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2月29日(木) 本会議 一般質問
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内容
会議録
令和6年2月定例会
2月29日(木) 本会議 一般質問
自由民主党岡山市議団
赤木 一雄 議員
1 地域建設業の存続について
2 新たな生活交通について
午後1時10分開議
○森田卓司 副議長 午前中に引き続き会議を開きます。
次は,順序に従いまして赤木議員。
〔31番赤木一雄議員登壇,拍手〕
◆31番(赤木一雄 議員) 皆さんこんにちは。お昼の1発目,あと自民党が3人続きますが,よろしくお願いいたします。
自民党市議団の赤木一雄といいます。
皆さんのところにも配られました。今日庭瀬駅北口駅前広場が完成したということで,私にとっては苦節13年。議員になってから要望し続けてやっとしていただけました。本当に長い間待ったかいがあったなと思っておりますし,また市長はじめ当局の関係者の皆さん,本当にお世話になりました。ありがとうございました。
それから,地域の皆様方,長い間御迷惑かけまして本当に御協力いただいて本当にありがとうございました。今後は,岡山市3番目の利用者数ですけど,しっかり使っていただいて,北長瀬に次ぐ拠点都市になればと思っています。どうかよろしくお願いします。
それでは,通告に従いまして質問いたします。
1,地域建設業の存続について。
前回質問しました50戸連檐制度の廃止を含む見直し素案をはじめ人材不足,材料,燃料の価格高騰,新規戸建て住宅の減少,公共工事参入の複雑化等々,地域建設業を取り巻く環境は非常に厳しい状況が続くと考えられます。
そこで質問します。
(1)今後,10人以下の建設会社や建設に関わる個人事業主では,人材不足,コロナ融資の返済が始まることや,景気不透明な中,事業を継続していくには市からの補助金制度は非常に重要と考えます。令和6年度ではどのような補助メニューがありますか,御所見をお願いいたします。
次に,南海トラフ地震や大雨による洪水などの大災害が発生した場合に迅速な対応を行うためには,地域建設業の役割が重要になると考えます。そこで質問します。
(2)岡山市では,工事関連業種の各団体と災害時の協定締結をされていますが,今現在何団体と締結されていますか。また,今後締結団体を増やす予定などありますか,御所見をお願いいたします。
(3)また,工事関連業種の団体に加入されていない業者とは災害協定はできないのでしょうか,御所見をお願いします。
大きい2番,新たな生活交通についてですが,私が地域公共交通利便増進実施計画があると分かったのがこの原稿を出した後なんです。ちょっと質問内容に何か不具合が出ていますけど,御了承いただきたいと思います。よろしくお願いします。
(1)岡山市では,新たな生活交通の確保事業として,本格運行6地区,試験運行3地区を進められています。大変いいことだと思っています。今後,どこまで広げていかれますか,御所見をお願いいたします。
私は,中心市街地以外,全ての周辺地域でも生活交通が必要と考えています。そこで気になるのは,地域協議会の設立等が簡単ではないことです。町内会や子ども会,各団体の継続継承が問題になっている中,新たな協議会発足には,当局の御指導が必要と考えます。御所見をお願いします。
(3)庭瀬駅南西方向の隣町,早島町では,早島駅を中心にしたコミュニティバスが運行されています。庭瀬駅でもコミュニティバスが運行できないでしょうか,御所見をお願いします。
以上で終わります。(拍手)
○森田卓司 副議長 当局の答弁を求めます。
◎荒木昭彦 危機管理監 1,地域建設業の存続についての項,災害協定についてお答えいたします。
本市では現在,土木,建築,舗装などの工事関連業者で構成される協会や団体31者と災害時の障害物除去や救助救出活動などを目的として,建設機械・電気機器等の応援出動等に関する協定を締結しております。今後,御協力をいただける協会や団体等がおられれば,協定締結を進めてまいりたいと考えております。
なお,工事関連業種の団体に加入されていない事業者の方でも必要な人員や資機材等の提供などの御協力がいただけるのであれば,災害協定の締結は可能と考えております。
以上です。
◎小山直人 産業観光局産業政策担当局長 同じ項,(1)令和6年度の補助メニューはあるかについてお答えいたします。
本市では,建設業を含め市内の中小・小規模事業者の持続的な事業成長を図るため,様々な支援を実施しております。新年度は,生産性の向上に加え,物価高騰や人材不足等の課題にも対応できる経営基盤の強化を支援するため,中小企業支援事業補助金の予算枠を拡充するとともにIT利活用支援補助金やIoT・AI等先端技術導入支援補助金を引き続き実施する予定としております。
