録画中継

令和7年11月定例会
12月10日(水) 本会議 一般質問
おかやま創政会
小林 寿雄 議員
1 アリーナ整備について
2 防災・減災対策について
3 岡山芸術交流2025と瀬戸内国際芸術祭(犬島精錬所美術館)との連携について
 次は,順序に従いまして小林議員。
     〔36番小林寿雄議員登壇,拍手〕
◆36番(小林寿雄 議員)  おかやま創政会の小林寿雄です。
 通告に従いまして質問に入らせていただきます。
 1,アリーナ整備について。
 (1)アリーナの整備目的と効果。
 第6回アリーナ整備検討会議に出された資料を見ますと,アリーナの整備目的と効果について5点挙げられています。
 ア,まず,防災機能の強化がその中で挙げられていますが,アリーナが防災拠点としてどのような役割を果たすようになるのか,アリーナにどのような機能を持たせるつもりか,現時点でのお考えをお示しください。
 さて,5つの点については,いずれもうなずけるわけでありますが,アリーナ整備はこれからの岡山市のまちづくりにとってどうなのかという点で語られるべきだと思います。
 岡山市のこれからのまちづくりを考えるとき,人口減少下でどう岡山市の展望を見いだしていくのか,そして若者の流出をどう食い止めていくのか,この2点が柱になると考えます。
 岡山市は,中四国の交通結節点という自他ともに認める揺るぎない優位性がある。人口減少下でその優位性を最大限活用し,中四国の拠点としての機能を充実強化させていき,都市間競争力を高めていくことが必要です。また,若者の流出をいかに食い止めるかという点においては,若者が集う盛り上がる場や機会をいかに増やしていくかがポイントになると思います。
 話が飛ぶようですが,うらじゃ祭りを例に挙げると,うらじゃでの人間関係や仲間とのつながりがあるから岡山で就職し,岡山に住む。また,うらじゃの関わりの中で結婚するカップルもある。うらじゃは岡山の夏の風物詩でありますが,それ以上に意義のあるものとなっているのではないでしょうか。
 若者がプロスポーツやコンサートをはじめ,アリーナでの様々なイベントなどを岡山で楽しむことができる,また交流する機会を生む,そうした環境を用意することは非常に重要だと思います。官製マッチングアプリも結構ですが,アリーナ整備も効果的な事業だと思います。
 したがって,アリーナで楽しみたいのなら,交通結節点の優位性を生かして高松や広島へどうぞということにはなり得ません。また,民間独自でのアリーナ整備が望めない現実の中では,市としてアリーナ整備を行う必要があると考えます。
 イ,様々申し上げましたが,アリーナ整備はこれからのまちづくり戦略を象徴する重要な事業であるという位置づけを明確にし,市民に対しても説明していくべきではないかと思います。御所見をお伺いいたします。
 ウ,次に,アリーナ整備ができなければ,プロスポーツチームは岡山を拠点として活動できなくなる。プロスポーツチームを支えることができないまちが発展や振興を果たしていけるのか,大いに疑問であります。その意味では,アリーナ整備事業はこれからの岡山市の発展の試金石だと思えてなりません。当局としてはどのようにお感じですか。
 エ,ファジアーノ岡山がJ1で躍動し,市民,県民に大きな夢や希望や感動を与えてくれた1年でありました。政田サッカー場の整備が今につながっている。プロスポーツチームの活動を支えるための施設整備は,市民,県民にとって意味のあるもの,また御理解いただけるものと思いますが,御所見をお伺いいたします。
 (2)アリーナ整備の市民の反応。
 さて,アリーナ整備について市民と話をするとよく言われるのが,アリーナ整備をやめて,道路整備や教育,子育て支援,福祉,防災,物価高騰対策,水道料金の値下げなどをもっと進めるべきというものであります。知事も記者会見で,一市民としてそういう思いがあるという趣旨の発言をされていたようであります。
 この間,本市はそれらの課題に対し,多くの財源を充ててきていること,また私たち議員もそれらの課題について力を入れて議論してきたこと,そういったことについてなかなか御理解いただけていないことを非常に残念に思います。同時に,かゆいところに手を届けているつもりが少しかくところがずれているのかなと,一番いらっとされるパターンですが,そういう反省もしなければならないのかなとも思うところであります。
