録画中継

令和8年2月定例会
3月2日(月) 予算特別委員会
自由民主党岡山市議会
江田 厚志 議員
■甲第4号議案 令和8年度岡山市一般会計予算について
1 部活動の地域展開について
2 文学によるまちづくり推進事業について
 次は、順序に従いまして江田委員。

◆江田厚志 委員  皆さんこんにちは。自由民主党岡山市議会の江田と申します。
 通告に従いまして、予算質疑のほうに入りたいと思います。
 大きな1番、部活動の地域展開について。
 令和8年度岡山市一般会計予算について第2款総務費第1項総務管理費第46目スポーツ振興費のうち、部活動の地域展開について質疑いたします。
 教員の働き方改革や子どもたちの多様な活動機会の確保の観点から、部活動の地域展開は重要な施策であり、国は令和8年度から6年間を改革実行期間と位置づけ、特に休日部活動については原則として地域展開を進める方針を示しています。
 本市においても、新年度予算にモデル事業が計上されていますが、本格的な移行に向けては指導者の確保や運営体制、財源確保など多くの課題があると認識しております。
 そこでお伺いします。
 (1)本市における地域展開等の現状についてお伺いします。
 地域展開等が実施されている中学校数、対象となっている部活動数及び関わっている指導者数をそれぞれ具体的にお示しください。あわせて地域展開等に要している年間の事業費について、指導者への謝金や運営費などの内訳を含め具体的にお示しください。
 (2)本市において地域展開等を進めるに当たり必要と見込んでいる指導者数と現時点で確保できている人数、その不足数についてどのように試算しているのか、お示しください。
 (3)必要とされる指導者数を確保した場合に見込まれる年間の総事業費についても、試算があれば具体的にお示しください。
 (4)新年度予算に計上されている地域展開等の事業についてお伺いします。
 対象校数、対象部活動数、配置予定の指導者数、指導者への謝金単価及び総事業費の内訳について具体的にお示しください。
 (5)国は令和8年度から6年間を改革実行期間としていますが、本市として令和8年度時点、また最終年度においてどの程度の学校数、部活動数を地域展開へ移行する計画としているのか、具体的な数値目標とスケジュールをお示しください。

○和氣健 委員長  当局の答弁を求めます。

◎ スポーツ文化局長  1番、部活動の地域展開について順次お答えします。
 まず、地域展開等の実施校数、対象の部活動数及び指導者数と年間の事業費についてです。
 学校部活動の地域展開等には、部活動を地域クラブに展開する地域展開と部活動へ地域の指導者を配置する地域連携の2種類があります。地域展開については、令和8年1月末現在、地域クラブモデル事業として7校12クラブを対象に59人の指導者の下、実施しております。また、地域連携については、部活動指導員配置事業として36校129部を対象に134人を配置、指導補助員派遣モデル事業として13校40部を対象に91人を派遣しております。
 なお、今年度、地域展開等に要した経費は地域クラブモデル事業が約400万円、部活動指導員配置事業が約3,600万円、指導補助員派遣モデル事業が約600万円となっております。
 続いて、(2)必要と見込む指導者数、現時点で確保できている人数、またその不足数についてです。
 現在の部活動578部全てが地域クラブに展開し、各クラブ2名の指導者を配置すると1,156名の指導者が必要となります。現在の指導者数は284人で、最低でも872名が必要ということになります。
 続いて、必要とされる指導者数を確保した場合に見込まれる年間の総事業費についてです。
 市内578部活動の休日活動が全て地域展開した場合は、年間の総事業費は謝金が約2億8,800万円、保険料が約200万円、生徒及び指導者等のアプリ使用料は約2,200万円で、合計約3億1,200万円が必要という試算になります。
 なお、平日も含め地域展開した場合には、年間約9億円が必要になると見込まれます。
 続きまして、新年度の地域展開等の事業における対象の校数及び部活動数、指導者数、指導者謝金単価及び総事業費の内訳についてです。
 地域展開等の実施に当たっては、市内全中学校38校を対象としております。令和8年度の地域展開としては、地域クラブモデル事業として部活動数30部、指導者数60人、指導者謝金の単価は1時間当たり1,600円で、事業費約1,800万円。部活動指導員配置事業として部活動数は115部、指導者数は115人、指導員の謝金単価は1時間当たり1,600円で、事業費約3,700万円。指導補助員派遣モデル事業として部活動数は30部、指導者数は60人、補助員の謝金単価は1時間当たり1,200円で、事業費約700万円。全体の総事業費約6,200万円となります。
 この項最後、地域展開する学校数、部活動数の具体的な数値目標とスケジュールについて、令和8年度においては30クラブを目標としておりますが、今後地域展開していく中で部活動になかった新たなクラブの設立や少人数部活動の集約化も想定されることから、国から示された改革実行期間の最終年度におけるクラブ数については現時点ではお示しすることは困難です。引き続き国のガイドラインに示されたスケジュールを踏まえつつ、地域の実情に合わせた地域展開を進めてまいります。
 以上です。

