録画中継

令和7年2月定例会
2月28日(金) 予算特別委員会
自由民主党岡山市議会
大月 晴一 議員
■甲第3号議案 令和7年度岡山市一般会計予算について
1 地域の資源をいかした観光振興事業について
2 歴史遺産等を活用した観光誘客事業について
3 農業用ため池改修事業について
4 企業立地推進事業について
5 農業振興について
6 閉校後の小学校,幼稚園の今後の活用について
 次は、順序に従いまして大月委員。

◆大月晴一 委員  皆さんおはようございます。自民党岡山市議団、大月晴一です。
 私も予算特別委員会、このような体制で申しますのは初めてでございまして、頑張っていきたいと思います。
 まず1番、地域の資源をいかした観光振興事業について。
 第10款教育費第25項社会教育費について一問一答でお尋ねします。
 造山古墳前後に築造されたとされる大型古墳9基の測量調査がなされ、新たな倭国論、吉備と大和のつながりを示す新たな遺構や形態の測量結果が発見されたりするのではないかとわくわくしています。史跡万富東大寺瓦窯跡の発掘調査も行われるので、そこからの新事実も楽しみです。
 そこでお尋ねします。
 (1)大型古墳9基の調査スケジュールは決まっていますか。また、調査後の成果は何を目指しますか。
 (2)それぞれの調査の様子を市民にどのように発信していくのでしょうか。調査の見学デー設定のお考えはありますでしょうか。
 (3)造山古墳のできた年代と他の市内の古墳のできた年代が少し明確になりつつあると、先日の観光ガイド養成講座でお聞きしました。その事実などにより、新たな倭国論に変化はありましたでしょうか。
 以上、御所見をお願いします。

○則武宣弘 委員長  当局の答弁を求めます。

◎ 市長  それでは、大月委員の質問にお答えいたします。
 造山古墳と他の古墳のできた年代が明確になりつつあるが、新たな倭国論に変化はあったかということであります。
 新たな倭国論、吉備と大和の2頭政治ということを言っていますが、そのベースとはどういうものなのかですけども、2世紀の後半にできた楯築遺跡、弥生時代最大の遺跡と言われているもの、そしてその周辺にある大規模集落、日本に3つしか発掘されていないという大規模集落、こういうものがあって、そして3世紀、4世紀というのは空白の時代と言われていますけれども、そこは我々推測として、吉備の人間が大和に応援に行っているんではないか、狗奴国と戦っているんではないかということを言っていますけど、ベースとなるものはそういう楯築と集落跡、そして5世紀の初頭にできた造山古墳であるわけです。造山古墳の陪塚である千足古墳、榊山古墳、こういったものが朝鮮半島と特別の関係を持っている。何といっても造山古墳が、同時代の上石津ミサンザイ古墳という履中天皇の古墳があるんです。これが大和にあるわけですけれども、それとほぼ同じ大きさだったというのが大きなポイントになってくる。そして、朝鮮半島に高句麗の好太王の碑が、これは5世紀の頭にできてくるんですが、そこにいろんなことが書かれている、これがベースになっております。
 したがって、今回他の古墳、9つの古墳を今調査をおっしゃっているようにしようとしておりますが、その古墳の状況がどうなのかによって、少なくともそれほど影響はない。逆に、私は補強されるんだろうと思っております。例えば、9つの古墳は、3世紀の後半の浦間茶臼山古墳から5世紀の初頭に出てきている2つの古墳まで、3世紀の後半から5世紀の初頭までのものであります。例えば、2つだけ申し上げると、3世紀後半の浦間茶臼山古墳、岡崎委員が一生懸命やろうとされているものでありますが、これがやはり卑弥呼の箸墓古墳のちょうど2分の1ということになっているんで、3世紀にはどんどん応援していっているとなると、そこから出土するものというのが箸墓と関係しているということが出てくると今の補強材料になってまいります。
 それから、4世紀末から5世紀にかけて3つの古墳があります。これは、例えば造山古墳の石棺が熊本の阿蘇から来ている。陪塚の千足古墳が天草から来ている。榊山古墳というのは朝鮮半島からいろんなものが来ていて、それ以外に他の古墳で見つかっていない独自性を持っている、こういうのがあるんですけれども、同じようなものが4世紀の末から5世紀の初頭って見つかってくるんではないかというようなことも考えられます。そうなってくると、よりこの新しい倭国論が、先ほど言ったように補強されていくんではないかなと思っている次第であります。
 取りあえず、今は測量でありますけれども、次のステップに早く進みたいなと思っている次第であります。
 以上です。

