録画中継

令和6年2月定例会
2月29日(木) 本会議 一般質問
公明党岡山市議団
桑田 桂子 議員
1 漁業振興について
2 区政の推進について
3 防災時の避難所における性的少数者の環境改善について
4 がん患者アピアランスサポート事業について
 次は,順序に従いまして桑田議員。
     〔15番桑田桂子議員登壇,拍手〕
◆15番(桑田桂子 議員)  皆さんこんにちは。公明党岡山市議団の桑田桂子でございます。
 それでは,質問に入らせていただきます。
 大きい1番,漁業振興について。
 今,岡山市の漁業は衰退の域です。かつて漁業といえば魚を捕る漁師をイメージしますが,現在は採算が合わないことから廃業され,ノリ養殖業に専念されている方が多くいます。
 (1)ノリ養殖業者の現状について。
 昨今の地球温暖化による海水温度の上昇でノリの生育状況も悪化しています。あわせて海藻類が激減したことから小魚類もいなくなり,小魚を餌としていたチヌが小魚の代わりにノリを食べてしまうという負の連鎖で,ノリは昨年に続き不漁となり,ノリ養殖業者は深刻な問題を抱えています。
 昨年,大森市長はじめ当局の皆様にノリ養殖業者の声を聞いていただき,ノリの種つけについての予算もつけていただきました。今年の漁に大きな期待を膨らませておりましたが,残念な結果となり大変がっかりしております。チヌ被害はノリ養殖業者にとって非常に深刻な状況です。
 そこでお伺いいたします。
 当局は,このようなノリ養殖業者の深刻な現状,チヌ被害等について認知されていらっしゃいますでしょうか。
 あわせてチヌ被害の対策についてのお考え,支援等があればお示しください。
 (2)漁業の担い手支援について
 漁業関係も高齢化,担い手不足が深刻な問題となっています。農業のように支援事業を考えてほしいとの声も多くお聞きいたします。本市の漁業の担い手支援についてお示しください。
 もしないのであれば,漁業関係者と懇談の機会をつくり,支援について御検討していただいてはどうかと思います。御所見をお聞かせください。
 大きい2番,区政の推進について。
 令和4年度は区役所において,市民の身近なサービスの提供,区のまちづくりの推進について,それぞれ取組を進めていただきました。特に,市民に身近なサービスの提供として,自動車の臨時運行許可と埋火葬許可の2つを区長に委任し,さらには放課後児童クラブの入所や防犯カメラ設置の申請など,令和3年度までは本庁のみで行っていた10程度の事務についても,各区役所で行えるようになりました。来年度以降のさらなる区役所機能の強化に期待し,以下お尋ねいたします。
 (1)改めて今年度実施されている区政の推進についての取組の状況についてお示しください。
 あわせて市民の反応はどのように把握されていますでしょうか,お聞かせください。
 (2)以前,大森市長から,予算,人事,組織など,どういった対応が必要になるのか検討を進めていきたいとの御答弁をいただきましたが,今年度は協議の結果,どのような取組が行われたのでしょうか,お聞かせください。
 大きい3番,防災時の避難所における性的マイノリティーの環境改善について。
 私たちの社会には,一般的によく言われる男女の性だけではなく,多様な性を生きる多くの性的マイノリティーの方が暮らしています。2023年10月に発表された電通調べによる日本の性的マイノリティーの人数は,人口の割合の9.7%,約10人に1人という結果でした。自分には関係ないではなく,一人でも多くの方が正しい知識と理解をしていくことが重要であると思います。
 さて,このたびの能登半島地震,また過去の大規模災害を通して,災害時の避難所運営に際して,性的マイノリティーへの様々な配慮不足における問題点が浮き彫りになっています。
 性的マイノリティーは避難所に行きたくても行けない多くの理由があり,能登半島地震においても,そのような状況下に置かれている方がおられるというお話を伺いました。
 本市でもいつ起きるか分からない災害に備え,性的マイノリティーへの配慮について考え,取り組むべきであると考えます。
 例えば避難所では,避難者の確認のため名前や性別などの個人情報の記入を求めることが多くあります。しかし,見た目と書類上の性別が異なっていた場合,名簿に性別を記入することが精神的な負担となりがちです。対処法としては,記入欄を設けない,もし設けるのであれば性別の記入は任意であると明記したり,選択肢に男,女以外にその他や回答しない等を加えるのもよいのではないでしょうか。
 また,同性パートナーと暮らす方々が避難してきた場合,周囲の目が気になっていづらさを感じるとのお声もあります。テントや段ボールでの間仕切りを活用するなど,プライバシーを確保することも欠かせないと思います。
