録画中継

令和7年6月定例会
6月17日(火) 本会議 一般質問
おかやま創政会
小林 寿雄 議員
1 人口減少社会を見据えたまちづくり
2 持続可能な地方公共交通の確立と道路ネットワークの強副市長化・充実理
3 歴史資産を活かしたまちづくり
4 旭川中上流ダムの再生
5 アリーナ整備
6 観光振興
7 学校教育の充実
 次は,順序に従いまして小林議員。
     〔36番小林寿雄議員登壇,拍手〕
◆36番(小林寿雄 議員)  おはようございます。おかやま創政会の小林寿雄です。
 早速ではありますが,通告に従いまして質問に入らせていただきます。
 1,人口減少社会を見据えたまちづくり。
 (1)市長は,提案理由説明の中で「変化する時代の流れや,市民の意識を的確に捉えつつ,持続的な都市の成長や活力の創出,より充実した市民生活に繋がるよう,今までの取組を高めていく」と述べられました。
 時代の流れや変化ということで考えれば,人口減少社会を視野に入れて考えていくことは必須だと思います。
 このことを踏まえ,本市においては,コンパクトでネットワーク化されたまちを目指して取組が進められてきたところであり,50戸連檐制度の廃止や持続可能な地方公共交通の確立などは,その象徴的な取組だと思っているところであります。
 一方で,人口減少社会が来るのだからと,縮こまったような取組に終始するのは適切ではないと思います。バランスが大切です。
 人口減少社会の問題を踏まえ,これからの岡山のまちづくりと市政運営についてどうお考えになっているのか,改めてお示しください。
 (2)人口減少社会の中で,私が気になるのは,企業の事業所等の整理,統合が全国的に行われるであろうということであります。
 非製造業では,交通結節点としての岡山の優位性などを生かして,中四国支社や本社機能,拠点機能などを岡山に集約してもらえるのではないかという展望が持てます。
 一方で製造業はどうか。市街化調整区域内の開発要件の緩和や,人材確保に向けた賃上げの原資となる収益の向上に向けた独自の支援策などが展開されているところでありますが,製造業の事業所に関して,整理統合の局面になった際に,岡山に事業所を集約してもらえるような施策展開をしっかり持っておく必要があると思います。このことに関して,今後の取組の展望や課題を含め,御所見をお伺いいたします。
 2,持続可能な地方公共交通の確立と道路ネットワークの強化充実。
 この2つの問題については,本市にとって大変重要な課題です。同時に,一筋縄ではいかない問題でもあります。
 地方公共交通については,市だけで何とかできるものではなく,バス事業者の協力なくしては,物事が進んでいきません。また,道路整備については,莫大な費用を要する事業でありますが,県財政が非常に厳しい期間が20年以上続く中で先送りされてきたものもたくさんあるわけですが,とりわけ政令市移行後,本市は懸命に取り組んできているわけであります。
 この2つの難題に対しては大森市長でなければここまで進んでこなかったと強く思うところです。
 地方公共交通については,市長会の交通部会長としても,国と様々な折衝を重ねてこられたと仄聞しておりますが,その成果が岡山市での路線再編・支線運行につながっているのではないかと思います。
 また,道路整備においては,市内各所で幹線道路の整備を中心に,限界に近い状態で,場合によっては限界を超えて事業が進められているように思います。
 維持管理を除いての道路整備の予算を見ると,平成25年度が約106億円に対し,令和7年度は約124億円となっておりますが,事業費は膨らんでいるのに,単市負担は減っているようであります。これは補正予算など有利な財源を活用しているためで,様々な工夫をしながら事業が進められており,評価されるべきことだと思います。
 しかしながら,この2つの課題はいずれも緒に就いたばかり,あるいはまだまだ道半ばだと思います。そして,今後ハンドリングを誤ると,取組に急ブレーキがかかるのではないかと危惧するところでもあります。
 したがって,この2つの課題に対しては,どうしてもやり遂げなければならない課題だと,市長御自身も認識しておられるのではないかと思うところでもあります。
 持続可能な地方公共交通の確立と道路ネットワークの強化,充実について,当面ここまで持っていきたい,ここまでめどをつけたいという市長のお考えや思い,決意などについて改めてお聞かせください。
 3,歴史資産を生かしたまちづくり。
