録画中継

令和7年11月定例会
12月5日(金) 本会議 代表質問
日本共産党岡山市議団
林 潤 議員
再質問・再答弁
     〔33番林潤議員登壇〕
◆33番(林潤 議員)  御答弁ありがとうございました。
 選挙後,最初の代表質問ですから,各会派それぞれそこに触れた質問しているかと思います。もちろん市長は信任を受けたからこそ今市長に質問しているわけなんですが,これは単に勝ったから全部一元化して総取りというものではなくて,選挙というのは当然市長を決めるとともに,その中で民意がどこにあるか,どんな市民要求があるかを形にしていく機能もあるわけです。だからこそ周辺部の声も聞いて施策に反映したりということも,今まで市長もされてきたと思うんです。そういう中で,今回改めて数字だとか,こういったマスコミのデータなんかに出てきたのがアリーナに対する市民の批判,懸念だということで聞かせてもらいました。規模が1万席で280億円の事業費で運営費が4億3,000万円になってきたみたいな,この最新状況の中で直近の選挙として改めて聞いた民意を検討すべきだということで申し上げています。これまでの中で,新しいアリーナはトップチームの拠点本部の確保ということでスタートしたけれども,拠点を移されてしまう懸念なんかも述べられました。
 ただ,そういうことであればVIPルームを備えた5,000席の施設で足りるわけで,そういったトップチームにいてほしいんだ,それが必要なんだということになれば,施設としての採算が取れなくても拠点を置き続けてもらうための費用として改めて検討だとか,あるいはアマチュアスポーツの試合や練習場所の確保のためには市民体育館を造れば別途280億円かからず,そこは避難所としても使えて交付金の対象にもなるわけです。そうした比較のないままに話が進められて事業規模が拡大してきていることが問題じゃないかなと考えています。市民体育館だったらあってしかるべきというのがもう市民コンセンサスだと思いますが,見る施設じゃなくてする施設がそういう施設なのかというコンセンサスが十分なのかというのは,今までのほかの会派の質問を聞いても改めて感じているところです。今決めてから機運を盛り上げる,動画のアピールなんかをしていくという話なんですが,そこが順番逆で,今回もし予算が通ったとしても私たちはちょっとこれ問題だと思っているんですが,運営事業者が決まるまでにはまだ時間があります。ワークショップや説明会をやっていって,それで機運が盛り上がらなければ建設はやっぱりやめるべきじゃないかなと思います。
 今後の説明をしていく中で,市民にはこの1万人のアリーナに1,000人程度の観客というイメージで説明していくんでしょうか。6月議会で平均観客数を聞いたら1,000人を切るような状況で,今動画では満席で応援している観客の動画が出ているんですが,これはこういうものになるというか,もうそうなってほしいみたいな,まだ願望の段階だと思います。どういう説明していくんでしょうか。
 それから,アリーナの整備運営事業者選定等支援業務についてお尋ねしました。
 この中で,今回のBT+コンセッション方式で事業者の運営の裁量ということが言われていますが,運営事業者は事業費が拡大する提案をするのが可能で,そこは280億円を切りにするのか,そこを改めて聞きたいと思います。
 この要求水準書を策定するに当たって,これまで運営費のところで赤字は想定しないという話でしたが,期待どおりにコンサートが開かれない,あるいはネーミングライツが思ったりより安かった,飲食が振るわないなどの場合も想定されます。私たちは懸念しています。そういった場合,運営を担う全期間にわたって市は補填しないという内容が盛り込まれるのか,盛り込むべきだと思いますが,そこの御所見をお願いします。
 赤字は想定されないから,そんな条項は不要だということにはならないと思います。そういったきちんとした条件で受ける事業者でないと,将来的な市民負担の懸念が拭えません。今後その整備の中身について,大型ディスプレーや音響が近隣のアリーナに比べて古くなったりして最新のものに更新しようという,そういった設備更新は運営事業者なのか,市有施設で今まで指定管理なんかでも大規模修繕は市だけども,中の改装は事業者ということがあったかと思うんですが,その辺の区切りをこの業務の中でどう決めていくのか,お尋ねします。
 それから,寄附の部分について,27億円もこの手数料の対象だということでしたが,これが仮に全部寄附が募金事業者の枠組みを使うと2.7億円かかって,入ってくるのは24.3億円ということになります。寄附金の50億円というのは,入ってくるのは10%引かれた45億円で考えているのか,それともこの枠組みを使うんだったら55億5,000万円余りを集めるのか,どうしていくのか,お尋ねします。
