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松田 隆之 議員
令和5年2月定例会 2月24日(金) 本会議 個人質問
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内容
会議録
令和5年2月定例会
2月24日(金) 本会議 個人質問
自由民主党岡山市議団
松田 隆之 議員
*一問一答方式
1 岡山市の将来の都市の形について
2 災害時の健康被害防止について
3 情報発信力の強化について
4 高齢化による自助,共助,公助について
次は,順序に従いまして松田隆之議員。
〔29番松田隆之議員登壇,拍手〕
◆29番(松田隆之 議員) 皆様こんにちは。自由民主党岡山市議団の松田隆之でございます。
寒い中,議場にまで足を運んでいただいた皆様,またoniビジョン放送を御覧の皆様,ありがとうございます。
さて,私たち市議会議員の任期も残り僅か,4月になれば4年に1度の審判を受けることになり,多くの議員の皆さんは忙しい毎日を送っておられることと存じます。そして,今期をもって御勇退なされる先輩議員の皆様,長きにわたり市勢発展のために御尽力をいただき感謝申し上げます。また,長年岡山市役所に勤務され,3月末に御退職なされる職員の皆様,本当にお世話になりました。私も退職して11年になりますが,退職時には寂しさとほっとした気持ち,また新しい職場への不安など本当に複雑な思いでございました。恐らく退職される皆様も同様の気持ちではないかと思います。どうぞお元気で第2の人生を踏み出していただきたいと願っております。
それでは,通告に従い質問に入らせていただきます。
1,岡山市の将来の都市の形について。
本市の将来に向けた都市の形は,周辺地域と都心が調和し,持続的に発展できる都市づくりを目指しています。このため,周辺地域に活力ある拠点が形成され,都心,地域拠点,地域生活圏内の各エリアがネットワークで結ばれ,さらには周辺市町や国内外の諸都市とも交流,連携を深めるコンパクトでネットワーク化された都市づくりを進めております。
この方針を実現するための実行戦略として,令和3年3月に都市計画マスタープランの一部となる岡山市立地適正化計画を策定しており,目標年次は長期的な視点に立ち令和20年度とし,都市の将来像は21世紀中頃を念頭に描かれております。
本計画では,都市機能誘導区域は医療,福祉,商業といった生活サービス施設などの立地を誘導する区域としており,地域拠点であれば拠点の中心から400メートル圏としております。
また,居住誘導区域は,人口減少の中にあっても一定のエリアにおいて人口密度を維持することにより生活サービスやコミュニティーが持続的に確保されるよう居住を誘導する区域で,地域拠点や鉄道駅においては中心から半径800メートル圏としております。
そして,都市づくりの進捗状況を確認するため,都市のコンパクト化に関する指標として,居住誘導区域内の人口密度を計画時と同様の1ヘクタール当たり60人としております。また,ネットワークに関する指標として,自宅から都心や身近な拠点に公共交通で30分以内に行ける人口を総人口の51%,36.1万人としております。
そこでお尋ねいたします。
(1)都市づくりの方向性について,いま一度大森市長の思いをお聞かせください。
(2)立地適正化計画の策定から2年が経過しますが,どのような取組がなされたのでしょうか。また,目標年次の令和20年度を目指した長期的な施策についてお示しください。
(3)私の住んでいる高松地域では,公共交通のネットワーク向上に大きな期待を寄せております。しかしながら,中鉄バス路線が休止して4年,JR桃太郎線LRT化計画も中断しております。周辺地域におけるネットワーク強化策についてお聞かせください。
(4)将来の都市の形,コンパクトでネットワーク化された都市づくりに関し,取りまとめた資料が見当たりません。市民に正しく理解してもらい,都市づくりに協力してもらうため,分かりやすいパンフレットや動画の作成をしてはどうでしょうか。御所見をお聞かせください。
(5)市街化調整区域では,50戸連檐制度により自己用住宅などの一定の開発を許容することによって,地域特性に応じた土地利用の誘導を行っております。しかし,都市づくりの方向性には反しており,調査検討が続いております。今までの調査検討結果と今後の方向性についてお示しください。
2,災害時の健康被害防止について。
