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高成 壯磨 議員
令和6年2月定例会 3月4日(月) 予算特別委員会
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内容
会議録
令和6年2月定例会
3月4日(月) 予算特別委員会
みらいえ
高成 壯磨 議員
■甲第3号議案 令和6年度岡山市一般会計予算について
1 岡山市の人材育成について
2 地域おこし協力隊事業について
3 商店街等の魅力向上・活性化支援事業について
4 学生イノベーションチャレンジ推進プロジェクトについ
て
5 環境保全に係る予算について
6 一般公衆浴場に係る予算について
午後1時10分再開
○則武宣弘 委員長 午前中に引き続き委員会を再開いたします。
次は、順序に従いまして高成委員。
◆高成壯磨 委員 それでは、午後もよろしくお願いいたします。会派みらいえの高成壯磨でございます。
それでは、通告に従いまして質問してまいります。
まず、国の動向を踏まえた観点から2つ質問を取り上げます。
第2款総務費第1項総務管理費、デジタル人材育成事業についてお尋ねします。
総務省自治財政局から示されている令和6年度地方財政対策では、地方団体において少子・高齢化、デジタル社会の推進等により複雑化、多様化する行政課題に対応できる人材を育成すると示され、市町村が人材育成確保基本方針において特に重点的に取り組むとして明示した新たな政策課題に関し実施する研修を対象として地方交付税措置を創設とのことでありました。
これを受けてのデジタル人材育成について、その内容、現状と課題についてお示しください。また、その課題解決のために本市ではどのような研修を行う予定なのでしょうか。その令和6年度予算額とあわせてお示しください。
まず、一括質問終わります。
よろしくお願いいたします。
◎ 政策局長 1番、岡山市の人材育成についての項、第2款総務費第1項総務管理費、デジタル人材育成事業について、まとめてお答えいたします。
市民サービスの向上や業務効率化を図るためにはデジタル技術の活用が不可欠であり、職員はこれまで以上にデジタル技術の知識を身につける必要があります。現在もICT技術やセキュリティーなどに関する研修により人材育成に努めておりますが、取組をさらに加速するために具体的なスキルや人材像、研修体系を整理し令和6年2月にデジタル人材育成方針を策定いたしました。方針では、育成する人材像を3つに整理し、それぞれに応じた研修内容を定めております。
まず、一般職員には、セキュリティーを含むデジタルリテラシーなどの基礎的知識を習得してもらいます。次に、DX推進の中心となるコア人材には、システムの調達、運用や各課でデジタルツールを活用するための技術を習得してもらいます。そして、情報部門に所属する高度デジタル人材には、ネットワークなどのより高度な知識を習得してもらいます。これらの研修に係る経費として、令和6年度予算に約800万円を計上しております。
以上です。
◆高成壯磨 委員 この計画、育成事業におきまして、そういった課題解決に当たり定量的な目標、数字での達成目標というのはどのように定められていますか、お示しください。
◎ 政策局長 定量的な目標としまして、デジタル人材育成方針では先ほど御説明しました3つの人材像ごとに育成する人数の目標というものを定めております。一般職員は約3,000名、コア人材はシステムの調達や運用の知識を持つ職員を5年間で約240名、デジタルツールを活用する知識を持つ職員を4年間で約190名、高度デジタル人材は3年間で約30名それぞれ育成することとしております。
以上です。
◆高成壯磨 委員 その職員さんの技術の習得というところで、いろいろと示していただきました。それを踏まえて、この事業を行うことによって岡山市役所の業務というのがどのように改善されていく予定でしょうか。事業としての展望をお聞かせください。
◎ 政策局長 体系的なデジタル人材の育成に取り組むことで、デジタル技術を活用した市民サービスの向上や業務効率化を一層進めていきたいと考えております。
以上です。
◆高成壯磨 委員 それでは、次の2つ目の項目に移ります。
第2款総務費第1項総務管理費、地域おこし協力隊事業についてお尋ねいたします。