 スポーツ団体や商工会議所も要件を満たせばということだったんですが,こういった取組を要望して今までも運動を進めてきたところは自らの経費で寄附金集めをしたらいいと思います。寄附金のお願いには,市の口座への振込用紙を渡して回れば団体への手数料はかからないわけなんですが,市としてはどうやって集めてもらうつもりなのか,集まった寄附の企業名は今後ふるさと納税か否かにかかわらず全て公表するのか,そこをお尋ねします。
 次は,大項目の2に移って,ここはちょっと順不同になりますが,教職員の不祥事は引き続き信頼回復努めていただきたいと思います。
 保育の部分では,創政会でも触れられていた0.5%,こういったところをなくす取組を改めて求めたいと思います。
 当新田環境センターは,未来永劫使うんではないということかなと思うんですが,今回の改修で機械設備の寿命や補助金の縛りなどでどの程度運用を考えているのか,40年もは使わないということでやっていくのか,その辺の考え方をお聞かせください。
 それから,中学校区の供給の仕方,これは生産者の状況とか分布を把握して適切な供給範囲を設定することを研究してもらいたいと思うんで,改めてそこをお願いします。
 それから,Park-PFIで,導入に向けて国のインセンティブとか導入しない場合の何か補助金カットみたいなペナルティーがあるのかということと,Park-PFIの導入がオープンスペースの阻害にならないようにしていただきたいと思います。さっきカフェが例示されましたが,大人に聞くと季節によらず,くつろぐことができるカフェがあったらいいと言うかもしれないし,子どもに聞くとお金がかかる施設に遊ぶ場所が削られるのは嫌だと言うかもしれないんです。そういったところで,どういう選定していくのか,今回はすると決めてからの委員会だと思うんですが,そもそもその前段をどうやって決めるのか,お聞かせいただきたいと思います。
 大項目の3については,市民が自由に使えるお金と時間が保障されてこそ,わくわくする展望が持てる社会だということを申し上げておきたいと思います。
 以上で再答弁をお願いします。
○田口裕士 議長  当局の答弁を求めます。
     〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長  それでは,民意についての話を申し上げたいと思います。
 選挙制度については先ほど述べたことでありますけれども,アリーナに対して若干消極的な方がおられるというのは事実だろうと思っています。その混乱要因というか,攪乱要因というか,そういったものに関しては昨日平元議員の質問にお答えいたしました。
 1つ目はアリーナというものがよくお分かりいただいていないということ,2つ目は林議員がおっしゃったように市長選でも反対される候補が3人おられて,それが否定的な要因につながっているんではないか,3つ目が伊原木知事の水を差す発言なんだろうと思っております。特に重要な点は1点目であります。アリーナというのは何なのか,そして岡山にとってどういう意味を持つのかということを,やはり我々はきちっと説明していかなければならないというのは思っているところであります。
 林議員の質問を聞いていて,林議員自身も少し混乱されているのかなとも思ったんですけど,例えばするスポーツが何というか,余裕がないならもう一つ体育館を造ればいいではないかという話されましたよね。これは昨日平元議員のときだったと思いますが,今の運動公園の体育館,シゲトーアリーナは私が見た資料では365日のうち358日使っている。それは確かにいっぱいなんですが,やはりその中で大きな要素を占めているのはプロスポーツの人たちであります。それが新たなアリーナに移っていくと,当然ながら運動公園内の体育館に余裕ができてくるわけであります。そういう意味で,アマチュアスポーツの人たちは言っている。する体育館を造るということになると,今度はプロスポーツの人たちが最高峰のリーグでは戦えない。岡山から出ていかざるを得なくなってくる。こういうのはいかがなものでしょうかと申し上げているところであります。少し勘違いされている可能性があるんで,お話を申し上げたいなと思っております。
 なお,今の話で,じゃ,アマチュアスポーツは新しいアリーナを使わないのかということを申し上げている意味ではないんで,これからその利用の設定でどこまでどうしていくかというのはもちろん考えていかなきゃならないことでありますが,同じような体育館を造ればいいというのとは違うのは御了解いただきたいなと思います。
