録画中継

令和6年11月定例会
12月9日(月) 本会議 一般質問
自由民主党岡山市議団
岡崎 隆 議員
*一問一答方式
1 防災・減災対策に活用可能なため池監視システムについて
2 市有施設によるEV充電設備について
3 国指定史跡及び日本遺産について
 次は,順序に従いまして岡崎議員。
     〔16番岡崎隆議員登壇,拍手〕
◆16番(岡崎隆 議員)  皆さんどうも,自由民主党岡山市議団の岡崎でございます。
 今日は,やっぱり皆さん冒頭にファジアーノのこと……今ネクタイを本当はえんじっぽいのをして──川上さんも午前中言われていましたが──してきたかったんですけど。ほいで,柳井さんに午前中,今日登壇するんならえんじ色,赤っぽいのしておかないといけまあとか言われて,そうだな,しもたな,ねずみ男みてえな格好で来たなと思うて。ぱっと横見たら市長が本当に目の覚めるようなのをしとんで,取ったろうか思うたんですが。(笑声)これまた後で問題になったら困るんで,このまま質問に入らせていただきます。
 とにかく,ファジアーノよかったと思います。缶バッジぜひ作って,みんなで盛り上げていけたらと思うんで,またそのときは皆さん応援してください。
 それでは,通告に従いまして質問に入ります。
 大きい1番,防災・減災対策に活用可能なため池監視システムについてでございます。
 前回,9月定例議会では,新たな防災訓練として災害時に発生する可能性のある孤立集落を想定し,ドローンを活用した訓練,災害時に混乱が予想される窓口業務を想定した訓練,また復旧復興に大きな役割を果たすボランティアセンターの設置訓練など,3つの新しい訓練の提案をさせてもらいました。ぜひとも来年度に向けて取り組んでいっていただけたらなと思っております。
 そして,今回の議会では,防災・減災対策の一つとして,新しい技術を積極的に取り入れてもらいたいと思い提案させていただきます。それは,ため池監視システムでございます。以前から議会で何度か災害時でのため池の危険性や池を管理する農家の高齢化により,通常時の管理も限界が近づいていることを取り上げさせていただきました。
 2018年の西日本豪雨災害を踏まえ,池の水かさを24時間監視し,遠隔で把握できるため池監視システムの導入について,これが各自治体に広がっているという新聞報道もありました。
 そこでお尋ねします。
 ①このシステムの仕組みと期待される効果についてお示しください。
 続きまして,②は割愛します。
 ③この監視システムの設置に係る費用は,農水省が全額を負担するとのことですが,導入後のランニングコストは導入自治体の負担となっているとお聞きします。導入後に予想されるコストはどのくらい必要なのでしょうか,お尋ねします。
 ④モデル地域を決めて導入を行い,防災・減災はもとより通常時での池の管理が効率的に行えるよう取り組んでもらいたいと思いますが,当局のお考えをお示しください。
 大きい2番,市有施設によるEV充電設備についてでございます。
 岡山市では,EV普及のため率先行動として市民向けにEV充電サービスの提供を今行っております。今後は,さらなるEV普及に向けて,民間サービスを活用した第三者所有形態によって設備の更新を行うということでございます。この方向性でよいと私は思いますが,現状故障中で,長期間市民が利用できないところが多く見受けられています。
 そこでお尋ねします。
 ①市有施設にEV充電器が導入されている場所を区ごとに教えてください。
 ②現在,故障中となっている場所と故障期間,また故障の原因をお示しください。
 ③導入から現在までの利用人数と市が負担したコストをお示しください。
 ④故障が続出してから現在までの取組を分かりやすく教えてください。
 大きい3番,国指定史跡及び日本遺産について。
 日本遺産,荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~に西大寺地区が今年新たに認定されたことを祝して,12月14日土曜日,西大寺の百花プラザで記念式典が開催されます。入場無料で事前申込みも不要ということなので,ぜひ皆さんのぞいてみていただけたらと思います。
 また,今回同時に浦間茶臼山古墳が「「桃太郎伝説」の生まれたまち おかやま」へ追加認定を受けました。2つ同時の登録でございます。こんなうれしいことはありません。地元の皆さんはもとより,認定に向け奮闘した市長はじめ関係課職員の皆様に感謝いたします。
 そして,令和8年度には東大寺サミットの岡山市開催があります。今年は万富東大寺瓦窯跡保存会も地元で結成されました。
