録画中継

令和6年6月定例会
6月18日(火) 本会議 一般質問
自由民主党岡山市議団
岡崎 隆 議員
*一問一答方式
1 防災・減災及び災害時の対応について
2 史跡の“見える化”について
3 地域の課題について
 (1) 公設・民営保育園について等
 次は,順序に従いまして岡崎議員。
     〔16番岡崎隆議員登壇,拍手〕
◆16番(岡崎隆 議員)  皆さんおはようございます。自民党の岡崎でございます。
 今日は質問が多いんで,はしょって聞き取りづらいかもしれませんが,どうぞよろしくお願いいたします。
 まず大きい1番,防災・減災及び災害時の対応について。
 毎年この時期になりますと,平成30年7月の西日本豪雨災害を思い出さずにはいられません。梅雨入りから台風シーズンに向けて一層の警戒を強めていかなければなりません。
 また,今年は元旦より北陸を襲った震災で多くの方が亡くなりました。家屋をはじめ道路や水道など,生活を支えるインフラが破壊されている状況は,改めて地震のすさまじさを見せつけられました。
 私も4月に同僚議員や市民の皆さんとで石川県能登町へボランティアに行ってまいりました。震災から4か月がたっていましたが,復興状況を見ましてこの進み方の遅さに驚きました。また,現地で活動されているボランティアの皆さんや被災された市民の方から何が復旧復興の妨げになっているかも,少しではありますがお聞きすることができました。私たちの住む岡山市においても,集中豪雨や大震災に備えしっかりと対策していくことの重要性を痛感しました。
 そこでお尋ねします。
 (1)本市では,災害時に道路の寸断などにより孤立する可能性のある集落を把握していますか。
 また,災害時に孤立集落が発生した場合,ドローンによる物資の輸送や孤立状況の把握を行うための通信確保等,どのような対策がなされているでしょうか,教えてください。
 (2)本市は,今年度から水道料金の値上げをしました。大きな理由として,水道管の耐震化を計画的に進めていくためであります。能登半島地震では下水道管の機能停止が長引き,上水道が使用できても水洗トイレが使用できない状況となっている地域もありました。本市における下水道管の耐震化について,どのように進めているのか,お尋ねします。
 また,マンホールと管のつなぎ目の固定や液状化によるマンホールの浮き上がり対策について,現状と今後の考え方をお示しください。
 (3)今回の能登半島地震の住宅被害は,石川県,新潟県,富山県など5県で12万3,808棟と報道がありました。住宅被害は状況により全壊,半壊など6段階に分かれ,そのうち6月3日現在で石川県だけでも公費解体が完了したのは僅か2%の346棟だそうです。
 公費解体が進まない要因として,家屋の名義の問題や解体,撤去に関わる関係者全員の同意書を取得する必要があるなど,難しい問題があると現地でもお聞きしました。公費解体・撤去に向けた手続の円滑化,迅速化する方策を,本市としても考え方を整理していく必要があると思います。もしものときにどのような対応をお考えか,今のところの状況を教えてください。
 (4)災害時,復旧復興に大きな役割を果たしてくれるのがボランティア団体です。岡山市は平成30年の豪雨災害を受け,今年で7年目を迎えようとしています。社会福祉協議会が募集を行っている登録ボランティアの団体や個人ボランティアの登録の推移を教えてください。
 大きい2番,史跡の“見える化“について。
 6月9日の朝刊に史跡の見える化に進む吉備路という記事が掲載されていました。一部記事を読ませていただきますと,はるか古代,中央政権に比肩する勢力を誇った吉備国の中心地だった吉備路エリアでその繁栄を今に伝える古墳や遺跡の保存,活用を目指す事業が相次いでいる。史跡の「現状保存」が大原則だった従来の保護方針からかじを切り,発掘調査の成果を基に在りし日の姿へと復元とありました。
 我が東区には市内最大の国指定史跡である大廻小廻山城跡史跡があります。この史跡は,造られたのが7世紀頃と言われ,城内面積が38.6ヘクタール,指定地面積76ヘクタール,標高199メートルの小廻山をぐるりと囲む城壁線の高さは1.5メートルから3メートルの土塁で3.2キロメートルにもわたるもので,まさに化け物級の巨大史跡であります。しかし,こんなにも大きな史跡,遺跡にもかかわらず周囲からは全く見えず,地元の皆さんの話題になることもほぼありません。かわいそうな遺跡です。
