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6月17日(火) 本会議 一般質問
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内容
会議録
令和7年6月定例会
6月17日(火) 本会議 一般質問
公明党岡山市議団
桑田 桂子 議員
1 ヤングケアラー支援の取り組みについて
2 「おかやま妊娠ホットライン」の施策について
次は,順序に従いまして桑田議員。
〔15番桑田桂子議員登壇,拍手〕
◆15番(桑田桂子 議員) 皆様こんにちは。公明党岡山市議団の桑田桂子でございます。
それでは,早速質問に入らせていただきます。
1,ヤングケアラー支援の取組について。
ヤングケアラーとは,本来大人が担うとされている家事や介護,家族のお世話などを日常的に行っている子どもや若者のことをいいます。
厚生労働省は,文部科学省と連携し,2020年12月から2021年2月にかけて,全国の中高生を対象に,ヤングケアラーの実態に関する調査研究を行いました。
調査研究では,公立中学2年生の約17人に1人,公立全日制高校2年生の約24人に1人がヤングケアラーに該当し,1学級に1人から2人ほどのヤングケアラーが存在することが分かりました。
また,日々の家族のお世話に費やす時間は,中学2年生で,平均約4時間,高校2年生で約3.8時間となり,7時間以上という子どもも1割程度いました。
2022年1月には,小学生,大学生を対象に調査が行われ,小学6年生で約15人に1人,大学3年生の約16人に1人が,お世話している家族がいると回答しています。
私は過去3回にわたり,本市のヤングケアラー支援への取組について一般質問させていただいております。毎回の質問を通し,当局が全力で施策に取り組んでいただいていることに,心より感謝を申し上げます。
しかしながら,現状,ヤングケアラーを把握しにくい状況には変わりなく,子どもにとって,ヤングケアラーという言葉は聞き慣れないこと,また家庭内のデリケートな問題であり,本人や家族に自覚がないといった理由から,支援が必要であっても表面化しにくい構造となっているのではないでしょうか。
窓口の設置や関係機関との連携など,支援体制が整っていても,支援が必要な子ども,若者,その家族につながっていないと思います。いま一度原点に戻り,早期発見,支援拡大につながる施策を御検討いただきたいと思います。
(1)本市のヤングケアラーの現状についてお伺いいたします。
ア,本市が把握しているヤングケアラーの人数は,令和4年度は48人,令和5年度は53人でした。令和6年度の人数は何人でしょうか。
イ,令和6年度把握されているヤングケアラーのうち,前年度より改善された人数,新たに把握された人数は何人でしょうか。
ウ,状況が改善されたと判断した方々への支援についてお伺いいたします。
完全に改善するまでには,継続した支援が必要と考えます。前年度から改善されたと認識した子ども,若者,御家族に対して,その後の本市の支援はどのようにされていますでしょうか。
(2)本市が令和5年度に小学5年生,中学2年生を対象に行った岡山市子どもの生活実態調査では,ヤングケアラーの認知度について,「知らない」が50.5%,「聞いたことはあるが,どのようなものかは知らない」が17.7%でした。子ども,若者のヤングケアラーに対する認知度向上についての施策についてお伺いいたします。
ア,本市では,学年に応じた分かりやすいチラシを作成し,小・中学校等に配布を行っていますが,チラシは各学校でどのように活用されていますでしょうか。
イ,こども家庭庁では,ヤングケアラー出前講座の動画を作成し,啓発を行っています。また,他都市でも,自治体独自で動画を作成し,活用している自治体もあります。本市でも,チラシに加え,動画を活用するなど,啓発に際し,様々な方法を検討する必要があると思います。御所見をお聞かせください。
ウ,子どもたちのヤングケアラーについての認知度を向上させるためには,最初から子ども自身で学び,理解するのは非常に難しいため,入り口として,学校等での時間を活用し,子どもたちと一緒に学ぶことが必要ではないかと思います。御所見をお聞かせください。
