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12月8日(月) 本会議 一般質問
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内容
会議録
令和7年11月定例会
12月8日(月) 本会議 一般質問
公明党岡山市議団
則武 宣弘 議員
1 岡山市の観光・MICE施策について
(1) 観光施策について
(2) MICE施策について
(3) 宿泊税について
次は,順序に従いまして則武議員。
〔38番則武宣弘議員登壇,拍手〕
◆38番(則武宣弘 議員) 公明党岡山市議団の則武宣弘でございます。
市長,御当選おめでとうございます。4年間しっかり市民福祉の向上と市勢発展に御尽力いただきたいと思います。
それでは,早速ですけど,通告に従いまして質問させていただきたいと思います。
1,岡山市の観光・MICE施策についてお伺いいたします。
令和6年の日本への訪日外国人旅行者数は3,687万人で,コロナ禍前の令和元年の3,188万人を上回り,過去最高でした。今年もそれを上回る勢いで伸びています。このように好調な観光市場を踏まえ,政府は令和12年には6,000万人,消費額15兆円市場まで伸ばそうと第5次観光立国推進基本計画を策定中であります。
岡山市も令和6年の宿泊客が前年比118.6%と伸びており,日本政策投資銀行岡山事務所の調査では,大阪・関西万博を訪れた外国人観光客のうち2.9%,約10万人が岡山市を訪れており,市長の所信表明でも観光客が順調に増加していると述べられました。
(1)ア,本市では第七次総合計画の策定に伴い,岡山市観光・MICEアクションプランを策定しています。わくわくする桃太郎のまち岡山に多くの観光客を呼び込むことが期待されますが,政府の6,000万人の目標を踏まえ,岡山市として令和12年までにどの程度の観光客数を目指すのでしょうか。あわせて,今後の観光・MICE戦略について大森市長にお伺いいたします。
イ,次に,本市の観光客数はコロナ禍以前に比べ回復傾向にあるものの,コロナ禍前に戻ってはいません。特に近畿地方,中国地方の近隣県から観光客数が減ったままですが,コロナ収束後に観光需要の変化はあるのでしょうか。要因分析と今後の国内外のプロモーション方針について所見をお伺いいたします。
ウ,岡山市の中心部には数多くの観光施設,文化施設があり,県内外から多くの観光客や観覧者等が貸切りバスを利用して訪れます。貸切りバスが一般利用できる駐車場は市営駅南駐車場17台のみで,路線バスの待機場所としても利用されていることから,観光シーズンは慢性的に不足しています。
後楽園,岡山城,県総合運動公園には貸切りバスの駐車場はあるものの,一般利用はできません。シンフォニーホール,ハレノワで開催されるイベントや岡山芸術交流など,中心部でのイベント開催時には対応にも苦慮されている状況です。県外からの宿泊を伴う観光においても駐車場不足は阻害要因の一つであり,市内中心部に観光貸切りバスの駐車場を確保すべきと考えますが,御所見を伺います。
(2)外国人観光客の宿泊助成について。
外国人観光客延べ宿泊数は令和6年にコロナ禍前を上回りました。令和7年もその勢いは衰えず,大阪・関西万博,岡山芸術交流,瀬戸内国際芸術祭などの開催が重なり,4月から8月の延べ宿泊数は前年比36.3%増の約12.2万人となっております。その結果,今議会に外国人団体旅行客向け宿泊助成の不足を補うため1,100万円の補正予算が計上されています。
そこで以下5点について伺います。
ア,来年度は万博,芸術交流,芸術祭など大きなイベントがありませんが,どのような方針で外国人観光客を誘客していきますか。
イ,このたび12月18日には瀬戸内地域の観光を推進する市議会議員連盟が神戸市,岡山市,広島市議会議長が発起人となり設立されます。いわゆる東京,大阪,京都というゴールデンルートに次ぐ観光ルートとして瀬戸内連携を本市でも推進すべきと考えますが,御所見をお伺いいたします。
ウ,今回の外国人団体旅行客の宿泊助成の増額による観光消費額の見込みと令和7年度の外国人観光客数の見通しについて伺います。
エ,最近よく言われるオーバーツーリズムに伴う外国人トラブルは本市で発生しているでしょうか。また,外国人旅行客に関する課題はありますか。
オ,高市総理の台湾有事での存立危機事態発言で中国が反発して訪日客の自制を促しています。ニュースでは,団体旅行客のキャンセルが報じられています。本市の補正予算の見込み客数に中国の団体旅行の影響はありますか,お伺いいたします。