 そこでお尋ねします。
 ①日本遺産の追加登録は2か所とも東区にあります。この同時登録をどのように地域活性化につなげていくのか,今回の登録を一番喜んだ一人であると思われる東区長にお聞きいたします。
 ②今年の7月21日,宮城県多賀城市で東大寺サミットが開催されました。岡山市から大森市長の代理として林副市長が参加されたとお聞きします。次期開催地代表挨拶をされたとお聞きしました。参加しての感想等お聞かせください。
 ③令和8年度開催予定の東大寺サミットですが,来年プレ企画として重源と栄西の関係や吉備の刀や東大寺瓦をはじめ優れた物づくりの先進地であったことなどをテーマに,市内中心部でイベントを開催してほしいと思いますが,いかがでしょうか。
 ④今年9月に万富東大寺瓦窯跡保存会から要望書が提出されました。要望8項目に対しての御所見をお示しください。
 ⑤浦間茶臼山古墳も保存会が大変活発に活動されています。倉敷市,総社市,瀬戸内市,赤磐市等と連携して,古墳による市民交流の検討をしてみてはいかがでしょうか。
 以上で1回目の質問を終わります。
 御清聴ありがとうございました。(拍手)
○森田卓司 副議長  当局の答弁を求めます。
     〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長  次回からよく考えてネクタイをしといていただければと思います。
 じゃ,岡崎議員の質問にお答えいたします。
 私は,3の東大寺サミットで,プレイベントを開催してはどうかというところを申し上げたいと思います。
 この話は,岡崎議員とこういう本会議でも何度もやり取りさせていただきました。東大寺が源平合戦の後,焼け落ちたわけでありますが,その再建をしようと立ち上がった中心人物が重源であります。その重源というのは,特に瓦に関しては瀬戸の万富で調達したということであります。じゃ,なぜこの瀬戸で調達したのかというところが重要なんですが,岡崎議員行かれてたですかね。この前の回は坂上田村麻呂のところでしたけど,その前が周防でやりましたよね。あそこは材木の調達をやったわけなんですが,重源は東大寺再建のために周防の国司にもなって,そして材木をそこから調達したと。同じように備前についても,重源はやはり人的資源が調っているではないかと。また,ちゃんとした焼き物を作る材料もそろっている,技術もそろっている。言わばテクノポリスという形で備前の国を預かったわけであります。大規模な瓦窯群を設けて東大寺の瓦をそこで焼いたということであります。
 一方で,重源というのは岡山でも随分活躍していまして,慈善事業として湯屋を設けるとか,ちなみに吉備津神社には鐘も寄進しているんですね。そういう面で,多くの岡山での貢献もなされているということであります。
 また,引き継いだのが栄西であるわけでありまして,栄西は御存じのように吉備津神社にゆかりのある方であります。宋で一緒に学んだということもあって,ここからは想像ですが,重源が岡山で瓦窯を焼くときには栄西にいろいろな相談もあったんじゃないかなと。2人の人間関係の密なところがこの東大寺の再建に役立ったんではないかなと思っております。そして,重源の後を栄西が継ぐということで,栄西の関係でも日応寺とか様々な寺も関係しておりまして,京都での活躍はもちろんでありますけれども,様々な面,本当に日本にとって大きな存在だったということが言えるんではないかなと思います。
 したがって,重源,栄西という岡山,万富にゆかりのある偉大な先人に光を当て,また市民の誇りにつなげていけるようなプレイベントという御提案でありますので,それにどう応えていけるのか,よく検討しながら木内局長と共に議論し,前に向いていきたいと思っております。
 以上です。
◎小山直人 産業観光局長  1番,防災・減災対策に活用可能なため池監視システムについて,①システムの仕組みと期待される効果についてお答えいたします。
 ため池監視システムは,ため池に水位計やカメラを設置して,水位や堤体の状況など,ため池に関する情報を監視するシステムです。システム導入により,農業者の高齢化等が進む中,現地へ赴くことなくため池の水位確認などを行うことができることから,通常の管理において省力化が図られること,また大雨など現地に赴くことが困難な場合にも,安全に水位状況などの確認ができることなどの効果があるものと認識しております。
 続きまして,③導入後に予測されるランニングコスト,④モデル地域への導入についての考えについて一括してお答えいたします。
