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岡崎 隆 議員
令和5年2月定例会 3月1日(水) 本会議 個人質問
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内容
会議録
令和5年2月定例会
3月1日(水) 本会議 個人質問
自由民主党岡山市議団新政会
岡崎 隆 議員
*一問一答方式
1 「文学によるまちづくり推進事業」について
2 区のまちづくり推進について
3 「みどりの食料戦略」について
4 地域の課題について
午前10時1分開議
○和氣健 議長 皆さんおはようございます。
これより2月定例市議会第8日目の本会議を開きます。
ただいまの御出席は38名であります。
─────────────
○和氣健 議長 会議録署名議員に菅原議員,鬼木議員のお二人を指名いたします。
─────────────
○和氣健 議長 本日の議事日程は,個人質問並びに甲第2号議案から甲第72号議案までの71件の議案についてであります。
──────〇──────
△日程第1
個人質問
甲第2号議案~甲第72号議案
─────────────
○和氣健 議長 日程に入ります。
日程第1は,個人質問並びに甲第2号議案令和5年度岡山市一般会計予算について以下71件の議案についてであります。
これらを一括上程し,個人質問を行います。
それでは,順序に従いまして岡崎議員。
〔19番岡崎隆議員登壇,拍手〕
◆19番(岡崎隆 議員) 皆さんおはようございます。自民党新政会の岡崎です。
この期の自分自身最後の質問になると思いますんで,かなり内容がたくさんありますんでいつものように早口になると思いますが,途中かまないように,しっかり1回目の原稿を読み上げたいと思います。
また,傍聴の皆さん,ありがとうございます。しっかり皆さんの思いがこの議場へ届くよう頑張っていこうと思います。
それでは,質問に入らせていただきます。
1,文学によるまちづくり推進事業について。
この事業は,ユネスコ創造都市ネットワークへの加盟申請を通じ,国内外の都市との交流を盛んにし,先人の作品や歴史風土に目を向けるとともに,創造活動の活性化を促し,歴史と文化が薫り,誇りと一体感の持てるまちづくりを推進しますとなっています。多くの市民の皆さんが期待と関心を持っておられる事業だと思います。
そこでお尋ねします。
①ユネスコ創造都市ネットワークへの加盟申請をいつ頃行われますか。また,既に加盟している都市はどこでしょうか。さらに,ネットワークへ加盟した場合どのような効果を期待しているか,あわせて教えてください。
②文学といえば本をイメージします。また,本の最大ストック場は,もちろん地域の宝である図書館です。図書館の機能向上は市民サービスの向上に直接つながります。トイレの洋式化や照明,冷暖房など,改修は十分行われていますか。近年の改修状況と今後の予定を教えてください。また,図書館がそろえたいと思っている本がすぐに購入できる状況にありますか,お尋ねいたします。
③文学によるまちづくりの中には,先人の作品や歴史風土に目を向けるとあります。11月議会で私は,郷土岡山市出身の児童文学者である坪田譲治さんのコーナーを各図書館に設けてもらいたいとお願いしたところ,早速全図書館にコーナーを設けていただきました。本当にありがとうございました。
図書館職員の皆様が各図書館で大変工夫され,利用者に分かりやすい展示コーナーを作ってくださっています。また,設置されたばかりでありますが,図書館利用者の反応はいかがでしょうか。次は,岡山市立学校の学校図書館でも,郷土岡山市出身者の作品が見つけやすい工夫をお願いしたいと思います。お考えをお示しください。
④今回,ユネスコへの申請に向けて,啓発イベント及び交流イベントはいつ頃,どのような企画を考えていらっしゃいますか。教えてください。
2,区のまちづくり推進について。
身近なまちづくりを推進するために,区民と行政が協働しながら地域課題の解決に取り組み,区の地域資源や特色を生かした魅力発信を行う区の事業についてお尋ねします。
①令和5年度は,各区でどのようなことをお考えでしょうか。特に東区においては,魅力発信事業の詳細と地域住民による地域課題解決力向上事業について,内容をお示しください。
