録画中継

令和8年2月定例会
2月25日(水) 本会議 一般質問
自由民主党岡山市議会
松田 隆之 議員
*一問一答方式
1 市街化調整区域内の自宅の賃貸について
2 #7119について
3 吉備路資源の整備・活用について
      午前10時0分開議
○小川信幸 副議長  皆さんおはようございます。これより2月定例市議会第4日目の本会議を開きます。
 ただいまの御出席は44名でございます。
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○小川信幸 副議長  会議録署名議員に森田議員,則武議員のお二人を指名いたします。
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○小川信幸 副議長  本日の議事日程は,お配りしておりますとおりでございます。
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△日程第1
 一般質問
 甲第4号議案~甲第25号議案,甲第27号議案~甲第80号議案,承第1号
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○小川信幸 副議長  日程に入ります。
 日程第1は,一般質問並びに甲第4号議案令和8年度岡山市一般会計予算について以下77件の議案についてであります。
 これらを一括上程いたします。
 これより一般質問に入ります。
 質問に入ります前に,一言議会運営についてお願いいたしておきます。
 御通知申し上げておりますとおり,質問の発言時間は一問一答方式を選択された議員はお一人15分,20分のうち選択された時間内で,その他の議員はお一人20分,25分のうち選択された時間内でお願いいたします。
 なお,再質問の際には簡潔,明瞭に発言し,質問の趣旨が明確に伝わりますよう御協力をお願いいたします。
 また,当局は質問の要点を十分把握され,議員の質問の重複,引用や同じ答弁の繰り返しを避け,簡明,的確に答弁されますよう,この際申し上げておきます。
 それでは,順序に従いまして松田隆之議員。
     〔19番松田隆之議員登壇,拍手〕
◆19番(松田隆之 議員)  皆さんおはようございます。自由民主党岡山市議会の松田隆之でございます。
 今日本当に久しぶりの雨です。雨の中を傍聴にお越しいただきまして,本当にありがとうございます。
 さて,23日未明に閉幕したミラノ・コルティナオリンピック,日本選手団は前回を上回る24個のメダルを獲得いたしました。中でも,岡山市出身の木村葵来選手がスノーボードビッグエアで金メダル1号となったことは,市民にとっても大変喜ばしい出来事でございました。また,期間中は恩返し,絆,感謝といった言葉も多く聞かれ,盛り上がりとともに改めてスポーツのすばらしさを感じることができました。
 前置きが長くなりましたが,それでは通告に従い質問に入らせていただきます。
 1,市街化調整区域内の自宅の賃貸について。
 昨年末,市街化区域に隣接した市街化調整区域内の住宅密集地に一戸建ての御自宅を持っておられる方から御相談のお手紙をいただきました。現在は仕事で県外に住んでいるが,10年後に退職した折には自宅に戻る予定であり,空き家,空き家と焦らされることから借家にしようとリフォームされたそうです。そして,不動産屋にお願いすると,調整区域なので人には貸せないと断られ途方に暮れているとのことです。
 岡山市がコンパクトでネットワーク化された都市構造を目指していることは理解しておりますが,市の空き家比率の低減のため,また利用できる空き家を流通できる仕組みをつくるためにも,開発許可制度等のさらなる緩和措置が必要と考えます。
 そこでお尋ねいたします。
 (1)過疎地域を除く市街化調整区域内の自宅を適法に賃貸する仕組みはできないものでしょうか。売却及び用途変更についてもお聞かせください。
 2,♯7119について。
 救急安心センター事業♯7119は,増加している救急需要に対応するため急な病気やけがをしたときに医療機関の受診の要否などに迷った際,看護師などの専門家が電話で相談事業を行うものであり,市は岡山連携中枢都市圏に参加する4市3町の住民及び滞在者を対象に昨年10月1日より♯7119をスタートさせています。また,令和8年4月から倉敷市,玉野市など10市町が加わり,7月からは対象者が岡山県内全体となり,実施主体は岡山県に移行するとお聞きします。
 そこでお尋ねいたします。
 (1)本事業は,東京都に本社を置くヘルスケア事業等を行う事業者に委託されております。いつでも安心して相談できる体制の構築に向けて,どのように取り組んでこられたのか,お示しをください。
