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9月12日(木) 本会議 一般質問
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内容
会議録
令和6年9月定例会
9月12日(木) 本会議 一般質問
公明党岡山市議団
林 敏宏 議員
1 鳥獣害対策について
2 高架下の活用について
3 マイナンバーカードの利用促進について
次は,順序に従いまして林敏宏議員。
〔26番林敏宏議員登壇,拍手〕
◆26番(林敏宏 議員) 皆様こんにちは。私は,公明党岡山市議団の林敏宏と申します。
今日は,1点目,鳥獣害対策について,2点目,高架下の活用について,3点目,マイナンバーカードの利用促進についてお尋ねします。よろしくお願いいたします。
今回の一般質問で江田議員と赤木議員が抽せんで大変焦ったというふうなお話がありました。私はどちらかというと助かったほうの人間でございまして,今回,おかげさまでというか,初めてトリを務めさせていただくことになりました。3年前の8月議会でトップバッターを初めてやったんですけど,これで頭と後ろと両方経験させていただくことになりました。
今回トリということでございまして,内容は全然鳥には触れないんですけども,鳥獣害対策から質問させていただこうと思いますので,よろしくお願いいたします。(「うまい」と呼ぶ者あり)ありがとうございます。
大きな1番,鳥獣害対策について。
私としては,令和4年11月に伺って以来の質問です。前回は,中区の操山周辺において,イノシシの目撃や田畑や個人の敷地内が荒らされたという情報を多く聞くようになったということで,対策を求めて伺ったところ,操山周辺のイノシシについてはここ数年急激に目撃情報が増加しており,農作物被害をはじめ,里山センターやお寺の敷地内の掘り返しなどの被害も報告されており,このため緊急的に対策が必要と判断し,地域,猟友会,専門家,岡山森林管理署等が連携して捕獲を強化する事業を実施しているとのことでした。
当時は新しい枠組みでの取組であったように思い,期待したところですが,それ以降も中区の議員から同じような質問があり,また今回も花岡議員が取り上げられております。私のところにも,先日,操山周辺での被害が後を絶たないとの声があったことを考えると,その取組がどのような状況で実施され,効果があったのか,関係者の皆様には昼夜を問わず携わっていただき感謝を申し上げる次第でありますが,確認させていただきたいと思います。
(1)中区におけるイノシシの目撃情報については何か変化はあるのでしょうか。
(2)前回の質問以降,取組をされてからはどのような成果,効果があったのでしょうか,お示しください。あわせて,現在の操山周辺における生息状況についての当局の認識を伺います。
(3)前回の質問当時に比べると,ICTの活用も随分と進められてきたことと思います。猟友会の方々の日々の見守りの負担軽減などの効果があったと認識していますが,捕獲頭数への効果としては何か変化があるのでしょうか。あわせて,ICT活用の現在の取組状況についてもお聞かせください。
(4)岡山市鳥獣被害防止計画を見ますと,イノシシの捕獲計画数は,令和6年度以降,4,700頭とされています。これは過去の計画数と実績を基に今回の捕獲計画数を出されているようですが,他の獣種と比較してもイノシシの捕獲頭数は圧倒的に多いことが分かります。言い換えれば,それだけ生息,繁殖していることの表れであり,対策の遅れがさらなる被害拡大につながることは容易に予想できます。
今後も引き続き対策の強化が必要だと考えますが,実際に4,700頭の捕獲は大変な作業だと思いますし,捕獲後の対応も大変だと思います。どのような取組で目標達成に向けてアプローチされていかれるのでしょうか。あわせて,現在までの捕獲状況と年間を通しての捕獲の傾向についてもお聞かせください。また,操山周辺での今後の取組についても伺います。
大きな2番,高架下の活用について。
近年,道路の高架下などの公共性の高い利用地を活用してまちのにぎわいを創出する取組が各地で進んでいます。国は,高架下の占用許可の在り方について,平成17年,平成21年に通達を発出し,これまでの抑制からまちづくりやにぎわいの創出に資する有効活用を推進する方針へ転換しています。
市内においてもこれらに当たる箇所があると思いますが,他都市の状況を見ますと,子ども向け公園やスポーツ施設などをはじめ店舗や福祉施設など,様々な分野での活用がなされています。
以下伺います。
(1)現在,市内での高架下の活用事例をお聞かせください。
(2)岡山市として,道路の高架下の空間はどのような位置づけとお考えでしょうか。あわせて,まちづくりやにぎわい創出の観点で高架下の活用について当局の御所見をお聞かせください。