 それから,あと5,000席にすりゃいいじゃないかという話です。採算が悪くても,それは指定管理でやればいいじゃないかというのがあります。これは一つの林議員の理屈として受け止めますけども,じゃ,我々岡山にとってそういうライブとかコンサートをやる大きな施設が必要ないのかというと,それは今日高橋雄大議員の話もありましたように岡山の位置,また岡山周辺の人口を考えてみると,やはりそういう施設があったほうが私はいいんだろうと思うんです。そして,かつ採算面もよくなっていく,コンセッションでできるということであれば,そちらを選択するのが我々としてはいいのかなと。
 ただ,それで規模が膨れて岡山の財政が動かなくなるということであれば,もちろんそこは変えていかなきゃならない。でも,昨日から申し上げているように一般財源,キャッシュとして必要なのは21億円,実質公債費率に影響するのは0.16%,他の様々な事業──昨日も自民,公明,そして今日も創政会からお話をいただいたものについて,もちろん無駄遣いはできません,できませんけども,それが著しくこのアリーナによってできなくなる,そういう状況ではない。我々は十分財政余力を持って対応できると申し上げているんで,そのことを御理解いただきたいと思います。
 以上です。
◎岩田修 スポーツ文化局長  アリーナに関して何点か御質問いただきました。
 改めて周知に対して順番が違うんではないかという御質問があったと思います。
 これまでも当然PRはしてきましたけど,これからも動画等々,それからワークショップ,地元説明会等を通じて周知させていただきます。決めてからというか,アリーナ自体を御理解いただけていないということもありまして,決める前から説明させていただいてアリーナというものはどういうものかということを知ってもらうために,動画等を作って周知させていただいております。1万人が入ったような画像にはなっているとは思うんですけれども,アリーナというのはこういう施設なんだということで参考として出させていただいております。実際今の現状からすると,プロチームのリーグ戦で1万人入るということはなかなか厳しい状態ではありますが,プロチームの意見としても自分のリーグ戦だけではなくて世界戦まで行くのかどうか分かりませんけど,そういうのも誘致したいというふうな御希望も言われていましたので,そういう意味で将来的なイメージということで紹介させてもらっています。
 それから,BT+コンセッションで280億円が上限なのかどうかということになりますが,先ほども言いましたようにこれから事業費を精査してまいりますので,その中でどういう上限を設けてやるのかというのはこれからの検討課題になろうかと思います。
 それから,運営費に対して赤字の懸念があると,契約条件を入れるのかどうかということでしたが,何年契約にするかというのもまだこれからですが,当然独立採算が前提ということになりますので,赤字補填は基本的にはしないということで契約させていただくことになろうかと思います。
 続いて,設備投資に関しての御質問もあったと思います。詳細な役割分担はまだ決めてはおりませんが,議員おっしゃるとおり設備面ですぐ陳腐化するような,特に機械物というかIT系のものなんかはすぐ陳腐化しますので,そういうところは基本的には民でやってもらって,必要最低限を市のほうで準備するというか,今回の整備の中で準備するというふうな考え方で整理していきたいなと考えております。
 それから,寄附金の50億円と委託料は差っ引くのかという話ですけれども,50億円はあくまで歳入になりますので,そこから差っ引くという形は考えておりませんが,当然委託料としてお支払いする部分が幾らか出てきますので,そこは歳出予算として別で計上させていただこうと考えております。
 それから,プロチームとかからの要望を受けてやっているので,そこは自分らが持ち出してやるべきだということですが,ここはあくまで寄附金を集めてくる領収書を渡せばいいというものではなくて,やっぱり事業内容の説明であったりとか,手続の話であったりとか,それまでの企業との関係性もありますので,業務として我々は委託を出したい,それに対しての対価ということなので,そこは正当にお支払いするべきだと考えております。
 それから最後,寄附,企業版ふるさと納税含めて企業名は出すのかという御質問だったと思うんですが,基本的には出す方向で考えていますが,企業によってはやっぱり出さないでくれというところがありますので,そこは企業とよくお話をして対応を決めていきたいと思います。
 以上です。
◎三宅泰司 教育長  中小規模の生産者からの調達についての御質問ですが,先ほど2点の条件をお伝えしました。安全性と年間を通じた安定供給ですが,安定供給のほうは我々考えているのは1校だけへの配送というのはないので,やっぱり何校かに配送していただかないといけないという運送の面が非常に課題かなと思っておりまして,そのあたりも見極めながら研究していきたいと思います。
