録画中継

令和8年2月定例会
2月20日(金) 本会議 代表質問
自由民主党岡山市議会
吉本 賢二 議員
1 市長の政治姿勢について
 (1) 令和8年度予算について(市長所信表明から)
 (2) 第七次総合計画について
 (3) 県民所得と中小企業支援について
 (4) 政権について
 (5) あすの岡山アンケートについて
 (6) アリーナ建設計画について
 (7) 現スタジアムの座席増設について
 (8) 第3期岡山市教育大綱について
2 新しい庁舎と職員の働きやすい環境づくりについて
3 ドローンの活用について
4 健康ポイント事業について
5 排泄予測支援機器について
6 感染症流行期における休日在宅当番医制度について
7 新型コロナウイルス感染症ワクチン接種について
8 岡山ESDプロジェクト推進事業について
9 地域活動への支援について
10 岡山市戦没者追悼式の方向性について
11 老朽化した施設の長寿命化計画について
12 岡山シンフォニービル改修事業について
13 新規就農者サポート事業の補助金額について
14 東大寺サミットについて
15 観光振興について
16 高速道路と市内道路ネットワークの充実について
17 美作岡山道路について
18 公共交通について
19 バス路線の再編について
20 自動運転等の実証実験について
21 可燃ごみ処理施設等について
22 上南公民館のコンクリート片の落下事故について
23 探究的な学びについて
24 放課後児童クラブについて
25 暑さ対策について
26 不登校児童生徒の支援について
      午前10時0分開議
○田口裕士 議長  皆さんおはようございます。
 これより2月定例市議会第2日目の本会議を開きます。
 ただいまの御出席は44名であります。
     ─────────────
○田口裕士 議長  会議録署名議員に赤木議員,小林議員のお二人を指名いたします。
     ─────────────
○田口裕士 議長  本日の議事日程は,お配りいたしておりますとおりでございます。
     ──────〇──────
△日程第1
 代表質問
 甲第4号議案~甲第25号議案,甲第27号議案~甲第80号議案,承第1号
     ─────────────
○田口裕士 議長  日程に入ります。
 日程第1は,代表質問並びに甲第4号議案令和8年度岡山市一般会計予算について以下77件の議案についてであります。
 これらを一括上程いたします。
 なお,これらの議案につきましては,既に市長の提案理由の説明を終わっておりますので,本日は代表質問を行います。
 質問に入ります前に,一言議会運営についてお願いいたしておきます。
 御通知申し上げておりますとおり,各会派における代表質問の時間は会派所属議員数に8分を乗じて得た時間とし,上限は60分でお願いしたいと思います。
 また,再質問の際には,簡潔,明瞭に発言し,質問の趣旨が明確に伝わりますよう御協力をお願いいたします。
 また,当局におかれましては質問の要点を十分把握され,議員の質問の重複,引用や同じ答弁の繰り返しを避け,簡明,的確に答弁されますよう,この際申し上げておきます。
 それでは,順序に従いまして自由民主党岡山市議会の代表質問を行います。吉本議員。
     〔31番吉本賢二議員登壇,拍手〕
◆31番(吉本賢二 議員)  皆さんおはようございます。自由民主党岡山市議会の吉本でございます。
 皆さんも楽しみにしているオリンピックの件からやらせていただきます。りくりゅうペアの大逆転の感動の金メダル,本当にスポーツはいいなと思わせていただいている昨今ではないでしょうか。
 昨年のことになりますけど,全国中学校の駅伝大会で,我が母校,京山中学校の女子駅伝部が3連覇を達成,お正月の箱根駅伝においては,岡山市出身で青山学院大学の黒田朝日選手が5区の山登り,異次元の走りを見せ新記録。春高バレーにおいて残念でしたが,就実高校が準優勝ということ。また,岡山市出身の木村葵来さんが日本第1号の金メダルを獲得し,岡山市において冬季オリンピックの初の金メダルだったそうです。
 スポーツの感動は何物にも代え難く,まさにわくわく感がいっぱいになります。これからも若い方々が活躍できるような岡山市を一緒につくっていきたいと思います。
 では,通告に従い,自由民主党岡山市議会を代表して質問させていただきます。50分間,お付き合いをよろしくお願いします。
 1,市長の政治姿勢について。
 (1)令和8年度予算について。
 大森市長にとっては12回目の当初予算案が提案されました。あわせて,国の補正予算を活用しながら,市民生活の支援を第一に考えた2月補正予算案が提案されます。我が会派の政策提言,11月議会の代表質問,市長への要望などを受け,合併4町の支所の存続,防犯灯,防犯カメラの電気代支援,新型コロナワクチンの自己負担の軽減,障害者体育センターのエアコン設置,省エネ機器更新緊急支援補助金の第5弾,小・中学校のトイレの洋式化,フリースクール支援,小・中学校への冷水器,小学校給食費の無償化,中学校給食費の負担軽減と予算をつけていただいたことに,市長をはじめ当局の皆さんには心より感謝を申し上げます。
