録画中継

令和6年2月定例会
2月29日(木) 本会議 一般質問
みらいえ
國友 彩葉 議員
1 パートナーシップ・ファミリーシップ制度について
2 獣害対策について
3 公立夜間中学について
 次は,順序に従いまして國友議員。
     〔2番國友彩葉議員登壇,拍手〕
◆2番(國友彩葉 議員)  皆さんおはようございます。みらいえの國友彩葉です。
 早速通告に従いまして御質問いたします。
 大きな1番,パートナーシップ,ファミリーシップ制度について。
 パートナーシップ宣誓制度とは,法律婚に様々なハードルのあるカップルに対して地方自治体が婚姻と同等の関係を承認する制度のことで,本市では令和2年7月に性的マイノリティーの方を対象に制度を開始いたしました。宣誓されたお二人のパートナーとしての思いを尊重し,市として受け止めるものとのことです。以下,御質問いたします。
 1,法律婚に様々なハードルのある方が暮らしやすい岡山市の実現のために何が必要と考えますか。
 2,岡山市としてこの制度を実施する意義を改めて確認したいと思います。また,市民からはどのような声が届いていますでしょうか,お示しください。
 3,パートナーシップ宣誓制度の令和4年度の実績をお示しください。また,令和5年度の現在までの実績はいかがでしょうか,お示しください。
 4,利用可能な行政サービス,民間サービスについて,現在の状況と拡大,今後の展望についてお示しください。
 5,ファミリーシップ制度については,現在,政令指定都市のうちですと,札幌市,さいたま市,千葉市,静岡市,名古屋市,大阪市,北九州市,福岡市の8都市で導入されております。うち北九州市や福岡市は,パートナーシップ宣誓書受領証の裏面に子どもの名前を記載することでの対応とし,利便性の向上を図っておられるそうです。本市も柔軟に対応していただきたいです。御所見をお示しください。
 6,20政令指定都市のうち,千葉市,横浜市,静岡市,浜松市,名古屋市,神戸市の6都市が,同性同士のみならず異性の事実婚にも対応しています。
 今の日本では,結婚するなら同じ姓,名字にしかすることができません。結婚時に姓,名字を変える女性は95%以上で,まるで男性の姓に変えるのが当たり前であるかのような風潮です。
 このような現行の婚姻制度に違和感を持ち,法律的な結婚を踏みとどまっておられる方や,様々な事情があって法律婚ができない全ての方に寄り添えるパートナーシップ制度にすべきと考えます。
 この制度の対象を広くすることで性的少数者の方々も制度を利用しやすくなります。例えば,名古屋市や静岡市,浜松市は,制度を性的マイノリティーに限定すると,パートナーシップ宣誓制度を利用することで性的少数者であることをカミングアウトすることになるとの理由で,異性との事実婚もパートナーシップ制度の対象としています。性的マイノリティーの方が安心して宣誓し,制度を利用できるため,そして婚姻という形態を取れなかった全ての方に寄り添うためにも,制度の見直し,とりわけ対象の見直しは必要と考えます。御所見をお示しください。
 大きな2番,獣害対策について。
 中区操山の麓,沢田の柿は,岡山市を代表する果物の一つです。沢田の柿は10月下旬が旬で,出荷に向け日々地域の方が手入れされていらっしゃいますが,出荷前にイノシシによる果肉食害,枝折,掘り起こしなどの被害に遭いとても大変だそうです。イノシシの猟期は,本市は11月15日から3月15日で,柿の栽培シーズンとずれています。
 1,これまでにも数多くの議員が議論してこられたイノシシをはじめとする獣害対策の取組についてですが,獣害対策を進める根本は,安心・安全で暮らしやすい岡山市の実現と考えます。これまでの取組を踏まえて,今後どのような展開を考えておられますか,お考えをお示しください。
 2,本市におけるイノシシ被害の実態はどのように把握されていますでしょうか。工夫があればお示しください。
 また,操山は,現在民間の事業者と連携した事業を展開されておりますが,どのような成果や地元からの声がありましたか。来年度の事業についてもあわせてお示しください。