 そのような中,現在岡山市では史跡指定用地の公有化に全力で取り組んでいただいております。ありがとうございます。東大寺瓦窯跡史跡,浦間茶臼山古墳と次々に整備に向けて動き出してくれて感謝しているところではありますが,どうかこの巨大史跡の見える化を実現してほしいと願い,質問に入ります。
 (1)大廻小廻山城跡史跡の公有化率と公有化完了までのおおむねの予定年数をお示しください。
 (2)以前にも質問させていただきましたが,ある一定の割合で公有地化ができたエリアから史跡の復元を行えるよう文科省と協議を行ってほしいと要望していますが,何か進展がありましたか,お聞きします。
 (3)東大寺瓦窯跡は公有化後,現在発掘調査を行っていますが,大廻小廻のほうも再度発掘調査が必要となってくるのでしょうか,お尋ねします。
 (4)史跡の見える化について,市としての取組と今後の考え方についてお示しください。
 大きい3番,地域の課題について。
 公設民営保育園について等。
 瀬戸町が岡山市と平成19年1月に合併してはや17年を迎えました。合併当時に岡山市と結んだ新市建設計画も確実に実施され,11事業のうち残すものは先ほど史跡の見える化で取り上げました国指定史跡大廻小廻山城跡史跡の公有化のみとなっています。
 この間,瀬戸支所の存続問題や県,市で所有が曖昧になっていた南方排水機場改修事業等々,合併時には想定できなかった課題に直面する中,当局の皆さんや地域の住民の方々と話合いを重ねながら,問題解決に向けて協議を行ってまいりました。また,岡山市も合併地域の声に対してしっかり結果を出していただき,大変感謝もしております。
 そのような中で新たな問題があります。それは,旧瀬戸町内にある公設民営保育園についてであります。旧瀬戸町では,岡山市と合併する以前に2つの保育園の民営化を行っていました。運営は,社会福祉法人桜会です。
 そのうちの一つである江西かたせ桜保育園は平成30年に公立江西幼稚園と一緒になり,現在の江西桜こども園となっています。そして,最後に残っているのが玉井桜保育園であります。玉井桜保育園は,昭和53年2月に瀬戸町立玉井保育所として竣工し,平成13年4月に瀬戸町より桜会が運営の委託を受けています。土地,建物を無償で借り受け,来年の2月に園舎が法定の耐用年数47年に達し,建て替えが急務となっています。
 そこで質問します。
 (1)老朽化に伴い建て替えをする場合,新設する建物は社会福祉法人桜会が建設することとなると思いますが,現在の建物は旧瀬戸町所有から現岡山市所有となっています。建物を解体する場合,岡山市が行うべきと考えますが,当局のお考えをお示しください。
 また,平成13年,当時の土井堅郎瀬戸町長と三宅務社会福祉法人桜会の理事長さんとの間で結ばれた協定ではどのような取決めがなされていたのか,教えてください。
 (2)は割愛します。
 以上で1回目の質問を終わります。
 御清聴ありがとうございます。(拍手)
○森田卓司 副議長  当局の答弁を求めます。
     〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長  それでは,岡崎議員の質問にお答えします。
 私は,史跡の見える化ということであります。
 今,我々は文化財と観光の融合ということをキーワードにしているわけであります。今,岡崎議員がおっしゃった,今までは古墳や遺跡の保存,活用を目指す事業が相次いでいると。史跡の現状保存が大原則であった従来の方針からかじを切って在りし日の姿や復元ということをおっしゃっておられましたが,そういう面では似たところがある表現だろうとは思いますけれども,我々としては文化財と観光といったときは確かにそういう表現なんですけど,一歩進めて我々としてこの前大月さんの質問にもお答えしましたけど,我々のルーツって何なんだいと。我々というのはこういう人たちがつくってきた歴史の中にいるんだという誇りを持って暮らしていけるような,誇りの醸成,愛着がこういったことでできないかなとも思っております。ただ,そちらのほうはなかなか目に見えないところもありますんで,おっしゃるように見える化というところでやっていくというのは重要だろうと思います。