我が国には,地震,台風,洪水など様々な自然災害が存在しており,近年では地球温暖化の影響もあり,発生件数は変動を伴いながら増加傾向で,1995年の阪神・淡路大震災,2011年の東日本大震災では大規模な被害を記録しております。
平成30年7月の西日本豪雨では,豪雨災害としては初めて激甚災害として指定されるなど広範囲に大きな被害をもたらしました。こうした1時間降雨量50ミリを上回る大雨の発生件数がこの30年で1.4倍に増加しており,今後も気候変動の影響により水害が頻発することが懸念されております。
また,地震多発国の日本には,全国で約2,000もの活断層があり,このうち近い将来に発生の切迫性が指摘されている南海トラフ地震の岡山県の想定被害は,津波の高さ3.4メートル,死者数3,111人,負傷者数1万1,745人,避難者数34万2,177人,建物全壊及び大規模半壊が約3万1,000棟となっており,建物の耐震化や避難先の確保など万全の準備が求められております。
現在,岡山市地域防災計画及び関連計画,マニュアルの抜本改定の作業中とお聞きします。
そこでお尋ねいたします。
(1)災害対策基本法には,国,都道府県,市町村それぞれの責務が明記され,防災計画の作成と実施に関し,市町村は関係機関や他の地方公共団体の協力を得るとなっております。市民の生命,身体及び財産を災害から保護するため,国及び県との協力体制についてお示しください。
(2)災害時には,道路寸断で救急車が呼べない,避難生活で持病の薬がない,医療機関への受診ができないなど,災害医療では患者と医療関係者のアンバランスが指摘されています。災害時の医療計画についてお示しください。
(3)避難所では,動かないことによる生活不活発病,エコノミークラス症候群,感染症,破傷風,心の健康被害などが心配されております。健康被害防止策についてお示しください。
(4)避難所内の方々及び孤立被災地域への医薬品の供給についてどのように考えておられるのでしょうか,お示しください。
3,情報発信力の強化について。
市の政策を分かりやすく発信し,市が進めるまちづくりの目標や課題を市民の皆様に理解していただくことによりまちづくりの推進力へ変えていくことは重要でございます。
令和3年度の市民意識調査によると,市の情報を得る手段としては,「市民のひろば おかやま」から情報を得る市民が最も多く,令和元年度との比較ではSNSから情報を得る市民は倍増しております。情報伝達の多様化もあり,今後はLINE,ユーチューブなどのSNSやデジタルサイネージ等による動画配信はますます増加するものと思います。
来年度予算資料では,情報発信力強化事業拡充との記載がございます。
(1)拡充される情報発信力強化事業について,事業概要と効果をお示しください。
(2)現在,市の公式LINEには,広報紙,コロナ情報,当番医など市民の関心の高いサイトへのリンクを表示しております。来年度には,市民から道路,公園の損傷など危険度の高い通報を受けるシステムの導入に向け,メニュー画面の充実を図る予定とお聞きします。
そこでお尋ねいたします。
ア,メニュー画面の充実内容についてお示しください。
イ,道路等通報システムの概要,課題についてお示しください。
4,高齢化による自助,共助,公助について。
自分たちの地域を自分たちの力で守り育てる,地域では当たり前のように行われています。ところが,高齢化が進み,地域コミュニティーで支え合って解決しましょうとの共助が成り立たなくなりつつあります。
地域の皆様が連携し,防犯,防災,環境美化,地域福祉,健康づくりなど様々な場面で取り組まれている共助ですが,高齢化により川掃除,池の土手刈り,道普請,草刈りなど難しくなっております。
町内で市道沿いの草刈りをやっていたが,草刈り機を使う人が減り,できなくなった。また,川掃除の縮小,池の土手刈りを町内会費で請負に出すなど,周辺地域では自助,共助から公助を求める声が強くなっております。
(1)自助,共助,公助の3つのバランスを図ることこそ大切であり,意義あるものと考えます。やりたくてもやれなくなった市有地の草刈り等について,どのように認識しておられるのでしょうか。
(2)農業用施設整備や河川改修,公園整備に道路整備,これら多くの修繕,工事を担当するのは,各区の地域整備課と北区土木農林分室です。しかし,それらの予算は,道路港湾管理課や農村整備課など多くの予算元課から送られたものです。予算がないとの担当課職員の言葉を耳にします。
そこでお尋ねいたします。
ア,地域要望に基づいた予算を確保できないのでしょうか。御所見をお示しください。