 市長は,岡山の豊かな歴史の再評価,そして歴史遺産・文化財をストーリー性のある観光資源として明確にされてこられました。このことにより,豊かな歴史,豊富な観光資源と言いながら,どこを見てもらいたいのかがいま一つ明確でなかった岡山の観光振興政策が随分整理されてきた,力点がはっきりしてきたと思います。そして,今,次のフェーズに入ってきているのではないかと思います。
 提案理由説明の中で述べられておりますが,それぞれの地域にある歴史・文化遺産に磨きをかけていくことにより,地域の活性化につなげていく,同時にそれぞれの地域や岡山市に対する愛着や誇りを一層醸成していく,そうした取組をしっかり進めていこうとされているわけですが,これもなかなか難易度の高い取組だと思います。また,歴史の造詣が大変深い大森市長でなければ進んでいかない取組だとも思います。
 歴史資産を生かしたまちづくりについて,ここまではやりたいということを含め,改めて市長の思いや取組の展望についてお聞かせください。
 4,旭川ダム再生。
 平成30年7月豪雨による災害を受け,この間,市民の安全・安心のため,浸水対策に係る事業が鋭意行われてきました。
 そして,ここに来て浸水被害に対する安全・安心のラスボス的な事業である旭川ダム再生が進められようとしています。
 提案理由説明では「めどが立ってきた」と述べられましたが,まだまだこれから一山二山あるのではないか,オートマチックで進むような簡単な事業ではないと思います。
 (1)旭川ダム再生の事業について,今後どのように進むのか,スケジュールの見通しを含め御説明ください。
 (2)この事業にかける市長の思いと決意についてお聞かせください。
 5,アリーナ整備。
 このことについては,企業に対しアリーナ整備について御理解をいただくとともに,寄附金募集に御協力いただけるよう説明に回られると伺っているところです。また,検討会議では事業手法の議論・検討がなされたと伺っております。
 (1)企業に対するアリーナ整備と寄附に関しての説明に対し,企業の反応はどうなのでしょうか,御説明ください。
 あわせて,企業に対しての説明等の今後の取組についてはどのようにされるおつもりか,御説明ください。
 (2)検討会議で事業手法の検討がなされておりますが,事業手法について,今後どのようなスケジュールや手順で決定していくのか,お示しください。
 (3)企業向けパンフレットや検討会議に出された資料,その会議録は,市のホームページにアップされていますが,探していかないとなかなか見つかりません。企業の御理解を得るのも重要ですが,市民の方に理解していただく検討や取組の過程を共有してもらうことも非常に重要だと思います。この点については工夫・改善の余地があると思いますが,いかがでしょうか。
 6,観光振興。
 大阪万博や瀬戸内国際芸術祭からの誘客について鋭意取り組まれていることと思います。大阪万博が開幕から2か月,瀬戸内国際芸術祭は春会期が終わったばかりという状況ですが,あえてお尋ねしたいと思います。
 それぞれからの岡山への誘客,瀬戸芸に関しては西大寺への誘客を含めて,その状況についてはどうなのでしょうか。いろいろな誘客に向けての取組が功を奏しているのか,はたまた苦戦しているのか,感触で結構なのでお聞かせください。
 また,後半に向けて,てこ入れしていくべきものがあるのであれば,お示しいただきたいと思います。
 最後に7,学校教育の充実。
 学校教育については,教育大綱に掲げる「自らの個性を磨き,選択と挑戦を繰り返すことができる子どもの育成」を目指して取り組まれており,私としてもしっかりと応援したいと思っております。その上で,何としても取組を進めていかなければならないと強く思っているのは,不登校対策と特別支援教育の充実を一体的に進めていく取組です。このことについては,教育委員会としてもいろいろお考えのようですが,残念ながら展望が持てる状況とは言えません。また,総合教育会議においても,不登校の議論はなされたようですが,特別支援教育と重ねた議論はなされていないとも伺っております。
 まずは,不登校状態の子どものうち,発達障害や学習障害などの2次障害として,不登校状態に陥っている子どもの現実に着目し,そうした子どもへの支援体制を含めた対策を検討・確立する必要があると強く思います。
 また,この問題については,教育委員会だけでなく,全庁的に考えるべき問題だと思います。
 (1)この問題について教育委員会としてどのように考えておられるのでしょうか。現在具体的に取り組まれていることとあわせ御説明ください。
 (2)この問題について総合教育会議で議論を重ねていただきたいと強く思います。いかがでしょうか。
 以上で1回目の質問を終わります。(拍手)
○小川信幸 副議長  当局の答弁を求めます。
     〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長  それでは,小林議員の質問にお答えいたします。
 まずは,人口減少を見据えたまちづくりという中で,これからの岡山のまちづくりと市政運営について示せと。小林議員がおっしゃっていますけど,人口減少社会が来るのだから,縮こまったような取組に終始するといったことは適切でないという今お話をされました。全く同感であります。
 年金財源等々も,やはり経済成長を前提としてそういう様々な制度が成り立っているわけであります。我々としては,経済の成長を促していく,これはやっぱりこういった施策をこれからも取っていくべきだろうと思います。
 この議会でも少し議論がありましたが,平成25年,私が当選させてもらったときから,人口というのは国調レベルで若干減っているぐらいであります。しかしながら,ここでの経済への直接参加という面では,雇用,高齢者の雇用も多く出てきます。保育環境等々の整備によって,女性の活躍も目覚ましいものがあります。そして,外国人の投入もあったわけであります。
 これからも,私はそれも,より進んでいくだろうと思いますが,今までのように労働市場への投入がうまくいくのかどうか,数が出てくるのかどうかというのは,疑問があるところであります。したがって,そういう面では,1人当たりの生産性を向上させる必要がある,付加価値を高めていく支援を行っていくということが重要であるわけであります。
 したがって,今回の企業へのインセンティブ,そこでの雇用の増加要件など外したというのは,そういったところからも,我々の意図を分かっていただけるんじゃないかと。そして,高齢者や女性を含めて働きやすくする,その場づくりというのは,当然ながら,より進めていかなければならないだろうと思っております。
 それから,地域内の経済循環はもちろん重要ですが,やはり域外から岡山に消費や投資を促進するという観点も必要だろうと思っております。
 なかなかこういう一つの答弁だけで,全体を完結できないんですけれども,大きな面で言えば,人口減少だから縮こまろうという話じゃ駄目だと,そのための様々な施策を打っていくというのは同感であり,これから各予算段階で皆さん方とも相談しながらやっていかせていただければと思います。
 それから,製造業の事業所が岡山に集約してもらえるような施策展開,この集約するというのがどういうことかというのは,案外難しい。小林議員がどういう意図で使われているのかが若干分からないところがあるんですが,岡山市というのは何なのかと考えてみると,まずは広大な平野を持っている。水の供給という面では問題ない。そして,中四国のクロスポイントであるという広域拠点性,また災害の少なさもある。したがって,これが今まで岡山を,様々な産業を育んできた,商業であり,流通業であり,そして大規模農業等々の農業であったわけであります。
 製造業も,広大な平野,水を有しているということで,政令指定都市全体の中では,若干割合が高いということになっているのが現在の状況であります。
 岡山の場合,経済が大分動いてきている。こういったときに,そういう製造業,工業系と農業のバランスをどうやって取っていくかというところが一つ重要になってきたと。したがって,地域未来投資促進法などを国に働きかけてつくっていき,農振の除外をしていくような,そういうシステムをつくり,また我々独自で開発許可ができやすいような,そういった要件をつくっていき,製造業の拡大を図っている。
 事実として,現在新たに立地を検討する30社近くの企業から,もう具体の相談をいただいているところであります。
 私はこの地域未来投資促進法,そして都市計画の変更で多くの製造業が活躍する,こういう場づくりというのができてくるんだろうと思います。
 それらが,小林議員が言っている,集約してもらうということになると,そういう土地要件だけでは駄目でしょうから,この後の質問に出てくるような,よりアクセスをよくしたり,そのほかインセンティブが必要なのかどうか,そういったところの議論をきちっとしていくということが必要なのかなと思っております。