大きな3番,マイナンバーカードの利用促進について。
今年12月2日から従来の健康保険証は新規発行されなくなり,その後はマイナンバーカードでの保険証利用を基本とする仕組みに移行していきます。円滑に移行するために,政府としてはマイナンバーカードの総点検等を行い,国民の信頼回復に努めてきました。現在は,本年5月から7月までをマイナ保険証利用促進集中取組月間として,医療団体との連携やあらゆるメディアを通じて広報展開しています。
一方で,マイナ保険証に対する不安の声もあります。こうした状況を踏まえて,地域住民が安心してマイナ保険証を利用できるよう,利用することの利便性や質の高い医療を受けるための基盤となっていくことなどの正しい情報を丁寧に発信していくことが必要だと考えます。
一人でも多くの方に,データに基づくよりよい医療が受診できる,高額医療費などの手続の簡素化ができるなどの医療サービス環境を提供していくことを目指して,マイナ保険証の取組を進めていただきたいと思います。
(1)現在,マイナンバーカードは,国民の約74.8%が保有しております。これは今年8月末時点です。岡山市における現時点でのマイナンバーカードの保有率と年代別の保有状況についても伺います。
(2)一方で,健康保険証としての利用は,全体の約9.90%にとどまっている状況です。これは今年の6月時点です。マイナンバーカードの保険証の登録状況についてはどのような状況でしょうか。利用状況についてもあわせてお聞かせください。
(3)マイナンバーカードは,デジタル社会における公的基盤であり,保険証として利用──マイナ保険証としてもらうことで,患者本人の薬剤や医療のデータに基づくよりよい医療が提供され,高額療養費制度の限度額適用認定証が不要になるなど,患者,医療現場それぞれに多くのメリットがあります。さらに,電子処方箋や電子カルテの普及,活用など,日本の医療DX(デジタル化)を進める上でも重要なベースとなります。
また,大規模な地震などが起きた際に,開設された避難所において,マイナンバーカードを使って入退所管理や薬剤情報の管理を行う実証実験を行った結果,入退所の手続がスムーズかつ正確に行われ,避難者の把握にかかる時間が10分の1に短縮されました。また,薬剤情報も,必要量を正確に把握できるため,スムーズな支援(提供)が要請でき,避難者,運営者の両方に対して大きな効果が見られました。
さらに,一部地域においては,救急医療における患者の健康医療データの活用という消防庁の実証事業が行われております。これは,例えば自宅や外出先で事故や病気などによって突然倒れてしまって救急搬送される場合等に,救急車に装備されたカードリーダーでマイナ保険証を読み取ると,既往症──今は治っていますけど過去に病気にかかった,そういったものがあるかとか,どんな薬を服用しているか等の情報を確認し,救急隊や医師が速やかに適切な治療ができるようになるというもので,近い将来に全国展開する予定と聞いています。
このように,社会全体で医療DXを進めていくためにマイナ保険証は重要であり,保険証を廃止し,マイナ保険証へと移行する本年12月2日までにいかに円滑に移行していくかが極めて重要であります。
7月4日に厚労省保険局医療介護連携政策課より,マイナンバーカードの健康保険証利用の促進に向けた御協力のお願いについてという事務連絡が発出されております。これを見ますと,利用促進に向けた動画やポスターなどの広報素材の印刷提供など,サポートメニューがたくさんあります。ぜひこのようなものも活用しながら,12月に向けての広報活動を強力に推進し,住民の皆様への正しい情報発信に取り組んでいくべきと考えますが,御所見を伺います。
(4)マイナンバーカードの利用シーンが拡大してきまして,住民票が近くのコンビニですぐに取れてよかったなど,身近なところでもその利便性を実感する声が増えてきていますが,まだ取得したくてもできない方が高齢者を中心におられるとお聞きします。将来的なマイナ保険証による医療DX(医療サービス)を考えると,希望する高齢者に対して保有の機会を提供することが非常に重要であります。
高齢者の方などの暗証番号の設定や管理の負担を軽減するため,暗証番号の設定が不要な顔認証マイナンバーカード,これはコンビニ交付など,暗証番号が必要なサービスには利用できませんが,これを医療機関や薬局などで利用していただけるような対応もされています。
岡山市における施設等に対するマイナンバーカードの取得支援の取組状況を伺います。また,高齢者施設や高齢者世帯などに対してこのような支援があることを周知し,希望する方がマイナ保険証を保有できるような取組を推進していくことが極めて重要であると考えますが,本市の取組の現状について伺います。