 また,市民の税金をもっと大切に使うべきということも言われますが,そういうことであれば,市民の方には,市民が年間払っている県民税約240億円の割に県の対応は少し冷たいのではないかということ。県建設事業費市町村負担金問題,例えば県がスタジアムを整備すれば漏れなく50%は市が負担しなければならないという条例はおかしいのではないかと提起している問題。県の医療費補助は岡山市だけもらえないという政令市移行時の取決めを見直してほしいと提起している問題。これらにも関心を持ってもらいたいと思いますし,市民の関心やおかしいという声が高まれば県も少しは考え直してくれるのかなと期待するところでもあります。
 具体的に幾つかお伺いします。
 ア,アリーナ整備をしなければ道路整備は一層進むのか。国の箇所づけの枠いっぱいで現在事業を行っていると認識していますが,そのことも含め御説明ください。
 イ,アリーナ整備をしなければ水道料金は値上げせずに済むのか,値下げはできるのか御説明ください。
 ウ,この間の物価高騰対策として,どれぐらいの予算をつけてきたのか。そのうち市の持ち出しは幾らだったのかお示しください。
 エ,この間,岡山市は,必要があれば必要なところにちゅうちょなく予算をつけてきたと思います。子ども医療費助成で年間約36億円,学校給食費の保護者負担軽減で年間約4.2億円,これらは毎年必要な経費でありますが,アリーナ整備が想定されるから予算をつけ渋った,あるいは減額したということはないはずであります。
 これからも,バランスを考慮しつつも必要なところにはちゅうちょなく必要な予算をつけていく。そして,市民生活や社会経済活動を支えていく。アリーナ整備がそういったことに支障を来すことはない。そう考えますが,御所見をお伺いいたします。
 オ,また市民からよく聞くのは,アリーナ整備をやめて美術館や図書館などの教育・文化施設を充実させるべきというものです。それに対しては,必要があれば両方やればいいのではないですかと私はお答えしています。
 これまで様々な市民の声を受ける中で,その事業が岡山市や市民にとってどのような価値や効果があるのかという視点で事業化の判断をしてきたと認識しています。そして,必要と判断したそういった施設などの整備がアリーナ整備によって抑制されることはないと考えます。御所見をお伺いいたします。
 (3)県関係。
 難波議員の再質問のようになりますが,ア,県体育館,シゲトーアリーナの利用状況は限界が来ており,プロスポーツだけでなく,アマチュアスポーツ団体や県民,市民も困っているという状況について県はどのように認識されているのでしょうか。
 イ,アリーナ整備に県として参画を求める要望を市として文書で出されたと伺っています。その回答はどのような形で返され,どのような内容だったのでしょうか。御説明ください。
 ウ,アリーナ整備への参画の可否については県が主体的にお考えいただくべきですし,その結論については受け止める必要があります。しかし,参画しない場合の理由については明確に示されるべきであります。どのような説明があったのでしょうか。
 エ,アリーナ整備事業に県が参画しない,知事が事業を認めていない,なおかつ理由が示されない。これでは,市民にとってはアリーナ整備というのは相当まずい事業ではないか,何か不都合なものがあるのではないかというアナウンスになってしまいます。ブレーキどころか逆噴射,逆進をかけられている状況だと思います。
 私たちとしても,長年の議論の上に岡山市の未来にとって非常に重要で効果が期待できる事業だと自信を持って結論づけているわけで,それを否定するのであれば,相応の説明をすべきであります。議論が間違っているならば根拠を持って指摘をいただき,議論をやり直さなければなりません。それがないのであれば,無責任極まりないと言わざるを得ません。参画しない理由について説明が不十分であるなら,県に改めて説明を求めるべきであります。いかがお考えでしょうか。
 2,防災・減災対策について。
 一昨日の青森地震,現在も後発地震注意情報が出されていますが,本当に不安な毎日をお過ごしだと思います。心からお見舞い申し上げたいと思います。
 さて,南海トラフ地震への対応が官民ともに進んでおり,市民の側も,万一の場合は速やかに避難するということが浸透しつつあるように思います。一方で,液状化の激しい地域においては,想定している避難がスムーズにできるのかということを懸念いたします。