エ,高校生以上の子ども,若者に対しての周知方法についてお聞かせください。
(3)ヤングケアラー実態把握のための施策についてお伺いいたします。
学校現場では,遅刻や欠席が多くなった,成績が急に下がってきた,忘れ物が多くなった,衣服が常時汚れているなど,日常生活の大きな変化で気づく場合も多々あると思います。しかし,そのような大きな変化が生じなければ,子どもの変化に気づきにくいとも言えます。
昨年9月議会で,今後の子ども,若者への実態調査について,榎並岡山っ子育成局長からは「方法も含め,今後検討してまいりたい」との御答弁がございました。その後の御検討状況をお聞かせください。
(4)ヤングケアラー相談窓口の周知についてお伺いいたします。
このたび,1人1台端末から,岡山市ホームページのヤングケアラー相談窓口へつながる道筋をつけてくださいました。本当にありがとうございます。しかしながら,詳細を拝見したところ,ヤングケアラー相談窓口に到着するまでの道のりが非常に遠いのです。
ちょっと御説明いたしますと,まずグーグルフォームを立ち上げ,お気に入りから「こどものページ」を選択します。次に,その「こどものページ」を下にスクロールすると,「こどもの相談窓口」という文言が出てきます。そこをクリックすると,「各種相談窓口一覧」が登場し,そのページを下に下にスクロールすると,やっと「ヤングケアラー相談窓口」の詳細に到着するのです。ヤングケアラーという言葉を知らないような子どもたちがこの相談窓口に到達できるとは思えません。
ヤングケアラー相談窓口だけではなく,いじめや虐待などの相談窓口が掲載されている「各種相談窓口一覧」そのものを何度もクリックしないと到着しないような場所ではなく,毎週実施している,心の健康観察を行うときに,目に留まりやすい場所や,低学年の児童でも分かりやすい場所に設置されてはどうでしょうか,御所見をお伺いいたします。
大きい2番,おかやま妊娠ホットラインの施策について。
本年6月2日に,性と健康の相談窓口として,おかやま妊娠ホットラインが開設されました。365日年中無休で,経験豊富な専門スタッフがメール,電話,面談等で,多岐にわたるお悩みに対応していただける,すばらしい窓口となっており,X,インスタグラムも開設されております。予期せぬ妊娠や不妊治療など,妊娠に関するお悩みはもちろんのこと,性や体に関するお悩みなど,一人で悩まず,勇気を出して相談していただきたいと念願いたします。
開設に当たり,幾つかお伺いいたします。
(1)ホットラインの相談受付時間は14時から20時までです。昨年の11月議会でも質問させていただきましたが,緊急を要する相談事が発生した,仕事や学校から帰宅した後に相談したいなど,夜間に相談したい場合もあると思います。20時以降の対応について御所見をお聞かせください。
(2)メールで相談した場合の返信について,速やかな対応が望まれます。御所見をお聞かせください。
(3)一人でも多くの方におかやま妊娠ホットラインを知っていただく必要があると思います。特に産婦人科に行くのをためらう若い世代などに,どのように周知していくかも重要ではないかと思います。今後の周知方法について,御所見をお聞かせください。
(4)おかやま妊娠ホットラインは,岡山市の委託を受けて,NPO法人妊娠しぇるとSOSが運営されています。相談者のその後の対応について,関係機関との連携等はどのように計画されていますでしょうか,御所見をお聞かせください。
以上で1回目の質問を終わります。
御答弁のほどよろしくお願いいたします。(拍手)
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長 それでは,桑田議員の質問にお答えします。
私は,おかやま妊娠ホットラインの今後の周知方法等についてということであります。
妊娠・出産について周囲に相談できずに悩んでおられる方については,予期しない妊娠,また経済的困窮,社会的孤立などの様々な背景があり,妊娠期からの切れ目のない支援を行うことが重要であると考えております。
このホットラインでありますけれども,6月2日に開設して以来,1週間で既に7件の相談を受けているところであります。こうした窓口の必要性を再認識したところでございます。