 (2)♯7119の役割の一つとして,受診可能な医療機関の案内がございます。どのように医療機関に確認され,どのように相談者に伝えているのでしょうか。また,医師会との連携についてお示しをください。
 (3)先日の新聞報道によると,2025年の岡山市消防局管内の救急出動件数速報値は前年比1,512件増の3万9,937件とお聞きします。
 そこでお尋ねいたします。
 ♯7119の運用が始まった10月から12月までの出動件数について,前年同期との比較及び消防局の評価をお示しください。
 (4)岡山県への移行について,スムーズな承継が必要です。どのように取り組まれるのか,課題とともにお示しをください。
 3,吉備路資源の整備・活用について。
 (1)市は文化財と観光の融合をキーワードに,地域資源を生かしたソフト,ハード事業を実施することで観光誘客を図るとともに,観光客や市民に本市の歴史遺産などの価値や魅力を伝えております。また,5世紀初頭,全国最大級の大きさを誇り古代吉備の強大さを感じられる造山古墳の往時の様子を再現するVR動画を制作するなど新たな倭国論,古墳時代における吉備と大和の二頭政治を提唱し,歴史遺産等の魅力を情報発信しております。
 そこでお尋ねいたします。
 ①造山古墳VR動画の制作ポイントと動画の公開予定についてお示しをください。
 ②市が新たな倭国論を提唱する理由と効果についてお示しをください。また,今後の進め方と到達点について御教示ください。
 (2)高松城址公園は令和5年6月,資料館がリニューアルされ,来園者数は倍増し年間約2万5,000人が訪れ高松城水攻め関連遺跡と散策を楽しむことができる公園となっております。そして,今年は大河ドラマ「豊臣兄弟!」の放映による観光客増加にも期待しております。園内にはハス池があり,地元民や観光客からは宗治蓮と喜ばれておりますが,5年ほど前から雑草マコモが生い茂るようになり,今ではハス池の7割から8割程度が雑草に覆われております。ハス池は四十数年前に市の歴史公園造成計画により整備されたもので,地元住民の誇りでもございます。当時のハス池に復元し,宗治蓮の再生に取り組んでもらえないでしょうか。
 (3)吉備津神社,吉備津彦神社のトイレの水洗化について。
 令和7年度は環境改善のための調査が行われ,令和8年度当初予算に改修設計費が計上されております。調査結果及び今後の改修内容とスケジュールをお示しください。また,最上稲荷駐車場のトイレが全くの手つかず状態です。改修予定についてお示しをください。
 以上で1回目の質問を終わります。
 御答弁よろしくお願いいたします。(拍手)
○小川信幸 副議長  当局の答弁を求めます。
◎今井洋孫 都市整備局長  大きい1番,市街化調整区域内の自宅の賃貸について,市街化調整区域内の自宅を賃貸する仕組みができないか,売却及び用途変更についてお答えします。
 本市では,人口減少や高齢化が進行する中であっても持続的に発展できるようコンパクトでネットワーク化された都市づくりを進めており,低密度な市街地の拡大を抑制しつつ中山間地などの集落地域の維持,活性化を図るため,市街化調整区域においては今年度末50戸連檐制度を廃止する一方,人口減少率が著しい6小学校区に限り20戸連檐制度や空き家の賃貸住宅などへの用途変更を認める緩和制度を令和6年6月より運用を開始しているところです。人口減少率が著しい6小学校区以外の市街化調整区域に賃貸住宅を認めることは,市街化区域の人口密度の低下につながるおそれがあることから,現在緩和制度を導入することは考えておりません。
 なお,住宅を自己使用する方への売却や市街化調整区域において認められる用途への変更は可能です。
 以上です。
◎西謙一 保健福祉局長  大きい2番,♯7119についての項,相談できる体制の構築に向けてどう取り組んだか,受診可能な医療機関の確認,どう相談者に伝えているか,医師会との連携についてです。
 救急安心センター事業♯7119の開始に際し,岡山市では専用回線の確保や委託事業者に対し7自治体内に所在する救急医療機関の情報提供を行い,委託事業者は相談スタッフなどの人員確保や業務マニュアルの作成など準備を行った上で相談を開始しております。
 また,医療機関の案内については,7自治体が各医師会と協力して実施している休日在宅当番医の情報を適宜,委託事業者へ提供しております。委託事業者は,これら対象区域内の医療機関情報を基に相談者に対し案内することとしております。
 次に,県への承継はどのように取り組むのか,課題はについてです。
