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6月18日(火) 本会議 一般質問
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内容
会議録
令和6年6月定例会
6月18日(火) 本会議 一般質問
懐かしい未来
川上 智美 議員
1 読書について
(1) 岡山市子ども読書活動推進計画について
(2) 学校図書館でのICTを活用した取り組みについて
(3) 電子書籍について
(4) 岡山市立図書館整備実施計画について
2 夜間中学について
(1) 入学希望者の掘り起こしについて
(2) 入学手続きについて
3 女性版骨太の方針について
(1) 女性起業家の支援について
(2) 女性の所得向上,経済的自立に向けた取り組みについて
次は,順序に従いまして川上議員。
〔12番川上智美議員登壇,拍手〕
◆12番(川上智美 議員) 皆さんおはようございます。懐かしい未来の川上智美です。
それでは,通告に従いまして質問いたします。
1,読書について。
本市は,令和5年10月にユネスコ創造都市ネットワーク,文学分野に日本で初めて認定され,文学創造都市おかやまを掲げおかやま文学フェスティバルなどのイベントを通じ市民の皆様が本に親しむ活動を行っています。
一方,岡山県が調査した令和5年度子どもの読書環境に関する実態調査によると,1か月に全く本を読んでいない子どもの割合,不読率は小学生で8.9%,中学生で25.7%と,全国の数値,小学生7.0%,中学生13.1%より高い傾向にあります。
(1)岡山市子ども読書活動推進計画についてお尋ねいたします。
平成21年3月に策定された岡山市子ども読書活動推進計画に基づき,乳幼児期,学童期と子どもの発達段階に応じて様々な取組が行われています。特に,生後4か月までの赤ちゃんを訪問し,絵本をプレゼントするこんにちは赤ちゃん事業は9万人を超えており,また読書が子どもの脳の発達にもよい影響を与えるとの研究結果もあると伺います。
そこで質問です。
ア,読書の大切さについてはどのようにお考えでしょうか。
イ,小・中学校の不読率改善のためどのような取組が重要だとお考えでしょうか。
ウ,平成21年3月に策定されてから15年が経過しています。効果について検証はされていますか。
エ,GIGAスクール構想により1人1台端末を持つなど,子どもの読書環境は大きく変化しています。また,障害のある子どもや日本語指導を必要とする子どもなど,多様な子どもたちに対応した取組を行うことも重要だと考えます。この計画の見直しの予定はありますでしょうか。
(2)学校図書館でのICTを活用した取組について。
先日,学校図書館カフェに参加しました。東畦小学校の本を1冊読み切る体験づくりの取組や,足守小学校での1人1台端末を使ったデジタル・シティズンシップ教育の取組など,本と端末両方が使える学びを実践されていることを学びました。学校図書館にもWi-Fi環境が整備され,端末を使った取組ができるようになったと伺っています。
その一方で,令和6年3月に策定された岡山市学校教育情報化推進方針においては,学校図書館の役割についての明記がありませんでした。ICTを正しく活用し,情報収集や学習をしていくためには学校図書館の活用が必要だと考えます。学校図書館との連携についての御所見をお尋ねします。
(3)電子書籍について。
昨今では,紙の本と同様に電子書籍を選択し,購入されているケースも目立ってきています。実際に,出版科学研究所の日本の出版統計を見てみますと,電子出版販売額が2014年から2022年にかけ年々増加していることが見てとれます。
ア,学校図書館の電子書籍についてお尋ねします。
タブレットを活用した電子書籍の活用についてはどのようにお考えでしょうか。岡山県の令和5年度子どもの読書環境に関する実態調査によると,中学生や高校生でも電子書籍を活用し読書しているようです。中高生の不読率改善にも効果があると考えます。御所見をお尋ねいたします。
イ,電子図書館について。
電子図書館は,図書館の開館日や開館時間,天候,距離などを気にせずインターネットを通じて電子書籍の検索,貸出し,返却,閲覧ができます。また,音声読み上げ機能や文字サイズ拡大機能によって読書困難者や高齢者の方々でも気軽に本を閲覧できるなど,幅広い市民の方に利用いただけるサービスと考えます。
また,コロナ禍でも自宅で本の貸出しが受けられたり,能登半島地震のときには立川市をはじめ各種団体が電子書籍を無償配信されるなど,様々な状況に対応できるメリットがあると考えます。本市においても電子図書館を導入しませんか。
