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12月6日(金) 本会議 一般質問
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内容
会議録
令和6年11月定例会
12月6日(金) 本会議 一般質問
みらいえ
國友 彩葉 議員
1 岡山城を活用した観光誘客について
(1) 岡山城と街なかの回遊性について
(2) 季節ごとのイベントの成果と今後の開催について
(3) VRや二次元コンテンツを活用した誘客促進について
(4) GovTechChallengeOKAYAMAにおけるコンテンツ開発について
(5) 他都市との連携(HOTトライアングル)について
2 防災ヘリコプターの活用について
次は,順序に従いまして國友議員。
〔2番國友彩葉議員登壇,拍手〕
◆2番(國友彩葉 議員) 皆さんこんにちは。
通告に従いまして質問させていただきます。
みらいえの國友彩葉です。よろしくお願いします。
1,岡山城を活用した観光誘客について。
(1)岡山城と町なかの回遊性について。
岡山城は,岡山市の重要な観光資源であり,訪問者数の増加を図るために令和の大改修をはじめ様々な施策を講じてこられました。また,岡山城のほか近年ではハレノワ,芝生化の下石井公園,ハレまち通り,西川緑道公園など,町なかの回遊性向上のための取組を進めてこられています。
中心部の回遊性向上のための施策一つ一つは単品の事業であれども観光地の誘客ともリンクすると考えます。近年の町なかの回遊性向上を踏まえ,岡山城の来場者数にはどのような変化があったとお考えでしょうか,お示しください。
評価を踏まえて今後どのような施策の展開をお考えですか。また,さらに各地の方に来ていただくための今後の施策の方向性についてもお伺いいたします。
(2)季節ごとのイベントの成果と今後の開催について。
岡山城により多くの観光客の方に来ていただくためには季節ごとのイベントが重要です。現在,本市では春夏秋と夜のライトアップイベントである烏城灯源郷を岡山後楽園の幻想庭園とともに連携して実施されておられます。夜間イベントは宿泊者数の増加も期待ができ,非常によい取組であると感じています。
先月,11月15日から24日に秋の烏城灯源郷が開催されました。また,10月12日から13日においては秋のおかやま桃太郎まつり&集え!岡山城も開催されていました。
以下,御質問いたします。
ア,岡山市観光振興アクションプランでは,令和7年度までの目標値として岡山城天守閣入場者数を47万4,000人と設定しておられます。令和5年度の入場者数は43万8,327人で,歴代2位の来場者数でありました。今年度11月末現在での入場者数の累計はいかがでしょうか。順調でしょうか。
昭和47年度の過去最高入場者数である43万9,884人を目指し,さらなる取組やイベントが必要だと思います。アクションプランの実施に当たり,今後の見通しをお示しください。
イ,秋の烏城灯源郷,秋のおかやま桃太郎まつり&集え!岡山城の開催期間中のそれぞれの入場者数と前年比をお示しください。
ウ,今年の取組で工夫された点についてお伺いいたします。また,前年比に関する分析についてお示しください。
エ,12月は観光地にとって冬で閑散期となりがちです。岡山城についても昨年入場者数が最も少なかったのは12月でした。12月に入場者数を増加させる取組が必要です。
日本の各地では,クリスマスシーズンにお城を舞台にしたイルミネーションイベントが開催されています。例えば姫路市では姫路城をバックに周辺エリアを25万球のLEDを装飾で飾り,姫路城のライトアップとイルミネーションが連動した一体感のある演出を行っておられます。長野県松本市においても松本市イルミネーションとして来週12月14日よりプロジェクションマッピングや光のアートで松本城を美しく彩られるそうです。
岡山城でも同様のイベントを12月に実施することで,入場者数を増やすことは可能ではないでしょうか。歴史的な展示を12月限定で強化したり,冬にちなんだ文化イベントを開催することも考えられます。御所見をお示しください。
