録画中継

令和7年6月定例会
6月18日(水) 本会議 一般質問
自由民主党岡山市議会
赤木 一雄 議員
1 岡山市地域公共交通利便増進実施計画の支線運行計画について
2 JR庭瀬駅の公衆トイレについて
 次は,順序に従いまして赤木議員。
     〔30番赤木一雄議員登壇,拍手〕
◆30番(赤木一雄 議員)  皆さんこんにちは。自由民主党岡山市議会の赤木一雄です。どうかよろしくお願いします。
 給食とカロリーのことが頭の中へ残ったままで質問させていただきます。
 今回,公共交通利便増進実施計画の支線運行についてということで質問させていただきます。
 去年,こういう政策が決まったことについて,私は非常に喜びました。私の地域でもこういうことをしていただけるということに非常に感謝しています。そう思った中,今年3月の終わりから4月,5月中で各町内会総会がございまして,総会のときに10月から支線が運行されますということをいっぱいアピールさせていただきました。5月の中頃になって,延期になりましたという連絡が来てびっくりしまして。どう次をフォローしようかとすごい悩んでいますけど,もう仕方がないから,もうこのまま行こうかなとは思っています。次はないなという覚悟はしました。そういうじくじたる思いをしながら今回の質問をさせていただきます。
 大きい1番,岡山市地域公共交通利便増進実施計画の支線運行計画について。
 (1)今回,支線運行計画の中で,庭瀬方面を入れていただいた経緯と目的をお示しください。
 (2)今回の計画で,地元の意見は聞かれたのでしょうか,御所見をお願いいたします。
 (3)運行経路については,どのような視点で決められようとしていますか,御所見をお願いいたします。
 (4)吉備中学校区内の生活道路は,朝夕の時間帯では大渋滞している箇所が多くあります。また,道幅が狭いところも多くあります。そのようなところでどのような運行時間割を計画されますか。また,バス停の設置基準と箇所数について御所見をお願いいたします。
 (5)今回の運行計画では,令和7年10月開始予定から来年,令和8年4月運行開始に変更されるとお聞きしました。その理由を詳しくお示しください。
 (6)運行経路とバス停については,地元説明と協議は,吉備学区と陵南学区と別々に開催されますか,一緒にされますか,御所見をお願いいたします。
 (7)今回の支線運行計画は,スーパー,病院,公民館,駅などを回る生活交通は含まれないのでしょうか,御所見をお願いいたします。
 大きい2番,JR庭瀬駅の公衆トイレについて。
 (1)以前は庭瀬駅を出た北側にコンビニがありましたのでトイレの要望等はありませんでしたが,コンビニがなくなった途端に公衆トイレを駅北東側の岡山市所有地に設置してほしいという要望が何件かありました。また,今回の支線運行計画により,庭瀬駅を利用される方も増えますし,駅周辺には公衆トイレがありません。ぜひトイレを設置していただきたいのですが,御所見をお願いいたします。
 (2)また,庭瀬駅構内のトイレを和式から洋式トイレに改修してくださいと強い要望があります。御所見をお願いします。
 以上で1回目の質問を終わります。
 御清聴ありがとうございました。(拍手)
○田口裕士 議長  当局の答弁を求めます。
◎平澤重之 理事  1の岡山市地域公共交通利便増進実施計画の支線運行計画についての項,計画に庭瀬方面を入れた経緯と目的についてです。
 庭瀬方面については,岡山駅と中庄駅をつなぐバス路線が運行されておりますが,慢性的な渋滞により定時性の確保が困難な状況です。また,速達性と便数で勝る山陽本線と並走しているため,鉄工センターから中庄駅の区間については,1日当たりの利用者数は100人未満と少なく,収支率も50%程度と低くなっております。
 このことを踏まえ,バス事業者からの提案に基づき,岡山駅から鉄工センターを経由し中庄駅へ向かう一部の便を鉄工センターを経由し尾上のバス転回場に向かう路線に変更するとともに,岡山駅から中庄駅に向かう便も需要に応じた数に適正化することとしました。
 さらに,庭瀬駅に接続する支線を新設することで,鉄道との連携による利便性の向上を図ることとしております。