 避難が浸透していればしているほど,液状化で家から出られない,車で避難していたらマンホールが突き出ていて立ち往生した,そういうことに遭遇すればパニックに陥ってしまいます。液状化で何が起こるのか,これは残念ながら起こってみないと分かりません。ただ,これまでの大規模地震の際の液状化の状況については把握可能ですし,そうした情報を基に,液状化している地域での避難行動や対応について何をどう周知すべきか,その精査が必要だと思います。これらのことについてどのようにお考えでしょうか。
 3,岡山芸術交流2025と瀬戸内国際芸術祭,犬島精錬所美術館との連携について。
 岡山芸術交流2025は,42.5万人の来場,成功裏に終わったとのことであります。岡山芸術交流と瀬戸芸,精錬所美術館との連携をしっかり図り,相乗効果を高めるべきとこれまで提起してまいりました。振り返ってどうだったのか,どのような取組がなされ,どのような効果があったのか,また今後の課題は何か,速報値的なもので結構なので,現時点での所見をお示しください。
 以上,よろしくお願いします。(拍手)
○田口裕士 議長  当局の答弁を求めます。
     〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長  それでは,小林議員の質問にお答えします。
 私は,アリーナ整備に関して,必要と判断した施設整備がアリーナ整備によって抑制されることはないと考える,これについての所見をということでお答えいたします。
 アリーナ整備,今回,事業化について議案を出させていただいているわけですが,それに当たっては,岡山市財政に与える影響をきちんと検討させていただきました。具体的には,アリーナ整備に伴う起債によって生じる毎年の償還金3.4億円が実質公債費比率に与える影響を試算し,その結果0.16%といたしました。
 実質公債費比率,これは我々の財政を見るに当たって非常に重要な指標であります。私が就任した平成25年度決算は12.4%でありました。それが令和5年度決算は5.6%と大きく改善し,政令市中においても,政令市平均6.8%を1.2ポイント下回る水準に達しました。
 これまでの取組による指標の改善効果と,また今後アリーナの建設工事が始まるまでに過去の大型事業に係る起債償還が終了していく点を踏まえると,アリーナ整備による影響0.16%は,財政の健全性を確保した上で,他の事業に影響を与えるものではなく,十分吸収できるものと判断したわけであります。
 こうしたアリーナ整備に係る財政への影響を踏まえると,今後ほかに岡山市にとって必要と判断する施設整備がある場合においても,アリーナ整備によって当該施設の整備の抑制,あるいは支障を及ぼすということはないと考えております。
 以上です。
◎小林芳由 財政局長  1,アリーナ整備についての項,アリーナ整備の市民の反応のうち,物価高騰対策としてどれくらい予算をつけてきたか,市の持ち出しは幾らであるかについてです。
 令和4年度以降,岡山市が毎年度実施してきた物価高騰対策の予算総額は472億円であり,うち51億円の一般財源を投入しております。
 次に,これからも必要予算はちゅうちょなくつけ,市民生活や社会経済活動を支えていく,アリーナ整備がそういったことに支障を来すことはないと考えるが,所見をについてです。
 岡山市では,これまで子育て,教育,公共交通,安全・安心,経済対策など,市政の各般にわたる重要課題について真摯に向き合い,全体のバランスを踏まえながらも,必要と判断した事業についてはちゅうちょなく予算化してまいりました。今後も,アリーナ整備の影響によって,この予算編成の基本姿勢に支障を来すといったことはないと考えております。
 以上です。
◎岩田修 スポーツ文化局長  同じ項,順次お答えします。
 まず,アリーナの整備目的と効果で,アリーナは防災拠点としてどのような役割を果たすのか,どのような機能を持たせるつもりかについてです。
 アリーナは,災害時の一時避難施設や物資搬入出の広域拠点としての活用を想定しており,岡山市地域防災計画上の広域避難場所に指定されている北長瀬未来ふれあい公園にアリーナが加わることで,さらなる防災機能の強化が図られるものと考えております。
 続いて,アリーナ整備はこれからのまちづくり戦略を象徴する重要な事業として市民に説明していくべきではについてですが,自民党市議会を代表されての花岡議員,公明党を代表されての平元議員に市長が御答弁したとおりです。