また,将来にわたる経費節減を支援するため,昨年の11月議会で予算措置した省エネ機器更新緊急支援補助金第3弾を実施に向け準備しているところです。
今後とも市内の経済状況や経済団体の声を踏まえつつ,必要な対策を講じてまいります。
以上でございます。
◎平澤重之 都市整備局長 2の新たな生活交通についての項,まず今後どこまで広げていくのかについてと,協議会設立が簡単ではない,当局の指導が必要についてです。
デマンド型乗合タクシーは,現在8地区で運行中ですが,試験運行に向けた検討や地元検討組織立ち上げの準備を行っている地区もあり,取組は着実に広がっております。交通不便者の割合が高い地域はまだ多く存在しており,路線バス等の既存の公共交通との連携,協調を図りながら,今後もこの取組を各方面に広げていきたいと考えております。
導入に当たっては,生活交通を便利で使いやすく持続可能なものとするため,地域の方々に主体的に取り組んでいただく必要があり,地元検討組織の設置をお願いしております。
組織の立ち上げにお困りの地区においては,市と連携して事前のニーズ調査や導入地区の視察を行った事例もあり,地域の方々が生活交通の導入に取り組もうとする際には市も一緒になって検討を進めていくこととしております。
次に,庭瀬駅でコミュニティバスが運行できないかについてです。
2月2日に開催した法定協議会で賛同いただいた利便増進計画では,10方面のバス路線再編を位置づけており,このうち庭瀬方面では議員御提案のコミュニティバスではありませんが,庭瀬駅を起終点とし,駅周辺の住宅地を小型車両で運行するバス路線を新設し,鉄道駅との接続による利便性の向上を図ることとしております。
以上です。
〔31番赤木一雄議員登壇〕
◆31番(赤木一雄 議員) どうも丁寧な御答弁ありがとうございます。
それでは,再質させていただきます。
建設業の今後についてなんですけど,零細企業は元から厳しい状態がずっと続いていまして,今後やはり生き残っていくためには各事業者の努力が,不断の努力が当然必要だと思っております。ほいじゃ次に何をするか。新しい事業するにおいても,なかなかお金もない状態でやるのは非常に厳しいと思っております。最初質問しましたけど,公共事業も指名業者になるためにはいろんな手続が要ります。まず,県の経営審査を通らないといけませんし,その手続が複雑でなかなか金のない零細企業にとっては厳しい状態です。大体経審屋さんというてそれ専属のコンサルみたいな人がおられます。そこ頼んでやっておられる企業も多いんではないかと思います。
じゃあ,そういう手続が済んで指名願を出して指名に入っている。入った後ですけど,見積りを各会社,積算ソフトを買って大体出るようになりまして,これはもうほとんど同一のレベルまで達しました。入札した場合に同じ金額がずっと並ぶわけで,そこで今度はそれを受注するには確率の問題でなかなか厳しい状態になっています。だから,1者で何とかしようというのが非常に厳しい状況になっているのは間違いない。
そういった小規模の企業を私は将来も必要だと思うんです。これから維持管理の時代になります。新設の道路というのは非常に少なくなると思う。維持管理がほいじゃ常時出てくるかというと,これもまた難しい。道路,水路がいつ壊れるかというのは予測できませんから,安定した経営はなかなかできないですよね。だから,民間の工事と併用して公共工事を行っている業者が多い。民間工事は御承知のとおり,日銀短観の金利がちょっと上がるかあやふやで,住宅ローンの変動がはっきりしないので,戸建ての着工件数は極端に今減ったような気がします。また,物価高騰により建設資材が跳ね上がり,3,000万円でできた家が今4,000万円になって,土地と建物で5,000万円超える金額を若い世代の夫婦共働きで返せるかといったら,審査が通らないケースが今非常に増えている。そこで,減っているのは間違いないんです。これをどうするかといったら非常に難しい問題だと思います。国の支援も要ると思うんですよね,住宅ローンの減税とかいろんな部分で,早いうちにやってほしいなと思いますし,その辺の関連で岡山市として何かできることがあれば御所見をお願いしたいなと思っています。
それから,土木業界,建設も含めて人材不足,もうこれは否めない。もう若い人はなかなか募集しても来ないのは当たり前になって,それからインスタグラムとかユーチューブとか使いこなせない会社にとってはなかなか求人は難しい。今は,もうインスタグラムとかユーチューブを駆使して求人活動されるところへ行っておられると。いかに土木工事,建設工事の魅力を発信して,来てもらおうと各社頑張っています。我が社も含めてですけど,そういうことができないところはもう非常に厳しい状況が続くと思うんです。求人の仕方を行政とハローワークとも連携しながらできないかなとは思っているんですが,その辺の御所見があればお願いしたいなと。