 ため池監視システムについては,ため池の水位管理の省力化につながることなどから,導入について事業者などから情報収集を行っているところです。導入に係る費用は,機能によって金額も様々ですが,事業者から設置費が1台当たり約80万円から約300万円,ランニングコストが年間で約5万円から約100万円の提案がありました。今後,通常の水位管理とあわせ防災の観点から,どのような機能が必要となるのか関係部署と連携しながら,試験的検証も含め検討してまいります。
 以上でございます。
◎見平孝行 環境局長  2番,市有施設によるEV充電設備について順次お答えします。
 まず,EV充電器が導入されている区ごとの市有施設の数についてです。
 北区では,足守プラザ,西部リサイクルプラザ,御津公民館,城下駐車場の4か所,中区では中区役所の1か所,東区では東部リサイクルプラザ,西大寺緑花公園百花プラザ,東区役所,瀬戸支所の4か所,南区では中央卸売市場,ウェルポートなださき,南区役所の3か所となっています。
 次に,現在故障中の場所と故障の期間等についてです。
 現在,EV充電設備が故障している施設は御津公民館,中区役所,西大寺緑花公園百花プラザ,東区役所,瀬戸支所,中央卸売市場,南区役所,ウェルポートなださきで,故障している期間につきましては,短いもので4か月間,長いものでは1年8か月となっています。
 また,故障の原因については,多くの設備で原因を特定はできておりませんけれども,設置から既に10年以上が経過しているものが多く,主には設備の老朽化が原因だと考えております。
 次に,EV充電設備の利用人数と,それに要したコストについてです。
 12施設のうち8施設で導入から現在までの利用人数の全部または一部のデータが不明となっておりますが,把握できているデータを集計した利用人数は,施設全体で延べ6万2,000人となっております。
 また,市が負担したコストについては,設備の導入コストが約3,000万円,維持管理コストが約1,000万円となっております。
 なお,EV充電に係る電気使用料金も市が負担しておりますが,当該電気は施設全体の電気と一体的な使用であることから,EV充電に限定した電気使用料金は把握しておりません。
 この項最後に,設備が故障してから現在までの取組についてです。
 令和4年度までは,設備が故障すれば各施設所管部署において修繕しておりましたが,故障が目立つようになり,令和5年度に環境局において,民間のEV充電サービスを活用した設備更新を企画し,令和6年1月,公募によりテラチャージ株式会社を事業実施者として選定しました。
 当該事業者が実施するEV充電サービスは,国の補助金を活用し,事業者負担で充電設備を設置する手法となっており,これまでに令和6年6月と9月の2回,それぞれ11施設分の補助金を申請したと聞いておりますが,現在のところいずれの施設においても交付決定されたという通知はなく,設備更新が実施されていない状況です。
 以上です。
◎林恭生 副市長  3番,国指定史跡及び日本遺産についての項で,東大寺サミットに参加しての感想をということです。
 岡山市は昨年度,東大寺建立にかかわった市町村サミット実行委員会に加盟しましたので,今年7月に多賀城市で行われました東大寺サミットに出席依頼がありまして,私が市長の代理として出席いたしました。
 東大寺サミット2024in多賀城は,多賀城創建1300年記念事業として,「祈り」をテーマに実施されまして,奈良市,福井市など12自治体が参加いたしました。
 サミットは厳かな雰囲気の中で進行し,奈良時代から1300年続く多賀城と東大寺の歴史,そして東大寺が東日本大震災の犠牲者への追悼と復興に祈りをささげてきた御縁を肌で感じられるものでございました。
 サミットの最後に,次期開催地として御挨拶いたしまして,東大寺サミット実行委員会に加えていただいたことへのお礼とともに,万富東大寺瓦窯跡を紹介したり,造山古墳や岡山城,白桃などのフルーツといった岡山市の観光面もPRした上で,再来年,万全の準備をしてお迎えしたいということをお伝えいたしました。
 令和8年度の本市での開催に向けては,多賀城市でのサミットも参考にしながらしっかりと準備してまいりたいと考えております。
 以上です。
◎木内啓子 産業観光局観光・MICE担当局長  同じ項,要望書に対しての所見についてですが,要望8項目のうち3項目についてお答えします。
 駐車場,トイレについては,現在周辺の適地を調査しているところです。
 デザインマンホールについては,安全性に考慮しながら整備に向けて検討してまいります。