 続いて,アリーナ整備事業はこれからの岡山市の発展の試金石では,プロスポーツチームの活動を支えるため,施設整備は理解いただけると思うがについてです。
 アリーナ整備により,岡山シーガルズのSVリーグでの今以上の活躍,トライフープ岡山のBプレミアリーグへの参戦だけでなく,これまでできなかった各種競技の世界大会等も開催可能となります。また,アリーナは,スポーツイベントだけでなく,ライブ,コンサート,コンベンション等多目的に利用することで岡山に大きなにぎわいを創出するものであり,これからの岡山のまちの発展,そして圏域も含めたまちづくりにとってなくてはならないものであると考えております。
 続いて,(3)県関係です。
 まず,シゲトーアリーナ岡山の利用について,プロスポーツだけでなくアマチュアスポーツ団体も困っている状況について,県はどのように認識しているのかについてです。
 12月2日の県議会において,知事は,各チームが試合会場の確保に苦慮していることは承知しているが,関係団体による利用調整会議を行うなど,可能な限り配慮しているところであり,引き続き適切な利用となるよう努めてまいりたいと答弁されておりますが,プロ,アマスポーツ団体の会場確保に苦慮している現状や最高峰のリーグで活動できなくなる事態も想定されている地元トップチームの窮状を御理解いただきたいと考えております。
 最後,県に参画を求める要望についての回答は,どのような形で返され,どのような内容だったのか,また参画しない理由についてどのような説明があったか,参画しない理由について説明が不十分であるなら県に改めて説明を求めるべきではについて一括してお答えします。
 岡山県に対しては,令和6年5月に県の担当部長から口頭で,県がこの構想に参画するという結論には至らなかったとの回答を受けた後も,追加調査の結果やアリーナ整備検討会議の資料について説明を行ってまいりました。令和7年10月10日付で,アリーナ整備について改めて県の参画の意向を確認するため,知事宛ての文書を県の担当部長に持参いたしました。その後,令和7年10月28日に県の担当部長が来庁され,口頭で昨年と状況が変わっておらず,県として新アリーナの整備に参画するという判断ができる状態にはないとの回答がありました。
 なお,参画しない明確な理由は示されず,それ以上の確認ができる雰囲気ではないと感じました。
 以上です。
◎栗原諭 水道事業管理者  同じ項,アリーナ整備の市民の反応のうち,アリーナ整備をしなければ水道料金は値下げできるのかについてお答えします。
 水道事業は地方公営企業法に基づく独立採算制を原則としており,料金改定分に一般会計からの繰入れを充てることは,法の趣旨から適切ではないと考えます。
 以上です。
◎今井洋孫 都市整備局長  同じ項,アリーナ整備をしなければ道路整備は一層進むのかについてお答えします。
 岡山市が進めている環状道路や幹線道路などの整備に当たっては,多額の費用や長い期間を要することから,国の補助金や交付金などの有利な財源を可能な限り活用しています。
 アリーナ整備についても,国の交付金などを活用して整備することとしていますが,道路整備とアリーナ整備では交付金のメニューが異なることから,アリーナ整備を行わなかったとしても,道路整備に対する交付金の配分に影響するものではありません。
 以上です。
◎嶋村真二 危機管理監  2番,防災・減災対策についての項,液状化している地域での避難行動や対応などについてです。
 地震による液状化につきましては,市のウェブ版ハザードマップに液状化危険度に関するマップを掲載しております。こういった情報や,他都市での災害における液状化の具体的な事例を示しながら,地域で実施する出前講座や防災訓練等において,どういった場所で液状化の発生傾向が高いのか,液状化への備えとして何をすべきかなどについて,行政と地域でリスクコミュニケーションを図ることが重要と考えております。
 また,今年度末に公表される予定の南海トラフ巨大地震の被害想定も踏まえた整理も必要と考えております。
 以上です。
◎岩田修 スポーツ文化局長  3番,岡山芸術交流2025と瀬戸内国際芸術祭,犬島精錬所美術館との連携についてです。振り返ってどうだったのか,どのような取組を行ったのか,効果,今後の課題についてです。
