録画中継

令和7年6月定例会
6月13日(金) 本会議 一般質問
懐かしい未来
森山 幸治 議員
1 旧内山下小学校について
2 学びの多様化,不登校支援について
3 公園と街路
4 歴史をどう伝えるか
      午後3時10分開議
○小川信幸 副議長  休憩前に引き続き会議を開きます。
 次は,順序に従いまして森山議員。
     〔24番森山幸治議員登壇,拍手〕
◆24番(森山幸治 議員)  皆さんこんにちは。傍聴席の皆さんもありがとうございます。
 早速,質問に入りたいと思います。森山幸治です。
 1番,旧内山下小学校について。
 これまでおよそ10年にわたって旧内山下小学校の廃校活用を通した行政,事業者,地域主催と様々な社会実験,企画が展開されてきました。5万人以上の参加がある年もあって,言うまでもなく文化,コミュニティーにとって大切なよりどころになり得ることが実証されたと思います。改めて,当局の旧内山下小学校への評価,御所見をいただきたいと思います。
 今年も暫定的な利用ができると思っていたところ,突然今年3月に建物の老朽化による危険性があるとのことで,4月から利用ができないと伝えられています。地元はもちろん市内外から多くの方に親しまれているこの旧内山下小学校はいよいよ暫定活用もできなくなりました。これまで多くの方がこのにぎわい創出の社会実験に参加されてきています。今後どうお考えですか。
 旧内山下小学校は,1933年にコンクリート建築されました。これは県下最古のコンクリート公共建築であって,2005年に県の教育委員会によって岡山県近現代化遺産にも登録されていることから歴史的建造物であることは間違いないと思います。校舎の歴史的価値について,岡山市教育委員会の御所見を伺います。
 貴重な歴史的建造物を記録に残すためにも,市として専門家による検証をし,場合によっては国の登録有形文化財への申請が必要ではありませんか。この記録を後世に残すべきだと考えます。
 現在,体育館においては毎月20団体が利用して毎月1,000人以上,年間1万2,000人以上の子どもからお年寄りまでたくさんの方が朝から晩までスポーツを通して交流されています。そうした状況にもかかわらず,今後その体育館の方針もないままに今年度限りで利用できなくなるというのはあまりにも唐突で乱暴ではありませんか,御所見ください。
 2番,学びの多様化,不登校支援について。
 不登校の児童・生徒を対象として,従来の学校とは異なる柔軟な教育課程を実施する学びの多様化学校の設置が全国で進められています。授業時間の削減や新設科目の導入など,従来の枠組みにとらわれない教育を提供することが特徴であり,子どもの主体性や多様な学びを重視しているところです。この国の教育振興基本計画において,令和9年度までに全ての都道府県,政令指定都市に1校以上設置を進めると明記されています。岡山市の検討状況をお聞きします。
 令和5年度現在で民間フリースクール等へ通っている児童・生徒は,当局が把握されるだけでも156名とお聞きしました。出席扱いを認めているにもかかわらず,義務教育において授業料がかかってしまうというのは矛盾がありませんか。保護者負担軽減について,これまで質問しておりますが,現在の検討状況,御所見をお聞きします。
 令和5年度の不登校児童・生徒数は,小・中合わせて1,633名となっています。これは前年度より10%ほど増加しています。少子化にもかかわらず,年々増加しているのが現状でありますが,その中でこの1,633名の不登校児童・生徒のうち,学校外の機関等で相談,指導を受けていない人の数は約6割の924名となっています。恐らく学校には少し行けている人たちが大半だと思いますが,このことについてどう捉えておられますか。
 新たな学びの場として,岡山大学構内にりんくすを開設されると聞いています。事業の内容,支援方法,その支援方針の位置づけ,教育者の思いについてもお聞きしたいと思います。
 3番,公園と街路。