 結果的に造山古墳とか高松城址公園などの観光客はもう大幅に伸びているところでありまして,岡山城もリニューアルでよくなったのと同じように割と活性化しているかなと思っております。
 浦間茶臼山古墳にしても,これはもう箸墓古墳の2分の1というのは何かないと全てが2分の1にならないわけですから意味は必ずある。東大寺の再建にしても,重源と栄西との関係とか考えていくと本当にいろんなことが出てきます。我々は,そういったストーリーをできるだけそれぞれの遺跡ごとに整理して,全体としてすばらしい岡山の文化,岡山の歴史というものを築いていきたいなと思っております。限られた予算の中ではありますけれども,プライオリティーをきちっとつけて,一つ一つ着実にやってまいりたいと思いますんで,よろしくお願いいたします。
◎嶋村真二 危機管理監  大きな1番,防災・減災及び災害時の対応についての項,(1)孤立集落の把握状況及び物資輸送や通信確保等の対策についてお答えします。
 孤立する可能性のある集落の把握は,現在能登半島地震を受けて岡山県が過去の調査結果のフォローアップ調査を進めているところです。また,本年度着手しました事前復興計画からも孤立集落を把握することができればと考えております。
 孤立集落への具体の対策につきましては,今後示される県の調査結果や国の指針を基に取り組んでまいりたいと考えております。
 また,ドローンによる物資の輸送や通信確保等の対策については,協定先の民間事業者や電気通信事業者の協力をいただくこととしております。
 以上です。
◎田中哲也 市民協働局長  同じ項,ボランティア団体や個人ボランティアの登録の推移についてお答えいたします。
 岡山市社会福祉協議会に確認したところ,令和2年度末と本年6月14日現在の登録数を比較すると,グループ登録では13団体から15団体となり,2団体の増,個人登録では74名から111名となり,37名の増となっております。
 以上です。
◎見平孝行 環境局長  同じ項,公費解体についてです。
 家屋等の公費解体は,原則所有者全員の同意を得ることが必要となっており,申請手続の煩雑さに加え作業開始までに所有者の立会いの下,現地調査も必要になるなど難しい課題があります。
 一方,能登半島地震における公費解体については国が建物の滅失登記による確認や所有者不明建物管理制度などの活用を示したことから,本市としましてもこれらの事例を参考とし,平時から公費解体の円滑な運用ができるよう研究してまいります。
◎内海誠一郎 下水道河川局長  同じ項,(2)番目の下水道管の耐震化などについてお答えします。
 本市では,南海トラフ巨大地震を踏まえた下水道施設の耐震化に積極的に取り組んでいます。そのうち管路については,避難所や医療施設等からの排水を受ける管路や緊急輸送路に埋設している管路など,重要なものから流下機能及び交通機能が確保されるよう対策を進めています。具体的には,整備時期が早い中心市街地の重要な管路の耐震化工事を進めており,周辺部の耐震調査にも着手したところでございます。
 また,緊急輸送路等に設置しているマンホール約6,700基のうち,液状化の危険性が高い367基について浮上対策を進めており,令和5年度までに131基が対策済みです。
 なお,近年は新設時にマンホールと管が外れないように継ぎ手対策を行っております。これらの対策は,被災時の市民生活の確保に極めて重要であることから,引き続き有利な財源を活用しながら計画的に進めてまいります。
 以上でございます。
◎三宅泰司 教育長  史跡の見える化についての項,市長答弁以外を順次お答えします。
 まず,大廻小廻山城跡の史跡公有化率と公有化完了までのおおむねの予定年数はについてです。
 大廻小廻山城跡の史跡公有化率は,令和5年度末時点で47.1%となっております。公有化完了までのおおむねの予定年数ですが,平成18年度から公有化事業を開始し,今年度で19年目となりますので,同じくらいの年数がかかるものと予想されます。
 次に,文化庁との協議について進展はあったか,そして発掘調査は必要かについてです。