こちらも令和6年度地方財政対策では、地方への人の流れの創出拡大を加速するため地域おこし協力隊に係る特別交付税措置を拡充することが示されております。
そこでお尋ねいたします。
会計年度任用職員に対する勤勉手当の支給への対応ということで、報償費等の上限を隊員1人当たり280万円から320万円へ引き上げることが可能となりました。本市では、どのように対応されるのでしょうか、お示しください。
◎ 政策局長 2番、地域おこし協力隊事業についての項、第2款総務費第1項総務管理費のうち、地域おこし協力隊事業についてお答えいたします。
報償費の上限320万円までの引上げにつきましては、岡山市としても対応したいと考えております。
以上です。
◆高成壯磨 委員 それでは、今まで本市で行ってきた地域おこし協力隊事業について、ちょっと個々に伺ってまいります。
これまでに採用された協力隊員の皆様の年齢層、男女比、どの都市圏からの応募が多かったのか、そういった傾向を教えていただければと思います。
◎ 政策局長 岡山市では、平成28年から現在にかけて17人の地域おこし協力隊員を受け入れております。年齢層は、20代4名、30代6名、40代4名、50代2名、60代1名となっております。また、男女比は、男性6割、女性が4割です。応募が多い都市圏は、東京圏が4割、大阪圏が3割となっております。
以上です。
◆高成壯磨 委員 まさに働き盛りの隊員の皆様が岡山にいらっしゃっていたことが分かりました。
ただ、過去の募集を見ていますと、私が選出されている南区、また中区では、この地域おこし協力隊の取組がなかったと思いました。本市ではこの協力隊の受入れ地域というのはどのように選定しているのでしょうか。
◎ 政策局長 地域おこし協力隊の受入れにつきましては、地域から隊員を受け入れたいという要望をいただきまして、その後市で隊員を募集しております。
以上です。
◆高成壯磨 委員 そうした要望に応えて、協力隊を派遣しているということですけれども、その地域からの反応というのはどのようなものでしたか、お示しください。
◎ 政策局長 地域からは例えば期待以上の活動してくれており大変助かっている、定住後も地域として応援しているといった前向きな声を聞いております。
以上です。
◆高成壯磨 委員 この予算ということに関しまして、この協力隊の皆様に支払われる給与に相当するのがこの報償費と言われるものですけれども、それ以外の手当について伺ってまいります。
そうした隊員の地域協力活動に必要な経費に対する補助金がどのようなものに使われていたのか、お示しください。
◎ 政策局長 いわゆる地域協力活動に要する経費につきまして、国の要綱におきまして住居、活動用車両の借り上げ費、作業道具、消耗品等に要する経費などが対象として上げられております。例えばですけれども、作業道具につきましては、ブドウ栽培を支援する協力隊員がそういった農具を購入するといった事例がございます。
以上です。
◆高成壯磨 委員 この地域おこし協力隊というのが、その地域への定着を目標としているとも要綱に書かれておりました。そうした点で、退任される、任期が終わった隊員さんが岡山市で起業をすることもあるかと思うんですけれども、そのような起業等に対する補助金の用途についても聞かせていただければと思います。
◎ 政策局長 退任する隊員の方の市内での起業等に要する経費につきましては、国の要綱では設備費や備品費が対象として上げられております。具体的な活用事例といたしまして、例えば御津地域で農業支援を行っていた隊員の方が退任されるときに地元農産物の加工販売業を始めるためにオーブンや作業台などを購入した事例などがございます。
以上です。
◆高成壯磨 委員 それでは、この項最後に、無事に狙いどおり市内に定住された隊員の皆様は退任後どのようなキャリア、どのような形で本市で御活躍なのか、可能な範囲で御紹介いただければと思います。
◎ 政策局長 市内に定住された元隊員の方々ですが、例えば農業されている方、食品の加工販売を始められた方、一般企業に就労された方など、そういったキャリアを歩まれております。
以上です。
◆高成壯磨 委員 それでは、3つ目の項目に参ります。
第7款第1項の商店街等の魅力向上活性化支援事業のうち、新規事業である商店街応援協力隊と未活用店舗の調査及び課題解決支援、リノベーション費用助成についてお尋ねいたします。
