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太田 栄司 議員
令和5年2月定例会 2月28日(火) 本会議 個人質問
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内容
会議録
令和5年2月定例会
2月28日(火) 本会議 個人質問
おかやま創政会
太田 栄司 議員
1 情報発信力強化事業について
2 GIGAスクール構想の推進について
3 消防力の強化について
(1) 高規格救急車の導入について
(2) 消防団員の処遇について
(3) 火災警報器の設置などについて
次は,順序に従いまして太田議員。
〔9番太田栄司議員登壇,拍手〕
◆9番(太田栄司 議員) 皆様おはようございます。おかやま創政会の太田栄司でございます。
傍聴にお越しの皆様,本当にありがとうございます。また,インターネットで御視聴の皆様も本当にありがとうございます。
先日,岡山市内,また私の地元の辺で撮影がありまして,先日テレビ放映がありました。皆さん見られたでしょうか。桃の産地,ブドウの産地が映っていたのを見られたかどうか分かりませんけど,それを見ていて岡山市民の皆さんの温かさ,また地域の自然の豊かさなんかが表現されていて,いいまちだなあと思ったところであります。
私の地元には,40年,50年前に造成された大型団地がございまして,だんだんと高齢化率や空き家率が上昇しつつあります。このままでは地元の方々,また今ある小学校や幼稚園の行く末はどうなるんだろうなあと心配しているところでもありますし,またバス運行についても今はありますけど,今後どうなっていくんだろうかと不安に思っているところです。
空き家対策,活用など,これまでとは違った考え方で,違った目線で大型団地の維持などについては当局の皆さんと一緒になって考えていけたらいいなと思いながら,それでは通告に従いまして質問に入らせていただきます。
大きな1番,情報発信力強化事業について。
これまでも,岡山市も様々な媒体を用いて情報発信を行っています。ここ数年は,ツイッター,フェイスブック,ユーチューブやLINE,インスタグラムなど,SNSを活用した情報発信の動きが活発になってきているところです。
しかし,それら全ての情報発信がツールの特性に応じて適切に行われている状況なのでしょうか。受信者の立場を考えず,一方的な情報発信になっており,いいねに代表される評価や思うような情報の拡散につながらないこと,自治体などから発せられる信用のおける情報であったとしても,SNS上で価値ある情報として扱われることは難しいのではないでしょうか。若者に自治体などが発する注意情報にいかに接してもらうか,有用に感じてもらうか,そして周囲にも知らせたいと思ってもらうかが重要となります。
こうした中,今回岡山市はさらなる情報発信の強化を図るため,市公式LINEにセグメント配信機能を導入し,登録者のニーズに合わせた必要なジャンルの情報を配信しようとされております。
そこでお尋ねします。
(1)改めてお聞きしますが,来年度から実施しようとするLINEセグメント配信機能がどういったものなのか,どういった効果を期待しているのか,お聞かせください。
(2)情報発信だけでなく,今回道路や公園の損傷の情報などを提供いただくことも想定しているようですが,その情報に対しての対応状況などのアンサーの発信も必要ではないかと考えます。この点についてはどのようにお考えでしょうか。
また,できれば双方向的なやり取りができるような機能を持たせる,アンサー,フィードバックができるように整備はできないものでしょうか。
大きな2番,GIGAスクール構想の推進について。
このことについて,現場からのハード,ソフト両面から改善要求が極めて強い問題です。来年度の関連予算について,現場の改善要望に対し当面必要,十分なものとなっているのか,またGIGAスクール構想の推進が明確に展望できるものとなっているのか,心配は尽きません。
(1)年度替わりの際,子どもたちのIDの振替や設定変更など大変な作業があると伺っており,改善の指摘が強いところです。このことについてはどのように改善されていますか。
(2)今年度は,環境整備をされる予算が要求されていますが,大人数がアクセスした場合や校内でも通信が届かない場所があるとお聞きしております。通信容量の拡大,通信エリアの拡大など,どこに重点を置いて整備するのでしょうか。
(3)ICT担当教員の日常的な負担や長時間勤務が問題となっています。このことについては,来年度どのように改善されるのでしょうか。