 では,今回の予算に対する大森市長の思いを聞かせてください。
 (2)第七次総合計画について。
 岡山市政のこれからの10年の方針を決める第七次総合計画案が示されました。この計画については,分野別計画は各常任委員会で,区別計画はそれぞれの区で協議会を開き,議論してきました。過去10年は,平成30年7月豪雨,コロナウイルス感染拡大,アリーナ建設計画など,10年前には想像できなかった事案も起きました。今,考えられることを最大限盛り込んだ内容と思いますが,どのような事案があっても市民のために対応していくことが求められます。
 そこでお尋ねします。
 ア,今ある第六次総合計画の総括をお示しください。
 イ,今回の第七次総合計画のポイント,特徴と市長の思いを聞かせてください。
 (3)県民所得と中小企業支援について。
 先日,2022年度1人当たり県民所得の記事が掲載されました。
 岡山県では,255万3,000円,全国で44位,2011年度当時29位でしたが,比較して0.2%の減,全国平均では15.3%の増。産業別に県内総生産を見ると,農林水産業など第1次産業は,2011年度比5.6%増,サービス業など第3次産業は3.2%の増ですが,製造業などの第2次産業は6.4%のマイナスで,19.6%増の全国の動きとは対照的で,これが大きな問題です。
 また,中小零細企業は,原材料価格,燃料コストの高騰で大きな打撃を受けています。
 そこでお尋ねします。
 岡山市の市民所得の状況と,中小零細企業や製造業などの第2次産業への支援をお示しください。
 (4)政権について。
 さきの衆議院議員選挙の結果は,自由民主党が316議席,政権与党で352議席を獲得,2月18日には第2次高市政権がスタートしました。国民の期待を裏切ることなく,安定した長期政権を望みます。
 今回の選挙では,消費税の扱いが大きな争点となり,与党の公約では食料品の消費税を2年間ゼロでした。
 では,この時期に選挙が行われたこと,また政策などで岡山市にも影響する点についてお尋ねします。
 ア,選挙があったことにより,国の予算の成立が遅れそうです。岡山市令和8年度予算への影響はありますか。
 イ,国からの給食費の補助が本当に不透明です。我が会派は,給食の質を落とさず保護者負担をゼロにするべきと訴えてきました。岡山市の給食費支援の施策と今後の対策をお示しください。
 ウ,食料品の消費税ゼロとなると,都道府県,市町村にとっては財源不足が心配されます。岡山市への影響をお示しください。
 エ,岡山市長の立場で大森市長が高市政権に望む政策を御説明ください。
 (5)あすの岡山アンケートについて。
 1月14日の地方紙にあすの岡山アンケート(岡山市政)が掲載されました。その中での注目点は,大森市長の市政運営のプラス評価の理由で,文化・スポーツ拠点の整備が30.1%でトップだったことです。岡山芸術創造劇場ハレノワの整備や,計画が進む新アリーナ構想が前向きに捉えられています。賛成ではない意見も聞きますが,市民である経営者や有識者から一定の評価をされていることがよく分かりました。
 一方で,市が優先して取り組むべき分野は,周辺部の振興が29.2%と4年連続で最多とのことです。人口減少が著しい周辺部に対し,いろいろな施策を実施していますが,なかなか評価されていません。
 そこでお尋ねします。
 ア,このアンケートを受け大森市長の感想,特に周辺部の振興についての御所見をお願いします。
 イ,岡山市連合町内会との意見交換を受け,令和7年4月から岡山市町内会等との協働による地域社会の活性化推進に関する条例が施行され,これまでの防犯カメラ,防犯灯設置に対する補助に加え,これらの電気代等に係る費用の補助も2月補正予算案で提案されるとのこと。ただ,周辺部には草刈りができない,耕作放棄地,高齢化の進行など,中心部と周辺部では様々な課題を抱えています。こうした,各地区が抱える課題の解決に向けての御所見をお願いいたします。
 (6)アリーナ建設計画について。
 11月議会での関連予算の議論を経てアリーナ事業は動き始めており,第7回のアリーナ整備検討会議の中で,企業等からの寄附金に関し28億5,000万円余の内諾をいただいているとの報告がありました。
 また,アリーナへの理解を深めていただくことを目的に,市民と対話する形でアリーナ整備事業説明会を4月までに4回予定され,これまでに2回開催されました。
 そこでお尋ねします。
 ア,御内諾いただいた企業からの寄附の受入れはどのように行い,実際の寄附状況についてお示しください。また,個人の寄附について,現時点での金額と告知方法をお示しください。