◎ 教育長  1、地域の資源をいかした観光振興事業についての項、市長答弁以外、順次お答えします。
 まず、大型古墳の調査スケジュールと成果の目指すものについてのお尋ねです。
 大型古墳の調査は、レーザー測量の技術を使って、空中から放ったレーザーが地面から跳ね返る時間により、古墳の形や大きさを正確につかむものです。したがって、一般的には、障害物としての木の葉や地面の草などが少ない冬季が適切と言われています。今後、現地の状況などを踏まえ、測量の時期を検討していきたいと考えております。
 また、測量の成果を新たな倭国論の検証や研究に生かすとともに、地域の誇りの醸成や関係部局と連携しながらの情報発信に努めてまいりたいと考えております。
 次に、調査の様子をどのように発信するのか、見学デーの設定についてのお尋ねです。
 調査は、空中にドローンなどを飛ばして実施するものであるため、その様子の発信や見学デーは想定しておりませんが、古墳の形や大きさといった調査結果については分かりやすい説明を加えるなど、様々な方に興味関心を持っていただけるよう発信してまいります。
 以上です。

◆大月晴一 委員  市長、ありがとうございました。
 私もこの前、勉強に行きまして、その中ですごいいろんなことができるんだなって、そのときに特に気になったのが、今回の古墳の関係で足守川流域ということで、造山古墳とかそのあたりがピックアップされてきたんです。だから、今までは陣屋町足守をやっていたんですけど、今度は足守がまた古墳に行ったら、3世紀、4世紀、5世紀の話まで上っていくと、また新しい気になることが生まれるんだなというので、今回特に質問させていただきました。
 特に今回、大型古墳9基について、皆さんにもお話ししたいんで説明したいと思います。これは、大体東区から北区にかけてあります。一番古いのが東区にある浦間茶臼山古墳、そして北区吉備津にあります中山茶臼山古墳、そしてその隣の尾上にあります尾上車山古墳、そして北区中井町にある神宮司山古墳、そして中区沢田にあります金蔵山古墳、そして中区湊の湊茶臼山古墳、そして7番目、8番目が稲荷大社のそばにあります、平山にあります小盛山古墳、そして佐古田堂山古墳、そして9つ目が造山古墳のそばにあります小造山古墳と続きまして、この大きさが大体108メートルから158メートルということで、本当にでかいんです。それで、大型古墳9基と言われております。私もまだどれも見たことはないんですけど、これから時間を取って見に行きたいなと考えております。
 質問でありますけど、こちらのそれぞれ9基の古墳について、紹介看板とか、ない場合にはそういった整備をしていただけるでしょうか、御所見をお願いいたします。

◎ 教育長  調査の成果等を看板にということですが、調査の成果等については、観光部門などとも協議して、どのような発信方法が効果的かなど検討してまいりたいと思います。
 以上です。

◆大月晴一 委員  では、2番、歴史遺産等を活用した観光誘客事業について。
 第7款商工費第1項商工費について一問一答でお尋ねいたします。
 岡山の歴史や地域の魅力を発信していく事業の幅がどんどん広がり、各地域に誇れる新しい歴史文化が育ち、人が集まり、にぎわいが生まれていると実感できています。人が増えると新しい商売も生まれ、イベントも規模が拡大しています。とてもうれしく思います。
 そこでお尋ねします。
 (1)新たな倭国論で注目を集めようとしている造山古墳の往時の姿が再現される計画と聞いています。VRで岡山城、造山古墳、ARで万富東大寺瓦窯跡の3つが作られますが、それぞれのVR映像等がいつ頃完成するのかお聞かせください。
 (2)出来上がった上で、歴史観光ウェブサイト、おかやまレキタビとどのように連携させるのかお示しください。
 (3)新たな倭国論で吉備と大和の関係性が解き明かされ、桃太郎伝説や戦国宇喜多家などの歴史ファンにとって話題豊富な岡山になってきていると思います。歴史ファンに向けた効果的な情報発信について、観光大使を立てるとか、そういったことについていかがでしょうか。
 以上、御所見をお願いします。