 3,猟期以外に捕獲が必要な際には,駆除班に出動をお願いしなければなりませんが,令和4年度の駆除班の区ごとの人数をお示しください。また,区ごとの出動状況はいかがでしょうか,あわせてお示しください。
 4,イノシシをはじめ捕獲した動物は素早く血抜き,解体しなければ,ジビエ肉としての商品価値が下がります。利活用率向上のためには,捕獲場所の近くで解体処理するための移動式解体処理車,ジビエカーは有効です。従来の車体に比べて小型で低価格が特徴のものが現在,完成,公開されています。導入に向けお考えをお示しください。
 5,本市は,鳥獣被害の防止の推進状況を市民向けにどのように公表しておられますか。県では,生息状況,被害状況の推移がホームページ上で分かりやすく公表されています。また,市民に生態を知ってもらい地域で防いでいくことが必要です。そのための広報や周知啓発にはどのように取り組んでおられますか,お示しください。
 大きな3番,公立夜間中学について。
 公立夜間中学については,みらいえを代表し前島議員が御質問いたしましたが,続きをお聞きいたします。
 いよいよ来年4月に夜間中学が開設されます。岡山市立夜間中学設置基本方針にあります多様性を尊重する学校,安心して学べる学校,挑戦できる学校という目指す学校像の実現に向け,万全の設置準備ができますようお願い申し上げます。
 1,まず,夜間中学設置検討会議のこれまでの経過報告についてお聞きします。
 令和5年3月に示された夜間中学設置スケジュール表には,夜間中学設置に向けて検討会議が令和5年4月から令和6年12月まで開催されることになっています。これまで開かれた検討会議の経過と成果についてお示しください。
 また,検討経過はホームページに公表しませんか。御所見をお示しください。
 2,夜間中学について,令和5年度,どのような啓発活動をしましたか,啓発の対象も含めてお示しください。
 3,入学時期について,昨年3月に,4月入学が基本,随時入学も可能と改められましたが,今年1月の第5回授業体験会で配られた資料には,4月入学が基本とだけあって,これまで授業体験会や夜間中学シンポジウムで配られた資料に明記されておりました随時入学も可能の文字がなくなってしまいました。現在も随時入学も可能という認識でお間違いありませんでしょうか。改めて確認いたします。
 4,給食,希望者への食事の提供についてです。
 一昨年開校した札幌市立星友館中学校は給食を提供しています。神戸市立兵庫中学校北分校及び丸山中学校西野分校でも弁当等と牛乳による給食を実施しています。今年1月6日付の朝日新聞兵庫版において,給食を楽しみに毎日通学しているという生徒さんの記事がありました。本市は,授業体験会等でのアンケート結果なども参考に,実態に応じた検討をされるとのことでしたが,その後,食事の在り方に関してどのような検討がなされましたか,お示しください。
 5,経済的支援については,岡山市教育委員会が積極的に行うよう多くの声が寄せられています。生徒が安心して学ぶためには,経済的負担を軽くすることが必要です。遠方から通う方は,バス,電車など,公共交通機関等を利用しなければなりません。教科書は無償とはいえ,その他学用品などの購入もあります。遠足,校外学習にも費用がかかります。大阪市,神戸市など,多くの都市で生徒の経済的負担を軽くするために夜間中学就学援助費支給要綱を制定しています。岡山市立夜間中学設置基本方針には,経済的事情により就学が困難である生徒に対して支援制度新設に向け検討すると明記されております。その後,どのような検討がなされていますでしょうか,お示しください。
 1回目の質問を終わります。(拍手)
○田口裕士 議長  当局の答弁を求めます。
     〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長  皆さんおはようございます。
 國友議員の質問にお答えいたしますが,その前に長岡議員がファジアーノの話をしたんで,そのときはあまり立つ機会がなかったんで,一言だけ触れさせていただきたいなと。