この事業は、本事業のうち令和6年度の新規事業分につきましては市長査定となっております。市長がこの本事業に込めた狙いや思いをお示しいただければと思います。
◎ 市長 商店街の魅力向上等でありますが、高成委員は岡山に来て何年目ぐらいですか。なかなかこれ応答ができないところではあるんですけど、私は今商店街って変わりつつあるんではないかなと思っています。例えば奉還町商店街はベトナムなどのエスニックの薫りがしてくるというか、そういう雰囲気にもなっております。そして、駅前の商店街は、大きな再開発との関係で今までの商店街から脱皮するいいチャンスであります。表町商店街は、これは全体として広いものの、特に南のほうはハレノワの影響が出てくるということで、商店街を従来のものから脱皮してより市民にとってふさわしいものになっていくというのは今しかないんではないかということで、今回市長査定という形で予算をつけさせていただいたところであります。
昔を知っていないとなかなか言いづらい、感じづらいところもあるかもしれませんけども、やはり今明るくなってきていますよね。表町でいくと、これ我々の事業ではありませんけども、時計台がなくなっていく、これだけでも大きな変化になって、あそこでイベントをやるということになっていくわけであります。従来は、よく言われていたのは、空き店舗のところに居住者がいて実際はなかなか流動性が取れないというようなことを言われておりました。今、担当で調べたところ、50ある空き店舗、未活用店舗に関していくと居住者ありとなっているのは17となっています。33は居住者がいない。所有権が移っている可能性も多いところであります。そういう面では、流動性はこれから出てくるんではないかなと期待しているところであります。募集などはそれほどされているわけではないと聞いておりますけれども、やはり変わるいいチャンスということで、今商店街の改革を我々もサポートしながら商店街の皆さん方にやっていただければと思っております。
以上です。
◆高成壯磨 委員 私も、岡山に来て1年半がちょっと過ぎたぐらいになります。初めてこの岡山でこうしたチャレンジしてみないかと誘いを受けたときに、駅に降りてこの町なかをぐるっと歩かせていただいて、アーケードがあって長い商店街があるなと、それが私の第一印象でした。やはりそうしたところにこそ、このまちならではの味わいというのが残っていると思いますので、そうしたところを今回この質問で取り上げさせていただきました。
また、このみらいえの代表質問において、先週前島議員により質問もしておりました。その中で、商店街応援協力隊というものが始められ、3名分の採用枠があると答弁いただきました。この採用予定数というのは、受入先の地域からはどのような要望があり、またどのような経緯で決定していったものなのでしょうか。また、その予算額、この3名分の商店街応援協力隊の予算額の合計は幾らになりますでしょうか、お示しください。
◎ 産業政策担当局長 商店街応援協力隊の採用予定数はどのような要望、経緯で決定したか、また予算額についてお答えいたします。
商店街応援協力隊については、まず各商店会から活動を活性化するために協力してくれる人材を確保できないかという相談を受けて、国の地域おこし協力隊の仕組みを活用できないかと考えて導入しようとするものです。具体的な受入れ計画を持つ商店街を主な活動エリアと想定して、採用予定数を3名、予算額は1,440万円となっております。
以上です。
◆高成壯磨 委員 本事業で対象とするのは、いわゆる商店街のシャッターが下りてしまっているような、そうした店舗だと私は想像しているんですけれども、そうした未活用店舗が生じてしまう背景にはどのような課題があるのでしょうか。現時点で当局として把握されている現状を教えていただければと思います。
◎ 産業政策担当局長 商店会や不動産関係者などにいろいろお聞きしたところによりますと、まず相続なんかの問題があってなかなか貸出しに至らないであるとか、店舗自体が老朽化していたり借りたいほうのニーズの変化によってその面積が合わないとか、多額の修繕改修費用が必要となることなど、そういったことが未活用店舗が発生する原因ではないのかというようなお話を聞いております。我々としては、その店舗ごとそれぞれ課題は異なると思いますけれども、先ほど聞いたようなのが主な理由かと考えてございます。
以上です。