○則武宣弘 委員長  当局の答弁を求めます。

◎ 観光・MICE担当局長  岡山城、造山古墳のVR映像、万富東大寺瓦窯跡のARはいつ頃完成するのかの完成時期についてですが、岡山城VR映像は令和7年度末、造山古墳VR映像と万富東大寺瓦窯跡ARは令和8年2月の完成予定です。
 完成したVR等とおかやまレキタビとはどのように連携するかについてです。
 おかやまレキタビは、市内各地に残る歴史ストーリーに歴史秘話や関連スポットなどの観光情報を盛り込んで紹介しているものです。レキタビにVR映像等の制作過程や情報を紹介し、現地を訪れていただくよう、情報発信してまいります。
 歴史ファンに向けた効果的な情報発信について観光大使を立てるなどしてはについてです。
 現在、岡山城の展示リニューアルで監修いただいた歴史学者の磯田道史氏に宇喜多家や日本遺産の発信に御協力いただいているほか、岡山城のイベントでは謎解きクリエーターの松丸亮吾さんを起用するなどしております。
 また、古墳シンガーのまりこふんさんと古墳を巡るツアーや、歴史好き芸人ユニットロクモンジャーと宇喜多直家公の足跡をめぐるツアーを開催し、県内外の参加者から好評いただいています。
 ターゲットやコンテンツごとにどういった情報発信の方法がふさわしく、より効果的か、観光大使も含め、様々な方法を検討してまいりたいと思います。
 以上です。

◆大月晴一 委員  どんどん夢が膨らんでいくので、私も楽しみが増えていっていいと思います。
 それでは、質問させていただきます。
 今も観光大使、どのような人がいいでしょうかと言っていただいたので、それは省きまして、もう一つ、今度そういったものを使って、来年度予定されている企画とかありましたら。特に去年もJR線のラッピングであるとかいろいろあったと思うんですけど、そのあたりがありましたらお聞かせください。

◎ 観光・MICE担当局長  来年度ラッピング列車の予定はありませんが、今まで行ってきた効果的な方法を引き続き実施するとともに、今後事業内容等により新たな方法を取り入れるなど工夫しながら情報発信に努めてまいりたいと考えております。例を挙げますと、トークイベントの開催でありますとか、新聞広告の掲載、お城EXPOなど県外城郭イベントへ出展したPR、あるいは万富東大寺瓦窯跡のデザインマンホールを作るなどを今のところ考えております。
 以上です。

◆大月晴一 委員  質問させていただきます。
 現地に来ていただけるのが大切だと思います。私も前回参加しましたボランティアの講座の中で見えました岡山の宝物、桃太郎に出会う旅というリーフレットがありまして、その中に写真と同時にその脇にQRコードがどんどん出ていまして、特に造山古墳なんかですとQRコードを携帯に読み込みますと、その携帯の画像で造山古墳のたもとからずっと空に飛んで、そして周りがどういう景色かが出てきました。それを見ることで、何かこんなんがあるんだったら、もう一度造山古墳の上から周りを見てみたいなというふうな感じになったりしたんですけど、そういったものがあるとより一層現地にいろんな方が来てくださるんじゃないかなと思うんです。リーフレットは結構分厚くて大変なんで、簡単な見開きくらいでもいいと思うんですけど、写真とQRコードが載ったようなものを作っていただけたらありがたいなと思うんですが、いかがでしょうか。御所見お願いします。
 以上です。

