録画中継

令和6年11月定例会
12月9日(月) 本会議 一般質問
自由民主党岡山市議団
江田 厚志 議員
1 児童クラブについて
2 EVの施設整備について
3 生活環境の保全について
      午後1時10分開議
○森田卓司 副議長  午前中に引き続き会議を開きます。
 次は,順序に従いまして江田議員。
     〔7番江田厚志議員登壇,拍手〕
◆7番(江田厚志 議員)  皆さんこんにちは。自由民主党岡山市議団の江田厚志です。
 午後からトップバッターを飾らせていただきます。午前中ちょっと際際だったので,もしかしたら午前中に来るかなと思っていたんですが,小林議員がきれいにまとめていただいたということで,お昼からゆっくり私の質問を聞いていただけるかなと思います。
 今回,皆さん冒頭の挨拶にファジアーノさんの話がたくさん出ましたので,本当にああいう結果が出てすごくよかったなと僕自身も思っております。岡選手のパレードもございましたから,そういったところで今スポーツがすごく岡山市内では盛り上がっていると。機運も高まってきているということですから,室内競技だけに限らず,野外競技にもいま一度目を向けていただく。いろいろなところで子どもたちや大人の方も含めて全ての人がスポーツになれ親しんで興奮できる,あの興奮とか感動とかというものはもうスポーツの中でしかやっぱり味わえない独特な感覚でございます。いろんな声があるのは私自身も活動している中でよく聞きます。ただ,それは好きとか嫌いとか,興味ある,興味がないとか,そういったところの部分の話も出てきますが,自分に興味がない部分もなぜにこんなに盛り上がっているのか,なぜこんな機運を高めたいという声がたくさんあるのかというのは,ぜひ一度触れてみていただければ,スポーツのよさとかスポーツから感じられる感動であったりとか興奮であったりとかというのが分かってもらえるかなと思います。この議会の議員一同でスポーツの熱が,もちろんマラソンも含めてですけど,そういったものが高まればなと思っておりますので,今日は真面目な挨拶のみで頑張りたいなと思っておりますので,よろしくお願い申し上げます。
 それでは,通告に従いまして質問のほうに入りたいと思います。
 それでは,大きい1番,児童クラブについて。
 東京都は2025年度から始める学童保育の独自の認証制度で,長期休暇時の昼食提供や授業のない日の11時間運営を要件とする方針です。国の基準を上回る要件を設け,質を高め,共働き世帯の負担を軽くすることを目的としています。また,認証取得の学童保育に運営費などの補助を上乗せすることも予定しております。民間の参入を促し,待機児童の削減につながることを狙いとし,都は認証制度を通じて,子どもが安心して過ごせるよう環境を整備するようです。
 本市においても,学童保育の待機児童問題解決に向け,民間の協力を得ながら解消に向けて動かれているとお伺いしております。
 そこでお伺いします。
 (1)1つの小学校区に市立児童クラブと運営委員会クラブと民間児童クラブがある小学校区は幾つあるのでしょうか。また,使用料の差があれば支援するべきだと思います。御所見をお示しください。
 (2)4月時点の民間クラブ数は今後開所する8か所を加えると計17か所となります。民間児童クラブの支援員の質はどのように担保を取っていくのでしょうか。御所見をお示しください。
 (3)民間児童クラブには,安定的な運営をしていただくことが民間企業にとっても保護者にとっても必要なのではないでしょうか。そのためにも,複数年契約をするべきではないでしょうか。御所見をお願いします。
 (4)新たな民間企業が協力してくれることで受皿の確保が進んでおります。待機児童ゼロの目標としている令和9年5月に向けての見通しは立ったのでしょうか。今の状況について市長の率直な意見をお聞かせください。
 (5)市立の児童クラブは1月下旬に入れるかが決定します。入ることがかなわなかった児童は次の候補先として民間児童クラブへの申込みも検討することになります。民間児童クラブに入れた場合は,待機児童の扱いはどのようになるのでしょうか。御所見をお示しください。
 大きな2番,EVの施設整備については割愛して,岡崎議員に思いを託したいと思います。よろしくお願いいたします。
 大きな3番,生活環境の保全について。
 (1)河川等のPFAS汚染が全国的に問題となっておりますが,明確なPFAS流出源が特定できておりません。原因を特定するための本市の対応について御所見をお示しください。
 (2)スパイクタイヤの製造及び販売が現在禁止されておりますが,この法律の要因となった一例として,スパイクタイヤが削り取った舗装粉が大気汚染物質となり,降雨により洗い落とされ水質汚染の公害事件になったケースがあります。そういった背景もあり,舗装粉中のアスファルトが発がん性物質として国際がん研究所でも指定されております。アスファルト切削作業等で生じる排水は何に該当し,どのような処理対応をするようになっているのでしょうか。現状についてお示しください。
 (3)水に含まれているPFASの除去方法はどのようなものがあるのでしょうか。御所見をお示しください。