(4)岡山市立図書館整備実施計画について。
平成14年5月に策定された岡山市立図書館整備実施計画ですが,策定から22年が経過しています。一度見直しが議論されたが,途中で止まっているとも伺いました。現在,電子書籍の普及や他の自治体で電子図書館が開設されるなど,私たちの読書環境は大きく変化しています。また,障害のある方への配慮など,図書館に求められるサービスも変化しています。図書館整備実施計画の見直しが必要だと考えます。御所見をお尋ねいたします。
2,夜間中学について。
いよいよ令和7年4月に岡山市立後楽館中学校内に夜間学級が開設されます。夜間中学に通い学び直しをしたい人,夜間中学の開設を待ち望む方々など,これまでに関わってこられた皆さんにとってできてよかったと思っていただけるよう準備に取り組まれていることを期待します。
(1)入学希望者の掘り起こしについて。
令和2年度の国勢調査によると,岡山市内の未就学者及び最終卒業学校が小学校の者は2,851人です。令和5年度第2回総合教育会議の資料によりますと,令和4年度の不登校児童・生徒数は小学校で651人,中学校で822人となっています。また,岡山県ホームページによると,令和4年12月末時点の岡山市の在留外国人は1万4,426人となっています。これらの潜在的入学希望者の掘り起こしは,今後夜間中学開設に当たり重要だと考えます。
そこでお尋ねいたします。
ア,潜在的入学希望者とはどのような方だとお考えでしょうか。
イ,これまでにもニーズの掘り起こしのためにポスターやチラシを作成するなど広く周知されてこられましたが,その効果についてどのようにお考えでしょうか。
ウ,SNSの活用についてどのように取り組まれましたか。教育委員会のLINEで配信されていましたが,岡山市公式LINEは活用されていますでしょうか。
エ,夜間中学専用のホームページを開設されませんか。後楽館中学校ホームページの中に追加してはいかがでしょうか。
オ,6月27日に第6回夜間中学授業体験会が開催されます。夜間中学開校前,最後の体験会となります。これまでにどのような周知を行ってこられましたか。また,現在の体験会申込み状況をお示しください。
カ,連携中枢都市圏の連携市町への周知はどのようにされていますでしょうか。これまでに体験会へ参加された方はいらっしゃいますか。
キ,市外から入学する生徒も授業料の負担はありませんか。また,市外から入学した場合の自治体の費用負担についてどのような取決めをされていますか。
(2)入学手続について。
7月25日の後楽館中学校での入学説明会を皮切りに,8月24日には南ふれあいセンター,9月28日には百花プラザで3回の入学説明会が開催されます。夜間中学への入学希望者は,入学説明会に参加した後,入学願書の提出,面談を経て入学が決定されるスケジュールが計画されています。
ア,入学説明会は3回の実施で十分でしょうか。また,入学願書受付中でも10月,11月の開催や,他の地域での開催など細やかな開催が必要かと考えます。御所見をお尋ねします。
イ,各会場で事前に夜間中学写真展などを開催するなど,事前の周知も必要だと考えます。周知についてはどのように取り組まれますか。
ウ,入学説明会に参加できない人には個別で相談するとされています。個別の説明会が開催されるのでしょうか。
エ,入学願書の書式やその添付書類についてどのような様式を想定されていますでしょうか。
オ,面談についてどのような内容を予定していますか。
カ,入学の可否についてはどのような基準で判断されますでしょうか。
3,女性版骨太の方針について。
政府は6月11日,女性活躍や男女共同参画の重点方針「女性版骨太の方針2024」を決定しました。全ての人が生きがいを感じられ,多様性が尊重される,持続的な社会の実現のため,女性の採用,育成,登用の環境整備や男女間賃金格差の是正など,4つの重点事項について取組を進めてまいります。
本市においても今後この方針に基づき様々な施策が行われると思いますが,そのうち2点についてお尋ねいたします。
(1)女性起業家の支援について。
ア,女性起業家の創出,育成についてお尋ねいたします。
女性起業家の創出に向けてどのような取組をされていますか。私は,起業セミナーなどの開催が重要だと考えます。また,育成支援についてもどこに相談に行けばいいのか分からないとの声も伺います。
県ではウィズセンター内に女性創業サポートセンターが配置され,ほかにもよろず支援拠点が整備されています。本市では,さんかく岡山がその役割を担うものと考えますが,ももスタとの連携などどのように取り組まれていますでしょうか。
