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内容
会議録
令和5年6月定例会
6月20日(火) 本会議 代表質問
みらいえ
鬼木 のぞみ 議員
再質問・再答弁
〔10番鬼木のぞみ議員登壇〕
◆10番(鬼木のぞみ 議員) 御答弁をありがとうございました。
本当に多様な人たち,多様な在り方を求めている,私もそう思います。最初の選挙のところですけどね。
それでまず,岡山市選管の状況調査によると,18歳の投票率が前回と比べて7.61%落ちています。2016年に18歳選挙権が施行されたときは,本当に岡山市もワークショップやシンポジウムなどが岡山市自身や各大学とかでも行われて非常に関心が高かったわけですが,以後出前授業等は行われていますが,若者が主体となって行う企画が乏しくなっているのではないかと思います。
18歳選挙権を意識して,高校や大学や市民の皆さんに協力いただいて毎年継続的な企画を行うべきではないでしょうか。質問です。
そして,市長,投票率の低さというのは大きな市政の課題でもあると思うんです,いろんな要素が絡み合っていると思うんです。私がすごく心に残っているのが,杉並区長が選挙に行こうと毎日区民の方に呼びかけられた。それで,そのためかどうかは分かりませんけれども,4%投票率がアップしたということで,私はこうして首長が投票率アップの先頭に立つ,一つの民主主義の在り方でもあるのかなと思うんですけども,このことについてどんなふうに感じられるか,御所見をお聞かせいただければと思います。
あと,共働きでもひとり親でも暮らしやすいまちのところで,本当に岡山市,そして教育委員会,本当に低かったところからのアップですので,私自身数字を聞いてびっくりしました。本当に頑張って働きかけられたんだなと思っております。これからも100%を目指して,また長い育休を目指して頑張っていただきたいと思いますので,よろしくお願いします。
あとファミリーサポート事業なんですけれども,本当は利用したいのに仕事が休めなくて登録に行けない人たちのことをどう考えていらっしゃるのかなと思います。豊島区だけじゃなくて,ほかにもメールとか郵送とか,そういう自治体をチェックしているんです。あと,1時間かかる登録手続の時間を短くするために,あらかじめ家で動画視聴して,それでその登録時間を短くしているような自治体もあるので,他の自治体のことを調査していただければと思いますが,いかがでしょうか。
あと,自治体の中には,土曜や日曜に入会説明会を別会場で行っていらっしゃるところもあります。このことを検討されませんか。
もう一つひとり親家庭等への助成なんですけれども,会員相互の援助活動なのでなじまないというお話ですよね。私は,そもそもは,ちょっと預かってほしい時にお願いしたいというとき,ここが出発点だと思うんです。だから,私は相互援助には本当にかわりないと思いますし,なじまない状況だ,この制度はと言われるのは,私はあまりにも形式的ではないかと思います。
他の自治体で助成を行っているところは散見しております。それで,なかなか預けられないとか,何か籠もってしまうとかなってしまうよりは,私はきちっと助成すべきだと思います。いろんな自治体がやっておられますので,ぜひ検討していただきたいと考えますが,今後どうされていくか,御所見をお聞かせください。
ESD,SDGsのところなんですけれども,計画のところにしっかり反映していくようにしてくださっているというのを聞いて,あっ,さすがだなと思い,私は思いつく計画をこうやって見てみたんですけど,本当にSDGsが,私は全部見たわけじゃないんですけどしっかり書いてあるし,取り組まれているなというのは感じました。でも,私が見た範囲なので,ぜひ市としても本当にできているかどうかフォローアップしてほしいなと思います。それはできると思うんです。こういう計画がこうあります,こう立てますと,じゃあそれについてどうなのかというのはきちっとフォローアップの仕組みができると思うので,そのことをしていただきたいです。
ESDやSDGsに市として職員が取り組んでいることが形骸化しないということが物すごく大切だと。マッピングしているからそれでいいんだとか,自分たちの活動はこれに当てはまるからこうつながっている……,そうじゃなくて,誰一人取り残さないんだという意識の中で,自分たちの仕事をどう捉えるのか,どうSDGsと関連づけて自分たちの事業を増やしていくとか整理するとか考えるとかよくしていくとか,そうすることが必要だと思うんです。そういった仕組みづくりをぜひ考えていただきたいのですが,そのことについてお聞きします。
