録画中継

令和6年2月定例会
2月28日(水) 本会議 一般質問
自由民主党岡山市議団
花岡 栄太郎 議員
1 技術職員の採用について
2 避難所のトイレについて
3 災害備蓄について
 次は,順序に従いまして花岡議員。
     〔8番花岡栄太郎議員登壇,拍手〕
◆8番(花岡栄太郎 議員)  皆さんおはようございます。自由民主党岡山市議団の花岡栄太郎でございます。本日は,皆さんどうぞよろしくお願いいたします。
 それでは,早速ではございますが,通告に従い質問を始めさせていただきます。
 1番,技術職員の採用について。
 先般1月8日の山陽新聞に,自治体採用試験倍率最低5.2倍という見出しの記事がありました。事務・技術系職にかかわらず,公務員離れが進んでいる現状が浮き彫りになりました。特に技術系職員は,社会インフラに直接係る業務を担当することから,市民生活に影響が出ないか不安に思うところです。
 近年大卒程度の技術系職員(土木,建築,機械,電気,化学)の採用試験は,募集人員数に対して受験者数が少ない傾向が続いており,特に専門性の高い電気職は令和4年度では採用予定人数2人程度に対して受験者数5人で合格者は1人と低い状況です。主な要因としては,機械,電気の大学生の就職は大学から企業への学校推薦によるものが多いためです。学校推薦は,企業側が大学に対して必要な学科の学生数を大学に通知し,学生は企業からの募集状況を確認した後,成績上位者から希望する企業を選択して就職試験を行っているとお聞きしています。学校推薦による就職試験の内定率は非常に高く,6月には内定が決定されるため,学生は就職に係る時間,労力を抑えられ,その後の卒業論文に注力できるといったメリットがあります。岡山市の採用はどうかというと,既に企業内定が確定した6月から試験が始まり,8月に合格発表となっています。このことから,岡山市への就職を希望する学生の傾向は自らが民間試験を受けた後に公務員試験を受験するという流れが一般的で,学校での成績が上位者であればあるほど希望する企業に内定することができる学校推薦を活用する傾向が強いと考えられます。
 そこでお尋ねいたします。
 (1)技術系職員不足についての考えと市民生活への影響を防ぐための方策についてお聞かせをください。
 (2)技術系職員不足についての課題は,全国の自治体においても同様の課題になっていますが,早期に企業の内定が決定する学生もいる状況の中で採用試験の時期を民間企業並みに行わなければ自治体への技術職員の採用数の増加は難しく,岡山市も採用時期を全面的に前倒しする必要があると考えますが,御所見をお聞かせください。
 (3)あわせて既に社会人となっている転職希望者や留学や部活動等により一般的な時期の就職活動が難しい学生の受皿となるべく,柔軟な募集を考えていくことはできないのでしょうか。御所見をお聞かせください。
 (4)本市では,岡山市技術職職務ガイドを作成していますが,この活用についてお聞かせください。あわせてこのガイドの効果についてお聞かせください。
 2番,避難所のトイレについて。
 災害関連死は火災,水難,家屋の倒壊など災害の直接的な被害による死亡ではなく,避難生活の疲労や環境の悪化などにより病気にかかったり持病が悪化したりするなどして死亡してしまうことを言います。避難所等においては,トイレが不衛生であるために不快な思いをする避難者が増え,その上トイレの使用をためらうことによって排せつを我慢することが水分や食品摂取を控えることにつながり,避難者においては栄養状態の悪化や脱水症状,静脈血栓塞栓症いわゆるエコノミークラス症候群等の健康被害を引き起こすおそれが生じると言われています。特に地震の場合は,地震による建物の倒壊などで直接死亡するよりも災害関連死で亡くなる方が多くなるようです。
 本市では,公共下水道を利用したマンホールトイレを災害時の避難所となる小・中学校を対象に1校当たり5基(一般用4基,車椅子用1基)を整備しています。マンホールトイレは,災害時に下水道のマンホールの蓋を外して便座を置き,上部にテントを設置することで仮設トイレとして使用できるもので,専用配管が下水道に直結し下水道管内にたまった汚物をプールの水を利用して貯留洗浄するためマンホール内の弁を開けば汚水をそのまま流すことができ臭気の発生を抑制し衛生的な環境を保てるのが特徴で,設置する便座なども軽量で簡単に組立てができる利点があります。
 そこでお尋ねいたします。
 (1)今現在,岡山市下水道河川局が整備を行っているマンホールトイレの学校数と設置基数をお聞かせください。
 (2)令和元年度より整備を行っているマンホールトイレは,どのような基準で設置するのかお聞かせください。
 (3)マンホールトイレは下水道管を使用して排せつ物を流すため,下水道管が壊れてしまうと使用ができません。マンホールトイレの耐震についてお聞かせをください。
