岡山市議会
会議録検索サイトへ
文字サイズの変更
標準
大
録画中継
トップ
/
議員名でさがす
/
前島 慶太 議員
令和5年9月定例会 9月11日(月) 本会議 一般質問
会議名でさがす
議員名でさがす
会派名でさがす
操作方法について
※用語の検索は会議名、議員名、会派名、発言通告(質問項目)を対象としています。
1倍速
1.2倍速
1.5倍速
2倍速
内容
会議録
令和5年9月定例会
9月11日(月) 本会議 一般質問
みらいえ
前島 慶太 議員
1 性感染症対策について
2 外国人観光客を増やす取り組みについて
3 ハレまち通りの1車線化事業の評価・検証について
4 給食費の無償化について
午前10時0分開議
○森田卓司 副議長 皆さんおはようございます。
これより9月定例市議会第3日目の本会議を開きます。
ただいまの御出席は43名であります。
─────────────
○森田卓司 副議長 会議録署名議員に太田議員,川本議員のお二人を指名いたします。
─────────────
○森田卓司 副議長 本日の議事日程は,一般質問並びに甲第134号議案から甲第164号議案までの31件の議案についてであります。
──────〇──────
△日程第1
一般質問
甲第134号議案~甲第164号議案
─────────────
○森田卓司 副議長 日程に入ります。
日程第1は,一般質問並びに甲第134号議案令和5年度岡山市一般会計補正予算(第3号)について以下31件の議案についてであります。
これらを一括上程し,一般質問を行います。
それでは,順序に従いまして前島議員。
〔3番前島慶太議員登壇,拍手〕
◆3番(前島慶太 議員) 皆様こんにちは。テレビやインターネット中継を御覧の皆様こんにちは。また,傍聴にお越しくださった皆様ありがとうございます。会派みらいえの前島慶太です。
早速,通告に従いまして質問に入らせていただきます。
大きな1番,性感染症対策について。
全国で性感染症が拡大しています。特に梅毒感染者は急拡大しており,2012年には男性感染者692名,女性感染者183名だったものが,10年後の2022年には男性感染者7,085名,女性感染者3,658名となっています。この10年で,全国の男性感染者数は約10倍,女性感染者数は約20倍になったということです。本市岡山市でも同様の傾向があり,2016年には男性16名,女性9名,合計25名だった梅毒感染者が,2022年には男性72名,女性32名,合計104名と大幅に増えております。男性感染者の約50%が風俗店利用者,女性感染者の約50%が風俗従事者であり,風俗店を中心に梅毒が広まっていることがうかがえます。
また,昨年,明治安田生命が行ったいい夫婦の日に関するアンケートで,結婚のきっかけランキング1位がマッチングアプリになったことからもうかがえるとおり,マッチングアプリ利用者が増えています。マッチングアプリで出会った多数の相手と性交渉を行うことが性感染症拡大の大きな理由でもあると言われています。
妊婦が梅毒に感染すると,場合によっては菌が胎盤を通じて胎児に感染し,流産や先天梅毒を引き起こす可能性があります。また,最悪の場合,胎児が亡くなってしまうこともあるそうです。
性感染症対策に力を入れるということは,単に市民の健康を守るだけでなく,市民が安心して性交渉に挑める環境づくり,ひいては少子化対策ともつながってくると思います。
さて,そこでお尋ねいたします。
(1)岡山市は匿名,無料でエイズ・性感染症検査を行っています。これらの検査は年に何回でも利用できるものなのでしょうか。
(2)無料検査を手厚くする,つまりカンジダでしたり,尖圭コンジローマの検査も無料でできるようにすることは難しいのでしょうか。
(3)性感染症の検査のハードルが高いと思います。検査のハードルを下げる工夫で行っていることがあればお示しください。
(4)性感染症の拡大を防ぐには,学校での性教育の充実が欠かせないと考えます。市内全ての中学校で医者を呼んでの性教育の講習を行いませんか。
(5)性交渉の際のコンドーム着用の徹底を訴えるパンフレットを高校や大学に置きませんか。
続きまして,大きな2番,外国人観光客を増やす取組について。
岡山市は,平成28年度から令和7年度の10年間を期間とする長期構想を練っており,それに基づいて中・長期的なまちづくりの指針となる岡山市第六次総合計画を練っています。これの後半5年間である令和3年度から令和7年度までを期間とする岡山市第六次総合計画後期中期計画を見てみますと,岡山市は,台湾,香港,中国,韓国といった東アジアや欧米諸国のほかにマレーシア,インドネシア,タイといった東南アジアも観光のターゲット国に指定しています。
今回は,この東南アジアからの観光客を増やす取組について質問です。