②地域課題を見つけ出す上で重要な役割を果たすものの一つに地域アンケートがあります。今定例議会の我が会派の代表質問で大森市長は,地域アンケートを実施していく方針を出されました。本当にありがとうございます。
今後,実施に向けての大まかなスケジュール等が分かれば教えてください。また,実施するアンケートの質問項目には学区等の独自性が一定担保されるものを期待しますが,いかがでしょうか。
③地域資源と言われるものは,一般的に固定化されやすく,新しいものを見つけにくくなります。新たな地域資源として把握されているものがあればお示しください。
3,みどりの食料戦略について。
2022年7月にみどりの食料システム法が施行され,持続可能な農業等を目指す方向に大きくかじが切られました。
環境負荷低減事業活動の促進等に関する基本方針には,土づくり,化学農薬・化学肥料の使用低減,または温室効果ガスの排出量の削減等の促進の意義,目標等に対する国の基本方針が定められています。また,活動の促進に関する基本的な計画が市町村で作成できるとうたわれています。
そこでお尋ねします。
①令和4年5月に農水省からの通知を受け,現在までに本市で取り組んできた内容を,国,県,生産者団体等との協議も含め教えてください。また,基本方針はおおむねいつぐらいに作成する予定でしょうか,お尋ねいたします。
②日本には古くから,農林漁業に由来の環境負荷低減を図るすばらしい取組がなされてきました。今まさに全国的に見直されてきています。全国における有機農法で注目している取組がありますか,お答えください。
③有機農業にまとまって取り組む地域の形成等,オーガニックビレッジの実現に向けては様々なハードルがあると思いますが,岡山市も頑張って取り組んでもらいたいと思います。本市において,有機農業指導員の育成,確保はどのように行われていますか。また,農業者により,手間をかけて一生懸命作った有機農産物の安定供給体制の構築に向け,本市としてどのようなサポートを現在していますか。また,安定供給先の中に,農水省が示す学校給食への有機農産物の供給は大変すばらしい考えだと私は思います。供給先として学校給食が対象になり得るか,教育委員会の考えをお聞かせください。
4,地域課題について。
①一日も早い改修が待ち望まれる南方排水機場についてお尋ねします。
昨年議会でも取り上げさせていただきました件でありますが,議会後より下水道河川局の皆さんが地元に来られ,この間の経過を報告されました。今後の進め方として,市,県が協力して一日も早い実現に向けて取り組むことを確認し,いよいよ事業が動き出すものと大きな期待をしています。現在までの進捗状況,今後の予定をお示しください。
②山頂部や公園におけるトイレの水洗化等は多くの市民のニーズです。バイオトイレの調査研究をしているとのことでしたが,現在分かっている範囲で結構ですので,調査結果をお示しください。また,水洗化が難しい場所にあるトイレについては,バイオトイレのモデル地区を決め,設置し利用者の声を集めてはいかがでしょうか。御所見をお願いします。
③令和5年度予算に危険木伐採支援事業が新規計上されたことは大変うれしく思います。この事業の対象となる危険木は,直径20センチ以上,樹高5メートル以上で,他人の居住する住居に被害を及ぼす可能性のある木です。あくまで倒木による被害を未然に防ぐことを目的とされていると思います。一方で,地域でよく聞くのは落ち葉の問題です。これは,話を聞けば聞くほど気の毒に思うケースが増えてまいりました。市有地から生えてきた木による落ち葉によって,家のといが詰まるなどの問題も発生しております。市として,このような事例に対してどのような対策をお考えですか。また,伐採や剪定の依頼が町内会等から上がってきた場合,十分な予算の確保はできているでしょうか,お尋ねします。
④周辺地域における小さな集落では,高齢化と世帯人数の減少が止まりません。高齢者の一人暮らし世帯では,買物や病院,また災害時の避難や近年増加している高齢者を狙った犯罪等,不安は尽きないと思います。一人暮らしの高齢者であっても安心して暮らしていける地域であり続けるため,今後力を入れていく施策をお示しください。また,各区における一人暮らしの高齢者の割合はどのように推移しているか,お示しください。
以上で1回目の質問を終わります。
御清聴ありがとうございました。(拍手)
○和氣健 議長 当局の答弁を求めます。
〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長 皆さんおはようございます。
それでは,新政会の岡崎議員の質問にお答えいたします。
私は,最初のユネスコ創造都市ネットワークの加盟申請と,あとどのような啓発イベント等を行っていくのかという点についてお話ししたいと思います。
まず,スケジュールでありますが,今年の5月頃に国内公募に申請を行います。国内選考が通過したならば,ユネスコ本部へ申請することになります。ユネスコでの決定が,我々の伺っている範囲では11月頃に結果が分かるということであります。
選考に当たっての考え方でありますが,これは海外のネットワークの話でありますから,海外に向けての発信が非常に重要だと,それから関連産業,教育分野,地域への広がり,さらには他の創造分野との連携などが重視されると聞いております。海外に向けてのネットワークということであれば,岡山市のESDないしはSDGsの先進的な取組等についても我々にとってプラスになるだろうということで,十分にアピールしていきたいと思っております。
岡山市が目指す文学分野での加盟都市は,今国内にはございません。海外では,イギリスのエジンバラ市,また我々が友好交流都市を結んでいる韓国の富川市なども入っていまして,31か国,42都市が加盟するということになっております。文学以外の分野では,デザイン分野で神戸市,音楽分野で浜松市など,国内で10都市が加盟しております。
効果でありますが,文学を軸とした国内外の都市との交流,人材育成,関連産業の振興などが挙げられるところであります。坪田譲治など岡山市出身の優れた作家の業績を内外に発信するなど,文学分野でのポテンシャルをさらに発揮し,市民と共に心豊かなまちづくりを推進していきたいと思っております。
また,啓発イベント,交流イベントでございますが,昨年の5月に組織いたしました文学によるまちづくり部会によって産学官が一体となって,今企画,実施しているところであります。ノートルダム清心女子大学の学生が企画して昨年9月に実施いたしました高齢者施設での読み聞かせなど,文学を活用した福祉事業,また11月には韓国・釜山市と文学を通じた大学間国際交流事業など,新たな取組を実施しているところであります。
また,大規模なイベントとしては,今年の2月25日から3月12日までの約2週間,民間事業者が中心となって市内各所で文学関連事業を展開するおかやま文学フェスティバルを開催しているところであります。
今週の3月4日の土曜日でありますが,阿川佐和子さんをお迎えし,岡山市民会館で坪田譲治文学賞の贈呈式,記念行事を開催いたします。私も出席させていただこうと思っております。また,今週末はそれに合わせ,表町商店街で古本市やトークイベントなど,おかやま表町ブックストリートを開催いたします。さらに,来週の11日,12日は,旧内山下小学校でおかやま文芸小学校と銘打ち,文学だけでなく音楽また映画,食なども楽しめる企画を実施いたします。その他東区の百花プラザでも,図書館が中心となってでございますが,文学関係の事業を実施する予定であります。多くの皆様に気軽に来場いただきまして,文学のよさを知ってもらうことで,加盟への機運醸成を高めていきたいと思います。
以上です。
◎三宅泰司 教育長 市長答弁以外を順次お答えいたします。
まず,図書館の改修と本の購入についてです。
岡山市立図書館10館のうち,単独施設は2館で,8館は複合施設に入居しております。単独施設の場合,改修計画も単体で実行できることから,トイレの洋式化や照明のLED化,空調設備の改修を令和5年度に終える予定としております。一方,複合施設の場合,他施設との調整等が必要となることから,一部の館ではトイレの洋式化や照明のLED化が進んでいない館もありますが,施設所管部署と協議しながら,計画的な改修を進めてまいりたいと考えております。
なお,蔵書等については適宜購入できており,今後も図書資料の充実に努めてまいります。
次に,坪田譲治コーナーについてのうち,利用者の反応はについてです。
令和5年1月に各図書館に設置した坪田譲治コーナーの利用者からは,坪田譲治が岡山市の出身だと初めて知った,あるいは以前読んだが,もう一度読みたくなったといった声が寄せられており,知らない方には知っていただける機会を,知っている方にとっては,より知ってもらえる機会を提供できているものと考えております。また,展示している本も貸出しになるなど,図書館としても利用促進につながっているものと考えております。
