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柳迫 和夫 議員
令和6年2月定例会 2月28日(水) 本会議 一般質問
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内容
会議録
令和6年2月定例会
2月28日(水) 本会議 一般質問
おかやま創政会
柳迫 和夫 議員
1 安全・安心のまちづくりについて
2 スポーツの推進について
3 ふるさと納税について
午後1時0分開議
○田口裕士 議長 午前中に引き続き会議を開きます。
次は,順序に従いまして柳迫議員。
〔22番柳迫和夫議員登壇,拍手〕
◆22番(柳迫和夫 議員) 皆様こんにちは。おかやま創政会の柳迫和夫でございます。
本日午前中かなと思っていたんですが,午後からになりましたので,少し気は楽だったんですが,お昼休みあんまりくつろげなかったかなと思っています。
本日は,市民の皆様方からいただいた御意見,御質問を基に質問させていただこうと思っています。よろしくお願いいたします。
先ほどテレビのほうでスポーツ界でもICTを活用して,データを基に今までと違ったアプローチをすることによっていろいろ変わっていく,変えていくと報道がされておりました。従来のやり方を変えていけるように,変えるべきところは変えていくというような積極的な御答弁をお願いいたしまして,通告に従い質問させていただきたいと思います。
大きな1番目,安全・安心のまちづくりについて。
(1)南海トラフ巨大地震について。
昨日おかやま創政会を代表して太田議員が質問した続きで,幾つか質問させていただきます。
岡山市の南部は,道路も含めて液状化が危惧されています。液状化すると,道路も起伏が大きいところが発生し,車両が通行不良となるおそれがあります。岡山市は,緊急輸送道路を設定しております。
そこでお伺いします。
ア,緊急輸送道路について,通常の市道と比較しての相違点があればお聞かせください。
イ,緊急輸送道路は,備蓄倉庫から避難所に物資を運ぶ際に有効と考えます。岡山市のホームページを見ても緊急輸送道路のマップはなく,岡山県のホームページにはあるのですが,例えば南区役所にある備蓄倉庫は記載されていないなど最新版になっていないように思います。更新のルールや時期についてお聞かせください。
ウ,災害のとき,緊急輸送道路をはじめ道路の通行に関しての情報発信が重要です。岡山市としてどのような情報発信を実施しようと考えられていますか。お聞かせください。
(2)おくやみ窓口について。
身近な方が亡くなられた後の御遺族の負担を少しでも軽減できるよう,各区役所におくやみ窓口を設け市役所における手続についてサポートいただける窓口です。
ア,この制度の内容についてお聞かせください。
イ,この窓口は,予約して窓口に行くようになっています。この制度利用者は,年間どのくらいの方が利用されたのでしょうか。
ウ,予約が取りにくいとのお話も聞いています。予約待ちの状況をお聞かせください。
エ,予約待ちを解消するために,どのようなことをお考えですか。お聞かせください。
(3)公共交通について。
市長の提案理由説明で,公共交通ネットワークの充実に触れられていました。岡山市が発展するためには,町なかと地域の拠点を結ぶ公共交通ネットワークの充実が必要ではありますが,実際には利用者の減少により路線バスの減便や路線廃止が続き,利用可能なネットワークの構築が喫緊の課題と言われていました。このような中,岡山市は平成30年5月に9社のバス事業者を含む協議会を設置し議論していましたが,コロナ禍で一時中断していました。が,今回再開し路線再編等を協議したと聞いています。
そこでお伺いします。
ア,岡南エリアでは,飽浦・小串方面に行くバス路線を小型車両に置き換え,岡山駅などにはバスを乗換えて移動する案を以前検討していました。今回は,どのような方式を検討されているのでしょうか。お聞かせください。
イ,乗換えする場合,どこで乗換えを実施しようと考えられていますか。お聞かせください。
ウ,乗換えの場合,待合室のような場所を造る必要があると考えます。施設等について,現時点でのお考えをお聞かせください。
エ,乗換えの場合,乗換えの場所までの運賃とその後の運賃をプラスすると今までより高くなると考えられますが,乗り継ぎ割引等についてもお聞かせください。