イ,令和4年度,北区土木農林分室へ寄せられた要望事項について,どの程度が施工され,どの程度が未施工となっているのでしょうか。割合,件数でお示しください。
以上で1回目の質問を終わります。
御答弁よろしくお願いいたします。(拍手)
○和氣健 議長 当局の答弁を求めます。
〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長 松田隆之議員の質問にお答えいたします。
私は,都市づくりの方向性についての考えを示せということでありますが,もうここで松田議員が言われたとおりであります。周辺地域と都心が調和し,持続的に発展できる都市づくり,またブレークダウンしますと,周辺地域に活力ある拠点が形成され,都心,地域拠点,地域生活圏内の各エリアがネットワークで結ばれ,さらには周辺市町や国内外の諸都市とも交流,連携を深めていく,こういう考え方であります。
ただ,難しいのは,それぞれの地域拠点といいますか,その中でどういう活力を求めていくのかということでありまして,それは多分一概に言うことはできないだろうと思います。官の動きが強いところは官の動きもあるでしょうし,そして民のプロジェクトをどうやってブラッシュアップしていくのかということにもなっていくでしょうし,その地域地域で問題を提起し,解決に導いていく,そういうことしかないだろうと思っております。
そして,もう一つ重要なのがネットワークであります。今日も盛んにこのネットワークの話が出ております。それだけ市議の皆さんがお話しされるというのは,その問題に危機感があるからだろうと思っております。私もその点については十分承知しているつもりであります。バス協のほうから路面電車を含めて議論したいという話が出てきました。ようやくコロナも収束とまではいっていませんけれども鎮静化しているところであります。そういった議論を深めながら,先ほど指摘された,そういうまちづくりについて前進できるよう頑張ってまいりたいと思います。
以上です。
◎平澤重之 都市整備局長 1の岡山市の将来の都市の形についての項,周辺地域におけるネットワーク強化策についてです。
岡山市では,持続的に発展できる都市を形成するため,周辺地域に活力ある拠点が形成され,都心,地域の拠点,地域生活圏の各エリアが公共交通で結ばれたコンパクトでネットワーク化されたまちづくりを進めることとしております。
こうしたことから,周辺地域においては公共交通による都心との連携強化を図るため,桃太郎線のLRT化,バス路線再編,駅前広場整備,パーク・アンド・ライドのための駐車場・駐輪場整備などに取り組んでいるところであり,またバス路線が存在しない,あるいは廃止された交通不便地域では,地域住民が主体となったデマンド型乗合タクシーの導入を進めております。
なお,高松地域においては,備中高松駅に駐輪場を整備しております。
引き続き,鉄道やバスなど公共交通を中心とした利便性の高い公共交通ネットワーク構築を目指し,各種施策に取り組んでまいりたいと考えております。
次に,50戸連檐制度についてです。
50戸連檐制度につきましては,日本共産党を代表されての竹永議員に御答弁したとおりです。
以上です。
◎林良太郎 都市整備局都市・公園担当局長 同じ項,まず立地適正化計画策定後の取組と長期的な施策についてお答えいたします。
松田議員も言及されましたけども,立地適正化計画というものは,都市全体の観点からの医療,福祉,商業などの都市機能や居住の立地,公共交通の充実に関する包括的な計画であり,誘導区域や誘導施設を定め,届出制度などの誘導手法を通じ,長期的な時間軸の中で緩やかに都市機能や居住の誘導を図るものであります。短期的な効果は現れにくいものの,長期的な効果が期待できる取組であると考えております。
本市では,令和3年3月の計画策定以降,計画の目標年次である令和20年度の都市の姿を展望し,届出制度を活用するなど各種施策を実施してきたところであり,これらの取組を引き続き推進することによって,都市機能や居住の誘導に努めてまいりたいと考えております。
この項最後に,コンパクトでネットワーク化された都市づくりについてのパンフレットや動画の作成です。
本市では,立地適正化計画策定に際し,計画を分かりやすく説明した資料を作成し,市民の皆様に御理解と御協力をいただけるよう丁寧な説明に努めてきたところです。
松田議員の御指摘も踏まえ,今後さらに分かりやすい説明ができるよう検討してまいりたいと考えております。
以上です。
◎荒木昭彦 危機管理監 2番,災害時の健康被害防止についての項,国及び県との協力体制についてお答えいたします。