 (仮称)歴史サミットについては,地域で活動されている方々から,ほかの地域とも交流し,情報交換したいというお話を伺っているところです。まずは,各地のイベントや講演会を御紹介するなど,地域を越えた交流のきっかけづくりから始めてまいりたいと考えております。
 次に,古墳による市民交流を検討してはとのお尋ねについてです。
 近隣自治体と連携して古墳による市民交流が生まれることは大変意義深いことと考えております。本市といたしましても,倉敷市,総社市,赤磐市と構成する日本遺産桃太郎伝説で実施している観光ガイド養成講座の場を案内し,各地域の古墳の保存活動関係者の方々の交流を図ることで,地域の機運醸成を促進できるのではないかと考えております。
 以上です。
◎三宅泰司 教育長  同じ項,保存会からの要望8項目に対する所見についてです。
 要望8項目のうち5項目についてお答えします。
 まず,見学用誘導路の整備と看板類の再整備の2項目につきましては,今後実施する史跡整備の中で,文化庁や有識者など,関係者の意見も踏まえながら検討してまいります。
 出土品等を展観できる仕組みにつきましては,サミット開催時に参加者や来訪者に発掘の成果などを分かりやすく伝える手法を検討してまいります。
 周辺の歴史遺産をトータルに整備,紹介することにつきましては,近隣に複数の国指定史跡もあることから,それらを含めた紹介の在り方について,関係部署とも協議しながら検討してまいりたいと考えております。
 サミット開催時の発掘調査につきましては,文化庁とも協議し,実現に向け調整してまいります。
 以上です。
◎小川卓志 東区長  同じ項,同時登録をどのように地域活性化につなげていくのかについてお答えいたします。
 東区の北前船寄港地と浦間茶臼山古墳の2か所が追加認定されたことを一番喜ばれたのは,これまで熱心に活動されてきた地域の皆様だと思っております。その地域の皆様が多く参加された7月1日の追加認定を祝うセレモニーにおいて,その盛り上がりを肌で感じるとともに,一緒に喜びを分かち合えたことは,大変光栄でございました。
 東区では,これまでも人に注目した情報発信を行っており,地域で活躍されている方を取り上げてきたところではありますが,この機会を好機と捉え,さらなる情報発信を行うとともに,観光部局とも連携し,地域の活性化につなげてまいりたいと考えております。
 以上です。
     〔16番岡崎隆議員登壇〕
◆16番(岡崎隆 議員)  御答弁ありがとうございました。
 それでは,再質問のほうへ入らせていただきます。
 まず,ため池監視システム。
 これは,今の時代だからこそできるというか導入できる可能性のある画期的なものだと私自身思っています。高齢化や人口減少,農村地域では特に。ほいで,小さな集落でたくさんの池を管理せんといけんというところが実際あります。そういったところの負担を軽減するためにも,ぜひこのシステムの導入をしていっていただきたいと思います。
 まず,この思いは局と共有できていますよね。どうでしょうか,局長。
◎小山直人 産業観光局長  先ほど御答弁させていただきましたが,地域の方々が高齢化する中で,なかなか現地に赴くことが難しいんだというお声のほうは様々なところでお聞きしております。こういったシステムがそういったものを和らげるというか効果になるものだというふうな認識はしてございます。あとはコストが当然かかってくるものですから,どのような,システムにどれぐらいの機能を持たせるのかとか,そのあたり関係するところといろいろ相談しながら,設置場所も含めて検討していきたいとは思っているところではございます。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  それで,まずモデル地区を何か所か設けて設置してみて,どのような効果があるか検証してみていく,これ大事なことだと思いますが,いかがでしょうか。
◎小山直人 産業観光局長  一足飛びに全部につけるということはまず不可能だと,コスト的にも不可能なことだと考えてございます。どういったところに設置してどういった効果があるかというのを何か所かつけてやってみるという議員の御提案というのは我々としても検討してまいりたいと考えてございます。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  ぜひ検討してください。