(4)公園樹木管理について。
昨年度までに,公園等の樹木は台帳管理されるようになりました。公園内の樹木の剪定に関する要望は多くあり,台帳での管理に期待しているところです。
そこでお聞きします。
ア,台帳にはどんな項目が記載されているのか,またICTの活用についてもお聞かせください。あわせて現在の剪定の頻度についてもお聞かせください。
イ,昨年度の公園樹木の剪定に関する区ごとの要望の件数と実施数及び今年度の剪定に係る予算と来年度予算についてお聞かせください。
ウ,本市LINE公式アカウントに道路・公園損傷等通報機能を追加し,令和5年8月1日から運用していますが,公園樹木についての通報実績についてお聞かせください。
(5)地域活動の担い手不足等について。
市長の所信で,地域活動の担い手不足等について各地域の現状把握に努めているところであり,令和7年度の予算化に向けて丁寧に議論を重ねていく旨述べられました。このことについては,昨年6月議会で我が会派の代表質問で課題提起させていただきましたが,真摯に取り組んでいただいていることに感謝申し上げます。この問題解決は,それぞれの地域の将来に明確な光をもたらすものだと強く思います。なかなか難問ではありますが,今後の取組に期待したいと思います。
そこでお聞きします。
ア,現時点での現状把握について,どのような状況でしょうか。また,現状に対しての所見も,あわせてお聞かせください。
イ,令和7年度に向け,どのような論点でどういう枠組みで議論を重ねていくおつもりなのか,現時点でのお考えをお聞かせください。
(6)用水路転落防止対策について。
以前,町内会長をはじめ地域の方に御協力いただき,危険箇所をリストアップし2,500か所を超える転落防止対策を実施してきましたが,いまだ転落事故は発生しているとのこと。今年度はどのくらいの転落事故が発生し転落防止対策を実施したのか,区別にお聞かせください。また,来年度の計画についても,お聞かせください。
(7)風水害体験施設について。
来年度に消防職団員の災害対応力の向上,安定した水難救助訓練環境の確保及び市民の防災意識向上のため模擬体験可能な風水害体験施設を備えた水難救助訓練施設を整備する計画をお聞きしています。その中で,模擬ではありますが体験することによって市民の災害に対する意識がさらに向上すると思います。ぜひ私も体験したいと考えております。
そこで幾つかお聞きします。
ア,風水害体験施設での体験メニューは幾つあり,どんな体験が可能なのか,メニューごとにお聞かせください。
イ,体験できる人の年齢等の制限についてお聞かせください。
大きな2番目,スポーツの推進について。
(1)スポーツ少年団の活動について。
スポーツ少年団はスポーツによる青少年の健全育成を目的とした日本最大の青少年スポーツ団体で,昭和37年に財団法人日本体育協会が協会内部の組織として日本スポーツ少年団を創設したことに始まります。岡山市では,一般財団法人岡山市スポーツ協会の内部組織である岡山市スポーツ少年団が全国有数規模の市町村スポーツ少年団としてスポーツ少年団の育成指導を行っています。岡山市においては,令和5年度193団が登録されており,3,914名の子どもたちが活動を行っています。競技についても,ソフトボール,柔道,剣道,バレーボール,サッカー,卓球,軟式野球,ドッジボール,ミニバスケ,空手,少林寺,体操,アイスホッケーなど多くの競技があります。一方,近年では誰もが楽しむことができる新たなスポーツにも注目が集まるなど,市民がするスポーツに広がりが見られます。
そこでお聞きします。
新たなスポーツなどメジャーな競技以外についても市民が気軽に取り組むことができるよう支援すべきと考えますが,御所見をお聞かせください。
(2)部活動指導者の資格について。
スポーツ少年団では,指導者になるための資格取得に講習の受講と登録料などが必要となり,受講料や登録料の一部を岡山市スポーツ協会から助成していただいています。部活動の指導者についても,そのような資格取得について助成すべきと考えます。現状と今後の考え方をお聞かせください。
(3)新アリーナ整備について。
新アリーナ整備については,岡山の未来に係る問題だと私たちは考えていますし,できるなら県市一体となってオール岡山でよい結果を出していきたいとも願っています。しかしながら,新アリーナ整備に関わって岡山県から参画についての明確な回答はなく,来年度当初予算への計上を断念せざるを得ない状況となっており非常に残念だと思っております。