◆江田厚志 委員  とにかく今回これの回答いただけるに当たって、いろいろ今の出した数字というのが多分岡山市全域を通しての数字だと思います。
 ただ、各区によってかなり状況が異なるのかなという印象を受けております。特に南区においては、近くに大学、それこそクラブチーム等々もないことから、なかなか指導者の確保が困難だなというふうにも思ってるんですけど、そこら辺の是正をどういうふうに考えているのかというのをちょっとお伺いできたらなと思います。

◎ スポーツ文化局長  委員がおっしゃるとおり、地域によって事情は様々でございます。中心部と山間部では状況が変わりますので、地域の方ともしっかりお話をさせていただいて、学区の体育協会等々にも協力いただきながら指導者の確保に努めてまいりたいと思います。
 以上です。

◆江田厚志 委員  それがなかなか困難であるというのが重々分かってはいるんですけども、多分今この話をすると運動部系をやっぱりよくイメージされると思うんです。その中でいうと、さっき言った体協とかに聞いてみるとか、スポーツ少年団との連携とかというのも考えられると思うので、ちょっとそれについての御所見をお伺いできたらなと思います。

◎ スポーツ文化局長  おっしゃるとおり地域に体育協会があったり、各地域にスポーツ少年団の指導をされている方もおられますので、まずはそこ、そういう方々とちょっとお話をさせていただいて、中学校の部活動の受皿になれるかどうかというとこら辺は模索していきたいなと思ってます。あと文化系に関しましては、公民館等でされてる講座等もございますので、そういう方々ともちょっと協議をさせていただきながら、文化部の活動が地域展開できるかどうかも含めてしっかり検討してまいります。
 以上です。

◆江田厚志 委員  ぜひ進めていただきたいんですけども、ちょっと先に聞いときたいんですが、今そういったスポーツ少年団だったりとか近くの公民館で講座を行われている、そこら辺に今動かれて実際にアタックされたりとかお話をしている状況とかはございますか。

◎ スポーツ文化局長  スポーツ部に関しましては、スポーツ少年団にはまだ具体的な声はおかけしておりませんが、まずは各体協を通じてのお話になろうかと思います。あと公民館等々は、実際文化部の部活というのは休日はあまりされてない部活がやっぱり多いということもあって、まだ具体的に公民館で講座をされてるような方々への接触はできておりません。
 以上です。

◆江田厚志 委員  たまたまちょっと首がこっちのほうに向いちゃったんですけど、公民館となると教育委員会のほうなのかなと思うんですけど、実際やっぱり今講座で講師の方がいらっしゃってやられてる内容というのはもうまさに部活動級のことをされてる方、より専門のものをされているものもあれば、はじめまして、楽しくやりましょう、というクラブもあればいろいろあると思うんですけど、そういった公民館の連携というのは今後これを考えるに当たっては必須なんじゃないかなと思うんですけど、教育長のお考えがあればぜひ伺えたらなと思います。

◎ 教育長  委員御指摘のとおり、部活動の地域展開についてはやはりトップを目指すようなこともあると思うんですけど、楽しむ面も同時にあってしかるべきかなと思っていて、公民館では平日は難しいんですけど休日なんかに部活動ではなくても絵画教室とか様々ありますので、経験を広げる意味でも連携できたらいいかなと思っておりますので、今後関係部局と一緒に考えていきたいと思います。
 以上です。

◆江田厚志 委員  もう本当にスポーツも文化のほうもどちらも地域で今実際に動いている、稼働しているものがたくさんあると思いますので、そこら辺と連携していただきたいなというのもありますし、岡山市のこの役所間においても横のつながりが多分必須になる事業かなというふうに思いますので、そこをきっちりやっていただけたらなと思います。
 もう一点だけちょっとお伺いしたいのが、今国が新しくスケジュールを締め直して休日完全移行していきましょうというのが令和13年だったと思いますが、それが今のこのペースで達成が可能なのかという、そこだけお伺いしたいなと思います。

◎ スポーツ文化局長  国から示されたスケジュールでは、令和13年というスケジュールが示されております。我々としては、そこに向かってしっかり整備をしていきたいと思いますが、やっぱり指導者の確保であったりとか、あと謝金、予算的な面も含めてなかなか課題もかなり多くございますので、そういうところを一つ一つ丁寧にクリアしていきながら、目標としては全部を地域展開できるように頑張っていこうと思います。
 以上です。