まず,国との関係では,国土交通省中国地方整備局と災害時に迅速かつ円滑な対応を図ることを目的とした災害時における相互協力に関する基本協定を締結しております。また,総務省応援派遣室が,全ての都道府県,市町村を対象として応急対策職員派遣制度を設けております。さらに,気象台とは,ホットラインにより災害時には情報共有や意見交換を行っております。
また,岡山県とは,人員派遣や物資の供給等を実施するため,岡山県及び県内各市町村の災害時相互応援協定を締結しているところでございます。
以上です。
◎宮地千登世 保健福祉局感染症対策担当局長 同じ項,災害時の医療計画についてお答えします。
地域防災計画に定める医療救護活動について,大規模地震などの災害から市民の生命と健康を守るための医療救護体制及び保健医療救護活動を確立することを目的に,岡山市保健医療救護計画を策定しております。
医療機関が多数被災し,必要な医療の提供が見込めない場合や,交通網の機能が低下し,医療機関への交通手段の確保等が困難な場合など,災害の規模や時間の経過等に応じ,災害派遣医療チームの受入れや救護所を設置するなどにより,被災者への医療,相談の提供などを行うこととしております。
次に,避難所での健康被害防止策,医薬品の供給について一括してお答えします。
保健医療救護計画において,主として保健師から成る保健・衛生チームが避難所や孤立地域を巡回し,医療ニーズの調査や健康支援,感染症対策などを行うこととしております。
健康支援としましては,避難者の健康状態を把握し,必要な支援につなげることやエコノミークラス症候群や廃用性症候群等の予防対策,心のケア,栄養指導や栄養相談などを実施します。
感染症対策としましては,感染予防に関する啓発や衛生指導,感染症の発生状況の調査などを実施いたします。
医薬品の供給については,保健師が巡回する中で医薬品の必要性を把握いたします。
大規模災害時には,広域的な資源配分が必要なため,医薬品等の調達確保は岡山県を通じて行うこととなります。
以上です。
◎藤澤明彦 市長公室長 3番,情報発信力の強化についての項,まず情報発信力強化事業の概要とその効果についてです。
来年度は,情報発信プロジェクト「わかるかわる岡山市」において作成する動画を3本から4本に増やすとともに,職員向けの研修等を実施しようとしております。
また,市公式LINEにセグメント配信機能を導入し,利用者のニーズに合わせたジャンルの情報を配信するほか,広報紙「市民のひろば おかやま」の特集記事を年4回から年6回に増やしていきたいと考えております。
これらの拡充により,情報を発信する機会が増えるとともに,職員の広報マインドが向上することで,より効果的な情報発信を行おうとするものです。
次に,市公式LINEメニュー画面の内容についてです。
市ウェブサイトの主要なページや利用の多い手続のページ,市の各種アプリ等へのリンクの拡充と,直感的に分かりやすく表示することを想定しております。
以上でございます。
◎平澤重之 都市整備局長 同じ項,公式LINEについてのうち,道路等通報システムの概要,課題についてです。
道路等通報システムは,市の公式LINEの中の一つの機能として,市民からの道路損傷等の情報を受けるシステムです。
このシステムは,道路損傷等を発見した市民の方が市の公式LINEのメニューに沿って位置情報や損傷状況等の写真を送信することにより,状況把握がより明確かつスピーディーになることから,効率的な維持管理を行うための有効なツールとして期待しております。
また,同様のシステムを導入している他都市へのヒアリングの中では,特に問題があるとは聞いておりません。
以上です。
◎小川祥子 産業観光局長 4,高齢化による自助,共助,公助についての項,やりたくてもやれなくなった市有地の草刈り等についての認識はとの御質問については,おかやま創政会を代表されての小林議員に御答弁したとおりです。
以上です。
◎平澤重之 都市整備局長 同じ項,予算確保についてのうち,地域要望に基づいた予算を確保できないかについてです。
地域からの要望を受けて実施する道路や農業用施設等の維持,修繕,改修等の予算については,各区の事業担当部署において関係者の同意,協力や地域バランス等を考慮した上で,予算編成方針に従い必要な予算を算出し,予算元課において取りまとめた上で予算要求を行い,予算確保に努めているところです。今後とも地域からの要望に対応できるよう必要な予算確保に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