以上で1回目の質問を終わります。
よろしくお願いいたします。(拍手)
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
◎小山直人 産業観光局長 大きい1番,鳥獣害対策について,(1)中区における目撃情報の変化,(2)前回の質問以降の取組による成果,効果,また現在の操山周辺における生息状況の認識についてお答えいたします。
目撃情報につきましては,操山周辺での捕獲事業の強化により,令和4年から令和5年にかけ,捕獲頭数が大きく増えており,これらの効果もあり,市が把握している市街地での目撃情報は減っております。
また,生息状況につきましては,今年の捕獲頭数が昨年の同時期に比べ減ってきていることから,生息数は増えていないのではないかと考えております。
操山周辺での取組による成果につきましては,花岡議員に御答弁したとおりです。
同じ項,(3)ICT機器の活用による捕獲頭数への効果は,ICT活用の取組状況はについてお答えいたします。
イノシシの捕獲頭数は,令和4年から令和5年にかけて573頭増えております。このことはICT機器導入だけの影響ではないと考えておりますが,猟友会の方からは,日々の見回りの負担軽減や効率的な捕獲につながっているとの声をお聞きしております。
ICT機器の活用状況につきましては,花岡議員に御答弁したとおりです。
この項最後,(4)岡山市鳥獣害被害防止計画のイノシシ捕獲計画数4,700頭にどう取り組んでいくのか,捕獲状況と年間の捕獲傾向,また操山周辺での今後の取組についてお答えいたします。
イノシシ捕獲の取組としましては,ICT機器の活用により捕獲活動の効率化や狩猟者の負担軽減を図るとともに,猟友会や町内会での捕獲おりの購入補助やモデル事業の実施により地域住民の捕獲活動への理解と協力を促し,効果的な捕獲を実施してまいりたいと考えております。
捕獲状況と捕獲時期の傾向ですが,令和5年の捕獲頭数は4,485頭で,特に夏場の7月から9月が多く,次いで猟期期間中の11月から1月の捕獲が多くなっております。
操山周辺での今後の取組につきましては,花岡議員に御答弁したとおりです。
引き続き,猟友会,地域住民,行政が一体となり,粘り強く鳥獣害対策に取り組んでまいります。
以上でございます。
◎今井洋孫 都市整備局長 大きい2番,高架下の活用について順次お答えします。
まず,市内の高架下の活用事例についてです。
岡山市が管理する道路の高架下の活用としては,道路の補修に必要となる資材置場や倉庫,駐輪場,ごみステーションなどで使用しております。
続きまして,高架下の空間の位置づけと活用についてです。
道路の高架下については,直接自動車などの通行の用に供していないまとまった空間であり,公園やスポーツ施設,飲食店等の店舗などに活用することによって,まちづくりやにぎわい創出に寄与するものと考えます。現在は,道路の高架構造物の点検や修繕に支障とならない範囲で公共的,公益的な利用を行っているところです。今後,高架下の活用のニーズがあれば,道路占用許可の基準に基づき,道路構造物,周辺道路や地域環境への影響などを踏まえながら個別に対応してまいります。
以上です。
◎中原貴美 総務局長 大きな3番,マイナンバーカードの利用促進についての項,カード保有率と年代別保有状況,高齢者施設等に対するカード取得支援の取組についてです。
令和6年8月末の岡山市のマイナンバーカード保有率は74.9%です。9月9日時点で集計した年齢5歳階級別の保有状況は,ゼロ歳から4歳及び85歳以上で7割を下回っているものの,そのほかの年代では7割から8割の保有率となっております。
カード取得支援の取組としては,施設入所者や外出困難者を対象に,施設や自宅へ訪問してカード申請を受け付けるサービスを令和4年8月から開始し,ホームページ等で周知してまいりました。また,昨年度からは,高齢者施設等に対して電話,訪問,チラシ配付等による積極的なアプローチを行っており,申請受付件数も増加しております。
以上です。
◎後河正浩 保健福祉局長 同じ項,健康保険証としての登録状況と利用状況についてです。
令和6年7月末時点での健康保険証利用の登録者は,全国で約7,451万人,登録率は約60%と承知しております。一方,岡山市の国民健康保険は,7月17日時点で登録者6万9,209人,登録率59.41%,後期高齢者医療保険は,6月末時点で5万9,296人,55.94%となっております。また,利用状況について,令和6年6月診療分の利用率で見ますと,全国が9.9%に対して,岡山市国民健康保険は13.72%,後期高齢者医療保険は9.59%となっております。
それから,広報活動について正しい情報発信をということにつきましては,前島議員に御答弁したとおりです。