岡山市は,ムスリムに優しい店ですよというのが一目で分かるようにピーチマークというものをつくっています。このピーチマークはどういうものかと申し上げますと,英語表記のメニューやノンポークメニューの提供がある飲食店や,お祈りマット,お祈りの方角を知るためのコンパスであるキブラコンパスを利用できる宿泊施設などにこのピーチマークが貼られています。このような仕組みがあることで,岡山市は全国の他都市と比べてムスリムが訪れやすいまちになっていると思います。ぜひ,今以上にムスリムに優しい自治体を目指し,ムスリムの多い東南アジアからの観光客を増やしましょう。
さて,そこでお尋ねいたします。
(1)岡山市ももたろう観光センターを訪ねてみると,タイ語の観光パンフレットはありましたが,インドネシア語の観光パンフレットは置いてありませんでした。観光センターにインドネシア語の観光パンフレットも置きませんか。
(2)ウェブページにて,ピーチマーク認定済の店一覧を英語やインドネシア語,マレー語などで発信しませんか。
(3)東南アジアの若者もぜひ岡山に来てもらい,あわよくば長期間滞在してもらいたいものです。ムスリムの方に優しく,安く,長く泊まれるホテル,ゲストハウス等を外国語で案内しませんか。
続きまして,大きな3番,ハレまち通りの1車線化事業の評価,検証についてです。
昨年3月にハレまち通りの1車線化が完了しました。徒歩や自転車で移動することが多い私としては,このハレまち通りの1車線化は大変うれしい変化でした。広がった歩道で楽しそうにおしゃべりしながら歩く学生さんたちを見るたびに,ほっこりした気分になります。
さて,今年度予算に1車線化事業の評価,検証費用が入っているとお伺いしました。
そこで質問です。
(1)ハレまち通りの1車線化事業の検証はいつされる予定でしょうか。
(2)主な検証内容をお示しください。
(3)検証結果はいつ頃市民の皆様に公表されますでしょうか。
(4)ハレまち通りにベンチが設置されていると思いますが,ベンチ脇にごみが捨てられていて汚いとの市民のお声があります。ハレまち通りで,ごみを少なくする工夫は何かされていますか。
続きまして,大きな4番,給食費の無償化について。
先日,四国4県は,四国新幹線を整備するとしたら岡山ルートでということでまとまりました。また,岡山市中心部ではマンションの建設ラッシュとなっています。コロナ禍を経て,リモートワークを導入する企業も増えました。
以上の点から,今後,中四国支店を岡山に設けようとする大企業が増えるであったり,岡山市への移住を考える子育て世帯,子育て世代が増えるという可能性も十分にあると考えます。岡山へ移住を考える子育て世帯,子育て世代にとって,他都市と比べて子育て費用が安く済むということであれば岡山市で生活したいとより一層強く思うことでしょう。
岡山市の小・中学生の親は,給食費として1年当たり,小学校平均約5万6,000円,中学校平均約6万4,000円を払っています。同じ政令指定都市でも,大阪市は給食費の無償化を実現しました。岡山市でもできないことはないと思います。岡山市では,来年度から学校給食費の公会計化が始まりますし,給食実施の申込みや納付決定通知書などはウェブでやり取りされるようになります。これにより保護者の利便性が向上するとともに,ペーパーレス化も進むということで,大変すばらしいと思います。ここでさらに一歩踏み込んで,ぜひ学校給食費の無償化を実現していただきたいと思います。
そこでお尋ねいたします。
(1)市内の小・中学校の給食費を無償化するには幾ら財源がかかりますか。
(2)岡山市の給食費無償化に一番障壁となっていることは何でしょうか,お示しください。
以上で1回目の質問を終わります。(拍手)
○森田卓司 副議長 当局の答弁を求めます。
〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長 皆さんおはようございます。
それでは,前島議員の質問にお答えします。
私はハレまち通りの評価,検証ですが,いつ行うか,主な内容は何か,いつ公表するのかという点についてお答えしたいと思います。
まずは,この1車線化について評価をしていただきまして,ありがとうございます。
そもそも,この1車線化の発想なんですけれども,岡山市の場合,岡山駅周辺に人が集中している,そういう一極化の現象がありました。岡山市,政令指定都市として,一点に集中するというのはあまりにもったいない。そして,そういった一極化を少し広げていく必要があるんではないかということで,昔ながらの中心地である表町を中心とした拠点をさらに充実させ,歩いて楽しい,そういうまちづくりをしていく必要があるだろうと思っておりました。