(3)VRや二次元コンテンツを活用した誘客促進について。
岡山城は,観光地としての価値が大変高いと思っておりますが,新規ビジターの開拓や観光客の体験価値をより高めるには最新の技術を活用した新しいサービスや展示が求められます。
備中高松城のVRコンテンツは本当にすばらしく,お城の歴史や当時の戦いの様子がバーチャルで再現され,歴史の知識の有無に関わらずどなたにとっても非常に分かりやすいものでありました。
VRの公開とあわせて岡山デスティネーションキャンペーンの期間中に配付されましたゴーグルを用いると世界観をより一層リアルに感じることができ,また現地でアプリと連動した企画も観光客にとって大変好評でよかったと伺いました。
そこでお伺いいたします。
ア,近年のデジタル技術やXR・VR技術を活用した観光施策について,御所見をお聞かせください。
備中高松城で成果が出ているのであれば岡山市の観光の本丸である岡山城でも開催が,コンテンツの展開が考えられると思いますが,いかがお考えでしょうか。
イ,近年,アニメや漫画といった二次元コンテンツを用いた地域振興が注目されています。二次元コンテンツは,コアファン層のほか外国の方にも高い人気があるため,インバウンドを含む観光客の誘致に大きく貢献する可能性があり,私は本市の観光振興に活用できると考えます。
今年,10月26日には第2回おかやま桃アニメ祭が表町商店街とその周辺で開催され,大変多くの人でにぎわいました。1万人を超える集客があったそうです。また,二次元コンテンツと和の文化は非常に相性がよいそうで,岡山城とコラボすることでキャラクターの世界観をより一層深めることができます。コラボ商品の販売を通じて岡山の特産品をさらに注目させることも期待できると考えます。
今後,アニメや漫画といった二次元コンテンツ関係の業界との連携は,市の,とりわけ岡山城の観光誘客に資するものと考えますが,いかがでしょうか,御所見をお示しください。
(4)GovTech Challenge OKAYAMAにおけるコンテンツ開発について。
本市にはスタートアップ企業と市が協働して行政課題の解決に取り組むGovTech Challenge OKAYAMAという実証プロジェクトがあります。本市では,岡山後楽園の年間入園者数が約78万人に対して岡山城の入場者数が約43万人と少ないことが課題になっています。この問題を解決するため,現在GovTech Challenge OKAYAMAの一環として後楽園と岡山城をセットで楽しめる仕掛けの検証を行っておられます。採択チームが8月末に決定し,現在は提案事業の試行導入,実証実験が始まっている頃だと思います。
以下,お尋ねいたします。
ア,どのくらいの応募があり,そのうちどのようなチームが採択されたのでしょうか。
イ,採択された提案内容はどのようなものだったのでしょうか。実証実験の内容についてもお示しください。
ウ,プロジェクトの現在の進捗状況と今後の事業の見通しをお示しください。
(5)他都市との連携,HOTトライアングルについて。
岡山市では,平成19年から姫路・岡山・鳥取城下町物語推進協議会(HOTトライアングル)として池田家ゆかりの地である3市の観光連携をされておられます。
以下,お尋ねします。
ア,この3市連携の現在の取組状況についてお示しください。
イ,3市在住の方に対しては文化観光施設の優待制度があります。姫路城においては岡山市在住の65歳以上の方を対象に入場料を無料にしています。その一方で,現在岡山城は姫路市在住の方にも入場料を頂いています。
先日,岡山市に来られた姫路市民の方よりこの点を大変残念がる声が届きました。誘客促進を図る観点からも優待制度の見直しを提案したいと思います。いかがでしょうか,お考えをお示しください。
大きな2番,防災ヘリコプターの活用について。
本市では,防災対策として様々な施策を実施しておられますが,近年の自然災害を踏まえてさらなる強化が求められています。特に,地震等の自然災害時には迅速な対応と情報収集が重要であり,その中で災害時におけるヘリコプターの運用は重要な役割を果たすと考えます。
