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内容
会議録
令和5年6月定例会
6月20日(火) 本会議 代表質問
おかやま創政会
高橋 雄大 議員
再質問・再答弁
〔35番高橋雄大議員登壇〕
◆35番(高橋雄大 議員) ありがとうございました。
まず,冒頭市長から岡山市の財政状況について,御説明をいただきました。コロナの本当に真っ最中の時期には,市税収入も大きく減った中でも,この感染対策とか家計支援,事業者支援を両立してやってきましたし,その同時並行でいろいろ国へも働きかけをしながら,その有利な財源を使いながら,またその切り崩した基金も復元しながら,ちゃんと財政の健全性も確保しつつ,同時にまちづくりも進めてきた。今まさにその成果が形になって現れているんだろうなと強く思っています。
市長も今回,冒頭の所信でも触れられましたけれども,この大森市政の10年で間違いなく定量的なものとして岡山市の経済循環というのは向上していると。これは,本当にここからの地方での,地方というか岡山でのこのポストコロナの経済対策であるとか,あるいは前回議会でも少し触れましたけれども,市内の事業所の賃上げの条件とか,あるいは賃上げできる,そういう経済環境をつくっていくという意味では本当に大事なことだと思っています。
ですから,引き続き,特にここからの経済対策といいますか事業者支援としては,東京圏の企業との賃金格差が大きくならないための労働生産性を上げるための投資に対する支援ですとか,あとは岡山で今働いている人とか,これからやってきて働きたいと思っている人たちに対する学び直しの支援とか,あと1回離職して正規に戻ろうとする女性へのリスキリング支援とか,そういうことも含めて,今の大手を中心にした賃上げの流れが,市内の事業所とか,とりわけ小規模・中小事業者まで及ぶような経済環境を引き続き整えていっていただきたい。そのための経済政策とか事業とか,そういったものを国の財源も活用しながら打っていっていただきたいなということを改めて思いました。引き続きよろしくお願いいたします。
そして,大盛トークについてもいろいろ今後の方針について御説明いただきました。各地のいろんな文化とか歴史をリサーチしながら,それを基に地域の絆をつくっていくというような切り口だったと思います。歴史の話は,僕も不勉強であまりぴんときていなかったんですけども,でもすごく熱意といいますか,思いは伝わりましたんで,ぜひ正しく市民の皆さんに伝わる,岡山市の取組が正確に伝わるような戦略性を持った大盛トークをぜひよろしくお願いしたいと思います。
そして,物流の2024年問題についても伺いました。今日の新聞にヤマトホールディングスと日本郵政の協業のお話があったと思います。これは本当に象徴的な話だなと思うんですけれども,2024年問題って別に物流に限らず,自動車運転に関わる業界へ広く関わることなんですが,特にこれまで公共交通と比較すると国とか自治体の行政支援というのもあまりイメージがない。一方で,物流の量は,通販とか生活様式が変わったということで年々大きくなっているけど,それとは反対に人手不足が今進んでいる業界であって,そこに来ての今この法の適用ということで,安定的な物流の維持が非常に難しくなると。今まで生活に身近だった,当たり前に思っていたこういう物流が維持できなくなる,そういうおそれがあるということで,今経済誌とかマスコミなんかでも,特にあえてこの物流の2024年問題ということで注目されているんだろうと思っています。
今,事業者さんもそうだと思うんですが,岡山の労働界でもこれは非常に大きなテーマの一つになっていて,今いろんな課題の洗い出しとか課題の共有をしているところでもあるんです。ですから,この問題を解決していくために,御説明もありましたけども,物流のGXとかDXの推進,消費者の意識改革とか行動変容とか,あとは再配達率の半減とか,そういったことも含んだ再配達の削減,あとカーボンニュートラルへの対応とか,そういう複数の具体的な施策に取り組む必要があって,それはいろんな省庁にもまたがっているわけなんですけれども,強いて言うなら,岡山市においてどこがこの問題に関する整理をしていくとかグリップしていくとか,そういう窓口になるのかというところについて1点お尋ねしたいと思います。
そして,渋滞緩和についてもお尋ねいたしました。非常に具体的に,右折レーン,左折レーンといろいろ想定しながらシミュレーションするというようなお話を伺いました。ぜひ交通渋滞の解消に向かって取り組んでいただきたいと思います。これは要望です。
そして,障害児福祉の所得制限についても伺いましたけれども,御紹介したように,特にこの補装具は成長期には本当に頻繁な買換えが必要で,体に合ったものが買えずに中古品で代用するようなケースもあると聞いています。
国の制度でありますけれども,今は特に物価も上がっていますし,特にこういう高額な補装具のようなケースで,あるところを境に,所得を境にしてゼロか100かというのも,実際の負担を見たりとか,あとは話を聞くにつけ,本当に制度の欠陥というか,理不尽のようなものを感じているところでもあります。