そこでお聞きします。
ア,岡山市としては,また私たちとしては新アリーナが必要との認識ですが,そもそも岡山県は新アリーナ整備についての意義や必要性をどのように考えているのか全く分かりません。財政的な負担割合の問題なのか,整備の必要性そのものについての問題なのか,この点についてこれまでどのような議論があったのでしょうか。また,そこから酌み取れる県としての考え方について答え得る範囲で結構ですのでお示しください。
イ,新アリーナ整備に関わって他の自治体の反応はどうなのでしょうか,お聞かせください。
大きな3番目,ふるさと納税について。
ふるさと納税も定着してきており,返礼品も多種多様となっています。
そこでお聞きします。
(1)昨年度の岡山市へのふるさと納税の寄附額は幾らで,3年間の傾向としてはどうであったかお聞かせください。
(2)令和4年9月の代表質問でもお聞きした際には,寄附額1万円から2万円台が約7割あったとお聞きしました。昨年度の金額ごとの分類ではどのような結果だったか,お聞かせください。
(3)返礼品の種類では,前年度と比較して特記すべきことがあればお聞かせください。
(4)返礼品として空き家の手入れや見回り代行サービスを導入する自治体が増えており,コロナ禍では帰省がしづらくなり利用者が増えたという報道がありました。地方で深刻な課題となっている空き家問題についての対策の一助となる上,自治体の税収にもつながる試みとして注目を集めているとのこと。ふるさと納税サイト,ふるさとチョイスによると空き家の管理を返礼品に取り込む自治体は右肩上がりで増加しており,2023年は229の自治体が取り入れているとのこと,空き家問題は行政にとっても喫緊の課題であり,こういう制度を取り入れることも一助になると考えます。ふるさと納税の金額によって,管理してもらう頻度と内容が選べるものもあります。写真も送付していただけるサービスもあり,家の状態を見ることができるサービスもあります。岡山市でもドローンによる外観の点検等のサービスはありますが,もう少し低額のメニューがあってもいいのではないかと考えます。御所見をお聞かせください。
以上で1回目の質問を終わります。御答弁よろしくお願いします。
ありがとうございました。(拍手)
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長 それでは,柳迫議員の質問にお答えします。
私は,新アリーナ整備についてお話を申し上げたいと思います。
県とどのような議論があったのか,必要性の議論がなされているのかということでありますが,私はもう柳迫議員のおっしゃるとおりだと思うんです。まず,議論しなければならないのは,我々アリーナ整備ってなぜやるのか,今柳迫議員は未来に関わる問題という表現を取られました。なぜ整備しなければならないのか,整備するに値するものなのか,自民党の代表質問ではプロスポーツとともにエンターテインメントのお話に言及されております。また,公明党さんの質問では都市格という表現を取られたとたしか思うんですけれども,政令指定都市,中四国の大きな拠点都市としてそういったものは必要なんじゃないかという御趣旨だったんではないかと推察いたします。プロスポーツの利用から始まっていることは間違いありません。したがって,私も自民党さんの質問への答弁では,大きな目的の一つとしてプロスポーツのお話を上げました。自民党さんがおっしゃっているコンサートなどを開くという意味もあると思います。それから,もう各地でアリーナができている,こういったときにこの政令市岡山にないと素通りされていく,来年はいよいよ高松市でできるわけでありますし,近くでいくと米子市も今造っているところであります。
実は,私にスポーツ協会の幹部の方から話がありました。なかなか岡山で全国大会が開けないと言うんです。これはプロスポーツと同じで,ジップアリーナにどうしても偏っていくということで,なかなか取れないという話があり,新アリーナができればそういうアマチュアの大会もできてくるということになるんだろうと思います。そういった議論をやはりまずやらなきゃならない,我々経済界とはやらせていただいているんですが,県との関係ではできているとは言い難い状況になっております。
