録画中継

令和5年2月定例会
2月27日(月) 本会議 個人質問
おかやま創政会
柳迫 和夫 議員
1 安全・安心なまちづくりについて
2 保育・教育の充実について
3 地域経済の活性化について
 次は,順序に従いまして柳迫議員。
     〔1番柳迫和夫議員登壇,拍手〕
◆1番(柳迫和夫 議員)  皆様こんにちは。おかやま創政会の柳迫和夫でございます。
 では,早速通告に従いまして質問に入らせていただきます。
 大きな1番目,安全・安心なまちづくりについて。
 (1)防犯灯への支援について。
 防犯灯のLED化が進んでいると感じています。しかし,当初にLED化した防犯灯も切れたり損傷したりして,機能を果たせなくなっているものも出てきております。実際町内会でも,数灯点灯しなくなったという事例もあり,更新しているというお話を聞いております。岡山市は,防犯灯の更新についても助成しています。
 そこでお伺いします。
 ア,昨年,本年の防犯灯の更新に関する申請はどのくらいありましたか。また,申請町内会等での平均申請数はどのくらいでしたか。
 イ,更新の申請は,その町内会が管理している防犯灯が40灯未満であれば1団体当たり年間3灯までとなっています。年間3灯以内という制約は,どんな根拠で設定されましたか。
 当初は,一斉に更新したところもあると聞いています。個体差はあると思いますが,点灯しないものは意味をなしません。点灯しなくなったものを,そのまま翌年まで先延ばしするのは防犯上よくないと考えます。御所見をお聞かせください。
 (2)防犯カメラ設置支援について。
 地域の防犯カメラ設置に関して支援を開始した後,地域での防犯カメラの設置が進んできたと感じています。しかし,設置後数年経過しており,更新が必要なカメラが発生しています。来年度予算で防犯カメラの更新への支援についても計画されているとお聞きしています。
 そこでお聞きします。
 ア,防犯カメラ設置件数について,年度ごとの推移をお聞かせください。
 イ,今回更新への支援内容についてお聞かせください。
 ウ,同じ時期に設置したところも多いと考えます。更新に関して1団体当たりの台数制限はあるのでしょうか,お聞かせください。
 (3)幹線道路の歩道の街灯整備について。
 岡南地域でウオーキングやジョギングを実施する場所の一つとして,岡南大橋から中央卸売市場,浦安にある岡山市総合文化体育館への歩道があります。文化体育館から東向きの浦安南町・築港栄町線の歩道にはたくさんの街灯がありますが,中央卸売市場の付近の歩道には街灯が少なく街路樹も大きなものが多く,歩いていても薄暗い感じがします。この歩道は,自転車での通学やウオーキングやジョギングをする方も多い歩道です。街灯を増設すべきと考えます。御所見をお聞かせください。
 (4)歩道整備について。
 近年,高齢者,身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律,いわゆる交通バリアフリー法が施行されるなど,高齢者,身体障害者等を含め全ての人にとってのバリアフリー社会を実現していくことが求められています。
 ア,最近の歩道整備は,セミフラット形式も採用されているとお聞きしています。セミフラット形式のメリットをお聞かせください。
 イ,セミフラット形式に整備していく優先順位についてお聞かせください。
 ウ,岡山市南区の天満屋ハピータウン岡南店前をセミフラット形式で整備する計画があるとお聞きしましたが,そのスケジュールについてお聞かせください。
 (5)公園樹木整備について。
 公園の樹木管理については以前にもお聞きしました。そのときの答弁は,台帳等で樹木の管理を実施していく予定と記憶しております。
 そこでお伺いします。
 ア,台帳管理の進捗状況についてお聞かせください。
 イ,公園によっては樹木の間隔が狭いという声をよくお聞きします。間隔が狭いと,鬱蒼としている感じがしてしまいます。樹木が多過ぎるところについては,間引く必要があると考えます。御所見をお聞かせください。
 これ公園の樹木の間隔なんですが,結構狭くて,これまだ剪定された後なんで葉っぱが少ないんですが,これがざっと生い茂ってしまうと結構暗くて管理のほうも大変というお話を聞きます。こちらのほうも,住宅のところに面して樹木がかかっていると落ち葉が雨どいなんかに引っかかって掃除も大変だというお話も聞きます。ぜひ御検討いただければなと思います。
 ウ,公園等を管理している地域の方からは,高い木が多く我々では手に負えないとよくお聞きします。樹木の高さについての見解をお聞かせください。