(4)先ほどの件に関わって,工夫などの範囲では解決できないのではないかと思いますし,ICT支援員の配置だけで大丈夫かとの思いもあります。業務委託に出していくことも視野に入れる必要があるのではないかと思いますが,いかがでしょうか。
また,その議論をするためにもICT担当教員の働き方の見える化が必要ではないかと思いますが,その点はいかがでしょうか。
(5)端末を持ち帰らせるためには充電器も持ち帰らせる必要がありますが,充電ボックスから個々の充電器を外したり,取り付けたりという作業が発生します。このことについては,来年度どうされるおつもりですか。
(6)端末などは近い将来一斉更新の時期を迎えます。導入の際も十数億円の市負担がありましたが,国庫負担を適切に講じていただくよう国に求めるとともに,あらかじめ想定額を積み立てておくなどの準備が必要なのではないかと思いますが,いかがお考えでしょうか。
(7)GIGAスクール構想は緒に就いたばかりで課題山積だと考えています。まずは中期計画を基にした短期計画を基に,適切な予算措置が必要です。どのようにお考えですか。
大きな3番,消防力の強化について。
(1)高規格救急車の導入について。
救急車には通常の救急車と高規格救急車があります。高規格救急車はその名のとおり,通常の救急車より高度な機能を有していると言われています。
そこでお聞きします。
ア,消防局が所管する救急車は,非常用も含めて何台配備されているのでしょうか。
イ,そのうち,高規格救急車は何台配備されていますか。
ウ,今後,更新の際の高規格救急車の導入方針についてお聞かせください。
(2)消防団員の処遇について。
対前年団員減少数が拡大した理由は,退団者数の減少以上に人口減少,高齢化,雇用体系の変化,青年,壮年,中年の層が地域外に流出するなどの社会情勢の変化などによる入団者数が減少したことで消防団の継続が厳しい状況となっています。
しかし,災害は待ってくれません。現在,災害は多様化,大規模化している状況に対応することなど,これらの課題を解消するために消防団員の苦労に報いるため,年額報酬,出動手当の改善をはじめとした団員の適切な処遇の在り方などについて検討を行い,また消防団員を確保するということを目的として定年延長などの施策を講じてまいっております。
また,減少の一途をたどる消防団員の歯止めのために女性と学生団員の入団にも取り組まれ,一定の効果が上がっていると認識はしております。
そこでお伺いします。
ア,様々な処遇改善による消防団員確保への効果はいかがでしょうか。
イ,女性団員は,地元消防団に所属しながら地区女性隊の業務にも従事しており,家庭もある中で休日にも様々な消防の理解促進活動をされておられます。女性の持つソフトな面を生かして住宅用火災警報器の普及促進,独り暮らしの高齢者宅の防火訪問,住民に対する防災教育及び応急手当ての普及指導などで活躍されています。こうした女性消防団への手当及び退職報償金はどうなっていますか。
ウ,消防団員の定年制には,役員としての任期は2年とするとあります。その中で,団長及び副団長については定年に達した日以後における最初の3月31日,またはその任期の満了する日のいずれか遅い日に退職するとあります。その他の役職団員についても同様の状況が考えられますが,同様の扱いにならないのでしょうか。
エ,現在も消防団員の加入状況は芳しくないとお聞きしております。今後の加入促進はどうしていくつもりでしょうか。
オ,消防団充実強化の取組として,他都市においては地域の防災力低下を食い止めるために消防団OBを活用した機能別消防団員防災サポーター「市民の命をまもり隊」を発足しているところもあります。
以前,岡山市でも長年消防団員を経験されたOBの知識や経験を生かしてはどうかという話も出ていたと認識しておりますが,現在どのような状況でしょうか。また,今後の取組についてお聞かせください。
カ,今回の議案に入団条件の拡大について提案されております。これには「居住する」を「居住し,勤務し,又は通学する」に改めることとしております。どのような方を想定しているのでしょうか。市内の企業や学校との調整も必要と考えますが,いかがでしょうか。
(3)住宅用火災警報器の設置などについて。
最近の火災の多くはたばこやたき火,コンロなどの取扱いの不注意や不始末から発生していると新聞記事にありました。火災原因の内訳としては,一般の住宅では調理器具や暖房器具,電気機器や配線器具の誤った使用による電気火災などによるケースが挙げられております。
この記事には火災で犠牲になられた方の中で65歳以上の高齢者が7割で,住宅用火災警報器の設置については2011年から全住宅で設置が義務づけされてから全国で住宅用火災警報器の設置率は84%にまで普及しているとありました。岡山市でも消防署と消防団が協力し,設置促進の活動にも努力してきており,一定の効果が出てきているのではないでしょうか。
