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桑田 桂子 議員
令和5年6月定例会 6月23日(金) 本会議 一般質問
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内容
会議録
令和5年6月定例会
6月23日(金) 本会議 一般質問
公明党岡山市議団
桑田 桂子 議員
1 中区役所駐車場の利用について
2 烏城公園内のバリアフリー化について
3 要介護認定者のタクシー代の補助について
午前10時0分開議
○森田卓司 副議長 皆さんおはようございます。
これより6月定例市議会第6日目の本会議を開きます。
ただいまの御出席は43名であります。
─────────────
○森田卓司 副議長 会議録署名議員に鬼木議員,松本議員のお二人を指名いたします。
─────────────
○森田卓司 副議長 本日の議事日程は,一般質問並びに甲第91号議案から甲第93号議案,甲第95号議案から甲第130号議案までの39件の議案についてであります。
──────〇──────
△日程第1
一般質問
甲第91号議案~甲第93号議案,甲第95号議案~甲第130号議案
─────────────
○森田卓司 副議長 日程に入ります。
日程第1は,一般質問並びに甲第91号議案令和5年度岡山市一般会計補正予算(第2号)について以下39件の議案についてであります。
これらを一括上程し,一般質問を行います。
それでは,順序に従いまして桑田議員。
〔15番桑田桂子議員登壇,拍手〕
◆15番(桑田桂子 議員) 皆様おはようございます。公明党岡山市議団紅一点の桑田桂子でございます。
このたび中原淑子前議員の後継として初当選させていただきました。初当選以来,約50件市民相談,御要望をお受けしてまいりました。関係各所の皆様には大変お世話になり,本当にありがとうございます。今日は,その市民の皆様のお声から質問させていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
それでは,質問に入らせていただきます。
1番,中区役所駐車場の利用についてです。
現在,中区役所の駐車場は平日の夜間,また土日祝日は閉鎖されており,入り口付近に7台しか駐車することができません。もともと中区役所周辺地域は有料駐車場が非常に少なく,少し離れた後楽園周辺まで行かないとまとまった駐車場がございません。その後楽園周辺の駐車場も,週末には多くの観光客が来られることから,駐車場を確保するのも大変な状況です。また,駐車場を確保できたとしても,長距離を歩かないといけないため,非常に不便な状況になっております。中区住民の方々から,中区役所の駐車場が24時間いつでも利用できる状況になれば非常に便利になり助かるとの御要望がございました。
そこでお伺いいたします。
(1)中区役所の夜間,土日祝日の駐車場利用について,御所見をお聞かせください。
(2)現在の夜間,土日祝日の駐車場所に障害者用の駐車スペースがありません。今後,設置の御予定はございますか。御所見をお聞かせください。
次に2番,烏城公園内のバリアフリー化についてです。
岡山城は,昨年11月リニューアルオープン以来,県内外からたくさんの方が御来場されています。市長からも岡山市の観光の核として評価していただいているとのお言葉もございましたとおり,岡山城がある烏城公園内は今後も観光地としてはもちろんですが,岡山市民の憩いの場としても大いに期待するところでございます。
しかしながら,烏城公園を訪れた車椅子利用者の方から,岡山城がリニューアルオープンし天守を近くで見ることを楽しみにしていたが,エレベーターやスロープがなく天守までたどり着くことができなかったと大変残念なお話を伺いました。また,小さなお子様がいらっしゃる御家族からも,ベビーカーに子どもや荷物を載せたまま移動することが困難な箇所が何か所もあり,そのたびにベビーカーから子どもや荷物を降ろし,抱えて階段を上がられたとのことで移動するのが本当に大変だったとのお声も聞いております。岡山城がリニューアルオープンしたにもかかわらず,楽しみにされている方が訪れることができないのは非常に残念です。