 イ,説明会の内容や参加者の反応,今後の進め方をお示しください。
 ウ,アリーナが将来にわたって市民の豊かなスポーツ環境や地域経済の活性化にどう寄与するのか,市長の見解をお示しください。
 (7)現スタジアムの座席の増設について。
 ファジアーノ岡山のJ1元年は選手の大活躍もあり,多くのサポーターが入場できない状況が続き,特に対戦相手のサポーターが入場できなかったことで大きな経済効果を失いました。
 知事は,現スタジアムの座席の増設について,岡山市の条例で大きな貯水槽の設置が必要になることなどから,座席の増設は難しいと言われていましたが,ここに来て約2.5億円をかけて1,000席を増設する方針を発表されました。
 市長は,J1昇格当時から新スタジアムについてや現スタジアムのキャパシティの課題解決に協力する意向を伝えられており,今回の県の増席方針に対しても一定の負担をする考えを示されていました。知事は,先般の記者会見で,岡山市に事業費の要請は行わないと言われたようですが,岡山市と岡山県で協力してスポーツを盛り上げることは大切なことであり,経済効果を上げていくことは都市の飛躍にもつながります。
 そこでお尋ねします。
 ア,現スタジアムの座席の増設について,岡山県との話合いはどのようになっているのか御説明ください。
 イ,プロスポーツにおいて,市と県の関わり方について,どうあるべきか市長の御所見をお示しください。
 (8)第3期岡山市教育大綱について。
 現在,令和8年度からの第3期教育大綱は,総合教育会議で議論を重ね,策定作業も終盤に来ています。第1期,第2期と,教育大綱を指針に,教育委員会と先生方が一丸となって,学力の向上のための魅力ある授業づくり,不登校の発生抑止,問題行動等の防止に全力で取り組んでこられたと承知しています。第3期教育大綱でも,これからの岡山市を担う児童・生徒を健やかにたくましく導き育てる指針としてほしいです。
 そこでお尋ねします。
 ア,これまでの教育大綱の成果と課題を御説明ください。
 イ,第3期岡山市教育大綱のポイント,新たな取組と市長の思いを御説明ください。
 2,新しい庁舎と職員の働きやすい環境づくりについて。
 新庁舎がいよいよ5月に完成し,そして11月24日には全面開庁の予定です。新しい岡山市のシンボルともなる庁舎ですが,職員の働く環境が整い,働く意欲がより高まることを期待します。現在,人口減少,少子化等から民間も自治体も人材確保に困難を極めている状況です。新庁舎でイメージアップを図り,しっかり優秀な職員の人材確保に努めてほしいです。
 そこでお尋ねします。
 (1)人材確保について。
 ア,令和9年春の職員採用に向けての工夫や新たな取組を御説明ください。
 イ,社会全体の需要の高まりから,受験者確保が困難になっている技術者の採用の工夫はどうなっていますか。
 ウ,定年延長や再任用など,高齢層の職員のモチベーションを高め,能力を発揮してもらうことも大切です。どのように考えていますか。
 (2)特定事業主行動計画について。
 ア,岡山市では女性職員の積極的な登用を進めていますが,現状と今後の目標をお示しください。
 イ,特定事業主行動計画の目標と実績等は公表されており,言わば働きやすさのバロメーターのようです。選ばれる職場になるために,特定事業主行動計画の着実な実施が重要です。新しい特定事業主行動計画での目標や取組を御説明ください。
 (3)働き方改革について。
 ア,働き方改革と言われて久しいですが,働く側,職員の意識も大きく変わっています。民間では,リモートワークや週休3日制の導入など,柔軟な働き方を積極的に進めており,人材確保にも有用と聞いています。検討してみてはどうでしょうか。
 イ,一般職員,教職員の残業実態と今後の方針を御説明ください。
 ウ,昨年10月から♯7119が開設されました。これは,救急車が本当に必要かどうかを判断する相談窓口です。これも一つの働き方改革です。出動件数は,過去最多を更新していますが,♯7119の利用状況を御説明ください。
 3,ドローンの活用について。
 災害マップ,避難所,備蓄品の充実などが年々向上していることは間違いありません。もしものときはやはり情報を聞きたい,知りたいという心理が働きます。ネットの天気予報,雨雲レーダーの技術革新も目覚ましいものがあります。次は,自分たちの周りがどうなっているのか,河川は,土砂崩れは,越水は。市民心理を落ち着かせるためのドローンの活用は最適です。危機管理室など関係者が確認することはもちろん,市民もホームページなどを見ることができるようにしたらどうでしょうか。2次被害も避けることができるはずです。
 ドローンで薬や物資を運ぶ時代も遠くない将来に来るでしょう。静岡市では,ドローンを17台所有しており,公費で職員へ資格を取らせ,取得した職員はたとえ部署異動があっても危機管理課との兼務となり,研修を継続的に受け,災害時には最前線で活動するそうです。