特にこういう補装具の支給のほか,制度の対象外になる世帯の把握に今回努めていただけるということで,こういう課題を共有できたということは本当に大きな一歩だと思いますので,ぜひ前向きに進めていただきたいなと思います。これも要望です。
そして,プラスチック資源の分別回収とリサイクルについても伺いましたけれども,いろんな種類を一括回収するということだったと思います。さっきの代表質問でもありましたけど,これによってCO2の削減にもつながるんだと思います。
一方で,これまで可燃ごみとして出していたものを今度はリサイクルするということで資源化物として回収するというわけですので,具体的に何がそういう資源化物の対象になるのかとか,あるいはその出し方も含めて,ごみではなくてちゃんと資源化物として回収するんだという意識をしっかり持っていただくための最初の啓発というのが,特に現場で働く人とか運用する側にとっては非常に重要なんじゃないかなと思うんですが,この点の啓発についてのお考えを伺いたいと思います。
以上で再質問を終わります。
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長 まずは賃上げができる経済環境をということであります。
記憶ではあるんですけども,最も近々の資料として,何年から何年までかが定かではないんですけれども,GDPの伸びの政令市比較というのがあるんです。それでいくと,岡山市というのは5位なんですね。これは,中四国でいくと広島よりも上の状況になっている。じゃあGDPというのは一体何なのかと考えたときに,それは所得,一般の方々の所得ですね,それから企業の内部留保,これは預金ですね,そして税金ということになるんですが,税金は取り除いていったら,内部留保と一般の方々の給与というのは,伸びとしては政令市中で5番目になっております。
そういう面では,業種によってはいろいろと差がありますけれども,全体としての経済環境というのは決して悪くはないと思っております。
もちろんこれから様々な企業の育成策等々はやっていかなきゃならないわけでありますけれども,賃上げという面にとっても決して悪い状況ではないんじゃないかなと思っております。これからの景気循環がよりよくなるために,私としても適正な賃上げというのはぜひとも必要ではないかなと思っております。
次に,なかなか私の言った大盛トークのあれが伝わっていないって,(笑声)思いだけが伝わったというのは若干寂しいんですけど,たしか高橋雄大さんは仙台出身ですよね。仙台でいくと,多分伊達政宗公を知らない人はいない。だけど,岡山において,例えば宇喜多直家・秀家親子を知らない人というのはいるんじゃないかな思うんですよ。
私は,若干運,不運はあるものの,また秀吉の前に白装束で行くとか独特のパフォーマンスをやっている伊達政宗と宇喜多直家・秀家とは違うところがあるのは間違いないんですけども,我々にとってみると本当に,岡山を見つけてくれた父と言える存在なんじゃないかなと思うんですけども,なかなかみんなもえてこない。
それで,また大月さんの名前を出して悪いんですけど,この300藩の中で木下家って足守ともう一つあるだけなんですよ。そこもなかなかみんなPRしようとしてないというところもあって,だから逆に言うと発掘すると面白いことって結構あるんじゃないかなあと思います。それが,例えば木下家定からのこの歴史なるものが今の足守をつくっている,それは間違いないんで,それを足守の方々がどれだけ誇り等を持って自分たちの結束を高め,絆を強めていき,発信していくのかということになっていくんじゃないかなあと思うんです。
でも,宇喜多直家とか今北前船の話もあって,商工会議所が一生懸命西大寺の水運を焦点に調査しているんです。これも,今までは五福通りということだけで割と完結していたものが,水運との関係,これも宇喜多家との関係,こういうものが合わさっていろいろと大きな話題づくりになっていく。そういったことを私も発信したいと思いますが,高橋議員も勉強していただいて,ぜひとも。取りあえず次は中区ですので,またよろしくお願いします。
◎小山直人 産業観光局産業政策担当局長 物流の2024年問題の件についての再質問をいただきました。
議員が質問の中でもおっしゃられたように,この問題は非常に多岐にわたっているということで,市全体として当然取り組んでいく必要があると考えております。その課題解決については,関係するそれぞれの部局において十分な検討が必要だと考えるんですが,何せこの問題の一番大きいところというのは,やはり担い手不足など雇用の対策というのが大きなポイントになると考えてございます。そういう意味では,産業観光局が最初の入り口になるものだと考えてございます。
以上でございます。
◎福田広志 環境局次長 プラスチック資源の分別回収について,現場への啓発の御質問です。
分別方法等につきましては,今後市民説明会の開催ですとか広報紙への掲載を予定しております。
また,より多くの市民の方々に情報発信するために,テレビCMですとかラジオなど様々な媒体を用いて市民の皆様に分かりやすい広報に努めてまいります。
以上です。
○田口裕士 議長 以上でおかやま創政会の代表質問は終了いたしました。(拍手)
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