◎ 観光・MICE担当局長  本市では、ドローンを使った動画とか、いろんなウェブサイトを作っております。そして、パンフレットを作ったときに、そういうパンフレットのコンテンツに関わる2次元コードが掲載しておりましたら、委員おっしゃるように、そこに誘導して、さらに情報を得ていただく、あるいは深く見ていただく、旅の前であれば来訪意欲を高めることにつながると考えております。
 QRコードをまとめて掲載するか、あるいはそうやってコンテンツに関わるところに工夫して掲載していくかは、これからまた効果的な掲載方法を考えていきたいと考えております。
 以上です。

◆大月晴一 委員  では、3番に移ります。
 農業用ため池改修事業について。
 第6款農林水産業費第1項農業費について一問一答でお尋ねします。
 (1)市内全域で令和7年度改良及び廃止を行うため池の数と予算をお示しください。
 (2)危険度の高いため池から順次改修工事を行っているとのことですが、工事は順調に行われているのかお聞きします。
 (3)令和5年11月定例議会において、我が会派の議員から指摘のあった東区上道沼地区にある防災重点ため池、青津池の堆積された土砂の搬出について、今年度からどのように搬出するのか、また費用はどのくらいかかるのか教えてください。
 以上、御所見をお願いします。

○則武宣弘 委員長  当局の答弁を求めます。

◎ 産業観光局長  大きい3番、農業用ため池改修事業について順次お答えいたします。
 (1)令和7年度に改良及び廃止を行うため池の数とその予算について。
 令和7年度予定のため池の改良は8か所で、予算額が1億4,600万円、廃止は5か所で、予算額は1億円を計上しております。
 (2)ため池の改修工事の進捗状況について。
 ため池の改修は、劣化状況調査の結果を基に、危険度を考慮し、年10か所弱程度を行っております。現地の状況や地元関係者との調整などで実施箇所の入替えはありますが、おおむね順調に進んでいると認識しております。
 この項最後に、(3)青津池の土砂の搬出内容とその費用についてお答えいたします。
 青津池の土砂搬出については、取水の必要がなくなる令和7年10月から11月の期間に約5,000立米の土砂を搬出する予定です。費用は1,500万円を見込んでおります。
 なお、搬出した土砂は、近隣池の廃止工事に使用する予定となっております。
 以上でございます。

◆大月晴一 委員  では、4番に移ります。
 企業立地推進事業について。
 第7款商工費第1項商工費について一問一答でお尋ねします。
 吉備スマートインターチェンジ周辺で物流施設の工事が進んでいます。地域経済の活性化、雇用を創出するため、岡山市として工場や物流施設の新設、市内既存工場の再投資等による設備投資を促進しようとしています。
 そこでお尋ねします。
 (1)令和7年度から物流施設に対する補助金を拡充予定と聞いていますが、その内容と理由をお示しください。
 (2)雇用が増えるのも大切と感じますが、令和7年度から工場、物流施設等の補助金の雇用要件が撤廃予定と聞いていますが、どのような理由によるのでしょうか。
 以上、御所見をお願いします。

○則武宣弘 委員長  当局の答弁を求めます。

◎ 産業観光局長  大きい4番、企業立地推進事業についてお答えいたします。
 (1)物流施設に対する補助金拡充の内容と理由について。
 本市は、中四国の広域交通のクロスポイントに位置し、優れた広域拠点性を有することなどから、平成30年度から補助制度を設け、物流施設の立地を促進してまいりました。物流業界においては、2024年問題等により人手不足が深刻化し、自動搬送装置など省人化や省力化を図るための大型の設備投資が必要不可欠な状況と伺っており、今月上旬には岡山県倉庫協会から物流施設の立地に対する支援の拡充について御要望をいただいたところです。こうした状況を踏まえ、令和7年度から現行の土地、建物に加え、設備投資に対する補助金を追加し、あわせて人材確保奨励金を増額することといたしました。
 続いて、(2)補助金の雇用要件の撤廃理由についてお答えいたします。
 工場や物流施設の立地等に対する補助制度は、用地面積、投資額及び雇用者数を主な要件としており、中小企業が工場を新設する場合、10人以上の雇用者の増加を必要としています。一方、市内事業者や経済団体からは、人材の確保が困難で、現在の補助制度では要件を満たすことができないなどの御意見をお伺いしているところです。
 人材確保が年々厳しさを増す中、要件緩和により補助金を活用しやすくすることで企業の立地をさらに進めるため、他都市に先駆けて補助制度の改正を行うものです。
 以上でございます。