 岡山県への移行に当たり,これまで本市が取り組んだ実績と課題の情報提供や専用回線の引継ぎなど運用面や技術面で調整を行う必要があると考えております。切れ目なく円滑に事業を継続できるよう,県と協力して準備を進めてまいりたいと考えております。
 以上です。
◎上田匡 消防局長  同じ項,出動件数の前年比較と評価についてです。
 令和7年10月から12月までの出動件数は1万130件で,前年同期と比較して266件増加しております。救急需要は,高齢化や感染症の流行など様々な要因の影響を受けることから,出動件数による評価は困難であると考えております。
 一方で,救急要請の必要がなく自身での病院受診を勧めた事例や重症と判断され早期の救急搬送につながった事例などもあり,♯7119が相談窓口として市民の安心や医療機関の適正受診につながっているものと考えております。
 以上です。
◎木内啓子 産業観光局長  3番,吉備路資源の整備,活用についての項に順次お答えいたします。
 まず,造山古墳VR動画の制作ポイントと公開予定についてです。
 造山古墳VR動画は,学術的な研究成果を基に築造当時の造山古墳と6つの陪塚をドローン撮影も駆使して作成した高精細コンピューターグラフィックスで再現するとともに,当時の人々の営みやかつての古代吉備の強大さを分かりやすく伝える内容となっており,3月下旬から造山古墳ビジターセンターや歴史観光ウェブサイトおかやまレキタビ等で公開する予定としております。
 次に,新たな倭国論を提唱する理由と効果,今後の進め方と到達点についてです。
 古代吉備が大和と並ぶ力を持っていたという新しい歴史的視点を提唱し吉備の持つ歴史的価値や魅力を発信することで,歴史ロマンあふれる地として再評価されることを目的としております。これにより観光誘客はもとより,地域の自主的な活動がさらに活性化するとともに,周辺自治体の古代吉備に関連する史跡の発掘などの動きも進んでおり,これらの相乗効果により造山古墳にとどまらず吉備地域全体への関心が高まっているものと実感しております。今後も古墳の保存,研究といった学術的視点を踏まえながら,様々なツールを活用した取組を進めるなど,新たな倭国論をさらに普及させ,観光誘客や市民の地域への愛着と誇りの醸成につなげていきたいと考えております。
 最後になります。吉備津神社,吉備津彦神社のトイレの水洗化についての調査結果及び改修内容とスケジュール,また最上稲荷駐車場トイレの改修予定についてです。
 吉備津神社及び吉備津彦神社に設置しておりますトイレに関する環境改善調査では,今年度末に調査結果が報告される予定です。この調査結果を参考に,来年度設計を実施し,神社側と調整の上,令和9年度に改修を行う予定としております。
 最上稲荷駐車場に設置しているトイレにつきましては,現時点で改修のめどは立っておりませんが,くみ取り式トイレであり改修の必要性は認識しているところです。
 以上です。
◎鈴木豪 都市整備局都市・公園担当局長  同じ項,(2)高松城址公園のハス池の再生についてお答えします。
 高松城址公園のハス池については,繁茂する雑草への対策として試験的にハス池の一部の土壌を雑草ごと掘り上げ,雑草の根を除去した後に土壌とハスを戻す取組を令和7年3月に引き続き本年3月にも実施する計画でございます。令和8年度はその効果やハスへの影響等を踏まえ,地域の関係者の皆様の御意見も伺いながら地域振興基金も活用してハス池の再生に取り組んでまいりたいと考えております。
 以上です。
     〔19番松田隆之議員登壇〕
◆19番(松田隆之 議員)  御答弁ありがとうございました。数点ですが,一問一答形式でお尋ねしたいと思っております。
 まず,♯7119なんですけれども,何でこの質問したかといいますと,私昨年末にちょっと体を壊してこの#7119というのを利用させていただいたんです。そのときに,この業者さんのコールセンターが名古屋にあるんです。電話をかけたら名古屋のコールセンターの方が答えてくれるんですけれども,やはり岡山の事情にあんまり詳しくない方であったらしく,話がちんぷんかんぷんでちょっと伝わらんかったんです。それで,今回お尋ねしました。♯7119について7月から県の業務へ移行するということなんですけれども,県民への周知あるいは相談体制を整備するとともに利用者の声を聞くアンケート,そういうものも取っていただくように,そのことを県のほうに伝えておいてほしいなと思います。この項,要望で結構です。
 それから,新たな倭国論,造山古墳のことなんですけれども,これ私も新たな倭国論の動画,関西国際大学の宗田教授ですか,解説しておられて,私も何回か見せていただいたんです。