 このシステムの運用,活用について,既に県内でよその自治体が設置してやっているというところもあります。まず,こういったところに職員さんに行っていただいて,現状どうなんだと,どういうメリットがあって,あとどういう大変なこともあるんかと。デメリットの部分もあるんかもしれません。そういったところも含めて現地へ出向いていっていただく,どうでしょうか。
◎小山直人 産業観光局長  近隣の市町村でも導入されているようなこともお聞きしております。議員おっしゃられたとおり,実際に現地に行って確認してきてもらおうと思っています。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  次ですけれど,EVの充電のほうですが,市の12施設のうちに故障しているところが8か所ということで,使用できない,もう使用できるのが4か所しかないという大変な状況なんですが,もう一遍,現状どのように,今の現状を捉えておられますか。
◎見平孝行 環境局長  今現在,8か所も壊れていると。それを故障したまま放置している状況というのは決して望ましいこととは思っていません。市としても設備の更新を早期に実現したいと希望しておりまして,今事業者のほうに働きかけを行っているところです。
◆16番(岡崎隆 議員)  例えば,局長,中区役所の設置が平成30年となっていますが,令和5年6月にはもう既に故障されておるというような現状があります。故障の原因が,さっきも聞いたんですが,不明というのが多いということなんですが,これ利用者のほうに問題がある場合と機械自身に問題がある場合があると思うんですが,それすら分かっていないということでしょうか。
◎見平孝行 環境局長  利用者の使い方がどうなのかというところはそれぞれの施設において多分,ずっと見ているわけではないので,中にはちょっと間違った使い方ということもあったのかもしれませんけれども,基本的には経年劣化による機器の故障だとは考えております。
◆16番(岡崎隆 議員)  経年劣化とおっしゃられますが,導入のときにどういう説明を受けとったんですか。何年は大丈夫ですという,ある程度分かるんじゃないですか。
◎見平孝行 環境局長  導入時の事業者等からの説明については,当時それぞれの施設所管課で受けておりますので,申し訳ないんですけど,そこについては把握できていません。
◆16番(岡崎隆 議員)  次に設置するやつも幾ら民間で言うとっても,ある程度知っとくべきじゃと思います。
 それから,メーカーのメンテナンス契約とかというので保証期間とか,そういったようなもんはどうなっとったんでしょうか。
◎見平孝行 環境局長  全ての機器が同じかどうか分かりませんけれども,おおむね10年を経過してしまうと,もうメーカーのサポート期間というのは終了するんだということで聞いております。
◆16番(岡崎隆 議員)  いやいや,10年を超えていないのもあるじゃないですか。そこをお願いします。
◎見平孝行 環境局長  10年を経過していないものが幾つかありますけれども,そこはそれぞれ施設所管課が当時直しておりました。それぞれ具体的にメーカーからのどういった話があったのかというところは今把握できておりませんけれども,なかなか修繕費用が非常に高額になる分もあったということは伺っておりますので,そういったことで一時的な修繕というのは非効率だということで放置といいますか,故障したままになっているものがあるんだと認識しています。
◆16番(岡崎隆 議員)  それで,現在,設備が壊れた時点で,今回は国の補助金で更新していこうということで,それはそれでええんですが,なかなかこの補助金が1回で通らずに,今回も一部駄目だったと。それから,その前のときもというようなことがあって,更新のめどというのは立ちますか。
◎見平孝行 環境局長  更新のめどということですけれども,今年9月に申請したときについては,今まだ審査中ということで,この12月の中下旬のあたりには結果が出ると聞いています。もしその中で交付決定がされれば,来年の年明けには工事が完了できるんですけれども,もしそうならなかった場合には,いつの時点で採択されるのかというところまで少し今めどはつきませんけれども,事業者のほうからは次回の補助金の採択に向けて最優先に準備を進めているんだということは伺っております。
◆16番(岡崎隆 議員)  区役所とか支所とかたくさんの市民が利用するんです。これも本当分かっておられると思います。ずっと故障中というものの前を通って皆行くわけですわ。ほな,利用しよう思う人も,その人が来ても,まだ直ってねえなと思うし,電気自動車乗っていない人もそこの前通って役所へ来るわけですから,故障中のまんまやん……やっぱり故障中というのは直るめどといいますかな,大体僕らの中ですぐに,1日,2日で直る故障もあるじゃろうし,1か月,2か月かかる故障もあるでしょう。だけど,1年半というたら,故障というよりね……その辺どう思います。
