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12月6日(金) 本会議 一般質問
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内容
会議録
令和6年11月定例会
12月6日(金) 本会議 一般質問
自由民主党岡山市議団
山田 正幸 議員
1 母子家庭・父子家庭等への支援について
2 水道管の老朽化について
3 プラスチックゴミの回収について
次は,順序に従いまして山田議員。
〔20番山田正幸議員登壇,拍手〕
◆20番(山田正幸 議員) 皆様こんにちは。私は,自由民主党岡山市議団の山田正幸でございます。
インターネット中継やoniビジョンで見てくださっている皆様,ありがとうございます。心よりお礼を申し上げます。
それでは,通告に従いまして質問に入らせていただきます。
大きな1番,母子家庭・父子家庭等への支援について。
全ての世帯数に占める母子世帯の割合は4.38%です。2024年3月29日現在です。厚生労働省の令和3年度全国ひとり親世帯等調査結果によると,母子世帯の平均年間収入は373万円です。これは児童手当や養育費なども含んだ金額で,児童のいる世帯全体の平均年収は約814万円です。母子世帯の平均年収373万円は,児童のいる世帯全体の平均年収814万円と比べますと半分以下です。子どもの大学進学率は,全世帯の進学率73.0%に比べひとり親世帯は58.5%と低いです。このように,母子家庭の子どもはいろいろな面で不利となっております。
母子家庭の子どもが大学に進学する場合,経済的な理由で進学を諦めてしまうことがあります。日本の将来にとって有益な人材の芽を摘み取ってしまうことのないようにしたいものです。支援制度として給付型奨学金の支給拡充が受けられるようになればいいと思います。母子家庭の子どもが大学無償化の対象となり得るといいと思います。
夫の家庭内暴力から逃れるために母子家庭になる場合があります。被害が妻だけではなく,子どもにも及んで夫に住所を知られたくない場合があります。
そこで,(1)番,シェルター等に入所することを望みます。これで安心して夜寝られると思っても,保護してもらいたい母子家庭側に男子高校生がいる場合は入居を断られることがあるそうです。このような場合,どういった対応を取ることになるでしょうか,お示しください。
(2)番,高齢者あるいは母子家庭,父子家庭の方で携帯電話をお持ちでない方が,携帯電話があればありがたいという要望をお聞きしています。携帯電話の支給は考えられませんでしょうか。御所見をお示しください。
(3)番,岡山市の場合,母子家庭,父子家庭等に対してはどのような支援が行われていますか。その支援の実態をお示しください。
大きな2番,水道管の老朽化について。
近年,突然路上から水があふれ出して道路を塞いで回復に時間を要したというニュースをよく見聞きします。これは水道管の老朽化によるもののようです。
日本全国で水道管の老朽化が深刻な社会問題となっています。なぜなら,多くの水道管が高度経済成長期に布設され,現在に至るまでその多くが耐用年数を超えて使用され続けているためです。水道管の老朽化は長年の使用とメンテナンス不足によって進行します。これが原因で発生する水漏れや断水は,住民の日常生活に甚大な影響を及ぼし,経済活動にも悪影響を与えます。
さらに,老朽化した水道管の維持,更新には莫大なコストがかかり,地方自治体の財政を圧迫しているのが現状です。
そこでお尋ねします。
(1)番,水道管の劣化による事故等の状況についてはいかがでしょうか,お示しください。
(2)番,水道管の維持管理についてはいかがでしょうか,お示しください。
(3)番,水道管の取替えについてはいかがでしょうか,お示しください。
大きな3番,プラスチックごみの回収について。
岡山市では今年2024年3月からプラスチック資源の分別回収を開始しました。以前は,可燃ごみとして出していたプラスチックが資源になったので,可燃ごみの袋のサイズが小さくなったと皆さんに好評のようです。
中間処理施設で不適物の混入で機械が止まってしまうことがあると聞きます。開始から9か月たちましたが,不適物の混入を改善するためにはどのようなことに市民として気をつけたらいいでしょうか。御所見をお示しください。
11月23日,私は吉井川の清掃に参加しました。1時間ほどで多くのごみが回収されました。ごみを見ると,プラスチックごみがほとんどでした。今取り組んでいるプラスチック資源ごみの回収が進んで海洋ごみからプラスチックごみが減れば海の汚染も減ると思います。
御清聴いただきましてありがとうございました。
以上で第1回目の質問を終わらせていただきます。
御答弁をお願いいたします。(拍手)
○田口裕士 議長 当局の答弁を求めます。
◎田中哲也 市民協働局長 1番,母子家庭・父子家庭等への支援についての項,DVシェルター等への入所に当たり男子高校生を同伴している場合の対応についてお答えいたします。
DV被害者の一時保護施設への入所につきましては,都道府県に設置義務のある女性相談支援センターが行うこととなっています。一時保護に当たっては,同伴する子どもの性別や年齢で一時保護施設への入所を断ることはありませんが,例えば施設内に他の入所者がいる場合,その方の精神的な状況等も勘案し,同じ施設への入所を行わないこともあるとお聞きしております。そうした場合には,他の一時保護施設への入所や当事者の同意を得た上で,親と子で別々の施設へ入所するなど,ケース・バイ・ケースで対応しているとお聞きしております。
以上です。
◎後河正浩 保健福祉局長 同じ項,高齢者への携帯電話の支給について御答弁いたします。