 それで,ちょっと市長にお聞きするんですけれども,市長は令和7年2月20日の記者会見で新たな倭国論についても触れられているんです。そこで,なぜ提案するのかということも述べておられます。それからまた,徐々に徐々に広めていくしかないというような発言もしておられます。今新たな倭国論の現在の広がりはどういう認識を持たれているのか,そして今後どこにどのように広めていかれようとするのか,それを1点お聞かせください。
     〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長  なかなかその解は難しいです。でも私は,この新たな倭国論を展開してからも多くの古代史に関する本を読んでまいりました。もちろん新たな倭国論として書いてある本というのはないわけですけれども,やはりこの古墳時代の吉備の存在というのに触れない古代史の本というのはほとんどないと言ってもいい存在だろうと思います。それだけやっぱり勢力がでかいというのと,大和との関係も結構緊密だったと,これが北九州,出雲,日本海側とは少し違っている,こういった解説をよく見ていくわけであります。
 これが一般的な古代史の考えですけれども,なぜ今新たな倭国論が提起できているかというところを御理解いただきたいと思うんですが,この10年で様々な研究が進んでいます。造山古墳自体は,5世紀の初頭に造られたというのが分かってきたわけです。そうなると,全国で4番目の大きさって今までずっと言われていた。その視点だけではなくて,当時5世紀の初頭というと応神,仁徳の天皇陵はまだできていない。当時あるのは上石津ミサンザイ古墳,履中天皇の古墳と言われているものだけが存在するとなると,大きさがほとんど拮抗している。少し造り方が違います。でも,拮抗しているということは大きな存在だった。また,吉備の古墳というのは,どちらかというと渡来人で言えば新羅系です。大和は百済系であります。外交も少し異なってやっていました。4世紀の末というのは,倭の国から朝鮮半島に乗り出して戦争している時期であります。そういったことも私はこの吉備の存在を裏づけるものになるんではないかなと。宗田先生の名前を出されましたけども,そういったことを今,多くの古代史の専門家と話をさせていただいております。吉備の視点から物を見ていくというのは,古代史でもそれほど多くの人がやっているわけではありませんが,我々としてはそういう新しく出てきた研究成果等々を見て,あらゆる場面で発信していくということが重要じゃないかと思っております。
 ただ,ソフトな発信もありますけど,ある面ハードな発信も拠点の整備というのも重要だろうと思っているところであります。したがって,造山古墳ビジターセンターの拡充,これは古代吉備の様子を造山古墳だけじゃなく,またそこの陪塚だけではなく倉敷,総社,赤磐と多くの古墳群を全体として捉えて吉備の姿を打ち出していく,またそこに来ていただければ古代吉備というのが分かっていただける,こんなことができないかと思っております。直接の答えではないかもしれませんが,そういう意欲を持って対応していきたいと思います。
 以上です。
◆19番(松田隆之 議員)  市長,ありがとうございました。本当に岡山駅のエスカレーターのところを降りていくと前仮囲いがあって,そこにも大きな倭国論と書いてあって,正直なところどこまで持っていかれるのかなというふうな思いがあったんでお聞きしました。ありがとうございました。
 もう一点だけ教えてください。今高松城址のほうは,資料館を造っていただいて桜の植え替えをしていただいて,それから遊具なんかも新しくなったんです。本当に訪れる人も前からいったらもう倍ぐらいありますんで,本当に観光客の人にも喜んでいただいたんです。それには,本当に感謝しております。今藤棚も作っていただいとんです。そうした整備もやっていただいとんで,地域の皆さん喜んでおられます。
 もう一点だけというのは,吉備津神社のトイレの改修なんですけど,さっきの御答弁で今調査しているところなんで。調査が今年度いっぱいですね,局長。今年度いっぱいの調査なんで,担当課にお聞きすると私なんかは下水へつなぐか浄化槽,合併浄化槽にするか,それぐらいかなと思うとったら,まだ簡易水洗もあり得るんだみたいな発言もされるんで,どういう調査をされたんか,令和7年度,まとめはまだにしても,やった調査はもう分かるんじゃないかと思うんです。どういう調査をやられたんか,分かれば教えてください。
◎木内啓子 産業観光局長  手元に詳細な資料ございませんので,詳細なことはお伝えできませんけれども,環境改善の効果や費用面などの項目として調査したところです。
 以上です。
○小川信幸 副議長  以上で松田隆之議員の質問は終わりました。(拍手)
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