 実は,この頃道を歩いていると時々呼び止められます。多くの人がアリーナ頑張ってくださいという話をよく言われるんです。その中である人が,市長,サッカー好きなんですかという話がありまして,どうもアリーナでバレーボールとかバスケとか卓球の話をしているから,あまりサッカーに興味がないのかということで聞かれたんだと思うんですが,サッカーは非常に好きです。長岡議員が初戦応援に行かれたという話がありました。私は公務で行けなかったんですが帰ってテレビで観戦させてもらいました。非常に安定感のあるアグレッシブな戦い方だったと思っております。オーナーの木村さんと話をする機会があって,今年は補強はもう本当にうまくいったと。もう言葉どおり,初戦,補強された方ともともとファジにいた方がうまくマッチして,いい戦いになったんじゃないかなと思っております。議会のほうもファジアーノの応援を頑張っておられますが,当局も応援を頑張り,様々な面でサポートし,いよいよというのが間近になっているような気もいたしますんで,一層支援を続けていきたいと思います。
 國友議員の質問に関していくと,私はパートナーシップ宣誓制度の趣旨を少し変えて,異性の事実婚に対応したらどうかという問いに対してのお答えをしたいと思います。
 この質問書を読んだときに非常に腑に落ちるというか,すとんと理解したという感じでありました。指摘で初めて理解したということでありますが,確かに現行のパートナーシップ制度では,制度の利用自体が自ら性的マイノリティーであることを宣言するということにつながっていくわけで,心理的な負担もあるでしょう。そういったものを下げるということが必要であるということを私としても理解いたしました。
 一方で,事実婚になっている方に対してもこの制度を拡大していけば,寄り添うということになっていくんではないかと思った次第であります。
 早速ここにいる田中市民協働局長と相談させてもらいました。すぐできないかということでしたけれども,やはり幾つかチェックする事項があると。例えば,性的マイノリティーの方,パートナーシップ宣誓制度を利用されている方が民間のサービスを受けているので,民間の方にもいろいろと啓発しています。急にこの制度を変えていくとなると,やはり影響が出てきますし,若干時間はかかっていくだろうと。しかしながら,早急にこの制度を見直していこうじゃないかということで田中局長とは話をしたところであります。昨日の今日の世界でありますので,一体いつスタートするかというところまでは申し上げられませんけれども,ぜひできるだけ早く対応していきたいと思います。
 以上です。
◎田中哲也 市民協働局長  1番,パートナーシップ,ファミリーシップ制度についての項,市長答弁以外についてお答えいたします。
 まずは,法律婚にハードルがある方にとって暮らしやすい岡山市の実現に何が必要か,制度を実施する意義と市民からの声,宣誓の実績についてです。
 様々な立場にある市民の方が互いに多様性を認め合い,個人の意思が尊重され,誰もが個性と能力を発揮できるまちづくりを進めることが,暮らしやすさにつながるものと考えております。
 パートナーシップ制度は,性的マイノリティーの方々の生きづらさや困難さを少しでも解消することを目的として導入しているところであり,当事者の方からは,市がこの制度を実施していることが性的マイノリティーに理解を示すこととなり勇気をいただけるとのお声もお聞きしており,制度の意義を認識しているところであります。
 制度の実績については,令和4年度では5件,令和5年度では1月末現在で9件となっております。
 次に,利用可能な行政,民間サービスの現状と拡大,今後の展望,宣誓書受領証明書の裏に子どもの名前を記載することによるファミリーシップ制度の導入についてです。
 パートナーシップ制度における本市の行政サービスとしては,市営住宅の入居や子育てのための施設等利用給付認定などに際しての利用が可能となっており,民間サービスとしては一部の事業者におきまして,金融機関でのペアローン,携帯電話の家族割などが証明書の提示により利用可能となっております。制度で利用できるサービスの拡大につきましては,本市の主な行政サービスの利用について現状を調査し,新たな利用可能なサービスの把握に努めているところです。
 今後も制度の趣旨に基づき,関係課に対して利用できるサービスの拡大の検討を促してまいりたいと考えております。
