録画中継

令和6年2月定例会
2月29日(木) 本会議 一般質問
自由民主党岡山市議団
柳井 弘 議員
1 岡山城周辺整備について
2 市内中心部の再開発について
3 2050年ゼロカーボンに向けた計画と進捗について
 次は,順序に従いまして柳井議員。
     〔17番柳井弘議員登壇,拍手〕
◆17番(柳井弘 議員)  改めまして皆さんこんにちは。自民党市議団,柳井弘でございます。
 有意義な発言をまず最初にしろということでございますので,少しお時間をいただきまして。今日は2月29日ということでうるう年ということでございまして,皆さんうるう年というのが1年間13か月あったという,そんな事実を御存じなんでしょうか。何か明治5年までは,うるう年というのはどうも13か月でうるう7月とかうるう8月とか,そういうようなことで13か月あったそうです。その理由は,太陰暦から太陽暦に正式に変わったということで,日本の政府が強行に,何か財政危機じゃということで年末の報酬を支払うのが厳しいからというて1か月なくしてしまったという,そんな歴史があるらしいです。うるう年の話を考えよって,次僕うるう年の2月29日の最終バッターで何年後に立てれるんかなという計算をしてみると,どうも448年後にもう一回立てるのかなと,そんな計算式がありました。今日は4年に一度の肉の日でございます。ニンニクじゃないよ。肉の日ですから,どうぞ皆さんお肉を食べに行ってやってください。よろしくお願いします。
 では,通告に従いまして質問に入ります。
 大きな1番,岡山城周辺整備について。
 新岡山城が2022年11月3日にリニューアルオープンいたしました。外観はもちろんですが城内の展示物を含めた内容はすばらしく,もしまだ行っていない方がおられましたら必ず行ってみてください。年間来場者数も過去最高47万人超え,経済効果は113億7,000万円ということです。18億円かけて岡山城をリニューアルできたことは岡山市にとっても大きなプラスになり今後も大いに期待できます。しかし,これで新岡山城完成ではないはずです。
 そこでお尋ねいたします。
 (1)その岡山城にはお堀があります。このお堀には給排水の仕組みがうまく整っていないという課題が以前より問題視されてきました。気温の低いときはあまり問題になりませんが,夏になると異臭がする,虫の発生が気になるなど様々な御意見をいただきます。今後の対策をどのようにお考えでしょうか。
 (2)新岡山城の年間来場者数47万人余りというのは,想像以上のよい成果だったのではないかと思いますが,その中には車椅子を御利用の方は含まれていません。行くことができないからです。当初予定していたエレベーターの計画はどうなったのでしょうか。外観を損ねる,史跡である石垣損傷の可能性があるなどの理由で検討し直すとのことでした。今現在のお考えをお示しください。
 大きな2番,市内中心部の再開発について。
 岡山市内中心部では,再開発事業が進んでいます。今までも様々な障害を乗り越え実現してくださいました。現在,事業計画が決定しているだけでも6か所,相談地区が2か所となっています。この中から3か所のことを御質問させていただきます。
 (1)蕃山町の1番地区ですが,前を通ってもいまだ建築着工の気配がうかがえませんが,順調に進んでいるのでしょうか。どうもこの4月から着工の予定ということになっているんですが,どんなんでしょうか。
 (2)岡ビルが含まれる野田屋町一丁目2番,3番地区は,私が議員になる前から協議されていた地区です。令和8年から着工とのお話を地域の方からお聞きしましたが予定どおり進んでいるのでしょうか。今のところの進捗をお示しください。
 (3)西口駅元町11番地の再開発もまた,かなり昔から開発がうわさされていました。いまだ相談地区になっていますが,現在の状況をお示しください。
 大きな3番,2050年ゼロカーボンシティの実現に向けた計画と進捗について。
 2050年ゼロカーボンシティの実現に向け,地域の再生可能エネルギーの目標や,その実現に向けた取組に際し,国から様々な支援メニューが示されております。
 その中で,地域再エネ導入を計画的,意欲的に進める計画策定支援には,4項目が示されております。
 1番目の地域の再エネ目標と意欲的な脱炭素の取組の検討による計画策定支援は,岡山市は早々に取り組み,岡山市脱炭素ロードマップを策定しておられます。
 しかし,2番目の再エネ促進区域の設定等に向けたゾーニング支援,3番目の公共施設等への太陽光発電設備等の導入調査支援及び4番目の官民連携で行う地域再エネ事業の実施・運営体制構築支援については,まだ活用されていないとお聞きしております。
 そこでお伺いいたします。
 (1)再エネ促進区域の調査検討は行われているのでしょうか。現状をお示しください。
 (2)公共施設への太陽光発電施設の導入調査はどのように進めていますか。状況をお示しください。