以下,御質問させていただきます。
(1)消防ヘリコプターの運用について。
ア,現在,岡山市消防ヘリコプター「ももたろう」の運航体制について具体的に教えてください。
イ,災害発生時におけるヘリコプターの任務についてお伺いいたします。
ウ,本市の消防ヘリコプターの令和5年,令和6年の出動状況についてお示しください。
(2)孤立集落の発生について。
能登半島地震では集落の孤立が多発しました。大規模な地震や豪雨によって道路が寸断され,物資搬送や救援活動が遅れることがあります。本市の地域防災計画においても南海トラフ地震の被害の特徴の中で津波や土砂崩れによる孤立集落が発生するとされています。
ア,現在,市内で孤立可能性のある集落を把握していますか。幾つあり,全体の何%でしょうか,お示しください。
イ,本市で孤立集落が発生した際のヘリコプターの活用に関して市の主な対応経路をお示しください。
また,現在孤立集落対策防災マニュアル等はあるのでしょうか。
ウ,孤立集落発生を想定したヘリコプターによる調査や物資搬送に関する実効性のある訓練が必要だと考えます。岡山県は,能登半島地震を経て新庄村において県防災消防ヘリコプターによる救出や物資搬送訓練を実施し,また矢掛町ではホイスト,ワイヤーフックのようなものを使った物資搬送訓練を行われています。今後も県内各地での訓練を実施する予定とのことです。本市でも能登半島地震を受けて孤立集落発生を想定した物資搬送を含む訓練が必要だと思いますが,御所見をお示しください。
エ,能登半島地震では,岡山市に本社を置く民間のヘリコプター運航会社が孤立集落からの救出や物資搬送を担いました。ヘリコプターは,飛行時間ごとの定期検査や耐空検査を行う必要があり,岡山県に3機ある行政所有のヘリコプターが災害発生時に常に飛行できる状態とは限りません。特に,想定される南海トラフ大地震のような広域災害が発生した際に迅速に対応するには県や県警のみならず,民間のヘリコプターが大きな役割を果たすと思いますが,御所見をお示しください。
オ,現在,国は自治体に地域防災計画の中でヘリコプターの積極的な活用を盛り込むよう求めており,岡山県においては国の中央防災会議が修正した防災基本計画や総務省消防庁発出の通達を踏まえ,県地域防災計画の修正が進められています。救援物資の緊急輸送にはヘリコプターのほか無人航空機等の輸送手段の確保も必要と考えます。能登半島の地震を経て空路活用の重要性が広く認識されている状況下,本市の地域防災計画の見直し,必要性についてどのようにお考えでしょうか。
以上で1回目の質問を終わります。
御答弁よろしくお願いいたします。(拍手)
○森田卓司 副議長 当局の答弁を求めます。
〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長 それでは,國友議員の質問にお答えいたします。
私は,岡山城と町なかの回遊性ということで,少しデータを御紹介したいと思います。町なかにおける令和元年と令和5年の人流データの分析であります。
まず,令和元年にしたのはこれコロナの前ということで,通常の状態ということであります。
令和元年と令和5年の比較でいきますと,町なかに1時間滞在する人の比率は約5%増加しております。また,ハレノワのある表町三丁目の人流では,オープンした令和5年9月と先ほど言った令和元年9月を比較すると1.23倍に増加しております。また,ハレまち通りでは歩行者通行量が整備前と比較して休日では1.4倍となっております。
岡山でいう扇の要のような岡山駅,岡山駅の乗降客数ですが,JR西日本管内の主要駅ということですが,コロナ禍の落ち込みから最も順調に回復していると聞いております。したがって,京都よりも,大阪よりも,三ノ宮よりも,また広島よりも,福岡よりも,岡山のほうが戻りが早いと聞いております。(後刻訂正)したがって,今國友議員がおっしゃった岡山城のリニューアル,これも相当効いていることは間違いありませんが,ハレノワやハレまち通り,また下石井公園の芝生化などの整備等,これらを活用した各種のイベントといったことで様々な取組がうまく機能し合っているということで回遊性の向上ができてきているということが言えるのではないかなと思っております。