 また,民間サービスにつきましては,当事者の方のニーズをお聞きしながら必要な対応に取り組んでまいります。
 なお,宣誓書受領証明書裏面に子どもの名前を記載することによるファミリーシップ制度の導入につきましては,現行のパートナーシップ制度においても子どもに関係するサービスがおおむね利用できていることや,ファミリーシップ制度を導入している自治体において,利用が低調であるとお聞きしていることなどから,本市の導入につきましては引き続き研究してまいりたいと考えております。
 以上です。
◎小山直人 産業観光局産業政策担当局長  大きい2番,獣害対策について。
 (1)これまでの取組を踏まえ,今後どのような展開を考えているのかについてお答えいたします。
 鳥獣被害対策は,基本となる捕獲,侵入防止対策,生息環境管理を地道に実施していくことが重要だと考えており,猟友会駆除班による捕獲や防護柵設置補助,鳥獣被害対策実施隊による啓発活動など,様々な対策を行ってきたところです。しかしながら近年では,これまで出没のなかった地域や市街地への出没が確認されるなど,今後も継続して取り組む必要があると考えております。
 今後の展開につきましては,自民党市議団を代表されての難波議員に御答弁したとおりです。
 (2)イノシシ被害の実態はどのように把握しているのか,また操山での事業の成果や地元からの声,来年度の事業について示せについてお答えいたします。
 本市では,令和元年度から野生鳥獣被害実態調査を専門業者へ委託で実施しており,この中で市が実施したアンケート調査結果の取りまとめと分析,被害が多い地域へのヒアリング調査などを実施しております。
 また,ここ数年,農作物被害やイノシシの目撃情報が急増している操山地区において,地域,猟友会,岡山森林管理署などが連携して捕獲を強化する事業を実施しており,令和3年には16頭,令和4年には60頭,令和5年は154頭の捕獲実績がありました。
 操山地区の実情につきましては,自民党市議団の松本議員に御調整いただき,地元の農家の方々,町内会長さん,中区の職員と共に対策現場を見に行きました。皆様方から農作物被害の現状であるとか目撃情報の多さなど,いろいろお話をお伺いしてきたところです。地域の方々から,なお一層継続して対策してほしいとのお声もあったことから,来年度も引き続き実施してまいりたいと考えております。
 続きまして,(3)駆除班の区毎の人数と出動状況を示せについてお答えいたします。
 駆除班の区毎の人数は,北区が117人,中区が8人,東区が51人,南区が22人です。
 区毎の出動状況は,北区が4,869回,中区が477回,東区が4,106回,南区が1,382回の出動となっております。
 (4)ジビエカーの導入に向け考えを示せについてお答えいたします。
 岡山市地域鳥獣被害防止対策協議会には,処理加工施設を保有する市内事業者が参画しており,食肉利用するため捕獲した野生鳥獣の受入れを行っております。現在,市内事業者による処理加工ができていることやジビエカーの導入費用も高額なことから,現時点で導入希望の声は伺っておりませんが,今後事業者から相談があれば対応してまいりたいと考えます。
 この項最後に,(5)どのように鳥獣被害防止の推進状況を公表しているか,また広報や周知啓発にはどのように取り組んでいるのか示せについてお答えいたします。
 本市では,野生鳥獣被害実態調査を毎年実施しており,市のホームページに報告書を掲載しておりますが,今年度分から報告書の内容を分かりやすくまとめた概要版を作成し掲載する予定としております。
 また,市民への野生鳥獣の生態の周知につきましては,各区ホームページでの周知,出前講座の開催や野生鳥獣対策に関するパンフレットの区役所,支所窓口への設置により周知啓発に努めているところです。
 議員御指摘の岡山県の公表状況も参考にしながら,今後とも効果的な広報や周知啓発を行ってまいりたいと考えております。
 以上でございます。
◎三宅泰司 教育長  3番,公立夜間中学についての項,順次お答えします。
 まず,検討会議の経過,成果及びホームページの公表についてと,令和5年度の啓発活動についてです。