 (3)公共施設の代表といえば,岡山市役所新庁舎です。従来の建物で必要な一次エネルギー消費量から50%以上削減するZEB Readyの達成を目指すと聞いていますが,ZEBとは何か,またZEB Ready達成のためにどのような取組を行っているのかお示しください。
 (4)現在,民間と連携している,また予定している地域再エネ事業を具体的にお示しください。
 (5)最後に,岡山市の温室効果ガス削減目標ですが,基準年の2013年度に比べ,2025年度マイナス27.9%,2030年度マイナス46%と設定されておられますが,2020年度実績では,18.4%の削減がなされたとのことです。どう分析されていますか。温室効果ガス排出量の算出に当たっての計算方法及び数値の根拠についてお示しください。
 1回目の質問を終わります。
 御清聴ありがとうございました。(拍手)
○森田卓司 副議長  当局の答弁を求めます。
◎小川祥子 産業観光局長  1,岡山城周辺整備についての項,お堀の今後の対策についてです。
 お堀の目安橋西側部分は,岡山理科大学の協力を受け,水の浄化を目的にヒシを植えることで一定の成果が出ておりますが,ヒシが繁茂し過ぎることや維持管理費の増大といった課題もあることから,目安橋東側部分も含めよりよい方法を探るため他都市事例の視察なども行っているところです。
 今後,専門家等の御意見も聞くなどし岡山城の堀の環境にとってどういった方法がよいか検討してまいります。
 次に,エレベーター設置についてです。
 岡山城大改修における烏城公園内のバリアフリー化については,貴重な遺構や景観上への影響等もあることから,このたびはエレベーターやスロープの設置は難しいと判断し,まずは階段への手すり設置や園路の舗装など実現できるものから整備することといたしました。
 今後も進化し続ける城として岡山城のさらなる魅力アップを図っていく中で,車椅子を御利用の方などにも天守を見ていただけるよう,エレベーターに限らず,その他の方法も含めて検討してまいります。
 以上です。
◎林良太郎 都市整備局都市・公園担当局長  2番,市内中心部の再開発についての項,蕃山町1番地区,野田屋町一丁目2番,3番地区,駅元町11番地区,各地区の進捗状況についてお答えいたします。
 現在,蕃山町1番地区は,権利変換計画が認可されておりますが,昨今の急激な建設物価高騰の影響などにより,建設事業者決定に時間を要している状況であると組合から聞いております。
 また,野田屋町一丁目2番,3番地区は,急激な建設物価高騰や一部の関係権利者との合意形成に時間を要していることから,権利変換計画の作成に時間を要している状況であると組合から聞いています。
 この2地区とも事業計画の認可時に示されたスケジュールからは遅れが生じているところです。
 また,駅元町11番地区は,平成24年1月に準備組合設立後,一部関係権利者との合意形成が図れていない影響で,事業計画案の作成に至っていない状況であると準備組合から聞いております。
 以上です。
◎福井貴弘 総務局長  3番目の2050年ゼロカーボンシティの実現に向けた計画と進捗についての項で,新庁舎について,ZEBとは何か,またZEB Ready達成のための取組についてです。
 ZEBとは,ネット・ゼロ・エネルギー・ビルの略称で,快適な室内環境を実現しながら,建物で消費する年間のエネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことを言います。
 新庁舎については,同規模で標準的な設備仕様の建物と比較して,エネルギー消費量を50%以上削減するいわゆるZEB Readyの認証を取得しており,延べ床面積が5万平米を超える庁舎としては西日本で初の認証となります。
 その主な取組としては,建物の東西面に窓を設けず,南面の深いひさしと断熱効果の高いガラスの採用により,直射光や外部からの熱を抑える建物計画に加えて,天井放射空調など省エネに効果的な環境技術を採用することで省エネルギー化を図り,CO2排出量の削減につなげていくこととしております。
 以上です。
◎見平孝行 環境局長  同じ項,まず再エネ促進区域の調査検討についてです。
 再エネ促進区域は,地域との円滑な合意形成を図りながら環境に適正に配慮し,地域に貢献する再エネ事業の導入を促進することを目的に,国や都道府県が定める基準に基づいて市町村が区域を設定できるようになったものです。
 今年度中には,国が定めた一律の基準を踏まえ県内市町村が遵守すべき基準が岡山県から示される予定ですが,地域との合意形成や区域設定の困難さから令和4年度の制度開始以降,全国で設定した市町村は18市町村と低調な状況となっております。
 岡山市としては,引き続き国や県等の動向を注視してまいります。