 エ,公園の樹木の剪定の要望は多く,多くの公園で剪定が足りない状況だと思います。本年度の剪定に関しての要望件数をお聞かせください。
 オ,本年度の剪定予算と来年度の剪定予算についてお聞かせください。
 (6)自転車ヘルメット義務化について。
 改正道路交通法の施行により,令和5年4月1日から自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されます。自転車を運転する全ての人がヘルメットをかぶることに努めなければならないのはもちろんのこと,同乗する方にもヘルメットをかぶらせるように努めなければなりません。また,保護者の方は,児童や幼児が自転車を運転する際はヘルメットをかぶらせるよう努めなければなりません。
 そこでお聞きします。
 職場で自転車を使用している場合は,その企業へ周知する必要があると考えます。企業への周知についての御所見をお聞かせください。
 大きな2番目,保育,教育の充実について。
 (1)保育園等における利便性向上について。
 11月議会で使用済み紙おむつの廃棄のことをお伺いしました。来年度の運用開始に向けて準備を進めていただきますようお願いいたします。
 今回は,保育園等で現金徴収している用品代等についてお聞きします。
 現在は,園から封筒等に用品代などの金額を記載して保護者に渡します。保護者は,その金額をお釣りがないように封筒に入れ園に持っていきます。園では,その金額を確認して金融機関に持参する。こういうような仕組みになっており,払う保護者も園での事務作業も多く負担となっています。
 そこでお聞きします。
 ア,来年度からキャッシュレス化を進めていくとお聞きしていますが,どのような仕組みや方法でいつから実施される計画ですか。メリットを含め,お聞かせください。
 イ,スマホでのお支払いも考えられているとのことですが,スマホ等がない家庭はどのようにするのでしょうか,お聞かせください。
 (2)特別支援教育の充実について。
 特別支援教育の充実とともに,増え続ける特別支援学級への施設等の対応や人員配置など根本から見直しし改善する余地が十分あります。
 先般,ある小学校の特別支援学級の教室を見学させていただきましたが,プレハブの教室の中に簡易なパーティションを入れ,2クラスで使っています。実際声や音は筒抜けで,集中できる環境どころか,音刺激に敏感な子どもにとっては厳しい状況です。また,片方のクラスは背面黒板,普通教室のこっち側に普通の黒板があったら後ろ側に小っちゃい黒板があるんですが,これ背面黒板と言っていますが,この背面黒板を利用しての授業となっており,背面黒板の下はロッカーとなっており学習環境としては問題が多いと考えています。また,人員配置についても,特別支援学級に1人の担任の先生が配置されていますが,到底対応し切れないことも多く,支援の手を借りて何とかやっているというのが実情でございます。
 障害児や担当教員に我慢を強いるというのは,本市のまちづくりの理念にも反していると思います。早急に施設整備のみならず特別支援教育全般,とりわけ特別支援学級の在り方について見直すべきと考えています。
 ア,岡山市の特別支援学級数についての傾向をお聞かせください。
 イ,特別支援学級の施設整備について,応急対応がそのままになっており,計画的に必要な整備をきちんと進めていくようになってはいないのではないでしょうか。学校からの整備要望と整備状況はどのようになっていますか。
 ウ,特別支援学級の定数配分は通常の学級の基準とは違うルールとなっており,そのため支援員がいないと回らない状況になっています。そもそも特別支援教育支援員は,生活支援と安全確保のための緊急避難的な措置である制度です。その制度の枠組みで特別支援学級の運営をするには,非常に苦しいものがあります。国に特別支援学級の定数配分の見直しを強く求めるとともに,単市でも独自の体制を構築しませんか。お考えをお聞かせください。
 大きな3番目,地域経済の活性化について。
 (1)人材確保について。
 企業にとって人材確保は重要であり,最近人手不足で苦労していると聞きます。人手不足を解消する施策が必要と考えています。
 そこでお聞きします。
 ア,岡山市内で就職を希望されている人のニーズを把握することが大切だと考えます。どんな仕事を求めているかなど,御見解をお聞かせください。
 イ,岡山市が学生向けに作成しているCOMPANY GUIDEに,その企業の求めている人材像が記載されています。どんな人材像を希望している企業が多いのか,お聞かせください。