◆高成壯磨 委員 そうですね。なかなか難しい課題がたくさんあるんだなと思います。そうしたところで、この本事業の新規事業のうち、未活用店舗の調査及び課題解決支援、そしてリノベーション費用の助成というところに対して計上されている、それぞれの予算額の内訳をお示しいただければと思います。
◎ 産業政策担当局長 未活用店舗の調査及び課題解決支援、リノベーション費用の補助の予算額についてお答えいたします。
こちらまず、未活用店舗の調査及び課題解決支援は、委託料として800万円を、そしてリノベーションの費用の補助は補助金として500万円、計1,300万円を計上してございます。
以上です。
◆高成壯磨 委員 まず、その前者の800万円のほうについて伺います。
その支援の内容というところをもうちょっと詳しくお伝えいただければと思います。
◎ 産業政策担当局長 未活用店舗の調査及び課題解決支援の内容についてお答えいたします。
こちらのほうは、まず商店会の方や専門家と一緒に所有者へヒアリングしまして、店舗内部の状態の確認を行い店舗物件としてどうしたら活用ができるのかなというところを把握するとともに、先ほど言われた貸出しの障壁となっている個別の課題の解消に向けて店舗として活用するためのプランを所有者側に提案し、そういったところを調査し提案することを予定しております。
以上です。
◆高成壯磨 委員 それでは、残り500万円のリノベーション費用の補助というところで、先ほどの貸出しの障壁についてここで対策していくのかなと思うんですけれども、そういった点のこの狙いというところをお示しいただければと思います。
◎ 産業政策担当局長 リノベーション費用の補助の狙いについてお答えいたします。
こちらこの補助金で我々が一番使ってほしいというか、狙いといいますと、例えば未活用店舗の所有者がそのお店をやめられたときにそのままの状態のようなケースで、いわゆる什器とか内装とかがそのままの状態になっているような場合、その什器の片づけや内装の改修費用なんか、そういった経費の一部を助成することで次に貸出ししたり売却するための作業の補助を受けていただくことで不動産の流動性が高まって新たな店舗として営業再開につながるきっかけになればということを考えております。
以上です。
◆高成壯磨 委員 それでは、4つ目の項目に参ります。
第2款総務費第1項総務管理費、学生イノベーションチャレンジ推進プロジェクトについてお尋ねいたします。
この事業は、先月2月17日に行われた令和5年度の活動報告会、担当課長さんから御案内いただきまして私もお邪魔してまいりました。その感想を一言で言うと、これは本当に有意義ですばらしい事業だなと思いました。報告会では、ゼミや研究室といったチームでそれぞれの専門性を発揮して岡山を元気にするための工夫を凝らした活動に取り組まれている様子を拝見させていただきました。ちょうどこちら、そのときに配布されていた成果物が手元にあるんですけれども、例えば人文地理学を学ぶ学生さんのチームというのが用水路の転落事故に課題意識を持ち、その原因を分析して用水路転落地点マップというものを作られチラシにまとめられておりました。また、栄養学やデザインを学ぶ学生さんたちは、このクラフトビールの開発ということに取り組まれ、特に初心者の方、女子会などでビールに飲み慣れていないような人でもおいしくビールを飲める、そんな味を目指したクラフトビールを開発されたということを伺いました。ぜひこの岡山で学ぶ彼ら、彼女ら学生たちの能力を伸び伸びと発揮できるような、そうした支援を続けていってほしいと感じておりました。
その中で、令和6年度もこの事業を行うということでしたので、その予算額をお示しいただければと思います。また、その募集要項につきまして、従前からの変更点があればお示しいただければと思います。
よろしくお願いします。
◎ 政策局長 4番、学生イノベーションチャレンジ推進プロジェクトについての項、第2款総務費第1項総務管理費、学生イノベーションチャレンジ推進プロジェクトについてお答えいたします。
令和6年度予算は730万円です。これまでは学生の地元定着を目的として岡山市内の大学等を中心に募集しておりましたが、他県の学生に岡山市に関心を持ってもらうことも重要でありますので、令和6年度からは近隣県の大学等にも対象を拡大したいと考えております。
以上です。
◆高成壯磨 委員 このような事業というものは、本市独自の取組となるのでしょうか。この事業は、ここ数年行われていたと思うんですけれども、そうした取組を始めた開始時の経緯というところをお示しください。
