録画中継

令和7年2月定例会
3月3日(月) 予算特別委員会
公明党岡山市議団
福吉 智徳 議員
■甲第3号議案 令和7年度岡山市一般会計予算について
1 岡山ブランド農産物育成事業について
2 担い手育成対策事業について
3 消防各種研修受講について
4 ふれあい収集について
    午前10時0分開会

○則武宣弘 委員長  ただいまから予算特別委員会を開会いたします。
 本日の委員会記録署名委員に田中委員を指名いたします。
 それでは、日程に従い審査を進めたいと思います。

△1 質疑
  甲第3号議案 令和7年度岡山市一般会計予算について
  甲第4号議案 令和7年度岡山市国民健康保険費特別会計予算について
  甲第5号議案 令和7年度岡山市用品調達費特別会計予算について
  甲第6号議案 令和7年度岡山市災害遺児教育年金事業費特別会計予算について
  甲第7号議案 令和7年度岡山市公共用地取得事業費特別会計予算について
  甲第8号議案 令和7年度岡山市財産区費特別会計予算について
  甲第9号議案 令和7年度岡山市学童校外事故共済事業費特別会計予算について
  甲第10号議案 令和7年度岡山市母子父子寡婦福祉資金貸付事業費特別会計予算について
  甲第11号議案 令和7年度岡山市介護保険費特別会計予算について
  甲第12号議案 令和7年度岡山市後期高齢者医療費特別会計予算について
  甲第13号議案 令和7年度岡山市公債費特別会計予算について
  甲第14号議案 令和7年度岡山市立総合医療センター病院事業債特別会計予算について
  甲第15号議案 令和7年度岡山市病院事業会計予算について
  甲第16号議案 令和7年度岡山市水道事業会計予算について
  甲第17号議案 令和7年度岡山市工業用水道事業会計予算について
  甲第18号議案 令和7年度岡山市市場事業会計予算について
  甲第19号議案 令和7年度岡山市下水道事業会計予算について
  甲第20号議案 刑法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について
  甲第21号議案 岡山市議会の各会派に対する政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第22号議案 岡山市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第23号議案 岡山市職員等の旅費等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について
  甲第24号議案 岡山市の組織及びその任務に関する条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第25号議案 岡山市財産条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第27号議案 岡山市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第28号議案 岡山市保健衛生関係事務手数料条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第29号議案 岡山市公衆浴場法施行条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第30号議案 岡山市旅館業法施行条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第31号議案 岡山市地域包括支援センターの職員等に係る基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第32号議案 岡山市養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第33号議案 岡山市特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第34号議案 岡山市軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第35号議案 岡山市指定通所支援の事業等の人員,設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第36号議案 岡山市指定障害児入所施設等の人員,設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第37号議案 岡山市指定障害福祉サービスの事業等の人員,設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第38号議案 岡山市指定障害者支援施設等の人員,設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第39号議案 岡山市障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第40号議案 岡山市障害者支援施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第41号議案 岡山市指定居宅サービス等の事業の人員,設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第42号議案 岡山市指定介護老人福祉施設の人員,設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第43号議案 岡山市指定介護予防サービス等の事業の人員,設備及び運営並びに指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第45号議案 岡山市保護施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第46号議案 岡山市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第47号議案 岡山市一時保護施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について
  甲第49号議案 岡山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第50号議案 岡山市幼稚園型認定こども園,保育所型認定こども園及び地方裁量型認定こども園の認定の要件を定める条例の一部を改正する条例の制定         について
  甲第51号議案 岡山市乳児等通園支援事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について
  甲第52号議案 岡山市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第53号議案 岡山市立認定こども園条例等の一部を改正する条例の制定について
  甲第54号議案 岡山市環境基本条例の制定について
  甲第55号議案 岡山市公共物管理条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第58号議案 岡山市港湾水域占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第59号議案 岡山市建築関係事務手数料条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第60号議案 岡山市開発行為許可事務,宅地造成等に関する工事許可事務等手数料条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第61号議案 岡山市埋立行為等の規制に関する条例を廃止する条例の制定について
  甲第62号議案 岡山市農業集落排水処理施設条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第63号議案 岡山市中央卸売市場業務条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第64号議案 岡山市立の小学校,中学校及び義務教育学校の教育職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第65号議案 岡山市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
  甲第66号議案 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について

