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安東 真理 議員
令和8年2月定例会 2月26日(木) 本会議 一般質問
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内容
会議録
令和8年2月定例会
2月26日(木) 本会議 一般質問
自由民主党岡山市議会
安東 真理 議員
1 わくわくする岡山市の観光戦略について
(1) フルーツ王国からフルーツ体験都市へ
(2) 夜間の観光資源(ナイトタイムエコノミー)の活用と高付加価値化について
(3) 刀剣の聖地へのゲートウェイとしての観光戦略について
2 瀬戸内地域の観光について
3 花火の分散化による開催について
4 ポケモンとの連携について
次は,順序に従いまして安東議員。
〔6番安東真理議員登壇,拍手〕
◆6番(安東真理 議員) おはようございます。自由民主党岡山市議会,安東真理です。
それでは,通告に従いまして質問に移りたいと思います。
1,わくわくする岡山市の観光戦略について。
今年度新庁舎が全面開庁し,新アリーナ構想も着実に進展するなど,本市の都市基盤,いわゆるハード面での整備は着実に進んでいます。しかし,これらの施設を真に市民の幸福や地域経済の活性化につなげるためには,これらを活用したソフト面,とりわけ観光で稼ぐ力の強化が不可欠です。
わくわくする岡山市の真価が問われるのは,箱物を造った先にある,いかに人を呼び込み,地域経済を循環させるかという戦略そのものです。
岡山市には,岡山城・後楽園という盤石な歴史遺産に加え,世界ブランドである備前刀,備前焼,そして全国に誇るフルーツという,他都市が羨むほどの本物の素材がそろっています。しかし現状では,インバウンド客や富裕層にとって,本市はいまだ通過点にとどまっており,宿泊や夜間の消費は近隣都市に流れているのが実情ではないでしょうか。
そこで稼ぐ観光戦略について,以下の3点について質問させていただきます。
(1)フルーツ王国からフルーツ体験都市へ。
岡山市のフルーツは,全国区の知名度を誇りますが,旬の時期以外や夜間の楽しみ方が少ないことが課題です。夜間の消費拡大は,宿泊者数の増加と地域経済の活性化に直結するものです。
例えば岡山城のライトアップに合わせ,夜間に最高級のフルーツパフェやカクテルを堪能できるイベントを企画したり,岡山フルーツ・ナイトパスのような形で,夜間にパフェやフルーツカクテルを楽しめる店舗を回遊させる仕組みづくりなど,夜間の消費率向上に向けた今後の施策をお示しください。
(2)夜間の観光資源,ナイトタイムエコノミーの活用と高付加価値化について。
金沢市や熊本市,横浜市といった同規模の政令指定都市では,夜間の観光資源をナイトタイムエコノミーと再定義し,明確なガイドラインの下で戦略的に投資を行っています。
例えば金沢では,芸妓文化を体験できるナイトプランを展開したりなど,特別な体験の創出に成功しています。岡山城は単なる歴史施設ではありません。備前刀,備前焼,最高級フルーツという本市の誇るブランドを岡山城という最高のステージで融合させた,1人単価数十万円のプレミアム体験を創出すべきではないでしょうか。
例えば夜の天守閣を貸切り,名刀を間近で鑑賞し,職人と語らう会や,備前焼の器で岡山産食材のガストロノミーを楽しみ,気に入った器をその場でオーダーできる仕組みなど,本物の価値に投資する層をターゲットとした施策が必要です。御所見をお願いいたします。
(3)刀剣の聖地へのゲートウェイとしての観光戦略について。
私は4月,都内にて6回目となる刀剣と岡山の魅力を伝えるイベントを開催しますが,現場で感じるのは,首都圏や海外における備前刀への関心,そして本物の日本文化を求める熱量の高まりです。
令和8年度予算案においても,歴史遺産等を活用した観光誘客が盛り込まれておりますが,今後は瀬戸内市の備前長船刀剣博物館との広域連携をさらに深め,岡山市内でもその魅力を体感できる仕掛けが必要です。
そこで質問いたします。
(ア)岡山城において,単なる展示にとどまらず,備前刀の古式鍛錬の公開や職人とのワークショップなど,五感で楽しむイベントを開催するお考えはございませんか。
(イ)瀬戸内市と連携し,刀剣に関するスポットを周遊するなど,刀剣の聖地としてプロデュースしませんか。
(ウ)宿泊,飲食インフラが整った本市こそが,刀剣の聖地へのゲートウェイとなり,滞在型観光のハブとなるべきと考えますが,御所見をお願いいたします。