この項最後に,学校図書館において郷土岡山市出身者の作品を見つけやすくする工夫についてですが,学校図書館は郷土の作家に関わりのある作品や坪田譲治文学賞の受賞作とあわせて作品を紹介したり,作者のエピソードなどを展示コーナーに設置するなど,児童・生徒が興味関心などを持てるように現在も工夫して取り組んでいるところでございます。
以上でございます。
◎吉田元紀 政策局長 2番,区のまちづくり推進についての項,地域アンケートについてお答えいたします。
まず,スケジュールについてですが,アンケートは来年度実施する市民意識調査を活用することを考えておりまして,7月頃に調査票を配布し,年度末に結果を公表する予定としております。
調査の実施に当たりましては,自由記述欄を設けることや,中学校区ごとの集計,分析を行うことで,学区ごとの課題等を把握できるように検討してまいりたいと考えております。
以上です。
◎河田雅博 東区長 同じ項,各区が令和5年度事業に行う事業は,特に東区が計画している事業の内容はについてお答えします。
北区は地域課題解決に向けたワークショップ開催を,中区は学生と連携し,区の魅力を高め発信していく事業を,南区は仮称でありますが,南区ふれあいフェスティバルの開催を計画しています。東区の魅力発信事業については,インスタグラムやフェイスブックなどのSNSの一つであるティックトックを使って東区の高校の生徒が区の魅力を発信する事業です。これは今年度から実施しており,来年度も継続して実施する計画としています。
次に,地域住民による地域課題解決力向上事業です。
東区は,東区の人口減少が進んでいることは認識しており,これを緩めたい,止めたいという思いがあります。そのためには,これからの東区を担う世代の人たちが区のまちづくりについて自ら考え,活動することが重要ではないかと考え,地域まちづくり活動についてのワークショップを開催し,活動を促したいと考えています。東区は,暮らしやすく子育てしやすいまちと思える区になっていくことを目指しています。
このように,各区様々なアイデアを出して,区のまちづくり推進に取り組んでいるところです。
この項最後に,新たな地域資源として把握しているものについてお答えします。
例えば,保育園から大学までの多くの教育機関などがある瀬戸地域の江西学区においては,10年以上にわたり実施されている学園都市・生徒と住民のふれあい祭に代表されるように,幅広い世代の多くの方々の世代間交流,地域間交流そのものが既に地域資源になっていると考えています。
また,万富東大寺瓦窯跡,宗堂桜,三谷公園などが存在している瀬戸地域の千種学区では,今年度,地域の若い人を含めた多世代の方々がこれらの地域資源について学び,千種観光ボランティアガイドとして認定される予定です。
このように東区では,様々な地域で住民が地域のために考え,活動しており,そういった活動を続けていくことが地域資源になっていくものと考えています。
以上です。
◎小川祥子 産業観光局長 3,みどりの食料戦略についての項,農水省からの通知を受け,本市で取り組んだ内容を国,県,生産者団体等との協議も含め示せ,基本方針はいつぐらいに作成予定かについて御答弁します。
令和4年5月に農林水産省から,みどりの食料システム法における都道府県,市町村の基本計画の策定についての枠組み等が示されました。
岡山県においては,岡山県みどりの食料システム戦略基本計画を岡山市など県内の市町村と共同で作成中であり,今月策定予定とお聞きしております。まずは,基本計画策定後,農業者,関係団体等の御意見を伺い,基本計画に沿った施策を検討してまいりたいと考えております。
次に,全国の有機農法で注目している取組についてです。
本市では,カキ殻を土壌改良資材とした米の栽培や,瀬戸南高等学校においてオオカナダモを堆肥化し花苗を栽培するなど,廃棄物を有効に活用し,環境に配慮した循環型農業の実現を目指した取組が行われております。
また,有機農業を生かして地域振興につなげている,またはこれから取り組みたいと考える市町村が参加する有機農業と地域振興を考える自治体ネットワークには全国の先進的な取組が多数紹介されており,それらの取組を参考にしてまいりたいと考えております。