イ,女性起業家のためのネットワーク等の充実のためにはどのような取組が行われていますか。商工会議所など,従来のネットワークには入りにくいなどの声も伺います。特に,小規模からスタートした女性起業家のためのネットワークづくりが必要と考えます。御所見をお尋ねします。
ウ,女性起業家による資金調達への支援についてはどのような取組が行われていますでしょうか。借金や個人保証を抱えることに不安を感じる人の割合が男性に比べては多いように感じます。融資ではなく,クラウドファンディングなどが有効だと考えますが,その手続などを支援する取組はありますでしょうか。
(2)女性の所得向上,経済的自立に向けた取組についてお尋ねいたします。
ア,女性の所得向上のためには非正規雇用から正社員への転換も重要だと考えます。非正規雇用労働者の正社員転換や処遇改善を進める事業主に対する助成などの取組はありますでしょうか。また,リスキリング支援や就職支援はどのように取り組まれていますか。
イ,女性の就業率が上昇する中で,更年期症状など女性特有の症状で仕事の効率が悪くなる方や,体調不良による欠勤などの影響もあります。そのような中でも安心して働くためには男性も含めた周囲の理解が必要だと考えます。企業への周知など取組が必要だと考えますが,御所見をお尋ねいたします。
以上で1回目の質問を終わります。
よろしくお願いいたします。(拍手)
○森田卓司 副議長 当局の答弁を求めます。
◎三宅泰司 教育長 1,読書についての項,順次お答えします。
岡山市子ども読書活動推進計画についてのうち,読書の大切さについてです。
教育委員会では,やる気につながる好奇心の醸成を掲げ,自ら考え行動する子どもの育成に取り組んでおります。子どもの読書活動は,言葉を学び,感性を磨き,表現力を高め,想像力を豊かにするとともに生きる力を身につけていく上で大切なものであり,好奇心の醸成にも大いに資すると考えています。
次に,小・中学校での不読率改善のための取組についてです。
現在,各学校において朝読書や読み聞かせ,本の紹介などの取組を行っております。子どもたちの主体的な読書活動を促すために学校図書館を活用した学習などの機会をつくること,教育内容や子どもたちの興味関心に合った図書資料の整備などを行っております。
次に,効果の検証はしているかについてです。
子ども読書活動推進に当たっては,子どもが読書に親しむ環境の整備,家庭・学校・地域のネットワークづくり,子どもの読書活動についての情報発信を基本方針とした本計画に基づき,子ども読書活動に関わっている部署が様々な取組を進めているところです。計画の進捗管理については毎年度,各部署で達成状況の自己点検評価を行い,結果を共有することとしております。
なお,全国学力・学習状況調査で読書は好きと答えた岡山市の中学3年生は,平成27年度,68.5%でしたが,令和5年度には72.4%と約4ポイント増加しております。
次に,計画の見直しの予定はあるかについてです。
デジタル化の進展により,子どもの読書環境は大きく変動しております。本市の環境整備としてデジタル技術を生かした図書館サービス等の在り方についても勘案し,見直し等も必要と考えております。
続いて,学校図書館でのICTを活用した取組についてです。
学校図書館では,児童・生徒が情報を集めたり,必要な情報を取捨選択したりすることができるよう,有効な図書資料等の提供に加え学習に関連するホームページを紹介するなどして図書資料とデジタル資料を組み合わせた授業づくりの支援を行っているところです。
次に,電子書籍についてのうち,学校図書館の電子書籍についてと電子図書館についてのお尋ねです。
電子図書館は,図書館向けの電子書籍の作品数が限られており,必ずしも利用者の希望に添った本がそろえられないこと,1冊当たりの価格が通常の書籍に比べ高いことなどの課題があります。
一方,場所や時間にとらわれず貸出しや返却等ができるとともに,電子書籍には音読機能や文字の拡大機能があり,多様な人に読書を楽しんでもらうことにも役立つと認識しております。
公共図書館における導入に関しては,規模,運営経費及び効果を勘案し,検討する必要があると考えております。
なお,学校図書館では他の自治体での実践事例を参考に研究してまいりたいと考えております。
次に,岡山市立図書館整備実施計画について計画見直しが必要ではないかとのお尋ねです。
岡山市立図書館整備実施計画は策定時から長期間経過し,ICTの急速な発展など図書館を取り巻く環境が大きく変化していることから,図書館のソフト事業を充実させる必要性が高まっていることを認識しております。市内全ての地域に差異なく図書館サービスが行き届くようデジタル技術を生かしたサービス等について検討し,必要な改定を行ってまいりたいと考えております。