あと,ゼロカーボンシティ宣言のまちですが,いろいろな公用車を市では使っていらっしゃるということをお聞きしました。でも,まあ市長や副市長の車も先々タイミングがうまく合う時期があれば,ぜひそういうセレクトをしていただきたいとお願いいたします。
あとロードマップなんですけれども,ロードマップを作ることによって,取りあえず2030年が目標,私たちにこうしなさいよという,どんな示唆があったのか。2030年の目標,2050年の目標に向かってロードマップを作っているわけですけれども,今回作ることによってこうすべきだということがきちっと出てこないと作った意味がないと思うんです。そのことについてお聞きします。
あとプラスチックの条約のことなんですけど,あまりにも話が大きいと言われたんですが,私は瀬戸内海はすばらしいエリアだと思うし,それをみんなで守ってきたということはすばらしいことだと思うんです。それで,今回海洋プラスチックごみも大きな課題となっているんですけども,基礎自治体として岡山市は本当にアクションプランをつくって,先駆的な取組をしているので,私はまずは岡山市は目の前のいろんなことに,これをします,あれをしますと流されるだけじゃなくて,どういうことをしたのかというのをきちっとまとめておいていただきたい。そして,国の動きを注視する中で,必要があればしっかり反映して,提言してほしいと思いますが,いかがでしょうか。
あと,地産地消とオーガニックのことなんですけれども,真庭市はしっかり今後の方針をそこで示しています。岡山市も,昨日の答弁で100ヘクタール,そういう目標を県との中でつくったと示されたんですけれども,それに向かってどう取り組むのかということを明確につくっていくべきだと私は考えます。
岡山市は農業に関するそういう取組のプランみたいなのを持っておりますけれども,それには有機農業のことというのは一言あるだけなんです。だから,市長,本当にこの有機農業のことを,今大きく動いている中で岡山市としてどうしっかりと位置づけて,そしてやっていくのかということを今しっかり考えるべきときだと思うんですけれども,そのことについてどう考えてやっていかれるのか,目標に向かってどうつくっていかれるのか,そのことをお示しいただければと思います。
私が最近喜んでいることは,有機農業の農家さんのところに職員の方たちが足を運んでいろいろ話をされたということで,そういう顔の見える関係から出発するんだなということをうれしく思っています。職員の方が行かれてどんな感想とかをお持ちなのか教えてくださればと思います。
あと,教育長のほうにお尋ねいたします。
以前にも県の計画の中で,一緒に考えていきたいということだったと思います。今回も面積を増やすというしっかりとした方向性も出していて,でもどちらかというと何かちょっと傍観しているような気がするんですよ,作物はこっちみたいな感じで。でも,子どもたちの食料なので,そこのところは教育委員会の職員の方も一緒に行って,そういった農家さんたちの気持ちとかどんなことを考えているのかということで一緒に汗を流してほしいと思うんですけれども,そのことについてどうお考えなのか,またそうしていただきたいと思います。
今はなかなか難しいというお話だったんですけれども,少しでも可能性があったら考えてほしいなと思うので,そのことについて教育長のお気持ちをお聞かせください。
あと,価格のことを言われていますけれども,全国的には価格差を自治体が負担しているところもあるんですが,オーガニック給食のうねりとともに無償化のうねりも全国的に始まっていて,東京都ではこの4月から8つの区が保護者負担の軽減と子育て支援で無償化に踏み切って,今年度中にまた2つの区,そしてこれから検討している区もあります。お隣の韓国ではオーガニック給食が本当に広がっているんですけれども,それは無償化の動きの中で進んでいるとお聞きしています。無償化についての御所見とかもお聞かせいただければと思います。
イノシシなんですけれども,私はイノシシの──なかなか上達しないのであまり大きな声では言えないんですけれども──猟師さんと同行するようになって10年ぐらいたつんです。そうしたら,やっぱり高齢化をひたひたと感じるんです,そこは本当に。それで,イノシシが捕れて山からこうやって持って下ろすとなったら,重たくて大変なんですよ。そこに30代の若者がいたら,みんな元気が出るんですね。技術とか経験というのは一緒にいないと伝わっていかないというところで,ベテランの猟師さんと若者とかが一緒にいる,そういう若者を増やしていくということが大切だと考えます。
