳正に対応していると聞いております。このことからも,これまでの取組を継続し,現状把握に努め,地域や警察との連携を図りつつ,客引き行為の動向に注視してまいりたいと考えております。
以上です。
◎平澤重之 理事 同じ項,歩道や車道にはみ出した自転車を撤去しないか,桃太郎大通りの駐輪場に誘導する施策を打たないかについてです。
岡山市では,放置自転車対策として,駐輪需要に応じた駐輪施設の整備,拡充を進めるとともに,放置禁止区域においては啓発指導員による指導や警告後3時間放置された自転車の撤去などに取り組み,桃太郎大通りなどの岡山駅周辺のエリアでは放置自転車は着実に減少しております。
しかしながら,議員御指摘の駐輪施設を持たない小規模な飲食店が多いエリアにおいては,時間帯によって,一時的ではありますが多くの違法駐輪が見受けられることから,岡山駅周辺エリアが放置禁止区域であること,桃太郎大通りの駐輪場などの近隣の駐輪場が2時間無料であること,またそもそも飲酒する予定の際には自転車を利用しないことなどについてしっかりと周知,広報や啓発指導を行ってまいりたいと考えております。
以上です。
〔3番前島慶太議員登壇〕
◆3番(前島慶太 議員) 御答弁ありがとうございました。
教育長,今職業って本当多様化していて,子どもたちの夢もいろんな種類があると思うんで,これからも皆さんの夢を支えてあげてください。要望です。
大項目3のところなんですけれど,まず何点か要望させてください。
1点目,お隣,兵庫県神戸市の三宮では,AI機能を搭載した防犯カメラを設置したとのことです。このカメラは,撮影エリアの滞在人数を自動でカウントし,範囲内の人数が一定以上になるとスピーカーから注意喚起などの音声が流れるほか,巡回指導員のスマートフォンなどと連動し,指導員が直接現場に向かうこともできる仕組みになっているとのことです。何か事件があってからでは遅いです。岡山市も,警察と協力し,防犯カメラをつけていただきたいと思います。
もう一つ,西川緑道公園筋を歩いていると,外国籍の方からマッサージに誘われます。正直本町の声かけよりも闇が深いと思います。こちらも,ぜひ何か問題が起こる前に対処していただきたいと思います。
質問なんですけど,北九州市では令和4年,北九州市の中心部,小倉駅の周辺で客引き行為,客待ち行為,勧誘行為なども含めた客引き行為等をすること,させることを禁止する条例をつくって,違反者は氏名などがインターネットで公表されるようになっています。
岡山市も,ぜひ条例などをつくって取り締まっていただきたいんですけど,いかがでしょうか,御所見をお願いいたします。
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
◎岩田修 市民生活局長 今のところ条例までつくる計画はございませんが,警察からも法令に基づいて厳正に対処しているというお話を聞かせていただいておりますので,今後とも地域,警察ともしっかり連携を取って,パトロール等に協力していきたいと思います。
以上です。
〔3番前島慶太議員登壇〕
◆3番(前島慶太 議員) 御答弁ありがとうございました。
今は北九州市を出したんですけど,札幌市だったり熊本市も,これも禁止区域を定めて条例をつくっています。他の政令指定都市では客引き行為が問題となって条例までつくられているのに,岡山市では客引き行為等はないというのはちょっと僕は無理があると思っています。
市長,僕,2年前東京から岡山に戻ってきて,本当歩いて楽しいまちになっているなと思ったんですよ。ハレまち通りも歩道が広がって,緑が増えて,本当歩きやすいです。西川緑道公園も歩きやすいです。去年のクリスマス,西川イルミに行ったんですよ。僕の手と心を握ってくれる,温めてくれる女性はいなかったけど,でもあの西川イルミを見ると心が温まりました。本当岡山って今歩いて楽しいまちになっていると思うんですけど,あの本町も歩いて楽しいまち,安心して歩けるまちにしないと,これは歩いて楽しい岡山って言えないと思うんですけど,いかがでしょうか。歩いて楽しいまちをつくるために,市長,ぜひ本町の,客引きはないと言われちゃったんですけど,本町の治安改善に取り組んでいただきたいと思うんですが,御所見をお願いいたします。
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長 私も三十数年ぶりにふるさとに十年前に戻ってきたんですけど,西川緑道公園なんか,私は高校はあそこへずっと通っていたんですよ。だけど,もう今非常に緑も多く整備され,すばらしいところになっていると思っています。ただ,そこで客引きまがいの話があったり,そこは問題ではないかという前島議員の御指摘,私も分かるところはあります。
この問題,実はこの11年間市長をやらせていただいて,何度か議論が出ています。まず,一つは,地元の方々の意向というのもありますし,地元の中には当然そういう商店とか飲食の方々の話もないわけではないと思いますね。それから,あとは警察の問題もあります。今まで必要がなかったから一切これからやらないというのは私もおかしいとは思うんですけれども,こういう質問と答弁というのを一回で決着するということではなくて,環境をよくしていくというのは私は非常に重要なことだと思いますんで,前島議員の指摘,各会派での議論,そして今若干つれない答弁だった岩田局長ではありますけれども,彼も一生懸命この関係者と調整したりしていますんで,話をしながら,何が今できるのか,何をする,完全に一発で条例で規制しちゃうというよりは,ステップアップとしては何があるのかとかそういう議論をやっていただきながら,よりいい形にしていただければと思います。私が参加しないという意味で言っているわけじゃない。私もそういう中で一緒になって議論したいと思います。
よろしくお願いします。
○田口裕士 議長 以上で前島委員の質問は終わりました。(拍手)
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