 コンパクトシティとは,公共交通機関と自転車,徒歩を軸にした人が尊重される開発であり,環境面に配慮することが持続可能な都市開発であると思います。とりわけ近年の猛暑にどう対応するのか。1年のうち半年以上がもう夏のような,この気候変動時代に街路や公園は人の目線で対応できているのでしょうか。近年再開発された北長瀬未来ふれあい総合公園や下石井公園等における日陰の確保とベンチの設置状況については,明らかに人の目線が欠けているように思います。所見をください。
 (2)は割愛します。
 とりわけ再開発された旧県庁通り(ハレまち通り)のベンチなんですが,どうも利用が芳しくないように感じます。課題認識と改善へ向けた取組をどうお考えでしょうか。
 4番,歴史文化をどう伝えていくか。
 私たち岡山市民の歴史を常設で伝える民俗資料館や歴史考証館がないことは,以前から問題提起させていただいています。地元の,特に偉人たちの歴史を知ることは今日的な課題解決への学びはもちろん,地域への愛着の醸成にもつながると考えます。宇喜多家の大河ドラマ化にも力を入れられておりますが,近現代,明治以降の歴史の取組も必要ではないでしょうか。近年若い世代に昭和ブームもありますが,昭和も昭和元年から,1926年からですから,もう100年の立派な歴史になっていると思います。この近現代の民俗資料館のようなもの,まずはその機能としての必要性についてお伺いします。
 1回目の質問終わります。
 御答弁よろしくお願いします。(拍手)
○小川信幸 副議長  当局の答弁を求めます。
     〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長  それでは,森山議員の質問にお答えします。
 私は,歴史をどう伝えるか,近現代の民俗資料館のようなものが必要なのではということであります。
 よく岡山シティミュージアムで様々な歴史文化について企画展など開催されておりますが,それは民俗資料館といいますか,歴史資料館とは少し意味合いは私も違うと思います。
 岡山を俯瞰して見てみると,やはり例えば清水宗治の資料館はなかなかいいものですね。それから,大月議員が先ほど指摘されました造山古墳ビジターセンター,これもなかなか整理されているわけでありますが,どちらにしてもそれは単体のものなんで,岡山というものを全体で見たときに近現代,近現代というよりも中世以降というのか,古代も本当にあるのかどうかもよく分からない中で何を伝えていかなきゃならないのか,地元の人に地元を知ってもらうことは私もすごい重要だとは思っております。
 ただ,全体のプライオリティーもありますし,様々な中でこういったものをどうしていくのかを議論していく。今はなかなか様々な情勢の中で,これをスタートさせるとか要らないとかが言えるような状況ではないわけですけれども,問題意識として持っておき,どうしていくかを議論していきたいなと思っております。
 以上です。
◎北川由佳 政策局長  1の項のうち,旧内山下小学校の評価,今後の考えについてお答えします。
 旧内山下小学校につきましては,平成26年度から平成29年度にかけて社会実験を行い,延べ3万人を超える方に御来場いただきました。その後も,岡山芸術交流や文学フェスティバル,市民主体の様々なイベントなどに活用され,多くの方々が文化芸術に親しみにぎわいが創出されたと考えております。このような経緯を踏まえ,今後旧内山下小学校のエリアに求められる機能,役割など整理してまいります。
 以上です。
◎三宅泰司 教育長  同じ項,校舎の歴史的価値の所見,登録有形文化財への申請が必要ではとのお尋ねです。
 旧内山下小学校の校舎は,昭和8年及び昭和9年に竣工した岡山市の学校建築としては最初期の鉄筋コンクリート造建築であります。岡山県教育委員会が平成17年にまとめた岡山県近代化遺産総合調査報告書には,部分的に当時のデザインであるアールデコや表現派の影響が見られるなどと紹介され一定の評価を受けていると認識しております。登録有形文化財への登録の必要性については,岡山市全体として旧内山下小学校のエリアに求められる機能,役割を整理する中で議論していくことになると考えております。
 次に,体育館の利用が今後の方針もないまま利用できなくなるのは唐突ではないかとのお尋ねです。