◆大月晴一 委員  次に移ります。
 5番、農業振興について。
 第6款農林水産業費第1項農業費について一問一答でお尋ねします。
 岡山市農林水産振興アクションプランも令和7年度で終了します。岡山市は、災害が少ない恵まれた気候風土の下で、米、麦をはじめ果実、野菜などの生産が営まれており、全国有数の農業都市として知られています。中でも、白桃やマスカット、ピオーネなどの果物は、ブランド農産物として市場から高い評価を受けています。活力ある農業振興を推進していく上で、しっかりとした農林水産業費の予算が必要ではないかと感じます。
 そこでお尋ねします。
 (1)園芸作物関係の予算額が前年度に対し47%増額されています。増額の要因は何でしょうか。
 (2)園芸作物は、道の駅、サービスエリアでゼリーやスイーツなどに入っているのをよく見かけます。そのような6次化に向けた支援はあるのでしょうか。
 (3)農業振興していく上で、今後どのような事業に予算が必要なのか、その認識をお示しください。
 (4)きめ細やかな新規就農サポート体制による支援の実施とあります。新規就農において様々な補助制度が用意されており、経営開始の早期の経営確立を支援する資金もその一つです。本資金の令和7年度の支給予定者は何人でしょうか。
 以上、御所見をお願いします。

○則武宣弘 委員長  当局の答弁を求めます。

◎ 産業観光局長  大きい5番、農業振興について順次お答えします。
 (1)園芸作物の予算が増額された要因、(3)どのような事業に予算が必要なのかについて一括してお答えいたします。
 園芸作物生産流通対策事業費については、農業者の方々への要望調査を基に予算化しております。来年度、岡山ブドウ産地強靱化事業への要望が多かったことなどから1,260万円増額し、3,940万円を計上しております。
 農業を持続的に維持、発展させていくためには、新規就農者や担い手の農業経営規模拡大を図るとともに、近代化、効率化のための機械、設備の導入や環境に配慮した農業に対しても支援を行いたいと考えております。
 続いて、(2)6次化に向けた支援はあるのかについてお答えいたします。
 農産物の6次産業化は、農業者の所得向上や地域の活性化など様々なメリットが考えられます。本市では、岡山市農産物ブランド力向上チャレンジ事業補助金を設け、試作品開発に必要な原材料費、用品費など必要な経費の一部を補助し、農産物加工品の商品開発を支援しているところです。
 この項最後に、(4)早期経営確立の支援をする資金の支給予定者は何名いるのかについてお答えいたします。
 国の新規就農者育成総合事業において、経営開始直後から49歳以下の方に対し、最大年間150万円、最長3年間支給するなどの制度がございます。本市におきましては、令和7年度に24名の方に資金を支給する予定としております。
 以上でございます。

◆大月晴一 委員  御答弁ありがとうございました。
 再質問に入らせていただきます。
 ゼリーやスイーツなど加工されて販売される6次化支援についてお尋ねします。
 知人たちが焼き菓子作りを行っています。それを応援、指導していただける施策はありますか。また、ブランド向上チャレンジ事業補助金の対象になりますか。お願いします。

◎ 産業観光局長  大月委員が先ほどおっしゃられた知人という方々が、生産者であるかどうかというようなところが1点あるんですが、ブランド力向上チャレンジ補助金につきましては生産者を対象に今考えてございます。生産者の方が、例えば焼き菓子を作るということであれば対象になります。具体的な計画をお持ちであれば、ぜひ担当のほうに御相談いただければ、我々として対応させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

◆大月晴一 委員  いろいろ勉強していく中で、そのあたりのいけるものといけないものというのがいろいろ分かってきたんで、またこれを周りに広めたいと思っております。ありがとうございました。
 再々質問させていただきます。
 就農サポート体制について。
 就農に向けて、市内外で行われている相談会への参加が有効かと思われます。来年度、就農相談会への参加は何件予定しているのでしょうか。また、過去の相談会で就農希望者の方から相談の多かった作目は何だったでしょうか。御所見をお願いします。