 ウ,人材確保のために,Uターンを希望されている方とのマッチングも大切だと考えます。コロナ禍で,Uターンを希望された学生も多いとお聞きしています。ここ数年のUターン就職率についてお聞かせください。
 (2)SDGs推進パートナーズについて。
 岡山市内で経済,社会,環境の調和した持続可能な社会を目指すSDGsの取組を行う事業者を,岡山市SDGs推進パートナーズとして登録する事業を実施しています。これはSDGs達成に向けた取組を見える化し,将来にわたって具体的な取組を推進する事業者の企業価値や認知度が向上することで,SDGsに取り組む事業者の増加や事業の拡大を図り,地域経済の活性化や社会課題の解決につなげていくシステムです。
 そこでお伺いします。
 ア,今回の応募状況についてお聞かせください。また,どんな業種の企業が多いかなど,特徴があればお聞かせください。
 イ,いつ頃パートナーズに登録されるのでしょうか,お聞かせください。
 ウ,パートナーズに登録した企業について,学生へのPRとして岡山市が作成しているOKAYAMA COMPANY GUIDEに記載してはどうでしょうか,お聞かせください。
 (3)物流施設の立地について。
 物流業界において,2024年度からトラックドライバーへの時間外労働の上限規制が適用されることから,人手不足や負担軽減,効率化を図るため物流の中継拠点として新たな拠点の設置を検討する事業者も増えてくると考えられます。交通の利便性が高い岡山市が,中継拠点の候補地となる可能性はあると思います。特に高速道路周辺やバイパス周辺などは物流施設立地のニーズが高く,岡山市が進めている外環状線周辺の土地の活用を検討する事業者も出てくるのではないでしょうか。岡山市として,物流施設の立地をどのように支援していくのか,御所見をお聞かせください。
 以上で1回目の質問を終わります。
 御答弁よろしくお願いいたします。(拍手)
○下市このみ 副議長  当局の答弁を求めます。
     〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長  それでは,柳迫議員の質問にお答えいたします。
 私からは物流施設の立地でありますけれども,確かに岡山の地理的特性,そして様々な制度の変更から見て,今物流施設の誘致というのは非常に重要だろうと思っております。したがって,私市長をやらせていただいてから,他都市とのインセンティブの差というのが若干劣るところがあったんで,そこは遜色ないようにしていこうということでやってまいりました。この補助制度と,あと国がつくっている物流総合効率化法というのがあります。その活用によって平成26年度以降,物流軸沿線の市街化調整区域に新たに15件が立地し,令和元年度には空港南団地で地区計画制度の活用により3件が立地したところであります。また,新たに法律が国のほうでできまして,平成29年施行でありますが,地域未来投資促進法によって土地改良事業の受益地であっても一定の農地活用が可能となりました。本年1月には,岡山市で初めてこの未来法を活用した物流施設の立地が決定したところであります。加えて,未来法では,市街化調整区域で開発許可の手続に関する一定の配慮を受けることも可能となっております。道路の開通によって,新たな設備投資を検討する事業者の増加が期待されるところでありますが,この地域未来投資促進法というのがあまり知られていないというようなこともあって,我々のほうではその制度の周知に努めながら立地を検討する事業者を支援していきたいと思っております。
 以上です。
◎中原貴美 市民生活局長  大きな1番,安全・安心なまちづくりについての項,防犯灯への支援についてのうち,まず防犯灯の取替えの申請件数についてです。
 防犯灯の取替え補助については令和3年度から行っており,令和3年度の実績は140灯,申請のあった1町内会当たり約1.6灯,令和4年度は1月末現在で184灯,申請のあった1町内会当たり約1.8灯となっております。
 次に,防犯灯の取替え補助の灯数の根拠等についてです。
 防犯灯の取替え補助の灯数は,年間の故障率を見込んで町内会の平均保有灯数である40灯に満たない場合は3灯,40灯以上については10分の1を上限とし,計画的に更新を行っていただくこととしております。
 なお,急な故障などで取替えが必要な防犯灯が補助上限の灯数を超えて発生することは,これまでの実績からはあまり想定されていませんでしたが,緊急な場合の取替えについては地域防犯の観点から円滑な対応ができるよう検討してまいります。
 次に,防犯カメラ設置支援についてのうち,防犯カメラ設置件数についてです。