岡山城のリニューアルもありますが,何といってもこの9月1日には劇場がグランドオープンしたわけであります。このハレノワの建設を契機として,表町周辺にも様々な動きが見られております。魅力あるものができつつある中で,やはりそれを結ぶインフラというのは重要であろうと思っておりました。
南北は西川緑道公園という立派な通りがあるわけでありますが,東西のものがない。そこで,この1車線化について議論させていただいたわけであります。
当初はやはり渋滞になるのではないかという話が随分あって,若干批判的な議論も多かったんですが,出来上がってみるとなかなかいいじゃないかと,前島議員と同じような意見も多く聞くわけであります。しかしながら,多分──多分といいますか今の劇場周辺もそうですが,このハレまち通りもまだ1車線化になったばかりでありまして,まちが変わっていくには一定の時間がやはりどうしてもかかります。これから,中期的また長期的に物を見ていかなければならないと思っております。
ただ,まずは短期的な視点からの効果の検証はやっていく必要があるだろうということで今年度行いますが,具体的には,自動車交通量,歩行者・自転車通行量を調査し,整備の前後で比較分析する,また沿道の空き地や空きテナントへの新規出店数の調査,またハレまち通りがリニューアルしたことによってどのように思うかなどの通行人へのアンケート調査を行います。検証結果は年度内に取りまとめ,公表することとしております。
1車線化ができたからそれで終わりということではなく,昨年のイベントもBMXなども活躍していただいて随分盛り上がったと思います。私も行きましたけど,店で食事しようと思ったらすごい並んで,結局途中で諦めましたけど,そんなことをやりながら,ハード,ソフトあわせてまちを活性化させていく必要があるだろうと思っております。これからも応援よろしくお願いいたします。
◎宮地千登世 保健福祉局感染症対策担当局長 1番,性感染症対策について順次お答えいたします。
エイズ・性感染症検査は年に何回も利用できるのかについてです。
回数制限は特段設けておりませんので,感染の可能性があれば検査を受けていただくことができます。本市では,複数回受けなくてもよいよう適切な感染予防策を身につけていただくことが重要であると考えており,検査の際には保健師による相談や感染予防の指導に重点を置いております。
次に,カンジダや尖圭コンジローマの無料検査はできないかについてです。
御質問の2つの疾病につきましては特徴的な症状があるため,保健所による検査ではなく,速やかに医療機関を受診し治療していただくべきものと考えております。
次に,検査のハードルを下げる工夫はについてです。
保健所では,匿名での検査に加え,完全予約制とすることで,他の受検者と会わずに検査を受けられる体制としております。また,日中の来所が難しい方に対しては,偶数月に夜間検査を実施するなど,受検しやすい体制となるよう工夫しているところです。
次に,全中学校で医師による性教育を行ってはについてです。
保健所では,エイズ・性感染症・性教育出前講座として,希望する市内の小・中・高等学校等に医師や助産師などを講師として派遣しており,令和4年度は合計73回実施いたしました。今後も引き続き継続してまいります。
この項最後に,高校や大学にパンフレットを置いてはについてです。
市内の梅毒報告数の増加を踏まえ,本年4月には,市内の専修学校,短大,大学,合わせて37か所に対して性感染症に関するリーフレットなどを送付し,学生への周知啓発を図ったところです。引き続き正しい知識の周知啓発に努めてまいります。
以上です。
◎小川祥子 産業観光局長 2,外国人観光客を増やす取組についての項,観光センターにインドネシア語の観光パンフレット設置についてです。
インドネシアに向けては,岡山市,真庭市及び吉備中央町の2市1町で構成する岡山型ヘルスツーリズム連携協議会において,インドネシア語の観光パンフレットを作成しております。岡山市ももたろう観光センターを訪れたインドネシアからの観光客に対しては,紙媒体にとらわれず,タブレットなどを利用しての案内も行っているところです。今後も様々な手法での御案内を検討してまいります。
次に,ウェブページでピーチマーク認定の店一覧を外国語で発信しないかについてです。
ムスリムの方への情報発信については,岡山市及びおかやま観光コンベンション協会の両ウェブサイトからリンクしている岡山型ヘルスツーリズム連携協議会のサイトにおいて,英語,インドネシア語で店の一覧ページも含め,カテゴリーごとに発信しております。
この項最後に,ムスリムの方に優しく,安く,長く泊まれる宿泊施設を外国語で案内しないかについてです。
ムスリムの方に対応可能な宿泊施設についても,岡山型ヘルスツーリズム連携協議会のウェブサイトで発信しております。また,ムスリムの方に限らず,おかやま観光コンベンション協会のウェブサイトや岡山市ももたろう観光センターの窓口でも外国語によるホテル,旅館等の案内は行っており,今後もニーズに応じた案内に努めてまいります。