次に,本市における有機農業指導者の育成,確保は,有機農産物の安定供給体制の構築に向け,どのようなサポートを行っているかについてです。
来年度から,岡山県において有機農業指導員育成のための研修事業が行われる予定です。本市では,関係者や関係団体に研修事業について周知してまいりたいと考えております。
また,有機農業の安定供給体制の構築に向けては,地産地消マルシェにおいて,来年度から有機農産物の生産者と事業者とのマッチングを推進するとともに,環境保全型農業推進パネル展では有機農業の環境保全効果や有機農産物の特徴を市民の皆様に周知することとしております。
以上です。
◎三宅泰司 教育長 同じ項,有機農産物の供給先が学校給食となるかについてです。
現状,学校給食で有機農産物を取り入れるには,食材を安定的に一定量確保することや価格面などでの課題があると認識しております。一方,農林水産省のみどりの食料システム戦略の中に持続可能な地場産物や国産有機農産物等を学校給食に導入する取組の推進が掲げられており,将来的な有機農業の拡大などにより,学校給食が供給先の一つになることも考えられると思います。
以上です。
◎岸学 財政局長 4番,地域の課題についての項,市有地の樹木による落ち葉問題などに対して十分な対応ができるようになっているのかについてお答えします。
公共施設やインフラをはじめ市有地につきましては,各所管部局において現状を把握しつつ,適切な管理を行う必要がございます。
市有地内樹木の剪定や伐採といった町内会等の御要望を受けた際には,担当課と関係部局とが連携しながら近隣に問題が生じることのないよう,予算管理も含め,現地の状況に応じた適切な対応を行うべきと考えております。
以上です。
◎福井貴弘 保健福祉局長 同じ項,一人暮らしの高齢者が安心して暮らせるための施策についてです。
単身者を含む高齢者への支援は,総合相談窓口である地域包括支援センターの専門職員の増員,地域の見守りネットワークや支え合い活動の促進等に引き続き取り組んでまいります。また,高齢者の移動手段の確保や災害時における個別避難計画の作成,特殊詐欺等被害対策電話機設置の補助等をそれぞれ担当部署において,課題に応じ取り組んでまいります。
次に,各区の一人暮らし高齢者の推移についてです。
各区の65歳以上人口に占める一人暮らし高齢者の割合は,平成27年と令和2年の国勢調査で比較すると,北区が20.6%から20.9%,中区が19.6%から20.9%,東区が14.6%から15.1%,南区が15.1%から16.9%と,いずれの区においても増加傾向です。ちなみに全国平均では17.7%から19.0%となっています。
以上です。
◎小川祥子 産業観光局長 同じ項,バイオトイレの現在分かっている範囲での調査結果と,モデル地区を決めて設置を行い,利用者の声を集めてみることについてです。
実際にバイオトイレを設置している観光地等への実地調査では,水道等のインフラ環境が整っていない場所に設置が可能,トイレの悪臭が抑えられる,また堆肥等を生成できるなどの環境面でメリットがある一方で,メンテナンスや清掃等の維持管理面では課題もあることが把握できております。
観光地のトイレについては,おもてなしやイメージアップ向上の観点から改修等の整備を進めておりますが,電気,水道等のインフラ環境の整っていないスポットのトイレについては,どのような整備手法があるのか検討しているところです。
その一つの手法であるバイオトイレは,民間事業者等により進化しながら様々な製品が出てきております。利用者の声も重要だと思いますので,それも含めて導入事例を引き続き調査しながら研究してまいりたいと考えております。
以上です。
◎番場伸幸 下水道河川局長 同じ項,南方排水機場更新事業の進捗状況と今後の予定についてです。
これまで,更新事業の事業主体について,県との協議は継続中であったことから,関係者の皆様に対し十分な御説明ができず,御心配をおかけしてまいりました。協議を重ねた結果,本排水機場は県の所有であること,また更新の事業主体は県であることを両者間で確認いたしました。
現在は,最終段階として,施設更新後の所管等について協議を行っているところです。この協議が調い次第,速やかに,まずは第1排水施設の更新に向けた詳細設計に着手し,その後,第1排水施設の更新工事及び第2排水施設の詳細設計に順次着手することを目標としております。
市といたしましては,これまでと同様積極的に県と連携,協力し,一日も早い排水機場の更新を実現してまいります。