 次に,公共施設への太陽光発電設備の導入調査についてです。
 岡山市では,昨年11月に屋根形状や面積等を踏まえた太陽光発電設備の導入可能性について,環境省作成の簡易判定ツールを活用し全市有施設を対象に調査を実施したところです。その結果,1,832棟の建物とその敷地のうち396か所に太陽光発電設備が導入可能となっております。
 次に,地域再エネ事業についてです。
 本市では,国の支援メニューが活用できる地域再エネ事業を実施する予定はありませんが,現在民間事業者との連携事業として太陽光発電設備等共同購入事業やZEH普及啓発事業等を実施しております。
 次に,2020年度の温室効果ガス排出量の削減実績と計算方法についてです。
 2020年度の温室効果ガス排出量の削減実績は,削減目標の9.7%に対し,暫定値ではありますが18.4%の削減となっており,順調に進捗していると考えております。
 なお,温室効果ガス排出量の算出方法については,温室効果ガスの種類別に合計で32の業種や燃料種等の区分に分けて,電力需要や都市ガス販売量をはじめとする23種類の統計データやエネルギー別の排出係数等を使用して算出しております。
 以上です。
     〔17番柳井弘議員登壇〕
◆17番(柳井弘 議員)  御答弁ありがとうございます。
 お堀のことですけれども,恐らく議員になって間もないときに御質問させていただいたような気がします。給排水が基本的にはできていないということですけれども,夏とか水が減ったときは,水を足すんですか。要は,水が下がってくると今まで沈んでいたところが出てくるので臭いがするんじゃと周りから言うてこられるんですね。今までどうしていたのか,あるいはどうするのかなというような,そんな気はしております。
 それで,詳しいことがよく分からない状態でもう一個御質問しますけれども,給排水の仕組みをつくるのに一番の障害というのは何なんですか。改めてお答えいただければなと思います。いろいろ調査をお願いしているみたいですし視察も行っていらっしゃるみたいですけれども,今のところ大きな手だてがないというようなお答えにしか聞こえんのんで,もうちょっと前向きに御検討いただければなということでございます。
 それから,エレベーターのことです。
 リニューアルする前もあの会場をお借りして会をいたしました。新しくなってからも会を行いましたが,お声がけができないんですね,市長,パラリンピックの松永さんとか生馬さんとか仲よくさせてもらっているんですけれども,なかなかあそこを上がる勇気がないということが1つ。それからベビーカーを持っている方は持って上がってあげるよと言ってくれるけど,よう頼まんということを言われました。それから,あそこを利用なさっている方は,わしらいつまで上がれるんかのうと。車椅子になったらもう終わりなんじゃけ,今のところ頑張って上がろうと思うんじゃけど,もう何回かに一回しか上がらんようなったというようなことを聞いております。そのあたり,今回のリニューアルの情報としては,エレベーターがつくかもしれんというような期待を持っとった市民が結構多かったんですね。インフォメーションとしては,エレベーターつかんよと早々に発表なさっていましたけれども,その発表がエレベーターつくかもしれんという人にあまり伝わっていなかったので,おめえ何なあというてお叱りを受けたりとか,そんなことがありましたので,前向きに検討するというてもなかなかそうはいかんのんかもしれんし,実際によそのお城も整備できていないみたいですね。なので,そのあたりも含めて,再度御所見があればお聞かせいただければなと思います。
 中心部の再開発なんですけれども,蕃山町のツインタワービルのマンションの正面ですけれども,どうしてもあそこの前を通るので気になるんですよね。私の友人たちの話では,工事が遅れているという話を聞きました。物価高騰によるどうのこうのというのも聞いております。一応4月から着工には入ると書いてあったとよそから僕が聞いたんで,どうなっとんかなという質問だったわけです。次から次へ工事があるんで,そういう意味では何もかんも遅れていますよね。今後もほかのところもやっぱり遅れるんですかね。御所見があればお示しください。
 それから,岡ビルがある野田屋町一丁目,岡ビルがあるので分かりやすいから言ようるわけで,あのあたりも地域の人,関係者の方は前向きで,ええところになりゃええのになとおっしゃっています。まだ御理解をいただけていない方がおられるかもしれんと思いますけれども,もし期日が来たら,やっぱりそれも強制執行みたいになるんですかね。その辺も含めてお話をいただければなと思います。
 それから,一番に再開発の着手ができるんではないかなと思っていたのが西口駅元町なんです。あそこにある建物いろいろ見ても,お話ができる方が多いんではないかなと思っておりましたが,実は一番長いことかかっているのかなと,そんなふうに思います。その一番の要因というのが,可能な限りお示しいただければ,私も説明に行けるんですけど。よろしくお願いします。