昨日も再度,中原局長以下とも状況を相談し合いました。彼女からの話では,我々必要性を県に申し上げているんだけども,県からのアリーナのこういった必要性についての言及はないということであります。知事の会見を全部チェックしているわけではありませんが,その中での言葉として我々がしなければと思った瞬間がまだないというネガティブな発言をされております。それが必要性がないとおっしゃっているのか,瞬間はまだないと言うんで,将来的にあるのか,それは確かめて真意をやっぱり聞いていかなきゃならない。少なくともこの2年間,私を含む市役所の職員は,知事と業務上の対話をしたことはないんじゃないかと思います。若干の二,三の会話ぐらいはあるかもしれませんが,私も何度となく対話を申し入れていますけれども,実現には至っておりません。
今回の新アリーナの大本を考えてみると,これは経済界が今の岡山には必要ではないかという話をされたことがきっかけになっております。実はこの近々,私が承知している限りで,商工会議所の会頭は知事に2度ほど会われたと聞いております。マスコミさんを入れていませんので,状況はよく分かりませんけれども,私が会頭から聞いている話では知事から県の関与に関するイエスないしはノーについての言及はなかったということであります。したがって,この状況下で柳迫議員は残念だという言葉,令和6年の当初予算に計上しなかったことに対して言われておりますけれども,これは随分悩みました。
ただ,県としてお断りになられたという認識もない。もちろん参画するとも言われない。こういう状況で,1月以降も話はしようということでありましたんで,大きなスケジュールに影響のないぎりぎりの線は6月だということで判断させていただいております。
自民党さん,また公明党さん,今柳迫さんも私たちはという意味がどの範囲なのかよく分かりませんけれども,創政会さんもいろいろとお付き合いしている中では前向きに捉えておられるということは私として感じているところであります。今後,そういった市議会の皆さん方と,また経済界の皆さん方といろいろと相談しながら6月の最終判断──最終と言っていいのかどうか分かりませんが──判断に持っていきたいと思います。
他の自治体の反応は,公明党さんの代表質問でお答えしたところであります。複数の首長さんから,アリーナの必要性について話をいただきました。大変心強く思っているところであります。そういう声も参考にしながら,また相談させていただいてどうするかを決めさせていただきたいと思います。
以上です。
◎中原貴美 市民生活局長 大きな1番,安全・安心のまちづくりについての項,おくやみ窓口について,まず制度の内容と利用状況についてです。
各区役所市民保険年金課のおくやみ窓口では,専任職員を配置して専用の窓口で受付を行っております。窓口では,職員が対面で御遺族からの情報を基に必要な手続の受付及び担当窓口を御案内しております。
なお,令和5年1月から12月まで1年間の区役所全体での利用件数は4,654件でした。
次に,予約待ちの状況と予約待ちを解消するための考えについてです。
おくやみ窓口は,亡くなった方が利用されていたサービスや給付の状況などを事前にお調べするため,予約日を申込みから3開庁日以降の日とさせていただいております。
ただし,お急ぎの場合,または希望日時に予約が取れなかった場合に職員が通常のカウンター等で対応しております。
今後は,新庁舎に向けて全庁的にスマート窓口を推進していく中で,おくやみ窓口もよりよいサービスが提供できるよう関係課と検討していきたいと考えております。
以上です。
◎田中哲也 市民協働局長 同じ項,地域活動の担い手不足等について順次お答えいたします。
まずは,現状把握の状況と所見についてです。
担い手不足の状況については,連合町内会の役員が集まる会議の場などを活用し情報収集に努めており,お聞きした中では今までどおり活動できているというお声もあれば,活動の回数調整を行うなどして負担を軽減する工夫を行っているといったお声もありました。今後,人口減少や高齢化によりさらに担い手確保が難しくなることも予想されることから,引き続き地域の現状把握に努めながら何ができるか,市としての対応について検討してまいります。
次に,令和7年度に向けどのような論点と枠組みで議論を重ねていくのかについてです。