以上です。
◎林良太郎 都市整備局都市・公園担当局長 3番,ハレまち通りの1車線化についての項,市長答弁以外の部分をお答えします。
ハレまち通りで捨てられるごみを少なくすることについてです。
通りのベンチ脇に放置されるなどのごみの対策については,公共の場所へごみを捨てないよう利用者のマナー向上を図ることや沿道事業者の方とも協力しながら,引き続き通りの美化に努めてまいりたいと思います。
以上です。
◎三宅泰司 教育長 4番,給食費の無償化についての項,無償化には幾ら財源がかかるかと一番の障壁は何かについて一括してお答えします。
学校給食費の無償化については,就学援助制度や生活保護制度での公的扶助分や教職員の負担分を除くと年約30億円の財源がかかり,毎年継続的に確保することが課題と考えています。
以上です。
〔3番前島慶太議員登壇〕
◆3番(前島慶太 議員) 市長と関係当局の皆様,御答弁いただきありがとうございました。
再質問に入らせていただきます。
まず,大きな1番,性感染症対策についてです。
これ要望なんですけど,小・中学校の学習指導要領には,小学校5年生の理科で人の受精に至る過程は取り扱わないものとするであったり,中学校の保健体育科で妊娠の経過は取り扱わないものとするとの一文で示される歯止め規定というのがあります。文科省は,性交渉について状況に応じて個別指導を行うことは可能とはしていますが,学校が個々で工夫して講師を呼ぶなどして性交渉,性感染症について生徒たちに教えているというのが現状だと思います。ぜひ市内の学校が性教育しやすい環境を整えていただけますと幸いです。これは要望とさせていただきます。
続きまして,大きな2番の外国人観光客を増やす取組についてです。
再質問させてください。
ピーチマークについて再質問です。
ピーチマークの申請をインターネット上でホームページからできるようになれば,より一層ピーチマークの輪が広がると思います。ぜひ,ピーチマークの申請をホームページからできるようにすることを考えていただけませんでしょうか。
大きな3番,ハレまち通りの1車線化事業の評価,検証についてです。
これもちょっと要望だけ述べさせてください。
今議会で出ている路面電車の延伸と同様に,このハレまち通りの1車線化事業も結構賛成,反対が拮抗する,市民を二分する事業だったと思います。こういう市民を二分する事業は,終わった後に検証を行って,効果がちゃんとありましたよというのを市民に伝えないと,市民の市政への不信感が募ってしまうと思います。
1車線化事業反対の方から,ハレまち通りが1車線化されたことでほかの道路で渋滞が発生しているんじゃないのという意見をよく聞きます。担当課の方にお話を伺ってみると,ほかの道路への波及効果の検証は難しいとおっしゃっていました。渋滞だったり波及効果というのはいろいろな要素が組み合わさって起こるものなので,確かにそのとおりであると思うんですけれど,いまだに納得していない根強い反対派の方を納得させるためにも,今回じゃなくても,次の検証でもいいと思うんで,ぜひほかの道路への波及効果も含めて検証していただきたく存じます。今のは要望とさせていただきます。
最後に大きな4番,給食費の無償化についてです。
教育長,答弁ありがとうございました。年間,今出している補助金というかそういうのを除いて30億円かかるということで,確かに30億円というと岡山市の一般会計が約3,600億円なんで,それの1%ぐらいと,確かにちょっと難しいのかなと私も答弁を聞いて思いました。すぐに小・中学校の全学年無償化というのは確かに厳しいかもしれません。でも,何年かかけて段階的に親御さんの負担を下げていくというのはどうでしょうか。例えば,3年,4年,5年というスパンで考えるのもいいと思います。例えば,1年目は中学校2年生,3年生の給食費を無償化して,2年目はその学年に加えて中学校1年生と小学校高学年も無償化しますとか,そういう段階的にというのでもいいと思います。
日本は今,加速度的に人口減少が続いていて,日本に復帰後ずっと人口増加を続けてきた沖縄県も人口減少に転じて,今人口が増えている都道府県は東京都のみと,特に若い世代の人口の奪い合いというのが各都市で都市間競争が激化していくと思います。
岡山県内で給食費の無償化の流れを見てみると,新見市は2024年度から給食費無償化を目指す流れがありますし,備前市は2022年度から子育て支援で無償化しています。総社市や瀬戸内市も物価高騰を受けて,今年度,2023年度の2学期,3学期について給食費を無償化しています。県内でも給食費の無償化の流れは起きているわけで,今後無償化するのが全国的な,県内でも盛んな流れになると思っています。ぜひ全国の,そして県内の他都市に先駆けて,岡山市も子育て支援頑張っているんじゃという意思を示していただきたいです。