また,昨今住人が留守中による火災の発見遅れにより,火災の延焼拡大といったことについても新聞で触れられておりました。
以前,岡山市北区の奉還町商店街において密集した店舗の延焼拡大を防ぎ,逃げ遅れによる死者をなくすための連動型住宅用火災警報器の実証実験を実施した後,2020年に本格導入されました。そして,防火訓練も行われ,参加された商店街の方からは高評価だったように記憶しております。
そこでお聞きします。
ア,改めて消防局管内における住宅用火災警報器の設置率と条例適合率の状況はいかがでしょうか。
イ,奉還町商店街に設置した連動型住宅用火災警報器の現状とその後の展開についてもお聞かせください。
ウ,住宅火災による死者低減を目的として,最近ではAI(人工知能)を活用する取組も進んでおり,一般的に利用されているスマートスピーカーと住宅用火災警報器をリンクさせ,近隣住民や遠隔地の家族などにメールやLINEの自動送信,さらには自動で電話をかけるなどして素早く簡単に火災を知らせるというもので,過疎・高齢化が進む地域においても地域が一体となって社会課題の解決を目指した検証が行われるとお聞きしております。消防局の取組はどうなっているのでしょうか。
エ,住宅用火災警報器の設置及び維持管理に向けた取組についてお聞かせください。
次に,住宅用火災警報器は火災の早期発見には有効ではありますが,消火活動を安全で迅速に活動することも重要であると考えます。
そこでお尋ねします。
オ,近年配備される消防団の車両は軽自動車もあり,細い道などでは近くまで行くことができ,また設置されている可搬ポンプは高性能となり,メリットはあるものの,林野火災などで可搬ポンプを運搬する場合,重量が重く,高齢化している団員にとっては運搬に苦慮しております。この対策として何か今後考えていただけないでしょうか。
カ,市内には多くの消火栓が整備されておりますが,整備目標に対して整備状況はいかがでしょうか。
また,交通量の多い道路のセンター近くに消火栓が設置されている箇所があります。消火活動において危険を伴うと考えますが,何か対策をお考えいただいているのでしょうか。
以上,1回目の質問を終わります。
御答弁をよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。(拍手)
○下市このみ 副議長 当局の答弁を求めます。
◎藤澤明彦 市長公室長 1番,情報発信力強化事業についての項,LINEセグメント配信機能の概要とその効果についてです。
LINEセグメント配信は,市公式LINE登録者に配信を希望するジャンルを選択してもらい,それに対応した情報を中心に配信する機能です。利用者それぞれのニーズに合わせて各担当課から直接タイムリーに情報を届けることができるようにしようとするものです。
以上でございます。
◎平澤重之 都市整備局長 同じ項,道路損傷等通報システムにおいて,対応策などの発信を行う双方向のやり取りができないかについては,松田隆之議員に御答弁したとおりです。
以上です。
◎三宅泰司 教育長 2,GIGAスクール構想の推進についての項,順次お答えします。
まず,年度移行作業の改善,ICT担当教員の業務の改善,業務委託の必要性とICT担当教員の働き方,端末持ち帰り時の作業の4点について一括してお答えします。
ICT担当教員の端末の持ち帰りや年度移行の業務が負担となっていることは認識しており,来年度は繁忙期にICT支援員を重点的に活用できるよう,体制の見直しを図りたいと考えているところです。
また,学校の大きな負担となっている故障端末の対応については業務委託を考えており,担当教員の負担を軽減できるものと考えております。あわせて,今年度から導入した教育委員会からの助言や他校の担当教員との情報交換を行うオンライン相談窓口の機能向上,各校で取り組んでいる効率的な役割分担,体制づくりなど好事例の紹介を行い,見える化にも努めてまいります。
次に,通信環境の整備など令和5年度予算の重点については,松田安義議員に御答弁したとおりでございます。
この項最後に,端末の更新に向けての国への要望,そして計画を基にした適切な予算措置について一括してお答えします。
端末の更新やICT環境の整備に関する計画については,国の動向を注視しつつ来年度上半期で策定する予定です。あわせて,必要財源の確保については国への要望を含め,関係部局と情報交換を密にしながら行ってまいりたいと考えております。
以上です。
◎松岡浩志 消防局長 大きな3番,消防力の強化についての項,まず高規格救急車の導入について一括してお答えします。