 体育館の利用団体に対しては,これまでも耐震性が確保できていないことや建物の老朽化が進んでいるため利用し続けることはできないことをお伝えしてきたところです。昨年度実施した建築物点検・外壁調査の結果,危険な箇所が多数見つかり,やむを得ず利用を制限しなければならない状況が判明しました。そのため,利用団体に対して建物の危険性と一部利用制限に加え,改めて今後の利用継続が難しい状況であることをお伝えしているところであります。
 続いて,2番,学びの多様化,不登校支援についての項,順次お答えします。
 まず,学びの多様化学校の設置の検討状況についてです。
 学びの多様化学校については,これまで視察等により先行事例の情報収集を行ってきましたが,それぞれの自治体等のニーズにより形態や機能は様々でした。不登校の児童・生徒をどのように受け入れ支援していくかについて,設置場所や運営などの面から慎重に検討していく必要があると考えています。現段階では,設置に向けた検討に至っていませんが,継続して研究を進めるとともに不登校児童・生徒の多様な学びにつながるよう早期からの個別の支援計画を作成するなど,これまでの取組の充実を図ってまいります。
 次に,保護者負担軽減についての所見と検討状況についてです。
 フリースクールは,児童・生徒の社会的な自立支援に向けた受皿の一つであると認識しております。保護者負担の軽減については,施設によって支援内容や利用料が様々であることから,引き続き岡山フリースクール協議会とも情報共有を行いつつ国や他都市の状況,動向について情報収集を続けているところであり,行政として何ができるか,しっかり議論しながら支援の方向性について検討してまいります。
 次に,学校外の機関等で相談,指導を受けていない不登校児童・生徒についてのお尋ねです。
 不登校児童・生徒への支援に当たっては,各学校が児童・生徒や保護者と相談しながら個々の状況に応じた支援計画を作成し,その方針に基づいた支援を進めています。そうした中で,学校外の機関等とつながっていない不登校児童・生徒もいますが,そのほとんどは担任をはじめ養護教諭やスクールカウンセラー等の教職員が家庭と連携しながら関わりを続けています。今後も不登校児童・生徒への的確なアセスメントに基づく支援を行うことができるよう,より一層努めてまいります。
 この項最後に,りんくすの事業内容等についてです。
 りんくすは,教育委員会が職員を派遣するアウトリーチ型の不登校支援を行う施設です。岡山市在住の学校に通えていない,または通いづらい児童・生徒が安心して過ごせる新たな居場所となることを目指しています。児童・生徒が学習や活動の内容等を自分で決めて,活動する取組を相談員や岡山大学の学生ボランティアが支援します。ここでの経験を通して児童・生徒は自ら考え選択,決定する力や他者との関わり方など身につけることを目指しながら社会的自立につなげることができるようにと考えております。
 以上です。
◎鈴木豪 都市整備局都市・公園担当局長  3,公園と街路についてお答えします。
 まず,北長瀬未来ふれあい総合公園や下石井公園における日陰確保とベンチの設置状況についての所見についてです。
 いずれの公園も,ワークショップでの意見やユニバーサルデザインの指針も参考にベンチや植栽等を配置しております。植栽については,既存樹木をできるだけ現地に保全するとともに,季節感や日陰の創出のための高木の追加配置などをしております。近年の暑さや利用状況も踏まえ,公園の利用環境については今後も適切な対応を検討してまいります。
 次に,ハレまち通りのベンチの利用に係る認識についてです。
 ハレまち通りの再整備後,歩行者通行量は整備前と比べて休日で約1.4倍に増加し,その後も継続して高い水準を維持しています。再整備にあわせて設置したベンチでは,歩行者の方が気軽に休憩したり沿道で購入したパンやフレッシュジュース等を飲食したりといった風景が日常的に見られるようになりました。今後も沿道の方の歩道空間の利活用を促すとともに,建物の更新,改修などの機会を捉えて街路と沿道が一体となった魅力的で居心地のよい都市空間の創出に取り組んでまいります。