2,瀬戸内地域の観光について。
(1)去年10月,第11回目となる瀬戸内4県都市長会が開催されました。来年度の事業案として,インバウンド需要のさらなる取組に向け,高付加価値旅行者に訴求する既存の観光コンテンツの抽出や,新たなコンテンツの造成を行い,4市共同によるプロモーションに取り組む方針とお聞きしております。富裕層を含むこれらの旅行者は,滞在期間が長く,地域への経済波及効果も大きい一方で,既存の観光資源をそのまま提供するだけでは満足いただけません。
具体的にどのようなプロモーションを行い,誘客に結びつけていくお考えでしょうか。
(2)去年12月,岡山市,神戸市,広島市の3市議会が中心となり,瀬戸内エリア11市による,瀬戸内地域の観光を推進する市議会議員連盟が設立されました。
瀬戸内地域には世界に誇れる観光資源があり,議連に参加する各市が連携することにより,新たな観光ルートの創設・形成等,観光の活性化を含めた地域全体でのさらなる発展を目指すことを目的としています。
これまで本市と他都市が連携した瀬戸内エリアでの観光施策には,どのようなものがあるのでしょうか。また,この新設された議連のネットワークを,来年度の計画にどのように生かしていくのか,あわせてお答えください。
3,花火の分散化による開催について。
11月定例議会で難波議員からも花火の分散化による開催について提案がありました。ぜひ実現を目指し,前向きに取り組んでいただきたいと思います。
私も昨年は,レオマワールドや落合,万博の花火まで見に行きました。花火の時期になると,SNSではたくさんの方が花火の動画を上げるなど,やはり花火は日本の夏の風物詩です。開催や実証実験等は,おかやま桃太郎まつり運営委員会において研究するとの答弁でしたが,岡山市として分散型の花火の開催,花火を生かした観光振興に対する所見をお聞かせください。
4,ポケモンとの連携について。
(1)去年の夏に岡山城で開催されたポケットモンスターの企画では,厳しい暑さの中,例年以上の親子連れが来場されました。子どもたちにとっても,ポケモンとのコラボはわくわくする企画であり,身近なキャラクターを通じて地元の歴史や文化に触れることは,郷土愛を育む上でも極めて有効です。
今後も継続して実施するべきと考えます。来年度の計画があればお示しください。
(2)現在,全国12道県では,株式会社ポケモンと連携協定を締結し,地域のイメージに合ったキャラクターを決め,観光PRなどに役立てています。
特定のポケモンを推しポケモンとして任命するポケモンローカルActsを展開しており,例えば香川県では「ヤドン」,鳥取県では「サンド」を起用し,マンホールの設置や特産品とのコラボを通じて国内外から多くのファンを呼び込んでいます。
政令指定都市においても,横浜市がポケモン・ウィズ・ユー財団と連携協定を締結し,教育や福祉,観光など幅広い分野で連携を深めています。
現在は連携協定の募集を停止しているようですが,岡山城でコラボを実現したことをきっかけとして,岡山城以外でもポケモンを活用し,PRすべきと考えます。御所見をお願いいたします。
以上で1回目の質問を終わります。
御答弁をよろしくお願いいたします。(拍手)
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長 それでは,安東議員の質問にお答えします。
私は,瀬戸内地域の観光ということで,4県都市長会はどのようなプロモーションを来年度行うのかということについて申し上げたいと思います。
安東議員の質問にもありましたように,第11回会議は昨年10月に行われました。11回とはどういうことなのかというと,私が就任してちょっとたって始めたんですね。これはそもそもの意図とは何なのかというと,政令市の市長会議で私の隣に広島市長が座る。やはり我々市の観光というと点にどうしてもなっちゃうね。岡山城を評価していただいていますけど,そういう点になってしまうんで,もっと広く考えていく必要があるんじゃないかという提案をさせてもらいました。
それが,じゃあ,我々だけじゃ駄目だよねということで,高松市,そして松山市に声をかけ,4市が一緒になってやっていこうということで決まっていったわけであります。
その中で,例えば昨年の万博とか,そういう行事に向けて,本当に広く,例えばインバウンドを呼んでこようじゃないかと,随分私は機能したと思います。
それだけじゃなくて,やはり瀬戸内海周辺の中での中核都市ですよね。それらが集まることによって,もちろん観光以外の議論もしますが,お互いの情報が交換されていく,ここにすごい大きな意味があったなと思います。