◎ 政策局長 この事業は、平成29年度に岡山市独自の取組として始めたものでございます。経緯としましては、岡山市でも東京や大阪圏への流出が課題となる中で、地域に意識を向けてもらい大学卒業後も岡山に定住してもらうということを目的に開始したものでございます。
以上です。
◆高成壯磨 委員 その平成29年度は、まだ名称が違って大学生まちづくりチャレンジ事業というふうな事業名だったと伺っております。その平成29年度から予算額の変遷はどう変わってきたのか、またそれぞれの予算額を累計すると幾らになるのか、お示しいただければと思います。
◎ 政策局長 事業開始の平成29年度は300万円でございました。参加グループの増加に伴いまして予算を増額してきておりまして、令和6年度予算は730万円でございます。累計額は約5,800万円でございます。
以上です。
◆高成壯磨 委員 予算額を増やしていって支援に力を入れていっていただいたというところをうれしく思います。また、このプロジェクトのことをぜひこの場でも紹介いただければと思うんですけれども、今年度令和5年度にグランプリ、準グランプリを受賞したプロジェクトについて、それぞれが評価されたポイントというところも示しながら御紹介いただければと思います。
◎ 政策局長 今年度のグランプリは、岡山理科大学のグループでございました。小・中学生向けの金融教育プログラムを作成して、実際に出前授業を行っていただきました。大学生の視点で小・中学生の興味を引きやすいユニークな出前授業を行ったというところが評価されたポイントでございます。準グランプリは岡山大学のグループで、岡山在住者では気づけない岡山の魅力を外国人等の旅行者に見つけてもらって紹介するサイトというのを企画いたしました。外国人等の旅行者に岡山の魅力を見つけてもらうというアイデアが評価された点でございます。
以上です。
◆高成壯磨 委員 学生さんたちの努力に、私も敬意を表したいと思います。そうしたプロジェクトに参加した学生たちからは、どのような感想が寄せられていますでしょうか。御紹介ください。
◎ 政策局長 参加した学生の方からは、岡山には地域に根差した様々な企業があり地域経済を支えていることを実感した、地域の活性化や発展に貢献したいと考えるようになったといった感想いただいております。
以上です。
◆高成壯磨 委員 学生たちにとっても、本当に学びになる、そういった取組だったということがうかがえました。
次の一問一答はちょっと割愛いたします。
こうした学生さんたちが取り組んできたこのプロジェクトの成果物というものは我々市民に対してどのように公表されておりますか。お示しください。
◎ 政策局長 成果物は、市のホームページで公表しております。また、活動の中で作成されたパンフレットやチラシにつきましては、市役所をはじめその内容に関係する組織の窓口などに設置させていただいております。
以上です。
◆高成壯磨 委員 私も、そのホームページ拝見いたしました。学生たちの活動報告というのがスライドで20ページ、30ページというような結構量の多いもので作成されておりました。このようなところを受けて、私なりの提案をさせていただければと思うんですけれども、そうした発表、成果物を作るときに際しまして、ぜひこの1枚紙程度、要旨に当たるようなものを作成してもらうのはいかがかなと考えております。学生さんたちも、研究論文を書くときには必ずアブストラクトということで研究の概要をまとめている、そんな訓練にもなるかと思いますので、そんな要旨作成はいかがでしょうか。また、そうしたこの成果物というのをぜひ本庁舎1階の市民ホールで展示していただくと、私が前回の議会質問で取り上げました子ども海外派遣と、そこでも皆さん子どもたちが1枚の新聞にその海外の経験をまとめて発表されておりましたので、この大学生のプロジェクトについてもそんな展示を検討いただければと思います。御所見をお願いいたします。
◎ 政策局長 御提案の趣旨としましては、一般の市民の方々にせっかくやっている学生の活動内容をもう少し分かりやすくお示しする工夫をしたらいいんではないかということかと思います。
学生の活動内容をさらに広く知っていただくというのはいいことだと思いますので、どういったことができるのか、例えばSNSでこんな学生の活動の成果まとまりましたみたいなPRするというのも一つの方法かなと思ったりもしております。効果的な方法を検討してみたいと思っております。