 以上です。
     〔24番森山幸治議員登壇〕
◆24番(森山幸治 議員)  御答弁ありがとうございました。
 内山下小学校,政策局長からもうここ5年ぐらい同じような答弁ずっともらっていて,今日も同じような答弁だったです。大方針がなかなか決まっていない中で,いろんな難しさが今あるんです。その中で,暫定的な活用,耐震補強はできていないけど,その中でもできる活用をしていこうということで暫定活用でこの間来た。だけど,このタイミングで教育委員会による建築調査の関係で危険だからもう使えませんと。旧内山下小学校そのものというのは,後楽館中高の分校が終わった後,約20年間ずっとその方針がないままで来ているんです。地元の方々は,もうこの20年近くもこれどうするんだということで,ずっとやきもきしている中で,大森市長が就任されて,そこからじゃあどんな可能性があるかということで2014年から廃校チャレンジという社会実験,これを市長の下で取り組んでいただきました。大きな成果があった。
 ここからが大問題なんですけど,やっぱりその後8年間議論がなかったわけです。そうする間にも,やっぱりもともと古い建物ですからどんどん老朽化が進んで雨漏りがあって危険箇所が見つかって,事体育館についてはもう活用できません。ここの中で,にぎわいのリアルというのは体育館なんです。体育館は数多くのスポーツ団体が利用して,年間1万2,000人以上が利用している。そして,ここは内山下地区にとっては,大切な避難場所になっているんです。備蓄一式も校舎の中にあって,避難場所である体育館,ここで使えなくなると,それこそ本末転倒です。だから,これだけの利用が体育館にはある中で,大方針がない中で大修繕はできないとしても,やっぱり暫定活用ができるための小修繕ぐらいはしっかりやるという方針を決めて,20年前から活用している方々に対してそこは真摯に応えていく必要があるんじゃないかなと思いますので,御所見をいただきたいと思います。
 そして,校舎について,20年前に県の教育委員会が専門知によって精査の上,歴史的な価値があると掲載されていると思いますけども,改めて20年たって岡山市は政令指定都市でありますから,岡山市文化財課としての検証,私は必要だと思うんです。だからこそ,教育委員会がやっぱり市長部局から一定の距離を取って独立した機関であるのは,そのゆえんだと思います。民間とか行政の開発の前に,やっぱり施設そのものを適正に文化の視点で調査して検証する必要があると思いますので,改めて教育長にどういう思いか,覚悟みたいなものが必要ではないかと思うので,御所見をいただきたいと思います。
 それから,不登校児童・生徒のところです。1,633人のうち,今924名が学校には週1回か2回は通っていて,あらゆる支援も受けているという御答弁ではありましたが,やっぱりその924名の詳しい調査が僕は必要だと思うんです。どういう実態なのか。最も必要なのは,この子たちがどういうニーズを持っているのかというニーズ調査だと思います。そこはやっぱり教育委員会としても詳しくというか,丁寧なニーズ調査,アンケート調査みたいなものを求めたいと思いますが,いかがお考えでしょうか。
 公園と街路のことです。都市計画という大スケールがあって,個々の地区のデザインとか建築,空間編成の敷地計画という,中スケールみたいなものがあって,そのあたりの人の目線という小スケールというか,よく鳥の目,虫の目,魚の目と言いますけども,僕はやっぱりそこが現段階では欠けているんじゃないか。北長瀬の公園についても,あれだけニーズの多い,特にお子さんを連れた方々が集まっていますけども,あんな広い空間,遊具があるにもかかわらずベンチが2つしかない。下石井公園については,立派なデザインでとても気持ちのいい空間ではありますが,やっぱりベンチに対して雨風,日陰もちろん,それをしのぐ屋根みたいなものがない。これは木陰によってベンチを設置しているので,この木の成長待ってくださいと言っても,じゃ,それはいつになったら日陰を実現できるのかも,分かりはしない中で,もっと言うと下石井公園の西側は全く木陰がありません。だから,おしゃれできれいなデザインではあるけれども,やっぱりしっかりと人の目線においた整備,特にベンチと木陰は改めて検討する必要があると思いますので,改めて御所見をいただきたいと思います。