 防犯カメラ設置の支援は,令和4年度までの実績は793件となっており,そのうち制度開始となる平成26年度が21件,平成27年度が143件,平成28年度が364件で,開始3年間の合計が約7割を占めています。
 次に,来年度から行う取替え補助の内容について一括してお答えします。
 来年度から行う取替え補助の内容については,自民党新政会を代表されての花岡議員に市長が御答弁したとおりです。
 なお,令和5年度の防犯カメラの設置支援の台数については,1団体当たり新設,更新合わせて年間3台を予定しております。
 次に,4月1日から努力義務化される自転車のヘルメット着用についての企業への周知です。
 企業や事業所への周知は,従業員御本人はもとより,その周囲の方に通勤通学や仕事で自転車を使用する場合のヘルメット着用の大切さや有用性について啓発を進めるためにも重要であると考えております。本市では,関係機関・団体とも連携しながら,企業等が参加する会合などの機会を捉え自転車安全利用五則や改正道路交通法の内容について周知を図ってまいりたいと考えております。
 以上です。
◎平澤重之 都市整備局長  同じ項,まず幹線道路の歩道の街灯整備についてです。
 中央卸売市場前の道路は,令和4年3月策定の岡山市バリアフリー基本計画で移動等円滑化促進地区内の生活関連経路に位置づけられていることから,高齢者や障害者が安全に通行できるよう一定の照度を確保することが必要であると考えております。今後現状を調査し,歩道照明の設置等照度の確保について検討してまいりたいと考えております。
 次に,歩道整備についてのうち,セミフラット形式のメリットについてです。
 セミフラット形式のメリットといたしましては,車道と歩道の段差が緩和され歩道内の傾斜部が少なくなることから,歩道内の平たん部をより広く確保できることとなり,高齢者や視覚障害者,車椅子使用者などを含む全ての歩行者にとって安全で快適な移動が可能になることが挙げられます。
 次に,セミフラット形式に整備していく優先順位についてです。
 歩道のセミフラット形式への整備について,現在優先順位を定めておりませんが,広範囲な車道舗装のやり替えを行う際には,歩道の勾配や沿道の状況も見ながら可能な限りセミフラット形式で整備することとしております。
 次に,天満屋ハピータウン岡南店前の整備スケジュールについてです。
 天満屋ハピータウン岡南店東側の市道三浜町・築港栄町線については,車道舗装の老朽化が進んでいることから,天満屋ハピータウン南側交差点から十一番川までの延長約740メーターについて,車道舗装のやり替えにあわせて歩道をセミフラット形式に再整備する予定としております。整備のスケジュールについては,令和5年度に測量設計を行い,令和6年度から工事に着手し,令和9年度完成を予定しております。
 以上です。
◎林良太郎 都市整備局都市・公園担当局長  同じ項,公園樹木整備について順次お答えします。
 まず,台帳管理の進捗状況についてです。
 公園樹木の台帳作成については,令和2年度は北区管内,令和3年度は中区・東区管内を中心に作業を完了しており,今年度は主に南区管内の作業を行い,今年度中に全ての管内で完成する予定となっております。
 次に,樹木が多い場合の間引く必要性についてです。
 柳迫議員御指摘のとおり,公園によっては樹木の成長により隣り合う樹木が干渉し合い,その結果お互いの生育が損なわれていく場合がございます。樹木の生育が損なわれる場合は,期待されている公園全体の景観形成や公園の持つ心理的効果,環境保全機能などが失われるだけでなく生育不良で枯れてしまうこともあるため,その対策として剪定や移植についてまず御相談させていただき,これらにより改善が見込まれないと判断された場合には間引くことも検討していく必要があると考えております。
 次に,樹木の高さの見解についてです。
 高さが1メートル程度の低木の剪定作業は,地元の愛護委員会などに行っていただき,それを超える高さの樹木については市で行うこととしております。
 次に,本年度の公園樹木の剪定に関する要望件数についてです。
 令和4年度の現在までの剪定要望件数は,全体の総数が227件,このうち北区管内が55件,中区管内が89件,東区管内が56件,南区管内が27件となっております。
 この項最後に,本年度と来年度の剪定予算についてです。
 公園の樹木や街路樹の剪定について,令和4年度は約11億2,000万円,令和5年度は労務費の上昇や資材の高騰なども考慮し約11億8,000万円を計上しております。
 以上です。
◎遠藤千里 岡山っ子育成局長  大きな2番,保育,教育の充実についてのうち,保育園等における利便性向上について,キャッシュレス化の方法やメリット,またスマホ等がない家庭への配慮について一括してお答えいたします。