以上です。
〔19番岡崎隆議員登壇〕
◆19番(岡崎隆 議員) 当局の皆さん,本当に丁寧な説明をありがとうございました。
市長,文学によるまちづくりの推進事業,よく分かりました。ユネスコ創造都市ネットワークへの加盟,11月に結果が分かるということで,見事に加盟されることを,落ちることなく──私も落ちたらいけんわけですが,みんな──しっかり準備していただきたいなと思います。
それでは,再質問のほうに入らせていただきますが,まず岡山市の図書館として,坪田譲治の本が日本で一番充実している図書館であってほしいなと思います。その辺,教育長どのようにお考えですか。よろしくお願いします。
◎三宅泰司 教育長 坪田譲治は岡山市の大事な文学作者です。子どもたちにも合う内容だと思いますので,坪田譲治の作品をしっかり岡山市の子どもたちには読んで大きくなってもらいたいと考えております。
以上です。
◆19番(岡崎隆 議員) コーナーを作ってくれたのを写真で見させていただきましたけれど,すばらしい。すぐにやってくれて,それで館ごとに個性が出とんですね,すごい。本当にありがとうございます。しっかりとこれからもやると。
ほんで,もう一個,先人の作品や歴史風土に目を向けるとあるんですが,坪田譲治さん以外に内田百閒さんとかすばらしい文学作家の方がいるこの岡山市なんですが,先人の作品,どのような作品をイメージされているんか,よろしくお願いいたします。
◎三宅泰司 教育長 岡山市にもたくさん作家はいらっしゃるんですが,内容的に坪田譲治さんのような内容ではないものもありますので難しい面はあるんですが,若干聞き取ったところによると,中学校などで原田マハさん,小川洋子さんなどの作品を置いているようです。内田百閒さんのはなかなか難しいようで置いていないようなんですが,そこは今回いいきっかけをいただいたんで,いろいろ研究しながらやっていきたいと思います。
以上です。
◆19番(岡崎隆 議員) 次の区のまちづくり推進事業のほうで,地域アンケートなんですが,農水省が農村の実態を把握する農業集落調査,アンケートを2025年から廃止する方針が出ています。これ波紋が広がっておるわけですが,地域の実態を知る上で重要なアンケートだと思っております。だから,今回実施してくれるアンケート,非常に私はありがたいなと本当に思っております。このアンケートをやるんであれば,やっぱり回収をいかにたくさんするか,これは非常に重要なことだと思います。配布の方法と回収,今考えられておるところで結構ですから,どのぐらいを目標にされるんか教えていただきたいと思います。
◎吉田元紀 政策局長 まず,アンケートの配布ですが,満15歳以上の市民1万人を無作為抽出いたしまして,調査票を郵送するという形で行うこととしております。そして,市民意識調査については,直近令和3年度でいいますと,回収率51.2%となっております。
私どもとしましては,もう少し回収率を上げていきたいと思っておりまして,来年度行う予定の調査では,全体の設問数を少しスリム化しまして,答える方の負担軽減を図るですとか,あと回答に当たってこれまでは調査票を郵送で送り返していただくことにしていたんですが,ネットでの回答も可能にするといったような形で,前回以上に回収率を上げていく工夫をしていきたいと思っております。
以上です。
◆19番(岡崎隆 議員) 政策局長とアンケートでここまで話ができたのはなかなか今までなかったんで,ありがたいなとつくづく思います。また実施が近づいたら委員会等にいろいろ出てくるんだと思いますけれど,しっかりしたものを要望いたします。ありがとうございます。
続きまして,みどりの食料戦略のほうへ入らせていただきます。
みどりの食料戦略のほうなんですが,私,昨年静岡のほうへ視察に行きまして,非常に進んでいます。ほんで,みどりの食料戦略の関係で,本市の職員が先進地視察へ行かれたことがあるかないか教えてください。
◎小川祥子 産業観光局長 本市の職員が視察に行ったことは,まだございません。
以上です。
◆19番(岡崎隆 議員) ぜひ,静岡などのオーガニックビレッジの先進地視察に職員さんにまずやっぱり行っていただいて,僕も行って初めてやっぱり広さだとか,その中で働いている方とお話しすることとか,そういう中でつかめることってたくさんあると思います。局長もぜひ職員さんと足を運んでいただけたらありがたいなと思います。どうでしょうか。