高松市でいけば,一緒に四国新幹線のシンポジウム,ポジティブな意味でやらせていただいたわけでありますし,松山も岡山に見習って,ユネスコの文学都市ネットワークをちょっと考えたいという話もありましたし,広島との関係は様々ありますが,来月27日には,宇喜多対毛利の面白いシンポジウムも開かれるということになって,いろんな面が出ているなと思っております。来年度の事業,これはまだ決まっていません。たしか広島が今度は担当する番でありますんで,各都市と調整を取ってやっていくことになると思います。今,伺っているのは,各市の伝統文化や食,自然,アートなどをテーマに,高付加価値旅行者向けの観光コンテンツを造成し,一緒にPRを行っていこうではないかということのようであります。案の整理ができれば,それぞれが4市がブラッシュアップして,いい形に持ってきたいと思っております。
以上です。
◎木内啓子 産業観光局長 御質問に順次お答えいたします。
1番,わくわくする岡山市の観光戦略についての項,夜間におけるフルーツの消費率向上に向けた今後の施策についてです。
岡山城一帯で開催する烏城夏まつりや秋のおかやま桃太郎まつりでは,一部の飲食ブースにて白桃を使ったメニューが提供されており,人気を博しております。
フルーツパフェの街おかやまを展開されている岡山商工会議所では,夜間のフルーツ消費向上に向け,現在発刊中の「ちょい飲み手帖」に,夜パフェの広告を掲載されていると伺っております。
岡山商工会議所などとも連携し,議員御提案の内容も含め,どのような施策が効果的か研究してまいりたいと考えております。
続いて,夜の天守閣を貸切り,本物の価値に投資する層をターゲットとした施策が必要ではについてです。
現在,岡山城天守では,イベント時を除いた期間に夜間貸出しを行っており,お手頃な料金設定から令和6年度は44件,約2,900人の方に御利用いただくなど,人気のコンテンツとなっております。
また,天守前広場も含めて,学会のユニークベニュー等に活用され,特別感のある夜になったと好評の声をいただいております。
議員御提案のプレミアム体験につきましては,歴史好き芸人ユニット「ロクモンジャー」とのナイトバンケットなどを一部実施しているところであり,一般貸出しとの兼ね合いやニーズの有無などを考慮しながら研究してまいりたいと考えております。
続いて,岡山城で五感で楽しむイベントを開催する考えはについてです。
岡山城にて昨年実施した刀剣にまつわるゲームとのコラボレーションでは,登場キャラクターの等身大パネルや備前の名刀の展示,スタンプラリーなどを実施したところ,想定以上に多くの方が来場され,刀剣の人気を再認識したところです。
議員御提案の備前刀の古式鍛錬は,史跡での火気取扱いとなるため,関係各所との協議が必要ですが,刀剣はインバウンドも含め関心を引く魅力的なコンテンツであると認識しております。
これまで実施してきた体験メニューに加え,職人とのワークショップなど,新たな体験メニューの実施の可能性について検討してまいります。
瀬戸内市と連携し,刀剣の聖地としてプロデュースしてはについてです。
瀬戸内市とは,岡山市・瀬戸内市観光連携事業実行委員会で両市の観光資源を生かした誘客事業に取り組んでおります。
昨年度は,備前長船刀剣博物館を中心に物づくりをテーマにした両市を巡るツアーを実施し,モデルコースとして,おかやま観光コンベンション協会のウェブサイトで紹介しております。
刀剣は,インバウンドにも訴求力の高いコンテンツであるため,刀剣に関する観光資源の活用について,引き続きどのような連携ができるか検討してまいります。
続いて,本市が刀剣の聖地へのゲートウェイとなり,滞在型観光のハブとなるべきについてです。
これまでも瀬戸内市に限らず,周辺自治体と広域で連携した観光誘客に取り組んでおり,インバウンド宿泊助成などの施策と合わせながら,本市への宿泊を促すことで観光消費の増加を図っております。
今月7日,8日には,宇喜多ゆかりの地である本市と瀬戸内市を巡り,本市を宿泊地とする1泊2日のバスツアーを実施したところです。
瀬戸内市との連携も含め,引き続き本市の交通利便性の高さを生かし,広域周遊観光のベース宿泊地として誘客を促進してまいります。
続いて2番,瀬戸内地域の観光についての項,市長答弁以外についてお答えします。