 それから,大きな3番目ですけども,ゼロカーボンシティの実現,これは本当に今のところ順調ですよね。もともとの目標は9.7%でしたっけ,それが18.4%というすばらしい数字なんです。これが2025年27.9%,2030年46%と順調に行くとはとても思えないですよね。ダイエットと一緒にしたらいけんけど,ある程度下がったら,そこから一個も下がらんようになるというような,そんな傾向になるのかなと思うんですけれども,2050年の脱炭素社会は本当に実現するとお考えでしょうか。御所見をいただければなと思います。
 それから,太陽光設備数の答弁をいただきましたが,発電容量はどれくらいになるのか,それから導入可能施設にはこれから設置していくのでしょうか。または,幾らか既に設置されているのでしょうか。岡山市にはいつまでにどれだけ乗せるという目標があるのでしょうか。お答えいただける範囲でお願いいたします。
 それから,温室効果ガス削減のためには,太陽光発電設備の設置について,スピード感を持って進めなければならないと考えますが,現在のスピードで実現できるのでしょうか。スピードアップの必要はないのでしょうか。御所見があればお願いいたします。
 それから,脱炭素のパーセンテージを見よったんですけれども,産業部門,民間の家とか民間の業務とかいろいろあります。ここはCO2が絡んでくるんですがよく分かります。その下にCO2にあまり関係ないメタン,一酸化二窒素,代替フロン等のガスがあるんですけれども,国からの指示で,これも計算式の中に入れんといけんのんですかね。もし入れるんなら,メタンというのはCO2関係ねえでしょう。なのにオゾン層破壊の要因というて二酸化炭素25倍とか言うわけです。一酸化二窒素だって320倍という数字が出ています。代替フロンはもう数百倍から1万倍というて書いてあるんです。これを同じところに数値化してええものなのか。局長としての御所見をいただければなと思います。
 よろしくお願いいたします。
 以上です。
○森田卓司 副議長  当局の答弁を求めます。
◎小川祥子 産業観光局長  3点の御質問にお答えいたします。
 まず,内堀になぜ水がたまるのかという御質問です。
 岡山理科大学の報告書によりますと,内堀に水がいつもたまっているのは降水,蒸発及び周辺地下水との交流によって内堀の水位が維持されている機構が存在しているという報告があります。
 次,2点目です。お堀の給排水の仕組みの障害についてです。
 旭川から水を取り込むに当たっては,地中に管を通す方法と地上に管をはわせる方法などが想定されますけれども,堤防に新たな穴を開けるということは,やはり河川管理者の許可等を考慮しますと難しいとともに,貴重な遺構を掘るということはできないなどのハードルがあると思います。
 また,堤防を横断させる場合も,通行の妨げ,場合によっては通行止めなどの支障も出てきまして,観光客や市民生活への影響も大きいと考えられます。これらは,現在の周辺環境や状況においては難しいとは考えておりますが,岡山城の堀にはどういった方法が適切なのか,まずは専門家の方などから御意見をお聞きするなどして考えてまいります。
 次に,エレベーターの設置について再度御所見をという御質問です。
 前回の検討で大きな課題となったやはり景観,遺構への影響というような項目を中心に,今後どうすればクリアできるのか,また安全面なども考慮しながらどのような整備が現実的に可能なのか,そういったことも考えていかなければならないと思っております。すぐに解決策が出る状況ではございませんが,引き続き考えてまいります。
 以上です。
◎見平孝行 環境局長  幾つか再質問いただきました。
 まず1つ目が,2050年カーボンゼロって達成できるのかどうかということなんですけれども,現在の温室効果ガスの削減率,これを継続することができれば,2030年度のマイナス46%,これは十分可能であるとは考えています。しかしながら,2050年の実質ゼロ,これの実現に向けましては,現状の取組の延長だけでは大変厳しいと思っておりますが,新たな技術開発等も期待しながら市民や事業者の方と一緒に,そのときそのときにできることをしっかり取り組んでいくしかないと考えています。
 それから,市有施設への太陽光の導入の可能性のところです。
 396か所ということで御答弁しましたけれども,導入可能な発電容量で言いますと1万1,861キロワットとなっています。この太陽光の設置について,いつまでにどれだけという目標というのは今のところないんですけれども,費用対効果とかそんなことも勘案しながら少しずつ増やしていっているような状況になっています。