◎ 産業観光局長  就農相談会についてですが、今回、就農の相談会への参加につきましては、市内が3回、市外では東京3回、大阪3回を予定しております。過去の相談会での相談の多かった作目に関しましては、やはり桃、ブドウなどの果樹が多かったと聞いてございます。
 以上でございます。

◆大月晴一 委員  御答弁ありがとうございました。
 続いて、6番、閉校後の市内小学校、幼稚園の今後の活用について。
 第2款総務費第1項総務管理費について一問一答でお尋ねします。
 (1)現在、周辺地域に6校の閉校後の小学校があります。このような廃校をはじめ、未利用地全般の利活用を検討いただいているところですが、来年度予算にはどのような内容が盛り込まれていますでしょうか。また、今後、未利用地の利活用をどのように進めていくでしょうか。
 (2)文部科学省の廃校活用事例集を見ると、地域の声を反映したような利活用案となっているように見受けられます。本市でも地域からの要望などを踏まえた事業者の公募を行っていただきたいと思いますが、御所見をお願いいたします。

◎ 財政局長  閉校後の小学校、幼稚園の今後の活用について2点の御質問がありました。
 令和7年度予算案におきましては、貸付けなどを行う際に境界確定が必要となる場合などに備えて、手数料500万円を計上しております。来年度は、まず新たに全庁横断的な組織として、(仮称)市有地活用検討部会を速やかに立ち上げ、その後同部会において情報収集や情報共有、活用施設の選定、立案、公募条件の決定、民間公募から貸付料の無償、減額を含めた提案の審査を経て方針決定へと進め、民間等による幅広い利活用につなげていくよう考えております。
 また、事業者の募集に当たりましては、募集要項に可能な範囲で地域要望の反映を図りたいと思います。
 以上です。

◆大月晴一 委員  本当に今地域のほうで閉校された学校に行って様子を見させてもらったりしている中で、いろいろ気配りしていただいておるのを感じておりますので、今後とも御支援のほうよろしくお願いします。
 再質問に入らせていただきます。
 活用において、地域の活発化に役立つという基本で、今までどおりいろんな御相談に乗っていただけますでしょうか。御所見をお願いします。

◎ 財政局長  先ほどお答えいたしましたように、募集要項に当たっては、まず地域の声をしっかりとお聞きした上で、反映できるものは反映したいと考えておりまして、できる限り地域の方の御希望に添えるように頑張ってまいりたいと思います。
 以上です。

◆大月晴一 委員  最近、私のエリアにも、そういったことでちょっと借りたいんだとか、そういうふうないろんな話も来るようになっておりまして、それでまた地域の方が使いたい方のところへ呼ばれて行ったりして、見学とか行われたりするようになりました。
 やっぱり地元のほうからもいろんな案が出てきます。それで、特に閉校されたところは周辺部なんで、周りが田んぼにいっぱい囲まれていたり、それからこんなふうに使えないかな、あんなふうに使えないかなと、特にキャンプ場に使えないかな、周りの休耕田を使ってどうかできないかなということもあったりするんです。普通に考えると調整区域の学校用地なんでなかなか規制もあるかと思うんですが、そのあたり、どういう形でできるのかについて、どちらへお尋ねすればいいのかなと思うんですけど、窓口がもう少し分かればと思いまして、御所見をお願いします。
 これで終わろうと思います。

◎ 財政局長  委員御指摘のとおり、市街化調整区域に存在する施設につきましては、その用途変更等に一定の制約があるということでございます。そういったことにつきましては、今回活用のスキーム、財政局の財産活用マネジメント推進課で一括して窓口を持ちたいと思っておりますので、そちらのほうにお問合せいただけましたら関係部局に確認した上でお答えするなり、募集の要項にはきちんとどういったことに使えるということも明示した上で募集していく、そういうことになろうかと思います。
 よろしくお願いいたします。

○則武宣弘 委員長  以上で大月委員の質疑は終了いたしました。
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