 そこでお尋ねします。
 危機管理室もドローンを所持するべきです。職員は資格を取り,災害時にはドローンを活用して対応していけるよう,災害に備えた訓練を実施するべきです。静岡市の事例に対する所見も含め現在の方針を御説明ください。
 4,健康ポイント事業について。
 岡山市第七次総合計画では,ともに支え合い,誰もが自分らしくいきいきと暮らせるまちづくりという基本方向の下,健康・福祉,医療・介護の分野ごとに様々な施策が示されています。健康の分野では,誰もが自然と健康になれる社会環境づくりを進める健康ポイント事業が掲げられています。健康ポイント事業は,平成26年の開始以降,対象者の拡大や実施方法の改善などにより,少しずつ参加者が増えていると聞いています。令和5年8月にはスマートフォンアプリを活用した新たな健康ポイント事業,OKAYAMAハレ活プロジェクトを開始し,今年で3年目となります。
 そこでお尋ねします。
 (1)スマートフォンアプリを活用したことによる効果と,これまでの事業の実績についてお示しください。
 (2)OKAYAMAハレ活プロジェクトは,令和7年度をもって終了すると聞いています。来年度以降の健康ポイント事業の取組についてお示しください。
 5,排せつ予測支援機器について。
 令和7年11月定例市議会において,排せつ予測支援機器について,障害者(児)対象の日常生活用具への追加認定を求める趣旨の陳情が採択されました。それを受けて,本会議に処理経過の報告がなされています。我が会派としては,障害者の方が,新しい機能を有する機器を活用することで日常生活における支障が取り除かれるのであれば,それは有益なことと考えておりますが,日常生活用具として新たに認定するに当たっては,当局の検討状況をもう少し具体的に確認した上で採択すべきと考えていたところです。
 そこでお尋ねします。
 当概用具について,国の告示要件との適合性や,対象者の範囲,他都市の状況の把握など,当局の確認,検討状況をお示しください。
 あわせて今後どのように進めていこうと考えているのか御所見をお示しください。
 6,感染症流行期における休日在宅当番医制度について。
 2025年から2026年のインフルエンザシーズンは,国や岡山県の感染症発生動向調査によると,例年より早い時期から患者数が増加し,県内でも注意報や警報レベルに達する週がありました。このことから,今シーズンは流行開始が早く,かつ一定期間高い水準で推移したと考えられます。感染症の流行状況は,感染症発症状況を定期的に報告する医療機関からの情報を基に,保健所や行政が客観的に把握できる体制が整っています。しかし一方で,休日在宅当番医制度の運用については,流行状況をどのように判断し,体制の見直しや臨時的な医師確保につなげていくのか,その考え方は明確とは言えません。
 そこでお尋ねします。
 (1)感染症流行期の受診動向や制度運用について,岡山市医師会等とこれまでどのような課題や論点が共有されてきたのか具体的にお示しください。
 (2)今後感染症の流行時期の前倒しや長期化も想定される中で,意見交換にとどまらず,行政として判断を制度や運用にどのように反映させていくのか,その方向性についてお示しください。
 7,新型コロナウイルス感染症ワクチン接種について。
 (1)令和7年度,高齢者等の自己負担額は,岡山市が県内で最も高い水準でした。市民からは,なぜ岡山市だけが高いのかという声もありましたが,令和8年度予算案では自己負担額を軽減し,接種しやすい環境を整備する方針が示されており,評価するところです。今回の軽減により,他政令指定都市や県内他市町村と比べてどのような状況になるのかお示しください。
 (2)全国及び岡山市の新型コロナウイルス感染症やインフルエンザによる死亡状況について,市としてどのように把握,分析していますか。
 また,ワクチン接種率について,岡山市として目標はあるのか,ある場合はその考え方と達成状況についてお示しください。
 (3)接種体制や周知方法について,岡山市の基本的な考えをお示しください。
 8,岡山ESDプロジェクト推進事業について。
 昨年10月に第14回グローバルRCE会議が開催され,私たち市議会議員もレセプションに参加し,海外の方との交流を通じて,世界会議の一端にも触れることができました。公民館を中心に,市民団体,学校,企業と共に岡山市も20年間にわたりESDに継続的に取り組んできました。また,子どもたちが興味を持つことで,ESDの地球規模での世界観や平和など様々な分野へ広がりが期待されます。
 そこでお尋ねします。
 (1)岡山SDGs,ESDについて,この1年間でどのようなイベントや事業を通じて情報発信を行いましたか。
 また,次の目指すところをお示しください。