(3)続いて,MICEについてお伺いします。
ア,令和6年度MICE開催はコロナ禍前に比べ開催件数で6割,参加者数で8割まで回復しています。ただし,オンライン会議で併用するハイブリッド会議の増加により,回復は鈍化しています。本市では,従来から医療・福祉系のコンベンションが強みですが,最近ではおかやまマラソンをはじめとするスポーツ系も伸びてきています。今後どのように伸ばしていくのでしょうか,方針を伺います。
イ,国際会議は伸び悩んでいますが,来年度以降の開催見通し,状況はどのようになっていますか,状況をお伺いいたします。
ウ,コンベンション開催支援のメニューである補助金には問題はありませんか。誘致の競争相手となる都市との間で競り負けていることはないのでしょうか。政令指定都市の中での本市の補助金水準がどの位置にあるのか,御説明を求めます。
エ,MICE開催の支援や誘致をどのように進めているのでしょうか。さらなる支援策,誘致策を充実させるべきと考えますが,御所見をお伺いいたします。
(4)続いて,宿泊税についてお伺いします。
地域の観光施策の財源として法定外目的税として宿泊税を導入する自治体が増えてきています。既に導入済みが15自治体,導入予定が27自治体あり,導入を検討する自治体が増えています。
ア,本市でも今議会に検討委員会の設置予算が計上されました。一般的にオーバーツーリズムを背景に導入される場合が多いですが,本市ではそうした状況にはありません。検討する理由は何でしょうか。また,観光に課税するなら宿泊のみ課税するのではなく,日帰りの観光客や通過観光客にも課税する観光税もありますが,宿泊税を検討することになった理由についても御説明をください。
イ,宿泊税は法定外目的税です。観光・MICE施策のどのような財源となるかが重要です。観光・MICE施策のどのような分野に使うのでしょうか。使途を観光・MICE振興に限定し,一般財源にならない仕組みをつくらなければならないと考えます。また,コロナのような危機に対処するため,一部をプールして基金化することも考えてはどうかと思います。宿泊税の使途についての御所見を伺います。
ウ,宿泊税の課税対象者は宿泊した方ですが,特別徴収で税金は事業者が納めます。宿泊施設もいろいろな種類があり,ホテルでもシティホテル,ビジネスホテル,カプセルホテルなど,旅館,民宿,ゲストハウス,ホステル,ユースホテル,民泊,グランピングなど多岐にわたります。これら全てに課税するのか,それとも免税施設を設けるのか,考えを伺います。
エ,課税の仕組みですが,まず①定率制か定額制か,②定額の場合,一律の税額か宿泊料に応じて税額を引き上げる段階的定額制かが議論されると考えます。現在導入しているところの主流は税額を抑えた定額制が多いですが,最近物価高で宿泊料も上昇し,税額を高くした区分を設ける自治体も増えています。
東京都では,事業環境の変化に機動的に対応するため定額制から定率制,一律で3%に見直す方針が出ました。本市では課税の仕組みをどのように考えていくのでしょうか,お伺いいたします。
オ,楽天トラベルやじゃらんなどのオンライン旅行予約サイトで宿泊を予約した場合,宿泊場所では支払いが行われません。この場合,宿泊税を特別徴収義務者はどのように徴収するのでしょうか。実務上の課題と対応をお伺いいたします。
カ,特別徴収義務者である宿泊施設の事業者は,宿泊税の導入に対し宿泊客の減少や,また人手不足の折,事務負担の懸念から事業者の理解が得られない可能性があります。どのように事業者の理解を得ていくのか,御所見をお伺いいたします。
キ,岡山県内では既に倉敷市が宿泊税の導入に向けて検討に入っています。倉敷市の動向についても関心を持って検討をお願いいたします。
隣接自治体との税率差が宿泊の選別要因となる可能性がありますが,倉敷市の動向についてどのように考えているのか,お伺いいたします。
ク,これはないと思いますが,福岡県では県と福岡市,北九州市が宿泊税を課税されています。また,北海道でも検討中で多くの市町村が課税を考えており,二重に課税されることが起きています。岡山県は宿泊税の検討をしていないと認識していますが,県の動向について情報があればお伺いいたしまして,1回目の質問とします。(拍手)
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長 それでは,則武議員の質問にお答えします。
岡山市の令和12年までの観光客の目標値,今後の観光・MICE戦略であります。
インバウンドについては令和7年度前半,4月から9月でありますが,前年同期比136.1%,様々な影響,万博などの影響もあり,大きく伸びていますし,かつ全国の伸び率に対しても大きく上回っているというところであります。