 史跡の整備は対象地の公有化,遺構の詳細把握のための発掘調査,整備に向けた保存活用計画の作成の後に史跡の保護を前提とした整備を進めていくこととなります。大廻小廻山城跡については国指定史跡であることから,文化庁との協議の上,まずは城壁となっている土塁の中から公有化を進めております。今後,発掘調査といった次のステップへの移行について,文化庁と協議してまいりたいと考えております。
 以上です。
◎榎並義忠 岡山っ子育成局長  3番,地域の課題についての項,公設民営保育園についてお答えします。
 旧瀬戸町と当該法人の間でこの土地と建物を無償で貸し付ける契約が平成13年4月1日付で締結されております。この契約では,維持管理のための費用負担は法人にあると規定されておりますが,それ以外の費用負担についての記載はなく,この契約の定めのない事項は両者協議の上定めることとしております。これまで法人移管から23年にわたり地域に根差した保育園を運営いただき,法人関係者の皆様方には大変感謝申し上げる次第です。
 一般的には不要な市有施設を解体する場合は市が解体するということにしておりますが,本件の場合様々な方面から検討する必要があることから,今後両者で十分協議させていただきたいと考えております。
 以上です。
○森田卓司 副議長  質問の途中でありますが,午後1時まで休憩いたします。
      午前11時49分休憩
     ~~~~~~~~~~~~~
      午後1時0分開議
○田口裕士 議長  午前中に引き続き会議を開きます。
     〔16番岡崎隆議員登壇〕
◆16番(岡崎隆 議員)  答弁ありがとうございました。
 それでは,再質問に入っていきます。
 まず,防災・減災のところですが,ドローンを活用し,食料や薬など孤立した集落に届ける訓練をしてみてはいかがでしょうか,お聞きします。
◎嶋村真二 危機管理監  孤立集落に対してのドローンによる物資の輸送訓練についてですけれども,ドローンを活用した訓練は去る5月18日に行った水防訓練におきまして,消防局と連携しまして現場の状況を災害対策本部に映像配信するという訓練を行いました。物資輸送の訓練につきましては,専門的なことにもなりますので,どのような内容の訓練が行えるのか,協定業者等と協議してまいりたいと思います。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  平成30年の西日本豪雨災害のときも孤立集落が本市の中でもありました。ぜひドローンを活用して訓練していただきたいと思います。
 と同時に,孤立集落を想定した通信の確保の訓練,これも考えていっていただきたいんですが,いかがでしょうか。
◎嶋村真二 危機管理監  通信確保の訓練につきましても,先ほどのドローンと同様になるんですけれども,専門的となりますので,具体的にどのような訓練が行えるのか,指定公共機関である通信事業者等と協議してまいりたいと思います。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  また,孤立した集落への対応や自主避難所に対する支援の在り方などを整理して岡山市地域防災計画を見直すタイミングでもあるのかなと思います。整理するのに時間がかかると思いますが,今回の能登半島地震から得られる教訓というのは大きいと思うんです。その辺いかがでしょうか。
◎嶋村真二 危機管理監  能登半島地震の教訓を受けまして,今後必要な物資の予定であるとか,備蓄用品の準備であるとか,先ほどの物資の輸送の計画とか,改めて検討してまいりたいと思います。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  下水道河川局の皆さんも消防局や水道局と一緒で能登半島地震発生直後から現地へ行っていただきまして,復旧支援に奮闘されたとお聞きします。現地へ入って感想等があればお聞かせください。
◎内海誠一郎 下水道河川局長  この正月の能登半島の地震を受けまして,75日間下水道河川局職員を派遣しまして管路の調査等を一緒にやってきたところでございます。現地を見てこんなことになるんだなとか,こういったことにならないようにしないといけない,あるいはこういったことが起きたらこういった対応をしていかなければならないんだというところを職員が1人ずつが経験して帰っております。これらを今後の私どもが取り組んでいく施策にぜひ反映していきたいと考えているところでございます。