令和7年度は岡山芸術交流の年でもあります。岡山芸術交流も今回は屋外,野外を中心としてやっていこうということですから,人流の増加にもなってまいります。宇喜多の大河ドラマ化もどんどん動いているところであります。したがって,岡山城の人気も出てくるでしょうし,岡山城においてもさらなる誘客に努めながら──なかなか一つ一つが言えなくて,多過ぎるんで苦労しますけども,様々な取組による相乗効果によってまち全体のにぎわい創出が図られるよう施策を展開していきたいと思います。
以上です。
◎木内啓子 産業観光局観光・MICE担当局長 岡山城を活用した観光誘客の項,市長答弁以外について順次お答えさせていただきます。
季節ごとのイベントの成果と今後の開催について,11月現在の入場者数の累計と今後の見通しについてです。
令和6年度の岡山城天守の累計入場者数は,11月末時点速報値で29万7,140人となっており,これはリニューアル直後の令和5年度同時期と比べて94.3%,コロナ前同時期と比べて112%となり,堅調に推移していると考えています。
今年度は昨年実施した事業に加え,秋には新たに和文化体験事業を開催し,インバウンドを含め多くの来場者に好評をいただいたところです。アクションプランでの天守入場者数の目標値はコロナ前に設定した数値であり,達成は容易ではありませんが,今後リニューアル後に行ってきた取組や課題を踏まえ,来場者増を図っていきたいと考えております。
次に,秋の烏城灯源郷,秋のおかやま桃太郎まつり&集え!岡山城の来場者数と前年比及び工夫した点や前年比に関する分析について一括してお答えいたします。
秋のおかやま桃太郎まつり&集え!岡山城の来場者数は,2日間の開催で5万6,000人でした。昨年度は両イベントが別開催であったため,単純比較は難しいですけれども,1日当たりの来場者数で比較すると秋のおかやま桃太郎まつりとの比較では1.2%増,集え!岡山城との比較では37.7%増でした。
今年度は,秋のおかやま桃太郎まつりと集え!岡山城それぞれのイベントのよさを双方の客層に届けるために合同で開催し,宇喜多家や城郭,武将隊の魅力を伝えるとともに,B級グルメや郷土芸能のステージをお楽しみいただきました。
なお,秋の烏城灯源郷の来場者数は集計中のためお答えできませんが,今年度は和傘のオブジェを設置し,スモークをたいた幻想的な空間づくりが非常に好評でした。また,天守内で演劇「宇喜多物語」を上演する新たな試みも行いました。
次に,12月にイルミネーションなどのイベントや冬にちなんだ文化イベント,展示の強化などを考えてはについてです。
議員御指摘のとおり,冬季の来場促進は課題と考えており,昨年度から岡山ナゾトキミステリーや宇喜多家の関連史跡を巡るニッポン城めぐりを実施しています。
また,今年度は正月に行う初夢まつりの内容を拡充し,2月には節分のイベントを行うなど歳事的事業により集客を図ろうとしております。議員の御提案も参考にしながら引き続き冬にちなんだ取組を検討してまいりたいと考えております。
続いて,XR・VR技術を活用したコンテンツ展開についてです。
岡山城はリニューアル以降,歴史を伝える城,集う城をコンセプトに映像や体験展示などを充実させ,来場者に好評いただいております。デジタル技術を活用し,岡山城の歴史を発信することは,岡山城をより知っていただくため,また観光地としての魅力を高める上でも有効と考えており,岡山城全体の展示の在り方も踏まえ検討してまいりたいと考えております。
次に,二次元コンテンツ関係業界との連携についてです。
二次元コンテンツが若者やインバウンドに高い人気を誇り,展開の仕方によっては観光誘客に資するものであることは認識しております。岡山城においてもお城ファン,歴史ファンのみならず,従来お城に興味がなかった層を含む幅広い世代に御来場いただくための取組が必要と考えており,個々の二次元コンテンツの岡山城との親和性なども考慮しながら活用の方策を検討してまいりたいと考えております。