岡山城は1966年に再建された鉄筋コンクリート構造で,6層の天守のうち1階から4階までエレベーターが設置されています。天守にエレベーターは設置されていても,残念ながらその天守にたどり着くことができないのです。ほかのお城の状況を調べたところ,戦前の1931年に再建された大阪城は再建時から天守内にエレベーターが設置されており,現在ではさらに外部の石垣部分にもエレベーターが設置されています。ほかにも天守内にエレベーターはないものの,城郭内に車椅子を補助する体制を用意しているお城や天守に達するまでの道のりにスロープが設けられているお城もございます。これまでの当局の御見解は,遺構や景観への影響が大きく今回の改修での整備は困難と判断しましたが,今後も引き続き検討を行いたいと考えておりますとのことでした。
そこでお伺いいたします。
(1)エレベーターの設置について,困難と判断された経緯や理由を教えてください。
(2)ほかのお城の状況をお調べになられたのか,お聞かせください。
(3)エレベーターについて,岡山城にふさわしい外観を備えた,エレベーター自体が名所になるくらいのエレベーターの設置を御検討されてはどうでしょうか。また,市民の皆様からエレベーターの外観のアイデアを募集するようなイベントを開催されてもいいのではないでしょうか。御所見をお聞かせください。
(4)天守に通ずる道へのスロープ設置も必要であると考えます。スロープ設置についての御所見もお聞かせください。
3番,要介護認定者のタクシー代の補助についてです。
少子・高齢化が進む中,老老介護や高齢者単独世帯も多く,タクシーを使う機会が非常に多くなっており,金銭面での負担も大きくなっております。現在,身体障害者1級・2級の方,療育手帳Aの方についてはタクシーチケットが支給されており,大変喜ばれております。しかし,現在の要介護認定者に対しての輸送のサービスは,単独で電車やバス等の交通機関の利用が困難な方が対象とされており,かつ指定されたデイサービス等の事業所を通じてしか利用ができず,車の台数や時間帯にも制限があるため誰でも利用できるサービスとは言えない現状です。
通院や転院等で車椅子に乗ったままでしか移動ができない方やストレッチャーを利用して寝たままの移動が必要な方は,介護タクシーを利用されています。介護タクシーは,通常のタクシー料金よりもかなり高いタクシー料金を支払わなければならず,タクシー会社の介助者が複数になればさらに割増し料金となります。多大な家計負担となっている現状でございます。あわせて何とか自力で公共交通機関を利用されている方も,最寄りのバス停や駅まで行くのが大変な方も多く,最寄りのバス停や駅までタクシーを利用されている方もたくさんおられます。このような状況から,要介護認定者に対してもタクシーチケットの支給や介護タクシー料金の補助等,経済的支援が必要と考えます。御所見をお聞かせください。
以上で1回目の質問を終わります。(拍手)
○森田卓司 副議長 当局の答弁を求めます。
◎安東功夫 中区長 1番,中区役所の駐車場の利用についての項,夜間,土日祝日における駐車場利用についての所見と障害者用駐車スペースの設置について一括してお答えいたします。
中区役所庁舎内駐車場は,区役所を利用される方のために設置した駐車場です。夜間,休日につきましては,区役所を利用される方のため管理面も考慮し平面駐車場に7台の駐車スペースを確保しておりましたが,障害者用駐車スペースは確保しておりませんでした。
議員御指摘のとおり,中区役所といたしましてもバリアフリーの観点から早速夜間,休日の駐車場のレイアウトを工夫し障害者用の駐車スペースの確保と駐車台数の増加を図ったところです。
なお,休日につきましては,マイナンバーカード交付日や選挙時の期日前投票などの開庁日には立体駐車場も含めて全面使用可能としております。
今後も引き続き,中区役所を利用される方の駐車場として運用してまいりたいと考えております。
以上です。
◎小川祥子 産業観光局長 2,烏城公園内のバリアフリー化についての項,エレベーター設置を困難と判断した経緯や理由,他のお城の状況を調べたのか,岡山城にふさわしい外観を備えたエレベーター設置やアイデア募集イベントの開催を検討してはについて一括して御答弁いたします。