◆江田厚志 委員  新しい事業ではありますが、以前もともと設けてあったスケジュールの段階ではもうこれ絶対間に合わないだろうと、移行する、手探り感覚でやっているけどなかなか糸口が見つからない状態がずっと続いておりました。その中で、今度令和13年にといって延期的な目安が次は示されたんですけども、次が本当に間に合うのかなと、次ちゃんとできるのかなというのは当事者であるお子さんも含めて、やっぱり不安を抱えている方もいらっしゃいますので、しっかりその道筋というのはスケジュールも含めて明示して実施していただければなと思います。横連携も含めて、ぜひお願いいたします。
 では、次の質疑のほうに移りたいと思います。
 大きな2番、文学によるまちづくり推進事業について。
 令和8年度岡山市一般会計予算について、第2款総務費第1項総務管理費第38目文化振興費のうち、文学によるまちづくり推進事業について質疑いたします。
 本市はユネスコ創造都市ネットワークの文学分野に加盟し、文学によるまちづくりを推進しておりますが、新年度予算においては本事業費が前年度と比較して減額となっております。文学創造都市としての位置づけや今後の展開を踏まえた場合、その妥当性について確認が必要であると考えます。文学によるまちづくりは単なるイベントの実施にとどまらず、観光振興や地域経済の活性化、市民の文化活動の促進など幅広い分野に関わる施策であり、その成果や今後の方向性を明確にすることが重要であると考えます。
 そこでお伺いします。
 (1)観光振興、地域経済の活性化、市民の文化活動の促進など、どのような成果を目標としているのか、具体的な数値目標や指標があればお示しください。
 (2)令和8年度予算に計上されている文学によるまちづくり推進事業について、主な事業内容及び総事業費の内訳について具体的にお示しください。
 (3)本事業費が前年度と比較して減額となっている理由について、事業の見直しによるものなのか、あるいは事業規模の縮小によるものなのか、その内容について具体的にお示しください。
 (4)文学創造都市の取組を市民の日常生活に広げていくことが重要と考えますが、公立図書館、学校図書館、公民館などの社会教育施設との連携について現状どのような取組を行っているのか、また今後の展開についてお示しください。

○和氣健 委員長  当局の答弁を求めます。

◎ スポーツ文化局長  2番、文学によるまちづくり推進事業について順次お答えします。
 まず、(1)どのような成果を目標としているのか、具体的な数値目標や指標を示せについてです。
 本市がユネスコ創造都市ネットワーク・文学分野に日本で初めて加盟したことをきっかけに、文学に関心を持つ市民の方々や書店、出版関係者等と様々な取組を行ってまいりました。本年度は初めて国際会議、文学創造都市おかやま国際会議を開催し、その中で開催されたシンポジウムには400名を超える方々に御参加いただき、その盛り上がりを体感したところです。現時点では具体的な数値目標や指標の設定は行っておりませんが、文学を通じて国内外の都市との交流を盛んにし、また広く市民が文学に触れる機会を提供することで、市民の地域への愛着や誇りを高め心豊かなまちづくりを進めてまいりたいと考えております。
 続いて、主な事業内容及び総事業費の内訳についてです。
 本事業においては岡山市文学賞の実施、市民の郷土文化に対する誇りや愛着の醸成、国内外への情報発信、創造活動の活発化の4つのテーマを柱に掲げております。岡山市文学賞の実施においては、来年度42回目を迎える坪田譲治文学賞や市民の童話賞の実施を予定しており、予算額は約800万円となっております。市民の郷土文化に対する誇りや愛着の醸成については、おかやま文学フェスティバルの開催や坪田作品の読書感想文の募集などを予定しており、予算額は約600万円としております。国内外への情報発信については、海外の文学創造都市との連携や情報発信、またフリーマガジン「うったて」の発刊を予定しており、予算額は約1,100万円としております。創造活動の活発化については、おかやまライター・イン・レジデンスなどの開催を予定しており、予算額は約300万円としております。
 続いて、(3)前年度と比較して減額となっている理由についてです。
 令和7年度の予算額4,920万円には、本年2月に開催したユネスコ創造都市ネットワーク・文学分野、文学創造都市おかやま国際会議の開催経費約1,800万円と坪田譲治作品集の書籍化費用約200万円の計2,000万円が臨時的な経費として計上していました。令和8年度についてはその経費が不要となるため、結果として事業予算の総額が減額となっております。
 最後、(4)図書館、公民館などの社会教育施設との連携についてです。
 文学創造都市おかやま推進会議のメンバーには図書館司書や公民館館長などにも参加いただいており、本事業の推進に直接的に関わっていただいております。また、坪田譲治文学賞受賞作品を市内の図書館や小中学校、高等学校、大学等に提供しております。加えて市内図書館、公民館等に本事業の情報提供を行い広報周知へ協力していただいているなど、社会教育施設との連携については従前より積極的に行っているところです。今後も社会教育施設との連携を継続するとともに、関係性を深め、文学による心豊かなまちづくりを一体となって推進してまいります。
 以上です。