 犬島精練所美術館との連携については,昨年秋に市民に現代美術に触れていただく取組として精錬所美術館へのツアーを実施したほか,東京のアートイベントで犬島のPRも行いました。
 また,犬島へのアクセス向上のため,瀬戸内国際芸術祭会期中に岡山駅,西大寺駅と宝伝港間で臨時バスを運行し,京橋クルーズへの支援も実施いたしました。
 瀬戸内国際芸術祭全体としては,岡山芸術交流と相互に発信力を高めるため,ウェブサイトでの情報発信をはじめ,高松港や宇野港でのポスター掲示やチラシの配布を行ったほか,宝伝港へ観光案内所も設置しました。これらの取組により,来場者増加等に一定の効果があったものと考えております。
 芸術祭の開催年だけではなく,引き続き相乗効果を得られる関係性を意識しながら,関係者と対話してまいります。
 以上です。
     〔36番小林寿雄議員登壇〕
◆36番(小林寿雄 議員)  ありがとうございます。
 再質問させていただきますが,まずアリーナについて県議の皆さんと話をすると,賛成,頑張ってやれということなんですが,当局の皆さんは県当局といろんなチャンネルで接触されていると思うんですが,正式なのは返ってきていないにしても感触はどうなのか,言える範囲で結構なんで教えていただけたらと思います。
 県が参画しない理由の説明,これがない。文書で出したものを口頭でというて,これ行政的には存在しないということですよね。メモすらないって,これでいいのかと思うんです。市民の方と話をすると,県の言うことを素直に聞いておりゃええのにと,黙って従やあええんじゃみたいな,市や市長よりも県や県知事のほうが上なんだみたいな意識をやっぱり根強く感じることがあるんですね。ひょっとしたら,あり得んと思うんですが,県や県知事もそのような感覚をお持ちで,この問題に対応されているんではないかと,大変失礼ながら思わざるを得ないですね。
 また,正式に回答しないということであれば,そう思われても仕方がない状況じゃないかなと思うし,そんなことを思われるのは県や県知事にとっても非常に不本意じゃないかなと思うんですね。なので,やっぱりきちっと説明してほしいということを改めて言うべきではないかなと思うんです。
 あわせて,市長選の結果でどうのこうのといろんな議論がありますが,あのときの議論で白紙撤回を求めるという議論もありましたが,県と一緒にスタジアム,アリーナを一緒にやるべきだというふうな主張があったんじゃないかなと,そこに一定の支持があったんではないかとすれば,選挙結果が出て,正式に岡山市が一緒にやろうよと文書で言われたならば,ボールは県にある。民意で言うんであれば,県はしっかりと市と話してやんなさいよというのがそこで見られた民意ではないかと私はそう思うんですけど,それは私だけでしょうかね。
 いずれにしても,参画しない理由というのはやっぱりきちっと求めるべきだと思うんですが,改めてお聞かせをいただきたい。
 アリーナ整備の目的について,岡山市のこれから,都市経営戦略の象徴的な事業だということなんで,そこを前面に出してやるべきなんだろうと。そういう事業目的があるから,何とかをやれ,代わりにこれは要るんじゃないかって,事業目的が違うものが混ざった議論になってしまうんですね。これじゃあ,あまりいいことにならんかなと思うんで,事業目的を明確にしながら,岡山のこれからのまちづくり,中四国の結節機能を強化する,若者の流出を食い止める,これを前面に出してやる。それと同等以上の事業があるんなら考えてもええかなと,両方やりゃあええと思うんですけどね。ということで,とにかく事業目的が違うものを一緒くたにして議論するというのはやっぱりやめた方がいい,これから説明会もされるようですけれども,そういったあたりしっかり整理してかかられるべきかなと思うんで,改めて所見を。
 その中でオープンハウス型の説明会ということで,ちょっと大変そうだなと思うんで,これ要望なんですが,全市挙げて,スポーツ振興課だけに任しておくということじゃなくて,各局きちっと最大限の支援をして取り組んでほしいなというのは要望しておきたいと思います。
 それから,アリーナ整備をやめて〇〇をすべき。これについては,市民に対する支援の要望だということで,市長も答弁の中で若干おっしゃっていましたけど,そういう市民要望として受け止めて真摯に対応するということだと思いますし,そうすべきだと思います。ぜひそういった点もよろしくお願いしたい。御所見があればお願いいたします。