○則武宣弘 委員長  日程第1、甲第3号議案令和7年度岡山市一般会計予算について以下59件の議案を一括して議題とし、質疑を行います。
 それでは、順序に従いまして福吉委員。

◆福吉智徳 委員  皆さんおはようございます。2年ぶりの質問になります。公明党岡山市議団の福吉智徳です。
 早速ではございますが、甲第3号議案令和7年度岡山市一般会計予算第6款農林水産業費第1項農業費中、岡山ブランド農産物育成事業について質疑いたします。
 岡山ブランド農産物育成事業費は1,600万円計上されています。事業補足資料によれば、大阪・関西万博に向けた関西圏での広報や販売促進活動と記述されています。安全でおいしい岡山の農産物を知っていただく機会と捉え、広報活動を行うものと推察いたします。
 ただ、万博という性質上、国内はともかく海外からの観光客に向けても広報されるものと思われます。販路拡大の視点に立てば、当然輸出も視野に入れた起点の事業ではないでしょうか。
 そこで、改めて本事業の内容と、岡山ブランド農産物の輸出についての考えをお聞かせください。

○則武宣弘 委員長  当局の答弁を求めます。

◎ 産業観光局長  大きい1番、岡山ブランド農産物育成事業について、岡山ブランド農産物育成事業の内容と輸出についての考えについてお答えいたします。
 来年度、大阪・関西万博に来られる訪日観光客などに向けた飲食店で岡山市産の食材を使った岡山地産メニューフェアやホテル等への市産農水産物を使った食材の提供など、知名度の向上と販路拡大を図る事業を予定しております。
 輸出につきましては、国内で高く評価されている桃、ブドウは海外でも高級路線として通用することから、富裕層が多い国、地域に向けた輸出が可能ではないかと考えてございます。
 以上です。

◆福吉智徳 委員  農林水産省は2月4日、2024年の農林水産物・食品輸出額が前年比3.7%増の1兆5,073億円になったと発表いたしました。日本食レストランの増加やインバウンドによる日本食の人気の高まりなどを背景に、12年連続で過去最高を更新しています。主な内容は、アメリカで17.8%の増、これは原発処理水問題で中国の水産物禁輸を受けアメリカが受皿になったものであります。次に、台湾が11.2%の増、特にホタテガイや贈答用として人気のリンゴなどが伸びた要因とされています。逆に中国は29.1%の減、香港は6.6%の減だったそうです。政府は2025年、輸出額を2兆円とする目標を掲げています。このような状況下の中で、具体的な岡山の農産物の輸出事例があるのでしょうか。あるのであればお示しください。また、輸出に向けた課題等があれば、その内容についても御説明ください。

◎ 産業観光局長  輸出の事例と課題についてお尋ねいただいたと思います。
 岡山市産の農産物は、主に台湾等の東アジアに輸出されているとお聞きしております。ブドウで成功されている農家の方がいらっしゃるというのは、我々としても承知しているというか、聞いているところです。一方、課題としましては、まず輸出先での販路の確保と、そしてあとは安定した出荷量の確保など様々な課題があります。我々として最も課題と考えているのは、検疫がございまして検疫における品質管理の課題については、例えば岡山でいえば桃が特になんですけど、桃などの果実を食害するモモシンクイガというものが発見された場合、果実の輸出が全て停止されるおそれがあり、慎重な対応が必要であると考えております。
 以上です。

◆福吉智徳 委員  岡山市は、もうかる農業に取り組んでいます。今後課題を整理し、輸出にも力を入れた事業になるよう強く思えました。この事業はある意味、海外に目を向けた未来への投資と考えてもよいのではないでしょうか。国も、農林水産物・食品輸出を増やすよう計画されています。また、先ほど事例をいただきました市内でも、ブドウの輸出で成功している事例もあるということでございます。令和7年度に実施される岡山ブランド農産物育成事業が単なる広報という性質で終わるのではなく、これが起点となり本来の事業名のとおり岡山の農産物を育てていく、販路拡大を図っていくものにしなくてはなりません。
 ただ、万博の開催は目前であります。スピード感を持って課題の整理、それから対策に臨んでほしいと思います。改めて局長の御決意をお聞かせください。