 次に,地元の意見は聞いたか,運行経路はどのような視点で決めようとしているのか,運行時間,バス停の設置基準と箇所数,運行開始を令和7年10月から令和8年4月に変更する理由についてです。
 庭瀬方面への支線については,バス事業者からの提案を受け,スーパー,病院,学校などの生活関連施設へバス停を設けるとともに,庭瀬駅に接続するルートを計画に位置づけております。計画策定後,地域住民の方々から,運行エリアを拡大してほしい,通勤通学時間帯も運行してほしい,地域センターや公民館に行けるようにしてほしいなどの御意見をいただいたことから,現在ルートや時間帯,バス停の数や位置について,運転手の確保や採算性を踏まえながらバス事業者と修正案を検討しているところです。このため,運行開始時期については,当初の令和7年10月から令和8年4月に変更することとしております。
 次に,地元説明と協議は,吉備学区と陵南学区と別々に開催か,生活交通は含まれないのかについてです。
 庭瀬方面の支線については,地域から事前の説明を求められていることから,現在検討中の修正案が整理でき次第,吉備学区と陵南学区,それぞれに対して説明したいと考えております。
 また,今回の再編計画には含まれていませんが,支線でカバーできない公共交通が不便な地域において,地域の方々から生活交通の取組に関する相談があった際には,まずはお話を伺い,丁寧に対応してまいりたいと考えております。
 2のJR庭瀬駅の公衆トイレについてです。
 JR庭瀬駅については,平成18年にバリアフリー化されたトイレが整備されておりますが,駅構内にあることから,駅利用者以外の方が利用しづらい状況となっております。まずは,既存施設の有効活用の観点から,駅利用者以外の方も気軽にトイレを利用できるよう改善できないか,JR西日本に働きかけてまいりたいと考えています。
 また,駅構内のトイレについては,女子トイレの一部と多目的トイレは洋式化されておりますが,残る和式トイレの洋式化について,地域に強く望む声があることについて,JR西日本に伝えてまいります。
 以上です。
     〔30番赤木一雄議員登壇〕
◆30番(赤木一雄 議員)  御答弁ありがとうございます。
 今回の経緯をお聞きしました。本当にありがとうございます。庭瀬駅を中心とした生活交通も若干含めながらの支線の運行だと思いました。今回,地元へ説明していただけるということで本当にありがとうございます。今回,地元の調整をいつ頃やられるのか分かりませんが,やって合意が得られる場合はいいんですけど,得られない場合はどういう結果になるのか教えていただきたい。また延期になるのか,それとも取りあえず回してみるのか,その辺が非常に心配なところでございます。
 あと,バス以外,不便地域が必ず出ます。そこをデマンドタクシーとか,今保健福祉局がやられているおでかけ応援隊,これは好評ですが,もうちょっと上乗せしていただけたらもっと使いやすいんじゃないかという意見があります。その辺も考えていただけるんかをお聞きしたい,御所見があればお願いしたいと思います。
 あと,トイレなんですけど,女子トイレと多機能トイレは洋式なんですけど,男子トイレがまだ和式のままなんです。若い人は我慢できて応用力があるから行けるかもしれない。私みたいな年寄りがトイレ入って,またそれを我慢できる自信はありません。何とか和式を今2つある中,1個だけでも洋式に替えるように要望していただきたいと思いますし,あと外には難しいということですが,何か工夫していただけたらと思いますが,再度御所見があればお願いします。
 以上で2回目を終わります。
◎平澤重之 理事  3つ再質問いただきました。
 1つ目,支線について地域に説明に行った際にいろいろ協議した結果,合意が得られなかったときどうするのかということですけども,御説明に上がりますが,皆さん全員でこれで行こうということになるのは,様々な御意見があるのでなかなか難しい。そういった御意見を聞いた中で,全体としてどれが地域の声として多かったか。その声や,バス事業者の運転手の確保とか採算性を踏まえた上で,実現可能かどうか事業者も一緒になって話をして,最終的にはできるだけ声が多かった部分が実現できるように調整はしたいと思っています。