他都市と連携した瀬戸内エリアの観光施策についてどのようなものがあるか,また瀬戸内地域の観光を推進する市議会議員連盟のネットワークをどう生かすかについてです。
他都市とは,先ほど御答弁した瀬戸内市との連携や,瀬戸内4県都市長会での連携のほか,西日本・九州の19自治体が加盟する西のゴールデンルートアライアンスでは,滞在期間の長い欧米豪や高付加価値旅行者をターゲットに,広域連携の強みを生かした情報発信や,大阪から西のエリアへの誘客促進を図っております。
議員連盟につきましては,瀬戸内エリアへの観光誘客推進に向け,互いに協力したいと考えております。
今後,議員連盟による取組が具体化されていく中で,どういったことができるか検討してまいります。
続いて3番,花火の分散化による開催について。
市としての分散型花火の開催,花火を生かした観光振興についてです。
花火につきましては,現在は休止しておりますが,長年本市の夏の風物詩として実施してきた事業であり,開催時には非常に多くの方が楽しんでおられました。
他都市では,趣向を凝らした花火イベントが実施されております。安全確保などの課題はありますが,観光振興に資する事業であると認識しております。
本市もメンバーの一員であり,これまで花火大会を開催しておりました,おかやま桃太郎まつり運営委員会において,分散型花火の開催も含め研究してまいりたいと考えております。
4番,ポケモンとの連携についての項,来年度の計画についてです。
昨年8月にテレビアニメ「ポケットモンスター」の夏休みin岡山城を開催し,天守入場者数は前年同月比23%増となりました。
議員御指摘のとおり,ポケモンをきっかけに岡山城に御来場いただくことで,多くの子どもに郷土の歴史に触れてもらえたと考えております。
次年度につきましても,実施してほしいという声を多くお聞きしており,現在関係機関と協議しているところです。
最後になります。岡山城以外でもポケモンを活用しPRすべきについてお答えします。
今年度実施したポケモンとのコラボ事業では,会場となった岡山城にちなみ,黒と金色のポケットモンスターの大型パネルを設置するなど,岡山城ならではの事業として開催いたしました。
今後の展開においても,ポケモンとの連携では,開催場所との親和性を求められるため,こうした点も考慮しながら,今後どこでどういったことができるか,実現可能性も含めて事業者と協議してまいりたいと考えております。
以上です。
〔6番安東真理議員登壇〕
◆6番(安東真理 議員) 答弁ありがとうございました。
刀剣の聖地へのゲートウェイとしての観光戦略についてのところで再質問させていただきます。
来月20日から国宝山鳥毛の展示が備前長船刀剣博物館で始まるんですけれども,そのときには本当にたくさんの刀剣ファンが長船にやってこられます。その期間中に,長船に来られた方たちが岡山市にも立ち寄って楽しめるような企画とかはされているのでしょうか。新たな倭国論の普及につながる観光誘客事業の予算にも上げられておりますが,古墳群と刀工集団は切っても切れない深い縁がございます。古墳と刀剣を一緒にして誘客事業をしていただければ,刀剣の聖地への入り口にもなって,刀剣ファンと古墳のファン,相乗効果で滞在型観光になると思います。例えば岡崎議員がいつも質問されていらっしゃる浦間茶臼山古墳の近辺には,刀工集団の大宮派,それから吉井派という大きな刀工集団がおりました。また,万富東大寺瓦窯跡の辺りには,吉岡一文字派という大きい刀工集団がいましたので,刀剣にゆかりのある場所も一緒に情報発信していただければ,刀剣ファンの方々が岡山でも楽しんでいただけるのではないかと思うのですが,検討をよろしくお願いします。
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
◎木内啓子 産業観光局長 刀剣ファンの方が岡山にあわせて来ていただくという相乗効果については,本当に魅力的なことでもありますし,岡山に人を集める中で,重要なイベントができればいいかと思います。あいにく刀剣博物館での展示自体の情報が入っていないこともありまして,当該時期での刀剣のイベント等は予定しておりません。ただ,来月まで岡山城天守2階のほうでは,約700年前に御津地域で活躍した刀鍛冶雲生が制作した名刀「雲生」を展示しておりますので,それもあわせて御覧になりに来ていただければと思っております。
以上です。
○田口裕士 議長 以上で安東議員の質問は終わりました。(拍手)
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