 そして,どこの避難所でもお声が上がるのはトイレやお風呂,更衣室の問題です。避難所経験者からは,トイレは男性用,女性用のみではなく,男女共用を設置する。更衣室やお風呂については,複数人ではなく1人ずつ使用できる時間帯を設けたりテントやシャワーを活用するなど,個室として使用できる施策や施設の確保も必要であるとのお話を伺いました。男女別に分けられたお風呂のどちらにも入れず,長期間入浴せずに避難生活を送ったという方もおられたそうです。
 このほかにも,下着や生理用品など,男女別の物資を外から見えない形で提供することも重要で,ホルモン治療されていた方が,受診していた病院が被災し治療を中断することになった場合,外見は男性に変化していても生理が始まってしまう場合もあります。その場合,生理用品を外から中身が見えないようにしてお渡しすることで,周囲の目から守ってくれることになります。これらは一例ですが,このようなちょっとした配慮や工夫で大変な避難生活において,心の負担を軽減することができるのです。
 内閣府は,2022年,47都道府県と2021年度中に災害救助法が適用された130の市町村を対象に,性的マイノリティーへの配慮が避難所運営マニュアルなどに記載されているかを調査いたしました。結果は,都道府県の77%に対し市町村は14%にとどまり,内閣府は自治体に向け,性的マイノリティーに配慮した避難所運営を促す通知を出しました。
 被災者の最も近くで対応する地方自治体こそ,率先して対応すべきであると考えます。
 そこで以下お尋ねいたします。
 (1)本市において,性的マイノリティーに対する知識と理解を深めるための施策として,外部講師を招いて研修制度を導入していると伺いました。現在,職員さんのうちどの程度の方が研修を終えられていますでしょうか。
 また,研修の効果としてよかった点があればお聞かせください。
 あわせて今後の研修推進の目標や推進方法についてもお聞かせください。
 (2)本市において作成されている災害時の避難所運営マニュアルの中に,性的マイノリティーに対する配慮について記載はされていますでしょうか。記載内容については,危機管理室のみではなく,関係部署や災害経験のある他都市とも連携し,情報収集を行い,問題解決に向けて取り組む必要があると思います。記載されていた場合,内容についての見直しの必要はありませんでしょうか。本市として,今後検討されている施策があればお聞かせください。
 (3)西日本豪雨災害の折,倉敷市では被災者向けの冊子に,性的マイノリティーの相談窓口の詳細を追加されたそうです。平常時から災害時の相談窓口はもとより,災害が発生した折の相談窓口を事前に把握しておくことができれば,心配事を一つでも減らせるのではないかと思います。
 施策として,現在発行されている防災マニュアルやハザードマップ,防災ハンドブック等への性的マイノリティーの相談窓口の連絡先の掲載や岡山市のホームページの防災情報欄に相談窓口のリンク先を載せていただくなど,様々な施策が考えられると思います。本市でこのような取組を実施されてはどうでしょうか,御所見をお聞かせください。
 大きい4番,がん患者アピアランスサポート事業について。
 皆さんは,がん治療による副作用というと何を思い浮かべるでしょうか。手術,抗がん剤,放射線などのがん治療は,脱毛や皮膚障害,爪の障害,傷痕など,外見にも様々な変化をもたらします。これらは,必ずしも痛みや機能障害を伴うものではありませんが患者さんにとっては大変な苦痛です。
 乳がん患者さんを対象に行った身体症状の苦痛調査では,1位から20位のうち12項目が外見から分かる身体症状でした。1位が髪の脱毛,2位が乳房切除,3位が吐き気と続きます。そして,医療者が対応に苦慮してきた症状である便秘やだるさ,発熱よりも上位に入った症状が6位眉毛の脱毛と,7位まつげの脱毛でした。
 患者さんの中には,治療の苦痛ではなく外見の変化の苦痛の大きさにがん治療を拒否したり,最も効果的な治療を変更する方もおられます。また,ある研究から,外見の変化は患者さんにとって単なる症状ではなく,病気を思い出して落ち込むなどの心理的問題を引き起こしたり,人目を避けて日常生活を送るようになるなどの社会的問題を生じさせる要因ともなっています。
 がんは,1981年から我が国の死亡原因の第1位です。そのため,がん医療は生存率などが重視され,外見の変化は命と引換えであれば仕方ないものと扱われました。しかし,時代の経過とともに考え方は大きく変化し,がん対策推進基本計画第2期では,がんになっても安心して暮らせる社会の構築という目標が追加されました。その結果,第3期の計画では,アピアランス問題に対する医療者研修の推進,第4期では相談支援体制の充実が掲げられています。アピアランスケアについては,2014年以降,ウイッグや乳房補整具など,購入費を助成する対象や金額は様々ですが,補助制度を実施している地方公共団体は600を超えています。