続いて,2,夜間中学についての項を順次お答えします。
(1)入学希望者の掘り起こしについてのうち,潜在的入学希望者とニーズ掘り起こしのための周知の効果,岡山市公式LINEの活用,そして授業体験会の周知,申込み状況についてのお尋ねです。
潜在的入学希望者は,義務教育が未修了の方や不登校等で十分に義務教育を受けられなかった方,また多様な背景,事情から就学できていない外国籍の方であると考えています。
周知については市の広報紙やホームページ,デジタルサイネージ,市政テレビや市政ラジオでの広報のほか,市内郵便局へのポスター掲示を行っており,夜間中学の開設や授業体験会開催の認知は高まっていると考えております。
また,授業体験会の申込み状況は,現在のところ9名です。これから入学説明会が始まりますので,周知については岡山市公式LINEの活用も含め検討してまいります。
次に,夜間中学専用ホームページについてと連携市町への周知,授業体験会への参加状況について,そして市外からの入学者の授業料,費用負担についてのお尋ねです。
夜間中学開設に向け,市のホームページで授業体験会や入学説明会の開催,相談窓口の紹介などを行っております。岡山後楽館中学校のホームページへの掲載については今後検討してまいります。
次に,連携市町への周知については広報のために作成したチラシやリーフレット,ポスターを提供し,各自治体での周知をお願いしています。これまでに連携市町から授業体験会に御参加いただいた方もおられます。市外から入学された方も授業料は無償です。
なお,各自治体には運営費の一部を応分負担していただくことで調整しております。
続いて,入学手続についてのうち,入学説明会は3回の実施で十分か,周知についてはと個別に説明会が開催されるのかのお尋ねです。
入学説明会は市内3か所で行いますが,会場へ来ることができない方のために個別の説明や相談にも対応してまいります。入学説明会については市のホームページや市の広報紙,広報連絡などで4月から周知に努めているところです。また,入学説明会会場でもポスター掲示を行うなど,市民の方へも夜間中学を周知してまいりたいと考えております。
次に,入学願書の書式や添付書類,面談の内容,入学の可否についてのお尋ねです。
入学願書や添付書類,面談内容については現在検討中です。入学願書には氏名や住所,生年月日など,基本的な項目を考えております。書類の記入に困られないように御相談等があれば個別に対応してまいります。面談では,御本人が安心してお話しいただけるよう心がけたいと考えております。
入学の可否については面談の中で確認する予定であり,要件を満たせば入学することができます。
以上です。
◎田中哲也 市民協働局長 3番,女性版骨太の方針についての項,女性の所得向上,経済的自立に向けた取組について,順次お答えいたします。
まず,事業主支援,リスキリング支援,就職支援の取組についてです。
本市では,非正規雇用やライフステージの変化により離職した女性を対象とした就労支援事業を実施しています。今年度は,就労や正社員へのステップアップにつながるデジタルスキルの習得を目的とした講座を開催します。また,受講者に対しては就労に向けた複数回のキャリアコンサルティングを実施するとともに,マッチング支援を行うこととしております。
なお,正社員への転換や処遇改善に取り組む事業主に対しての助成は行っておりませんが,女性が輝く男女共同参画推進事業所認定制度において女性の活躍推進に積極的な取組を行っている事業所を認定しており,事業所のイメージアップに寄与しているものと考えております。
次に,女性特有の症状等がある中でも安心して働くための取組についてです。
女性のライフステージごとの健康課題への理解は重要であることから,現在国において事業主が女性の健康課題に取り組むことなどについて検討が進められております。本市としては国の動向を注視しながら企業への周知などについて検討してまいりたいと考えております。
以上です。
◎小山直人 産業観光局長 同じ項,(1)女性起業家の支援について,ア,女性起業家の創出・育成支援,イ,ネットワークづくり,ウ,資金調達への支援の取組について,一括してお答えさせていただきます。
岡山市は,地域経済の活性化を目的として市内の創業支援機関と連携し,飲食店や美容院などのサービス業などの一般創業の支援を実施するとともに,令和元年に支援拠点ももスタを開設し,市内経済成長の担い手として期待されるスタートアップの支援に取り組んでいるところです。