以前はもっと岡山市も啓発を外に向けてされていたかなと思いますので,もっと外に向けて若者をターゲットにした,もっと一般的にそういう取組をしてほしいんですけど,いかがでしょうか。
また,他の自治体だったら,猟友会に入っていない若い猟師さんが猟友会のベテランの人と一緒になって捕獲の作業をする,そういう事業をしておられるところもあります。また,猟友会の方にも,ぜひ周りの若い人に声をかけていただいて,一緒にするということについてお話をしていただきたいんですが,いかがでしょうか。
最後に夜間中学についてなんですけれども,時間がなくなってしまったんですが,2月議会のときの教育長の答弁で,夜間教室で話を聞いて残念で悲しく思ったんだということで,私の周りでは皆さん,ああ,教育長はそういう思いをしたんかということで感銘を受けておられたのでお伝えしておきたいんですけれども,岡山市のホームページには,一般的なお問合せというのはあっても相談窓口というのが明確にないんですよ。私の周りに聞くと,自分の周りには夜間中学で勉強したい人がいるがどこにこのことを伝えていいのか分からない,夜間中学で勉強する内容はどうなんだろうか,自分でも理解できる内容なんだろうか,中学校時代に勉強ができなくて悲しい思いをしたが,今度はそんなことがないんだろうか,いつ入学できるんだろうか,開校までに自分はどんな準備をしておけばいいんだろうか,そんな思いを持っていらっしゃる方がたくさんいらっしゃるんです。そういう思いと誠実に教育委員会は向き合ってほしいんです。
だから,相談窓口というのを明確に持って,そこで今待っていらっしゃる方をきちっとフォローしていく,きちっと向き合ってほしい,そう思うんですが,そこについて共感性のある答弁をお願いします。
どうもありがとうございました。
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長 投票率の向上の話でありますが,私は鬼木議員がお話しされた杉並区長の話は承知しておりません。しかしながら,投票率の向上を目指していくということは当然でありますので,最も効果的な方法は何なのか,選管ともよく相談しながらやってきたいと思います。
以上です。
◎田中哲也 市民協働局長 SDGsについて2点御質問をいただいたと思います。
1点目が,各部署の計画の中で市としてフォローアップについてできないかということでした。
各部署への紹介等については,今後検討してまいりたいと思います。
2点目が,形骸化しないための仕組みづくりということで御提案をいただきました。
職員にSDGsの意識づけを行ったりとか,SDGsのゴールやターゲットから課題を考えていくことは大切な視点であるとは考えておりますので,今後検討していく中で,御提案いただいたことを参考としながら考えてまいりたいと思っております。
以上です。
◎遠藤千里 岡山っ子育成局長 ファミリー・サポート・センターに関する御質問をいただきました。
まずは,登録の時間,そしてそのかかる時間を軽減すべきではというところでございます。
現在申込みに来ていただく時間が平日の9時から5時です。そしてまた,事前にホームページから申込書をダウンロードして記入していただくなどといったことで少しの時間軽減というものはできているところです。ただ,平日以外のものも受け付けるであるとか,研修を前もってやっていただいてそこで何か確認するとか,そういうやり方については今後勉強させていただきたいと思います。
次に,その報酬ですけれども,ボランティアの2人,ボランティアと支援員さんと利用される方の間でお金がやり取りされるわけなんですけれども,これについては軽減がなじまないというよりは,信頼関係の下でそこでお預けしてお金を払っていただいておりますので,払った方に助成するにしても,どういった回数,どういった内容にするべきかといったところも考えていかないといけないと思います。
先ほどの登録のことも含めまして,他都市でいい事案があるかどうか,豊島区の事例も含めて検討させて,調べさせていただきたいと思います。
以上です。
◎小山直人 産業観光局産業政策担当局長 まず,有機農業のことについて2点御質問いただきました。