地域活動の担い手不足対策としては,担い手の確保,育成につながる支援や地域活動の負担軽減に係る取組が重要であると認識しております。この2つの論点を踏まえつつ地域の実情に対する支援を検討するため,関係部署との協議の場を設けたところであり,引き続き様々な視点から議論を進め令和7年度の予算化に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
以上です。
◎平澤重之 都市整備局長 同じ項,南海トラフ巨大地震についてのうち,まず緊急輸送道路と通常の市道の相違点についてです。
緊急輸送道路は,地震直後から発生する救急救護活動をはじめ物資供給等の緊急輸送を円滑,確実に行うことを目的とした道路です。市道については,大学病院前の道路ですが,鹿田町・旭東町線などの病院,消防署,庁舎等の防災拠点と一般国道を連絡する道路,市役所筋などの防災拠点同士を結ぶ道路等を緊急輸送道路に位置づけております。
次に,緊急輸送道路の更新のルールや時期についてです。
岡山市の緊急輸送道路については,国,県,市等で構成される岡山県緊急輸送道路ネットワーク計画策定協議会において位置づけられ,社会情勢その他の変化に応じて適宜見直されることとなっております。現在,岡山県のホームページで岡山県緊急輸送道路ネットワーク計画図が閲覧できますが,現在の緊急輸送道路は平成31年3月に更新されたものであり,更新以降議員御指摘の備蓄倉庫の新設や道路整備の進捗等も見られることから,協議会において計画を見直すよう働きかけてまいりたいと考えております。また,岡山市緊急輸送道路については,市のホームページからも閲覧できるようにしたいと考えております。
次に,災害時の道路状況の情報発信についてです。
災害発生時の道路情報については,交通規制の状況などを道路交通情報板や日本道路交通情報センターのホームページ等を通じて提供することとしております。また,交通規制を行っている現場では,案内板等を設置し,ドライバーに対して迂回路などの周知を行うこととしております。
次に,公共交通について,岡南方面の路線再編の内容,乗換え場所,待合室などの施設,乗り継ぎ割引についてです。
岡南方面のバス路線は,現在岡山駅から労災病院までの労災病院線と岡山駅から玉野方面へ向かう渋川特急線と小串線,上山坂線の4つの路線が運行しております。今回の再編では,労災病院線と渋川特急線を幹線とし,利用の少ない上山坂線を小串線に集約した上でオフピークは支線化し労災病院へ延伸する計画としております。計画には,築港新町と妹尾駅や日赤病院をつなぐ支線の新設もあり,これにより南区役所などへのアクセス性も向上します。幹線と支線の乗り継ぎポイントは天満屋ハピータウンの東側を想定しており,歩道上に上屋やベンチ,バスの接近情報を提供するデジタルサイネージ等を設置するとともに,幹線と支線の乗り継ぎに対する直通運賃の設定など,できるだけ負担の少ない乗り継ぎ環境を整備してまいりたいと考えております。
次に,用水路転落防止対策についてです。
今年度の用水路転落事故件数は,1月末時点で北区30件,中区31件,東区17件,南区20件であり,対策済み箇所は1月末時点で北区18件,中区13件,東区8件,南区16件です。来年度の転落防止対策については,地域からの要望箇所に加え事故発生箇所や事故が比較的多く発生している地域において転落防止柵や視線誘導標,道路びょうなどによるハード対策を実施するとともに,チラシ,新聞,広報紙などを用いた啓発活動などのソフト対策を実施することとしております。
以上です。
◎林良太郎 都市整備局都市・公園担当局長 同じ項の公園樹木管理について,まず公園樹木台帳の記載項目とICTの活用,現在の剪定の頻度についてお答えします。
公園樹木台帳に記載している内容としては,公園内の植栽平面図や植栽の状況写真,樹木名称や樹高,幹周といった情報となります。公園樹木台帳について樹木の剪定にICTを活用するに当たっては,樹木ごとに剪定履歴などの詳細データを随時入力するという新たな費用と労力が必要となります。こういったことから,ICTを維持管理業務にどのように有効活用できるかについて,今後他都市の事例も参考にしながら導入の可能性について研究してまいりたいと考えております。また,公園樹木の剪定については,樹木の状況や地元町内からの要望を踏まえた頻度により剪定を行っております。
次に,公園樹木の剪定に関する昨年度の区ごとの要望件数と実施件数及び今年度予算と来年度予算についてです。