 次に,持続可能な公共交通の確立と道路ネットワーク,これはもう多くの人から議論が出てきておりますが,これも対で考えるもんではなくて,それぞれ融合した形での議論になるだろうと思うんですけれども,ただ地域公共交通に関して言うと,これはやっぱり人口減少も影響してくるし,少子・高齢化の影響も出てくる。そういったことからいうと,やはり周辺部という表現がいいのかどうかよく分かりませんが,そういったところが疎になっていき,今までの民間だけでの運営でいくと,なかなか公共交通がうまくいかない。そこに今度は公設民営というシステムを入れた。私のリーダーシップと言っていただいて評価していただくということには,今なっているんですけれども,実際上,これがうまくいくのかどうかというのは,やっぱり市民の意識が大きく変わっていかなければならないということなんだろうと思うんです。先ほど理事のほうから様々な発信に努めていくということを言っていました。そのとおり我々としてはやっていかなきゃならないんですが,やはりみんなでもって習慣化していく,より公共交通を,今のシステムでいいのかということも含めて,順次変えていく,そういった姿勢が必要なんだろうと思っております。
 道路ネットワークの話は,公共交通とも関係しますけども,もっと基本の我々の経済そのものの問題になってくるわけであります。
 様々な路線整備が動いていますけども,国道2号の渋滞のひどさというのは,中国地方でワーストワン,ツーを占めている。これは何とかしなきゃいけない。ようやく動き出しました。動き出すのを,より国に動きを働きかけるとともに,それらができるのに相まって,西バイパスなどを使いながら,高速も利用させながら,どうやって全体のネットワークをよくしていくのか。そして,東のほうは美作道路の話もあります。そして,それぞれ渋滞対策,西大寺のほう,そして中区の道路についても同じで,そこら辺をどうやってバランスを取って進めていくのかというのが,これからの焦点になっていくのかなと思っております。
 それから最後に,歴史資産を生かしたまちづくり,ここまではやりたいということを示せという話ですが,今皆さんホームページを見られていますか。岡山の歴史という項目を入れました。各論が入っておるのは2つです。1つは古代吉備,もう一つは宇喜多家であります。なぜこれを2つ選んだかというと,どちらも非常に広域なんですね。吉備国,宇喜多だって備前,備中,美作に及んでいる。こういうのは,我々全員が古代吉備に思いをはせ,また戦国時代に思いをはせ,こういう人がいたんだというようなことを誇りとして感じることができる。ただ,私はそれだけではない。それぞれの個々の地域,川上さんの質問にありましたけれども,地域によって様々な特性がある。岡崎さんのところは大廻小廻もあれば,東大寺瓦窯の問題がある。顔を見て,目が合った人を言っているところもあるんですけど,松田さんのところでいけば清水宗治の世界があります。大月議員のところでいえば,緒方洪庵,木下家定,そういうのがみんな出てくるわけであります。
 そういった,そこはその地域にとってみるとすんごい重要な話であり,地域地域の問題,もっと大きな岡山市全体の問題,少し意味合いは変えながらも,そういったものをより知っていただく,やはり地元を知ることが地元を好きになる大きな要素なんだろうと思っている。そういう面では,これから今の進めていることを,そういう2段階といいますか,を意識しながら進めていき,その誇りと愛着だけではなくて,これは経済効果も非常に大きいわけであります。岡山城一つにしても,多くの人が来てくれています。外国人なんていうのは最高の率が来てくれているわけであります。そういった二兎を追いながら,これからも歴史については十分考え,実行していきたいと思っております。
 以上です。
◎内海誠一郎 下水道河川局長  4番,旭川ダム再生について一括してお答えします。
 旭川ダム再生については,令和元年度に新規事業採択を受け,令和2年度から実施計画調査が開始されました。
 このたび,令和7年4月8日に旭川ダムの移設新設を含む旭川水系河川整備計画の原案が示されたところですが,今後,7月から8月頃に建設へ移行してよいかを有識者委員会で審議いただき,承認を得ようとしているところです。
 なお,この事業の思いなどについては,市長が森田議員に御答弁したとおりです。
 以上です。
◎岩田修 スポーツ文化局長  5番,アリーナ整備について順次お答えいたします。
 まず,アリーナ整備と寄附の説明に対する企業の反応,また企業に対する今後の取組についてです。
 現在,岡山市と関わりのある全国規模の企業や,地元トップチームと関わりのある企業をはじめ,市内外の様々な企業に働きかけを行っており,全体的に前向きな対応をいただいていると認識しております。
 今後については,より多くの方に御理解,御賛同いただけるよう,個別の企業訪問に加え,各種業界団体等へも働きかけを広げてまいりたいと考えております。
 続いて,事業手法について,今後のスケジュール,手順についてです。
 事業手法については,今後,本市の公共施設等マネジメント推進委員会で評価,検討を行い,決定していくものと考えております。