まず,我々職員のほうが有機農業をやられている団体のところにお邪魔して,現状を見せていただいてお話も聞いてきました。私も,1か所のほうは後日ですけれども伺ってお話を聞いてきました。有機農業は,非常に手間がかかる,大変な農業だなということをすごく実感しました。それがちゃんと価格に反映されているのかというと,売り方に非常になかなか問題があって価格がついてない。だから,新しい人が入ってきても,すぐやめてしまって定着しないとか,いろんな問題があるということをお聞きしました。
その中で,我々この面積を増やしていくという目標があって,それに向かってどうやっていくのかというのを今,有機農業者の方々とかJAさんとか関係者といろいろ話をしてございます。ロードマップ的にこうやって100に持っていくというのを今すぐにできる状態にはなってございません。これからいろんな話を聞きながらやっていくものだと思ってございます。
それから,有害鳥獣の猟友会の高齢化についてですが,猟友会の方にどうして若者が入ってこないんだろうねというのを昨日電話していろいろ聞いてみました。1つ言われたのが,今若者って,スマホとかいろんなゲームとか,いろいろ環境が変わっていて,狩猟というものに対して魅力というのを感じていないんじゃないかなみたいなお話をいただきました。議員がおっしゃられるように,我々がせっかく市役所の1階で野生鳥獣のパネル展とかもやっていますんで,そういったところで狩猟の魅力をPRするというのをもう一度やらないと駄目なんじゃないのかなと担当者と話をしたところでございます。
どんなことができるのかということについては,いろいろ考えていきたいと思っていますが,新たな担い手を増やしていくというのは,猟師の世界でも必要なものだと考えています。
猟友会さんの方々がまた周りに声かけしていくということも,猟友会さんのほうにまたお話をさせていただきたいと思います。
以上です。
◎三宅泰司 教育長 オーガニック給食の項ですが,基本的には市全体の計画,動きの中で共に取り組んでいくべきものと考えております。その中で,農家とのつながりについても,農家さんも給食のためだけに作っているわけではないと思いますので,我々としたら子どもたちの給食のために協力してほしいという願いや,そしてどのようなことが一緒にできるか,一緒に取り組んでいただきたいという,そういうことができるかどうかを検討してまいって,そういうことも伝えていきたいと思います。
無償化については,国の動きで今,少子化対策の中で議論されております。それを注視していって,どういう流れになるかを見ながら検討していきたいと考えております。
最後に,夜間中学の相談窓口なんですが,議員御指摘のとおりです。我々としましたら,皆さんに安心して夜間中学に通っていただけるようにしたいと思いますので,ホームページに相談窓口を明記する,あるいはチラシなどで明記するように,今後努力してまいりたいと思っております。
以上です。
◎福田広志 環境局次長 2点御質問いただきました。
まず,ロードマップについてどのような示唆があったかについてですが,ゼロカーボンシティの実現に向けては,やはり可能な限りの省エネルギー化と再生可能エネルギーの導入というものが必須であるとなっております。これを市民,事業者一体になって取り組むことが必要だと思いますので,引き続き取り組んでまいりたいと思っております。
もう一点,プラスチックの汚染条約への対応ということで,岡山市としては現在,海洋プラスチックごみ対策推進会議の中で関係部署の取組状況を把握しているところであります。
国への提言につきましては,今後検討してまいりたいと考えております。
以上です。
◎火矢悦治 選挙管理委員会委員長 高校生,大学生,市民に選挙啓発することの仕組みをどう考えているかという御質問と考えます。
現在は,高校生が自分たちの取材したいテーマを決め,市役所の関係部署を取材,問題意識を持ちながら,WASAOレターと称する広報紙を作り,高校に配布,読んでもらうという授業を5年続け,第15話まで積み重なっております。
選挙出前授業では,大学生を講師に招いて実施することもあります。
今後とも様々なことに工夫を凝らしながら,若年層だけでなく市民とともに啓発活動を推進していきたいと考えております。
以上です。
○田口裕士 議長 以上でみらいえの代表質問は終了いたしました。(拍手)
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