 以上です。
○小川信幸 副議長  当局の答弁を求めます。
◎北川由佳 政策局長  旧内山下小学校について再質問いただきました。
 にぎわいの拠点となってきた,その中心が体育館であったのではという御意見いただきましたが,実際のところイベント等で活用される方が体育館,校舎,それぞれどのように活用されるかということを考えて御利用されてきた結果,にぎわいの拠点となってきたと思っております。今回暫定活用が難しくなったのは校舎,体育館ともに同じ状況でございますが,議員御指摘がありました避難場所,備蓄倉庫として利用されてきたことについても認識しております。その上で,今後どのような修繕をしていくことになるかにつきましては,全体的な検討を行う中で建物の状況を確認いたしまして検討することになると考えております。
 以上です。
◎三宅泰司 教育長  校舎につきましてですが,先ほど答弁しましたとおり校舎の取扱いについて市全体で方針を今後検討していく中で,文化財の評価が必要となれば教育委員会としても資料提供などを考えていこうと思います。そして,先ほど議員御提案がありました登録有形文化財への申請につきましても,我々の認識は保存及び活用のための措置という部分が必要になってきます。そうなりますと,活用の部分が今危険な建物となっておりますので,少し難しいかなというのが今の感覚でございます。
 不登校につきましては,先ほど外部へもつながっていない900人程度の子どもたちのニーズ調査をしてはどうかという御提案がありましたが,この中で校内にもつながっていない生徒が数十名います。特にその数十名の子どもたちのつながっていない部分について個別の指導計画,支援計画をつくる中で,保護者とも話をしながらできるだけ居場所にたどり着けるようにできたらと考えております。
 以上です。
◎鈴木豪 都市整備局都市・公園担当局長  北長瀬未来ふれあい総合公園,また下石井公園,こちらのベンチあるいはその木陰,日陰についての再質問であったかと思います。
 先ほど答弁申し上げたとおり,北長瀬未来ふれあい総合公園,下石井公園ともワークショップ等の意見を踏まえて通常よりと申しますか,追加的にベンチであるとか木陰というものを創出してきたところです。他方で,議員御指摘のとおり最近の暑熱環境を考えると暑いとか,日陰が欲しいといった意見も伺っておりますので,現地の状況あるいは利用状況なんかも確認しながら適切な対応を検討してまいりたいと思います。
 一方で,例えば下石井公園では現在芝生を張っておりますので,日陰が芝生の生育に影響を与えるといった点も考慮する必要があります。今年度下石井公園では,試験的に仮設の日よけを製作設置してみてはどうかということで今検討を進めているところでございます。
 以上です。
     〔24番森山幸治議員登壇〕
◆24番(森山幸治 議員)  今の公園の答弁ありがとうございます。芝生より人だと思いますので,ワークショップの意見も大切ですけども,実際運用してみて見つかる課題もあると思います。そこは真摯に声も聞いていただきながら,検討いただきたいと思います。
 内山下小学校です。
 市長ももうずっとこの議論,聞いていただいているところだと思います。とはいえ,これだけ長い時間皆さん待っている。期待もしながら待っている方もおられる。特に地元は期待している中で,今年度中には議論に入らないといけないんじゃないかなと私は思っていますので,最後市長から御所見いただきたいと思います。