これまで専用ホームページの開設などにより,周知を行っているほか,市の広報紙にも掲載を予定していますが,議員のおっしゃるとおり,特に若い世代にこの窓口の存在を広く知っていただくことが重要であります。今後,大学,短大等へのチラシ配布,SNSによる発信などをはじめ,民間施設等へも協力をいただくなど,様々な工夫をしていきたいと思います。
以上です。
◎榎並義忠 岡山っ子育成局長 1番,ヤングケアラー支援の取組についての項に順次お答えします。
まず,本市のヤングケアラーの現状のうち,ヤングケアラーの人数についてです。
令和6年度に本市が把握しているヤングケアラーの人数は56人です。
次に,前年度から改善した人数,新たに把握した人数についてです。
令和6年度中に,状況改善等により支援を終了した方は7人です。また,関係機関からの情報提供や,虐待対応の中で新たに把握した方が10人です。
次に,改善した子ども,若者,家族に対するその後の支援についてです。
ヤングケアラーの状況が改善した後も,心配な状況が続いている家庭は,こども家庭センターが引き続き見守りを行っています。それ以外の家庭についても,学校など関係機関から情報提供していただくよう連携を取っており,家庭の状況に変化があれば適切な支援を行っています。
次に,認知度向上についての施策のうち,啓発方法の検討が必要ではについてです。
ヤングケアラーの啓発については,動画も含め,効果的な方法を検討してまいりたいと考えております。
次に,高校生以上の子ども,若者に対しての周知方法はについてです。
毎年,市内高校の全生徒にヤングケアラーに関するチラシを配布しています。また,例年,不登校やひきこもりなど困難を抱える子ども,若者の相談窓口を掲載した岡山市子ども・若者支援機関マップを作成しており,昨年からヤングケアラーについても,内容に追加し,作成しています。
作成したマップは,市内高校,大学,専門学校等や関係機関など約280か所に配布するとともに,ホームページにも掲載し,周知を図っています。
次に,実態調査の検討状況についてです。
現在,小・中学生を対象とした実態調査の今年度中の実施に向けて,調査方法など具体的な協議を教育委員会と進めているところです。
次に,ヤングケアラーの相談窓口の周知のうち,「こどものページ」から「ヤングケアラー相談窓口」までの道のりが遠いことへの所見についてです。
困っている子どもたちが,早く必要な相談窓口を見つけられるよう,ホームページの構成を工夫してまいりたいと考えております。
以上です。
◎三宅泰司 教育長 同じ項,ヤングケアラーの認知度向上の施策についてのうち,チラシの活用についてと,学校で子どもと一緒に学ぶことについてのお尋ねです。
学校では,ヤングケアラーのチラシを児童・生徒に配布する際,発達段階に応じた説明を行うことで,正しい理解を促し,認知度向上に努めております。
次に,ヤングケアラー相談窓口の周知についてのうち,相談窓口一覧を分かりやすい場所に設置してはどうかとのお尋ねです。
「こどものページ」や「こどもの相談窓口」については,児童・生徒が必要なときに,学習者用端末で利用できるよう丁寧な説明に努めているところです。
心の健康観察は,学校や家庭での悩みを幅広く受け止めるための取組と考えており,現状の取組を継続していきたいと考えております。
ヤングケアラーなど,様々な悩みを児童・生徒がより相談しやすくなるような工夫について,議員御指摘の改善策も含め,今後も引き続き検討してまいりたいと思います。
以上です。
◎高木由里 保健福祉局健康衛生担当局長 2番,おかやま妊娠ホットラインの施策についての項,市長答弁以外をお答えします。
20時以降の対応について,メール返信の対応についてです。
おかやま妊娠ホットラインについては,本年6月に開設したところであり,まずは一人一人の相談を丁寧に受け止めていくことが重要と考えています。
20時以降の対応は,今後,利用者の声も聞きながら研究してまいります。
また,メールでの相談につきましては,受信してから24時間以内に返信することとしております。
次に,関係機関との連携などについてです。