令和4年度の公園樹木についての剪定要望件数は,全体の総数が227件で,このうち北区管内が55件,中区管内が89件,東区管内が56件,南区管内が27件です。この要望があったもののうち,剪定を実施した件数は全体で223件となっており,未実施件数は東区管内で3件,南区管内で1件となっております。この4件については,樹木の状況などから判断し実施を見送りました。また,剪定に関する予算として,今年度は約11億8,000万円,来年度は約12億4,000万円を計上しております。
次に,公園樹木に関するLINE通報実績についてです。
公園に関するLINEによる通報実績は,令和6年1月末現在で35件ありまして,主に施設の破損や不具合に関するものであり,公園樹木に関する通報は4件となっております。この4件の詳細な内容については,害虫に関するものが1件,倒木に関するものが2件,剪定に関するものが1件となっており,対応は全て完了しております。
以上です。
◎松岡浩志 消防局長 同じ項,風水害体験施設についてお答えします。
まず,体験メニューについてです。
この施設では,3つの体験メニューを計画しております。まず,1つ目は流れのある水槽の中を歩行していただき浸水域での歩行がいかに困難であるかを体験していただくもの,2つ目は浸水時,車や家のドアの外側に水圧がかかった状態を再現し水圧の恐ろしさを体験していただくもの,3つ目は強力ファンとシャワーにより台風レベルの暴風雨を体験していただき早期避難の重要性等を学んでいただくものとなっております。
次に,体験できる人の年齢等の制限についてです。
実際に体験していただく際の安全性確保などの理由から,おおむね小学校4年生以上を想定しております。
以上です。
◎中原貴美 市民生活局長 大きな2番,スポーツの推進についての項,市長答弁以外にお答えします。
まず,市民が新たなスポーツ等に取り組むための支援についてです。
近年,年齢や性別,障害の有無等にかかわらず誰もが取り組むことができる新たなスポーツ,ユニバーサルスポーツ等への注目が高まってきています。現在,岡山市スポーツ協会がペタンク交流大会や親子向けの運動,遊びの体験イベント等を実施しております。また,本市でも情報サイトにおいて様々な団体が行う体験イベントを広報するほか,一部施設でペタンクやグラウンドゴルフの用具の貸出しを行うなど,市民が様々なスポーツに触れ,楽しむことができる機会づくりに努めているところです。
次に,部活動指導者の資格についてです。
部活動を指導するに当たっての資格制度は現在ありませんが,先般日本スポーツ協会が中心となって部活動指導者の養成カリキュラムを開発するといった報道もありました。今後の動向を注視してまいりたいと考えております。
以上です。
◎岩田康裕 財政局長 3,ふるさと納税についての項,順次お答えいたします。
まず,寄附額と3年間の傾向,また寄附額ごとの分類についてです。
令和4年度の岡山市へのふるさと納税の寄附額は4億5,000万円余で,令和2年度の2億4,000万円余,令和3年度の3億9,000万円余から年度を追って増加する傾向となっております。また,令和4年度では1万円以上2万円未満の寄附額の合計が約34%,同じく2万円以上3万円未満が約28%を占めております。
次に,前年度と比較して特記すべき返礼品についてです。
令和5年度は特産品等を通じて岡山市を応援いただくことに加え,岡山市に足を運んでいただこうと市内の宿泊施設で使用できる地域限定旅行クーポンを新たに返礼品に加え,令和6年1月末現在,約7か月間になりますが537件,1,690万円の寄附をいただきまして好評いただいているものと考えております。
次に,空き家管理サービスをより低額のメニューとすることについてです。
岡山市ではドローンを用いた空き家の外観点検サービスを寄附額10万円以上の返礼品としておりますが,これまでに寄附の実績はなく,また空き家の手入れや見回りの代行サービスをより低額の寄附に係る返礼品とすることについて,お問合せや御要望も承知していないところです。こうした中で,御提案につきましてはニーズや役務の担い手の確保などといった諸課題も考えられることから,今後の検討課題とさせていただければと考えております。
以上です。
〔22番柳迫和夫議員登壇〕
◆22番(柳迫和夫 議員) 御答弁ありがとうございました。
市長からアリーナの話をいろいろお伺いさせていただきました。本当に私たち──私たちという表現は私たち会派という意味でございます──しっかりと応援してまいりたいと思っております。