 来年度予定している市立の保育園等でのキャッシュレス化は,民間の決済システムの活用を想定しており,園から保護者のスマートフォン等へ請求書を送信し,請求を受けた保護者が電子マネーやクレジットカード決済などのキャッシュレス決済方法を選択し支払いを行うことができる仕組みの導入を検討しています。メリットについては,保護者は釣銭が出ないように現金を用意する必要がなくなること,また園では煩雑な集金業務等の負担軽減が図れるものと考えています。
 スマートフォンを使い慣れない保護者の方やスマートフォンがない御家庭が一定数あると考えられますが,このような場合にはコンビニで現金でも支払いができるような,そういったシステムで園において紙で請求書を発行した対応もできるようなものにしたいと考えているところです。
 以上です。
◎三宅泰司 教育長  同じ項,特別支援教育の充実についてのうち,特別支援学級数の傾向,そして施設整備について一括してお答えします。
 岡山市の特別支援学級数は,全国と同様に増加傾向にあります。特別支援学級の施設整備については,学校からの要望を基に工事の内容や今後の教室の転用等を協議し,備品対応も含め対応しております。令和4年度に学級の新増設をした学校のうち,施設整備の要望があった19校全てに対応してございます。
 次に,国への要望,独自の体制構築についてです。
 人員配置については,学校の状況や学級数など様々な実態を総合的に判断して行っており,市独自の非常勤講師の配置など,きめ細やかな指導が可能となるように努めております。
 なお,特別支援学級の配置基準の見直しについては,国に要望しているところでございます。
 以上です。
◎近藤康彦 市民協働局長  3番,地域経済の活性化についての項,SDGs推進パートナーズについて順次お答えします。
 まず,応募状況と業種等の特徴についてのお尋ねです。
 応募状況については,自民党市議団を代表されての山田議員に御答弁したとおりです。
 応募事業者の特徴については,業種では建設業が全体の60%を占めており,次いで卸売業・小売業,製造業の順となっています。また,事業者の規模は,従業員数50人以下が約65%と比較的規模の小さい企業からの応募が多く,裾野の広がりに一定の効果があったのではないかと考えております。
 次に,登録の時期についてのお尋ねです。
 登録時期については,現在応募事業者の申請内容のチェックを急いでおり,今後局内の審査会を経て3月末頃に登録事業者を決定する予定としております。
 次に,OKAYAMA COMPANY GUIDEへの掲載についてのお尋ねです。
 OKAYAMA COMPANY GUIDEへの掲載については,学生へのPRに有効と考えられることから,担当課と協議してまいりたいと考えております。
 以上です。
◎安東功夫 産業観光局産業政策担当局長  同じ項,人材確保について順次お答えします。
 まず,岡山市内就職希望者はどんな仕事を求めているかですが,岡山労働局が発表した令和4年12月分の雇用情勢によると県内職業別有効求職者数で最も多いのが事務的職業の6,332人であり,県内職業別有効求人倍率についても最も低い0.59倍となっております。このことから,就職希望者の職業別就職ニーズは事務的職業が最も高いものと認識しております。
 また,昨年8月と10月に実施した主に新規学卒予定者を対象とした合同企業説明会に参加された方へのアンケートでは,就職先の雇用条件で重視するものとして土日・祝日休みがあることと回答された方が約53%,年間休日が多いことが約51%,残業時間が少ないことが約36%という結果となっていることから,雇用条件面での就職ニーズはワーク・ライフ・バランスの確保された働きやすい職場環境であるものと考えられます。
 次に,OKAYAMA COMPANY GUIDE掲載の企業が求めている人材像ですが,令和5年度卒業生向けに作成したOKAYAMA COMPANY GUIDEは市内企業200社が掲載されており,これらの企業の求めている人材像はチャレンジ精神があることが約32%と最も多く,行動力や主体性があることが約27%,素直で誠実であることが約26%となっております。
 次に,ここ数年のUターン就職率ですが,岡山市内出身者のUターン就職率は把握しておりませんが,岡山県が実施している調査によるとUターン就職率は調査開始時の平成28年度は40.4%でしたが,年々低下し令和元年度に33.6%となりました。令和2年度は,コロナ禍で感染者が多い大都市圏への移動が避けられたと見られ,前年度比2.5ポイント増の36.1%と初めて上昇しました。しかし,令和3年度は前年度比2.4ポイント減の33.7%と再び低下し,コロナ禍前と同様,大都市圏の企業に学生が流れたものと思われます。