 最後,市のホームページでアリーナの情報が見つかりにくい,工夫改善の余地があると思うがについてです。
 アリーナ関連の情報については,1か所のサイトへの情報集約や速やかな資料掲載など,丁寧な情報発信に努めてきたところです。今後は,皆様により一層アクセスいただけるよう,関係部局と検討してまいります。
 以上です。
◎木内啓子 産業観光局長  6番,観光振興の項,大阪万博,瀬戸内国際芸術祭からの誘客状況はどうか,後半に向けてこ入れしていくべきものがあるかについてです。
 大阪・関西万博からの誘客状況について申し上げることは難しいですが,7月,8月に予定している万博出展でしっかりと本市をPRしてまいりたいと考えております。
 瀬戸内国際芸術祭の春会期では,犬島会場への来場者が約1万2,700人と,前回に比べ約1,700人の増加となり,岡山への誘客に寄与しているものと考えております。
 また,西大寺へは,会期中の土日祝日に宝伝港から直行バスを運行しており,56人の利用がありました。夏会期以降,より多くの方々に訪れていただけるよう,瀬戸内国際芸術祭に合わせ宝伝港に設置している案内所において,情報発信に努めてまいります。
 以上です。
◎三宅泰司 教育長  7番,学校教育の充実の項,まず不登校対策における特別支援教育の充実についてのお尋ねです。
 発達障害など二次的な障害として,情緒不安や不登校といった学校生活への不適応を示すことがあり,周囲の正しい理解や適切な関わりによって,その不適応を和らげることができると考えております。
 教育委員会では,大学教員などの専門家を学校に派遣し,学習障害等の疑いがあり,行き渋りが見られるなど,学校生活への不適応の兆候が見られる児童・生徒に対して,アセスメントを実施し,その結果を基に学校が個に応じた支援の充実を図る取組を進めているところです。
 今後は,その取組の効果検証を行い,取組の成果を市内全校に広めていきたいと考えております。
 次に,総合教育会議で議論してはどうかとのお尋ねです。
 発達障害などに起因する不登校への対応については,現時点では総合教育会議の議題とはなっておりませんが,まずは教育委員会において,先ほど申し上げた取組の効果検証や支援について,様々な知見から検討する必要があると考えております。
 以上です。
     〔36番小林寿雄議員登壇〕
◆36番(小林寿雄 議員)  丁寧な御答弁ありがとうございました。
 市長のほうから製造業の集約はどういうことなのか,例えば小林産業という会社があって,工場2つ,山口,岡山に持っていて,集約しなきゃいけない,人口が減るんで売れなくなってくるんで,1か所でいいよねということになったときに岡山へ,そういう意味合いです。特に南海トラフをきっかけに,そういうことも起こり得るんではないかと思っているんで聞かせていただいたということです。
 再質問なんですが,歴史資産を生かしたまちづくり,丁寧にお答えいただいたんですが,私は周辺地域の振興とかと言われる中で,一つの答えになっているのかなと思うんです。その住宅団地ができるとか,企業誘致も,それもいいんだろうけれども,やっぱりベースとして,そこが大切なんではないかというのは非常に思うところです。
 現在,西大寺でもマップを作っているんですが,その中で案外地元の人は知らないよね,知ってほしいよね,できれば子どもたちも巻き込んでやりたいなという話がやっぱりどうしても出てくるんですよね。例えば学校に持って入るといった場合に,教材を教員が作れというと,これはハードルが高い。そういう授業を学校だけで展開するというのはハードルが高いんだけど,教材も地元で作る,授業も地元の人と一緒につくっていく,展開していくということであれば,進んでいくんではないかな。そういう自治体もあちこちにあるんだろうと思うんですよね。ですが,そういったいわゆる地元の伝統とか文化とか歴史を見えるようにしていく,整理していく作業とか,あるいは学校に持って入ったときの支援とか,そういうものについてやっぱりもう少し進めていく必要があるし,そのためのサポートというのは確立したほうがいいんじゃないんかなというふうな課題意識があるところですが,そのことについての御所見をいただけたらと思います。
 地方創生,地域の活性化については遠回りのようでも,やっぱり地域に学ぶ教育をいかに展開していけるかということが一つ大きな柱になっていくのかなと思っているんで,その第1弾としても非常に意味のある取組になるんじゃないかと思うんで,その点改めて御所見をいただけたらと。