 また,悩みが非常に大きかった運転免許証や身体障害者手帳などの写真に,帽子やウイッグの使用が認められるなど,様々な面で患者さんが暮らしやすくなりつつあります。
 本市でも,令和5年度よりがん患者アピアランスサポート事業が開始し,令和6年度は乳房補整具が購入費の補助対象に追加される予定です。
 そこで以下お尋ねいたします。
 (1)アピアランスサポートは,ケアの補助金助成のみではなく,相談支援体制の充実も必要と考えます。医療機関や相談窓口等との連携はどのようにされていますでしょうか,お聞かせください。
 (2)全国的に子ども世代の補助金の申請件数が低い状況です。今年度の補助金の年代別の申請件数を教えてください。
 また,子どものアピアランスケアに関して,まとまった情報がない,そもそも医療や行政で子どものアピアランスケアの必要性が十分認識されていないのではないかとの御意見もあります。アピアランスケアの情報提供,啓発活動はどのようにされていますでしょうか。
 (3)本市の補助制度の内容についてお伺いいたします。
 成長期のお子様が罹患した場合,治療の過程で体が大きくなっていきます。その結果,せっかく購入したウイッグも数年で作り直さないといけない状況になる可能性は,罹患年齢が低いほど考えられます。
 また,乳がんも10代で発症する件数も増えています。成長期の年齢層の方々に対しては,複数回の補助金助成を可能にしてはどうでしょうか,御所見をお聞かせください。
 (4)今後のアピアランスサポート事業についてお伺いいたします。
 他都市の事例ですが,4歳のお子様が突然髪の毛や眉毛,まつげまで抜け落ち,原因不明の全身脱毛症を発症いたしました。その外見を見て,周りからからかわれることがあり保育園に通うことができなくなりました。当時,その自治体では,がん患者のみがアピアランスケアの助成制度の対象で,全身脱毛症は助成の対象ではありませんでした。しかし,苦しんでいる御家族から,助成の対象を拡充してほしいとの要望を受け検討された結果,がん患者以外の患者さんにもアピアランスケアに関する費用を補助する新しい制度が導入されたそうです。
 また,本市でも,全身性アミロイドーシスという指定難病の方より切実な御相談がありました。この病気は,がんではありませんが,治療に抗がん剤を使用します。その結果,がんと同様に脱毛などの副作用が起こりました。そこでウイッグ補助金制度について本市に相談したところ,がんではないため対象外であると言われたそうです。
 アピアランスケアを望んでいる方はたくさんおられます。どのような病気であれ精神負担を軽減し,自分らしく安心して社会生活が送れるようにサポートするのが行政のすべきことではないでしょうか。本市のアピアランスサポート事業はまだまだ始まったばかりです。今後,一人でも多くの市民の声を聞いていただき,病気の分け隔てなくサポートができる体制の構築を希望いたします。御所見をお聞かせください。
 以上で1回目の質問を終わります。御答弁をよろしくお願いいたします。(拍手)
○田口裕士 議長  当局の答弁を求めます。
     〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長  それでは,桑田議員の質問にお答えします。
 私は,区政推進についてということで,私が以前,予算,人事,組織など,どういった対応が必要になるか検討を進めていきたいという発言をしたと。どのように動いているかということで,特に今年度の話を御指摘されております。その点についてお話し申し上げたいと思います。
 まず,そういう答弁をしたのは覚えております。たしか林敏宏議員の質問に対してだったと思います。それから4区長さんが集まりまして,4区の協議会で改めて議論していったということであります。その結果,令和5年度に総務・地域振興課内に区まちづくり推進室を設置し体制を強化しております。これは,区役所の職員が今まで以上に地域に出向き体制を強化したことで一つの効果は上がっているんではないかなと思っております。
 それから,これも令和5年度からですが,各区の特色や地域資源を活用して取り組むための予算を拡充しているということであります。非常に今4区長さん方,積極的に対応していると思っております。この後,南区長が自信を持って答えたいということでございますので,聞いてやっていただければと思います。