こういうことを踏まえまして,第七次総合計画前期中期計画の素案では,令和12年の観光客数の目標値を875万人,これは令和6年の観光客数が620万人に対して255万人多くセットしているということであります。
今後の観光戦略でわくわくするものは何かという話ですが,非常に多くのものがあると思います。岡山のまち自身も大きく変わっていますし,そういったところも私はいろいろなプラスになってくることは多いだろうと思っています。ハレノワも大きな効果を生んでいるところであります。
歴史に関して言えば,先ほど森山議員の質問にもお答えしましたけども,我々として岡山のまちをつくった宇喜多家,そして池田家についての宣伝もなかなか十分に私はまだやれていないんだろうと思っているんですが,例えば古代史も同じでありまして,実はあそこの造山古墳ビジターセンター,これ6年で10万人の人が来られたんですよ。皆さん卑弥呼の所在地であると言われている奈良県桜井市の埋蔵文化財センター,36年で18万人ということで,この造山古墳センターにどれだけの多くの方が来られているのかというのは論を見るより明らかであります。
じゃ,なぜ来ていただいているのかということは,造山古墳ないしは古代吉備の壮大さというものがどんどん浸透しつつあるんではないかと思っております。今,このセンター自身をもう少し拡充したらどうかという声まで出ているところであります。
古代吉備の様子をそういったところで,これは岡山市の造山古墳には限らない,楯築から両宮山までこういう時系列,300年ちょっとぐらいのこの間の歴史も,300年強か,の歴史もそういったところで出てくるとより古代吉備の様子が醸し出されていくんではないかなとも思っているところであります。それも目で分かるようなVR動画とか,そういったものも制作していくということが必要でしょうし,様々な側面から歴史文化遺産を活用するという視点でやってみたいなと思っております。
あとはMICE誘致でありますが,国際会議,コロナで大学の先生たちも一時期収縮していったわけでありますが,我々この頃接触している限りでは非常に意欲を持っておられますし,我々のほうも文学分野のユネスコ創造都市ネットワークが今年度開かれますし,またそれから2年後にはユネスコの文学ネットワークの本ちゃんの会議も出てきます。積極的な誘致をしていきたいと思っております。わくわくするまちを目指して取り組んでいきたいと思います。
私からもう一問だけ,瀬戸内地域の観光を推進する市議会議員連盟による瀬戸内観光誘客ルートを推進してはどうかと。
実は,私が市長になって広島市長と話す機会があり,ちなみに政令市の市長会議で隣が広島市長なんですよね。瀬戸内全体で観光誘客等々をやるような,そういうシステムをつくってみないかと提案したところ,広島もいいことだということで了解し,4県都市長会議を平成27年からずっと行ってきたところであります。万博に関しても4市が共同して様々な動きをしています。こういったところで多くの人が岡山に来ていただいたということにもなるんではないかなと思っています。
今年の会議は田口議長も参加してもらい,4市の議長もこの中に入っていただいて議論させてもらいました。市議会議員連盟も発足したということでありますから,様々な面で一緒に協力してやっていくということが重要なんじゃないかなと思っております。瀬戸内全体の観光誘客につながるよう,様々な仕掛けをしてまいりたいと思います。
以上です。
◎木内啓子 産業観光局長 1,岡山市の観光・MICE施策について,市長答弁以外について順次お答えいたします。
まず,観光施策について。
コロナ収束後の観光需要に変化はあるのか,また観光客数が戻っていない要因分析,国内外へのプロモーションについての所見です。
先月末公表した令和6年岡山市観光統計では,中国地方からの観光客は前年比99.8%と微減ですが,近畿地方からは140%,全エリアでは108.3%と増加しているものの,コロナ禍前にはいまだ戻っておりません。
エリアごとの要因分析は困難ですが,国の調べなどから少子・高齢化が進む中,高齢層の旅行回数の減少や物価高騰による家計制約,旅行ニーズの変化など,複合的な理由が考えられます。
今後,国内に向けては幅広い年齢層に旅行喚起を促すような体験型観光コンテンツ等の造成や発信に努めるとともに,国外に向けましては台湾や韓国など,ターゲットを絞ったプロモーションを展開し,日本のカルチャーを取り入れたコンテンツを検討するなど,国内外からの観光誘客を推進してまいります。