◆江田厚志 委員  それでは、一問一答にて質疑をさせていただければと思います。
 ちょっとまず400人シンポジウム参加がありましたということで、よく入場客数とか動員数とかも立派な指標の一つになるかなと思うんですが、今回予算質疑ということもあるのでやっぱり成果指標。なかなか求めにくいというのは重々分かっているんですけども、成果目標がない、KPIとかが設けられてないとなると、じゃ、それに対する予算としてこれぐらいやろうと思ってるんですと言われても、それがどれぐらい妥当性があるものかってなかなか判断しにくいと思います。そういった数値目標、今後しっかり設けていくということは考えられてますか。

◎ スポーツ文化局長  おっしゃられるとおり、目標がないとそれに向かってということにはなろうかと思います。今具体的な数値目標がどのようなものがいいのかという具体案がないんですけれども、今後その目標を、どういうふうな数値目標が立てられるのかも含めて、しっかり検討してまいりたいと思います。

◆江田厚志 委員  あと、つい先日です、坪田譲治さんのイベントが西川アイプラザのほうで多分あったと思うんですけど、私もちょっと出席させていただきましたが、会場はたしか満員だったと思います。本当一部の方はすごく熱狂的に、しかもホットなものなんだろうなというふうに思いました。現場には普通に天川さんもいらっしゃってて、知ってる方、顔が分かる方はサインいいですかなんていう形で文学のちょっと熱量も上がってきてるんだなとは思いました。
 がしかし、やっぱり書店に置き出した、それこそ各図書コーナーで連携します、提供はします。書店の提供があることはいいことなんですけども、やっぱり市民生活の中に坪田譲治さんってどんな人で、岡山が誇る文学作家でありとかというところをプロモーションする一番いいものというのはポップとかを活用すべきなんじゃないかなと思っております。僕が書店に行って例えば何か本を買うきっかけになるのでも、芥川賞受賞の何とかみたいなポップがあったりとか、それこそ、この作品は編集者が選んだベスト100みたいな形で、そういう何というんですか、キャッチコピーというか、ああいうやっぱり言葉に弱いなというのが正直あります。でもそういうところがスタートでもいいので、プロモーションはそういうところにしっかり打っていって、皆さんの身近なところに、あっ、坪田譲治さんってこういう人なんだ、この作品ってこういうものがあるんだというものを周知していくのにはポップはすごく有効なのかなと思います。そういったことも含めて、プロモーション、広告宣伝というところに力を入れていただきたいなと思ってるんですけど、御所見を。

◎ スポーツ文化局長  おっしゃられるとおりだと思います。文学創造都市おかやま推進会議を中心にいろんな事業を組み立てておりますが、そのメンバーには先ほど御答弁したとおり図書館司書の方、公民館の館長の方、それから書店の方、出版者の方もおられますので、そういう会議の場を通じてしっかりPRできるように協議をさせていただきたいと思います。
 以上です。

◆江田厚志 委員  ぜひポップの推進をしていただけたらなと思いますが、そうなってくるとやっぱり一般の方々はそういうポップでぐっとというところもあるんですけど、小学校図書、中学校図書の中でも子どもたちが小さいときからしっかり偉人教育というわけではないんですけど、例えば今回の議会で土光さんのお話も出ました。同じように坪田譲治さんって有名な著者であるにもかかわらず、なかなか認知というところが小さい子どもたちのところではまだまだ弱いかなというふうに感じております。なので、学校の図書コーナーとか、それこそ公民館図書コーナーというところでもしっかり文学都市として岡山が今頑張ってますよというところとあわせて公表、宣伝告知、プロモーションしていくべきじゃないかなと思うんですけども、そちらの所感だけお願いいたします。
 以上です。

◎ 教育長  坪田譲治については、石井小が卒業校ということで石井小学校の中にはかなりの坪田譲治関連のものが置いてあるんですが、どう市全体に広げるかということ、そして10年か20年前に顕彰する会の方とこの間お話ししている中で、学校指導課と顕彰する会が坪田譲治の動画をまとめた冊子を作っておりました。これを今後、著作権もあるんですが、デジタルなんかで展開できたら子どもたちにもクロームブックで見えるようになるんではないかと思っておりますので、できるだけ今の流れに沿って我々も協力して展開していきたいと考えております。
 以上です。

○和氣健 委員長  以上で江田委員の質疑は終了いたしました。
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