 以上です。
○下市このみ 副議長  質問の途中でありますが,午後1時まで休憩いたします。
      午前11時58分休憩
      ~~~~~~~~~~~~~
      午後1時0分開議
○和氣健 議長  午前中に引き続き会議を開きます。
     〔1番柳迫和夫議員登壇〕
◆1番(柳迫和夫 議員)  市長からも答弁いただきまして,ありがとうございました。
 本当に物流の問題というのは,私もちょっとあんまり勉強ができていなかったんですが,今後やっぱりドライバーの方への時間外の規制が入るということで,どんどん物流の問題が表に出てきております。先ほど市長から御説明いただいた地域未来投資促進法も含めて,私もこれ内容まで全然理解できていなかったので,今回ちょっと勉強させていただきました。
 ただ,やっぱり先ほど市長も言われましたように,まだまだ認知されていないという方も多いと思っています。私からも,いろいろPRさせていただきたいなと思っています。よろしくお願いいたします。
 ちょっと再質問を幾つかさせていただきたいと思っています。
 最初,防犯灯とか防犯カメラについて質問させていただきました。先ほど局長からも答弁いただきましたように,やっぱり一応基準として1年間当たりの台数とかあるんですが,先ほど最後に答弁いただいたように少し柔軟に考えていただけるということで,切れたままで放っておくのはちょっとよくないなと思いますので,ぜひ今後ともよろしくお願いいたします。
 じゃあ再質問で,まず公園の樹木の整備についてなんですが,先ほど局長からも答弁いただいたように,剪定とかやっていく中でやっぱり地域要望というのが多い項目だと思っております。公園の樹木を剪定する際に,やっぱり地域からのいろいろな要望があると思うんです。先ほどちょっと言ったように,ここの木は葉っぱが雨どいに詰まって困るんでここを何とかしてほしいとか,もう少し高さを低くしてもらったらそこまで来ないんだけどなみたいなお話があると思いますので,これはその整備をされる際にはぜひ地域の要望も踏まえて整備のほうをしていただきたいなと思いますけど,御所見をお聞かせください。
 もう一つが,特別支援学級についての質問をさせていただきました。お話も教育長のほうから聞きました。本当に設備とか人員というのが,私も実際見に行かせていただくと結構まだまだ必要かなと思っております。教育委員会としても,学校から話があったときに,要望として上がってきて整備をやりますとか新しく教室を増やしますといった際には,教育委員会としてもぜひ現地に行って学校からの話とか先生方からの話,これをちょっと聞いていただいて,学校からこれだけ書面でぽんと来て,これこれこうです,こうやってくださいじゃなくて,一遍やっぱり現地に行ってお話をぜひしていただきたいなと思います。これについての御所見をお伺いして,再質問を終わります。
 よろしくお願いいたします。
○和氣健 議長  当局の答弁を求めます。
◎三宅泰司 教育長  特別支援学級の改造というか,新設においての要望事項ですが,学校から改修,それから新設の要望が来たときに現地へ出向いてということですが,工事になったときには現地に一緒に行かせていただいていると思うんですが,要望の段階ではなかなか現地へ行けていないと思っています。今後そういったことができるように,努力してまいりたいと思います。
 以上です。
◎林良太郎 都市整備局都市・公園担当局長  公園樹木の整備とか管理に対して樹木の高さなどについての要望に応えられないかという御質問だったと思います。
 公園の利用者の方々に対して季節感の演出だとか環境保全,生物多様性の確保,景観,防災などそういった公園樹木というものは様々な役割を担っておりますので,樹木の高さを抑えるということについていろいろな御意見があると認識しております。例えば民地へ越境している公園の樹木ですとか,雨どいに落ち葉が詰まってしまうというような事案について,その剪定については地元の御要望にお応えできるように努めておりますけれども,剪定だけではなかなか対応し切れないというようなものなどについては,それぞれのケースに応じてどんな対応が望ましいのか個別に御相談させていただきたいと考えております。
 以上です。
○和氣健 議長  以上で柳迫議員の質問は終わりました。(拍手)
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