続いて,市内中心部への観光貸切りバス駐車場の確保についてです。
議員御指摘のとおり,市内中心部のバス駐車場は繁忙期には不足することが懸念されます。一方,観光客を観光地や宿泊先近くに降ろした後の空のバスは中心部に駐車する必要はなく,少し離れた場所で待機することも可能であるとの意見もございます。このため,みらいえを代表されての鬼木議員にも御答弁させていただきましたが,岡山城の近くにバス乗降場が整備できないか検討を開始したところです。このような対応を実施した上で,引き続き観光バス事業者の御意見も伺いながら駐車場需要について現状の把握に努めてまいります。
次に,来年度の外国人観光客誘致についてです。
本市はこれまでもおかやま観光コンベンション協会と協力し,宿泊助成やアジア圏への現地プロモーションによる情報発信など,インバウンド誘客を推進してまいりました。本年は大型イベントの好影響もあり,多くの外国人観光客が本市を訪れているところですが,この成果を持続的な誘客につなげることが重要と考えております。
本市の傾向として,台湾,中国,韓国,香港の東アジア圏に加え,欧米圏ではアメリカ,フランスからの観光客が多いことから,今後も国,地域の嗜好に合わせ様々なチャンネルを使い情報発信するほか,欧,米,豪に向けてはスケールメリットを生かした広域連携の取組で誘致を図りつつ,増加が顕著なフランスへのアプローチを検討するなどより効果的なインバウンド誘客を進めてまいりたいと考えております。
宿泊助成の増額で見込まれる観光消費額と外国人観光客の見込みについてです。
宿泊助成の増額により,利用者は延べ約3,600人増加すると見込んでおります。令和6年岡山県観光客動態調査報告書では宿泊客1人当たりの平均観光消費額は3万6,618円であることから,観光消費額は約1億3,400万円になると見込んでおります。
また,令和7年度の外国人延べ宿泊者数は,前年度上半期に対する今年度の伸び率から約31万8,000人と予測しております。
オーバーツーリズムでの外国人トラブルと外国人旅行客への課題についてです。
本市はまだオーバーツーリズムの状況にはありません。また,外国人によるトラブルの情報も入ってきてはおりません。一方で,インバウンド観光客は今後も増加が見込まれることから,喫煙ルールなどマナーに関する内容を外国人観光客向け飲食店マップなどに掲載し,トラブルの防止に努めているところです。
補正予算の見込み客数への中国団体旅行の影響についてですが,おかやま観光コンベンション協会が市内宿泊施設数か所に聞き取りを行ったところ,現時点で外国人旅行客の予約状況に目立った変化はないとのことでした。補正予算の見込み客数にも大きな影響はないものと考えており,引き続き助成金を活用し,中国を含め多くの外国人に本市を訪れていただきたいと考えております。
次に,MICE施策について。
コンベンション開催件数や参加者を今後どのように伸ばしていくかについてです。
議員御指摘のとおり,ハイブリッド開催の浸透などによりコンベンション開催件数等の回復は鈍化していますが,本年は6,000人規模の日本糖尿病学会をはじめ国際会議である日本産科婦人科学会やグローバルRCE会議などが開催されたところです。今後も交通の利便性,教育研究機関の集積,長年にわたるSDGsへの取組やユネスコ創造都市ネットワークへの加盟など,本市の強みを生かしたコンベンション誘致を推進してまいります。
来年以降の国際会議の開催状況についてです。
来年以降は,令和8年2月のユネスコ創造都市おかやま国際会議をはじめおかやま観光コンベンション協会と株式会社岡山コンベンションセンターの誘致による国際会議が令和8年に10件,令和9年以降に4件予定されております。
コンベンション開催支援補助金は,ほかの政令市と比べどの位置にあるか,また競り負けていないかについてです。
本市では,県外から市内への延べ宿泊者数や外国人参加率などを基に補助金額を決定しております。他都市でもそれぞれ異なる基準を設けているため,一律に比較することは困難ですが,同規模の政令市において昨年度の補助金決算額及び件数を比較すると本市は共に上位であり,遜色ない水準であると考えております。
MICE開催の支援や誘致の進め方とさらなる充実についてです。
開催支援や誘致につきましては,おかやま観光コンベンション協会や株式会社岡山コンベンションセンターが国内外で開催される学会や商談会に出展するとともに,継続的なセールス活動を行い会議主催者との関係構築を図っております。また,主催者に寄り添った伴走支援も行っており,大変好評を得ているところです。今後,会議主催者となり得る若手研究者への支援や地域資源を生かした独自のユニークベニューの提供などをさらに充実させ,MICE誘致に取り組んでまいりたいと考えております。