 それから,メタンとかフロンとかの話なんですけれど,それについては温室効果ガスというくくりの中で種類が設定されていますので,これが何でそうなったかというのは,分かりません。しかしながら,まずは生活する上で一番密接なのがCO2ということなので,そこに向けてしっかりとやっていくしかないのかなと考えています。
 以上です。
◎林良太郎 都市整備局都市・公園担当局長  市内中心部の再開発の関係で3地区それぞれ再質問をいただきました。
 まず,蕃山町の地区のように物価高騰で建設事業者決定が遅れるようなところが,ほかも遅れるのかというような御質問いただきましたけれども,一概には言えませんが,全国的にも同様に遅れているケースは実際存在しております。なので,いずれにしても各組合で事業推進,遅れないように鋭意努力していくということになります。
 次に,岡ビルの地区のところですね,反対者がいても期日が来たらもう強制執行するのかというような御質問です。確かに制度上というか法律上は強制執行もできなくはないんですけれども,再開発事業,まちづくりは皆さんよりよく住みやすくというような,そもそもの事業趣旨を考えると,できる限り話を続けていくということなので,そういった強制執行を実施するかというのは,期日が来ればするということにはならないんじゃないかなと思います。
 最後に,駅元町,一番進むんじゃないかと柳井議員は思われていたのになぜ遅れているのかについては,先ほど答弁申し上げたように,一部関係権利者と合意形成が図れていない以上は,民間事業のため詳細な答弁は差し控えさせていただきたいと思います。
 以上です。
     〔17番柳井弘議員登壇〕
◆17番(柳井弘 議員)  すみません,いろいろ御答弁をありがとうございました。
 ほんまに岡山城,結構近隣の方も散歩とかで利用なさっていて,何とかというようなことを数多く聞いております。そのあたりは,やっぱりスピード感を持って対応いただけるとありがたいなと,そんなふうに思います。御答弁は結構です。また,よろしくお願いいたします。
 それから再開発,もう6か所と2か所かな,それだけいろいろやらんとこれからも進んでいかんということなので,そういう土地の所有の関係はたくさんあると思うので,できりゃ丁寧にスピード感を持ってやっていただければなと思います。
 環境局長,いろいろと問題があると思うし,僕はこの一覧の表があるんですけど,これを見たときに,何でCO2関係ねえのにこんな大変なものが載っとんかなというのが一番の感覚でした。
 先ほどおっしゃっていたように,2050年までにプラ・マイ・ゼロというのはなかなか難しい話だと,僕もそんなふうに思います。今のまんまじゃ駄目なら何をすりゃええと思われますか。例えば,エネルギーをつくるの,あるいは削減するの,具体的に何をしたらええと思いますか。僕毎回小水力発電のことを言よんじゃけど,例えばそういうこともお考えの中に少しは残っとんかどうかということを最後御答弁いただければなと思います。
 以上でございます。
○森田卓司 副議長  当局の答弁を求めます。
◎見平孝行 環境局長  2050年カーボンゼロに向けて何をすればいいのかというのは,もう何はという特効薬というようなものは今のところないんですよね。ですから,もうできることを精いっぱいやっていく。
 それから,今おっしゃられました小水力の関係ですけど,市有施設における小水力発電については,一回発電事業者と一緒に何か所か現場を見に行ったことがあります。けれども,今の時点では十分な発電というのは非常に厳しいということだったので,現状では無理ですけれども,また新たな技術ができれば,そのときには水力発電にも努めていきたいと考えております。
 以上です。
○森田卓司 副議長  以上で柳井議員の質問は終わりました。(拍手)
 以上で一般質問を終わります。
 つきましては,日程第1の案件中,甲第23号議案以下27件の議案につきましては,お配りいたしております付託案件表第2号のとおり,それぞれ所管の委員会に付託いたします。
 また,日程第1の案件中,甲第3号議案以下53件の議案につきましては,お配りいたしております予算特別委員会付託案件表のとおり,予算特別委員会に付託いたしたいと思います。
 これに御異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○森田卓司 副議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。
      ─────────────
○森田卓司 副議長  この際御報告申し上げます。
 本定例市議会において受理いたしました陳情につきましては,お配りいたしております文書表のとおり,それぞれ所管の委員会に付託いたします。
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