続いて,GovTech Challenge OKAYAMAにおけるコンテンツ開発の応募数と採択されたチームについて,また採択された提案内容と実証実験の内容,プロジェクトの進捗状況と今後の事業の見通しについて一括してお答えします。
岡山城,岡山後楽園の周遊促進に関する課題には17社から応募があり,オリジナルデジタルマップの製作管理ツールを開発,提供するスタートアップ企業の提案を採択いたしました。
提案内容は,観光客が岡山城と岡山後楽園を一体的に見ることができ,データベース化した看板情報などを確認できるオリジナルイラストマップの作製で自動翻訳機能を使った多言語化や自動読上げ機能を使った音声ガイド化もできるというものでした。現在,岡山後楽園などと連携し,デジタルマップを構築しているところであり,今後両施設の来場者を対象に実証実験を行い,回遊性向上への効果検証を行うこととしております。
続いて,他都市との連携,HOTトライアングルの現在の取組状況についてです。
観光連携については専門部会である観光部会で議論しておりましたが,平成30年度以降休止(後刻,「平成31年度以降休止」と訂正)しております。しかしながら,イベントの相互参加などで現在も連携は継続しており,今年度においても姫路お城まつりに岡山城として出展し,また10月に秋のおかやま桃太郎まつり&集え!岡山城を本市で実施した際には鳥取,姫路,両市に出展していただいているところです。
この項最後になります。優待制度の見直しについてです。
議員御指摘の優待制度については導入当時の状況などを把握し,関係機関と協議しながら対応を検討してまいりたいと考えております。
以上です。
◎嶋村真二 危機管理監 大きな2番,防災ヘリコプターの活用についての項,(2)孤立集落の発生について順次お答えします。
まず,ア,孤立可能性のある集落についてです。
県の調査結果によりますと,市内の調査対象となった185の集落のうち40の集落を孤立可能性集落とし,その割合は21.6%となっております。
続きまして,イ,主な対応経路や孤立集落対策防災マニュアルについて,エ,民間のヘリコプターが果たす役割について,あわせて御答弁させていただきます。
孤立集落対策防災マニュアル等はありませんが,大規模災害時には孤立集落が発生した際のヘリコプターの活用の流れとしましては,市の災害対策本部会議において必要な支援内容を取りまとめて県に要請し,県の航空運用調整会議において具体な運用について調整されることになっております。
また,民間のヘリコプターの運用につきましても同様にその調整会議の中で調整されるものでありますが,災害時においては行政所有のヘリコプターを補完する役割が期待されるものと考えております。
次に,ウ,孤立集落発生を想定した物資搬送訓練についてです。
市が主催する総合防災訓練では,避難所の設営・運営訓練など,市民の皆さんが実際に体験,参加できる訓練を主眼としており,ヘリコプターを使用する訓練は取り入れていませんが,災害発生時には消防ヘリコプターでの物資搬送も可能と聞いております。
続きまして,オ,岡山市地域防災計画見直しの必要性についてです。
地域が孤立した場合の輸送手段として空路の活用は有効であり,岡山市地域防災計画についても国,県の上位計画を踏まえた見直しが必要であると考えております。
以上です。
◎上田匡 消防局長 同じ項,消防ヘリコプターの運用についてのうち,まず消防ヘリコプター「ももたろう」の運航体制と災害時における任務についてお答えします。
本市の航空隊は隊長1名,操縦士3名,整備士3名,救急救命士を含む航空救助隊員4名の11名体制で,機体の点検整備や天候不良時等を除き原則として日の出から日没までの間運航することとしており,災害発生時の上空偵察や林野火災での消火活動をはじめ遠隔地からの救急搬送,山岳事故や水難事故での人命救助活動などを行っております。
次に,令和5年及び令和6年の出動状況についてです。
