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内容
会議録
令和5年11月定例会
12月8日(金) 本会議 一般質問
自由民主党岡山市議団
松本 好厚 議員
*一問一答方式
1 自転車ヘルメットの着用について
2 ライドシェアについて
3 岡山ゆかりの偉人顕彰について
次は,順序に従いまして松本議員。
〔18番松本好厚議員登壇,拍手〕
◆18番(松本好厚 議員) 皆さんおはようございます。自由民主党岡山市議団,松本好厚でございます。
今回も一問一答でやらせていただきますが,ちょっと失敗したかなと思っておりますので,よろしくお願いします。
1,自転車ヘルメットの着用について。
本年4月施行の改正道路交通法により,自転車利用者への着用が全年齢の努力義務となりました。警察当局が7月に全国調査したところ,着用率は13.5%の結果が出ました。都道府県別では,最高の愛媛県の59.9%に対し,最低は新潟県の2.4%であり,地域差が顕著となっています。本市においても,秋の交通安全市民運動の重点目標の一つとして,自転車の安全利用とヘルメット着用に向けた理解の促進を掲げ,着用に向けた運動を実施いたしました。
そこでお尋ねいたします。
(1)本市の自転車ヘルメットの着用率をお示しください。
(2)努力義務化前から着用率向上に取り組んでいる地域で高い着用率になっている傾向があるようで,一般の利用者のほか,自転車を使う事業者(企業)にも効果を示す必要があると考えます。御所見をお示しください。
(3)ももちゃり利用者への着用啓発の状況をお示しください。
2,ライドシェアについて。
自家用車を使って有償でお客を運ぶサービスでありますが,道路運送法では第二種運転免許を持たない一般人による有償運送をいわゆる白タク行為として原則禁止となっています。岸田首相が所信表明にて,「ライドシェアの課題に取り組む」と表明してから,議論が活発化する中で,一部の首長の会から現行法の規制緩和に加え,外国人観光客と深夜帯を特例的な許可対象に加えるよう求める提言書を国土交通省などに提出いたしました。
当然のことではありますが,タクシー業界においては,ライドシェアの解禁には運行や車両整備の責任を運転手個人が負うことによる安全管理の問題や,海外で発生している犯罪行為,労働者の権利問題等で反対されています。
そこでお尋ねいたします。
(1)本市のタクシーの車両数の推移をお示しください。
(2)本市のライドシェアに対するをお考えをお示しください。
3,岡山ゆかりの偉人顕彰について。
今議会の冒頭の所信表明で,市長は,まちづくり,地域振興では歴史的資源を核とした観光との融合による魅力向上とにぎわい創出に力を入れていることを述べられました。造山古墳や浦間茶臼山古墳が造られた古墳時代における吉備と大和の関係性をひもとき,地域振興に結びつけようとされている姿勢を高く評価いたします。
造山古墳の陪塚である千足古墳にも大勢の人々が押しかけています。また,昨年リニューアルした岡山城については入場者が45万人を突破するという人気ぶり等を見ますと,古墳,お城好きのファンは多く,しかも熱心であることを実感させられます。
加えて,戦国宇喜多家を顕彰する会を設立し,岡山のまちの礎を築いた宇喜多直家公,城下町の基盤をつくった秀家公,それぞれの妻であるおふく,豪姫の生きざまに光を当てたNHK大河ドラマの誘致活動を通して,魅力を広く発信することで,地元への誇りと愛着の醸成を図り,地域の活性化につなげていくことを明らかにされました。
こうした取組に加え,郷土にゆかりのある優れた先人を顕彰し,遺徳をしのび,人間形成の過程を学ぶ施策を積極的に進めてはどうかと考えます。
岡山には,他都市と比べても,古来より現代に至るまで偉業をなし得た先人たちが数多くいらっしゃいます。
そこでお尋ねいたします。
(1)岡山歴史人物かるたの作成について。
かるたゲームにして,繰り返し遊びの中で楽しく学べば,無理なく理解が進むのではないでしょうか。こうしたことで,より一層岡山を愛する気持ちが湧いてくるようになると考えます。特に子どもの時代に染み込んだ知識はいつまでも忘れません。かるた大会に使えるように,物をつくってはどうでしょうか。どなたを取り上げるかを含め,議論するのは意外と楽しいのではないかと思われます。また,市民投票で決めるのも意外と盛り上がり,面白いものになるのではないでしょうか。実際に使えそうな試作品を既に作っているグループもいます。うまく連携すれば,簡単に実現できると考えます。御所見をお示しください。