当局が配備している救急車は各署所で運用している21台と,これらが車検などで入庫するときや増隊が必要となったときに使用する非常用救急車が6台の計27台で,全て救急救命士が行う救命処置に必要な医療機器などを備えた高規格救急車です。
高規格救急車の導入につきましては,今後も国が示す高規格救急車の標準的な仕様に準拠するとともに,機動性,機能性や患者,救急隊員にも配慮したものとするため,新たな資機材や装備の調査研究を進め,救急車の仕様に反映してまいります。
次に,消防団員の処遇について順次お答えします。
1点目の処遇改善による消防団員確保の効果についてです。
報酬の改定は昨年4月1日に行ったばかりであり,現在のところ明確な効果は確認できておりませんが,消防団からは新規団員を勧誘しやすくなった,士気の高揚につながったなどの肯定的な声を聞いております。
2点目の女性団員の報酬等についてですが,地区女性隊として広報活動などに従事した場合にも,地元分団員として活動に当たる場合と同様の手当が支給されております。退職報償金につきましても,地元分団員としての階級及び勤務年数に応じて支給されることとなっております。
3点目の団長,副団長以外の役員の退職時期についてですが,団長,副団長については県の消防協会など関連機関の役職も務めており,その任期を全うすることとしております。
分団長以下の役員の退職時期につきましては,議員の御提案を消防団にお伝えし,御意見をお聞きしたいと考えております。
4点目の今後の加入促進についてです。
コロナ禍により,長い期間途絶えていた地域行事などが再開され,消防団員による直接的な勧誘が以前のように行えるようになると期待しております。加えて,本市と包括連携協定を結んでいる大学の学生ボランティアと共に,若年層の方が集まる各種イベントに出向いてチラシの配布を行うなどの取組を進めてまいりたいと考えております。
5点目の消防団充実強化の取組状況についてですが,議員御紹介の機能別消防団員につきましては,消防団活性化推進委員会において協議を行っており,現在組織体系や機能別団員の種類,役割などについて検討を進めているところです。
6点目の要件拡大に伴う新規入団者の想定及び事業所等との調整についてです。
市外に居住し,本市にある事業所に通勤している被雇用者や大学等に通学する学生を想定しております。今後,事業所や大学等に対して要件拡大の趣旨を周知し,消防団に入団しやすく,また消防団活動を継続しやすい環境づくりに向け調整してまいりたいと考えております。
次に,住宅用火災警報器の設置などについて順次お答えします。
1点目の住宅用火災警報器の設置率と条例適合率については,令和4年6月1日時点の当局管内における設置率は83.2%,条例適合率は69.3%です。
2点目の奉還町商店街の連動型住宅用火災警報器の現状及びその後の展開についてです。
当商店街では,この火災警報器を活用した消防訓練も行われるなど,地域の連携強化や防火意識の高揚にも効果があったとお聞きしております。この取組については岡山市商店会連合会の定例会で御紹介させていただいておりますが,現在のところ導入に向けた動きはございません。
3点目の消防局における住宅火災による死者の低減につながる取組についてです。
議員御紹介のAI等を活用した取組は現在のところ行っておりませんが,火災の発生を第三者にも自動的に知らせる仕組みは有効であることから,引き続き実証実験の結果などについても注視してまいります。
消防局においては火災の発生時,在宅する方の避難行動に視点を置き,住宅火災における最適な避難のガイドラインを完成させたところです。今後は,ガイドラインの内容の周知に努め,火災による死者の低減を図ってまいりたいと考えております。
4点目の住宅用火災警報器の設置及び維持管理に向けた取組についてです。
これまでの普及啓発の広報に加え,さらなる設置率向上に向け,火災で死者が発生した際には,職員が当該地域へ直接出向いてその有効性や奏功事例を説明して回るなどの取組を行っているところです。
また,維持管理についての取組としては毎年11月10日を語呂合わせで「イイテンケンの日」と定め,点検,維持管理の必要性,重要性について広くお伝えしているところです。
5点目の林野火災時の可搬ポンプの運搬についてですが,林野火災時における可搬ポンプ,消防ホースなどの資機材については消防ヘリコプターによる搬送が有効であることから,積極的な活用を周知してまいります。
6点目の消火栓の整備状況と消火活動における危険対策についてです。
本市では,消火栓に偏ることなく防火水槽や河川等の自然水利を含め消防水利の充実を図っております。整備目標は,国の示す消防施設整備計画に基づく算定数としており,現在目標値を上回っている状況です。