 (4)固体物質に含まれているPFASの処分方法はどのようなものがあるのでしょうか。御所見をお示しください。
 以上で1回目の質問を終えたいと思います。
 御答弁のほどよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○森田卓司 副議長  当局の答弁を求めます。
◎榎並義忠 岡山っ子育成局長  1番,児童クラブについての項に順次お答えします。
 まず,市立,運営委員会と民間が1つの小学校区にあるのは,使用料の差に対する所見はについてです。
 市立または運営委員会の児童クラブと民間の児童クラブが1つの小学校区にあるのは来年4月までに13小学校区となる予定です。
 使用料について,市立と運営委員会,民間の各児童クラブで差があることは認識しておりますが,岡山市が民間に補助する場合は,一定の範囲に収めていただくこととしております。
 一方で,民間事業者からは安定的な運営や経営の自由度などの観点から,使用料のさらなる制限については否定的な意見も聞いております。今後,保護者負担の視点も含め,民間事業者にどのような支援が必要か考えてまいります。
 次に,民間クラブの支援員の質の担保についてです。
 市に放課後児童健全育成事業の届出を行っている民間事業者の児童クラブは,市立クラブと同様に支援の単位ごとに必ず2名以上の職員を配置し,うち1人は資格を持つ放課後児童支援員を置かなければならないこととしております。
 また,市が主催している児童クラブ研修については,民間クラブの支援員も対象としております。研修は発達障害児対応研修をはじめアレルギー対応,不審者対応など,支援員として必要な知識,技能が身につくような内容のものを開催しており,積極的に受講していただくよう呼びかけております。
 次に,民間クラブとは複数年契約をするべきについてです。
 現在,市立以外の運営委員会や民間クラブへは,クラブの運営に必要な補助金を交付することで支援しており,補助制度上,単年度での執行になります。したがって,複数年契約を結ぶことは困難ですが,民間事業者が安定的な運営を行っていけるよう,どのような支援ができるか検討していきたいと考えております。
 次に,待機児童ゼロに向けての見通し,今の状況についてです。
 待機児童ゼロに向けての見通し,今の状況については,土田議員に御答弁したとおりです。
 次に,民間クラブへ入れた場合の待機児童の扱いはについてです。
 市に届出を行っている民間事業者の児童クラブは,市立クラブと同様に支援員の配置や面積などの基準を満たした上で,児童福祉法に基づく放課後児童健全育成事業を行っているクラブです。5月1日時点で市立クラブを利用できなかったが民間クラブを利用している場合は,国の定義において待機児童には含めないものとなっております。現在,受皿の一つとして民間クラブの新規参入を進めており,仮に市立クラブを利用できなかった場合でも対象の方には民間クラブがあることをしっかり紹介してまいりたいと考えております。
 以上です。
◎見平孝行 環境局長  3番,生活環境の保全について順次お答えします。
 まず,PFAS排出源の特定に向けた対応についてです。
 三谷川周辺での対応につきましては大月議員に御答弁したとおりですが,その他の地域において,暫定指針値の超過が確認された場合には,国の作成したPFOS及びPFOAに関する対応の手引きに沿って対応するとともに,原因の特定につなげるため,地域の実情に応じた調査を進めてまいります。
 次に,アスファルト切削作業等で生じる排水についてです。
 アスファルト切削作業等で生じる排水は,工事排水であり,産業廃棄物には該当しません。ただし,工事現場内で排水処理等を行わずに回収し,不要となったものは産業廃棄物に該当するため,廃棄物処理法に基づき適正に処理する必要があります。
 また,排水処理等の工程により発生した汚泥も同様に産業廃棄物として適正に処理する必要があります。
 次に,水に含まれているPFASの除去方法についてです。
 水に含まれているPFASの除去方法は,粒状または粉末の活性炭を用いて吸着させる方法が一般的です。このほかに,イオン交換処理や高圧膜処理による除去方法があります。
 この項最後に,固体物質に含まれているPFASの除去方法についてです。
 環境省が令和4年9月に発出したPFOS及びPFOA含有廃棄物の処理に関する技術的留意事項によると,確実に分解される方法として,約1,100度以上の高熱による焼却処理が示されています。
 以上です。
     〔7番江田厚志議員登壇〕
◆7番(江田厚志 議員)  御答弁ありがとうございました。
 まず,児童クラブ,そうですね,やっぱり働いている家庭の世代も多いということで,保護者の方々も自分の子どもを預ける先があるというところではこういった民間でやっているクラブが増えてくれば安心ももちろんできてはくるんですけど,ただ,今度はそこが本当に大丈夫なのか,安定の部分とかというところ,安全なのか,ちゃんとした質が担保されているのか,そういったところはやっぱり気にしているところなので,今研修とか講習を実際公立の園と同じように行っているということなので,ちょっと安心しております。