それで,新たな生活交通で,本当にびっくりしました。急にこういうのをやるんですよというて。ちょっと名前が長いですね。地域公共交通利便増進実施計画。これ縮小して交通利便計画でお話しさせていただきます。
本当に非常にありがたい。中心市街地だけでなく,周辺地域にも大森市長,目を向けてくださっているというのがよく分かって,本当に感謝いたします。ありがとうございます。
これはどこの地域も待ち望んでいると思っています。どうにかならないかというのは,ずっと考えました。吉備地区でもずっとデマンドタクシーとかでやるというのは非常に難しいから,じゃバスを回すぐらいしかないかなと思って,早島が年間約3,500万円の予算で3ルートぐるっと回っていますけど,それを庭瀬でもできないかな,やらないといけないなと思った矢先にこれが出てきましたんで,非常にうれしく思っています。すごく期待しています。
ただ,幹線はともかく,支線については地元協議が必ず必要で,もめる元にもなるし,これがうまくいくかいかないかというの非常に重要な部分だと思います。ルートをどう決めるか,どこへ止まるかというの。これをしっかり考えていかないと,この政策自体が浮いてしまう可能性もあるんで,ぜひここを積極的に地元と関わって,いい解決というか妥協点ですよね,これ必ず。ほいじゃ,あなたのほうも回るからやこうは実際はできませんから。ある程度はもう絞っていかにゃいけんですよね。だから,そこを判断するというのは地元と協議する,非常に労力が要ると思います。そこを頑張っていただくしかないんですけど,ぜひともいい方向へ行くように辛抱強くやっていただけるかどうか,これについての御所見をぜひお願いしたいと思います。せっかくいい交通利便計画ですから,ぜひ成功させたいと我々も思っていますし地域の方も望んでいると思っていますので,その辺の決意のほどをお聞かせください。
よろしくお願いします。
以上で再質問を終わります。
○森田卓司 副議長 当局の答弁を求めます。
◎小山直人 産業観光局産業政策担当局長 大きく分けて2点の御質問をいただいたという認識でございます。
まず,業態転換について補助金以外の支援メニューということにつきましては,二嶋議員に御答弁したところとも少しかぶるんですけれども,当然国の事業再構築補助金とか業態転換するための補助メニュー等にプラスして,岡山市ではいわゆる相談業務,事業継続とか新たな事業領域へ進出するための経営相談窓口というのを設置して,中小企業診断士をはじめ専門家の方々による支援をさせていただいてございます。新たな事業領域に進むであるとか,俗に言う新たな稼ぎ口というのを御相談していただきながら進めていただければと思います。
もう一点のユーチューブとかいわゆるSNSが自分でうまくできなくて,なかなか新たな求人ができないというお話だったかと思うんですけれども,ハローワークさんで建設業ターゲットの説明会というのはあります。ただ,そこでユーチューブとかSNSの使い方までやっているかというのは私もそこまで把握はできていないんですけど,具体的な支援というのは今ぽんと思いつかないですが,そういう使い方の研修とか講習というのを市がやるというのも今ふと思いつかないですが,ハローワークさんの建設業ターゲットの説明会がありますので,そちらは岡山市も共催していますから,そんなところを御利用いただいて雇用の確保に努めていただきたいと,そういった御支援をしていきたいと考えてございます。
以上でございます。
◎平澤重之 都市整備局長 庭瀬の関係の新たにやっていこうとしている路線バスの支線の部分についての再質問いただきました。
支線をこれから実際の運行に向けて準備していくことになるんですけれども,まずはルートとか,それからバス停,それからダイヤなどを決める運行計画というのをつくらないといけません。それに当たっては,当然ながら地域の方々とか利用者のニーズというのをしっかり踏まえた上で,物理的な部分もありますけれども,どれだけ利用してもらえるかというのを収支の関係からもしっかりと把握した上で,地域の方とお話しした上でルートを最終的には決めていく必要があるのかなと思っています。現在は,事業者と市のほうで話をした路線をお示しさせていただいていますけれども,これから本当に始めるに当たっては,地域の皆様に御説明させていただいて,御意見を聞きながらルート,バス停,ダイヤ等を決める運行計画をしっかりと丁寧に説明させていただきながらつくっていきたいなと思っております。
以上です。
○森田卓司 副議長 以上で赤木議員の質問は終わりました。(拍手)
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