烏城公園内のエレベーター設置については,岡山城の大規模改修に伴うバリアフリー化を考える中で検討し,最終的に3か所の候補地に絞り,地形条件,アクセス性,景観,遺構への影響,コストなどについて調査いたしました。天守閣北側の候補地については,岡山後楽園からの人通りが最も多い場所であり,人気の撮影スポットである月見橋や廊下門手前からの景観を大きく損なうものでした。天守閣南側については,石垣が高く,高低差が最も大きくなるとともに,岡山城の魅力である石垣の見せ方に支障が出るものでした。天守閣東側については,井戸跡など遺構の密度が高い場所であり,貴重な遺構への影響が大きいものでした。検討過程において,天守閣外にエレベーターが設置されている大阪城,名古屋城,唐津城を視察しておりますが,史跡指定前にエレベーターを設置していた,昭和の再建時に設置した階段をエレベーターに変更したなどの状況でありました。これらを総合的に検討した結果,このたびの改修ではエレベーターの設置は難しいと判断し,実現可能性が高い項目から取り組むこととして階段への手すり設置や園路舗装などを整備したところでございます。
今後もハード・ソフト面から継続的な見直しを図っていく中で,議員からの御提案も含め様々な御意見に耳を傾けながら,どんなことができるか考えてまいります。
次に,スロープの設置についてです。
岡山城の改修に当たって,スロープの設置についても検討いたしました。その検討では,岡山城下の段と天守閣がある本段までの高低差が最も低い雁木門周辺のルートと建築物のない鉄門跡から中の段を経由するルートが候補地となりました。雁木門周辺のルートでは,国が定める都市公園の移動等円滑化整備ガイドラインに合致するよう8%の勾配にすると全延長は約128メートルとなり,大きな基礎と基礎ぐいも必要となるため,遺構に大きな影響を与えることが分かりました。また,鉄門跡から中の段を経由するルートでは,基準の勾配を確保できず,車椅子やベビーカーなどが安全に上り下りできないことが判明いたしました。結果として,スロープの設置は困難と判断したところです。
以上です。
◎後河正浩 保健福祉局長 3番,要介護認定者のタクシー代の補助について御答弁申し上げます。
令和4年度末の要介護・要支援認定者数は約4万1,000人でございまして,10年前の平成25年と比較して約7,000人増加しており,今後も増え続けると見込まれております。こうしたことから,現行の障害者の方を対象としたタクシー料金の助成制度を要介護認定者へ拡充するということは困難と考えております。
ただ,一方で議員御指摘のように,経済的あるいは心身の状況や家庭の事情などから公共交通を利用することが困難であるといった声があることも承知しております。今後他都市の事例なども参考にしながら,どのような支援なら可能なのか研究してまいりたいと考えております。
以上です。
〔15番桑田桂子議員登壇〕
◆15番(桑田桂子 議員) 御答弁ありがとうございました。また中区長,わざわざありがとうございました,御遠方から。
2つ目の烏城公園内のバリアフリー化についてですが,当局にも市民の多くの皆様からお声が届いているとお聞きしております。これは要望でございますが,ぜひとも早期のタイミングで,まずはエレベーターの設置が可能な場所があるのかどうか,再度御調査及び御検討を始めていただきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
3つ目の要介護認定者のタクシー代の補助について再質問させていただきます。
要介護認定者の中でも,3から5の方,介護の度合いが非常に強い方々でございます。要介護3は基本動作だけでなく全面的な介助が必要,要介護4は自力で生活することが難しく全面的な介護が必要,要介護5は介護なくしては生活は不可能である,いわゆる3から5の認定者の方は自力で生活が著しく困難な方々で,特に高額な介護タクシーの利用者が多いようでございます。まずは,要介護度の高い方々を対象に補助を御検討いただいてはいかがでしょうか。御所見をお願いいたします。
以上です。
○森田卓司 副議長 当局の答弁を求めます。
◎後河正浩 保健福祉局長 御指摘のように,どういった制度でも現実の運用上は給付支援等について一定の要件,区切りを設けることになります。今議員御提案のようなことも含めまして,どういう切り口でどういうオプションで考えられるかということにつきましてしっかり研究してまいりたいと考えております。
以上です。
○森田卓司 副議長 以上で桑田議員の質問は終わりました。(拍手)
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