以上です。
〔26番林敏宏議員登壇〕
◆26番(林敏宏 議員) 御答弁ありがとうございました。
初めて使ったんですけど,操山の近くの富山の方から写真を提供いただいたんですけど,実際にこんなのが撮れるということで,本当に遭遇したらびっくりするだろうなという状況です。あと,このくらいの成体がいたりとか,あと一つのところにこんだけうりぼうが本当にたくさん出てくるということで,この中でもぱっと見ても10匹以上いるような状況なので,本当にこれがそのままの状況でいくと大変なことになるんだなというふうなのが,本当に改めて今回写真提供をいただいてよく分かりました。
先ほど御答弁いただきましたけども,操山のほうも,といっても本当に大変な状況がまだ続いているということでございます。先ほどの高橋議員も操山つながりじゃないんですけど,そんな意味では本当にしっかりとこれからも先ほどの連携,しっかり事業をやっていただいて,目撃情報は減ってきたというふうな話でございますけれども,やっぱりそういった感覚で分かるようなものじゃないと実感できないのかなと思っております。そういった意味では,そういった被害も少し減ってきたなというふうなことが実感できるように,しっかり取組をしていただきたいと思います。これは要望です。
2つ目です。高架下の話です。個別対応していただけるということでございます。ここにも出しましたけど,まちづくりとかにぎわい創出に向けての何かいい提案がありましたら,ぜひしっかりそこも含めて協力していただくというか,対応していただきたいなと思いますので,ぜひとも今後ともよろしくお願いいたします。
3つ目です。マイナンバーカードの利用促進ですけれども,今現在74.9%ということで,市民の7割,75%の方がもう保有していると。そんな中で保険証も6割近い方々が利用しているという状況です。いろんな,先ほども実証実験を既にやっている話を出させていただきました。これからいろんな意味でマイナンバーカードの活用も広がっていくんだろうと思いますし,岡山市としても,そういった市民の方が実感できるようにいろんな取組をやっていただきたいなと思っております。
そういった意味で,今回医療DXという話でしたけども,市全体のDX化,このマイナンバーカードによるDX化をしっかり進めていただきたいと思いますので,どこに話をしようかと思ったときに政策局かなと思ったんですけども,せっかくなので中原副市長に,総務省つながりということで,最後マイナンバーカードのDXの推進について御答弁いただければと思います。
よろしくお願いいたします。
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
◎中原健一 副市長 御指名いただきましてありがとうございます。
議員御指摘のように,マイナンバーカードにつきましては,DXを活用したこれからの社会をつくっていく上で非常に重要な基盤となるものと考えております。岡山市のほうでは,既に令和5年からマイナンバーカードを図書館のカードとして使えるようにしているということでございます。引き続き,市民の皆様がこうしたマイナンバーカードの持つ利便性,そういったものを実感できるようにしっかり取り組んでいきまして,PRもしていきたいと思っております。
どうぞよろしくお願いします。
○田口裕士 議長 以上で林敏宏議員の質問は終わりました。(拍手)
以上で一般質問を終わります。
つきましては,日程第1の案件は,お配りいたしております付託案件表のとおり,それぞれ所管の委員会に付託いたします。
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○田口裕士 議長 この際御報告申し上げます。
本定例市議会において受理いたしました陳情につきましては,お配りいたしております文書表のとおり,それぞれ所管の委員会に付託いたします。
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○田口裕士 議長 お諮りいたします。
委員会審査のため,明9月13日から9月18日まで本会議を休会いたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田口裕士 議長 御異議なしと認めます。よってさように決定いたしました。
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○田口裕士 議長 次の本会議は,9月19日午前10時に開きます。
本日はこれをもって散会いたします。
御苦労さまでございました。
午後3時9分散会
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