録画中継

令和7年6月定例会
6月16日(月) 本会議 一般質問
自由民主党岡山市議会
藤原 哲之 議員
1 これからの岡山市の課題について
 (1) 「住みやすさ」での課題について
 (2) 「力強さ」での課題について
 (3) 「安全・安心」での課題について
 次は,順序に従いまして藤原議員。
     〔39番藤原哲之議員登壇,拍手〕
◆39番(藤原哲之 議員)  皆さんおはようございます。自民党岡山市議会の藤原でございます。
 実に2年ぶりの登壇でございます。何分2年ぶりですので,何を質問していいのかが分かりかねております。そこで今回は,市長の所信表明から伺いたいと思っております。
 今年は,中国地方の梅雨入りは例年より遅い6月中旬以降になるのではないかとは思っておりましたが,意外と6月9日に既に梅雨入りと発表され,平年よりも3日遅く,昨年よりは11日早い梅雨入りだそうであります。九州では線状降水帯も発生し,豪雨となっている県もあるようなので大変に心配いたしております。しかしながら,週間予報をちょっと見てみますと,今週は晴れのマークが多く,梅雨の中休みにしては少し早過ぎるなと感じております。
 岡山では,大きな雨にならないことを祈っておりますが,思い起こせば平成16年,平成23年,平成30年と,約7年周期で豪雨災害が起こっております。今年の令和7年がこの7年周期と重なっておりますので,大変に心配いたしております。今年は既に岡山市で県下最大規模の山火事災害が起こっており,この時期での豪雨は,山火事跡地にとっては土砂災害を誘発し,被害をさらに悪化させ,その地域の復興をさらに困難なものにしてしまいます。当局におかれては,既に危険地区の洗い出しは済まされていると思いますが,梅雨豪雨の前に被害軽減のためのあらゆる対策をお願いしたいと思っております。
 私の住む地域では,現在田植の準備で大忙しであります。米の高騰により,飼料米から主食米への転換も盛んに行われているようであります。政府は備蓄米をさらに追加で20万トン放出するようですが,そうすると残りは10万トンほどになり,政府はこの量で対応できるとしております。これで足りるのであれば何のために90万トンもの備蓄米を蓄えていたのか分からなくなります。そもそも備蓄米は,平成の大凶作を契機につくられた制度であり,凶作や不作の際の米の安定した流通への備えだったのではないのでしょうか。このような政府の方針でいいのでしょうか。大変疑問に思っております。
 世界に目を向けてみますと,イスラエル,ロシアの行動は明らかに他国への侵略であり,いつ全面戦争に突入するか分からなくなります。そうなると,外国から輸入がストップし,食料が日本に入ってこない可能性も生じてきます。食料安全保障の点からも,備蓄米は常に確保しておく必要はあると思っております。
 さて,市長は岡山市のさらなる発展のため,10月5日に向けて再挑戦されるということで少し安心いたしておりますとともに,頑張っていただきたいと思っております。
 市長は,市政推進の3本柱として,住みやすさ,力強さ,安全・安心を掲げておられるので,その中から質問させていただきます。
 大きな1つ目,これからの岡山市の課題について。
 これからの岡山市の課題ということでありますが,これは現在,岡山市が抱えております問題,解決しなければならない問題であり,今後岡山市が直面するであろう問題に対しての備えを考えられての課題であると思っております。
 岡山市として,それぞれの項目についてどのような解決しなければならない問題を抱えられており,どのような方針で取り組んでいかれようとしているのか,何に重点を置いて取り組んでいかれるのか,各局のお考えを改めてお伺いいたします。
 ア,住みやすさでの課題について。
 1,子ども・子育て施策の充実について,2,学校教育の充実について,3,歴史の分析・発信と観光誘客について,この3点についてお伺いいたします。
 イ,力強さでの課題について。
 1,経済の成長について,2,中心市街地の活性化と地域の振興について,3,国際的プレゼンスの向上について,この3点についてお伺いいたします。
 ウ,安全・安心での課題について。
 1,浸水対策について,この項は1点だけお伺いいたします。
 以上で質問を終わりますが,岡山市の今後の課題と対応策については,我々も一緒になって考えてまいりたいと思っております。
 以上で終わります。(拍手)
○小川信幸 副議長  当局の答弁を求めます。
◎北川由佳 政策局長  1の項,力強さでの課題のうち,中心市街地の活性化と地域の振興についてお答えいたします。
 岡山城のリニューアル,岡山芸術創造劇場ハレノワの整備,ハレまち通りの1車線化など様々な取組により,新規出店数の増加やにぎわいの創出など,中心市街地が活性化してきたところです。また,まちに多くの人が集うことにより,周辺地域も含めた市全体,さらには市外にも効果が及ぶと考えております。あわせて,それぞれの地域において,地域課題の解決と魅力ある地域づくりを進め,人口減少,高齢化が進む中でも活力のある地域をつくっていくことが必要です。
 農業をはじめとした経済・産業の振興,地域の歴史・文化の継承,生活機能サービスの維持・向上の分野について,地域振興基金も活用しながら,ハード,ソフト両面から各種取組を総合的に推進し,より一層地域の活性化に取り組んでまいります。
 以上です。
◎福田広志 市民協働局長  同じ項,力強さでの課題について,国際的プレゼンスの向上についてお答えいたします。