◎見平孝行 環境局長  私が例えば市民として電気自動車乗っていったとすると,これ市は放っているんだなと,そういうふうな悪い印象しか持たれないとは感じています。
◆16番(岡崎隆 議員)  やっぱり1年半の故障,いつ再開できるか分からん状態になっとんがもう現状ですから,これ何とかせんといけんと思うてここで質問させてもらいよるわけで。まず,一日も早い更新のために頑張るというのは今さっきも言われて,それはお願いしますわ。
 それから,広報紙とかあるじゃないですか,市民向けの。そういう広報紙で,長期にわたっておることと同時に,今後こういう形で新しくスタートしますというようなことを書いたりして,ある程度の情報を知らせとくのも必要なんじゃねえんかなと思うんですけど,いかがでしょう。
◎見平孝行 環境局長  今現在,確かに議員おっしゃるように機械自体に故障中と貼っているだけなので,そこは市民の方にするといつになったら直るんだろうかというようなこともあると思います。広報紙等がいいのかというのは分かりませんけれども,今こういう状況で,今こういう取組をやっているんだというところは何かお知らせができるように工夫してまいりたいと思います。
◆16番(岡崎隆 議員)  よろしくお願いします。
 あと一個だけね,あと一個だけ気になっておることがあって,利用人数が把握できとったところと把握できてねえところがあるんですわ。やっぱり市民にEVを普及しようと,率先垂範の活動の一つとして公共機関にEVの充電器つけたわけですから,そういう意味では,やっぱりどのくらい利用しとったんが分からんというようなことはあっちゃならんと思うんですが,そこは今後民間に替わっても,しっかり人数だけは,どのくらいが利用してくれよんかというようなことを把握できるようにしていただけますか。その辺いかがでしょう。
◎見平孝行 環境局長  現在の設備については,利用状況を記憶するような機能が機械自体には備わっていなくて,もう要は手作業で今日何人が見えられていましたねみたいな感じで職員がつけるしかなかったんですけど,今後施設の更新をした後には,事業者が設備の管理のシステムのほうからデータを収集して利用状況等を市に報告することになっておりますので,そこはきちんと把握ができるものと考えております。
 以上です。
◆16番(岡崎隆 議員)  どうぞよろしくお願いします。
 それでは,最後の国指定史跡及び日本遺産のところなんですが,令和8年度に東大寺サミットが開催されるということで──先ほど市長のほうからも,「ようさい」が正しいんですよね。臨済宗の栄西。今「ようさい」という読み方になっておるみたいで。栄西と重源との関係というのは,非常に興味が湧く。東大寺瓦窯跡は東大寺というすばらしい大きな──ネームバリューというたらどうですかね──のがあり,それから万富東大寺瓦という今一生懸命地域で盛り上げているのをもっと市民に知っていただくために,重源と栄西との関係を町なかでやってもらいたいというのを今言わせてもろうたんです。
 なぜ町なかかというのが,やっぱり岡山市内中心地で逆にこういうイベントをやってくれたら,瀬戸の地の東大寺瓦のほうへも興味を持っていただける市民が増えるんじゃなかろうかなと思うんで,その辺をまたしっかり検討してやっていただきたいと思いますが,サミット開催に向けてのぼりとか,缶バッジでもいいですけど,そういう誘致する何かキットみたいなもんをちょっとこれをまた考えていってもらいたいなと思うんですが,その辺のお考えはどんなでしょうか。
◎木内啓子 産業観光局観光・MICE担当局長  サミットに向けて万富の地,それから,重源,栄西,お二人の先人に光を当ててそれを盛り上げていくというのは重要なことだと思います。特に,町なかでやるということに意義もあると考えております。ちょっと何ができるか,まだ今日時点では具体的なこと申し上げられませんが,前向きに考えていきたいと思っております。
 それから,のぼりとかそういうグッズにつきましては,やはり目立たないと……缶バッジかどうかは分かりませんけれども,検討させていただきたいと思います。
○森田卓司 副議長  以上で岡崎議員の質問は終わりました。(拍手)
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