 (4)災害時には小・中学校の避難所と同時に公民館が避難所として開設されますが,公民館に設置してあるトイレの数は少なく避難者が増えるとトイレの数が足りなくなり,長い待ち時間や混雑の発生が懸念されます。御所見をお聞かせください。
 (5)公民館には,既設トイレを使用しての便器に取り付けて使う袋タイプの排便収納袋が備蓄されていますが,現在の備蓄量で対応できるのかお聞かせください。また,多くの人が共有する避難所のトイレは不足していると衛生的なトイレの利用が難しくなるため,手洗い用の石けんなど衛生面に関しての備蓄が十分にされているのか,お聞かせください。
 3番,災害備蓄について。
 岡山市の災害における集中備蓄倉庫は,大規模な災害が発生した場合に避難所などで必要な物資を保管する倉庫で現在北区と南区に整備しています。また,集中備蓄倉庫は発災後3日間における備蓄物資の供給において,各避難所に備蓄している物資が不足する場合の補充や長期避難に対する環境整備のための資機材を保管しているとお聞きしています。災害時には,この集中備蓄倉庫から開設された避難所へ必要な物資を配送します。このため,集中備蓄倉庫は市民の安全と安心を守る重要な施設です。
 そこでお尋ねいたします。
 (1)集中備蓄倉庫にはどのような備蓄品があるのか,お聞かせください。
 (2)大規模災害発災時当初は,被災地方自治体において正確な情報把握に時間を要すること,民間供給能力が低下すること等から被災地方自治体のみでは必要な物資量を迅速に調達することは困難と想定されています。国が被災府県からの具体的な要請を待たないで避難所,避難者への支援を中心に被災者の命と生活環境に不可欠な物資,基本8品目等のほか,避難所環境の整備に必要な物資,熱中症対策に不可欠な冷房機器,感染症対策に必要なマスクや消毒液等を調達し被災地に緊急輸送するプッシュ型支援があります。本市としてのこの支援の受入れについて,どういったところで受け入れて,どのように避難者まで送るのか,お考えをお聞かせください。
 (3)調乳環境が整っていない状況においても,常温で保存でき乳児にそのまま飲ませることができる乳児用液体ミルクは,令和5年9月の岡山市物資供給計画に基づいた備蓄目標では720本の備蓄とありますが,何を基準にしてこの備蓄量を決めているのか,また,この備蓄量で大規模災害時に対応ができるのか,お聞かせください。
 (4)避難所になる小・中学校,公民館の備蓄物資の主な備蓄場所や内容等の備蓄状況及び岡山市備蓄食糧給付事業として賞味期限が近い備蓄食料は自主防災組織や町内会等が実施する防災訓練,研修,講座,学習会,イベント等に対して給付を行っていますが,そういったところで活用されなかった備蓄物資はどのように活用されているのか,お聞かせください。
 (5)従来から計画されておりました中区集中備蓄倉庫についての状況をお聞かせください。
 (6)令和6年の元旦に発生した能登半島地震では,避難所の寒さ対策や物資の搬送など様々な問題が露見されたと思いますが,能登半島地震を受けて岡山市としての備蓄物資における課題は何かをお聞かせください。
 以上で1回目の質問を終わります。(拍手)
○森田卓司 副議長  当局の答弁を求めます。
◎福井貴弘 総務局長  1番,技術職員の採用についての項,技術職員不足についての考えと市民生活への影響を防ぐための方策についてです。
 本市の技術職員は,他の政令市と人口当たりで比べて少ない状況にあると認識しており,人材確保に努めている中,近年の社会全体の技術職への需要の高まりから,受験者確保は引き続き厳しい状況が見込まれております。こうした中ではありますが,令和3年度から令和5年度にかけて区役所の土木職員を6名増員いたしました。また,令和5年度には各局に分散していた建築,機械,電気の職員のスケールメリットを生かすため都市整備局の公共建築課へ集約するなど,より効率的,効果的な執行体制となるよう人員配置の工夫を行っているところです。
 以上です。
◎神原徹 人事委員会事務局長  同じ項,採用試験の実施時期,柔軟な募集,技術職職務ガイドのお尋ねに一括して御答弁します。
 技術職の採用試験については,令和5年度から電気の試験区分で早期実施枠を設け,昨年4月に実施したところです。令和6年度は,これを土木,建築,機械に対象を広げることとしています。
 柔軟な募集という点では,早期実施に加え技術職の第1次試験を専門試験のみに変更したほか,社会人経験者を対象とした試験も別途行っております。
 技術職職務ガイドは,技術職のやりがいや魅力を伝えるなど受験者確保に一定の効果があったものと考えています。また,令和6年度に向けてリニューアルしホームページで公開するとともに,3月からは学校等関係機関への送付を予定しております。より多くの方に手に取って御覧いただき,さらに関心を持っていただきたいと考えています。引き続き多様で有為な人材を確保するための取組を進めてまいります。
 以上です。
◎荒木昭彦 危機管理監  2,避難所のトイレについての項に順次お答えいたします。