 それから,不登校と特別支援教育なんですが,多くの関係者の課題意識が非常に高い問題だと思うんですけれども,全国的にもやっぱりあまり整理ができていない。具体的にこうだというものが確立できていないんではないかなと思うんですね。
 教育長にお尋ねなんですが,先ほどこれからいろいろ整理してやっていきたいということだったんですが,これも早急に議論に耐え得る用意,課題の抽出であったり,議論するための論点整理であったり,そういうことを早急にこれは具体化を進めていただきたいと思うんで,改めてその点お願いします。
 それから,市長のほうもさっきの不登校と特別支援を重ねた取組というのは非常に価値の高い,意義深い取組になると思うんで,教育委員会から出てきたら正面からしっかり受け取っていただければと思います。
 最後に,やっぱりいろいろ聞かせていただいた,人口減少社会を展望してやっていく。例えば公共交通と道路整備なんかも,二律背反してくるんですね。人口が減ってきたら車が減るじゃろうと。だから,整備はええじゃろみたいな話にやっぱりならないですよね。公共交通に乗ってもらおうと思えば,車で出ていったらとんでもないわみたいなことにすれば,乗ってくれるんだろうけれども,そんなものを誘導していくわけにいかないし,いずれにしても,やっぱりこれから先,市長もさっきおっしゃったけれども,バランスを取りながら,俯瞰して見ながら,なおかつしっかりとそれぞれに横たわる課題を解決しながらという,そのバランスが一層大事になってくるんではないかな,そのためのハンドリングというのはこれから本当に大事な局面に入るなと改めて思いました。
 引き続き私も頑張っていきたいということを申し上げて,2回目の質問を終わります。
○小川信幸 副議長  当局の答弁を求めます。
     〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長  そういえば,先ほどの個別の歴史資産の話の中に西大寺が入っていなかったような気がいたします。(笑声)観音院も本当に門前町として育っていき,室町時代から資料が残っているものであり,また江戸時代末期の北前船の資料も,これは民間企業,経済界が中心となって整理していただき,登録もされたということで,あの五福通り等々を合わせたものというのは,西大寺の地区の方々にとって大きな資産だろうと思っております。
 今マップの話がありましたが,そこはそれぞれの地域の人,一体何をお考えになっているのか,そういうことと整合を取っていかないといけないと思います。歴史のまちしるべにしても,やはりいろいろと地域の方々から話を伺いながら整理させていただいているんで,地域振興基金という財源もございますし,そういう中できめ細かく応対していきたいなと思っております。
 不登校問題,教育委員会から話があればということでありましたけれども,この発達障害,今不登校全体については十分また議論しようとしているところでありますが,それもきめ細かい対応というのは当然これから必要になってくるんだろうと思います。教育委員会,またこれは総務局の所管でもありますし,一緒になって整理していきたいと思っております。
 それから,小林議員がおっしゃった,これから人が減るんだから交通量が減るんで,渋滞対策は二の次でいいんだみたいな議論というのは,とんでもない話だろうと思います。もちろん,将来予測をきちっとしながら対応していく。そして,我々としては,先ほど言ったように,経済の成長というものを前提としながら,どういうふうに路線整備をやっていけばいいのかということを考えていきたいと思っております。
 ただ,一つ一つ物事ができてくると,例えば今吉備スマートインターチェンジの24時間化の工事が進んでいます。これができることによって,どういう効果が出てくるのかというようなことも考えながら,一つ一つの路線整備等々について整理していく。言われたように,全体を俯瞰して物を見ていく,こういう中で,そういうアクセスの整備を考えていくことは重要なのかなと思っている次第です。
 以上です。
◎三宅泰司 教育長  先ほど御質問ありました特別支援教育,発達障害のある子どもの不登校との関連についてですが,実は医学的見地での論文もあるように聞いております。そういった情報も得ながら,我々が今取り組んでいる内容について,成果や課題を洗い出しながら,その中で論点整理をしっかりして,議論に耐え得るものにして取り組んでいきたいと思っております。
 以上です。
○小川信幸 副議長  以上で小林議員の質問は終わりました。(拍手)
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