 (2)持続的な社会づくりの担い手を育成するため子どもや学生の力は不可欠です。今後どのように巻き込み,学校や大学と連携していくのかお示しください。
 9,地域活動への支援について。
 地域の文化財,城跡,石碑などについては,地域住民のグループが長年にわたりボランティアとして定期的に保全活動を続けています。こうした文化財や史跡には,それぞれに歴史等があり,地域の誇りでもあります。これらの活動が子どもたちの学びと結びつくことで,地域への愛着が育まれると考えます。しかし,これらの活動に対する補助金制度がありません。岡山市としても,地域の史跡や文化財を有効に活用し,周辺地域の活性化を図るべきです。
 そこでお尋ねします。
 (1)伝統芸能の継承活動や,地区の公園,公衆便所の清掃,維持活動などに対しては活動団体へ補助金が交付されていますが,経緯と現状をお示しください。
 (2)地域住民によって歴史・文化遺産などの保全活動,また情報発信活動を行っている団体の活動状況を御説明ください。
 また,それらの団体に対し,活動状況に応じた補助金制度を設けるべきです。御所見をお示しください。
 10,岡山市戦没者追悼式の方向性について。
 岡山市では,岡山空襲があった6月29日を平和の日と定め,毎年岡山市戦没者追悼式を実施していますが,昨年迎えた戦後80年を一つの区切りとし,今年から戦没者追悼式の名称や内容を変更すると報告がありました。我々としては,戦没者関係者の気持ちを最大限に尊重することを願います。
 そこでお尋ねします。
 (1)変更を考慮するに至った課題認識と,どのような内容の式典を検討しているのかお考えをお示しください。
 (2)平和な日本を次世代につないでいくためには,式典への児童・生徒を含む若い世代の参加が重要と考えます。御所見をお示しください。
 11,老朽化した施設の長寿命化計画について。
 市内のプールや体育館をはじめとする公共施設については老朽化が進行しており,利用者の安全確保や今後の維持管理が大きな課題となっています。一方で,新たな大型事業が進む中においても,市民が日常的に利用する身近な施設を将来にわたって安全に使い続けるためには,計画的な長寿命化の取組が不可欠であると考えます。
 そこでお尋ねします。
 (1)老朽化した施設について,長寿命化を図るための基本的な考え方や全体的な計画の有無,また施設ごとの優先順位をどのように定めているのかお示しください。
 (2)長寿命化計画を着実に進めていくために必要な財源の確保や今後の見通しをどのように考えているのか御所見をお示しください。
 (3)一例になりますが,西大寺ふれあいセンターでは,アスレチック機器が傷み,撤去されたものもあります。今まで活用した器具等は,計画的に修繕,新規購入を進めるべきと考えます。各ふれあいセンターの長寿命化計画の一環として機器の管理計画をどのように考えているのか,直近の機器の管理状況とあわせて御所見をお示しください。
 12,岡山シンフォニービルの改修事業について。
 現在,シンフォニービルの改修工事が行われており,これまで同施設を活用して事業を行ってきた市民団体は,改修期間中,ハレノワをはじめとする他施設の利用を余儀なくされています。ただ,残念ですが利用できないことや利用条件の不満などの声を聞きます。文化芸術活動を継続していく上で代替施設や利用環境への配慮は極めて重要であると考えます。
 そこでお尋ねします。
 (1)シンフォニービル改修期間中,これまで,同施設を利用していた市民団体等が利用できない現状について,市としてどう考えているのかお示しください。
 (2)今後も市有施設の改修がありますが,文化活動の空白期間は防ぐべきです。そのような場合の対応方針をどのように考えているのか御所見をお示しください。
 13,新規就農者サポート事業の補助金額について。
 この事業の補助金額は,県外からの転入者と,それ以外の方との間で差がありますが,就農者の年齢での差はありません。現在の岡山市の基幹的農業従事者の平均年齢は70.9歳と高齢化が進んでいます。農業従事者の平均年齢を押し下げ,岡山市の農業を持続可能なものにするためには,例えば40歳代までの補助をより厚くするべきと考えますが御所見をお示しください。
 14,東大寺サミットについて。
 東大寺サミットは来年度の開催を控え,東大寺再建のための瓦を焼いた万富東大寺瓦窯跡をPRする絶好の機会であり,成功を期待します。
 そこでお尋ねします。
 (1)東大寺サミット開催に向けた機運醸成や瓦窯の認知度向上のため,今年度どのような取組を行ったのか具体的にお示しください。
 (2)来年度開催の東大寺サミットはどのような内容となるのか,スケジュールや開催概要についてお示しください。
 15,観光振興について。