◎ 産業観光局長  輸出等に対してスピード感を持って臨まないかという御質問だと思います。
 ちょうど令和6年12月25日になりますが、全農岡山県本部が桃とブドウについて継続的に輸出に取り組む輸出取組の手本となるフラッグシップ輸出産地の認定を国から受けたところでございます。我々としても、認定を受けてどういったことになるのかというと、認定産地との交流会や海外バイヤーとの商談会などの支援が受けられるとお聞きしております。私自身もう2年ぐらい前になりますか、こういう農産物の輸出をされている大阪の仲卸事業者の方がいらっしゃるということで1度お話を聞きに行きました。それで、先ほど言ったような課題であるとか、いろんなことを教わってきたところです。先ほどの課題って結構ハードルはそれなりに高いところがありますので、1つずつ解決しながら、そしてまた生産者の方が輸出に向けて取り組んでみようかという、まずは気になっていただけるような、そういったところも含めて先ほど申しましたフラッグシップ輸出産地の認定も受けたところですので、どういったことが可能なのか、JAとか生産部会とか、いろんなところの関係者と話をしてまいりたいと思います。
 以上です。

◆福吉智徳 委員  よろしくお願いしたいと思います。先ほども、ちょっとブドウの話が出ました。私の地元である小串でシャインマスカットを一生懸命やっている方が物すごく売れたと、それも輸出で売れたという話でありましてしっかりと、何か地域では常に担い手がもうどんどんどんどんやめていかれる、そういう雰囲気がありますので、改めてこういうところへもちょっと希望の光だと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 次に移ります。
 同じ款項中の担い手育成対策事業について質疑いたします。
 農家の担い手不足は年々深刻な状況です。兵庫県三田市は、障害者らが農業に携わることで就業機会の確保や農家の担い手不足解消につなげている農福連携の裾野を広げる試みに力を入れています。昨年6月、政府は農福連携の推進に向けた新たなビジョンを策定し、2030年度までに農福連携に取り組む主体を倍増させる目標を掲げました。この動きに先立ち、三田市は2023年4月から庁内に農福連携のマッチングを支援するワンストップ窓口を開設いたしました。互いに求める作業や賃金などの要望内容のすり合わせを支援しています。これまでにピーマンの袋詰めや耕作放棄地の草刈り作業など、7件のマッチングに成功しています。その中で、野菜の収穫と牛舎清掃にマッチングした牧場があり、引率する福祉事業者から一人一人の障害者の個性を理解してくれた上で親身に相談に乗ってくれるのがありがたいと感謝の言葉を市に対して述べています。また、80歳の牧場経営者からは、若い人たちと一緒に楽しくできている、こちらも元気になると語っています。高齢化が進む農業の発展へ、この農福連携事業の広がりに期待が寄せられています。
 岡山市は、担い手育成対策事業費として9,200万円計上されています。農福連携事業の考えがこの事業費にあるのか、また令和7年度中にそのような計画があるのか、お聞かせください。

○則武宣弘 委員長  当局の答弁を求めます。

◎ 産業観光局長  大きい2番、担い手育成対策事業について、農福連携事業の事業費とその計画についてお答えいたします。
 農福連携事業に関する予算は計上しておりません。ただし、来年度障害者の農業分野での活躍、社会参画を支援、推進し、あわせて農業分野での新たな働き手の確保、地域農業の振興を目的として設立されました農福コンソーシアム岡山への参画に向け、現在事務局と協議を行っているところです。
 以上です。

◆福吉智徳 委員  今予算は計上されていないということですけど、来年度行おうとしているコンソーシアム、これはこの岡山市が参画しようとしている農福連携、一つの事業ではありますけれども、それをやろうとした場合にこの担い手育成対策事業費を使うのか使わないのか、もう一度その点を改めてお聞かせください。

◎ 産業観光局長  農福連携事業の予算は担い手育成対策事業費を使うのかという御質問だと思います。
 まず、農福連携によって圃場の規模拡大ということなどであれば、担い手育成対策事業費により事業を検討したいと思います。
 ただ、例えばよく問題になるのが圃場でのトイレであるとか、障害者の方々が農業技術を習得されるような場合、これは我々の担い手育成対策事業費ではなく国から直接補助事業などがございますので、そちらのほうを使っていただけるよう紹介していきたいと思っています。いずれにしましても、先ほど申し上げました農福コンソーシアム岡山の協議会等の御意見を伺いながら、我々この農福連携に参画していくに当たってどういった事業が必要なのか、そのあたりをお聞きしながら支援の検討をしてまいりたいと考えてございます。
 以上です。