◎小川祥子 産業観光局長 岡崎議員がおっしゃられるように,やはり現地に行ってみていろいろと見えてくるものもあると思います。ですので,本市の環境等,今に合うようなそういった先進地の事例がございましたら,視察に行けるよう検討のほうしてまいりたいと思います。
◆19番(岡崎隆 議員) ありがとうございます。そういう気持ちで,いろいろと知識とか現地を見ていただく意味が職員さんには特にあると思うんで,今非常に積極的な御答弁いただきましてありがとうございます。
それで,最近,それこそ今言うた静岡県藤枝市が令和5年2月14日にオーガニックビレッジ宣言をされました。これまでの有機農業者の個々の取組から,これからより強固な生産と加工と流通,消費までを一貫して地域ぐるみで取り組んでいかれるというようなことも,具体的にリアルタイムに進んでいっている自治体もたくさんあります。そういった,これからスタートを切るところ,それから既に切ったところ,全国様々だと思いますが,国の目指す目標に近づけていくためにも,いろいろな段階での資料をしっかり集めていただきたいと思います。資料を集めて,私たち議会のほうにもどんどん出していただきたいし,それからもちろん当局の皆さんでの学習等に使っていただくというようなことで,その集約基地として局に頑張ってもらいたいなと思います。そういう資料収集のほうをよろしくお願いしたいと思いますが,いかがでしょうか。
◎小川祥子 産業観光局長 先進地等に確認いたしまして,資料等取り寄せてみようと思います。
以上です。
◆19番(岡崎隆 議員) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
私たちもそういった議員として,しっかり全国の資料を取り寄せたり,行けるところは行ってみたりして,何とか協力していきたいと思っております。
それから,教育長,学校給食の有機農産物を取り入れていく気持ちですが,一定量が,ロットの問題いろいろあると思ってそういう御答弁で,将来的にということでしたが,子どもたちの視点から,国が一つ消費先の出口として示されておるわけですが,子どもから見て,有機農業でできた食材を学校給食にどんどん取り入れていきたいというお気持ちがあるでしょうか。よろしくお願いします。
◎三宅泰司 教育長 先ほど申しましたが,課題はあるんですが,地産地消のものを今小規模校では入ったりしておりますので,その可能性は考えていったほうがいいと思います。
以上です。
◆19番(岡崎隆 議員) ありがとうございます。教育長は,常に教育行政をつかさどっていただく中で僕らが感じる,いつも子どもの側に必ず立ってもくれて,いろいろなことを考えてくださっておるというのは本当に教育問題を挟んで御答弁してもらう中でもよく分かっております。ぜひとも有機農産物の取り入れを積極的にできる形を整えていってほしいと思います。
そこで今ある方向性が見えんと,なかなか。じゃけど,藤枝市は学校給食の,まあ静岡じゃけえかな,お茶から始めようという,小さいことからちょっとずつでもやっていこうと。そういうお気持ちはどんなでしょうか。
◎三宅泰司 教育長 私としては,岡山県のみどりの食料システム戦略基本計画が年度末に策定されますので,それを受けて一緒に協議していきたいと考えております。先ほど議員がおっしゃいました資料等々の収集なんですが,教育委員会としても藤枝市の有機茶の提供は資料を頂いておりまして,あと藤枝市は来年度,有機米も採用する予定のようです。また,千葉市ではコマツナを小規模校で行っているという事例も今調べておりますので,いろいろ調べながら市全体の立場として,関係部局と相談しながらやっていきたいと考えております。
◆19番(岡崎隆 議員) ありがとうございます。ちょっとずつ,小さいできることから一歩ずつでも近づけていくというようなことを,今からでもできることを,それから将来的にこうあるところまで持っていくという気持ちを教育委員会がしっかり持っとっていただきたいと思います。そこのところをよろしくお願いいたします。
もう一つ,このオーガニックビレッジの構想全体の中で,僕は有機農業指導員,これはやはり物すごく本市が独自でそういった職員の育成をしていくべきじゃないかなと思います。もう一遍そこのところはお聞きしたいなと思います。