 岡山市は,ESD分野でユネスコ学習都市,文学分野でユネスコ創造都市に認定されており,国際ネットワークを通じて取組を発信しているところです。今年度は2つの国際会議を開催する予定で,本市が同一年度に複数開催するのは初めてとなります。
 まず,10月に世界のESD研究者や実践者が集う第14回グローバルRCE会議を開催し,岡山地域が一体となって継続してきたESDの取組を世界に発信します。また,来年2月には,ユネスコ創造都市ネットワーク・文学分野の国際会議を開催する予定です。この会議においては,海外6都市の関係者を招聘し,坪田譲治文学賞や市民の童話賞など,これまでの本市の取組を国内外に発信いたします。今後とも,ユネスコ等の国際的なネットワークを生かし,国際的に存在感を示していくよう取り組んでまいります。
 以上です。
◎榎並義忠 岡山っ子育成局長  同じ項,住みやすさでの課題についてのうち,子ども・子育て施策の充実について,問題と取組の方針・重点についてお答えいたします。
 子ども・子育て施策については,これまで保育の待機児童の解消や子ども医療費助成の大幅な拡充などを行ってきました。現在は,放課後児童クラブの待機児童対策,保育の質の向上,困難を抱える子どもの支援などの課題があります。
 放課後児童クラブについては,施設整備や民間事業者の活用により受皿確保を進め,保育の質の向上については障害児保育の拡充,困難を抱える子どもの支援については,児童虐待防止対策やひとり親や貧困家庭の支援などに取り組んでまいります。今後も子どもが健やかに成長し,安心して子育てできる環境づくりを進めてまいります。
 以上です。
◎木内啓子 産業観光局長  同じ項,住みやすさでの課題についてのうち,歴史の分析,発信と観光誘客についてお答えします。
 本市には多くの誇るべき歴史があるにもかかわらず,あまり知られていなかったものもあるため,これらの歴史・文化遺産に目を向け,造山古墳を中心とした「新たな倭国論」の提唱や戦国宇喜多家の再評価などを行ってまいりました。学術的根拠を基にした情報発信により,地域の愛着や誇りの醸成が深まっており,本年度は地域の方々と共に東大寺サミットのプレイベントも開催いたします。また,岡山城VRや東大寺瓦窯跡のARなど,デジタルコンテンツの制作にも着手いたしました。引き続き,地域で大切にされてきた歴史・文化遺産を磨き上げ,さらに受入れ環境の整備等を通じて,一層の観光誘客に努めてまいります。
 以上です。
◎林原瑞気 産業観光局産業政策担当局長  同じ項,力強さでの課題についての経済の成長についてお答えいたします。
 岡山市の経済状況においては,平成23年度と令和3年度の実質市内総生産を比較した場合の伸び率はプラス6.8%で,政令指定都市の中で3位となっており,その要因となっている民間投資の伸び率はプラス15.4%で,政令指定都市の中で2位と順調に推移しております。一方で,足元の経済環境では,賃金の上昇が物価の上昇に追いついていない状況が続いており,地域経済が成長していくためには,企業が効果的な設備投資等により,生産性の向上や競争力の強化などで付加価値を向上させ,事業成長していくことが不可欠であると認識しております。
 そういった状況の中,産業振興におきましては,新たな事業を生み出す支援,市内企業の成長支援,外から呼び込む企業誘致を3本の柱といたしましてスタートアップ支援等の創業支援やデジタル化への対応等の中小企業支援,企業立地の推進などを進めてまいりました。今後も,岡山市の経済を支える企業の付加価値向上の取組をしっかりと支援することで,地域経済の成長につなげてまいりたいと考えております。
 以上です。
◎三宅泰司 教育長  同じ項,住みやすさでの課題についてのうち,学校教育の充実についてのお尋ねです。
 第1期,第2期教育大綱の取組を通じて,課題であった学力について,目標である全国平均レベル以上を5年連続達成しております。不登校の出現率についても,指定都市の平均値よりも低く抑えることができています。これらのことができたのは,教育委員会と校長,現場の教職員が一丸となって取り組んだ結果であると認識しております。
 一方で,全国的なアンケート調査の結果から,岡山市の子どもは実際に行動に移すことに課題があることが見えてきました。このことを改善するため,まずは子どもの成長を支える教員,とりわけ増加する若手教員の資質の向上に取り組む必要があると考えております。今後も,子どもの社会的自立に向けて学校教育の充実のための取組を進めてまいります。
 以上です。
◎内海誠一郎 下水道河川局長  同じ項,安全・安心の課題,浸水対策について御答弁します。
 平成30年7月豪雨後の浸水対策への取組については,難波議員に御答弁したとおりです。
 平成23年9月の台風12号でも大きな浸水被害が発生し,特に岡南エリアにおいては広範囲にわたり約1,000戸の浸水被害が発生しました。このため,浦安ポンプ場のポンプ増設や浦安11号雨水幹線1工区の整備を行ってきたところです。今後も,浦安11号雨水幹線2工区の整備など,ハード対策を進めるとともに,事前水位調整などのソフト対策も組み合わせながら,より安全・安心なまちづくりを進めてまいります。
 以上です。
○小川信幸 副議長  以上で藤原議員の質問は終わりました。(拍手)
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