 令和4年11月にリニューアルした岡山城の来場者は好調を維持しており,造山古墳ビジターセンターでは昨年8月に来場者10万人を達成するなど,市長が掲げる文化財と観光の融合が実を結びつつあります。今年の大河ドラマでは,宇喜多家とつながりの強い豊臣秀吉,秀長の「豊臣兄弟!」が放映されており,柴田勝家役で出演されている岡山県出身の山口馬木也さんは,先日行われた岡山城での豆まきイベントに出演され,多くの方に福を届けてくれました。来年1月には東大寺サミットも控えており,本市を訪れる観光客が増えることが予想されます。
 そこでお尋ねします。
 (1)造山古墳ビジターセンターについては,地元より昨年12月25日に造山古墳ビジターセンター拡充等に関する要望書が提出されています。そして,来年度当初予算には,造山古墳ビジターセンターの機能拡充を検討することが盛り込まれました。この予算の目的と事業内容についてお示しください。
 (2)先月末,市長を会長とする戦国宇喜多家を顕彰する会で,大河ドラマ実現に向けてNHKへ要望に行かれました。宇喜多直家,秀家は,「豊臣兄弟!」でも登場する可能性があり,それらも追い風に,ぜひ宇喜多家大河の実現に結びつけていきたいと思います。顕彰する活動の状況をお聞かせください。
 (3)岡山市は市内各地に誇るべき観光資源が点在しており,観光客へのおもてなしの観点から,駐車場やトイレの整備は重要なことと考えております。特に,来年1月には東大寺サミットが開催される予定でもありますが,整備についての御所見をお聞かせください。
 16,高速道路と市内道路ネットワークの充実について。
 岡山市ではコンパクトでネットワーク化された都市構造の実現に向け,人と環境に優しい道路ネットワークの構築を進めています。その中で,高速道路と市内道路ネットワークのアクセス性向上を目的として,流通機能の強化や産業活動の活性化につながる吉備スマートインターチェンジの24時間化及び大型車対応が2月1日に開始したところです。
 そこでお尋ねします。
 (1)高速道路へのアクセスの選択肢が拡大することで,交通量の分散や周辺道路の渋滞緩和,物流効率の向上など,今後どのような効果を期待しているのかお示しください。
 (2)企業立地や産業活動の活性化といった地域経済に今後どのような効果を期待しているのかお示しください。
 17,美作岡山道路について。
 美作岡山道路は,岡山県東部に位置し,中国縦貫自動車道と山陽自動車道を結び,一体となって高規格道路網を形成することで,美作圏域と岡山圏域との交流を促進するとともに,岡山東部地域の活性化に重要な役割を果たす道路であり,所要時間の短縮や周辺道路の渋滞緩和,災害時の代替道路の確保,また企業立地の推進も考えられ,大きな期待がかかる道路です。現在,地元住民と十分調整し,安全確保しながら工事を進めていただいており,時間がかかる工事であると認識しております。先日,事業再評価が行われたと伺っていますが,美作岡山道路の今後のスケジュールについてお示しください。
 18,公共交通について。
 ハレノワ線の新設により路面電車の環状化,延伸がなされると市長の記者会見において発表されました。我々は,かねてより路面電車の環状化,延伸については長年提言してまいりました。このたびの新設は,中心部のにぎわい創出,回遊性の向上並びに岡山のまちづくりには大変有意義なことと感じております。
 そこでお尋ねします。
 (1)整備事業費について,国と岡山市が2分の1の割合で,岡山電気軌道は費用負担がないとのことです。なぜ,この負担割合になったのか経緯をお示しください。
 (2)ハレノワ線の維持管理費は,岡山市が負担し,固定資産税の相当額も岡山市が負担するとなっています。また,運営費について,赤字となった場合は赤字額の50%を岡山市が負担し,黒字になった場合は黒字額の50%を納付とあります。行政が一民間企業へ投資,また税優遇することに対し厳しい声もお聞きします。このようになった経緯と,この声に対しての所見をお示しください。
 (3)この線について,費用便益分析BバイCは幾らなのかお示しください。
 また,この新設により,千日前等の商店街のにぎわいをどの程度見込んでいるのかお示しください。
 (4)今後の路面電車延伸化の計画について,このような方式を取られるのか別の方式で考えられるのかお示しください。
 また,次に計画している岡山市役所方面,岡山県総合グラウンド方面の関係者への説明会を早めに開催すべきと考えます。その予定をお示しください。
 (5)タクシーも公共交通の一つです。ハレノワにはタクシーの待合場所もなければ,ゆっくりと乗り降りできる場所もありません。そこで,ハレノワ線を新設するに当たり,タクシーの待合,乗り降り場のロータリーをつくる必要があると考えます。御所見をお示しください。
 19,バス路線の再編について。
 昨年より路線を新設,延伸した4路線の運行が始まっており,さらに4月1日から芳泉・岡南,庭瀬方面での路線が新たに運行を開始する予定です。