また,交通量の多い道路に設置された消火栓を使用する場合には,消防車両の前後に設置した赤色点滅灯や投光器,また方向指示板,三角停止板などを活用し,一般車両に注意を促すとともに,現場の警察官に交通整理を依頼するなど安全対策を講じております。
以上です。
〔9番太田栄司議員登壇〕
◆9番(太田栄司 議員) 御答弁ありがとうございました。
それでは,要望も含めて再質問させていただきますが,まずは要望についてです。
先ほど,GIGAスクールの構想についてお聞きしました。教育長のほうも鋭意いろいろと職員の皆さんからもお聞きしながら対応策を考えられているということで,これからも期待するところであります。
教職員の働き方改革にもつながりますし,また子どもたちの学習環境の良好な環境づくりにもつながるということでありますから,今後しっかりと現場の方との意思疎通や実情,課題をしっかりと把握していただいて,改善に努めていただきたいなと思っていますので,どうぞよろしくお願いします。
それから,消防力の強化についての中で,林野火災のことでちょっとお聞きしました。火災現場,救急現場で働かれている消防団員の皆さんが安全・安心に活動できる環境づくりというのは本当に必要だな,重要だなと思っております。
特に,先ほども言いましたように消防団員,定年も延びましたけど,高齢というか,そうじゃないんですけど,60歳を過ぎると一気に体力が落ちるというような感じで,なかなか厳しい状況になっているなあというところで,火災があれば若いとか年を取っているとか,そんなん関係なしに消火活動の迅速化を求められるというのは大変だなと思っております。
先ほど,装備などはヘリコプターなんかでの運搬などを考えてくれるということでありましたけど,そうはいってもそういうのが間に合わなかった場合とかには装備の軽量化なり,また他都市でどんなことをしているかという好事例があれば,そういったところをしっかりとアンテナを高くして取り入れていただいて,消火活動での重労働をちょっとでも軽減していただけたらと思います。今後の対応を考えていただけたらと思いますので,どうぞよろしくお願いします。
一つ質問させていただきます。
情報発信力強化事業についてであります。
先日も松田隆之議員が質問の中でこの事業については大変期待しているということがありました。私もこれに期待しておるところであります。特に先ほど言いました道路や公園の損傷報告について,今後の展開には注目しております。
そこでお聞きしたいんですけど,現在のイメージでは道路,公園の一般的な損傷の情報を収集するようなことを考えているよとしかお聞きできなかったんですけど,市民にとっては災害時なんかの道路の損傷や公園の損傷も同じ扱いで,箱へというか,その中へ全て報告されてくるんじゃないかなあと思うんです,一般の損傷であろうが,災害時の損傷であろうが。その辺がちゃんと区分されていないと,同じところへ報告されるのはどうなのかなあというところで,今現在災害時においては職員さんがSNSなんかで必要な情報をピックアップされていると聞いているところですけど,今後どんどんどんどん技術も進歩していく,またDXとかAIとかも活用していこうという中で,災害時の情報収集を少しでも簡略化できないのかなと思います。
それで,このシステムを活用して道路,公園の損傷報告とは別に災害時のツールとしてメニューに災害用のカテゴリーとか,これ専用の箱をつくってはどうかなと思うんですけど,その点はいかがでしょうか。
よろしくお願いします。
○下市このみ 副議長 当局の答弁を求めます。
◎荒木昭彦 危機管理監 災害時の情報収集ツールとしてLINEを活用できないかという御質問をいただきました。
今,災害時の情報をLINEなどで発信はしておるところなんですが,市民の皆さんからの情報提供をいただける手段としてLINEの活用というのは有効な手段ではないかと思っております。
一方で,災害時には人の命に関わるような情報もあるでしょうし,LINEでいいますと偽造された情報も来るんではないかなということを想定しております。
このように多種多様な情報が集まるということになりますので,その膨大な情報の中から重要性,緊急性,また信頼性,そこらあたりを短時間で分析して対応が必要なのかなと思っておりますので,それらができるシステム,体制などを含め,これから検討していきたいと思います。
以上です。
○下市このみ 副議長 以上で太田議員の質問は終わりました。(拍手)
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