◎竹本泉造 北区長 同じ項,令和4年度に北区土木農林分室に寄せられた要望事項について,施工,未施工の割合,件数を示せという御質問であります。
令和4年度に土木農林分室へ寄せられた要望は,主に道路や公園,農業用施設の修繕などで令和5年1月末現在285件となっています。そのうち,令和4年度中に完了見込みの要望が全体の約3割,件数で約90件となっており,残りの約7割は来年度以降に実施予定の要望や現地調査の結果,市の所管でないなど対応ができない要望となっています。
以上でございます。
〔29番松田隆之議員登壇〕
◆29番(松田隆之 議員) どうも御答弁ありがとうございました。
それでは,一問一答形式で再質問に入らせていただきます。
まず,将来の土地の形,コンパクトでネットワーク化された都市づくりの方向性なんですけれども,市長さんから御答弁いただきました。ありがとうございました。本当にコンパクトばかりが強調されるとすごく誤解を招くんじゃないんかなと思います。周辺のネットワーク強化策についても,先ほども市長が言われましたけれども,長期的な視点でありますけれど,よろしくお願いいたします。
そうした中で,私は分かりやすいパンフレットや動画を作成してはどうかと質問すると,分かりやすい説明をまた検討するとの御答弁がありました。この議会に何回も出ておりますけれども,「わかるかわる岡山市」ですね。昨年の11月からそういう情報発信プロジェクトが始まっております。現在,街歩きと地域力と交通の動画3本がありますね。先ほど来年にはもう一個増えるよみたいな答弁もあったんですけれども,私はこの「わかるかわる岡山市」で都市づくりの説明動画を制作してはどうかなと思うんですけれども,御答弁お願いします。
◎藤澤明彦 市長公室長 「わかるかわる岡山市」での動画のテーマとしてはという御提案と思います。
来年度の動画作成のテーマの選定に当たってはこれからというところではございますが,関係部署と協議の上決定することとなります。その中で一つの参考とさせていただけたらと思います。
以上です。
◆29番(松田隆之 議員) ありがとうございました。またぜひとも御検討いただきたいと思います。
それから,この項は要望なんですけれども,50戸連檐制度,共産党の竹永議員の質問にお答えしたとおりというような御答弁だったんですけれども,この50戸連檐制度って,私が地域を歩いているとすごい尋ねられることがあるんですね。先日の御答弁も踏まえて,周辺地域の議員としては地域コミュニティーの維持,活性化を図るため,50戸連檐制度は廃止しないでいただきたいということだけ申し上げておきます。
それから,災害時の健康被害防止の項なんですけれども,この質問に至った経緯というのは,昨年岡山県難病団体連絡協議会主催の難病フォーラムというのがあったんですね。そこに私は参加して,災害救護活動を数多くやっておられる渡邉暁洋助教のお話を聞いて,災害時の医療って大変なんだなあと,重要なんだなあということを感じてこの質問にしました。
先ほどの御答弁の中で,災害派遣医療チームというのはDMATですね,その御答弁もあったと思うんですけれども,やはり国から通知文も出ておりますけれども,DMATじゃなくてDWAT,災害派遣福祉チームですね,民間で社協さんが中心になっておられると思うんですけれども,そういう人に避難所も助けていただいたらいいんじゃないんかなと思います。そういうことを避難所の運営マニュアル等にも記載して,そういう民の力も借りていくべきだと思っております。御答弁お願いします。
◎宮地千登世 保健福祉局感染症対策担当局長 今,松田議員がおっしゃられたDWAT,災害派遣福祉チームを避難所等で活躍していただけるように計画等に反映させていく方向はどうかというようなお話だったと思います。
こちらも令和4年7月に国のほうから都道府県に向けてそういうふうな保健,医療,福祉の活動についての通知が出ているというのも把握しております。ただ,DWATにつきましては岡山県において既に組織ができておりまして,パンフレット等も作成されているとお聞きしております。
市のほうはまだ福祉部門のところでちょっと落とし込みはできてはおりませんけれども,実際に本部,避難所等で福祉部門の方の御協力をいただくというのは大変大事なことだと考えております。今後どういうふうな形で連携して対応していただけるのか,計画等にどう落とし込みするのかというのは考えていきたいと考えております。
以上です。