本当に僕はこの自分を育ててくれた岡山市が大好きで,この岡山市に戻ってきました。岡山市の人口が増えて,さらに活気が増えたらよりいいなと思っております。ぜひ子育てしやすい環境づくりに力を入れていますよというのを対外的に示すことが大切だと思います。
最後,再質問させてください。
子育て支援としての岡山市の給食費無償化の優先度,これを改めて御答弁いただきますと幸いです。
以上で再質問を終わります。
○森田卓司 副議長 当局の答弁を求めます。
〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長 前島議員はまだこちらに来られて間がないわけですけども,給食費の無償化,これは各会派の人たちは随分議論してきたところであります。
話は少し変わるんですけど,子どもの医療費助成であります。
子どもの医療費助成について,中高での助成を行っていなかったのは岡山市だけだったんですよ,県内で。それを今年度予算からやることにしました。ちなみに政令市の中で中高をやったのは6番目なんです。どうしてそうなるかというと,こういう大きな都市は,財政需要が非常に大きい。したがって,その財源が不足して,なかなか投資できないという現状があるんです。だから,私はもう基本的には,この大都市問題というのは財源から変えていかなきゃいかんということで,特別自治市というのを今主張させていただいております。
ただ,現実は現実ですから,やらなきゃならないということで,今年子どもの医療費,今までもやっていましたけど上乗せ分は10億円だったんです。だけど,毎年70億円とか,その程度基金からの繰入れをして財政を切り盛りしてきているわけで,その10億円というのも非常に大きい。したがって,一定の基金をつくって,そこに繰り出していく,そういう制度をつくったんです。そこは,じゃあどんなお金を入れていくかというと,今,円安になりましたよね,極端な。極端な円安というのは,これ輸入が一定であっても消費税がぐんと上がるんですよ。だから,消費税分が岡山市は想定したよりも多く入った。そういったお金を基金に積んで,何とか中高生の医療費助成をやっていったという状況なんです。
給食費の無償化をやれれば皆さんに喜んでいただけるわけで,いいことは間違いないんですよ。ただ,医療費の10億円でそういう工夫をして,ようやくやっていく,こういう状況の中に30億円,それが例えば10億円,20億円,30億円という単位でも同じなんですけど,やはりある程度中期的な将来財源として,財源がきちっと我々としてうまく切り盛りできるという自信があってはじめてやらなければならないということだろうと思うんです。
今,政府のほうでは,給食費についても議論の対象にするとは言っています。我々としては政府の動きというのを注視していきたいと思っているんですけど,教育長も給食費を助成することが嫌だといってああいう答弁をしているんじゃない。この全体の中で,どうやってプライオリティーを決めてやっていくのかということであります。今の最後の質問からいくと,じゃあ放課後児童クラブとこちらの給食費とほかにいっぱいありますよね,いろんなものが。そういうプライオリティーってなかなかそう簡単にここで言えるような話でもないし,一つ一つの来年度の予算を議論するときに,そのときの情勢を見ながらプライオリティーを議論していく,そういうことになるだろうと。
よろしくお願いします。
◎小川祥子 産業観光局長 ピーチマークの申請をホームページからできるようにしてはという御質問についてです。
ピーチマークの認定件数でございますが,この事業を開始した平成28年度は13件でした。それが昨年度末には,今現在62件まで増えてきております。また,旅行者のニーズにも合わせていくということが必要であるということで,和食の料理店など,そういったニーズに合わせて対象となるお店においても声がけなどを行って,認定店の充実も図ってきているところではございますが,議員おっしゃられましたように,ピーチマークの認定に向けた申請方法についてはインターネットの活用なども含めて検討してまいりたいと思います。
以上です。
○森田卓司 副議長 以上で前島議員の質問は終わりました。(拍手)
ご利用について
この議会中継は岡山市議会の公式記録ではありません。
録画中継は、会議の翌日から起算して、おおむね3日後(土、日、祝日を除く)からご覧いただけます。ただし、編集の都合上、配信が遅れる場合があります。
映像配信を多数の方が同時にご覧になった際に、映像が正しく表示されない場合があります。
「岡山市議会インターネット議会中継」に掲載されている個々の情報(文字、写真、映像等)は著作権の対象となります。岡山市の許可なく複製、転用等を行うことは禁止されています。
戻る