以上です。
◆高成壯磨 委員 今のそれぞれの答弁を踏まえまして、ちょっと私なりのコメントさせていただければと思います。
先ほど予算額の累計が5,800万円に上るということでしたけれども、この予算書上見ていると、ただの数字と指摘されるものですが、私自身まだ3年前までは学生しておりましたので、そうした私からいうとその予算額というのは10倍の重みがある、そんな予算の使い方だなと思っています。
ちょっと個人的なことになるんですけども、私は学部生の頃は奨学金を借りて月7万円で生活しておりました。それが今となれば、議員報酬で見ると10倍のお金を毎月使えるようになったというところです。当時の私にとって千円札1枚の価値というのは、今の一万円札と同じだけの価値を持っていたと考えております。そういった意味で、この令和5年度に本事業に参加した21チーム、約100名の学生さんたちにとって各チームそれぞれ30万円と大きな予算をつけていただき、また自分たちの活動に対して岡山市に行政の立場から活動を認めてもらいバックアップしてもらうということは本当に学生さんたちに励みになる、そうした意味がある、意義がある事業だと感じておりました。20代の市民の声を直接岡山市議会に届けるという観点で、私なりの本事業への期待の気持ちをお伝えさせていただいた上で、次の項目に移りたいと思います。
次、第4款衛生費第1項保健衛生費、自然環境共生事業についてお尋ねいたします。
先週の一般質問で、ダルマガエルのことが話題に上りました。そうした点で、本市において希少種の保全ということについて伺います。
本市にもダルマガエルをはじめ、国内でも希少な野生の動植物種が生育しております。そのような生物について、その価値を共有し、また保全につなげていく活動に関して令和6年度では幾らの予算額でどのような支援を行う予定でしょうか。お示しください。
◎ 環境局長 5番、環境保全に係る予算について、第4款衛生費第1項保健衛生費のうち、自然環境共生費について、希少種の保全はどのように行われているのか、また保全活動に対して令和6年度は幾らの予算額でどのような支援を行う予定かについてです。
希少種の保全については、草刈りや研修会の開催など地域住民などの主体的な活動によりそれぞれの地域特性に応じて行われています。本市では、こうした活動が行われている地域を認定し、活動に必要な資材などを支援する身近な生きものの里事業を進めており、令和6年度の予算としては338万円余を計上しています。
以上です。
◆高成壯磨 委員 すみません。これ以降の5項目は割愛というか、次回以降聞かせていただきます。
最後、銭湯について聞きます。第4款衛生費第1項保健衛生費、公衆浴場対策費についてお尋ねいたします。
この事業費、前年度から60万円減となっておりました。その理由をお示しください。
◎ 保健福祉局長 6番、一般公衆浴場に係る予算についての項、第4款衛生費第1項保健衛生費、公衆浴場対策費について前年度から本年度の予算が60万円減の要因はということでございます。
岡山市では、公衆衛生の向上と公衆浴場の経営の安定を図るため公衆浴場業経営安定化補助金として一般公衆浴場、いわゆる銭湯1施設当たり60万円を上限とした補助を実施しているところでございます。このたびの減額理由につきましては、令和5年度に対象施設のうち1施設が廃業されたことに伴うものでございます。
以上です。
◆高成壯磨 委員 1つまた閉業されたことを残念に思います。
最後物価高騰対策、来年度以降どうお考えでしょうか。お示しください。
○則武宣弘 委員長 終了してください。
◎ 保健福祉局長 物価高騰による補助支援についてということでございますけども、一般公衆浴場、いわゆる銭湯につきましては先ほど御紹介した経営安定化補助金のほかにも施設保全の面から公衆浴場設備改善補助金といったものも設けさせていただいて補助を実施しているところでございまして、現時点で物価高騰による改めての支援等の考えはございませんけれども、引き続き国の施策、県の動向について注視してまいりたいと考えております。
以上です。
○則武宣弘 委員長 以上で高成委員の質疑は終了いたしました。
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