令和5年は火災47件,救急19件,救助9件,調査2件で77件の出動,令和6年は11月末現在で火災14件,救急25件,救助7件,調査1件で47件の出動となっております。
以上です。
◎木内啓子 産業観光局観光・MICE担当局長 先ほど,HOTトライアングルの観光連携について,平成30年度以降休止していると申しましたが,正しくは平成31年度以降休止です。訂正いたします。申し訳ありません。
〔2番國友彩葉議員登壇〕
◆2番(國友彩葉 議員) 御答弁ありがとうございました。
岡山城は,サグラダファミリア計画と以前,市長が言ってくださったことがあると記憶しています。これからもどんなイベントがあるのかを期待しながら注視していきたいと思います。
再質問に入らせていただきます。
GovTech Challengeについて,実証実験がこれから進んでいくと御答弁いただいたと思います。
結果を楽しみにするところではあるんですけれども,成果の分析はしっかり行ってもらいたいと考えています。そういった成果の報告だとかの発表は今後いつ頃どのような形で行われるのか,教えていただきたいです。
次に,防災ヘリコプターの関連で,県の報道発表によりますと能登半島を受けて再調査した結果,孤立集落の可能性のある場所のうち,ヘリの駐機スペースがあるのが1割を満たさなかったと,そんな新聞のニュースを見ました。対策として,県はヘリが活動可能な場所を確認し,そして訓練をきちんと行う方針を出しています。市内でも先ほど御答弁で40か所孤立可能性集落があるとお伺いしましたが,そのうち駐機スペースがあるかどうか把握を行っているのでしょうか。もし行っていなければ,行う必要があるのではないかと思います。御所見をお示しください。
また,市内には行政が所有するヘリが使用できる場外離着陸場というものがあります。臨時ヘリポートです。例えば令和4年2月時点では中区には14か所あるとのことです。ですが,災害時に民間航空の会社が救助や物資の輸送を行う場合,担う場合,事前に場外離着陸場を使用するためには国土交通大臣の許可が必要になります。これは申請から許可を得るまで時間を有するもので,もしもの災害があったときに2週間ほど申請に時間がかかるのは心配なところが思いとしてあります。もしもに備えあらかじめ民間と協力し,事前に体制を備えるべきだと思いますが,御所見をお願いします。
以上です。
○森田卓司 副議長 当局の答弁を求めます。
◎木内啓子 産業観光局観光・MICE担当局長 実証実験の結果発表についてですが,来年3月そのほかの取組とあわせ成果発表会を行う予定としております。
以上です。
〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫 市長 答弁に立ったというよりは,先ほど私が申し上げたJR西日本管内の駅の中で岡山駅がコロナ前に比べて最も戻りがいいという状況を申し上げました。それは間違いじゃないんですけれども,そこで福岡の名前を出したようでありまして,福岡はJR九州の管内でございますんで,福岡は除いて先ほど言った京都,大阪,三ノ宮,広島とかに比べてということで御理解をいただきたいと思います。
◎嶋村真二 危機管理監 再質問をいただきました。
ヘリコプターを止められるスペースがある調査をしているか,またその場外の場所の確保はできるかなんですけど,今現時点で把握はできていないんですけれども,これからのことを考えましてヘリコプターが止められるところの確認をしていきたいと思います。消防局とも共同して進めたいと思いますので,よろしくお願いします。
以上です。
◎上田匡 消防局長 消防局においては市内における場外離着陸場については全て把握しておりますところであります。今後も民間との連携等必要であれば適時訓練等行っていく必要もあると考えております。
以上です。
○森田卓司 副議長 以上で國友議員の質問は終わりました。(拍手)
質問の途中でありますが,午後1時10分まで休憩いたします。
午後0時2分休憩
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