 教育長,旧内山下小学校を活用するとかしないとか,そういう政治的判断を求めているわけじゃないんです。文化財課として,この立派な100年建築の教育の歴史をしっかり後世に残してほしいと言っているんです。そのためには,調査が要るわけです。政治的判断ではなくて,この小学校の歴史,旧内山下小学校は戦前建築で,当時の内山下小学校に通っていた戦前の方々は小学校を卒業したら大半が就職されたと言います。まさに国民学校であって,その中で教育の何というか,小学校の運営です。当時財源も権限もある程度移譲されて,いわゆる地域の町衆たちによって学校が運営されたということがあります。そういった歴史も,今日的な学級運営とか生徒指導のいろんな困難な課題が今あるじゃないですか。だから,そういった歴史からも何か学び取ることなんかもあると思いますので,ソフト,ハード両面から教育委員会として記録に残していく,ここはしっかり向き合って取り組むべきだと思いますので,再度御所見をいただいて質問を終わりたいと思います。
○小川信幸 副議長  当局の答弁を求めます。
     〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長  森山議員とも,旧内山下小学校の話は随分やりました。ハレノワが新しくできたことによって,今市民会館を解体しています。そこの土地をどうしていくか,またNHKの跡地のお話もありました。あのあたり一帯として,石山公園一帯として,どう使っていくかというのが一つの議論でありました。
 ここで一つの問題になっているのが,あそこに介護施設があるわけです。それは当分の間お使いになるという意向もある。こういう中で,どこまでのものをどうしていくのかと,若干やっぱり将来の構想が完全にできているわけじゃないんですけど,暫定的なものになっていく。それを今整理しているところです。
 それから,旧内山下小学校は,地元の方も幾つかの意見があります。そして,我々のほうも例えばあれを残してどんなイメージになってくるのか,なかなか想像できないんです。先ほど言った石山公園一帯と旧内山下小学校は全体として一つの構想を持ってなきゃならないと思います。
 また,今市民会館がハレノワに移ったことで相当の経費を使っている。そういったことも一つにはあります。そういう中で,全体像をどうしていくのかという話になってくるわけでありますが,そんなにきちっとしたものが本当に出るのか,攪乱要因が一つのこの介護施設もあるし,旧内山下小学校という存在もある。このあたりで,そういう攪乱要因をどう,攪乱要因と言ったらよくないのかも分からないですけど,どう整理してこの全体像をイメージしていくか,そういう話になるんだろうと思うんです。政策局長以下政策局メンバーとは,そのあたりは議論しております。
 ただ,今の段階でこういうスケジュールでこういう形で動いていくということを明確にここでお示しするのはなかなか難しいんですけれども,ただ今申し上げたような全体のあのあたり一帯の構想を我々としては一定のものは考えつつあるということだけは,森山議員の頭の中に入れておいていただければと思います。
 これから,あの地というのは岡山にとって非常に重要な土地であります。岡山城,後楽園の近くであり,我々の資産としては非常に大きなものがある。これは間違えてはならないし,多くの人の意見,それも地元の意見ももちろんですが,オール岡山の様々な人の意見を聞きながらやっていかなきゃならないのも,また事実だろうと思っております。政策局とは議論しながら,また森山議員,またここにおられる市議会議員の皆さん,ほとんどの皆さんが関心を持っておられると思います。意見を聞きながら,この議論をスタートさせていきたいなと思っております。
 以上です。
◎三宅泰司 教育長  校舎のことについてですが,議員も御指摘されましたハードとソフトの面があると思いますが,ハードについてはやはり我々としてはあのエリアの旧内山下小学校という見方になってしまいます。単体でなかなか考えづらいということがございますので,やはりその議論の中で一緒に考えていこうということとなりますが,ソフトの面,今旧校舎の中に内山下小学校の歴史的なものがメモリアルで残っております。これについては,今後どういう形で記録として広げていくか,残していくかということは検討してまいりたいと思います。
 以上です。
○小川信幸 副議長  以上で森山議員の質問は終わりました。(拍手)
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