以前,浦安の体育館でプロの歌手のコンサートがあった際に,やっぱり交通,あそこはバスが主体になってしまうということで,そのバス路線に乗れないからといってずっと天満屋ハピータウン岡南店のほうまで4キロぐらいずっと歩いてこられて,そこでバスに乗っているという方も多く見られました。やっぱり公共交通が充実したところにひとつニーズがあるのかなと思っていますので,またそういうところも参考に御検討いただければなと思います。
それでは,ちょっと幾つか意見を述べさせていただいて,最後に質問させていただきたいと思います。
公共交通のところで,局長からこういう乗換え場所のお話をお伺いしました。ちょっとこれは要望になるんですが,天満屋ハピータウンの南向きのほうの路線,玉野とか小串の締切り堤防渡っていくほうの路線なんですが,今の待合所より大分違うところに造られるというお話なんですが,店舗側から少し離れているので,待ち時間が例えば10分とか15分あってもなかなか店舗では待たなくてそこで待つという方が増えると思います。ここについては夏暑い,冬寒いときというのはあると思いますので,冷房等,暖房等何か考えていただければなというのは,これ要望にさせていただきたいと思います。
それと,地域の担い手不足の件でございます。
本当に私たちもよく聞くのが,やっぱりどんどん高齢化してきて,なおかつ現役で働いている方が今までは55歳定年とか60歳定年というのがどんどん上に上がってきていて,そういう地域活動になかなか参加しにくい,65歳とか70歳まで働かれているとそういうことに参加しにくいという方が多くいらっしゃいます。やっぱりだんだんそういう活動も高年齢化してくると,今までのり面のところの除草とかができていたのができなくなったり,用水の泥上げというか,藻刈りについてもできなくなっているという声をたくさん聞きます。令和7年に向けて整備されるということなので,ぜひこれについてもしっかり地域の要望を聞きながら進めていただければなと思います。これも要望とさせてください。
そして,スポーツ推進のところで新しくユニバーサルスポーツというところもひとつお話がありました。私も,ペタンクとかカローリングとかというのも体験したことがあります。本当に今までにないようなスポーツも脚光を浴びてくるということもありますので,今後も幅広いスポーツに支援いただければなと思っております。
最後,質問なんですが,先ほどの樹木のところなんですが,確かに写真撮って樹木を入れてそれをICTに上げて頻度とか入れていくのは大変だというのも分かるんですが,やっぱり人事異動とかで引継ぎも出てまいります。こういうICTに入れておくと,例えば前の方がどこかに異動されたとしても,それを見たら,ああ,ここが抜けているんじゃないのとかそういうアドバイスもできると思いますので,もう一回そのICTに関するところの答弁をお願いしたいと思います。
以上で再質問を終わります。
ありがとうございました。
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
◎林良太郎 都市整備局都市・公園担当局長 公園樹木の剪定のICTの活用ということで再質問いただきました。そもそもこの公園樹木台帳整備,昨年度までにさせていただいた背景として,そういった人が代わって,なくなった木とか新たに植えた木とか,そういったものがなかなか古い情報のままで把握できていないという課題がありましたので,そういったところをきちんとデータ化していくということが主にありまして,こういった台帳を作成しております。そういった樹木がなくなったりした際には,当然その台帳で管理して次の人に引き継いでいくというようなことをやることになります。そういった中で先ほど柳迫議員もおっしゃっていただきましたけど,毎回毎回その剪定の頻度,剪定したものをデータ化する手間が増え,煩雑になるだけだとちょっとICT化の意味がかなり少なくなってしまうというのもありますので,そういったところをどうやってうまくやっていくのかというのをほかの自治体の状況なんかを参考にしながらやっていきたいと考えております。
以上でございます。
○田口裕士 議長 以上で柳迫議員の質問は終わりました。(拍手)
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