(2)偉人顕彰の展示について。
偉人顕彰の場を設ける展示をすることを提案いたします。例えばシティミュージアム等で,年一度ぐらいの頻度で定期的に開催することはできないでしょうか。御所見をお示しください。
以上で1回目の質問を終わります。
御答弁よろしくお願い申し上げます。(拍手)
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長 それでは,ライドシェアに対する考え方を申し上げたいと思います。
まず,大都市部や山間部,観光地におけるタクシー不足による移動難民を解消するため,現在,政府の規制改革推進会議においてタクシーの確保,またライドシェアの導入について,規制緩和や安全対策など,様々な議論がなされているところであります。
本市のタクシー事業につきましては,タクシーの台数に対して運転手が不足していることが喫緊の課題となっており,普通二種免許取得に対して支援を行っているところであります。
将来的には,ライドシェア導入についても検討が必要となるように思っております。また,その議論に参画するということも考えられるため,国の動きを注視していきたいと思います。
しかしながら,今,岡山市の喫緊の課題は何なのかということを考えますと,路線バス,路面電車等の公共交通を持続可能なものにしていくことであり,まずはこのことに全力をつぎ込んでいかなければならないと考えているところであります。
私からは以上です。
◎中原貴美 市民生活局長 大きな1番,自転車ヘルメットの着用についての項,まず本市の自転車ヘルメットの着用率についてです。
自転車乗車用ヘルメットの着用率については,市独自で調査を行っておりますが,道路交通法一部改正の施行前,令和5年2月が2.0%,施行後の10月は7.5%という結果でした。
次に,自転車を使う事業者(企業)への周知についてです。
自転車を使う事業者,企業に対しては,警察や交通安全関係団体とも連携しながら,事業者等が参加する会合などの機会を捉え,自転車乗車用ヘルメットの有用性について周知啓発を進めてまいりたいと考えております。
以上です。
◎平澤重之 都市整備局長 同じ項,ももちゃり利用者への着用啓発の状況についてです。
ももちゃり利用者のヘルメット着用については,ホームページやアプリに掲載し,啓発を図っているところです。また,ももちゃりは,不特定多数の方が利用するため,サイズの不一致による安全面,他人と共有することによる衛生面,盗難対策等の管理面などに課題があることから,利用者自身に自分の体に合ったヘルメットを御持参いただくこととしておりますが,観光客の方など御持参いただくことが難しい方もいらっしゃるため,ももちゃり運営本部においてヘルメットの貸出しも行っております。
次に,2のライドシェアについての項,本市のタクシーの車両数の推移についてです。
本市のタクシーの登録車両数は,平成24年度末は1,907台であったものが,令和4年度末は1,595台となり,10年間で約300台減少しており,特に新型コロナウイルス感染症拡大前の令和元年度からの3年間で約180台と大きく減少しております。
以上です。
◎中原貴美 市民生活局長 大きな3番,岡山ゆかりの偉人顕彰についての項に一括してお答えいたします。
岡山ゆかりの偉人の顕彰は,市や地域の団体,民間企業などで様々な取組が行われています。市では,歴史のまちしるべの看板整備,戦国宇喜多家を顕彰する会の設立,人見絹枝スポーツ顕彰や坪田譲治文学賞といった偉人の名を冠した顕彰事業など,数多くの事業を実施しているところです。
また,地域の団体による例では,藤田伝三郎を顕彰した,ふじた傳三郎太鼓,足守地域の児童・生徒を対象にした緒方洪庵,木下利玄作文コンクールなども実施されているほか,ハレノワ開館事業として石井十次を題材としたミュージカルも上演されたところです。
偉人,先人の功績を知り,理解を深めていくことで,私たちは地域に愛着と誇りを持つことができるようになると考えます。