 今年1月に開催した庁内関係課から成る夜間中学設置検討会議では,夜間中学設置基本方針を踏まえ,教育課程や入学手続など運営上の検討課題に対する整理状況等について報告し,幅広く意見をいただいたところです。
 現在は,ホームページによる公表は考えておりませんが今後詳細についてさらに検討を進めていき,来年度開催予定の入学説明会までには整理し,ホームページ等を活用しながら必要な情報を伝えていきたいと考えております。
 また,令和5年度の啓発活動としては,夜間中学に興味や関心がある方を対象とした授業体験会やシンポジウムを開催し,各種広報媒体を活用した情報発信や庁内外の関係部署へのチラシの配布を行っております。
 次に,入学時期について,現在も随時入学も可能かと,食事の在り方に関してどのような検討をしたかについてです。
 入学時期については基本方針で示した4月入学を基本とし,随時入学も可能は変更はしておりません。
 食事の在り方については,多様な生徒の受入れが想定されるため学校給食の提供は考えておりませんが,持参したものを食べる時間を考慮して時程案を検討しております。今後も授業体験会でのアンケートや来年度実施予定の入学説明会の個別相談の状況なども参考に,引き続き実態に応じた検討をしてまいります。
 この項最後に,経済的支援の検討についてです。
 経済的支援については,現在,先進地における実施内容の調査を進めており,岡山市における制度の在り方を検討しているところです。
 以上です。
     〔2番國友彩葉議員登壇〕
◆2番(國友彩葉 議員)  市長はじめ当局の皆様,御答弁ありがとうございました。
 パートナーシップのことなんですけれども,私自身のことで言いますと,先ほど結婚時で名字を変える女性95%と言いましたが,私は残りの5%でして,婚姻時に名字を女性が変えることに違和感があって話合いの末,パートナーのほうに名字を変更してもらいましたが,仕事上やっぱりとても大変だったそうです。学生時代の友人には,同じように名字を変えたくなくて婚姻をとどまっているカップルもいます。今回,前向きなお話をいただいて本当にありがたく思います。
 また,日本においてはLGBTの方が10人から13人に1人と言われています。誰一人取り残さない岡山市の実現を願って今回御質問させていただきました。
 それでは,再質問いたします。
 利用サービスを今庁内で把握されているとのことでしたが,今後把握された利用サービスについてはどのようにされていくお考えでしょうか。市民の皆様にとって分かりやすい周知をお願いしたいです。御所見をお示しください。
 イノシシのことです。
 区ごとの駆除班の人数について,全体が198人のうち中区が8人とのことで,ほかの区に比べて少し少ないのかなと思っています。今後の増員計画などがもしありましたらお考えをお示しください。
 また,猟師の高齢化も目立っております。今岡山市は猟師の免許の取得に関わる補助などたくさん取り組んでおられますが,そのほか捕獲の担い手の確保のためにどういうことが考えられますか,お考えをお示しください。
 あとパンフレットを窓口や支所に置かれているとのことです。いろんなパンフレットがありまして,岡山市が作られている獣害対策マニュアルというものがあり,とても見やすく市民の皆様にとっても分かりやすいものでした。このパンフレットをもっと市民の皆様に知ってもらいたいと思いますので,例えば公民館だとか設置箇所の拡大について御意見いただければと思います。
 また,これ2015年版で少し古いんです。これの新しいバージョンも作り替える御予定はありませんでしょうか,お願いします。
 最後に,夜間中学についてです。
 庁内外チラシの配布などたくさん広報活動されているとのことですが,教師向けについてはどうでしょうか。市内の中学校教員の働き方について御質問します。
 開設と同時に市内の各中学校から市内夜間中学校に教職員の皆様が赴任されると思います。岡山市の教職員の皆様が事前に夜間中学校に関心を持ち,自覚し,高い意識の下で赴任していただきたいと思っています。