◆16番(岡崎隆 議員)  ありがとうございます。
 それから,市内で一番古い下水道管,昭和27年頃のものだとお聞きしました。下水道管の更新は古い順にやっていかれているんか,また震災等の予想で液状化のリスクの高いところ,そちらから手を入れられているのか,その辺が少し分かる方向性を教えていただけたらと思います。
◎内海誠一郎 下水道河川局長  下水道管渠の耐震化というところでございますが,市内の管渠の総延長が2,540キロという非常に長い中で,そうした中で古いというよりもどちらかというと重要な管渠,例えば緊急輸送道路の下にある管渠であるとか,受け持つ排水面積が大きいとか,こういった重要な管路,これをまず抽出しまして,これが約580キロぐらいあるんですが,この中で耐震性が高い管渠もございますので,そういったものを差し引いた約115キロぐらい,こちらのほうが耐震化が必要とも判断されますので耐震診断を行って,必要となったところから順次耐震化を図っているところでございます。
◆16番(岡崎隆 議員)  ありがとうございました。
 岡山市で大震災が発生した場合,倒壊した所有者不明の空き家や連絡が取りにくい持ち主の空き家はどのように解体を進めていくのか非常にこれは難しいことだと思うんですが,少し今現状のお考えをお示しください。
◎見平孝行 環境局長  空き家に限らず所有者が不明な物件というのは多分いろんなところにあると思います。今回の能登半島地震のときに国のほうがマニュアルで示したんですけれども,民法の所有者不明建物の管理制度というものを活用しまして,裁判所から選任された管理人の方が代理で公費解体の申請をされてそれで対応するということができているようです。
◆16番(岡崎隆 議員)  僕も現地へ行ってみまして家同士が重ね合うように倒れておって,片方の家では一定の公費解体の書類がそろうんでしょう。だけど,所有者が分からないところがあればそちらとの合意がちゃんとできんと手がつけれないというような状況があるみたいです。しっかりその辺国,県と,またいろいろ関係機関と連携を取っていただいて準備しておいていただきたいなと思います。
 次に,平常時にボランティア団体同士の連携や行政等の関係を強化していく必要があると思います。西日本豪雨災害後,交流等がどのくらい行われているか,教えていただけますか。
◎田中哲也 市民協働局長  災害ボランティアネットワークを岡山NPOセンターが募集,登録を行っておりますが,こちらのほうでは交流会や研修会ということで年に一度そういう会を実施しておりまして,災害発生時の関係者間の円滑な連携に向けた知識とか技術の習得とか,関係づくりについて取組を進めています。
 あと,具体的な話ですが,年に一度ぐらい連絡会議以外にもパネル展のようなものを実施しまして,活動の周知に努めておりまして,今後もそういった取組は進めてまいりたいと思っております。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  災害のときのボランティアセンターを設置するようになるんですが,これ本当に大変だと思うんです。平常時訓練は行われているか,教えてもらえますか。
◎田中哲也 市民協働局長  ボランティアセンターの設置運営に当たりましては,市としたらボランティアセンターの設置場所の確保を行うこと,運営に当たっては社会福祉協議会が中心となって実施するという役割の分担をしているところでございます。これまで運営訓練につきましては,年に一度市民を対象としたボランティア基礎講座,養成講座の中で実施しておりますけども,会場設営を含めた一連の訓練というのはこれまで実施したことはございません。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  ぜひともボランティアセンターの設置訓練,これを社協さんや各ボランティア団体と実際にやってみる,これは必要なことだと思います。いかがでしょうか。