 意見が本当にばらばらだったときは,岡山市のほうでこれが最もいいんじゃないかと思うところで事業者と話をして,まずはやらせていただこうと思っています。今回も公共交通の質問,支線バスの質問の中で市長も何回か答弁しましたが,支線というのは本当にスタートしてからが大事なところで,多くの方に利用していただかないと続けていくことも難しい。そういった中では,やっぱり始める,始めた上で地域の方々,利用者の方々の意見を聞いて改善し続けていく,そのことが習慣を変えていただくために行政が事業者と一緒になってすべきことかなと思っていますので,そこは赤木議員にもいろいろ御協力いただきながら,よりよいものにしていきたいと思っていますので,そういった考えで進めてまいりたいと思っています。
 次の質問で,不便地域をどうするのかというお話でしたけども,バスはやっぱり支線においても,今妹尾・北長瀬線でも苦労していますが,運行支援するといっても65%上限でやらせてもらっていまして,35%は運賃収入でやってくださいよという話をしています。それを考えると,庭瀬の中をくまなく幾つも支線を走らせるというのはなかなか難しいかなと思っていて,結果としてはバスが通らないところも出てくると思います。そのエリアについては,今岡山市でやっている御存じのデマンド型乗合タクシーの導入は可能ですので,地域の方々,地域の中でその議論をしていただいて,やってみようじゃないかということになれば,我々も一緒になって取り組ませていただこうと。それが最終的に実現できないこともあるかもしれませんが,本当に不便なので必要じゃないかという声があれば,気軽に相談していただいて,一緒になって考えさせていただきたいと思いますので,そのあたりも赤木議員にも協力いただきながら地域の皆様とお話ししながら進めていきたいと思っています。
 最後,トイレについてですけども,本当に和式については,私もなかなか和式でやるのはつらいなと思うときもあります。そのことを考えると,やっぱり洋式化というのは必要じゃないかなとは思っています。その声が地域から強く出ているということは今お聞きしてよく認識しましたので,JRのほうにしっかりとその声を届けて,洋式化できないか働きかけてまいりたいと思います。
 以上です。
◎西謙一 保健福祉局長  先ほど,おでかけ応援隊の件で少しお話があったと思いますが,これも制度が始まったところでございまして,今のところ保険料とか,そういった事務費的な経費についての補助をさせていただいているんですけれども,始まったところでもございますし,団体のほうをこれから増やしていきたい中でしっかり意見を聞いていきたいと考えております。
 以上です。
     〔30番赤木一雄議員登壇〕
◆30番(赤木一雄 議員)  ありがとうございます。前向きな御答弁いただきまして本当に感謝申し上げます。
 保健福祉局長,急に振って申しけございませんでした。謝っておきます。ありがとうございます。ぜひ考えていただきたいと思います。
 最後に,吉備地区にはタクシー業者もございます。高松にもありますし,その辺の共存共栄はぜひ考えていただきながら,この公共交通の利便性増進を考えていただきたいと思いますが,その辺,最後に御所見があればお願いしたいと思います。
 以上で終わります。
 ありがとうございました。
○田口裕士 議長  当局の答弁を求めます。
◎平澤重之 理事  公共交通については,鉄道,バス,それからタクシー,生活交通,これらを効率的に組み合わせて,面として,ネットワークとして充実させていくことが重要なことかなと思っています。生活交通を実現するにしても,もともと運行している路線バス,それからタクシーですね,タクシーも公共交通ですので。それらとしっかり共存できるように各事業者としっかりお話ししながら,調整しながら進めさせていただきたいと思います。
 以上です。
○田口裕士 議長  以上で赤木議員の質問は終わりました。(拍手)
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