◆福吉智徳 委員  いわゆるお金の財布の出口が国から来るのかということで、この事業を使う使わないという形が出てくるのかなと、そういう答弁でありましたけれども、先ほども述べたようにいろんな担い手の部分では障害者のところが助かっているというお話もあります。全てが全てこれに当てはまるのかといったら、そうではないと思いますけれども、ただこの農福連携事業というのは一つの選択肢としてはあり得る話でありますので、最後になりますけどもう一度この岡山市、局長含めて農福連携事業に対する考えをお聞かせ願えますか。

◎ 産業観光局長  農福連携事業に対する市の考えについてという御質問だと思います。
 農福連携は今始まったばかりでなくて、もう随分前から言われている内容で、我々としてもどういったことがあるのかというのはいろいろ情報であるとか協議会の正式参加はまだしてございませんけれども、関係者といろんな話を聞いてきました。その障害者の方々の就労とか生きがいづくりの場を生み出すということが1点と、もう一つ農業サイドから見るとやはり今担い手が不足していたり高齢化が進んでいく中で、新たなその働き手の確保という面で農福連携というのは一つの選択肢として上がってきているんだと我々としては認識しています。農福連携も最初、始まった頃と違って今はいろんな形態でされています。単純な労働だけではなくて、近々のことで言ったらコチョウランを栽培する会社ができて、そこでいろんな技術を習得されたりとか、いわゆるパック詰めであったりとか、選花というより分けるような、そういった単純なところだけではなくて、高度な栽培も農福連携の中で今やられているということもいろいろ調べたり聞いたりしています。我々どこからできるのか、市としてどこからやっていくのかということに関しましては、やっぱりJAとか農業者の方々とまずは話をして、どういった参画ができるのか、必要な取組が何なのかということを先ほど言いました協議会にも参画しますし、始めて聞いて何ができるのか検討していくという、それぐらいの段階ではありますが、今後ちゃんと進めていきたいと考えてございます。
 以上です。

◆福吉智徳 委員  始めるということが大事だと思いますので、またひとつよろしくお願いしたいと思います。
 次に移ります。
 第9款消防費第1項消防費中、各種研修受講について質疑いたします。
 各種研修受講負担金として8,578万9,000円計上されています。過日山陽新聞に、全国各地の消防本部や消防署で2023年度に暴力や性的嫌がらせなどハラスメント行為が少なくとも176件発生し、幹部級を含む206人が懲戒処分されたと掲載されておりました。この記事によると、有識者は多発の背景に厳しい上下関係や階級制など特殊な職場環境があると指摘、放置すれば人材確保が一層難しくなり地域の防災力低下につながるおそれもあるとし、再発防止に向けた研修強化など対策を求めていました。令和7年度のハラスメント対策の講習、研修会計画をお示しください。特に令和6年度は不祥事事案が発生いたしました。ハラスメント対策も含め、特出しして実施した講習、研修会はあったのでしょうか。
 よろしくお願いします。

○則武宣弘 委員長  当局の答弁を求めます。

◎ 消防局長  3、各種研修事項についての項、令和7年度におけるハラスメント対策の講習、研修会計画、令和6年度に実施した講習、研修会についてお答えいたします。
 当局では、令和7年度に外部講師を招き管理職を対象とした不祥事・ハラスメント防止研修を行うとともに、受講した職員が各所属において研修を実施し全職員に内容の周知徹底を図る予定としています。また、職員からの相談に対応するため、各所属に配置したハラスメント相談員、支援員や階級別の昇任者を対象とした研修を行うとともに、ハラスメント通報制度や相談窓口などについてより一層の周知を行ってまいります。
 今年度は不祥事が発生したことに対し、部長級職員が各消防署を巡り全職員を対象に不祥事・ハラスメント防止研修を実施しております。
 以上です。

◆福吉智徳 委員  令和7年度は外部講師を招いて研修会をやるということなんですが、不祥事が起きて今回この外部講師、今年度外部講師を招いて研修会を開いたりだとか、また出向いていったりだとか、そういったことは実施されたのでしょうか。

◎ 消防局長  外部講習会の参加や外部講師を招いての講習、研修の実施についてです。
 外部講師を招いての講習、研修は今年度行っておりませんが、総務省消防庁主催の管理職を対象とした研修やハラスメント相談員を対象とした研修を各担当職員がオンラインで受講しております。
 以上です。