◎小山直人 産業観光局産業政策担当局長  大きい1番,漁業振興について,(1)ノリ養殖業者の現状について,(2)漁業の担い手支援について,一括してお答えいたします。
 市では,漁業関係者と定期的な意見交換を実施しており,その中でチヌによる養殖ノリへの食害についても伺っております。現在,県水産研究所や岡山県漁業協同組合連合会において,チヌを近寄りにくくするため,ノリいかだに網を張ることなど,効果的な食害対策について検証しているところです。
 また,漁業の担い手支援につきましては,市内で新たに漁業に就業された方を対象に就業奨励金を交付するほか,国のインターンシップや就業体験の受入れ,漁業現場での長期研修などの支援事業を御紹介しているところです。
 今後も漁業関係者との意見交換を継続し,漁業振興に努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
◎梶家薫 南区長  2番,区政の推進について,市長答弁以外についてお答えします。
 令和4年度の4区協議会での議論を踏まえ,区役所が市民にとって,より身近で便利な窓口となるよう,令和5年度から放課後児童クラブの入所や防犯カメラの設置,緊急告知ラジオの購入など,これまで本庁のみで行っていた申請や申込みについて区役所での受付を拡大したところです。市民の反応については,新たに取扱いを始めた業務の申請受付や相談の件数がこの1月末までに4区役所合計で1,800件程度あって,特に本庁と離れた区役所に多くの方が来られていることから,地域の方の身近な窓口として御活用いただけているのではないかと実感しております。
 以上です。
◎荒木昭彦 危機管理監  3,避難所における性的マイノリティーの環境改善についてお答えいたします。
 本市の避難所運営マニュアルには,性的マイノリティーの方への配慮として,男女共用トイレの確保や時間を分けての更衣室の使用などについて記載しています。また,避難所において相談などをしやすい環境を整えるため,指定職員に研修を受講するよう働きかけを行っているところです。そして,研修を受けた職員は支援者であるアライのバッジをつけて避難所の運営を行うこととしております。
 また,性的マイノリティー相談窓口の防災関係冊子などへの掲載については,関係部署とも相談しながら検討してまいります。
 さらに,災害発生時には,被災者向けの支援制度や相談窓口をお知らせする冊子等を作成する際に,性的マイノリティーの方の相談窓口もお知らせする必要があると考えております。
 引き続きまして,関係部署と連携を図りつつ,他都市における取組の情報収集を行い,避難所の運営改善やマニュアルの充実も検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
◎田中哲也 市民協働局長  同じ項,性的マイノリティーに関する研修状況と今後の推進についてお答えいたします。
 LGBTQ支援者であるアライの見える化のための研修を平成30年度から,相談窓口担当者等を対象とした理解を深めるための研修を令和2年度から,それぞれ外部講師を招いて開催しており,合わせて延べ1,435人の職員が受講しております。受講した職員のアンケートでは,問題の本質が理解でき,大変参考になった,改めて性の多様性を日本社会で考える必要性を感じたなど,研修への参加が有意義であったという意見が多くあり,研修により性的マイノリティーの方に対する理解を深めることができているものと感じております。
 今後も全ての職員が受講できるよう,研修の機会を確保し,職員一人一人の性の多様性に関する意識の向上が図られるよう取り組んでまいります。
 以上です。
◎宮地千登世 保健福祉局感染症対策担当局長  4番,がん患者アピアランスサポート事業について順次お答えいたします。
 医療機関や相談窓口等との連携はどうしているかについてです。
 毎年開催している岡山市がん対策推進委員会では,がん診療を行う病院等で構成されるがん診療連携協議会や医師会,患者会などの関係団体に参加いただき,本市のがん対策の現状,今後の方向性などについて情報交換や協議を行っております。
 また,がん患者等への相談支援機関の周知のため,県内のがん相談支援センターや患者会の連絡先を掲載した,がん相談窓口カードを作成し,がん検診や治療を行っている医療機関や訪問看護ステーション等で配布しているところです。
 次に,補助金の年代別の申請件数,アピアランスケアの情報提供,啓発活動はどうしているかについてです。
 1月末時点で216人の申請があり,そのうち20代未満の方はお一人となっております。
 情報提供については,子どもに限定はしておりませんが,昨年4月の事業開始に合わせ県内のがん相談支援センターやウイッグを取り扱っている市内の美容所等に対してチラシや申請書類を送付し,患者やその家族等への案内を依頼しているところです。