 ただ,待機児童の数が年々減少してきているところだとは思うんですが,見通しが少しずつ立ってきているので,恐らく減っていくんだろうなとは思いますが,実際,今のこの状態で全部で17か所──計17か所になるんですかね,のときには多分1か所当たりの受入れ人数が少ないところも含めると,平均値は比較的低いのかなと,まだまだ解消に至るには少し遠いのかなと思っております。
 そこでお伺いしたいんですけども,まだ実際決定はしていないと思うんですけども,もう相談に来ているとか問合せがある業者さんて何社ぐらいいらっしゃって,実際そこの受入れのキャパはどれぐらいのものがあるのかというのをお答えしていただけたらありがたいなというのが1つです。
 次の大きい3番のほうに移ります。
 PFASの問題,ちょっとここ最近になってPFASがいろんなところで声が出てきていて,私ちょっとニュースでつい先日見たときには,熊本のほうでも産廃処理場のたしかすぐ近く3か所ぐらいでたしか検出された,京都のほうとかでも出てきたということで,もう全国的にいろんな箇所で検出すればするほど数が上がっているような実態があります。ここが流出の原因でしょうというのが明確に分かっていないのも事実ではありますが,実際これを除去していくに当たっては,PFASというのがなかなか自然分解されにくいと伺っております。水にもかなり広がる性質を持っていて,長く蓄積していく物質だと伺っておりますので,やっぱり一部では健康被害の心配とか,そういった懸念もあるので,そこの流出源特定に関しては引き続き頑張っていただければなと思っております。
 スパイクタイヤの部分で,これが産業廃棄物に値しないんじゃないかなと。容器に入れたら産業廃棄物というか,あれは廃水になるんですかね。固定のもう結局廃棄物の扱いになると思うんですが,実際これ舗装の切断作業等によって生じた排水の処理については,国土交通省からの事務連絡が多分来ております。平成24年,平成28年ぐらい,何回か,3回ぐらい多分来られていると思うんですけど,そのときに回収した排水の処理については適正に処理されたいと多分自治体に連絡が行っていると思いますので,岡山市としてもこの内容に即してちゃんと適正に処理していただければなと思いますので,こちらは要望という形で,しっかりそこは対応していただければと思っております。
 私が勝手にこれはこうだろうと決めてはいけないんでしょうけども,かなり疑いがある中では,アスファルト舗装の中にPFASが含まれているという分析結果が結構いろんな大学の研究結果でここ最近,急激に出だしていると思うんですが,実際アスファルトの舗装の部分を再利用して使うRCとかのもので建物を造ったりとかすることがあると思うんです。地下に何か埋まっていて,それが水源に落ちていって水がもしかしたらPFASの原因になっているとか,RCが雨が降って水が染みていって,それがまた原因になっているとか,いろんな可能性もあるかなと思うんですけど,そこについて御所見をいただけたらなと思っております。原因の一因なんじゃないかなとこちらは思っているのですが,よろしくお願いいたします。
 処分方法に関しては,今現在,そういう1,100度の熱がなければPFASはもう焼却ができない。実際に今廃液,液廃と言われるものを持ち込まれた場合に,全てが適正に処理されているのかというのが少し疑問がありますが,そこら辺についての御所見もあわせていただければと思っております。
 以上で再質問を終えたいと思います。
 よろしくお願いします。
○森田卓司 副議長  当局の答弁を求めます。
◎榎並義忠 岡山っ子育成局長  相談中の事業所の問合せとかの数とキャパという再度の御質問でございますが,令和6年4月から設置事業補助を始めておりますが,現在までの間におよそ40程度の事業者からのお問合せとか御相談がございます。そのうち,現在のところ6事業者が8か所開業を4月までにしていく予定ということになっております。
 あとキャパについてですが,24学区で募集を始めまして,今7学区埋まってきておりまして,残り17学区ということになります。おのおのの事業所の規模ですが,これ借りられる物件にもよるんですけれども,将来の学区の待機児童の見込みに対して適切な規模になるように事業者さんと話し合いながら決めていくという形になっております。
 以上です。
◎見平孝行 環境局長  先ほどRCのお話,コンクリート等から有害物質が流れ出ているんじゃないかと。そのお話については,今承知しておりませんけれども,そこについては情報収集に努めてまいりたいと考えております。
 それから,PFASの処理,1,100度以上で焼いているのかどうかにつきましても,今いろんな処分場には監視員等立入り等していますから,おおむねそこは問題なく処理がされているんだと認識しております。
 以上です。
○森田卓司 副議長  以上で江田議員の質問は終わりました。(拍手)
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