◆福吉智徳 委員  有識者の方もやっぱり指摘されているように、研修の強化と言われております。これについては今言う部長級管理職だけでなくて、オンラインを使ってやられるという話もありました。やはりいろんな全職員というか、若手の方も含めてしっかりと頑張っていただきたいと思います。この講習会を実施していただきたいと思います。もう一度改めて局長の御決意というか、御所見をお願いしたいと思います。

◎ 消防局長  研修強化への所見についてお答えいたします。
 有識者の指摘にあるように特殊な職場環境がハラスメントの背景にあることをしっかり踏まえ、客観的知見を有する外部講師による研修を行うことが必要であると考えております。また、消防局長としてハラスメントは許さないという意思を明確に職員へ伝えるとともに、ハラスメント相談しやすい環境づくりや職員相互で不適切な言動を牽制し合える心理的安全性の高い健全な職場風土の醸成に努めてまいります。
 以上です。

◆福吉智徳 委員  火災が起きたときに、僕らも現場に行って一生懸命お手伝いさせていただくことがないかということでやらせていただいております。その中で、いろいろと消防職員の皆さんの飛び交う言葉というのがどきっとするようなこともあったりしておりますので、今回ちょっとこういった質疑させていただきました。しっかりと講習していただいて、先ほど言われたハラスメントは許さないという部分をしっかりとお願いしたいと思います。
 最後の質疑に移ります。
 第4款衛生費第5項清掃費中、ふれあい収集事業について質疑いたします。
 要介護の認定を受けた方やその他ごみ出しができなくなった方で条件に合った方を対象に、家の前までごみの収集に赴くふれあい収集事業があります。近年件数も増え、この事業がスタートした時期と様子が変化しているのではないかと危惧します。ふれあい収集事業は野殿事業所運営費4,600万円、当新田事業所運営費5,600万円、岡南事業所運営費6,300万円、西大寺事業所運営費2,420万円と各事業所の運営費の中で対応しています。
 そこで、収集体制を事業所ごとにお示しください。また、事業のスタート時期からどれだけ件数が増えているのか、これまでの課題等もあればお聞かせください。

○則武宣弘 委員長  当局の答弁を求めます。

◎ 環境局長  4番、ふれあい収集についてです。
 ふれあい収集の収集体制は、岡南、野殿、当新田の各事業所に軽トラックを2台、また西大寺事業所に1台配備し、2名が乗車して業務に当たっています。また、収集件数は平成24年度に143件でスタートし、令和6年11月末時点では831件と12年間で688件増えており、市民ニーズに対応した収集事業所の体制づくりなどが課題だと考えております。
 以上です。

◆福吉智徳 委員  すごい伸び率だなとお聞きしました。ふれあい収集は、家の前まで収集に伺います。そのため、パッカー車で入れないところが多くて、軽トラで運行していると伺っております。課題等の一つに、軽トラの荷台に多くの収集ごみが積み重なった場合、バックで車両を移動させる際、助手が車から降り誘導はするものの、カメラ等があればより安全に移動できると伺ったことがあります。本事業の安全対策の考えをお示しください。

◎ 環境局長  環境局では、車をバックさせるときには同乗者は必ず車を降りて誘導し、運転手はミラーだけでなく必ず自分の目で周囲を確認するなど安全対策を取り事故防止に努めています。また、収集事業所において交通安全研修を行うなど、安全運転の意識向上を図っております。
 以上です。

◆福吉智徳 委員  今安全対策やっていますという話、これちょっとまた分科会でしっかりとやりたいと思いますので、局長、よろしくお願いします。
 ただ、この事業は我々は高く評価しています。この事業の継続に当然期待を寄せているわけでございますけれども、ただ先ほど言われた収集件数がすごく増えているというお話もありました。この事業はやっぱり継続してもらいたいという思いが強くありますので、改めてこの事業の継続についての局長の考えをお願いして、私の最後の質疑にしたいと思います。

◎ 環境局長  ふれあい収集は、日々のごみ出しに課題を抱える方々の支援に必要な事業であると考えています。今後も業務の効率を図りながら、必要な人員や機材等を確保し業務の継続に努めてまいります。
 以上です。

○則武宣弘 委員長  以上で福吉委員の質疑は終了いたしました。
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