続いて,宿泊税についてです。
宿泊税の導入を検討することになった理由についてです。
今議会に設置条例を提案している岡山市宿泊税等検討委員会では,宿泊税を含む新たな観光財源について調査審議することとしております。
なお,検討することになった理由については自民党を代表されての花岡議員に御答弁したとおりです。
宿泊税の使途,課税対象,課税の仕組み,オンライン旅行予約サイトで予約した場合の徴収方法について一括してお答えします。
岡山市宿泊税等検討委員会では,まず新たな観光財源の必要性について調査審議していただくこととしており,その中で宿泊税が必要となった場合には議員お尋ねの内容について審議していただくことになります。
例えば使途の例として観光地のトイレや案内看板の整備,改修,多言語対応や宿泊施設の人材不足支援,地域資源の魅力向上につながる取組といったことも考えられると思います。
宿泊施設の事業者はどのように考えているのか,どのように宿泊事業者の理解を得ていくのかについてです。
宿泊事業者の皆様には様々な御意見がおありかと思いますが,本市で宿泊税を導入することとなった場合は御理解と御協力が欠かせないと考えております。
検討に当たりましては,宿泊事業者団体に検討委員会の委員として参加していただくとともにアンケート調査や説明会の実施などを通じ丁寧に対応してまいりたいと考えております。
倉敷市の動向について関心を持っていただきたいが,所見をについてです。
倉敷市の検討状況も把握しながら検討委員会での議論を進めてまいりたいと考えております。
この項最後になります。岡山県の動きについて情報はあるかについてです。
岡山県で宿泊税の検討をされているとの情報は現時点では伺っておりません。
以上です。
〔38番則武宣弘議員登壇〕
◆38番(則武宣弘 議員) ありがとうございました。
それでは,再質問させていただきます。
まず,観光貸切りバスの駐車場の件でございますが,なぜ一般利用ができないのでしょうか。要するに,岡山城とか後楽園とか総合グラウンドの一般利用ができない理由についてお伺いいたします。
それから,先ほどの答弁では乗降場を岡山城の近くに整備するとあります。これ一つ,一歩前へ進む話だとは思いますが,貸切りバスが止まれるような駐車場として整備すべきと考えますが,その点については再度御答弁をお願いいたします。
それから,2番目でございますが,国際会議,先ほど市長のほうからもMICEの誘致推進についてはお話もいただきました。私も非常に国際会議,コンベンションというのは大事じゃないかなと思っております。特に一般の旅行客がお土産なんか買う消費額に比べて2倍から3倍,コンベンション,国際会議等については非常に消費額も大きいとも聞いております。
これには先ほどありましたようにユネスコ系とか国連系みたいな,そういったところは市長,また市長部局が誘致されていますけど,もう一方医師会とか学術系についてはおかやま観光コンベンション協会も非常に全力で誘致をしていただいております。そこら辺を踏まえてしっかりと今後もこの国際会議に力を注いでいただきたいと思いますが,再度国際会議に対する思いがあれば市長のほうから御答弁いただければと思います。
3番目でございますが,宿泊税,これは法定外目的税でございます。普通,地方では法定外目的税はなかなか導入しにくい。しかしながら,この宿泊税というタイプは岡山市民の大勢から取る税ではないので,比較的取りやすいのかなということで導入がしやすいのかなとも思いますが,その意味ではしっかりと導入する理由を明確にすべきであると思います。
先ほど答弁があったんですが,このことを踏まえて総務大臣の了解を取れるのかどうか,そこら辺についてもお伺いいたします。
それから,検討委員会ではまずこの宿泊税についてを検討するんではなくて,宿泊税を踏まえて検討するとありました。だから,宿泊税がないこともあり得るので,それについてはどこら辺のことを検討するんですか。もし宿泊税の導入をしないということになればどういったことを検討するのでしょうか。そこの全体的な御意見も聞きたいと思います。
それから,あと目的税のほうであります。使用する目的なんですが,先ほどは看板とか観光地のトイレ,これも重要なことなので,しっかりとこの目的税を使っていただきたいと思いますが,もう一つ観光振興でGo Toトラベル,コロナのときやりましたけど,ああいった振興策も使ってはどうかなと思いますし,私先ほどコンベンションでは補助金のことも申し上げましたけど,補助金とか支援策にも使えるように考えたらどうかと思いますが,御所見をお伺いいたします。