相談内容に応じて,適切な支援につなぐことが重要と考えており,各保健センターをはじめとした関係機関と情報共有しながら,相談者に寄り添った対応を行うこととしております。
以上でございます。
〔15番桑田桂子議員登壇〕
◆15番(桑田桂子 議員) 御答弁ありがとうございました。市長もありがとうございました。
ヤングケアラーについてですけれども,やはりいかに周知して理解度を高めていくかという,その上で実態把握につなげていくというのが非常に重要だなと思っています。榎並岡山っ子育成局長も,本当にいろいろいつも御配慮いただいてありがとうございます。
ちょっと一つ,やっぱり18歳以上の若者に対しての周知が,例えば大学とか専門学校とか,何かに所属している人たちについては,そこを通じて伝えられるのかなと思うんですけれども,就職しているとか,それからあと学校に行っていない,無職とか,いろんなパターンがあると思うんですが,そういったところへの本市からのアプローチがやっぱりなかなか行き届きにくいかなと個人的には思っています。いろいろ御検討いただいているか,いただくところだと思いますので,こちらはちょっと御要望にさせていただきたいと思いますけれども,ぜひ一人でも多くの子ども,若者の何かお悩みをぜひ拾い上げていただけたらなと思っておりますので,よろしくお願いいたします。
あと教育長,いつもありがとうございます。実態調査についてなんですけれども,昨日宿女議員への御答弁で,1人1台端末での調査も可能ですよというのを私は聞き逃さなかったんですが(笑声),今後,調査していただく上で,いろんなアンケートとかしていただくと,当然費用も本当大きくかかるところではあるので,こういった端末を御利用いただける世代については,ぜひ端末を御利用いただいて,また定期的にやっていくことも重要だと思いますし,その周知の方法も,動画も含めいろいろ御検討いただけるということでしたので,何も知らなくてアンケートを受けるよりは,やっぱり,きっちり情報を得た上で,お答えをできるというのが,非常に重要かなと思いますので,この端末を活用されての調査について,ぜひ御所見を伺えればと思います。
あと,おかやま妊娠ホットラインについて,ちょっと伺いたいと思います。
まだ開設されたばかりで,今後いろいろ課題を検討しながら進めていただけるという話は伺っております。今回ホットラインの開所時間が6時間あるんですけれども,そのうち,2人体制が2時間で,そのほかの4時間がお一人体制と伺っています。ですので,例えば1本電話を持っているときに,電話がかかってくるとか,面談しているときに電話がかかってくるとか,いろんな場合があると思うんですけれども,そういった1人体制のときに,例えば御相談が重複した場合の対応についてはどのように御検討されているか,それを1点お伺いできればと思いますので,よろしくお願いいたします。
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
◎高木由里 保健福祉局健康衛生担当局長 おかやま妊娠ホットラインについて,1人体制のとき,相談が重複したときにどうするかというふうな御質問だったと思います。
電話相談中に新たな着信があった場合は,録音機能のある電話機を使用しており,折り返しの希望がある場合は折り返しの連絡をするようにしております。
6月から運用を始めたばかりですけれども,安心して御相談いただける環境を整えるよう今後も努めてまいります。
以上でございます。
◎三宅泰司 教育長 実態調査ですが,児童・生徒の負担が少なく,必要な情報を効率的に収集できる方法について,学習者用端末の利用も含めて関係局,関係課と連携しながら検討してまいりたいと思いますが,私個人的にはヤングケアラーの質問内容についてかなり精査しないと難しいかなと思っているところがありまして,本当にお手伝いはいいことですが,やはり自分の時間が持てないとか,過剰になるとヤングケアラーということになるんですが,その境というか,質問内容については,しっかり精査しながらやっていくべきだと思っております。
以上です。
○田口裕士 議長 以上で桑田議員の質問は終わりました。(拍手)
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