起業の裾野の拡大に当たっては,女性にも起業に関心を持っていただくことは重要と考えており,女性起業家や女性をテーマにした支援も行っているところです。
ももスタでは女性起業家に登壇していただき,子育てとビジネスの両立について語るトークセッションの開催や,女性特有の課題をデジタル技術を活用して解決するフェムテックに関するセミナーなどを年数回開催し,女性起業家の輩出について支援を行っているところです。
また,起業家のネットワークづくりを目的に,ももスタに常駐のコミュニティーマネジャーを配置し,起業に関する相談やコミュニティー形成に取り組んでいるところです。
さらに,資金調達の面では専門家とのマッチング事業もももスタで行っているところです。
今後も各支援機関と連携しながら起業にチャレンジできる環境の整備に取り組んでまいりたいと考えております。
以上でございます。
〔12番川上智美議員登壇〕
◆12番(川上智美 議員) ありがとうございました。
読書についてなんですが,文学創造都市おかやま,これが本当に我々岡山市がこれから将来目指していく姿としてまずはスタートとして始まったと思っているんですが,世界に出ていく中で足元はどうなんだろうということで今回問題提起させていただきました。何も努力しないと子どももはじめ大人もそうなんですが,読書から離れていってしまう,いろんな選択肢,遊びとかレジャーとかが増えいく中で,読書の楽しみというのがだんだん少なくなっていくんじゃないか,そういう不安もあります。しっかり子ども読書活動推進計画の見直しの必要があるとお感じいただいたようですので,ぜひここから取組を進めていただいて,岡山市って読書環境はすごいねと言っていただけるような整備をお願いしたいと思います。これは要望とさせていただきます。
あと夜間中学についてなんですが,先日市民の方と一緒に私もビラ配りに行ってまいりました。何回か行かせていただいたんですが,受け取りが非常によくて,皆さんの期待が大きくなっているんだなということを感じました。
その一方で,姫路市のあかつき中学校を見ますと,全体の入学者33名のうち,16歳から19歳が11名,20歳から29歳が8名ということで,若い方が非常に多く通われているそうです。学生時代に不登校とかいろんな経験をされた方が夜間中学に行くということは最後の挑戦だと思いますので,その方たちの気持ちに寄り添った運営をお願いしたいと思うんですが,その辺の御所見をお願いいたします。
それから,骨太の方針,国の予算がこれからということなので,まだ来年度の施策についてはこれから検討されるということなんですが,さんかく岡山の役割というのは非常に重要だと考えています。いろんな課題があるということも伺っているんですが,女性が活躍していくためにはさんかく岡山が中心になって例えば起業の啓発であったりとか,健康管理のこともしていくことが必要だと思うんですが,さんかく岡山の役割をこれから拡大していくためにどのようなことができるか,もし御所見がありましたらお願いしたいです。
よろしくお願いします。
○森田卓司 副議長 当局の答弁を求めます。
◎田中哲也 市民協働局長 さんかく岡山での各事業の拡大,どういったことができるかということで再質問をいただきました。
さんかく岡山は,男女共同参画推進の拠点という位置づけをしておりまして,また女性の方々が利用しやすいというような施設にもなっているかと思っております。先ほどの女性起業家の方の支援も含めて今後関係する部署とか関係する団体ともどういったことができるかというのは検討させていただきながら,さんかく岡山での事業の拡充について何ができるかということを検討してまいりたいと思っています。
以上です。
◎三宅泰司 教育長 夜間中学ですが,今まで体験会,今度で6回目です。それから,公民館等で夜間教室を月2回行っております。私も体験会は全て参加し,夜間教室にも年間1回は行かせていただいて,実際に来られている方ともお話ししました。本当に学び直しを一生懸命やられている方ばかりです。そして,残念ながら体験会には来られていないんですが,外国籍のお母さんで子どもに宿題を教えたいということで学びに来られている方もいらっしゃいます。そういういろんな環境があって一生懸命学びたいという方が来られますので,我々も十分にそれに応えれるように,これから教員も決まっていくんですけど,本当にハートを持って対応していきたいと思っております。
以上です。
○森田卓司 副議長 以上で川上議員の質問は終わりました。(拍手)
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