◆29番(松田隆之 議員) ありがとうございます。医療計画もそうですし,運営マニュアル,ああいうものにも僕は落とし込んでいけばええと思うんですよ。民の力を借りてそういう医療関係の仕事もやっていただくというのは大切なことなんじゃないかなと思っております。
次に,情報発信力強化で,道路通報等システムについて御答弁いただきました。私は,これにすごい大きな期待をしているんです。LINEで公園なり道路が損傷したところを通報する。本当に市民の通報によっていち早く改善されればいいがなあと大きな期待をしているんです。
1点だけお伺いします。
通報した方は,自分が通報したことがすごい気になると思うんですね。ここの道路を直してくださいねと通報しますよね。通報したらすごい気になるじゃないですか。その通報者に対してこうするよというようなもの,LINEでいただいたら何か返信を考えておられるんでしょうかね。
◎平澤重之 都市整備局長 LINEで道路損傷情報等を御提供いただいた方への補修等の状況とかの回答という御質問だったと思いますけれども,現状では双方向のやり取りというのは考えていません。
◆29番(松田隆之 議員) 都市整備局長,今考えていないということだったんですけど,研究はしてみてほしいんですね。都度返信することは僕は要らんと思うんですよ。ただ,通報した人は自分の通報したことがどうなるのかというようなことも気になると思うんで,その人に返信するか,どこかそういう共通のサイトを設けてこういう通報があったからこうしたよというのを知らせるとか,何かそういうことを考えていただきたいなと思います。これは要望しておきます。
それから次に,高齢化による自助,共助,公助について,本当に申し訳ないんですけど,やりたくてもやれなくなった市有地の草刈り等について,もう一度認識を教えていただきたいんですが,よろしくお願いします。
◎小川祥子 産業観光局長 道路や用水路などの公共施設の維持管理等の作業につきましては,地域の方々にも御協力をいただいております。先ほど松田議員もおっしゃられました高齢化が進む地域によっては,やはり作業が困難になりつつあるということは認識しているところです。
以上です。
◆29番(松田隆之 議員) 私が申し上げたいのは,困難になって,そのまま放っとくんじゃなくて,困難になってできなかったら,その地域に市の人が入って協力を求めるなり,それは市のほうがやるよといった,双方の話合いの場を設けていただきたいと思うんです。再度御答弁を。
◎小川祥子 産業観光局長 話合いの場をという御質問だと思います。
地域の状況ももちろん様々でありますので,御相談をいただきながら,もちろん市の職員も現場を確認するなどして,必要があれば対応させていただく。現在も委託のほうをさせていただいたりとかもしております。今後もしそういったやりたくてもやれなくなった場所等がありましたら御相談いただければと思います。
以上です。
◆29番(松田隆之 議員) そうですね。いきなりやってくれということでもないんで,そこは地域に入って相談に乗ってあげてほしいと思います。これは要望です。
それから,北区土木農林分室のお話を聞かせていただきました。土木農林分室ってすごい大変だなあと,僕行くたんびに思うんです。本当に地域要望の施工,年間285件ぐらいあって,うち3割が施工できて,未施工分というか,次に渡す部分が7割というようなことでした。土木農林分室って,道路管理者として維持,修繕せにゃあいけん,それから他課からいろんな要望がある,年間600件ぐらいやっていると私はお聞きしているんですね。本当に大変だなあということでもう敬意を表しております。
そうした中ではありますけれども,要望を受けて3割ができて,7割が次にというのは,ちょっと驚いとんですわ。3割しかできなくて7割が送られる,その原因というのはどこにあるんですか。
◎竹本泉造 北区長 毎年,要望につきましては時期も決まっていません。その都度出てくる案件ということもあると思います。それから,職員が足りているのか足りていないのかということも想定にはあると思います。全庁的に人の部分については考えていかなければいけないと思うんですけれども,状況としてはそういった要因ではないのかなあとは思っております。
○和氣健 議長 以上で松田隆之議員の質問は終わりました。(拍手)
本日はこれをもって打ち切り,次の本会議は2月27日午前10時に開き,引き続き個人質問を行います。
本日はこれをもって散会いたします。
御苦労さまでございました。
午後2時55分散会
ご利用について
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