高齢者への携帯電話の支給は考えておりませんが,独り暮らし高齢者等の日常の安心を確保するということで申し上げますと,緊急通報装置を貸与または給付することにより緊急時に迅速かつ適切な対応を図るなどの支援を行っているところです。
以上です。
◎榎並義忠 岡山っ子育成局長 同じ項,母子家庭,父子家庭への携帯電話の支給についてお答えします。
携帯電話の支給については考えておりませんが,母子家庭や父子家庭などひとり親家庭等の保護者に対しては一定の所得制限があるものの,児童扶養手当を支給し,生活が安定するように支援しているところでございます。
次に,母子家庭,父子家庭の支援の実態についてです。
母子家庭や父子家庭などひとり親家庭等を対象に,児童扶養手当などの経済的支援のほか,子育てや教育に関する支援,保護者の就労に関する支援など幅広く行っております。支援内容が多岐にわたり,問合せ先もそれぞれ異なることから,ひとり親家庭の皆様には分かりやすく制度を知っていただくため,ひとり親家庭のしおりを作成し,区役所や福祉事務所等で配付しております。
また,福祉事務所内の地域こども相談センターには専門の相談員を配置し,ひとり親家庭等の様々な相談に対応しております。
以上です。
◎栗原諭 水道事業管理者 2番,水道管の老朽化について順次お答えします。
まず初めに,劣化による事故等の状況についてです。
老朽化した水道管の対策として,年間平均で20キロメートルの管路更新を目標に掲げ,現在整備事業を行っております。その成果として,水道管の劣化による漏水事故件数は,平成26年度の322件に対し令和5年度は206件となっており,10年間で約36%減少しております。
次に,維持管理についてです。
管路の維持管理は,定期的な目視による道路点検や水管橋等の点検のほか,漏水探知機を用いた調査を行い,地下漏水の早期発見に努めています。また,水管橋等の点検については令和4年度からドローンを活用し,より詳細な点検を行っているところでございます。
この項最後に,取替えについてです。
水道管の取替えについては,管の材質,埋設されている土壌環境,事故歴及び管の重要度等を基にした管路機能評価を行い,更新の優先順位を設定し,計画的に耐震管へ布設替えしています。今後も漏水事故が少なくなるよう,老朽管の更新に努めてまいります。
以上です。
◎見平孝行 環境局長 3番,プラスチックごみの回収についての項,不適物の混入を改善するため市民はどこに気をつけたらよいかについてです。
プラスチック資源の分別回収においては市民の皆様の御協力により不適物の割合が想定を下回っております。そうした中,不適物として一番問題となっているのがモバイルバッテリーや加熱式たばこなどのリチウムイオン電池を使った電子機器です。これらは施設や車両火災の原因となっているため,絶対に混ぜないようにしていただきたいと思います。
また,市民の方が誤解しやすいものとしてペットボトルがあります。ペットボトルは以前から別のルートでリサイクルしていたため,プラスチック資源としてではなく決められた日に資源化物ステーション等に出すようにしていただきたいと思います。
以上です。
〔20番山田正幸議員登壇〕
◆20番(山田正幸 議員) 御答弁をいただきましてありがとうございます。
再質問させていただきます。
大きな1番の母子家庭・父子家庭等への支援についてですが,(3)岡山市の母子家庭,父子家庭等に対する支援の実態ですが,母子家庭や父子家庭等を対象にした支援制度については経済的な支援や子育ての支援など幅広く行われているとの答弁でございましたが,どんなものがあるのでしょうか。具体的にお示しください。
それから,大きな2番の水道管の老朽化についてですが,(2)番の管路の維持管理に係る費用はどれほどでしょうか,お示しください。また,ドローンによる点検というのはどんな内容でしょうか,お示しください。
それから,(3)番,水道管の取替え費用というのはどの程度のものでしょうか,お示しください。
以上で再質問を終わります。
御清聴いただきましてありがとうございました。
○田口裕士 議長 管理者,費用とかその辺は答弁できますか。(「詳細なところはちょっとあれですけれど」と呼ぶ者あり)
できますね。分かりました。
当局の答弁を求めます。
◎榎並義忠 岡山っ子育成局長 母子家庭,父子家庭への支援の具体的なものをという再度の御質問だったと思います。
児童扶養手当のほかに幾つか御紹介いたしますと,子どもの就学や保護者の就職に要する資金などを原則無利子で貸し付ける制度がございます。
また,所得制限がございますが,ひとり親家庭の親の方と18歳未満の子どもの方の医療費の自己負担が軽減されるようなひとり親家庭等医療費助成制度などがございます。
以上です。
◎栗原諭 水道事業管理者 再質を3点いただきました。
まず,管路の維持管理にかかる費用はどれくらいかということですけれども,漏水調査,地下漏水を発見する漏水調査には年間約1億円近くかかっております。それから,それに伴って漏水した場合の修繕費に市内全体で約4億円かかっております。
続いて,ドローンの点検はどんな内容かということですけれども,橋梁とか水管橋は今まで遠くからしか点検できませんでしたので,ドローンによって近くで詳細に点検ができるということで,この3年間で12か所の水管橋を点検しております。費用のほうが約500万円かかっております。
それから,水道管の取替え費用ですけれども,年度によっては違いますが,平均で年間約39億円,40億円弱ぐらいはかかっておるかと思います。
以上です。
○田口裕士 議長 以上で山田議員の質問は終わりました。(拍手)
本日はこれをもって打ち切り,次の本会議は12月9日午前10時に開き,引き続き一般質問を行います。
本日はこれをもって散会いたします。
大変御苦労さまでございました。
午後2時50分散会
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