 以上です。
◎板野利泰 環境局長  当新田環境センターの運用の期間の御質問いただいたと思います。
 当新田環境センターの基幹改良運営事業として,契約期間が来年度から令和22年度までの15年間となっております。その期間は少なくとも運用していくことになります。
 以上です。
◎鈴木豪 都市整備局都市・公園担当局長  Park-PFIに関する再質問にお答えします。
 まず,国のインセンティブ,ペナルティーについてのお尋ねです。
 Park-PFIを導入する,あるいはしないといったことに関して,特段のペナルティーというものはございません。インセンティブに関しましては,民間事業者に対するインセンティブというものはないかと思いますけれども,Park-PFIを導入した場合に民間事業者において整備する公園施設を市が言わば買い取る,市に成り代わって民間事業者が整備するといったときに市に対する補助といいますか交付金制度,こういったようなものはございます。
 次の御質問ですけれども,オープンスペースの確保あるいはカフェがいいのか,あるいはお子さんたちが望むような施設がいいのか,こういうものどうやって決めていくのかといったところだったかと思います。
 Park-PFIありきで検討するようなものではないかと思っております。公園の再整備であるとか新たな機能の導入を図る際には,地域や利用者,関係者の方々の意見,また公園や周辺環境,まちづくりの視点も踏まえて議論を進めていくものかと思っております。そうした中で,必要な機能,施設が一定決まった段階で,それがPark-PFIを使うのにふさわしいのかどうかをまた判断していき,実際民間事業者を募集する際に,例えばカフェなのか,あるいは飲食施設という幅で募集するのか,もう少し決め切って例えばテークアウト主体のカフェを募集しますとするのか,こういったことは個別の事業ごとに判断していくことになるのかなと思っております。
 以上です。
     〔33番林潤議員登壇〕
◆33番(林潤 議員)  市民体育館の話は,いろいろアマチュアスポーツの場所の確保の話も出たから,そっちのほうが,高額にならないものを造ることも可能じゃないかということで改めてどうなんだという,別に混乱して言ったわけじゃなくて議論の中で出てきたから言った話です。そうすることの理解とかが不十分なことは自覚されているから,まだ説明が必要だとおっしゃっていると思うんで,そこがさらに必要じゃないかということで質問させてもらったんです。これがどんなものができていくかという中で,ちょっと具体的な実務のところからさっき赤字にならないことが前提,前提と言うから,言わんでも分かっているじゃ困ると思ったから契約書なのかと言ったんです。そこはもう明示するということで改めて確認したいんですけど,よろしいでしょうか。
 それから,建設に当たって再度議会に諮る話が出ていたと思うんですが,それは具体的には今後──私としてはもうここで取りあえずまずは一旦立ち止まるべきだと考えているんですが,市の段取りとしては今後債務負担行為の設定だとか,あるいはアドバイザリー契約の中でこの業務中に契約が出てくるのか,事業者の設定ができた後,契約になってくるのか,今回の業務委託でどこまでの結論を得るつもりなのか,そこをお聞かせください。
 それから,Park-PFIなんですが,改めて事前に委員会つくったりとかじゃないということですね。
○田口裕士 議長  駄目です,最後のは。質問になっていませんので。
 当局の答弁を求めます。
◎岩田修 スポーツ文化局長  再々質問いただきました。独立採算で赤字補填しないというのをきちっと明示するのかということですけども,基本的にというか,もうこれは明示して条件として出させていただこうと考えております。それから,今後の段取りなんですが,本議会で予算を認めていただけたらアドバイザリー契約というのを今回結ばせていただきます。その契約の中で要求水準書,いわゆる仕様書をつくって業者の募集,設計施工運営事業者を募集することになります。その募集する段階で,当然今で言うと仮ですけれども280億円という予算を確保した上で業者選定になりますので,そのときに議会のほうにまたお諮りさせていただいて予算を認めていただくような形になろうかと思います。アドバイザリー契約の途中で,議会のほうにお諮りするような段階が出てくると考えております。
 以上です。
○田口裕士 議長  以上で日本共産党岡山市議団の代表質問は終了いたしました。(拍手)
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