議員御提案の岡山歴史人物かるたの制作や偉人顕彰の展示は,これからの取組の参考にさせていただきたいと考えます。
以上です。
〔18番松本好厚議員登壇〕
◆18番(松本好厚 議員) 御答弁ありがとうございました。
それでは,一問一答で進めさせていただきたいと思います。
自転車ヘルメットの着用については,今年の4月から義務づけられたということでございますが,確かにここ半年で多くの方々がヘルメットを着用される。特に年配の方が非常に増えてきたなと感じております。私も地域で交通安全対策協議会のお世話をさせていただいている関係で,啓発活動をやっておりますけども,なかなか着用に向けては進んでいないというような状況を聞いております。そういった中で,今年の6月に購入補助金制度の陳情があり,継続審査になっておりますけども,もし進んでいるのであれば経過を教えていただきたいんですけども。
◎中原貴美 市民生活局長 陳情がございました。そして,自転車のヘルメットについて購入補助を行っている自治体があることは我々も承知しているところです。引き続き調査研究させていただいているところなんですが,市が独自に9月にアンケートを取らせてもらっています。ヘルメットをかぶらない理由としては,荷物になるというのが一番多かったり,あと髪形が乱れるとか,着脱が面倒というような回答が結構多くありました。ですから,効果のほうもしっかり見極めていきたいと思います。
以上です。
◆18番(松本好厚 議員) ありがとうございます。
続きまして,ライドシェアを質問させていただきます。
市長,先ほど答弁いただきまして本当にありがとうございます。まずは路線バスが中心,喫緊の課題というのは十分分かっておりますが,コロナ禍になって,確かにタクシーの台数が少なくなったということで,なかなかタクシーがつかまらないという現実がございます。これから国の議論が進む中で,例えば大阪とか神奈川ではプロジェクトチームをつくって今検討されているという報道もございます。岡山市では,公共交通網形成協議会を今現在やられており,特に路線バスを中心にいろいろ協議されている現状がございますけども,この中に今後,勉強会を含めた事業者との研究ということをぜひとも御検討いただきたいなと思います。いかがでしょうか。
◎平澤重之 都市整備局長 ライドシェアについて,協議会のほうで勉強会をつくるなどして検討してはどうかという御質問だったと思います。
今は,先ほど市長も答弁しましたけれども,路線バス,路面電車の維持,特に路線バスについては減便や廃線が続いておりますので,それを何としても止めて,市民の移動手段を確保するということが一番大きな課題だと考えておりますので,それに全力で取り組みたいと考えております。
一方で,生活交通はデマンド型乗合タクシーという形でやっていますが,タクシー事業者の力をお借りしてやっているところがあって,周辺部においては,将来的にはタクシードライバーの高齢化などが進んで,タクシー事業者にお願いできないということも起こり得ることが想定されます。また適切なタイミングで,そういったことについても,どんな形がいいかということも含めて研究したり検討したりしてまいりたいと考えております。
以上です。
◆18番(松本好厚 議員) ありがとうございます。ぜひともよろしくお願いしたいと思います。
続きまして,偉人顕彰のことでございますが──要望で終わるような形になってしまいますんで,ちょっと質問という形にしないといけませんので──各地域で藤田伝三郎であるとか,緒方洪庵,木下利玄,石井十次等,顕彰されているのを私も承知しております。そういった中で,ぜひともかるたを,これはもうどこがやるかというのが問題だと思うんですけども,どこかの団体と連携して,学校も地域も含めて企画していただきたいなと思うんですけども,再度御答弁よろしくお願いいたします。
◎中原貴美 市民生活局長 郷土のかるたというのは,いろんな地域でというか,いろんな県でされているんじゃないかなと思います。少しいろいろ勉強してみたいと思います。
以上です。
○田口裕士 議長 以上で松本議員の質問は終わりました。(拍手)
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