 そこでお尋ねします。
 (1)来年度当初予算案では,地域公共交通利便増進事業として,公共交通ネットワークの階層化に向けた路線再編,公共交通利用環境の改善が示されています。事業の概要についてお示しください。
 また,全国相互利用に対応した交通系ICカードが使用できない路線がありますが,そのような課題は解消されるのでしょうか。
 (2)支線バスの利用状況が低調なことは大きな課題です。昨年11月には運賃無料デーを実施され,多くの方が利用された一方,その後は再び低調な利用状況です。今後どのように利用促進を図るのでしょうか。
 (3)新設される芳泉・岡南の路線は平日,休日とも8便しかなく,この便数で多くの方が利用されるのか疑問です。ほかの支線と比べても少ない便数になった経緯と利用者の見込みについてお答えください。
 (4)先日の吉備公民館で行われた支線バス説明会において提案された運行ルートでは,吉備学区の皆さんからは賛成が得られませんでした。4月1日から運行される新ルートは,陵南学区中心のルートになると聞きました。このようになった経緯を御説明ください。
 また,吉備学区の皆さんと協議し,新しい運行ルートを決めていただきたいと思います。御所見をお願いします。
 (5)宇野バスから申請されている路線新設について,岡山市は中国運輸局へ反対の立場で意見書を提出されました。路線申請の理由である路面電車が満員となり学生が乗車できない場合があるとの課題に対し,今後どのような対応が予定されているのでしょうか。岡山市の考え方とあわせてお答えください。
 20,自動運転等の実証実験について。
 全国的に自動運転技術を活用した実証実験が各地で進められています。県内においても,津山市ではJR西日本と津山市が連携し,昨年11月4日から24日まで電動バスによるレベル2の自動運転バスの実証運行が実施されました。これは,運転手不足や地域公共交通の維持といった課題への対応を見据えた取組であるとお聞きしています。
 岡山市においても,今後公共交通を支える運転手不足が一層深刻化することが懸念されています。こうした中で,自動運転を将来の公共交通を支える選択肢の一つとして位置づけするとともに,アリーナが供用を始めると,来場する人や車等が集中すると予想されるため,混雑解消の一つの手段として公共交通の自動運転等の新技術に関する実証実験に計画的に取り組んでいくことが必要であると考えます。岡山市として,自動運転等の新技術を活用した実証実験について,今後どのように取り組んでいくか,御所見をお示しください。
 21,可燃ごみ処理施設等について。
 岡山市は,平成29年4月1日より,地方自治法に基づき玉野市及び久米南町のごみ処理事務を受託し,岡山市可燃ごみ広域処理施設を令和9年7月末の完成予定で建設中とお聞きしています。現在,建設中の焼却施設が稼働すると,岡山市のごみ処理は3施設体制となることを踏まえ,リサイクル施設等も含めた中・長期的な安定かつ効率的なごみ処理体制の在り方について御所見をお示しください。
 22,上南公民館のコンクリート片の落下事故について。
 昨年の夏,上南公民館の室内においてコンクリート片が剥落し,天井を突き破って落下した事故が起きました。上南公民館の事故の調査結果について,昨年の11月議会では,建物全体の安全性については水の浸水リスクがあり,必ずしも安全とは言い切れないため,引き続き精査するとの答弁でしたが,仮に大きな改修をしたとしても,引き続き利用者や避難者が安全に安心して利用することができるのでしょうか。公民館の個別施設計画では,60年を施設の目標耐用年数とし,60年を経過後もさらに長寿命化を図る方針としていますが,上南公民館の築年数は51年であるにもかかわらずコンクリート片が剥落しました。建物の強度が想定よりも早く弱まっているのであれば,目標耐用年数を上南公民館にそのまま当てはめることはさらなる危険を招くことにつながると思います。
 そこでお尋ねします。
 (1)今回の事故について,改めてどう受け止めているのかお聞かせください。
 (2)利用者や避難者の安全・安心を守るためには,上南公民館を建て替える必要があると考えます。御所見をお聞かせください。
 あわせて築年数50年以上の公民館をどうするのか御説明ください。
 23,探究的な学びについて。
 教育は目まぐるしい社会の変化にどう対応するかが問われています。グローバル化やデジタル化が進み,社会の変化が激しい現代において,複雑な問題にも他者と共に取り組んでいこうとする力が重視されるようになりました。文部科学省は,新しい学習指導要領の改訂に向けた議論の中で,探究的な学びを推進しており,小・中学校の総合的な学習の時間などで取り入れられています。岡山市においても,おかやま未来探究プロジェクト事業を通して子どもたちの郷土岡山への愛着と誇りを醸成するとともに,自分の生き方を考えていく取組を推進しています。