 令和3年4月に開校した徳島県立しらさぎ中学校では,開校までに県下の中学校教職員に対して,夜間中学の案内,あなたも通ってみませんかという資料を配付し啓発活動を実施し,その後,夜間中学に対する教員の意識調査を行っています。夜間中学の関心を深めることができたとの結果も得ています。
 岡山市でも同様に,中学校教職員に対する啓発活動をしっかり行っていただきたいと思います。御所見をお示しください。
 以上で再質問を終わります。
 お願いします。
○田口裕士 議長  当局の答弁を求めます。
◎田中哲也 市民協働局長  パートナーシップ制度に関して,行政サービスができるものの周知についての再質問をいただきました。
 把握しております行政サービスにつきましては,現在も市のホームページのほうで掲載しているところでございますが,今後も市民にとってより分かりやすくなるように工夫に努めたいと思います。
 また,当事者の方が様々な御相談や手続に来られますので,そういった際にも丁寧に説明してまいりたいと思っております。
 以上です。
◎小山直人 産業観光局産業政策担当局長  2点御質問をいただいたかと思います。
 まず,猟友会の方々の高齢化,それから人数のばらつきといいますか,そういったところについてお話をいただきました。
 まず,猟友会,確かにおっしゃられるとおり猟師さんはだんだん高齢化して,成り手もなかなか少なくなっているなということで,我々としても猟友会さんといろんなお話をさせていただいております。対策といたしましては,おっしゃられるとおり,狩猟免許の助成,県で新規免許への研修会等,我々もさせてはいただいてございます。やはり猟友会さんもいろいろ対策は考えられているんですが,これといった決め手がないというのも1点。それから,最近新聞とかでもよく出るんですが,女性で免許を取られている方が増えているというような記事も読んだことがございます。新しい層というか,そんなところもあるのかなとは思うんですが,そこら辺は猟友会さんともいろいろ話しながら進めてまいりたいと思います。
 中区8名で,これの増員はということにつきましては,人数は8名と少ないんですが,1人当たりの出動回数はほぼ50回,東区は突出して80回で多いんですけど,大体50回から80回の御出動をいただいていまして,本当に猟友会の方々には限界まで頑張っていただいているというのが我々の感触でございます。人数を増やす,増やさないということは,もう我々だけでなく当然猟友会さんとのお話もありますので,このあたりはいろいろ猟友会さんと相談はさせていただきたいと思っています。
 パンフレットの件につきましては,公民館への設置というのは関係者と協議して置かせてもらえるように当たってみます。
 2015年版ということで,ちょっと古いねというお話をいただいたんですが,私もパンフレットってどんなのがあるのかここの担当になったときに見たんですけど,我々が作っているパンフレットだけじゃなくて国とか県とか物すごくいろんな種類があって,すごく立派,うちのが立派じゃないとは言わないですけど,国も県もなかなかきっちりしたものを作っていて,ただ我々のやつも内容いいよねという話はしてございます。いろんなパンフレットがあるので,それと共存を考えながら,どういうふうに更新とかしていったほうがいいのかというのは,また検討して考えていきたいと思います。
 以上でございます。
◎三宅泰司 教育長  議員御指摘の中学校の教員へのことなんですが,今年1月に行った授業体験会の案内を中学校にも配付したところ,2名でしたかね,中学校教員が授業体験を見学に来られました。今後ですけど,実際には人事異動によって夜間中学の教員が配置されるということになろうかと思いますので,来年度,秋に大体人事のお話をして,異動希望を書いていただくようになると思います。なかなか人事が自分の希望どおりにならないこともあるんですけど,私個人としては,夜間中学を希望する教員の方がいたらありがたいなと思っておるところです。しっかり中学校教員にも説明して理解していただこうと思っております。
 以上です。
○田口裕士 議長  以上で國友議員の質問は終わりました。(拍手)
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