◎小川祥子 産業観光局長 有機農業指導員の御質問についてです。
先ほど,県のほうが研修等を始めると御答弁させていただきましたが,本市の職員の受講も含めまして検討してまいりたいと思います。
以上です。
◆19番(岡崎隆 議員) ぜひ,本市の有機農業指導員にしっかり研修を受けた職員さんを配置していただけるようお願いいたします。やはり分かりづらいところが多分まだまだ,今まで個々でいろいろ話し合うとかを今度は相対的に,防災やこうでもそうですけど,そういう総合的な部分ということが出てくることだと思うんで,ぜひそこはよろしくお願いいたします。
それから,地域の課題のところに入らせていただきます。
小川局長のところばっかりになって申し訳ない。トイレのところなんですが,水洗化の難しい山頂等のトイレ,これにバイオトイレ以外,何かよいものがあれば。簡易水洗などがあると思うんですが,何かバイオトイレ以外ではありますか。
◎小川祥子 産業観光局長 バイオトイレ以外について,何か考えているかという御質問について御答弁します。
それ以外の手法につきましては,観光地の景観にふさわしい簡易トイレ,仮設トイレも含め,現在調査しているところでございます。費用面などの課題もありますが,引き続き研究してまいりたいと考えております。
以上です。
◆19番(岡崎隆 議員) 1点,先にお礼だけちょっと。
南方の排水機場,番場局長,ありがとうございます,いろいろと。この間いろいろ議論しましたけど,大きく進み出したと思いますんで,これはお礼を言うときます。やり取りしょうたときにはちょっときついことを言ってすみませんでした。それだけ。(笑声)根に持つ人じゃないんで,非常に安心して引き続き質問していきたいと。
それで,小川局長,ごめんなさいね。バイオトイレのモデル地区をつくってみましょうや。どうですか,モデル地区。
◎小川祥子 産業観光局長 バイオトイレのモデル地区をつくってはという御質問です。
やはり観光地のトイレが使いやすくてきれいであるということは,もてなしやイメージアップの観点からとても重要であるという認識はしております。今後もそういった視点を持ちまして,しっかり調査,検討を続けてまいりたいと思います。
以上です。
◆19番(岡崎隆 議員) ありがとうございます。ここの場で,すぐにモデル地区やりますって言っても大混乱になると思うんで,それはもう僕も議会人でよく分かっております。ぜひそういったようなことで,やはり今局長が言われたように,トイレがきれいなというのは観光で特に岡山これから大勢の人に来ていただいたりしようって言いよるわけで,そういったときに一番にイメージが決まるところだと思いますんで,ぜひ水洗化が難しいそういうところに関してはバイオトイレ等を考えていってほしいと改めて思います。
それから,危険木伐採事業のほうは本当にありがたかったんですが,落ち葉の問題,これもう一遍真剣に皆さんで考えてほしいなと思います。
実態は,落ち葉じゃったら何とか個人でみたいに思うかもしれんけど,もうそういうレベルじゃないところがいっぱいあります。それも民間の木であれば民民な話で少し複雑な事情もあるかもしれませんが,官いわゆる市の所有地にある木が巨木化し過ぎて,それも雑木ですよ。それが民家の屋根,といだから2階へ上がらんと取れんわけです。若い折は取っていけるけど,高齢者になったら取れん,2階のといまで。ほんで,それを業者に頼んでもなかなか受けてくれんという実態があります。その辺どう思いますか。改善していきましょう。
◎岸学 財政局長 施設それぞれの中で状況がいろいろ異なると思いますが,まず根本的に適切な維持管理というのは当然必要なことでございますので,そういった状況とか,安全性はどうかとか,お話をよく聞いて,適切な対応をしてまいりたいと思います。
以上です。
◆19番(岡崎隆 議員) 財政局長,木はある一定のときにばさっとやっとったら当分お金要りませんので,まとめてそれをやる年にしていく気持ちはありませんか。
◎岸学 財政局長 伐採とかというところを集中的にとかという部分でございますが,それぞれの状況をよくお聞きして,そういった必要性もよくお聞きして,そういった中で適切に対応してまいりたいと思います。
以上です。
○和氣健 議長 以上で岡崎議員の質問は終わりました。(拍手)
ご利用について
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