 このほか,昨年7月に開催したがん疾患啓発市民公開講座や9月の市民ホールでの,がんを知ろうパネル展等において,アピアランスケアに関する情報提供,啓発を行っております。
 次に,成長期の年齢層に対して複数回補助してはについてです。
 事業開始に当たり,政令指定都市や県内他市町の状況を調査したところ,その時点では年代にかかわらず1回の補助となっていたことから,複数回の希望が多くないと判断したものであり,当面の間,現状の仕組みで運用してまいりたいと考えております。
 この項最後に,病気の分け隔てなくサポートができる体制の構築をについてです。
 がんが病気による死亡の最大の原因となっている等,がんが国民の生命及び健康にとって重大な問題となっていることから,平成18年のがん対策基本法制定以降,国を挙げてがん対策を推進してきたところです。
 近年では,がんとの共生の取組が進められているところであり,昨年閣議決定した第4期がん対策推進基本計画において,がん患者等の社会的な問題への対応として,アピアランスケアが位置づけられたところです。こうした動きの中,本市においてもアピアランスサポート事業を実施することとしたものであり,現時点ではがん以外の病気に補助対象を広げる予定はございません。
 以上です。
     〔15番桑田桂子議員登壇〕
◆15番(桑田桂子 議員)  御答弁ありがとうございました。市長もありがとうございました。
 区政推進の取組については,市民の皆様から利便性が向上したということで,非常にいい御評価をいただいております。引き続きどうかよろしくお願いいたします。南区長も御遠方からありがとうございました。
 あと危機管理監にお伺いいたします。
 避難所運営マニュアルについてなんですけれども,昨日川上議員から物すごいお褒めのお言葉がありましたところ,私,駄目出しするようで本当に申し訳ありません。当事者の方々のお話を伺いますと,現在のマニュアルの内容では災害時の性的マイノリティーの方々への対応というのは非常に不十分であると考えます。ぜひとも当事者の方も含め,関係部署と情報共有していただきまして,マニュアルの策定の見直し等も早めに御検討いただきたいと思いますので,御所見をお聞かせください。
 あと宮地局長にお伺いいたします。
 複数回の補助金助成についてですが,このほかにもがんが完治した後も将来,もし再発したり,またほかのがんに罹患する,そういった場合もあります。例えば乳がんの場合は,片方乳がんになってしまって,また時を経てまたもう片方罹患する場合もございます。その際,既に例えば購入しているウイッグですとか乳房補整具が使えない,またもうぼろぼろになったりとかサイズが合わないとか,そういったことも想定されますけれども,そのような場合のケアについて,再度御所見お聞かせいただければと思います。
 よろしくお願いいたします。
○田口裕士 議長  当局の答弁を求めます。
◎荒木昭彦 危機管理監  避難所運営マニュアル,改めて改善しないかという御質問いただきました。
 今回,能登地震を受けまして,マイノリティーの方も含めていろんな課題が出ていると思います。それを含めてまずは情報収集して,あとそれをもって関係部署と協議して,これから検証を行った上で改善に努めてまいりたいと考えております。
 以上です。
◎宮地千登世 保健福祉局感染症対策担当局長  アピアランスサポート事業に関して,補助回数の拡大をという再度の御質問だったと思います。
 議員おっしゃられますように,一旦治療終了後,再度同じがんだったり他のがんが発見される場合というのももちろんあると思いますし,検討の余地はあると思いますが,事業として,まずは令和5年度から開始しているところでございます。今後,申請状況ですとか申請窓口等での声も把握していきながら考えていきたいと考えております。
 以上です。
○田口裕士 議長  以上で桑田議員の質問は終わりました。(拍手)
 質問の途中でありますが,午後1時10分まで休憩いたします。
      午後0時1分休憩
ご利用について
  • この議会中継は岡山市議会の公式記録ではありません。
  • 録画中継は、会議の翌日から起算して、おおむね3日後(土、日、祝日を除く)からご覧いただけます。ただし、編集の都合上、配信が遅れる場合があります。
  • 映像配信を多数の方が同時にご覧になった際に、映像が正しく表示されない場合があります。
  • 「岡山市議会インターネット議会中継」に掲載されている個々の情報(文字、写真、映像等)は著作権の対象となります。岡山市の許可なく複製、転用等を行うことは禁止されています。