 そこでお尋ねします。
 (1)これから取り組む探究的な学びとはどのような学びなのか,教員の役割とともにお示しください。
 また,学校では,これまで大学,企業,行政,個人等と連携した取組を実施していますが,取組事例と評価及び今後の取組強化についてお示しください。
 (2)おかやま未来探究プロジェクトでは,岡山市の歴史を学ぶ資料の提供や,地域資源と学校をつなぐネットワークの構築を目指していますが,目的及びメリットについてお示しください。
 また,計画されている探究的な学びの成果を発信する機会では子どもたちはどのようなことをするのか,狙いとともにお示しください。
 24,放課後児童クラブについて。
 令和6年5月時点の待機児童は236人に増加し,市として取り組むべき重要な課題となりました。市長は,令和9年度の待機児童ゼロの目標を定め,その受皿確保のために,施設整備や人員確保に加え民間クラブ支援を行うなど,積極的に取組を行うと発表されました。その効果もあり,昨年5月時点の待機児童は前年度比8割減の53人となりました。市の取組の効果が出たものと考えており,評価しています。しかしながら,今後も放課後児童クラブのニーズの高まりが続くものと考えており,継続的な待機児童対策が必要ではないかと考えております。
 そこでお尋ねします。
 (1)令和8年度の放課後児童クラブの申請状況と入所状況をお聞かせください。
 (2)待機児童の解消に向け,専用施設の建設,改修による受皿の確保を進めておられますが,施設整備の状況をお示しください。
 (3)施設整備とあわせて民間事業者による受皿確保も進めています。どの程度進んでいますか,現在の進捗状況と今後の取組をお示しください。
 (4)民間事業者も受皿と考えるのであれば,長期的に運営が安定するような支援が必要だと考えます。御所見をお示しください。
 25,暑さ対策について。
 近年の夏の猛暑は尋常ではなく,もはや災害級であり,子どもから高齢者まで幅広い世代の健康に深刻な影響を及ぼしています。特に,小・中学校や公民館など,多くの市民が日常的に利用する公共施設においては,熱中症を防ぐための環境整備が急務です。そのため,冷水器を設置し,誰もが小まめに水分補給ができる環境を整えることは非常に重要な取組であると考えます。
 そこでお尋ねします。
 (1)小・中学校への冷水器設置事業について,具体的な事業内容や設置予定数,導入スケジュールをお示しください。
 (2)公民館はクーリングシェルターにも指定されており,地域住民が安心して避難,休憩できる場としての役割を担っています。水分補給しやすい環境整備は欠かせないと考えますが,公民館への給水器設置に関する御所見をお示しください。
 26,不登校児童・生徒の支援について。
 不登校児童・生徒が増加する中,子どもたちの新たな居場所や体制強化について提案してきました。来年度は校内支援教室の新設,中学生を対象にした児童生徒支援教室を南区に開室,フリースクール利用時の経済的支援等に加え支援体制も強化する予定と伺っており,評価しております。
 そこでお尋ねします。
 (1)来年度当初予算案では,不登校児童・生徒への支援が拡充される予定です。事業の概要についてお示しください。特に,これまで求めてきた南区内へ中学生を対象にした児童生徒支援教室の開室や,フリースクール利用時の経済的支援について,事業の詳細をお答えください。
 (2)新規事業として,不登校の子ども,保護者に対しアンケート調査等を行う予定です。事業の概要をお示しください。
 また,過去に同趣旨の調査を教育委員会が行っているとお聞きしています。その内容についてもお答えください。
 (3)令和8年度機構改正案では,不登校の子どもへの切れ目ない支援体制の整備として,教育支援課に多様な学び支援室が新設される予定です。設置によりどのように体制が強化されるのでしょうか。
 (4)学校内外の機関等で専門的な相談,指導等を受けていない不登校児童・生徒の割合が全国平均より高い岡山市の状況に対する御所見をお示しください。
 (5)先日開催された議員研修会において,講師の中山様から,不登校に対する支援資源は多く存在するが,それらを横断し適切な支援を見立て,つなげるコーディネーターが不足しているのではないかとの指摘がありました。岡山市においても,不登校支援に対し教育,福祉,医療など様々な部門がより連携を図り,切れ目のない支援につなげることが重要と考えます。御所見をお示しください。
 以上で1回目の質問を終わらせていただきます。
 どうもありがとうございました。(拍手)
○田口裕士 議長  質問の途中でありますが,しばらく休憩いたします。
      午前10時47分休憩
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