 以上です。
○田口裕士 議長  当局の答弁を求めます。
     〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長  まずは,小林議員から,県議の皆さんと話をするとアリーナ整備は賛成という状況と,県当局と接触を我々がしているだろうと,どういう感触だということであります。
 私も,選挙もありましたし,そうじゃなくても多くの県議と話させてもらいました。一部,会派といいますか,一部の党の方とはほとんど話していないのもあるんですが,全体としては非常に前向きといいますか,知事のようなネガティブな反応をされる方はおられないと思います。
 当局の反応なんですが,以前接触していた人たちというのは,何とか一緒にやろうという感じでしたね。ただ,今の当局は,私の顔を見るとアリーナのアの字も絶対言わないぞという感じになっていますんでそこは分かりません。ただ,そういう面で,今まで会った方全体から見ると,知事のようなネガティブな反応の方はあまりいらっしゃらなかったような気がします。
 それから,岩田君も随分接触していますが,彼に聞くと相手方が特定されますんで,ここはもう私が一括して答弁ということで御理解をいただきたいと思います。
 それからあと,市長より知事のほうが上だという,そういうものを持っているんじゃないかということであります。
 当然ながら,地方自治の概念,それは県と市はお互いの役割分担を持って仕事していくということで,上下関係はないということであります。したがって,そういう意識を払拭してやっていただきたいなと思っているところであります。
 仮に,ただ知事が上だと,知事がそう思っていたとしても,理由を言わないというのは,それはないんじゃないかなという気はします。話はしない,理由は言わない。それはちょっと私は考えにくいなと思います。ただ,岩田局長たちと話していると,理由をこれ以上何か突っ込める状況じゃなかったという話はありますんで,私は今,小林さんの話を聞いていて,もう一度文書で理由を求めていこうと思います。また,議会の皆さん方にはどうだったのかというのをお知らせしたいなと思っています。
 それからあと,今おっしゃった中で,確かに知事の発言,これ私に直接されたことがないんで,会見録しか分からないんで,あまり読まないようにはしているんですが。このアリーナに関しての話があったら,読んだときに,私の選挙結果の話をされていて,これもネガティブな反応をされていたんですけど。
 知事として,発言すべきは一体何なのかというと,選挙結果の話じゃなくて,今やろうとするアリーナが岡山県にとってどういう意味を持つのか,それが岡山県の発展を阻害するのかということで判断されたらいいんじゃないかなと思います。もちろん,参加ということになって一定の予算という話になれば,自分のところの予算の状態というのもあるでしょう。そこは教えていただくというのはあると思うんですけれども,参加しないと決めていて,市長選の選挙結果が悪いからみたいな話というのは,どう考えても私にはよく分からない。と思うんですが,それは私だけでしょうかね。(笑声)そういうふうに思います。したがって,今日,小林議員の話を聞いて,もう一度,なぜ参加しないのか理由をお聞きしたいと思います。
 以上です。
◎小林芳由 財政局長  アリーナ整備をやめてほかの事業をすべきという市民の要望に対しての対応ということで御質問いただきました。
 先ほども申し上げましたけども,アリーナ事業の実施が他の事業への抑制,支障になるということはないと考えておりますけども,そのこととは別に,他の事業を実施すべきかどうかについては市民の要望も受け止めながら,個々の事業の必要性について検討し,適切に判断すべきものと考えております。
 以上です。
◎岩田修 スポーツ文化局長  事業目的をはっきり明確にして,市民に丁寧な説明をという御質問だったと思います。
 今回PR動画をつくらさせていただいております。結構好評かと思っておりますが,そういうのも活用しながら,しっかりアリーナの意義,目的,それから効果等々を丁寧に説明して御理解いただけるように頑張っていきたいと思います。
 以上です。
○田口裕士 議長  以上で小林議員の質問は終わりました。(拍手)
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