◎田中哲也 市民協働局長  これまで,先ほど申したように設置からの訓練というのができておりませんので,やる意義があると思っておりまして,今後社会福祉協議会など関係機関と調整を図りながら,どのようなことができるか研究してまいりたいと思っております。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  次,史跡の見える化についてですが,浦間茶臼山古墳とか生い茂る木の伐採を進めてほしいという声が地元の方からあります。浦間や大廻小廻,国指定の大変重要な史跡でありますからむやみやたらに切るわけにはいかないんだと思いますが,現状できる範囲,どこまで伐採は可能なんでしょうか,教えてください。
◎三宅泰司 教育長  文化庁に施設の現状変更許可を取って崩落しない範囲で墳丘の保護を勘案しながら伐採を続けるという方法を取っております。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  伐採や剪定をしてもらう場合,これ範囲を決めて,それで予算を確保してやっていくようになると思うんですが,これ今は現状計画的にできているんですかね。
◎三宅泰司 教育長  現状は計画的にやっております。例えば令和5年度の実績では198万5,000円実績がございます。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  ありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。
 それから,平成18年に岡山市は大廻小廻の公有化を発表されて約10年ぐらいで公有化できるんじゃなかろうかというようなことだったと思います。それは今から思えばすごく短絡的な説明の仕方だったんじゃねえかなと思わざるを得んのですが。
 今問題になっておる旧瀬戸町分はいまだに公有化ゼロなんですね,文化庁とのお話合いの中で城内から買っていくということが話合いで決まっておるのかなと思うんですが,もう一遍買えるところから一日も早く買うという方向で調整していただいたけんでしょうか,いかがでしょう。
◎三宅泰司 教育長  旧岡山市域となる土塁線内の買収を先行させる基本方針がスタートですので,これで補助金を頂いておる以上,そこは変更できない状態ですが,今こちらでいろいろ考えているのは,当該事業は土地収用法に基づく事業ではなく,地権者と岡山市の任意による売買になるんです。その地権者同意が得られない土塁内の土地について,これ以上もう条件が整わない土地になった場合は文化庁と協議して旧瀬戸町分の区域にも着手していきたいと考えております。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  ありがとうございますよろしくお願いいたします。
 最後,公設民営の保育園についてですが,平成13年の当時の協定書に従えば岡山市の建物であるということは間違いないんですか。再度確認します。
◎榎並義忠 岡山っ子育成局長  岡山市の建物でございます。
◆16番(岡崎隆 議員)  残り時間も少なくなってきたんで,当園の耐震化等はどのように現状なっていますか。
◎榎並義忠 岡山っ子育成局長  平成24年にこの園舎につきましては岡山市が耐震診断を行いまして,その結果補強不要ということで一定の耐震性があるとなっております。
◆16番(岡崎隆 議員)  築47年の保育園はかなり古いほうだと思いますが,岡山市の保育園で何番目ぐらいに古いんですかね。
◎榎並義忠 岡山っ子育成局長  市所有の保育施設が現在こういった無償で貸し付けている園も含めまして31園ございますが,その中で古いほうから11番目でございます。
◆16番(岡崎隆 議員)  本当に古い建物です。見ていただいたり,行っていただいたらすぐ分かると思います。
 地元の皆さんや保護者の方々も心配しています。新しい園が一日も早く計画できるよう,今回の答弁の総括的な部分なんですが,桜会をはじめ関係者の皆さんと協議してもらえると理解しておっていいでしょうか。
◎榎並義忠 岡山っ子育成局長  法人とは協議を始めさせていただいております。そうした中で,法人の皆様のお話を十分お伺いさせていただきながら,先ほど申し上げました市による解体のことも含めて真摯に協議させていただきたいと思っております。
○田口裕士 議長  以上で岡崎議員の質問は終わりました。(拍手)
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