 まず,公民館のトイレの数についてです。
 公民館におけるトイレの数は,収容可能人数に対して必要な数とされているおおむね50人に1基を満足しているところですが,避難者数が想定より多くなった場合や長期避難となった場合には必要に応じて簡易トイレの使用やレンタルで仮設トイレの設置など対応を行うこととしております。
 次に,公民館における排便収納袋や衛生用品は足りるのかの御質問についてです。
 公民館の排便収納袋は,現在収容可能人数に対応した数量の配備ができておりませんが,手洗い用のハンドソープや消毒用アルコールは必要量を配備しております。
 今後の対応については,みらいえを代表しての前島議員に御答弁したとおりです。
 以上です。
◎嶋村真二 下水道河川局長  同じ項,マンホールトイレについて順次お答えします。
 整備済みの17校へは各校5基ずつ設置しており,総設置基数は令和5年度現在85基となります。設置する学校の選定基準は,避難所となる小・中学校への徒歩による移動を想定し,できるだけ均等になるよう配慮し選定しています。
 マンホールトイレの耐震につきましては,大規模な被害が想定されている南海トラフ巨大地震にも耐えられる性能を確保しています。
 以上です。
◎荒木昭彦 危機管理監  3,災害備蓄についての項,集中備蓄倉庫の備蓄品につきましては公明党を代表されての早野議員に御答弁したとおりです。
 次に,国による物資のプッシュ型支援の受入れ場所と避難所までの配送についてです。
 国からの支援物資は,物資拠点である岡山ドームに届きます。配送された物資はそこで分別し,市の物資輸送班をはじめ契約業者や協定締結業者に要請し,各避難所に配送することとしております。
 次に,乳児用の液体ミルクについてです。
 乳児用のミルクについては備蓄量の目標数量を確保しており,その一部を試行的に液体ミルクで720本を配備している状況です。
 なお,被災時にミルクをはじめとした物資の不足が見込まれる場合には,指定都市市長会を通じて支援要請を行うこととしております。
 次に,賞味期限が近い備蓄食料の活用についてです。
 賞味期限が近い備蓄食料につきましては,まずは防災訓練や防災教育,保育園などで活用しており,これに余りが生じた場合には市内のフードバンクなどに提供しております。
 次に,中区集中備蓄倉庫の整備についてです。
 中区集中備蓄倉庫は公共用地での整備を前提として候補地の選定を進めており,来年度に測量や設計などを行いたいと考えているところでございます。
 次に,能登半島地震を受けての備蓄物資を含めた課題については,自民党を代表しての難波議員に市長が御答弁したとおりです。
 また,備蓄への対応については,公明党を代表しての早野議員に御答弁したとおりです。
 以上です。
     〔8番花岡栄太郎議員登壇〕
◆8番(花岡栄太郎 議員)  御答弁大変ありがとうございました。
 それでは,再質問させていただきます。
 まず,技術職員の採用についてなんですけども,やはり技術の継承は必要なことだと思うんですけど,それについて技術職職員の年齢構成の平準化や配置についての考え方をお聞かせいただきたいと思います。
 次に,避難所のトイレについてなんですけども,大規模災害が発生すると行政の支援を受けることができるまでに72時間かかると言われています。その間は,自助と共助で過ごさなければなりません。当然マンホールトイレの設置も,地域住民で行うこととなります。今現在マンホールトイレが設置してある小・中学校で地域の方とマンホールトイレの設置訓練や設置についての積極的な周知が行われているのか,お聞かせください。
 以上で再質問を終わります。
○森田卓司 副議長  当局の答弁を求めます。
◎荒木昭彦 危機管理監  マンホールトイレの周知,訓練が必要ではということでございます。
 現在マンホールトイレが整備されている学区におきましては,地域からの要請がある場合に訓練等行っているところでございます。引き続いて,要請等があれば訓練等させていただければと思っております。
 以上です。
◎福井貴弘 総務局長  技術職員の技術の継承のため年齢構成の平準化とか配置についての考え方はという御質問だったと思います。
 現在岡山市の技術職員の年齢構成は,30代半ばから40代半ばが少ないというふうな状況にあります。継承の観点からも,こういった年齢構成の平準化は重要と考えておりまして,通常の新規採用に加えて民間企業等職務の経験者の採用などを最近行っているところです。今後とも計画的な人員配置,人材確保とともに各種技術研修による人材育成とか,キャリア形成にも配慮しながら適材適所の配置に努めていきたいと考えております。
 以上です。
○森田卓司 副議長  以上で花岡議員の質問は終わりました。(拍手)
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