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長 則武議員,国際会議の誘致って時間かかるんですよ。これはコンベンション協会の人たちが岡山大学を中心とする各大学の人たちとやってんですけど,すぐにというのはなかなか難しい。数年先ということでやっていて,コロナでそれが随分と途絶えてしまった。これはもう各地同じだと思います。東京はやろうと思うと結構融通が利くところもありますから,そっちのほうが割と簡単じゃないかということを聞いたことがあります。
協会の職員,そして観光部局の職員,もうみんなこの点については一生懸命やっていますし,我々も他の市長部局としてもいろんな視点で動いています。
ユネスコの文学ネットワークの会議なんてよく取れたなとも思っているところがありまして,そういうのは皆さんが一歩前に出るからこそ動けるんだと思っているところであります。これからも力を入れていきたいと思いますが,これは議会関係者のほうもいろんな多分ルートがあるんだろうと思うんで,そういう面では意を払っていただいて,一緒になってMICEの誘致をやっていただければと思います。
以上です。
◎小林芳由 財政局長 総務大臣の同意についての御質問があったと思います。
議員御指摘のとおり,法定外税の導入に当たっては総務大臣の同意が必要になりますけども,その同意に関しては国のほうから同意に係る処理基準及び留意事項等を示してその法定外税の創設に当たっては慎重かつ十分な検討が行われることが重要で,納税者を含む関係者への十分な事前説明を行うことなどに留意するようにということで求められております。
岡山市でも今後宿泊事業者等を含んで検討委員会のほうで検討を行うことになると思いますので,それをしっかり踏まえて同意が得られるように対応していきたいと考えております。
以上です。
◎木内啓子 産業観光局長 まず,岡山城や総合グラウンドなどの駐車場をなぜ一般利用できないかという御質問だったかと思います。
イベントでそこを使う人たちが優先されるとは思われますが,今把握ができておりませんので,調査させていただきたいと思います。
それから,岡山城の駐車場だけでなく観光バス駐車場を整備すべきという御質問だったと思います。中心部の中でも特に観光客の多い岡山城周辺において対策を進めることが喫緊の課題だと認識しておりまして,まずは岡山城周辺の対策に注力して,それから状況や課題の把握にその後努めてまいりたいと考えております。
それから,宿泊税は法定外目的税で,しっかりと導入する理由をはっきりさせていくことが必要ではないかという御質問だったかと思います。
観光ニーズの多様化や観光需要の回復により観光誘客のための地域間競争が激化している状況でもございます。観光地として選んでいただくための地域資源の魅力向上が急務となっている状況,あるいはインバウンドの需要の高まりにより将来的な地域への負担や受入れ態勢の不足などの課題が生じることが想定されております。
こうしたことからの宿泊税等財源に受入れ環境整備や新たな観光コンテンツ造成などにより観光施策を充実させ,持続可能な観光地づくりを推進したいということで導入するところでありますが,そこのあたりも含めて検討委員会のほうでしっかり議論していただきたいと考えております。
それから,宿泊税でなければどのような財源があるのかという御質問だったかと思います。
どのような自主財源が必要かということを議論していただくんですけれども,分担金とか使用料,手数料,寄附金,そういったものが考えられるかと思います。ただ,安定性や継続性,規模とか受益者負担とか,そういった観点が必要かと思いますので,何が一番適した自主財源であるのか,あるいはそういった新しい自主財源が必要であるのか自体についても議論していただきたいと考えております。
それから最後,観光振興について,振興策にGo Toトラベルとかそういったものも使ってもいいのではという御質問だったかと思います。
Go Toトラベルはコロナ禍で国のほうからも交付金を頂いてしておりました。今のところそういう制度自体はないんですけれども,ふるさと納税とかでも旅行宿泊客に支払っていただいているものもございます。この点につきましては,検討させていただければと思います。
○田口裕士 議長 以上で則武議員の質問は終わりました。(拍手)
以上で本日の一般質問を終わります。
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